待望の腐男子くんには秘密があるの続編、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
溺愛 5
ラブラブ 4
エロ 4
小説 1
な感じだと思います。
陽キャの紫苑くん×腐男子の蒼汰くんのカプです。
陽キャな紫苑くんと隠れ腐男子の蒼汰くんは、蒼汰くんが書いていたBL小説がきっかけで、距離が近付き晴れて恋人同士となった。ラブラブな日々を過ごしていた時、紫苑くんから、母親に紹介したいと言われてしまう。しかし、紫苑くんとの関係を友人にすら言っていない蒼汰くんは…。
前作でもお互いがメロメロでラブラブな姿が見れまたしたが、今作はもっとメロメロのラブラブです。そして絡み描写も相変わらずエロくて堪らないですね。描き下ろしでもありましたが、紫苑くんの新しい性癖の扉が開きそうな蒼汰くんの乱れる姿は最高ですね。
今作は前作よりは、腐男子要素や蒼汰くんが書いた小説があまり読めなかったので、そこに関しては少し物足りなさはありましたが、元々紫苑くんへの想いを小説にしていたので、現実が幸せになっている蒼汰くんを見ていると、ほんと良かったね、としみじみ思いました。
紫苑くんの母親への紹介で、本当に会って大丈夫なのか、紫苑くんと母親の仲が悪くなってしまったら、と思い悩む蒼汰くん。真っ当な悩みですが、紫苑くんと蒼汰くんのラブラブな姿を見ていると少し焦ったい描写でしたが、それ以外は終始甘くて幸せな描写ばかりなので、安心して読むことが出来ます。
表紙の感じから、紫苑くんと蒼汰くんの幸せが伝わってきますが、本編はそれよりも更に幸せな2人の姿が拝めるので、ハッピーエンドのその先まで、是非とも読んでほしいです。
紅先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 3
しんみり 2
エロ 1
な感じだと思います。
獣人のヴェルクさん×リュカさんのカプです。
雪深い森の奥の村で同居して暮らしているヴェルクさんとリュカさん。一途にリュカさんのことを想っているヴェルクさん。そのヴェルクさんに少なからず愛着を抱いているリュカさんだが、番にはなれない理由があるようで…。
今作は、先祖返りや生まれた時から獣耳の姿をしている獣人が存在する世界観で、攻めのヴェルクさんは後者の黒曜虎という獣人です。他にも植物や動物の名前がオリジナルのもので、ほんのりとしたファンタジー物です。
ある日、怪我していたヴェルクさんを助け、そのまま一緒に過ごすようになったリュカさん。そんなリュカさんに最初は警戒していたヴェルクさんだったけど、徐々に惹かれていくようになり「番になってくれ」と言い出します。それからはずっとリュカさん一途なヴェルクさんが、一見クールっぽいけど、嬉しい時は尻尾を振ったりするので、ワンコっぽい一面もあって可愛いです。
過去に家族を亡くしてしまったリュカさん。その為、人間よりも寿命が長い獣人のヴェルクさんと番になってもいつかリュカさんの方が先にいなくなってしまう。一度残される側を知ってしまったリュカさんは、今度はヴェルクさんにその寂しさを味あわせてしまうと、なかなか想いを受け入れられないでいます。悲しい過去とリュカさんの健気さと不憫さに少ししんみりします。
でもある事がきっかけで、自分の隣でヴェルクさんが幸せになってほしいと願うようになるので、勿論最後はハッピーエンドになります。
しんみりする描写もありますが、健気なリュカさんと一途なヴェルクさんが織り成すほんのりファンタジーが雪溶けのようにゆっくりと心温まるので、是非とも読んでほしいです。
夜人先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
可愛い 3
素直 3
猫 3
エロ 2
な感じだと思います。
サラリーマンの竜次さん×猫の獣人のロゼくんのカプです。
仕事で疲れている竜次さんが紹介されたのは、猫獣人に癒されるカフェ&バーのお店だった。そこで指名した桃色の毛のロゼくんに、快眠が出来る程癒される。ロゼくんの方も何度も指名してくれる竜次さんのことが気になってきて…。
