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chameleon ha te no hira ni koi wo suru
「てのひらに恋をする」の意味を知って、なるほどそういうことか!と納得。素敵なタイトルだなぁ。聾者であるケイトが伝わり合うまで諦めない聴者の藤永に出会って良かったというだけではなく、役者志望で演技表現に悩んでいた藤永も、ケイトに出会ったことで本当にやりたいことの焦点が定まり、表現することへの自信がついたり新しい世界が広がったりして、お互いにまったく対等に相手にいい影響を与え合っている関係性がこの2人の最大の魅力だと感じました。手話や身体表現もいきいきと描かれていて動きが見えるようです。少しもどかしい好意の伝え方も、2人とも照れながらも一生懸命で本当に可愛かった。想いが通じ合ってからのこれからも楽しみです。
すごい高評価に読むのをためらってましたが、やっと読みました〜!
こういうお話を描く方でしたっけ?
絵も二人の葛藤もキャラも素晴らしいです。
なんというか、自分に新しい風が吹き抜けて行ったような。なにか新しい素晴らしいことに出会ったような感覚です。
もどかしさ、それでも生きてくたくましさ、前を向いて自分にできることを探して見つける力強さ。すごく応援したくなる二人ですね!
みずみずしいでは言い表せない、躍動感や甘酸っぱさ。
このお話に恋をしてしまったかもしれない。
評判が大変良いのは知っていながら、ここまできたら2巻が出るまで待とうと思っていたら、存外早く2巻が出てありがたいです。
珍しいカットの表紙だと思いつつ本編を読んでいると、なるほどここですかと嬉しくなる。こういう遊びは大好きです。作家さんと編集さんどちらの案なのかな。
正直言って厘てく先生の既刊は今一歩はまらなかったけど、世間的な評判を見ても遂にきたんですね…という気持ち。嬉しい。
砂糖のコマのケイトくんが可愛くて大好き。ちっちゃくなるコマとリアルなコマのバランスが良いです。絵が上手い。手話描くの大変そうだもんなぁ。作画の面でもそうでない面でも。
耳が聞こえず手話と読唇術で会話をする蛍都と劇団で俳優をしている藤永のお話です。
過去回想で聴覚障害に無理解な人が出てくる以外は聴覚障害に理解がある人しか出てこない優しい世界なので安心して読めました。
人に伝えることを諦めない蛍都と藤永が惹かれ合っていくところが素敵で、恋人になった二人のこれからが気になります。
しかし、周りに人がいる中で藤永が桃太郎や大雨を全身で表現したり歩道橋の手すりでバク転?したりするシーンは共感性羞恥が凄かったです。
良いシーンではありましたが、あの場にいた人達からは何をしているんだろう?と不思議に思われる行動だと思うので居た堪れなさを感じました。
キスまでなので修正はありません。
ろう者と聴者との恋物語は他作家さんの作品でいくつかありますが、こちらは聴者が役者さんであり、身体表現の能力が極めて高い、という特徴があります。
ただし、その類い希な才能が現時点ではまったく他に認められて居らず、オーディションを受けても落ちまくり罵倒され、所属している劇団の公演でも同じような端役ばかりが割り当てられて自信を失っているという状況です。
そんな中、ろう者のケイトは彼の才能に感銘を受けます。手話=言葉ではなく、視覚で情景や感情が伝わること。それがどれほど魅力的かということ。
世の中の誰も認めてくれない中で、ケイトだけが彼に光を当てるようにそう告げる。
第1話、第2話、というお話の序盤で既に、これは唯一無二だなと思いました。
ケイトが藤永に惹かれるのは必然ですし、自分にとって最大の魅力を目の当たりにすれば、もう離したくないでしょうし。
藤永の方も手話を覚えて、万全ではないけれどコミュニケーションが取りやすくなり、ケイトとの距離が縮まっていきます。
本書でリアルだなと思うのが、「あみない? あ、カミナリか」というモノローグや、ひらがなが斜めになったりひっくり返ったりしていることで音が通常と異なっているだろうことなどから、手話を使っても使わなくても、スムーズにコミュニケーションを取れていないことが分かること。
勿論今後、この差は小さくなっていくでしょうし、二人の努力も重要なポイントとなると思います。
その一方で、一筋縄ではいかない困難さも孕んでいることが想像できます。藤永の表現力も、誰かの目にとまれば、今とは全然違う世界に羽ばたけるはず。
まだ1巻で、恋愛面もこれからです。それでも二人をとりまく状況や不安、眠っているだけで何かが起こりそうなこと等がものすごく丁寧に描かれているので、今後の展開に大きく期待が持てます。続きが楽しみです。
2巻が出たので久しぶりに再読。
聴覚障がいのある主人公を取り扱ったBL作品は有名どころだと「ひだまりが聴こえる」や「世界でいちばん遠い恋」等ありますが、いずれも作者様が障がいというテーマに真摯に向き合って描かれているのが感じられる良作で、こちらの「カメ恋」もまさにその仲間入りに相応しい作品だと思いました。
仲間入りといっても、相手役が「伝えたい」思いの強い舞台俳優という他2作とはまた違った切り口で、厘てく先生のオリジナリティも感じられて良いですね。
取り扱っている題材のせいもあるのか、所々モノローグが説明っぽいなーと感じる部分が少し気になりました。
一番好きなシーンはケイトが自分の名前をサインネームで伝えるところ。あそこは感極まりました!
可愛いのでどうしてもケイト寄りになってしまい「ケイト頑張れ〜」と応援してしまいます。
ハンディキャップを題材にするストーリーは、健常者との恋のお話が多く、2人の置かれた環境や立場、思考といった違いを前面に出しながら、でもそんな違いや生きてきたバックボーンを理解し共有して、想いが通い合っていく。……っていう流れの作品が多いと思ってるんですけど、この作品は、健常者である藤永側の抱える問題にも同じように焦点を当てていて、難聴であるケイトに歩み寄るだけのストーリーに終始していないところが、それまでのハンディキャップモチーフの作品と違う部分ですごく興味を引かれました。
聴覚障害のあるケイトにどうしても注目が集まりますが、ケイトとの読心術や手話でのコミュニケーションを通して、それまで壁にぶつかっていた藤永の演技の方向性が見つかっていく…という意味で、藤永の生き様の方にも同じだけ目が離せません。
ケイトと"話す"には、耳だけが必要ではなく、何をどう伝えるかという身体全体から溢れる気持ちが一番大事。それは藤永の好きな演じる力・表現する力・伝える力が最も発揮される部分で、手話の知識が全くなくとも、藤永がそれを難なくやってのけたところは非常に見事でした。
藤永の演技はオーディションで酷評されまくってましたが、演出家たちですら彼の才能を見出せないとは非常に残念……。誰かに評価されてナンボの世界だと思いますが、評価されずとも彼の演技への想いは変わりがなく、自分自身で活路を見出していくたくましさは、本当に演技が好きなんだなと強く伝わってきました。
もちろんそこに辿り着いたのはケイトとの関わりが大きく働いていたの間違いなくて、あの"ナマステ"がここまでの運命の出会いになろうとは、あの冒頭シーンからは想像できませんでしたよね^ ^
彼らの、手のひらで通じ合っていくコミュニケーションがすごく美しくて、静止画の絵なんだけど躍動感があって、指先の一本一本に意思が宿っているように見える画力が素晴らしかったです。ハンディキャップのことをメインに話が偏りそうなのに、ちゃんと2人のBLの部分にも進展と見せ場をしっかり作ってるところにも好感度が持てました。
ケイトと藤永との出会いから想いが重なっていく過程が非常に自然体で、絵やストーリーの繊細さが眩しいお話でした。まだ1巻なのにこの読み応えはすごいです!
