夜人先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
可愛い 3
素直 3
猫 3
エロ 2
な感じだと思います。
サラリーマンの竜次さん×猫の獣人のロゼくんのカプです。
仕事で疲れている竜次さんが紹介されたのは、猫獣人に癒されるカフェ&バーのお店だった。そこで指名した桃色の毛のロゼくんに、快眠が出来る程癒される。ロゼくんの方も何度も指名してくれる竜次さんのことが気になってきて…。
猫の獣人が接客してくれるバーを訪れたサラリーマンの竜次さん。バのつく正直な人となりです。そんな竜次さんに指名されたロゼくん。最初は竜次さんのことを内心で、いいカモ、少し遊んじゃおうかな、と思っているので、あざとい小悪魔系なのかなと思ったのですが、そんなことはなかったですね。
とても素直なロゼくん。竜次さんに撫でられてグズグズになっちゃったり、それでエッチな妄想をしてアワアワしちゃったり、猫の獣人なので、耳や尻尾の動きや喉をゴロゴロ鳴らしたりする猫要素もたくさんあって、見ていて元気が貰える可愛さです。
絡み描写では、ロゼくんが勝手にエッチな妄想をしちゃったり、1人でシていたりするので、物語り終盤まで絡みは無いのかな?と思ったのですが、中盤で発情期が来てしまったロゼくんと抜き合ったり、素股をしたりします。身体は最後まで繋げてはいませんが、感じているロゼくんが「にゃあぁ」と鳴いちゃうのがエロ可愛いです。
勿論、物語り終盤では最後まで身体を繋げますし、発情しているロゼくんに対しての竜次さんの返答にドキッとしました。
物語りは終始、バーでの竜次さんとロゼくんのやり取りが描かれていて、大きな波乱や激しい展開の起伏はあまり無いですが、人となりが良い竜次さんと素直なロゼくんが徐々に惹かれていく描写やゆったりと、でもエロ可愛いやり取りに癒されるので、是非とも読んでほしいです。
七七七先生の初単行本を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
血表現 3
重い 3
コミカル 2
エロ 2
な感じだと思います。
龍さん×鈴くんのカプです。
ドラッグの所為で母親が亡くなり、父親は逮捕された。そして中国マフィアの龍の犬として拾われた鈴くん。薬漬けや洗脳をされながらも、ボスのシマを荒らすドラッグの出所を元気に探しているが…。
まず最初に、龍さんも鈴くん自身も、ボスである龍さんの犬と認識していますが、今作では動物の犬も少しだけ登場しますが、そこで、ホラー映画でよくある「動物は無事か」問題ですが、今作では犬は無事ではないです。直接的な描写ではないですが、会話からどうなったのか分かってしまいます。なので、そういうのが苦手な人はご用心してください。
動物の犬とは別で、ドラッグや洗脳、血表現や暴力、命を落とす描写など重めな要素がたくさんあります。
だけど、洗脳されているのもあるからか、鈴くんの明るくて元気いっぱいなワンコ言動がコミカルさも相俟って、重いのにそこまで気分が落ちたり引き摺ったりする様な重さは感じなかったと思います。
テーマは重めだけど登場人物、特に鈴くんの言動で重さが中和されているからか、意外と読み易い裏社会主従物なので、是非とも読んでほしいです。
なつだ大正解先生の初単行本を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
チョロい 4
エロ 4
ラブコメ 3
執着 3
な感じだと思います。
松本先生×高杉先生のカプです。
真面目で堅物な教師の高杉先生には、誰にも言えない、お尻を開発するという趣味を持っていた。そして密かな楽しみである、店頭でアダルトグッズを物色していると、同僚の松本先生と出くわしてしまう。秘密にしてくれと頼むと、一晩一緒に過ごして欲しいと言われてしまい…。
元々オナニー好きの高杉先生。そこからアナニーを目覚めて自己研鑽に励む。真面目だからこそ、快楽への探求心が凄まじくて、真面目な顔で「アナニーはすばらしい」と内心で思っていたりするのが面白いです。
