もしも生まれ変わってまた会えたら

雷々来世

rairairaise

雷々来世
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神83
  • 萌×221
  • 萌3
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

37

レビュー数
23
得点
513
評価数
113
平均
4.6 / 5
神率
73.5%
著者
野白ぐり 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033882

あらすじ

高校生の七星には
ずっと見つづけている夢がある。
それは前世の記憶で、
そこで七星は何よりも大切な
主人に仕える騎士だった。
記憶が本物か疑っていた七星だが、
ある日、主人であったレオが
転校生の雷央として目の前に現れる。
雷央にも記憶が残っていて、
七星との再会を無邪気に喜ぶ。
だが、彼は肝心なことを忘れていた。
七星にとって雷央は
絶対会いたくない人だったのだ──

表題作雷々来世

七星、高校生、17歳、前世:レオに仕える護衛騎士
橘 雷央、高校生、転校生、前世:レオ、王族

その他の収録作品

  • 描き下ろし:AFTER STORY (9P)

レビュー投稿数23

記憶の照合が徐々に噛み合ってくと!!

転転転生?うまいこと言う!

コミックでファンタジー転生ものは自分には珍しいです。
美しく繊細な絵、素敵です。

前世も前前世も前前前世も結ばれなかったであろう二人。
ここまでくるとお互いの記憶が混乱したり忘れかけてたり思い出したりですね。

小出しに小出しにされる過去と、少しずつ少しずつ思い出す過去。出会った時の記憶のズレが一緒にいるうちに出揃ってくる感じ?
主従関係がやがて…。切ないですねえ(泣)
国を背負って決して後戻りも逃げもできず実はお互い縛られてて。

切なかったあのエピソードが実はこのエピソードがあるからなのだとわかった時!!
お互いやっと今世では離れない!とやっとこ思えるところ!!


良かったですがさらっと読み終わってしまいました。余韻は残ります。
何巡も読めば読むほど新しい発見があるかもしれないと思わせるお話でした。

0

美しい

転生もののお話が大好きなので読むのをとても楽しみにしていました。

七星と雷央は今世で同級生として生まれ変わり、端からみたら普通の仲の良い二人…でも実は前世からの強い思い残しからきっとここに来てしまったのでしょうね。
前世では叶わなかったけれど今世ではようやく想いが通じ合って、二人でいられることに幸せを感じている七星と雷央が本当に尊いです。
前世でも今世でも泣き虫な雷央が可愛い。これからは七星がずっと側にいるから大丈夫だよ…。

野白ぐり先生の美しい絵とともに、物語や詩を読んでいるかのようで、その心地よさに入り込んで一気に読んでしまいました。

0

切なさとお茶目な可愛さに掴まれました♡

前世では身分差、担う重責の違いという抗えないしがらみの為叶わなかったすれ違ったままの2人が現世で高校生として再会する、、、
もうこの時点で夜明け属性の私は萌え萌えモード突入です!!

前世の苦しい記憶と甘い記憶に翻弄されながらも今、手を伸ばせば肩を掴める距離にいる想い人に抗えるはずもなく、、、七星の苦悩に萌えます

そしてそんな七星を見て彼が忘れてしまった約束を飲み込み自分の中で秘める雷央がまた健気で萌える…!

切なさベースがしっかり敷かれていながらも織りなす会話や表情、行動で所々クスッとさせてくれる楽しさが読み易さを助長してくれます
先生のお茶目さというか可愛らしさなんでしょうかね?優しい可愛らしさがとても心地よいです

心地よいと言えば!前作も素敵な作品タイトルでしたが今回も声に出したくなる作品タイトルですね♪そしてあの有名なアニメ映画主題歌の曲名が頭を過りましたwww←私だけ?…きっといらっしゃいますよね?w
ココを狙っていてくれていたのならこれもお茶目な仕掛けだと思うんですよね
なんか、好きです♡こういう遊び心(全然違ったらすみません‼)

訳も分からず転生をする訳ではなく、ちゃんと転生して叶えたい目的があったからこその転生
これは意味のある転生だと思えますし、2人の想いの強さを感じられる素敵な転生作品だったと思いました

最後の仲良しエッチ中の七星と事後の雷央、、、どっちもお茶目♡
すごくかわいい締めでしたね(*´▽`*)