巻末に2巻の予告が少し掲載されていましたが、すぐにでも読みたくて仕方ありません。2人の恋愛の動きを筆頭に、彼らを取り巻く環境変化にも注目しながら見届けていきたいと思います^ ^
凄く素敵なお話に出会ってしまいました。
演技力はあるのになかなか才能を開花出来ない俳優フジナガと、産まれた時から聴力のないケイト。
演技力があり過ぎる為に他の俳優とのバランス取れないなどと言われ、なかなか役者として伸び悩んでいるフジナガの存在がとても良かった。
聴力に障害を持った人を扱った作品はたくさんありますが、手話を覚えたりや筆談でコミュニケーションを取ることで人間関係が進んで行くようなパターンが多かったと思います。
しかし、フジナガは手話も覚えますがケイトはフジナガの“伝えようとする演技力”に気づいて、それを褒めてくれます。それは、ずっとフジナガが役者として歩んできた人生の中で1番欲しかった言葉だったというのが、とても心に響きました。役者として、伝えたいのに伝わらない苦しさ、そしてそれはケイト自身も手話でコミュニケーションをとる人生の中で、何度も苦しんできた気持ちと同じ苦しみでした。二人が同じ苦しみを理解し合えたのが、ずっとうるうるしながら読んでいました。
ケイトのセリフの文字がところどころに左右に傾いた文字になっているのも、聞こえない人が頑張って発音している雰囲気が出ていて、それが、本当に一生懸命声を出して伝えようとしている気持ちが出ていて、素敵な表現方法だと思いました。
手話が全く分からない人なんですが、それでも手話で直球に気持ちを伝え合う場面は感動の涙でした。特にフジナガがケイトの手話の名前(特別な固有名詞の表現)をここぞという場面で使用したのは心の中で拍手喝采でした。このお話は手話はコミュニケーションの手段の1つではあるけれど、それ以外にも、心を伝え合うためには、色々な方向から表現しようという心を出していかないと、理解し合えないって事をとてもかんじました。
一巻はまだゆっくりなラブ展開でしたが、それでも、役者の道を見出したフジナガと、心を真っ直ぐに伝えてくるケイト。続きが早くよみたいです。
初作家様です
聾×聴の大学生同士の物語といえば実写化にもなった某有名作品が思い浮ぶのですが、あちらと違いこちらの作品はBLとしての機能もきちんと果たされていて、あぁこのふたつの要素はひとつの作品で成り立つものだったんだなと感心しました。二人が交流していく中で惹かれ合う過程もとても自然に感じられて、これはきっと作者の丁寧な描き方があってこそなんだろうなと思いました。二人の関係が進みそうな二巻とても楽しみです。
(もちろん某有名作品も素晴らしいと思っております語弊があったら申し訳ない)
読めば読むほど引き込まれていく、
そんな魅力溢れる作品でした。
2024/04/07 読了
余談。ケイトが「おれどうみても日本人」と言っていましたが私にはどうしても外国人にしか見えなくて困惑しました(笑) 金髪イケメン外国人じゃなかったのかー!
厘先生作品初読みです。
感動しました。
藤永が伝えたい気持ちが強い人で。
ケイトが伝わらない辛さを知っている人で。
その2人のわかり合いたい気持ちが強く惹かれ合っていくのがとてもよかった。
紙面(電子なので画面)から先生の伝えたいという気持ち、パワーがめちゃくちゃ伝わってきました。
私は普段は目や顔のアップが続くのは苦手で引きの絵が多い方が好きなのですが、本作では目の表現がすばらしいです。目は口ほどに物を言う…を表現されていると感じました。
2人とも目がきれいで絵になるのがいい。画力の使い方がすばらしい。ど素人が生意気にすみません。
もちろん手の動きも美しくよかったです。
藤永は映像のお芝居としては大仰で、演出家のダメ出しを聞いても自分のやり方を曲げないんですよね。
自分の演技が活かせる場所(舞台)で生きようと望む。
ケイトに対して伝えたい気持ちだけでなく、ケイト
が伝えたいことも理解しようと努力を惜しまない。
ケイトが思うように一般的には伝わりにくいと根負けしてあきらめてしまうことが多い。
でも藤永はそうじゃない。
藤永は伝える才能があり、わかろうとする気持ちも強い。
ケイトにとってそれがうれしいのがとてもよくわかる。わかり合える喜び。
藤永も自分の伝えたい気持ちや演技を才能だと褒められて涙を流すほどうれしい。
欲していたものを与え合える人同士の出会い。
そりゃ行き違いもある。
聴者同士でもわかり合うことの難しさは普遍的なテーマですし。
ろう者と聴者ゆえの難しさもある。
だからこその伝えたい、わかりたい、わかり合える気持ちが伝わって、行き違いもすぐに解消できて感動的でした。
恋愛感情が芽生えて、探るような会話から、キスをして。
キスの意味を確認する中で言葉の行き違いがあったかなとお互い思うところも上手いな〜と思いました。
気持ちを告げ合うところ、ハグするところ、相手にキュンとするところ…どのシーンもすばらしい。萌えでした。
ケイトが本名を明かすシーンも感動〜。ケイトの笑顔がめちゃくちゃいい。
ケイトのセリフでうまく言えない音の活字が斜めになるのもいい。手間がかかるでしょうに。そこも伝えたい気持ちが表れていると感じます。
対してケイトの心の声はとてもしっかりしていて、ギャップもあっていいですね。
ケイトの過去の辛い体験が深刻になりすぎない描き方なのも好きです。
読後すぐの感動のままに書いたのでいつも以上に支離滅裂です。
胸いっぱいです。
2巻楽しみすぎます。ありがとうございます!!
以前ずっとレビューランキングに上がっていて、これは読まねばと購入後、しばらく積んでいました。アワードノミネートをきっかけにようやく読みました。
積んでいたのは、多分光系作品だろうなと思ってしりごみしていました。光系ちょっと苦手なので。
でも読んで良かったです。評判通り素晴らしい作品ですね。
耳が聞こえないケイトと、大学生で俳優の藤永の出会いと恋を描いた作品。
偶然出会った二人が、手話を通して交流を深めていき、やがて恋に落ちる…なんだかドラマみたい!全体を通して、キラキラして爽やかな作品だな〜と感じました。
普段手話に触れることはないので、こういった作品で手話のことを知ることができるのはありがたいなと思いましたし、この作品がすごく人気作であるのも、なんとなく嬉しいことだなと思います。
人物は特にケイトが好きです。長身イケメンで年下くん。健気なワンコでかわいいっ。
好きなシーンは、停電した電車の中のキスが、とてもロマンチックに描かれていて素敵だな〜と思いました。
あとケイトの家の前で、「あなたのことがだいすきな前島蛍都です」って伝えるシーンも、ケイトのドキドキが伝わってきて、キューンとしました。
ちょっとだけ気持ちの行き違いがあったけど、すぐに解決。ラストはこれまたドラマチックな感じでしたね!(ごめんなさい、こういうちょっとオーバーな描写は少し苦手です)
想像していた通り、これぞ光のBL!という感じで、ずっと二人がキラッキラしています。そしてゆっくり進んでいく正統派な恋という感じで眩しいです。
正直言うと、ここまでキラキラした作品は苦手な部類に入ります(夜明け系が好みなので)。
とはいえ素敵な作品だし、ここまで高評価なのも納得です!
1巻は両想いになったところで終わりました。ふれあいは軽いキス止まりです。予告によると2巻は二人の関係がもう少し進みそうかな?
人と人の繋がりって何だ?壁って何だ?障がいって何だ?色んな事を考えさせられる作品です。音を伴った言葉がある方が便利だけど、その言葉があるがゆえに起きる行き違いもあり、音のある言葉がないことは伝えるのに苦労するけど、だからこそわかろうとお互いに努力する。壁があったとして、そこをどう進んでいくのかは、人それぞれで正解も間違いもない。自分が今関わっている人たちに、自分はどう向き合えてるかな?誠実であるかな?読みながら、そして読後にもここまで考えさせられるお話し、漫画ではなかなか無いのでは。何回読んでも感動します。
一巻でこんな心もってかれる作品他に知りません。
えろもまだなくて、ちょっとBがLしたかなー、、ぐらいしかないです。
が、それが余計にめちゃくちゃ沁みる!
名作すぎる!
画力は言わずもがな。
絵も美しいし、何よりストーリー重視の方は絶対読んだ方が良いです!!
レビュー高評価ですが、エロがなしという個人的にあまり選ばない感じなので、なかなか購入に至りませんでした。
読み始めると、作画の綺麗さとストーリーにすぐに引き込まれました。
インパクトの強い、表情が際立つ絵なので、好みは分かれるかもしれませんが、苦手な方も最後まで読んでみて欲しいです。
難聴と聴者で、伝わりにくいこともあるけど、勘違いやすれ違ったりしながらも一生懸命お互いに伝え合おう、分かろうとする描写がたくさんで素敵なお話だなぁと心が洗われました。
エロがなくても楽しめて、あっという間に読み終えました。あったかくて切なくてきゅんです。
2人の恋の行方が気になって、2巻が早く読みたいです。次巻はお互いどんな伝え合いをするのか、とても楽しみです。
語彙力がなくうまく伝えられませんが、まだ読んでない方、強くおすすめします。
Xの試し読みで気になりすぐに購入しました。絵が綺麗で読みやすくストーリーも良かったので一瞬で読み終わってしまいました。耳の聞こえないケイトが喋っているセリフの一部で文字が傾いていてイントネーションが変わっているのがすぐにわかったり特に手話の描写は躍動感が凄くて本当に動いているように見える絵が凄いなと感動しました。目で話す、目で聞くというのが納得できるほど2人の目力がとても印象的でした。電車のシーンでは耳の聞こえないケイト、耳の聞こえる藤永だからこそのやり取りに胸がぎゅっとなりました。2人の思いが通じあったところで終わってしまったので続きがとても楽しみです!これからも応援してます!
