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noumi sempai no bemmei
能美先輩が結構クズだけど可愛い!!BL単体でも最高ですが、所々に哲学が入ってくるのでお話としても面白かったです。
最初の方セフレで展開ゆっくりめって感じでしたが、最後あたりのゲイの先輩出てきてからあたりはもう急展開かつ神展開でした。
お互いあいてをわすれようとしても忘れられなくて…やっぱりあの人は特別な人なんだ!!ってなるのが王道だけどやっぱり1番好きです
最後の方でくっつくからクリスマスデートとか付き合ったあとの話もっとみたいです…!
違うタイプの拗らせていて面倒くさい2人がセフレから恋人になるお話。
能美先輩が今のちゃらんぽらんになるきっかけ、過去のなにかがあるようなないような、という描かれ方で不思議でした。
後輩の丹は真面目でゲイを公表していてまっすぐな青年として描かれていますが、ちょっとわがまま、自分勝手すぎる気がしました。
言動がひどいなと。
特に、能美先輩を突き放すところ、そして、その後、能美先輩に恋愛感情を持たれていると確信してからのぐいぐいいくところ、だいぶ自分勝手に感じました。
しかし能美先輩もやることなすことなかなか自分本位のクズなので、どっちもどっち、似合いなのだと思います。
いろいろと不思議な点も多く、回収されていないフラグもあったように思います。腑に落ちない点も心にひっかかる点もけっこうありました。
しかし、全体を通しての雰囲気は、なんともかわいくて、好きでした。
セフレから恋人同士になる過程、やりとりが、きれいすぎなくて、いいなと思いました。
哲学に関する言葉、書物があちこちに出てくるのですが、単なる材料、キーワードかと思ったら、巻末に大量に哲学に関する書籍の紹介があってびっくりしました。
能美先輩が酔っぱらって、見たい、と叫んでいたソクラテスの裁判、に関してはかなり気になり、後で調べてみようと思いました。
大麦こあら先生は哲学がお好きなのかな?布教されてたのか、と巻末で楽しくなりました。
2人が恋人関係になってからのラブラブももっと読みたいし、哲学に関するエピソードももっと読みたいと思いました。
続編が決まってほしい作品でした。
普段交わらなさそうな2人が哲学を通じて距離が縮まっていく姿がとても良かった。良い作品はBL問わずですがこの話の後、将来がどうなってるか気になる作品でした。
BLや哲学を読まないのですが話に出てくるセリフや絵もナイス!読み応えのある一冊。初めてBLを読む人にもお勧めしたいです。
先生のデビュー作「カットオーバー・クライテリア」が本当に大好きで…!
しかしその衝撃が大きすぎて、2作目がイマイチ入り込めず(ガラっとファンタジーだったことも個人的に起因しており…可愛くてえっちで面白いのですがどうしても1作目を引きずってしまって)そこから何となく疎遠になってしまったのですが
今回、レビューが軒並み大絶賛の嵐だったので、手に取ってみました。
結論:この人生で読めてよかった!!!ちるちるさんとレビュアーの皆さまに感謝!!!!!!何よりもこの作品を産み出してくださった先生に頭が上がりません!!!!!!
いや危なかったですこれを読まずして人生終えるなんて損超えてゾっとするレベルです。
内容についてはぜひお読みいただければと思いますが、
一言だけお伝えするならば
お互いの視点から読ませてもらえるなど、心理描写が丁寧でありがたいです。
あと、適度に余白があるので読了後にも妄想が捗ります。
本当に、カバーイラストでは伝えきれないほどの
魅力いっぱいのキャラクターと、ボリュームたっぷり大満足なのでご安心ください!!と添えさせていただきます。
(ちるちるさんの作品ページのキャラクター紹介欄に使われているイラストが、
私的にもふたりのキャラをよく表しているので、ナイスチョイスde賞をお贈りしたいです)
先生と担当さんとが熟考されたご様子が分かる骨太な物語とキャラ作り、
それでいて、綺麗と可愛いが絶妙のバランスでかつヌケ感のある、流れるようなタッチの画面!濡れ場の生々しさ(ちゃんと準備する描写とか)もほど良いバランスで刺さりました。
これはぜひ続編をお願いしたいです…!!!!!