0

前世の恋を生まれ変わってやり直す

野白先生の今回のキャラクターの絵がとても美しくて、そして、過去の中世風の時代と、現代の高校生の姿と、見た目大満足な作品です。

レオ(過去では王族)と、ナナセ(レオの従者)が現代に生まれ変わって、同級生となり身分差も年齢差も無くなって、普通に考えればしがらみが無くなって、楽しく現代の生活を送れてそしてお互いを見つけたら直ぐに好きになって、、と、話が進むのかと思ったらそうではなかったですね。過去の二人の恋が悲恋のまま終わっていたようで、、
お互い深く愛情を持っていたけど、結局は身分差から成就する事はない恋を断片的に思い出していく二人を見るのはちょっと切なかったり、苦しかったり。忘れたかった記憶と忘れたくない気持ちが二人の間で絶妙に現代の二人の関係に影響を与えて来るんですよね。目を潤ませるレオと同じように読んでいるこちらも感傷的な気持ちが読みながらずっと続いていました。
現代の二人が今を楽しもうとするけれど、過去の記憶で二人が覚えてる場面が違うことで、ちょっとすれ違うと言うか、過去の悲恋を今でも引きずってしまっていた二人が、記憶を思い出すうちに一番伝えたかった事、二人でやりたかった事に気づいて行くのがエモかったです。
泣き虫のレオの顔がとても美しくて。ナナセの騎士の姿と学生の姿はギャップがあって素敵です。
過去と現代が交互に描かれているので、ちょっと込み入った感じはありますが、過去の二人のエピソードが悲恋ながらも、とても美しくて儚い夢のようで、、
とても雰囲気のある作品でした。

1

身分違いの前世→同級生DDに転生 やり直しラブ

先生の「金銀ささめくひみつは夜」は拝読。
こちらは連載中に2話ほど読み、とても素敵で単行本化を心待ちにしていました。

前世では護衛と王族だった二人が、現世で同い年の高校生の七星(ななせ)と雷央(れお)として転生、過去の記憶を持ったまま再会する。前世では身分違いのため出来なかったことを、現世でやってみることに…というお話。

本作はキャラデザがすごく好きです。
雷央可愛い!七星を初めて見つけた時のキラキラ顔といったら!七星も一重瞼の男前。特に前世は年上で体も大きくて素敵〜。

お話は前世と現世を行ったり来たり、交互に語られる。前世では身分違いの恋だったので、先に進むにつれ切ない展開に…。身分違いってロマンチックだけどやっぱり切ないな…クスン

七星が一度は拒絶したのに、結局現世でも無意識に雷央を気遣って甲斐甲斐しくお世話してしまう様子にほっこりします。(上着掛けるシーンとかキュン!)

前世の二人のキスシーン。攻めがとっても情熱的で、官能的で胸にギュン!とくるキスでした。(殿下は覚えてなかったけど…泣)

読み進むほどに、前世の二人の気持ちの行き違いで、切ない展開になっていきます。
特に現世の七星は、過去をほとんど覚えていて、強く前世に囚われていて辛そうで可哀想。
前世の行き違いが、七星と雷央にも影響してきて上手くいかないなんて!うわ〜ん、切ない〜!。゚(゚´Д`゚)゚。

七星は前世のここを忘れている、雷央はここを忘れてて…という記憶に相違がある。
そこがちょっと複雑で、ストーリーが込み入ってる感じを受けました。一読だとちょっと難しい感じ。二人の気持ちを確認するのに、何度もページを行ったり来たりして、ちょっと読むのが大変でした。

とは言え終盤、とうとう七星が本心を告白して、気持ちの通じ合えたシーンはキューンとしました!
数百年かかったけど、やっと気持ちが分かり合えてよかった〜。゚(゚´ω`゚)゚。

本編は濡れ場少なめなので、書き下ろしで甘々な濡れ場を描いてくれて嬉しい!前世が混ざって「殿下」呼びしちゃうの、最高すぎました♡

ちょっとお話が込み入っていたけど、ロマンチックな転生もので、人物も素敵で、萌えを摂取できました♪
もうちょっと甘々な二人を読んでみたいので、番外編描いてもらえたら嬉しいです!

電子(coicomi) トーン修正(トーンを駆使して形がよくわかるエッチな修正で大変良きでした♡ あまり見たことのない修正で、電子でこれは素晴らしいです!)