1巻のみでまだ連載続いてますが、間違いなく作者さんの代表作になる傑作だと思います。
伝えられないもどかしさを抱える大学生俳優さんが、難聴の後輩大学生と出会い、手話や表情や身体の全てを使って心を伝える喜びに溢れてる素敵なお話。
難聴のケイトが、自分の気持ちに素直で恋にも積極的に生きていて、とても魅力ある子なんです。
難聴に対する描き方が、かわいそうなのではなくとてもフラットなところもすごく好き。手話という新しい表現方法を手に入れて、世界が広がって豊かになっていく藤永の姿を、私たち読者は微笑ましく見守り応援していられます。続きも楽しみ!
耳の聞こえないイケメンわんこ大学生と、思うように評価されない俳優大学生のおはなし。
お互いの優しさや、思いや、夢や、気持ちの全てがとてもピュアできれいで、心洗われるような作品です♡
手話の表現もきっと難しいと思うのですが、とても綺麗な描写で描かれていて惹き込まれます。
続きがとてもとても気になるので、次巻を楽しみに待ってます!
SNSで試し読みして気になり、電子版で買って、あまりにも好きすぎて紙の本でも買いました。今年読んだ中でも特に大好きな作品で、周りの人にも勧めまくっています。
重度難聴のケイトと劇団所属の俳優フジナガが、手話や読唇で少しずつお互いのことを知っていく、「もっと相手のことを知りたい」と心を傾けていく描写にときめきます。個人的に、フジナガの話し方がなんとも優しくて大好きなポイントです。2人がこの先どういう関係を築いていくのかとても楽しみです!
表紙から気になっていて、電子で読んだ後たまらず紙でも購入しました。
ろうと聴、異なる環境・感覚で生きてきた2人が出会うところから始まり、お互いを知りリスペクトしていく中で自然と深まっていく関係性がとても素敵な作品です。
作画がとにかく美しく滑らかで映像を見ているような感覚にも。手の特に作画が美しすぎます。
個人的にはメディアミックス、特に実写化は好きではないのですが自然と「これは映像化されるだろうな、ドラマよりきちんと作られた2時間映画の方が良いな」と思いました。
舞台や演技を観るのが好きなので、藤永くんが(舞台)俳優としてこれからどういう風に進化していくのか、蛍都くんと恋人としてどういう風に仲を深めていくのかも楽しみにしています(2巻まで我慢できず単話追い始めました)。
もう2人が好きすぎて、一緒にいてくれるだけでいいです!もちろん、色々してくれてもいいです!
手話が多く用いられる内容だからではありますが動きの表現に引き込まれました。
2人が距離を詰めて行く過程も好きですし、心の動きも丁寧で月9を見ている感覚でした。読んで良かったと思える作品でした。
レビューの高さから気になっていて買ってあったものをやっと読みました。
なるほど、レビューの高さは納得だなぁ。
ものすごく丁寧に描かれた作品だと思いました。
絵もめちゃくちゃキレイです。
BLのくくりになるのは分かるのですが、この1巻に関してはBLというより人間ドラマを見せてもらったような気持ちになりました。
BL部分、2人のラブな部分は本当にまだ始まったばかり、序章な感じです。
こんな風に出会って、惹かれていって…これからどうなっていくんだろう?と続きがひたすらに気になるー!
次巻の予告が掲載されているのですが、お家訪問、家族とのこともあったりするのかな?
舞台のお話にも進展がある模様。
まだ始まったばかりの2人を引き続き見守りたいと思います。
エッチなことをするわけじゃないのにものすごくドキドキできる作品ってすごいと思います。
お話を読むのにすごく表情が強調して描かれているような気がして、少しそれが初めは邪魔なような気がしたんだけれど、ろうの方って確かに表情を使ってコミュニケーション取っているなって思い至ってからはそういう物だと思って読めた
そういう物だって思って手話に挑める藤永なのか、そうしたくなる蛍都なのか、出会いってそういう物なのか
実際にろうの方と関わるとき、今は断然スマホで文字に起こして読めるから、一対一で会話を聞くことに関しては諦めなくても大丈夫だとは思うんだけど、聞いてもらう方は相手次第になってしまうのかな
蛍都の子供の頃の声で話すのを笑われたり、通じなかったり、聞き取ることを諦められたりした場面が可哀想で胸がギュッとなってしまった
ろうである為に家族との関わり方、弟なんかに友達付き合いを詮索されたりするのは鬱陶しかろうと思った
でも、弟だって譲ったりしてきて今があるってところもあるだろうし、いろいろなんだな
純粋に恋模様を楽しめるかといったら、学びが多いためにそうはいかないんだけれど、最後まで読みたいお話ではある
聞こえていたら起こらない誤解を敢えてそのままにして、藤永が大事な場面をやり直したようなズルみたいなことをするのだけれど、聞こえないときだけ起こるラッキーがあっても良いのかもって思った
聞こえなくて大変なばっかりじゃなくて、聞こえていたらもっと遠回りになったけれど、聞こえなかったから一足飛びになった
そんなんがあったって良いじゃん
聴力の無い大学1年の蛍都と俳優兼大学3年の藤永が出会い友達から恋人になったかなぁ?というこれから面白くなりそうなシーンで1巻は終わってしまいました〜。
「言葉」を「思い」を人に伝える難しさを沢山経験している2人。マジメで一生懸命な良い子ちゃん達で応援したくなります。
蛍都が口の形で相手の言葉を読み取るのを知った藤永が、「ここ見てて」と人差し指を口に当てている表情がヤバいくらいに色っぽいです。
試し読みですごく印象に残り、購入の決め手になりました。
言葉がきちんと伝わっていないケースや不明瞭な発音、手話を表す手の動きなど、字や絵で工夫して表現されている先生の発想の柔軟さには脱帽します。
ただ1ページあたりの情報量が多すぎて読んでいて少し息苦しく感じてしまう箇所もあり、読み始めはお話の世界に入るのが難しく感じました。
藤永のウルウルした魅力的な瞳とアニメーションのようにリアルに動いているような絵がとても印象的です。いつも笑顔で人懐こい蛍都。次巻での彼らの関係、人生がどうなるのか楽しみにしています。
はじめてこういった手話表現の作品を読みました。
漫画と手話って相性わるくない?と思っていましたが、作者さんのセンスなのか、すごく表現がマッチしていたと思います。
聾者が出てくる作品はちらほらあれど、日本語対応手話と日本手話が違うことや
聾者のコミュニティがしっかり出てくる作品は今まであまり見たことがなく…
無理に設定を生かそうと登場させた感もなくごく自然に聾者のコミュニティを知っていく健聴者が描かれていたかなと思います。
とにかく唯一無二と感じてます。
先天性難聴の受けより年下の大学生×才能がありすぎるせいで浮いてしまい、売れない俳優の攻めより年上の大学生。
異なる世界で生きてきた2人が偶然出逢い、手話によって心通わせていくハートフルなBL。
厘てく先生の躍動感溢れるイラストと、ストーリーがとにかく胸にグッときて、知らぬ間に物語へ強く惹き込まれました。
終盤、誤解によって少し切ない展開が待っているのだけれど、その誤解を解くシーンのスケールがハンパない。でも、先生が伝えたい!!と思っていることは間違いなくキャッチできたはず…!!
人に何かを伝えるって、たとえ耳が聞こえていたとしても難しかったりしますよね、などと思いながら、この先の2人の展開や、俳優のオーディションに落ち続ける藤永の行方や、ケイトの今後の人間関係などに思いを馳せました。
来春発売の2巻が本当に楽しみです!
表紙も最高に良き!!
舞台俳優とろう者(手話)が題材と知ってすぐに読みました!どちらも興味深い題材だったので
早く先が読みたい〜
ふたりの距離がお互いに理解し合っていく過程がドキドキじんわりしてキュンとする
ストーリーが表現が描写が美しくてグッときて涙が出てしまう
厘てく先生のイラストは繊細で綺麗
フジナガの表現力の壮大さケイトの手話の美しさ
ふたりの気持ちが少しずつ通い合っていく流れが本当に素敵です
このままハッピーエンドを希望です♡
もう、最高の一言!!
絵が上手で引き込まれる!
話が良くてドキドキワクワクする!
読めばわかる!つづきが読みたいと思う作品です!!
今後の2人が知りたいっておもいました。
2人の会話?をみてるとなんか可愛いって思いました。付き合う前からお互い知らぬ間に救いあって(元気づけあって)いてあぁーいいなってなりました。
まだ1巻ですが2巻、3巻と続々出てはやく欲しいし、読みたいです!
今後も電子でも購入し拝見させていただきます!
これからも応援します!
こちら、電子で読んだ後「紙でも絶対欲しい!」と思って購入しようとしたところ、どこも売り切れ。。(涙)
やっとやっと、とらのあなさんの再入荷分が届き、紙でも読むことができました。
特典イラストカードを見て、それだけでももうほあぁ‥と満足感が。
私自身は手話はまったく出来ないのですが、難聴になり手話を使うようになった身内がいる&一時期ノートテイカーをしていたことがあるため世界観を身近に感じ、引き込まれました。
(以下ネタバレ含みます。)
手話を知らないフジナガが、冒頭の電車内のシーンで「ありがとう」を「ナマステ」と勘違いするところ、面白かった!
