もしも生まれ変わってまた会えたら

雷々来世

rairairaise

雷々来世
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神252
  • 萌×291
  • 萌22
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

2

レビュー数
47
得点
1698
評価数
378
平均
4.5 / 5
神率
66.7%
著者
野白ぐり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033882

あらすじ

高校生の七星には
ずっと見つづけている夢がある。
それは前世の記憶で、
そこで七星は何よりも大切な
主人に仕える騎士だった。
記憶が本物か疑っていた七星だが、
ある日、主人であったレオが
転校生の雷央として目の前に現れる。
雷央にも記憶が残っていて、
七星との再会を無邪気に喜ぶ。
だが、彼は肝心なことを忘れていた。
七星にとって雷央は
絶対会いたくない人だったのだ──

表題作雷々来世

七星、高校生、17歳、前世:レオに仕える護衛騎士
橘 雷央、高校生、転校生、前世:レオ、王族

その他の収録作品

  • 描き下ろし:AFTER STORY (9P)

レビュー投稿数47

最高でした

ネット上の試し読みから気になり購入。
先生の作品を購入するのは2作目でしたが、今回のお話を読んで確信!先生の作品のファンになりました。

転生ものであり主軸は現代の学校、メインの2人も特に悩みを抱えていない高校生だった為ほのぼのとした空気感や時々キュンとするような優しいイチャつきが多い印象ですが、
転生前の主従関係だった時の描写はガッツリファンタジー&なかなかに殺伐としていてビターなので、現代パートでニコニコしていると時折ハッとさせられるような、不思議な感覚を覚えました。

特に良かったのが、転生後の世界で元殿下(陛下)の幼いわがままさや欲求が描かれると、同タイミングで転生前のエピソードが明かされ、その2つが鏡のようになっていたことです。
転生前の彼は意中の彼と叶えたかったことが叶えられなかったのですが、定められた人生を歩む中で、そうした悲しみを大人として、王のしての身分を被り押し殺していたんだということがより感じられて、
物語がクライマックスに行くにつれなぜだかほのぼのしているはずの現代パートの1シーンで泣いてしまいました。

切なさの積み上げ方が上手く涙が溢れるような部分もありましたが、全体の悲しみのバランスは重すぎずどこか爽やかという印象で、何度も読み返したくなります。

P.S.
途中も少し描写がありましたが、最後のおまけページで転生前の自分を被って抱き合うの、天才かと思いました。。。最大級の萌えをありがとうおまけページ。。

0

ちょっと不安が残ってしまって…

キャラクターの表情が良くて、絵の魅力でぐっと引き込まれる作品でした。ストーリーもとても良かったです。ただ雷央の今(今世)が見えづらく、モヤモヤしてしまうところがありました。
基本が七星視点で、複雑な想いと葛藤する描写になっていて、漂う空気が切ないです。常に思考の中心に雷央がいるのに萌えます。命令されると勝手に従ってしまうところが可愛い。
雷央は前世そのままな印象で、箱入り殿下本人が飛んできたみたい。本当に同一人物だったら納得でしたが、別人として見ると、今世で出会った人たちは雷央の人格形成に何の影響も与えなかったのかな、と疑問が。
転生モノは今世と前世のキャラは別人格である前提で読むので、七星と出会うまでの雷央の17年が見えないキャラクター造形にモヤってしまいました。七星を好きなのも、ちゃんと今世の七星も見たうえで好きなの?ってモヤモヤ。
タイトルが「雷々来世」で、雷央の前世が主体になるお話ってことなのかな。七星は今の雷央も好きになってる感じがあったけど、雷央はまだ七星の向こうに前世を見ているようで、不安が残ってしまいました。

3

ぼく球を思い出しました

日渡早紀の僕の地球を守っての紫苑と木蓮の2人を思い出しました。
あっちの方が21巻分の重みがあるので壮大なスケールですけど…
でも1番良かった頃の美味しいところを凝縮したのが雷々来世って感じです。

5

前世と今世が入り乱れる!

前作も大好きだったのですが今作も大好きです...;;!
前世では色々な事柄が重なってかなわなかった恋が今世で叶うストーリー構成はあると言われればあるかも!と思いましたが、とにかく前世と今世を行き来するストーリー構成が上手くてするするっと読めました!

先生の独特な線から生まれる柔らかさが本当に大好きなので、今回はその柔らかさをふんだんに浴びることができて嬉しいです!

絶対読んでみてほしい!