ドラマCD化も確定ではと思っていますので
今からキャスト予想して楽しみにお待ちしております♡
余談ですが、人生初哲学に興味が湧いたので巻末付録(電子版)にオススメされていた哲学書を購入してみようと思います。
あたらしい分野にも自然と足を踏み入れるきっかけになるBL、素晴らしいですね!
や~、趣深い。いとをかし。
そもそも哲学という扱いの難しいテーマをふんだんに織り込んだ哲学BL。これは生み出す方が相当頭の良い方であると見ました。電子版巻末には哲学書のオススメタイトルも載っていて新しいジャンルが生まれたように感じます。
絵柄は綺麗4:可愛さ6のバランスが取れていながらもえっちはかなり大胆。汗みずくになって、結構強引な攻めになし崩しにぐちゃぐちゃにされてる受くんがまあ卑猥(褒めてる)なこと。
ただし哲学好きな両者の絡みなので言葉も繊細でなんだか高貴な戯れに見えました。ドエッチなのに(合掌)
最初は受くんがあまりにヒモなのでお話がだらけてしまわないか不安でしたが、攻くんの塩&ぶっきらぼう加減がいい感じに物語をまとめていたかな。結局2人とも根はとても真面目で、好きなことに一生懸命で感情も豊かなので、きちんとその心の動きが表現されていてあっぱれでした。こりゃ300ページ近く盛り込まないと描ききれないわけだ。納得。
お話がしっかりしてる上で、濃厚なシーンや胸きゅんも欲しい、そんでエモくてメロい話はねえか!?という欲張りさんに超オススメ!!!
大麦先生の絵が超絶好みで前作も読んでるんですがダントツでこちらが大好きでした。
哲学知らなくても読みたくなりました。
綺麗な絵ももちろんなんですが、哲学好きな2人の会話や台詞、描写や仕草がかっこよくて綺麗で感動できてすっかりハマっちゃいました。
クズでヒモなのかと思いきや頭良くて生活力ある先輩と真面目でクールなのに子どもっぽい後輩、どちらにも沼ってしまう。2人とも哲学を愛しててしっかり芯を持ってるところがかっこいい。
徐々に関係が良くなっていく描写も良いですが、あんなに嫌いだと言ってた瑛人の、超好き、からの束縛発言が最高すぎました。。
瑛人目線のお話しももっと見たかったです。
私今訳あって海外(しかも日本人ほぼいないローカル地)に住んでて小冊子やリーフレット等が見れないのが残念でならない〜〜!!泣
ですが何度も読み返して異国の地に1人の時間も楽しめてます。先生ほんとにありがとう。
というわけで是非続編(番外編でも!是非電子配信を!!)お待ちしてます。
もう何もかも好き。好き過ぎてレビューどう書いて良いのか忘れるくらい、好き!!
大麦先生の描く人物が物凄くツボです。
今作の受の能美はクズなのに、芯はしっかりしていて能力もある。だけど自己肯定感が低いがために、その能力を発揮しようとしていない少し拗らせたクズ。顔が良い。綺麗。フワンっとしているシルエット堪らん。
そして、攻の丹くん。自分をしっかりもった子で計画性もあり、努力家。そして顔が良い。何をしてもカッコいい。
こんな素晴らしい2人が出ているんだから、是非あらすじは見ずに読んで欲しい。
そして、CD化して欲しい!!音声でも聴きたいと心底思いました。是非!!