それと、大学構内で再会した時の蛍都(ケイト)目線のフジナガの顔が良い……!
唇に人差し指を当ててるフジナガがセクシーだし、身長高い人からはこんなふうに見えてるんだなあ、ってことがよく分かって、なんだか非常〜〜に萌えました。
ろう者と健常者との恋愛ストーリーですが、蛍都もフジナガもろう者だとか男同士だとかそういうものを飛び越えて、本当に「人」して互いに惹かれ合ったんだなあ、素敵だなあ、と素直に思え、じーんとしました。
そして描き下ろしのフジナガが可愛すぎて、蛍都と一緒に私もどっきどきしましたね。。!投げる物がないからってそれは反則だよフジナガ…!可愛すぎて何かの発作が起きてしまいそう笑
フジナガの魅力満載で、攻め気分でフジナガを見つめて大満足の一冊でした・:*+.
難聴の大学生と売れない俳優の2人、同性であることと大学生であること以外共通点がなさそうな2人ですが、「何かを伝えたい」という部分は同じ。
お恥ずかしながらこのお話を読むまで手話はあくまでコミュニケーションを取るための単調な道具だと勘違いしていました。ぜんぜん違いました(--;)気持ちを届けたい、伝えたい、知りたいという想いが詰まっている奥深いものでした...。2人が出会ったことで自分の抱える悩みに少しずつ向き合えるようになっていきます。
そんなふたりがまさかの勘違い?!で互いを恋愛対象として意識し出すのですが...ここもほんとにドラマみたいで、ドキドキキュンキュンしました!!
人に薦めずにいられない作品。
手話がテーマのようで、手話だけじゃない。ジメジメした話ではなくて前向きな主人公たちに勇気をもらえる。
手話は言語のひとつとして扱われていて、人間対人間の恋愛ドラマが描かれている。
とにかく画力がすごい。
藤永がCLをする姿も舞台を見ているかのような臨場感で何度も読み返している。
青春ドラマだなぁと読んでいたら、ちゃんと恋愛にも動きが出てきてこれからが楽しみで仕方ない。
手はもちろん瞳も美しく、感情が溢れている。気がついたら涙腺緩んで、ポタポタ涙が出る。デトックス効果ある私の最愛のマンガです。
アプリで読んでいて、単行本発売をめちゃめちゃ楽しみにしておりました。やっぱり紙で読むとじっくり見れていいですね〜。帯もちょっと変わっていて。初めて見ましたこの大きさの帯。表紙素敵ですね〜。利き手塞がってるって藤永が言った時の2人…はーー萌える。そしてケイトのお顔がお強い…とっても綺麗です。カバー下のプロフィールも載せてくださって嬉しいです。
難聴の大学生ケイトと売れない俳優藤永のお話。
2人の表情と動きがくるくる変わって惹きつけられます。続きがとっても気になります〜!
今までBL作品を読んでこなかった者です。こちらの作品の試し読みがSNSで流れてきて、読んでみたら続きが気になり気づいたら電子で購入。そして気づいたら紙でも購入するぐらいハマってしまいました(初めてのBL本です)!!ストーリー重視で初心者でも読みやすい!そして絵の描き込み量!!本当凄いです!!2人がこれからどうなっていくのかとても楽しみです!
伝える事の難しさや伝わらない悔しさを知ってるからこそ伝える努力を惜しまない2人。お互いの存在のおかげで1歩前に進めた2人。これからどんな壁が待ち受けていてもきっと2人なら一緒に乗り越えられると思う。誰かの存在で強くなれたり自信を持てたりする関係性ってとても素敵!ぜひたくさんの人に素敵な2人の恋の始まりを読んでもらいたいです!
ストーリーと絵の美しさに引き込まれて、何度も読み返しています。
漫画なのでもちろん静止画なのですが、手話をする2人の手がまるで目の前で動き、こちらに語りかけてくるようです。
2023年も残りわずかですが、今年読んだ作品の中で一番心に残っています。
ちるちるで難聴や聴覚と検索して出てきた作品の中で、もっとも手話表現のウェイトが高く、手の作画がたっぷりある漫画。
意志疎通だけなら筆談やアプリなど手段は様々あるなかで、向き合って身体で話すふたり。手フェチは買いです。
手話は一朝一夕で身に付きませんが、物怖じせずまっすぐなフジナガには伝えるセンスがあります。
彼の表現を目の当たりにして驚くケイトの絶賛と、それを受けたフジナガを見てください…。
彼だからできる伝え方は、厘てく先生の描写があってこそ。1話の桃太郎からラストの心理描写まで全ページ必見です。犬まで伝わってる!
2話の大雨などフジナガの独自表現も大好きです。役者として演じるシーンが増えたらもっと見られるでしょうか。
1巻はキスまで。シーンの暗さとわずかな光が、ふたりにとても合っています。性描写を敬遠しているので読みやすいですが、それも今のうちかも。
ヒューマンドラマをと提案されての作品だそうで、ふたりの恋が丁寧に描かれていくことを期待しています。
上下巻で出なかったので、間延びしないなら3巻以降も出てほしい、たくさん読みたい作品。毎話サブタイトルも楽しみです。
レビュータイトルはXのスペースで聞いたイメージカラーと、名前の漢字からの印象(2023年10月現在録音あり。字幕対応)。まあでもケイトは大型ワンコですね。黙って見守りたいのに期待は膨らむばかりです。
言葉が喋れても、言葉が分かっても伝わるとは限らない。伝わらない事のもどかしさ、悔しさ。健聴者同士でもコミュニケーションは難しいのに藤永とケイトは言いたい事を伝えられ、そしてそれを理解する。心で結ばれていくのかな。凄く良いお話でした。まだまだ恋愛に関してはこれからの2人で2巻にも期待です。
いきなり自分語りで申し訳ありませんが、私、娘がいるんです。
その娘に言われたんですよ。
「それって共感性羞恥ってのじゃない?」って。
聞いたことはあっても、意味としてよくわからない言葉だったので、調べてみました。
結果、その言葉が当てはまるのか、自分ではわからなくて。
ただ、近いのかもしれません。
藤永が演じている描写を読むと、ソワソワ、モゾモゾしちゃうんです、私。
絵がとてもキレイで、ドキッとするような表情とか、とても上手い作家さんだと思います。
特にケイトの手話。
伝え方が本当に上手ですね。
ただ、時々挿入される藤永の演技のたびに、軽く悶えてしまうのが、本当に…もう…なんていうか…。
いたたまれないというか…。
「きゃー」ってなっちゃうんです。
皆さま絶賛のレビューの中、興醒めな感想で申し訳ないですが。
私もー。
わかるー。
の方、他にいないかな。
ちなみに娘(読了)には「わからん」と言われてます。
そのソワソワ以外は、ストーリーもこのあとの展開がとても楽しみです。
難聴者を特別扱いせず、2人の恋愛部分に重きが置かれていて、良い意味でサラッと読めます。
演技が相手に伝わらない(必要とされない)苦しさと、健常者に言いたいことが伝わらない(会話を諦められる)苦しさ。全く同じでは無いにしてもお互いが『伝えたいのに伝わらないことの苦しさ』を知ってるからこそ相手のコミュニケーションに誠実なのがとても良かった。ふたりが出会えた事がお互いにとって生きる糧になって、根っこのコンプレックスを乗り越えようとする姿に晴れ晴れした気持ちになれた!二巻も決まってて嬉しい〜!
丁寧に丁寧にいろんな事を考え抜いて描いた感じがして評価が高いのは納得。
紙面が立定的で生き生きとしていていました。二人とも表情も身体的にも感情豊か。上質な作品だと思います。萌えを感じるというより漫画としての表現力の高さに圧倒されて引き込まれました。
これは本当に個人の趣味の問題だけどBLで描かなくてもよかったのかなと少し思いました。お互い惹かれ合うのはすごくわかるんだけど、それが=恋だとなるまでがちょっと早いと感じてしまったというか、すんなりすぎる感じはしたかな?個人的にはブロマンス仕立ての方向で描いてくれたらもっとグッときた気がしました。
とはいえ、特にケイトの狂おしいほどの気持ちの高まりにはキュン、ケイトがとにかくかっこよかった。
試し読みから先に進むかどうかのところなんですけど、
タイトルにした通り、アップテンポというのか
ずっと気持ちがうわずってる感じで
ちょっと読んでいて息継ぎができなくなるような印象でした。
最近の個人的な傾向が、日常感のある話が多かったせいか、こうしたい、ああしたいといった
驚きや感動が結構短いスパンで起こったりするのが高カロリーになったのかもしれないです。
読むタイミングが今ではないのかもしれないし
これからも二の足を踏んでしまうかもしれないんですけど、とりあえず中立とさせていただきます。
お互いの足りないところを埋め合う関係って感じで、とてもびびっときました!