猫の獣人が接客してくれるバーを訪れたサラリーマンの竜次さん。バのつく正直な人となりです。そんな竜次さんに指名されたロゼくん。最初は竜次さんのことを内心で、いいカモ、少し遊んじゃおうかな、と思っているので、あざとい小悪魔系なのかなと思ったのですが、そんなことはなかったですね。
とても素直なロゼくん。竜次さんに撫でられてグズグズになっちゃったり、それでエッチな妄想をしてアワアワしちゃったり、猫の獣人なので、耳や尻尾の動きや喉をゴロゴロ鳴らしたりする猫要素もたくさんあって、見ていて元気が貰える可愛さです。
絡み描写では、ロゼくんが勝手にエッチな妄想をしちゃったり、1人でシていたりするので、物語り終盤まで絡みは無いのかな?と思ったのですが、中盤で発情期が来てしまったロゼくんと抜き合ったり、素股をしたりします。身体は最後まで繋げてはいませんが、感じているロゼくんが「にゃあぁ」と鳴いちゃうのがエロ可愛いです。
勿論、物語り終盤では最後まで身体を繋げますし、発情しているロゼくんに対しての竜次さんの返答にドキッとしました。
物語りは終始、バーでの竜次さんとロゼくんのやり取りが描かれていて、大きな波乱や激しい展開の起伏はあまり無いですが、人となりが良い竜次さんと素直なロゼくんが徐々に惹かれていく描写やゆったりと、でもエロ可愛いやり取りに癒されるので、是非とも読んでほしいです。
七七七先生の初単行本を拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
血表現 3
重い 3
コミカル 2
エロ 2
な感じだと思います。
龍さん×鈴くんのカプです。
ドラッグの所為で母親が亡くなり、父親は逮捕された。そして中国マフィアの龍の犬として拾われた鈴くん。薬漬けや洗脳をされながらも、ボスのシマを荒らすドラッグの出所を元気に探しているが…。
まず最初に、龍さんも鈴くん自身も、ボスである龍さんの犬と認識していますが、今作では動物の犬も少しだけ登場しますが、そこで、ホラー映画でよくある「動物は無事か」問題ですが、今作では犬は無事ではないです。直接的な描写ではないですが、会話からどうなったのか分かってしまいます。なので、そういうのが苦手な人はご用心してください。
動物の犬とは別で、ドラッグや洗脳、血表現や暴力、命を落とす描写など重めな要素がたくさんあります。
だけど、洗脳されているのもあるからか、鈴くんの明るくて元気いっぱいなワンコ言動がコミカルさも相俟って、重いのにそこまで気分が落ちたり引き摺ったりする様な重さは感じなかったと思います。
テーマは重めだけど登場人物、特に鈴くんの言動で重さが中和されているからか、意外と読み易い裏社会主従物なので、是非とも読んでほしいです。
miso先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
エロ 3
溺愛 3
しんみり 2
倫理観 1
な感じだと思います。
義兄の雄飛さん×義弟の夏芽くんのカプです。
高校生の夏芽くんは大学生の義兄、雄飛さんに片想い中。ある日、眠っている雄飛さんにキスをしていることが本人にバレてしまう。だけど、拒絶されるどころか何故か身体を重ねてしまって…。
義兄弟物ですが、義兄の雄飛さんの倫理観があまり無いので、眠っている間に夏芽くんからキスされていたことを知っても、それで夏芽くんが反応していても「可愛すぎ」とリアクションして気持ち良くしてあげると、身体を繋げます。だけど、事後の雄飛さんの「今フリーだからまたエッチしよう」発言から、夏芽くんに対して恋愛よりも家族愛の方が大きいようです。でも家族愛がある義弟にエッチしよう、とお誘いするから、やっぱり倫理観はあまり無いですね。
それから何度も身体を重ねる雄飛さんと夏芽くん。この関係はいけないことだと自覚している夏芽くんだけど、どうしても拒み切れません。その後も、夏芽くんは関係を終わらせべきと思いながらも、雄飛くんに言い寄ってくる女性に嫉妬して、また雄飛さんを求めるようになって、の繰り返しです。