他にも、アダルトグッズを目の前にして目を輝かせたり、松本先生の申し出に最初は堂々としていたのに、いざ絡みになるとあっという間にグズグズのトロトロにされてしまう姿がめちゃくちゃチョロ可愛いです。
普段はニコニコしている松本先生だけど、絡みになると、高杉先生が好きな、甘イジワル系の言動で責めてくるのに凄くドキドキしましたね。それと執着心も程良い危うさを持っているのが良いですね。
しかし色んな作品でよくある展開で、物語り序盤に最後まで身体を繋げて、それ以降は絡み描写はあるけど最後まではしないという流れがあるが、今作もその流れだったので、少し焦ったかったですね。
物語り中盤では、身体を繋げていませんが、松本先生にオナニーを見られたり、お尻を指で弄られたり、乳首クリップで責められたりするので、豊富な絡み描写が味わえます。そして勿論物語り終盤では、2人の想いが通じ合って「恋人のキス」をしたり、また最後まで身体を繋げますのでご安心を。
でも、身体の関係ばかり進展している、と最初は高杉先生の妄想かと思ってしまったくらい、1ページだけで拘束やら寸止めやらのアナニー補助という絡み描写があっさりと描かれていたのでちょっと残念でした。絶対めちゃくちゃエロいので、アナニー補助の様子をもっと詳しく読みたかったですね。
堅物だけどアナニーに対しての真面目な言動をする高杉先生が面白いし、絡みで翻弄される姿はエロ可愛いし、執着心と甘く責め立てる松本先生と織り成すラブコメがエロくて楽しいので、是非とも読んでほしいです。
miso先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
溺愛 3
しんみり 2
倫理観 1
な感じだと思います。
義兄の雄飛さん×義弟の夏芽くんのカプです。
高校生の夏芽くんは大学生の義兄、雄飛さんに片想い中。ある日、眠っている雄飛さんにキスをしていることが本人にバレてしまう。だけど、拒絶されるどころか何故か身体を重ねてしまって…。
義兄弟物ですが、義兄の雄飛さんの倫理観があまり無いので、眠っている間に夏芽くんからキスされていたことを知っても、それで夏芽くんが反応していても「可愛すぎ」とリアクションして気持ち良くしてあげると、身体を繋げます。だけど、事後の雄飛さんの「今フリーだからまたエッチしよう」発言から、夏芽くんに対して恋愛よりも家族愛の方が大きいようです。でも家族愛がある義弟にエッチしよう、とお誘いするから、やっぱり倫理観はあまり無いですね。
それから何度も身体を重ねる雄飛さんと夏芽くん。この関係はいけないことだと自覚している夏芽くんだけど、どうしても拒み切れません。その後も、夏芽くんは関係を終わらせべきと思いながらも、雄飛くんに言い寄ってくる女性に嫉妬して、また雄飛さんを求めるようになって、の繰り返しです。
倫理観が低く、夏芽くんを溺愛している雄飛さんですが、学祭での夏芽くんに対する執着や脅迫してきた奴への危うい言動や描き下ろしでの夏芽くんへの独占欲など、明るい一面以外にも少し仄暗い一面も垣間見えるので、ギャップにドキッとします。
少しネガティブな夏芽くんの心理描写にしんみりしますが、倫理観の低さから、義兄弟物だけど背徳感もあまり無く、読み易いと思うので、是非とも読んでほしいです。
名倉和希先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 5
絆され 4
溺愛 3
エロ 3
な感じだと思います。
第三王子のフェリクスさん×人質兼愛妾のリクハルドさんのカプです。
人質兼八十七番目の愛妾として、後宮で孤独に暮らしていたリクハルドさん。そんなある日、第三王子のフェリクスさんがリクハルドさんの元を何度も訪れ、次第に親しくなる。しかし、フェリクスさんの目的は、第一側妃のシルヴィアの不義を暴く協力者を得る為にリクハルドさんに近付いたのだが…。
人質兼愛妾として後宮で暮らしているリクハルドさん。国王は異性愛者である為、伽を命じられることはなかった。しかし、後宮の金の分配は第一側妃のシルヴィアが行っており、後宮内で贅沢三昧のシルヴィアの所為で貧しい後宮生活を送っていた。