受けも攻めも優しくて、ちゃんと考えてるなーとかんじ、ストーリー性にも大満足です!続きが待ち遠しいです!
カメレオンって俳優だからかな?と思っていたら、それ以上!!
伝えたいって全身で表して、何でも表現しようとする、自分が伝えるだけでなく、相手のことも理解しようとする藤永がとっても素敵でした!!
伝わるまで諦めない、理解するまで諦めない大切なことだなぁとじんわり。
手話で視覚的な部分だけでなく、目で伝えあってる、だからこっちを見てくれないと伝えられない、伝わらないというところもグっときました。
それをセリフだけでなく絵で魅せてくる!!
きちんと向き合って対話する姿が印象的でした。
BLにしてはどちらかというとライトなイメージで、
これまでどうにも触手が伸びなかったガンガン BLissBLさん。
けれど、厘てく先生のお名前をお見かけした瞬間、
まんまと飛びついてしまいましたよ。
んでもって、これがめっっっちゃくちゃ良かった…!!
売れない俳優の藤永が難聴の蛍都と出会い、
心を通わせていく爽やかなラブストーリー。
障害がテーマにあるとどうにもハートフルに傾きがちだったり、
不憫すぎて耐えられなかったり、となんとなくお決まりルートに
なりがちですが、本作はね、キラッキラしてました。
もうね、なにこの爽やかな読了感。
なにより表現力が圧倒的で。
これも厘てく先生の美しくて力強い筆致のなせるわざですよね。
音が聴こえないハンデなど忘れてしまうくらいに蛍都の表情も動きも
生き生きとしていて、画面から声以上の何かが聴こえてきそうなんです。
性格も素直で、人懐こくて、そのワンコみについつい愛でたい欲に
駆られちゃいます♡
そして、そんな蛍都とまっすぐ向き合う藤永もまた
蛍都の“聴こえない声”をまっすぐに見つめて読み取る感受性の塊。
作中で「こんなに”目”で聴こえたの初めて。」という台詞がありますが、
二人の意思疎通を見ていると本当に目で“会話”しているんですよね。
そうして心を通わせて、共に前に進んでゆく二人の関係性もとても素敵だった…。
そんな二人のこの先も楽しみにお待ちしたいと思います。
初めての作家さんです
レビュー内容がとてもいいな、って思えるものが多くて刺激されて試し読みから購入を決めました
先ず、初めての先生なのでここを伝えたい
絵にものすごく感銘を受けました
身体で表現する動き、表情で伝える想いが受け手に響きます
絵で感情を揺さぶられるような感覚です
そして、お話しが強く、そして温かい
このお話しに巡り合えて良かった、と思える丁寧なストーリーです
作品タグの中にある「身体的~」の付いたお話しは自分自身初めて読むのですが、構えていたよりずっと丁寧なお話しでBLとしてもストレートに楽しめました
色々知らない事も学べるのもしっかり取材をされたり、調べられたりしているんだろうなぁと、プロの仕事を感じる丁寧さにも好感がとても持てます
こういうきっかけがあるのもいいな、と思います
作品読了後に先生のインタビューを読みましたが2巻以降にも言及されているので、シリーズとしてじっくり進んでいくようです
ずっと追いかけていきたいと思います
まず表紙が美しい!!今回の作品は表紙買いでした。
ページを捲って手話を使う主人公ケイトを見て、手のひらとは表現であり言葉であり、ふたりを繋ぐ大切なアイテムなんだと分かりました。
カメレオンは俳優の藤永の表現力と見ることによって覚えて完コピする能力のことなんですね。
とにかくこの作品は読むというより見てください!厘てく先生の美しい絵柄と画力の上手さによって、できた作品です。「行動は言葉よりも雄弁だ」とはちょっと違うのですが、視力から伝わってくるものがとてつもなく強力なものになっています。手話、身体の動きや向き、顏の表情、そして瞳が語りかけてきます。
その逆で言葉が聞こえない・手話が未熟ということで、勘違いしたりすれ違ったりもあります。でもそれによってキスをすることで、ふたりの恋愛模様がぐぐっと動き出します。
ケイトと一緒に過ごすうちに藤永は自分がしたいことや自分の得意なことなどを知って、俳優として大学生として成長していきます。また、ケイトも今まで経験してこなかったことや見たことない世界を体験します。
1巻なので、まだまだよくわからないこともあります。将来のこと、家族のこと、ふたりの関係も恋の行方もはっきりしていません。たぶんケイトが攻めのようですが、キスしかしないので逆かもしれないしリバかもしれません。互いに「かわいい」って言い合っているのでリバならいいなと勝手に期待しています!2巻でそれらのことが丁寧に描かれているといいなと希望します。
因みに、わたしもケイトは外国人かハーフだと、そして藤永は苗字だと思っていました。違うんですって!
どこを見ても超オススメって出るから、そりゃ気になるでしょ。
すみません。なんかね… 「すごい」としか言いようがない。
文字だけだと伝わらない、この気持ちをもっとたくさんの人に知ってほしい。
だから みんな読んでw
それとまだ第1巻なのに、名場面が多すぎ!って圧倒されました。
その中で特に好きなシーンの事なんですけど、
(↓ネタバレなし)
「わっ!今の分かった! こっちに伝わってきた!」
って、初めて読者も感じ取れるとこですね。本当に素敵な場面でした。
素晴らしい作品をありがとうございました、先生。
2巻が楽しみです!
素敵な表紙イラストに惹かれて購入しての感想です。
ケイトくんは先天性難聴という設定のわりには普通に喋れすぎてると思いましたが、とにかく前向きでこれまですごく苦労してきただろうに良い子で、好感度にじゅうまるでした◎!はなまるもあげたい!
一方のフジナガくんは伝わることはよろこびだと思っているわりに、自分自身の「伝えたい」ばかりで、伝える相手がどう捉えているかを考えることができない人なんだなぁと。オーディションの審査員や劇団員が言ってたことは正論に思えます。自分の思う表現に強い自信があるのであって、本物になりきるカメレオンとはすこし違うのかなとも感じます。周囲の人を観察できてないから空回りな演技して、ケイトくんのことも見てるようで全然見てない・・・けっこう難聴を忘れたように喋っていたので気になりました。
全体を通しては難聴者のコミュニティだったり、手話だったり、演技のことだったり、もりもりな内容で読み応えはたっぷりですが、正直いちばんに何を描いてるストーリーなのか軸があっちこっちいってる印象を覚えました。
個人的にはふたりが発言の受け取り方ですれ違ってしまったシーンがとてもお気に入りで、うまく設定が活かされていて、すれ違いから仲直りして想いを伝え合うところまでキュンキュンしました。
こんなふうにいっぱいすれ違って、いっぱい仲直りして、いっぱいイチャイチャしてもっとボーイズラブしてほしいです!
今後の展開も楽しみです。
「諦めが悪い」ってネガティブ要素で使われる事もありますがこの2人を見ていると諦めの悪さは最大の愛情表現だなって思えました
聞こえない、見えない、追い付けない、伝わらない、、、だから仕方ない
ではなく、だから「続ける」「変化させる」「抗う」
なぜなら知りたいから、そして知って欲しいから
「諦めない」
諦めないって愛情だし情熱なんだなって、一生懸命「聞こう」とするケイトと「伝えよう」とする藤永を通してズッシリ感じる物語でした
私はBL大好きですが少女漫画も読みます
実は少女漫画の中でも今回のように聴覚障がいのお話しを今現在読んでいて、その中でも今回のようにセリフの文字を工夫しているのですが、最初に観た時には漫画家の先生の「伝える」可能性への努力に感動したのを思い出しました
今回の作品でもその表現方法に心を動かされた人がいらっしゃったみたいですね
これを通して私は『受け手の可能性』の大事さ、も感慨深く感じました
いくら「伝える」事を諦めなかったとしても相手がその視線を背けてしまったら始まらないかも知れない。。。
自分が伝える側であっても受ける側であっても、常にその相手に心を開けるように居たいなぁとしみじみ思いました
自分の為じゃなくても誰かの為や自己主張の為であっても何かに一生懸命な人の努力が分かる人間で居たいなぁ~なんて…ちょっと気持ちが前向きに、強くなれる、そんな勇気が湧く物語です
まだ動き出したばかりの2人の恋
彼らを通して何かを感じ取れるよう、次巻までたくさんの感情を大切にしながら待ちたいです
これからもたくさんの素敵な作品を通して先生方の想いを受け取れるよう幅広く目を向けていきたいです
今更ながら小学校で教わった「目を見て話そう」という恩師の言葉が沁みてきました
最後に。。。
とにかく訴えかけるような眼の描写が印象的です
ぜひじっくり読んでみて下さい
ろう者設定を必要以上に繊細すぎず、決してどっぷり重たくは描いていないところが私には魅力的に感じられました。
耳が聞こえない。俳優としての悩みがある。
それぞれ状況は違えど、蛍都も藤永もどこにでもいる青年なんですよね。
大学生の青年2人の、お互いのことをもっと知りたいという純粋な気持ちが自然体かつ丁寧に描かれている、柔らかくて瑞々しい空気に包まれたとても素敵なお話でした。
人と人の心が通い合う瞬間だったり、登場人物の感情やストーリーを重視して読まれる方におすすめしたい作品です。
セリフがなくても、画で、瞳で、手で伝わる何かがあります。
自分が思っていることや感じたことを言葉よりももっと強く相手に伝えたい。そんな想いが蛍都と藤永の表情だけでも読み手側にしっかりと伝わって来るのがすごいです。
彼のことをもっと知りたい。彼にもっと知ってもらいたい。
性別も生い立ちも関係なく「この人だからこそ」真っ直ぐに向き合いたい気持ちが詰まっています。表情と感情表現のひとつひとつに、心がパッと明るくなるようなあたたかさがありました。
目線や歩幅を合わせてゆっくりと。2人が交流を深めていく姿にわくわくとしながら、彼らが見せる優しさとかわいらしさが心地良かったです。
厘てく先生の画力はもちろん、表現力の素晴らしさが光る1冊だと思います。
単話から追ってて、大好きな作品です。単行本化&書き下ろし待ってました!