倫理観が低く、夏芽くんを溺愛している雄飛さんですが、学祭での夏芽くんに対する執着や脅迫してきた奴への危うい言動や描き下ろしでの夏芽くんへの独占欲など、明るい一面以外にも少し仄暗い一面も垣間見えるので、ギャップにドキッとします。
少しネガティブな夏芽くんの心理描写にしんみりしますが、倫理観の低さから、義兄弟物だけど背徳感もあまり無く、読み易いと思うので、是非とも読んでほしいです。
名倉和希先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 5
絆され 4
溺愛 3
エロ 3
な感じだと思います。
第三王子のフェリクスさん×人質兼愛妾のリクハルドさんのカプです。
人質兼八十七番目の愛妾として、後宮で孤独に暮らしていたリクハルドさん。そんなある日、第三王子のフェリクスさんがリクハルドさんの元を何度も訪れ、次第に親しくなる。しかし、フェリクスさんの目的は、第一側妃のシルヴィアの不義を暴く協力者を得る為にリクハルドさんに近付いたのだが…。
人質兼愛妾として後宮で暮らしているリクハルドさん。国王は異性愛者である為、伽を命じられることはなかった。しかし、後宮の金の分配は第一側妃のシルヴィアが行っており、後宮内で贅沢三昧のシルヴィアの所為で貧しい後宮生活を送っていた。
だけど、生活面も人質となったことにも文句や不満を言わないリクハルドさんが健気ですね。
そんなリクハルドさんを協力者とする為に近付いたフェリクスさん。それだけだとフェリクスさんが嫌な人になりそうですが、元々リクハルドさんに近付くことを提案したのは、近衛騎士団の団長グスタフなので、フェリクスさん自身はそんなに悪くないと思います。
フェリクスさんもグスタフの提案に、乗り気じゃなかったり、後ろめたい思いをすると分かっていたので、案の定健気で純粋無垢なリクハルドさんに絆されていきます。
野心家かもしれませんが、人となりが良いフェリクスなので、リクハルドさんに絆されて惹かれていった後の言動は溺愛っぷりが凄いですね。リクハルドさんの方もフェリクスさんに惹かれていくので、このまま上手くいく2人なのかなと思いましたが、やはり元々協力者にする為にリクハルドさんに近付いてきたことを知った時の落胆や周りの人達の策略で不憫な思いをするリクハルドさんが切ないです。
周りの脇役達の所為で不憫な思いや切ない展開もありますが、フェリクスさんもリクハルドさんもお互いを想い合う気持ちは強くて、通じ合ってからは溺愛されて敬愛されて少しずつ幸せになっていくので、是非とも読んでほしいです。
待望のセフレ、やっぱなしで!の2巻目、楽しみにしてました。
個人的、各項目5段階で
おバカ 5
甘々 5
わちゃわちゃ 4
エロ 1
な感じだと思います。
前作に引き続き、XLサイズの月岡くん×時枝くんのカプです。
セフレ関係だったが、ついに恋人同士となった月岡くんと時枝くん。月岡くんの風邪を看病したり、デートしたり、ラブラブでバカップルまっしぐらの2人。そして修学旅行では…。
前作のセフレ関係の時から甘々な感じでしたが、恋人同士になっての今作は更に甘々で、時枝くんのおバカ言動は勿論ですが、月岡くんも時枝くんに対しての甘さと優しさが増していて、安定のバカップルになっています。
あと、月岡くんと時枝くんのバカップルさも勿論ですが、周りの脇役キャラ達も皆んなおバカでしたね。相変わらずのわちゃわちゃ感も健在です。
XLサイズの月岡くんですが、今作ではイチャイチャはしてますが、がっつりとした絡み描写は一度しか描かれてないので、月岡くんのXL要素は描き下ろしで、そういやXLだったね、と思い出しました。
シリアスでもしんみりでも、どちらの「し」の字も無いラブコメ要素満載で、時枝くんが思い悩むシーンも自身のことでは無く、友達の為だったりするので、月岡くんと時枝くんの仲は安心して読むことが出来ます。
脇役キャラの神木くんと百瀬くんの関係も気になったり、修学旅行はまだ続いているので、次巻も買わせて頂きます。