4

心臓に来る

これはマジで心臓に来るよ?!受けちゃんの涙姿のが綺麗すぎて綺麗すぎてやばいし、最後らへん攻めくんが前世の記憶と混じってせっせをしてるのがものすごく可愛くて、てか野白ぐり先生の絵が綺麗好すぎて見てるだけで心が浄化されてく感じ。最初は攻め視点だからあぁ受けちゃん天然すぎだなぁとか考えてたけど前世のこととか色々見えてきて、後半涙がダバダバ止まらない状態にいつの間にかなってた。それぞれ異なった記憶が無くなっててそれが悲しすぎて悲しすぎてやばい。これは見なきゃ損

8

しっとり甘々

作家買いです。

前世の騎士団の隊長と王子の、両想いでありながら身分の違いによりすれ違っていく2人が、恐らく何回もの転生を繰り返しながら、現代でやっと身分も年齢も関係なく平等な世界で出会い、愛を育んでいきます。

先生の絵柄がキラキラとしていて、特にレオの美人かつ素直で明るい部分がよく分かって、より静かに流す涙の哀しさが伝わってきました。
基本的に攻めの七星の目線で話が進むのですが、最後のアフターストーリーはレオ目線で、常に格好良かった七星の取り乱した(?)姿も見れて良かったです。

この2人はきっと来世でも出会う運命なんだろうなぁ。

9

綺麗なハッピーエンドで続編が読みたくなるお話

作者買いです。

タイトルにもとても興味を惹かれて購入しました。
前世の記憶を持つ2人が再会して、というお話。
設定自体は珍しくないのですが、2人の前世の関係、今の生活に残る記憶、再会してからのふれあい、暮らし、ひとつひとつのエピソードが切なくて、読んでいて苦しかったです。

2人とも前世の記憶があるのに、それぞれ覚えているところが違い、だからこそ一緒にいるのが苦しく、切ない関係です。

無邪気に喜び、話す、触れ合おうとする前世は王族のレオ、今は転校生の雷央の言動ひとつひとつ、表情ひとつひとつが、品があり、愛らしくて、きれいでした。

前世のことも、再会した元主君のレオ、今は同級生の雷央のことも、いろいろわかってしまっているからこそ、苦しく、切ない思いを抱え続ける七星、うちなる苦しみと、優しさが切なかったです。

両想いになったときのエッチが前世と今とが混在している感じなのに萌えました。
今後の2人の様子が見たいので、続編を期待します。

6

切なくて甘い

とても良かった。
前世で悲恋に終わった主従の記憶を持つ高校生達。攻めは前世があまりに辛く悲しいので受けに再会したくないし、受けにも何も思い出さず今世を自由に生きて欲しいと思っていた。しかし再会した受けは記憶があるが最後のつらい部分だけは忘れていて、無邪気に攻めに懐いてくる。

前世の二人のエピソードが凄く切ない。ひとりぼっちでも受けの傍を離れずにひっそりと見守る道を選んだ攻めが健気。自分に尽くす攻めを解放してあげたかった受けの気持ちもわかる。

受けには今世は攻めの激重愛に縛られず自由に生きて欲しいと思っているけれど、攻めにとっては今世も受けが世界の全てなので受けを拒みきれない葛藤が良かった。

切ないんだけど、今世の場面が可愛らしくて甘さも満遍なく随所にしっかりあって読みやすい先生だなって思いました。これくらい優しくて甘いパートがあるのが好き。

7

めちゃくちゃかわいい

前世転生物。
転生ものはジャンル問わずめっちゃ見てます。
BLでも多くはありませんがありますよね。なん作品か読んでますが、一番かわいい。
デフォルメの絵も可愛くて。

1エピソード毎の始まりが前世ってのもいいですね。繋がりを感じます。
前世の出来事や表情を今と重ねながら切なくもあり愛しさは変わらずな関係できゅんきゅんしました。


お互い忘れていることがあるのに今も昔も想い合っている。はぁ~~萌えた。

たまに前世が出てきてしまうのか七星呼びではなく、お前になるところがめっちゃいい!

そして、ラストのえっちでは殿下と呼んでしまって………
いやぁ、そりゃ燃えますよね笑


前世では身分違いで結ばれなかった二人が可愛くラブラブしてるのをもっと見たかったです。

7

ひとつだけ

絵もストーリーもよかったです。

ただひとつだけぜいたくを言うならば、彼らが現代で高校生を謳歌しながら、今の姿でも思い合えるシーンがあるとなお良かったと個人的には思います。

前世のやり直しに終始してしまって、年の差も立場もない現代っ子の同級生というフラットな関係があらたな感情を生まなかったのは残念です。

ほんのすこしでいいんです、試験勉強に苦労している様子とか、サッカーが楽しそうなクラスメイトたちとの輪とか、そういうのに「今のあいつもカッコイイな」って惚れ直す瞬間がほしかった。

これはもうほんと個人的な希望なんですけどね。

14

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う