表現が理由でオーディションに落ちてしまう役者フジナカ。耳が不自由で、声で話す事を諦めない(実際話せる!)ケイト。2人は同じ大学の先輩後輩。電車で出会い、大学で再開し、親交を深めていきます。ワンコみたいに懐くケイトと、ケイトとコミュニケーションをとろうと工夫や努力を普通の事としてするフジナガ。
伝える事、理解しようとする事を諦めない2人の、とても清々しい優しい気分になれるお話です。今巻はエロはないので、爽やかで優しいBLが読みたい人にオススメです。あと、めっちゃ絵が綺麗&表現が凄いです…!
以下ちょっとネタバレ含む感想。
後輩のケイトの方が体が大きく、手話を教えようとバックハグ状態に包み込まれるフジナガに萌えましたー。
ケイトとの恋愛についての回答を勘違いされたって分かっても、それを勘違いだって言うことでケイトが離れてしまうんじゃないかっていうフジナガの葛藤の部分にきゅんとしました…!
フジナガがケイトの固有名詞の手話を知りたがったり使いたがったりするのも可愛かった!
はぁぁ…単話も読んでるのに、一冊通して読むと萌えときゅんがめっちゃちりばめられて私の中で大ヒットです…!
ストーリー重視な一冊。
でも、絵がとてもきれいで丁寧に描かれていて、コミックだから、目で追うのは当たり前なんだけど、目でケイトと藤永を追いかけていることに気がつく。
手の動き、瞳、表情、体の動き、体の向きすべてが、人に伝えるために必要な要素なんだと改めて教えてくれる。
身長差があるので、藤永の上目遣いが可愛いし、ケイトが屈んだりするのとか、優しくてとてもいい。
そして、電子で読むのもいいけれど、やはり、紙本で見開きで感じたいページがある。
是非、重版何刷もしてもらって、たくさん沢山の人に手に取ってもらいたい作品。
厘てく先生。素敵な作品を、ありがとうございます。二人のこの先を見守れるのを楽しみにしています!
単行本化を楽しみにしていた作品だったので購入前から自分の中でもハードル上がり気味だったのですが、その期待をぶち抜いていくぐらい最高に良かったです…!
ふたりの間には言葉の壁がいつもあるのだけど、
ケイトの真っ直ぐな眼差しとすべてをありのまま受け入れる藤永のまっさらな心が合わさることで
読み手にその隔たりを感じさせない展開になっていたのがすごいなと思いました。
言葉も声も文字も音も、当たり前には存在しないのだということに改めて気付かされ、
それと同時に自分の気持ちを伝える手段は様々で、そこに垣根なんて無いんだなと感じました。
偶然に出会ったケイトと藤永が友達の距離を超えて、お互いを大切に想うようになるまで。
一緒に居て楽しいことばかりではなかったふたりですが、逃げずに向き合う様子に心が洗われるようでした。
ふたりのこれからが楽しみすぎる…!
次巻で出るまでに読み返し、またたくさん素敵なところを見つけたいなと思います。
SNSで少し読めるようになっていた時に気になっていました。
単行本になったら買おう!と思っていたらいつの間にか発売していた…!
やはり期待通り…いや、想像以上にドラマチックで感動しました。
まず画力が素晴らしいですよね。凄く難しい題材だし手話を絵で表現するのって大変だと思うんですけど、違和感なく伝わってきました。
本当に素晴らしい作品だと思います。
ただ一つ懸念点…このレーベル、同時発売してた作品もそうだけど2巻目以降ページ数が激減とかあるんで…ああいう売り方で「薄い本」になっていかなければいいなと思います。話が溜まってから出してくれ…。
期待はしているがレーベル的に心配。
とりあえず試し読みしたらもっていかれましたね。
作品に漲るパワー、すごくない?とびびった。
今までの作品が二重奏、五重奏くらい(注:二重奏・五重奏が劣るんではなく、それらの最高傑作も多数ある)だとしたら、この作品はコンサートホールで聞くフルオーケストラみたいんなんだけど……と。すんごいな!と。
一言で言えば「出会うべくして出会った唯一無二の二人」の物語ですね。
それが丁寧に、丁寧に描かれてて無理がない。
説得力の塊。
「伝えたいもの同士」の二人のあれこれが、読んでる私にもきちんと伝わってきます。
おまけに攻めのケイトのビジュアルが超好み。
体温高めでお日様感あるワンコ攻めが好きな私にとっては、ドンピシャです。
距離感がやたら近いところもいい。最高。
ケイトは纏っている空気が完全に「陽」でキラキラしてるんですよ。
そんな小さい頃のケイトの「はずかしくて声 やめたくなったよ」のシーンにはぎゅっっっっっと心臓潰れたような気持ちに……。
そのうえでの、あのお日様感。
おばちゃん、いろいろ泣いちゃうよ。
でも、決して「耳が聞こえなくてかわいそうな人」として描かれてないところも好き。
ケイト、かわいいなぁ。むっちゃかわいい。
とりあえず試し読みしてみてください!
ろう者と聴者の恋愛のお話。
設定から少し重めのお話になるのかな…?
と思ったのですが、全然違いました。
耳が不自由でも性格が明るい性格のケイトと、
“表現する”ことが上手な夢を追いかける藤永。
スクリーン俳優を夢見る藤永ですが、夢見る先では藤永の表現は伝わらず……
でも、聴こえないケイトの世界では藤永の表現は伝わっているというエモ設定が凄く心に刺さりました。
ドラマ等では、ろう者と聴者だとどうしても理解し合えない、伝わらない部分が出てきてしまうことがありガチ設定ですが、
この作品ではお互いが理解し合いたいという気持ちがあって徐々に恋愛に発展していく…というお話でした。
まだ1巻で完全に恋人になったワケでは無い…?
ため、続きでは2人に困難が待ち受けているかも知れないですが、早く続きが読みたくて仕方ありません……!
繊細すぎず、だけど丁寧に描かれている素敵な作品だなぁ…と思いました!
これはドラマ化しそうな予感……
とても良かった
素晴らしい作品だと思います
厘てく先生これまでも好きでしたが、今作はダントツで好きなお話
エロくない純愛物語です
恋に落ちる過程がとても愛おしいお話でした
大学生のキャンパスライフも色鮮やかに描かれているし、難聴のケイトのお話なのに声が聞こえてくるような音のある作品でした
表現力がスゴイ
お話はまだ続くとのことでこれからが楽しみです
本当に素敵なおはよう
オススメしたくなる作品です
ただすご過ぎて感想がとても安っぽくなってしまう
とても素敵な作品でした
人が人に惹かれて恋をする…それを「LOVE STORY」って言うんだよねっていう原点みたいなお話しです
「LOVE STORY」って敢えて言葉にすると何か今更だけど少しくすぐったい
下手するとありふれてしまいそうになったり、気恥ずかしさを覚える事もあります
でも、、、すっごく素敵な言葉ですよね「愛の物語」って(*˘︶˘*).。.:*♡
そんな気持ちを思い起こさせてくれます
こんな風に思わせてくれる理由は先ず「人」にちゃんと焦点が合っているから
ケイトはどんな人でどんな考えをするのか、藤永は何を大事にする人で何に悩むのか、、、そこを焦らず描いてくれています
個々の視点で自らを語らせたり、他者との関りを見せる事で伝えてくれたりしながら彼らがどんな「人」であって、そしてどんな男の子なのか?というのがちゃんと伝わります
だからこそ2人がなんでお互いに惹かれて行くのか?が必然に見えるのです
「LOVE STORYの為の2人」ではなくて「2人のお話しがLOVE STORYになっていく」というのが、しっかりページを進む度に胸に刻まれていく…
そんなドキドキをじんわり感じながら読んでいけます
あ~…LOVE STORYっていいな♡って素直に大声で叫んでしまいたい!