だけど、生活面も人質となったことにも文句や不満を言わないリクハルドさんが健気ですね。
そんなリクハルドさんを協力者とする為に近付いたフェリクスさん。それだけだとフェリクスさんが嫌な人になりそうですが、元々リクハルドさんに近付くことを提案したのは、近衛騎士団の団長グスタフなので、フェリクスさん自身はそんなに悪くないと思います。
フェリクスさんもグスタフの提案に、乗り気じゃなかったり、後ろめたい思いをすると分かっていたので、案の定健気で純粋無垢なリクハルドさんに絆されていきます。
野心家かもしれませんが、人となりが良いフェリクスなので、リクハルドさんに絆されて惹かれていった後の言動は溺愛っぷりが凄いですね。リクハルドさんの方もフェリクスさんに惹かれていくので、このまま上手くいく2人なのかなと思いましたが、やはり元々協力者にする為にリクハルドさんに近付いてきたことを知った時の落胆や周りの人達の策略で不憫な思いをするリクハルドさんが切ないです。
周りの脇役達の所為で不憫な思いや切ない展開もありますが、フェリクスさんもリクハルドさんもお互いを想い合う気持ちは強くて、通じ合ってからは溺愛されて敬愛されて少しずつ幸せになっていくので、是非とも読んでほしいです。
待望のセフレ、やっぱなしで!の2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
おバカ 5
甘々 5
わちゃわちゃ 4
エロ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、XLサイズの月岡くん×時枝くんのカプです。
セフレ関係だったが、ついに恋人同士となった月岡くんと時枝くん。月岡くんの風邪を看病したり、デートしたり、ラブラブでバカップルまっしぐらの2人。そして修学旅行では…。
前作のセフレ関係の時から甘々な感じでしたが、恋人同士になっての今作は更に甘々で、時枝くんのおバカ言動は勿論ですが、月岡くんも時枝くんに対しての甘さと優しさが増していて、安定のバカップルになっています。
あと、月岡くんと時枝くんのバカップルさも勿論ですが、周りの脇役キャラ達も皆んなおバカでしたね。相変わらずのわちゃわちゃ感も健在です。
XLサイズの月岡くんですが、今作ではイチャイチャはしてますが、がっつりとした絡み描写は一度しか描かれてないので、月岡くんのXL要素は描き下ろしで、そういやXLだったね、と思い出しました。
シリアスでもしんみりでも、どちらの「し」の字も無いラブコメ要素満載で、時枝くんが思い悩むシーンも自身のことでは無く、友達の為だったりするので、月岡くんと時枝くんの仲は安心して読むことが出来ます。
脇役キャラの神木くんと百瀬くんの関係も気になったり、修学旅行はまだ続いているので、次巻も買わせて頂きます。
鳥葉ゆうじ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
クール 3
エロ 2
ギャップ 1
な感じだと思います。
夏生くん×深祥くんのカプです。
生まれた時からずっと一緒に居た幼馴染みの夏生くんと深祥くん。2人共顔の良さもあり、彼女が途切れたことがない、順風満帆なキャンパスライフを送っていた。しかしある時の飲み会で、クールな深祥くんが彼女の前では可愛くなる、という噂を聞いた夏生くんは…。
物語りの設定や展開は王道的な感じでしたが、ことごとく萌えや癖には刺さらなかった感じですね。
顔が良くてモテている夏生くんと深祥くんですが、色んな女性と付き合ってきたからか、それぞれデートに飽きたや面倒くさいなど、そもそも何で女性の告白にOKしているのか分からなくてちょっと好感が持ち辛かったですね。
個人的にBL作品に於いての女性の介在があまり好きではないのもありますが、夏生くん達の周りの友達の言動にも苦手意識がありました。個人的に、飲み会で夏生くんを揶揄っている時の発言が、BL作品なので萌える筈の話題なのに、一応友達と認識している者同士への発言だと思うとちょっとデリカシーが無いかな、と思ってしまいましたね。