こあら先生の絵が好きなので作者さん買いしました。
賢いのにのらりくらりだらしなく
生きてるノンケ受け能見先輩と
イケメンで真面目に生きてるゲイ年下攻め瑛人
能見先輩のなんか面白そうからセフレになる2人
だけど性格は合わないし水と油。
共通点は哲学が好きってことだけ。
そんな2人がちょっとずつ好きになり
いつの間にか一緒の時間が増え
好きだって自覚なく嫉妬したり成長していく
ストーリーがめちゃくちゃ面白かった!
好きを自覚してからの瑛人が最高で
監禁しそうな執着でたまらなかった。
能見先輩の家族関係とか付き合ってからの
2人をもっと見たいので続編ください!
どんなものかと思いきや・・・
最高すぎてため息しかでません。
間違いなく次のBLアワード1位です。
大麦こあら先生の作品は出たら必ず買ってますが、
これがダントツ・・・好きです。まぎれもなく大好きです。
購入後、小冊子系の特典は全部買いました。
続編を熱烈に希望します!
超よかったです。
私も最近で1番の作品でしたし
哲学科BL大麦こあら先生の大ヒット作になりましたね。もう重版四刷だそうですごい。
哲学科ってなかなか深い言葉、心理?
がでてきて面白かったし
まさかのせつないキュンもあり泣かされたりで
最高でした。
私も作家買いしてましたが
先生の作品で1番刺さりましたね。
1番すきです。
なんかのらりくらりゆるく
繊細だからこそ頑張れない
実は頭いいみたいな先輩ずるくないですか?
このカプのビジュ見たとき絶対黒髪生意気後輩攻めが
好きって思いましたが先輩思ったより
魅力ありましたね。
先輩ただのチャラクズ受けじゃなかったですよね。
けどやっぱり丹のビジュがでぇ好きです。
クソガキ攻めほんとかわいい。
はじめから先輩好きじゃん
魂のカタワレは全然タイプの違う先輩だったとな。
全然好きな哲学家が違っても
嫌いだ嫌いだって惹かれてる。
ほんと参りました。
とらのあな小冊子もかわいかったです。
電子も買いたい。
存じ上げない作者様でしたが、FF様のレビューを発見して、間違いない作品かなと確信したので、
シーモアさんで読んでみました。
まず絵がすごく可愛くて良かったです。
そして感想としては、攻めがめっちゃ塩対応だったのですが、クズ受けの最適解はこういう攻めなのかな、と改めて思いました。
あとクズ受けって、ただのクズじゃなくて、なんだか影があるというか、ほの暗さがあるというか、そういうキャラが多いですけれどこちらの作品もそうだなと思いました。
そういうところも魅力的だなと思いました。
久しぶりにレビュー書きたくなる位良い作品。色んな所に哲学引用されてるみたいで、みんなのレビュー読んで再読したら更に良かったです。大麦先生の他の作品も好きですが、こちらは更に完成度高く自分好みなので買って良かったです。特典付きの紙の本も初めて買いました。
ニーチェ
「愛とは自分とは正反対に生きる人間をそのまま喜ぶこと」
哲学ぅ・・・。倫理専攻の身としてはたまらない題材ですね。魂の片割れ探しているとか一般社会では「エッ?」て感じかもしれないですが哲科のなかでみんなフツーに受け入れてそうなのとてもいいな〜こんなキャンパスライフ送りたかった〜と思いながら読みました。
タンくんもノウミくんも捻れているようで魂がまっすぐなところが本当に尊い!えっちで楽しくてラブがせつないだけじゃなくて、なんていうか生き方を考えさせられるような、そんな話。タンくんの側から読むと二度美味しいと思うのでそっちver.もぜひ書いてほしいです!!