ケイトの特徴も藤永の苦悩も性別も、それらのピースに全て向き合いながら絡み合って2人の物語が出来上がっていく
このお話しはゆっくり進んでいくからの良さがある、と思えるお話しです
厘てく先生の瑞々しさと優しさ、温かさを感じるイラストがお話しに合い過ぎていて感動します
ケイトから生まれる言葉で藤永の心が満たされたあのシーン、あの藤永の涙の美しさは圧巻でした
素敵な作品をありがとうございます
次巻以降も楽しみにしています!
発売日数日前までは購入する気はあまりなかったのです。
というのも厘てく先生の作品は好きで殆ど読んではいますが自分に刺さるものと刺さらないものがあり、例えば「Show Time!」は結末が眩しすぎました。
勝手に思うに先生は太陽のようと比喩されるような明るくていつも前向きな方なのでは?
だから私のように暗い人間は読んでて気恥ずかしくなる箇所が苦手でした。
この作品は手話、聾唖者が登場するハートフルBLとのことでそれも躊躇する原因でした。
でもこの作品はあまりにも前評判が良く、やはり無視出来ずに発売日の朝、仕事前に急いで購入しました。
先生の絵柄は相変わらず力強く美しかったですし、2人はそれぞれ魅力的で最初から引き込まれてしまいました。
小学校に殆ど聴こえない教諭がいて発音は確かに違うところはあったけど熱血先生で懐かしく思い出しもしました。
あぁ、ひだまりで読んだよな、この言葉。
とかつい比べている自分がいた事も事実です。
が、私のようにひねくれた人間でも実のところ心を動かしてくれるものを求めています。
心が動いて涙がぼろぼろでもいいし、ホントにこんな実態なの?と疑問に思って調べるのもいいし、
という投げかけを先生はなさっているのだと思います。
ケイトとフジナガの将来はもちろんですが、フジナガの演技者としての今後が気になります。
にしてもからだごと演じて伝えたいフジナガが手話と出会ったという設定が神!
2巻が楽しみです。
帯の通り耳の聞こえない彼と俳優の話。
最初読んだ時は、ろう者が登場する物語でこんな展開にできるんだ…!って感動。
ろう者は耳が聞こえない分の表現力が無限にあって、そこに役者っていう表現の化け物(言い方おかしいけど)をぶち込んだ話、読んでて引き込まれました…。
2人の食い違いが通じた時は感動して泣きそうになった()()
全然ネタバレするんだけど、フジナガがケイトにこの気持ちは恋だと伝えた場面マジ一番はしゃいだ(??)
正直1巻完結のノリで読んでた(1っていうの見逃してた)けど後半全然終わる気配無いが…?って思ってたら続くのね?!?!いやこれは全然買いだよ!2人の続きをまだ読んでいたい!
恋ではあるけど友達みたいな、海外の友達のノリみたいなこの距離感が好き。
恋愛みたいな照れくさい感じはあるけど何より青春!!みたいなこの爽やかな空気がこの漫画には合ってると思う。もちろん全然この空気のままイチャコラしてくれって感じ。←
タイトルに「1」とあるから今買うのどうしようかな〜と迷ってたけど、試し読みでグッと掴まれてしまいました。
自分に無い何かがある人、って気になりますよね。
勿論反発や嫉妬みたいなマイナス方面に出る場合もあるけど、惹き合う引力になった場合は…
本作は、はっきり人とは違うケイトに惹かれる藤永。違う部分は聴覚障害。
見た目ではすぐにはわからない。でも動き出す手が雄弁に語るよね。
この「一目ではわからない」というのは一般的にも大きな恋のスパイスとなり得る。自分だけが見つけた、自分と相手との秘密の…みたいな。
一方ケイトにとっても、俳優をやっている藤永の持つ表現力は驚きで。
この「1」では2人の出会いから恋の始まりまでです。
恋の始まりって一番萌える!2人のドキドキする気持ちが伝わってくるよう。
絵柄もとても綺麗で素晴らしいです。
ケイトとの出会いで自分の表現や演技との向き合い方に新しい道を見つけた藤永。
「2」では聾者のケイトが藤永との関係性で何が変わるのか、どんな扉を見つけるのか、そこを注目したい。2人が影響し合う、それが恋愛だと思うから。
『ナマステ』エピソードを語らせたら あたしも大概なの持っていますが
作家さまのお名前だけで飛びついて 届いた本に戸惑っています
なぜなら そろそろ卒業しようと思ってたレーベルだったので
読むのに年齢層が違いすぎる気がして
もう不安しかない ハマれる自信がもてない
なのに好きな作家さま このどうにもならない葛藤が
参事の「電話して」を『ナマステ』と聞き間違い 事もあろうかカウンタでー「なますて~」と呑気に参事に手を合わせたあたしとは大違いな出会いに運命を感じさせるのがさすが
聴者と聾唖者
この関係性だけに感動を持たそうとしない読ませ方 すきだな
障がいに対して哀れを押しつける描かれ方がまったくないし
むしろ自立する彼がイキイキと描かれてて 面白いくらいお話に飲み込まれていく
何より 刺さって抜けない棘も 傷み続けるものを理解してくれるのが不自由をものともしない彼だっていうのがいいッ!
若者レーベルだと思って侮ったわ
抱えた孤独に寄り添える相手
知人から友人 友人から大好きな人
いや参った
相手を思いすぎてのすれ違いにこだわり続けた殻を破った瞬間
この1巻だけでも十二分にふたりの恋を魅れたのにまだ続くとか
買ってよかった Orz
このレーベル諦めなくてよかった Orz
年齢制限に引っ掛からなくてほんとよかった Orz
厘てく先生、商業デビュー前から好きで、でも今までなかなか爆発的ヒット作はなく、才能はあるのに…!と何故か私が歯痒い思いをしていました。
今作を読んで身勝手にも思ったことは「やっと花開いた」に尽きます。
生意気な言い方をして申し訳ありませんが、本当にそれに尽きるのです。
冒頭から引き込まれる引き込まれる。
1話読んだだけで神評価待ったなしだと気持ちが昂る。
内容は他の方が触れられると思いますのでネタバレ無しで、とにかく厘てく先生待ってました!となりました。
もちろん今までの作品も好きです。
画力、ストーリー、どちらも巧みな作者様です。
それでも今作は圧倒されるほどに良作です。
少しでも購入を迷っている方は1話試し読みをしてみてください。絶対に読まなきゃとなります。
そして表紙に1とあるので、2巻があります。続きがある。まだまだこの作品を読ませていただける。
次巻はきっと発売日、日付が変わった直後に購入して読むのだと思います。
とても素敵なお話しです
丁寧に描かれる大学生2人のお話しです
ケイトは入学したての大学1年生、フジナガは劇団に小さな頃から所属している大学3年生
それぞれに抱えるものがあります
ケイトは聴覚障がいがある事で上手くコミュニケーションが取れない事もある
それは自分自身がいくら頑張っても相手が諦めてしまう事で閉ざされてしまう…自分の力だけではどうにもならない不条理
フジナガは小さな頃から積んで来た演じる事への想いと技量はあるのにその想いを、表現を求められる機会に恵まれず、求められていないのではないか…と自信を失いかけながらももがく日々
2人の状況はよくあるような設定ではないと思います
でも、彼らが抱えるような簡単に声に出してこぼせるような類のものでもない”やるせなさ”や”苦しみ”はきっと誰しもが抱えた経験があるのではないでしょうか?
だからこそ、彼らを通してそんな想いが救い上げられていく様相が琴線に触れてくるのだと思います
今現在足掻いている人も、かつて足掻いた事がある人もその想いの重さを丁寧に扱ってくれるこの作品の持つ強さにきっと惹かれていくと思います
レビュー内容がシリアスに見えてしまいそうですが、安心して下さい!
ケイトもフジナガも鬱屈としたキャラでは全くありません
そしてそんな彼らを描く先生の絵が優しいです
胸が「きゅっ」とする事はあっても「苦しいー…」と目を背けたくなるような事はありません(1巻だからか?は分からないですが、たとえ今後苦しい事があったとしても、きっと意味と意義のある上でのお話しになるんじゃないかな?と自然と思える温かさがあります)
まだ始まったばかりのお話しですがこれからも長く多くの方に読んでもらいたい、そう思える作品だと思います
電子の時からずっーーと読んでいて本当に大好きな作品です、先生の表現力の素晴らしさ!また、顔や手の角度、どこから見ても美しすぎます。
手話にとても興味があるので、自分の興味のある分野です!わんこ攻めも可愛くて可愛くてケイトを甘やかしたくなりますね。
フジナガの気持ちが分かります。
ずっと読み続けて行きたい作品ですので、たくさんの2人のストーリーを見せて下さいね。
そしてエチエチも楽しみにしております。
これからもずっと応援しております。
最後に記念日すべき10冊目の発売!おめでとうございます!