クール美人な深祥くんですが、クール過ぎて何を考えているのか少し分かり辛かったです。彼女の前では可愛くなるというやつも、夏生くんと付き合い出してからそういった一面があまり描かれていなかったので、個人的には5話の扉絵のような表情を、夏生くんと一緒に過ごす時にでも見せてほしかったですね。
モテ男だけど、クールな深祥くんに振り回される夏生くんのヘタレ具合や絡み中に顔を赤らめて無自覚に煽るようなことを言う深祥くんのほんのりとしたギャップが味わえるので、読んでみては如何ですか。
黒木えぬこ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
マイペース 4
エロ 3
恋愛 2
な感じだと思います。
久澄くん×碧くんのカプです。
セックスで相手を気持ち良くさせることが好きな久澄くん。初対面の碧くんから「最高のセックス」を経験してみたいと頼まれる。二つ返事で承諾し、甘々セックスを体験させたのだが、碧くんの感想は…。
男も女も関係なく誘われたら応えたり、彼氏がいる相手を誘ってみては、これは浮気じゃなくてスポーツだと言っちゃう久澄くん。名前の通りのクズなのかなと思ったのですが、碧くんに最高のセックスを経験させる為に、仲を深めようと料理を作ってあげたり、デートプランを考えたり、意外とマメな気遣いに好感が持てました。
好き嫌いがはっきりしているが、かなりマイペースな碧くん。興味がある物に若干テンションが上がったりしていますが、久澄くん曰く、碧くは分かり易くて難しいと、表現している通り、碧くんの心情が少し分かり辛い時はありますね。
特に物語り中盤での碧くんの言動には分かり辛さがありましたが、久澄くんに想いを告げられた時の「ほぁ」ってリアクションは可愛かったです。
最後には想いが結ばれる2人ですが、元々最高のセックスを経験するという目的から始まった関係なので、全体的に恋愛要素は少なめです。でもタイプの違う2人が織り成す絡みがエロ可愛いので、是非とも読んでほしいです。
待望のイケボ配信者は俺狙い!?の3巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
しんみり 3
焦ったさ 3
な感じだと思います。
前作に引き続き、イケボ配信者のソウジロウさん×大学生のそらくんのカプです。
ついに最後まで身体を繋げたソウジロウさんとそらくん。しかしまだ本当の恋人同士にはなっていない。そんな中、ソウジロウさんに頼まれ、配信の手伝いをするのだが…。
1巻、2巻で様々なエロシチュ描写がありましたが、今作はそれ以上のエロシチュ描写が堪能出来ます。
ソウジロウさんの配信の手伝いで、傍に居てくれるだけでいいと言われながらも結局、ソウジロウさんに手を出されちゃって、前作での初Hがなかなか出来ない、という悩みが何だったのかと思うくらい、何度も身体を重ねるようになります。様々なエロシチュでの絡みありがたいですね。
作中で、ソウジロウさんが言っていたハードな台本のタイトルとそらくんのリアクションに思わず笑っちゃいました。
因みに、そのハードな台本の「淫獣セールスマン」のやつはアニメイト特典の小冊子の内容のものだと思うので、気になる方はそちらを読んでみてください。勿論エロいですよ。
エロシチュを楽しめる本編ですが、まだちゃんと恋人同士になっていない2人なので、ソウジロウさんの不安やそらくんの何気無い言動などに、焦ったさを感じますね。ソウジロウさんが心の内を吐露するシーンにはしんみりします。
しかし、そこからの終盤の展開には、生配信だよ!って思わずビックリしたのですが、そんなことよりもソウジロウさんの言葉の切なさとそらくんが伝えている言葉に胸がジーンとして、思わずウルッとしてしまいましたね。
でもやっぱり最後の展開が、生配信ってのもあってどうなっていくのか、次回予告ページに描いてあった、色々と気になることが盛り沢山なようで、今後の展開も2人の恋人関係も楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。