3

許されなくても共に居たい…その想いが忘れる事を赦した前世からの転生…エ…エモいぃ~….゚(→ε←*)

前作の「金銀ささめくひみつは夜」が初読みだった先生の新刊♪
今作も作画がすごく、すご~く…素敵…♡

作中でも描かれていましたが世は転生ブーム戦国時代?!って位に溢れかえる転生豊作
今回は転生の中では逆転生とでも言うのかしら?過去から現代への転生です

過去は攻め×受けの関係で言えば従×主の逆主従関係
それが現代では同い年の高校生として再会!という何とも美味しい関係です♪

前世の記憶の全てが甘い訳ではない2人
その記憶には忘れたい程の記憶も忘れ難い記憶も、、、
この辺のお互いの記憶のズレがそれぞれの相手への想い方が象徴されている様で繊細な描写に読み応えを感じます

パッと分かりやすい感情ではないかも知れないです
実際私もレビューを書けるようになるまで結構読み返しました
そして読み返していく度に前世のそれぞれの立場だからこそ至ったであろう想いや、その記憶を持ったまま今に至ったから双方の感情が行き違ってしまったのだな、、、と分かって来ます

七星は自身を戒めて「臆病だった」と吐露していますが臆病になってしまう程殿下が大事だったんだな…というのが痛い程伝わる愛情です

また殿下は自分の想いだけを優先して生きる事が”許される”立場ではない身分
だからこそ団長と居る時間だけはそのしがらみから解放されたくて赦されたくて忘れていたい、、、だからこそ漏れたモノローグが「忘れるのは赦し」なんだろうなぁ、、、と儚さが胸に迫る殿下の横顔が切ないです

許しと赦しの違いは宗教的な解釈や主語に当たる部分が犯罪なのかどうかって所でも厳密には並行で比較は難しいのかな?とは思うのですが私的に今回は「許す=受け入れる、受け身的な解釈」「赦す=責めを負わせず解放する、主体的な解釈」という違いを持って読んでいました

こう解釈する事で前世の立場や環境、それぞれの担う責任故の許されなかった添い遂げられなかった2人の苦い経験と、それでも2人で居る時間だけは互いの事だけを想い合う事を幾度も赦し合っていた愛しい時間が浮き彫りになって来てこの2人の特別感が転生してまでも巡り合わせたんだろうな、、、と感じられて、、、もぉ、、、萌えるしかないエモさが迫って参りました(*˘︶˘*).。.:*♡ 

最高に切なくてキュンと出来るエモーショナルBL!!
だけど現代の2人の高校生感とかではコミカルなやり取りも垣間見せてくれるのでそこもまた可愛くって…♡私の中の妄想戦隊エモインジャーがフル出勤で大忙しでしたw

そんな2人の探り探りなえちシーン、、、なんだアレは?!
もぉーーー、、、めっちゃカワエロ過ぎたよぉーーー(o→ܫ←o)
事後処理してあげる七星、優しいよぉ~♪フキフキカワイイ~
ベッド上も好きだけど1番キュンってしたのは帰り道の階段越しのキス…というか飴渡しですね♡
もぉあの画力のパワーが強かった…!!!!!コマとしては大コマって訳じゃないんですけど私の脳内再生での拡大率は最大値でした(●≧v≦)♡(≧v≦●)
高校生の帰り道っていうのも最強シチュでしたしね♡

あ~。。。すっごい良いお話し!
エモかった~~~♡
ストーリー全然関係ないんですけど、、、七星がお母さんのことを「かあちゃん」って言うのさえもエモく感じちゃう始末で、、、もぉなんか凄い好きでした!!「母さん」って言いそうな子の「かあちゃん」になんか眠れる母性が大暴れでしたwww

修正|トーン修正なんですけど何て説明したらいいんだろう?色気のあるトーン修正でこの修正すらエモかった…兜合わせも素股も見応えありました///←このレビュー、後半「エモい」連発し過ぎでスイマセンっ(>ω<)‼

5

サラッと主従×転生×再会を楽しみたい方におすすめ!

野白先生が描く、生まれ変わり✕元主従関係という大好きなテーマで即購入しました。

期待通りの繊細な絵柄で前世と今生が描かれていて二人が結ばれていく過程が丁寧に描写されています。一巻でここまで纏めるのは凄いのでは?