表紙の吸引力すごくないですか!?(´⊙ω⊙`)
体温や呼吸が伝わってくるようで目を惹きます。
(さすが厘てくさんや…!)
『伝えたい』感情が心を熱くさせてくれて、
『諦めない』感情がグッと胸を鷲掴みする。
丁寧で繊細な話運びの中に感情の力強い熱量を感じる…!
そしてそして。
個人的に"ハートフル"って言葉は警戒しちゃうんですが
(BLどこ行った…?って陥りがちな罠の言葉だよね…)
シッカリとBLで胸キュンさせてくれるからめっっっっっっちゃ良いッッッ!!!
近すぎる距離感とか、
心臓がドキドキする音とか、
恋の始まりを感じる瞬間とか、
キュンキュンニヤニヤしちゃうんですよーーー!!!
(好き!!!)
ちなみに攻め受け表記はあるけど1巻は触れる程度のキスのみでした。
さてさて。
攻め:ケイト
ものすごく光属性。陽の者。
ケイトの笑顔はキラキラしててキュンときます…!
明るくて人懐っこくて表情が豊かな大型ワンコ系。
聞こえなくても伝えることを諦めたくないからと、
コミュニケーション力の高さを感じさせます。
受け:藤永
名字っぽいけどファーストネーム。
(ケイトが藤永のフルネームを知った反応に親近感w)
(私も「あれ?アオイ=フジナガ???」ってなった)
売れない俳優なんですが実は才能の塊。
表現力が強すぎて他の役者が霞んじゃうから敬遠される。
けれど藤永本人はその事実に気付いておらず、
自分の演技に自信が持てずにいて不安を抱えていました。
目に見えないモノさえ表現で見える世界に変える藤永。
音がない世界で言葉を伝えることを諦めないケイト。
藤永は夢を見失いつつある中でケイトと出会い、
表現力の素晴らしさを初めて称えられて、
手話と出会って表現の世界が更に広がってーーーーー。
グッとくる部分はやはり丁寧な対話ですね。
健聴者はニュアンスで会話することもザラで、
言葉にない部分も空気を読んで補完するのが日常です。
けれどケイトと藤永は全てを言葉にする。伝える。
目と目を合わせて伝わりきらない部分を補完する。
正確に気持ちを言葉にしようとするもどかしさや熱量がグッときます。
作中で藤永の表情が読み取れないまま会話が進み、
ケイトが誤解して少し齟齬が生じる場面がありました。
ケイトは「読み取り間違えた?」と確認するけれど、
藤永は訂正出来ないまま「間違えてないよ」と答える。
最終的に間違えてなかったとしても
個人的にはこれにはすごく切なさを感じてしまって。
些細な齟齬も不安に繋がってしまう怖さがあります。
ニュアンスでなんとなく過ごしてることに慣れている自分に気付きました。
ケイト側から見た聞こえない世界の表現では
唇の動きで読み取りきれないリアルさも刺さりました。
(この辺りは漫画ならではの技法が光ってますね…!)
(手話の奥深さも物語の中で自然に出てきて勉強になる)
BL部分ではやっぱり距離の近さに萌える…!!!
表情と口元をみるためなんですが、
ケイトは顔をのぞき込むようにグイッと距離を詰める。
その瞬間の藤永の反応が可愛くてニヤニヤしちゃいます。
あとケイトがデッカいワンコ攻めにしか見えず、
藤永と一緒にいるときは見えない尻尾が見える不思議w
全身キラキラピカピカ嬉しそうな姿が可愛い~~!!!
あとはやっぱり心臓の音ですねぇ…。
言葉じゃなくてもダイレクトに気持ちが伝わって、
読んでる私にまでドキドキが伝染してドキドキしました。
世界が広がる出会いの尊さがジンワリと伝わる作品です。
めっちゃ良かった。2巻がとても待ち遠しい…!!!
インスタなどで散々広告を見てきて単行本化を今か今かと待っていました。
本当にめちゃくちゃインパクトのある作品。
何よりも印象的なのは健聴者とそうでない人言葉の書き分け方。
手話を使っている使っていないだけではなく、健聴者から聞いた耳が聞こえない人の言葉の聴こえ方や、聴こえない人が読み取った言葉はどんな風なのかが、吹出の中で文字として織り交ぜて書かれているから、今どっちの気持ちが描かれているのかがわかりやすいだけでなく、通じているようで完全に正確には届いていないという事実を目の当たりにします。
ついついいつもの癖で藤永が横を向いて話してしまったときや自分が話したときに聞き返されたときの不安そうな少し傷ついたケイトの表情にぎゅっとなりました。人ってそれこそ告白するときとか大事なことを伝えるとき恥ずかしくなって顔をそらしたりしますが、目を見て伝えないとちゃんと届かない可能性があるんだなと。
今回告白と思わしきシーンにちょっとした誤解が生まれ、それを藤永はなかったことにしましたが、これが後々影響してこないことを祈ります…
そして手話を使っていても手で会話しているのではなく、目で会話しているという表現。ものすごく納得させられました。確かに目の前の人が見えない状態で手話を使っても決して通じないし、そうでなくても相手が見る気がなければ成り立たないんだなと。だからこそなのか、作中の2人の眼が、とても力強くキラキラしているのも印象的でした。
2人が出会い気持ちを通わせるところが描かれている1巻です。自分勝手に主張しても伝わらない、伝えることの難しさと伝わった時の喜びを人一倍知っている2人が出会ったのはものすごく運命的で、ここから2人がどうやってお互いにとってより不可欠で大事な存在になっていくのか見るのが本当に楽しみです。もっと恋愛して恥ずかしがりながらいちゃいちゃしている2人も見てみたいです!
(間違えて単話版にレビューしてしまったのでこちらにも追記した上で再度…)
「兄の親友お嫁においで」以来の厘てく先生
あれから既に6年弱…!
そりゃぁ…こんなに進化されているのも納得…‼
元から好きな画のテイストでしたが今作で目に出来たこの作品の2人の魅力がスゴイ…!
出会えた事に感動で嬉しくなってしまう、そして心が温かく優しさを感じる世界
優しい世界のお話しは優しいだけではなく、厳しさもしっかり描きながらとっても丁寧に進む大学生の2人が主役です
次巻の発売は来年の春頃発売予定とのこと
1巻は完全にケイトと藤永のキャラを知る始まりの巻ですね
丁寧だけどいたずらに焦れモダする感じはありません
あらすじにもある通りケイトは難聴(って言うか全聾だと思う…)のとても懐っこい大学1年生(相当なイケメンです♪)
一方藤永は劇団に所属しながらも自身の表現のフィールドに悩む大学3年生(美人さん系かな♪)
ケイトはワンコ系、藤永は先輩なんだけど先輩らしくないとっても気さくなこちらもなかなかの懐っこさ(2人ともカワイイ~♫)
ちょっとした事がきっかで知り合い、交流が始まる2人
この2人のお話しの軸は障がいの有無って事ではなくて「表現する」「伝える」「伝わる」というとても心情を大事にしたお話しだと思います
勿論、ケイトが手話を使うからこそのお話しもあるけれど藤永がケイトのその特徴に必要以上に焦点を充てないのが良い塩梅です
藤永は自身の伝えたい、という想いを全身を使い表現する事でケイトに音を目で伝える
ケイトは音にならない言葉を手話を通しまっすぐに藤永に届ける
聴覚障がいを1つのケイトを形成している個性のひとつとして捉えた表現をしているように感じます
丁寧さが心地よく読ませてくれています
とは言え、まだ1巻ではお互いの想いを確認したばかり
出会いから考えたらなかなかのハイスピードでの展開に感じます
それは「伝える」事を疎かにしない2人だからこそなのかな?って1巻の進み方からは感じました
でも、まだまだ知り合ったばかり
お互い知らない事もたくさんです
これから色々ぶつかる事もあるのかな?
2巻は2人の距離もきっともっと近付くと思いますし、ケイトの存在が気付かせた藤永の役者としての新境地も始まりそう
2巻への期待が高まります!
描き下ろしなど込みで電子、250ページ越えの1冊ですが流れるように進むので、あっという間に読み終わります
2人の絡みもほぼ無しですが【萌え】は間違いなくあります(*˘︶˘*)
キャー♡きゅんきゅんする~///ってする「激アツな萌え」よりじんわ~り、ほっこりきゅんっ♪ってする「あったかくなる萌え」が転がりまくってます
ケイトも藤永も「ちゃんと一生懸命生きてるな」って思える好青年
丁寧なBLがお好きな人には是非、読んで欲しい作品です
ぴゅあな2人が私には大変眩しく神々しく思え、応援したいし、この先の2人も気になるので素直に見守りたいなって思えるとても素敵な作品です