ただやはり1巻で詰め込むためか要所要所もう少し掘り下げてほしかったなという部分が否めずサラッと終わってしまう印象。(個人的にはサラッと読めて余白を色々妄想できるの好きですが)
この手の物語は複数巻使ってじっくり描かれた方が前世での別れの辛さやラスト結ばれた時の満足度が高いだろうなと感じました。

総合的に個人的には神評価ですが、ちょっと物足りなく感じた部分があったので萌2評価とさせて頂きます。

転生や主従関係が好きな方にはおすすめしたいです!



5

もう少し掘り下げてほしかった

出版社によるあらすじを読み、このお話をあの美しい画で見られるのかと心惹かれ、期待値大で手に取りました。
結果、とてもきれいなお話ではあったのだけれど…没頭して読めたのか?と思うと残念ながらそうではなかったです。

忘れられない思い出と苦みに囚われ、何度生まれ変わっても記憶に残り続けるあの人との再会だなんて、すごく胸躍る設定だと思うのです。
現世と前世を交互に描きながら、一緒にやりたかったことを学生である現世で叶えていく構成も微笑ましく読めました。
でも、なんだろうか。
現世にも前世にも盛り上がりきれず、本の厚みはあれどさらりと終わってしまった感じがして非常にもったいなく感じます。

断片的に挟まれる前世のエピソードはどれも微笑ましく、時に苦しく、そして美しいです。
ただ、そもそもの2人がどこの何者で何がどうなって惹かれ合い、時を越えてもこれほどまでに強く囚われ合っているのかが分からず。
特に受け側の気持ちが伝わりにくかった。
断片的がゆえに読んでいて思い入れが薄く、身分違いの悲恋の切なさは伝わってくるのですが、詳しい状況が不明なためドカンと切なくはなれませんでした。
前世の攻めが受けへの想いを抱えたまま、その後をどう過ごしたのかが気になりますし、過去の欠片から関係性を読み取るよりも、もう少しページを割いて詳しく描いてほしかったのかもしれません。
2人の過去の関係性が濃厚に描かれていたのなら、現世での想いの成就にもっと盛り上がれたのではないかなと惜しいです。

キャラクター設定と題材、保護者のように無意識に受けを甘やかしてしまう攻めの図はすごくかわいらしかったです。
野白先生作品は大好きなのですが、もっと強く萌えてすっきりしたかったなと今回は2.5寄りのこちらの評価になりました。

10

何度生まれ変わっても会いに来て欲しい

こういうの運命って言うんだって、、
受けにずっと会いたかった攻め(前世の記憶が1部ない)と会いたくなかった受け(前世の記憶あり)でもそれには理由があって、、?
1度は拒絶したけどでもやっぱり離れられなくて、
でも2人で過ごしていくうちに前世の記憶を思い出して、シンプルに切なくて途中何度も泣いちゃうほどいい作品、、、
過ごしていくうちに思い出される記憶それがまた素敵な先生のタッチにあった繊細な描かれ方してて見ていてとても内容にプラスしてめっちゃ刺さった

2

リズム感のいいタイトル♪

数年前(もっと前か!)に流行った某曲のタイトルみたいにリズミカルなタイトルで(よく考えたら全然違ったので全方位に謝罪)、読む前からワクワクしていた今作。


他社レーベル様ですが、前作がめちゃ好みだったこともあり、新刊は同梱組のまりあげはが、当日に届くようにお通販を設定したくらい! 期待値エベレスト級作品だったわけですが!!!!



んんん、、、??(しばし冒頭を読んで考える)


前作と似たような(前世ですけど)主従関係モノで、最初は、あれ…これ、なんだか最近ぐり先生の作品で読んだことがあるような既視感、、、??

転生モノなので、今世では主従関係ではないのですが、微妙に転生でファンタジー入ってるせいか、一度気になってしまったら、そこが気になってしまい、、、


ですが、後半へ続くにつれて次第にその既視感はどうでもよくなってきたのも、正直な感想です。
前世でのすれ違いLoveが、めちゃ好みすぎて(良すぎて顔を覆う)

あと、前世の受けには妻子がいるんですけど、まりあげは的にはまったく地雷にならないどころか、比較的そういうのおk(というか、自分には自分の役割があって、攻めが好きだけど仕方がない…遠くから見守ろう的な切な展開が好き!)なので、そこも好きポイントでした。


ですのでね、色々肝心な過去の記憶とか思い出してくださってありがとうございますですし、最後まで読んでみないと良さって分からないよねえーー! と思った1冊でした。(超絶褒め言葉)




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