瑛人が好みの攻めすぎた魂の片割れを探す攻めかっこいいなぁ。態度は悪くても面倒見が良すぎるところとか...いや最高では...???正孝がちゃらんぽらんなのにほんとは出来る男なのも良い...。そこに瑛人がムカついてしまうのもわかる
特に描き下ろしの瑛人のあの一言で胸がドキドキしてきちゃったアニメイトの12Pリーフレット良かったですね...モブ山くん、仲良くしよう
光文社さんのスペシャル号外が挟まれてオススメの哲学書が載っていたのでちょっと読んでみたくなったな。
コズマルさんのレビューを見かけたので、さっそくシーモアさんで読んできましたコズマルさんのセレクトが一番信頼できます✨
哲学科3年の能美先輩は容姿と頭脳を持ち合わせていながら、あえて自堕落、クズ、ヒモのような生活をしてその日が楽しければいいと思いながら生きています。
そんな中同じ科の1年生丹と出会い、目立つルックスと真面目さ、自分はゲイだとオープンに話し人目を一切気にしないその人柄に能美先輩は興味深々で近づいていきますが…。
哲学科BL…とあるように、作品の中ではたくさんの哲学者の本の名前が出てきます。…が、詳しくなくても全然問題ありません。難しく考える必要全くありません。
これは、正反対の人間が相手を知り、受け止め愛を「知る」ようになる…という至って単純な事が繰り広げられているだけです(最高!!)
二人とも、まぁぁぁ合わないんです。真面目とクズ、ゲイとノンケ、好きな哲学者も思想も違う。普通なら交わることの無い二人なんですよね。その二人が出会ってしまったがために、お互いを『知る』ことになる。合わないと思っていた人間が意外にも自分にとってぴったりだったと知ったら…もう転がり落ちるのは早いです。
読者も一緒です。能美先輩に対して「一番キライなタイプ」と言い放った瑛人が急〜〜〜〜〜に優しく甘くなった辺りで先輩だけでなく読者も『???』とクエスチョンマーク浮かべながらギャップに萌え死にます。
能美先輩視点から描かれていた話が、瑛人視点にガラリと変わるんですよね。それで読者はああっ!と気付かされる。
攻めの瑛人の顔がいい。普段無表情な顔もクールでかっこいいけど、唐突に笑った顔見せてくれることがあって吐血しました。
能美先輩はフランスの血も引いているらしく、美し可愛いです。
ラストの能美先輩の言葉が哲学とエロスの真理をバチコーンっと表現してくれていてやっぱりこの人(能美先輩)天才だわ…となりました!!
最後瑛人のドッロドロの独占欲見せてくれるので…執着好きな人迷わずいきましょう!
紙白塗り
大麦こあら先生~!
哲学科BL!こりゃまた抽象的なトコへ(嫌いじゃないナ)…とワクワク。
ebookでの購入でしたので、
購入特典は能美先輩の(ギャンブル)友達、室ちんとのお話でした。
シーモア限定特典の描き下ろしがとても良きと聞いているので
シーモアでも買おうかな~と思っているところデス!
(古典新訳文庫とこあら先生のコラボ付録はちゃんと付いています~!)
受けの能美先輩、デキるクズ笑ノンケ。
哲科の学部生って頭脳が良すぎて拗らせてるコが多かったので
(偏見かも!ごめんなさい!)
あーいたわこういうコ…と。
家は裕福で基本不自由なく暮らしてて、
勉強もできるんだけど、あえて退廃を目指す感じ。
もちろん拗らせてしまった理由もあるのですが。
それに対する攻めの瑛人くん。オープンゲイ。
地方(愛知?なのかな?)から上京してて、
真面目に学問に取り組んでる。
能美先輩がデキることは早々にわかってて、
そんな彼のあえての退廃っぷりにイライラ。(みんなそう。)
能美先輩に対してはクソ塩、鬼ツン。
2人は最初、セフレとして関わっていくのですが…。
見どころはド塩鬼ツンだった瑛人くんが、
徐々にデレていき、最終的にド執着鬼デレにキャラ変するトコかなと。
自堕落に生きている風だけど、根っこは哲学を愛する善き人間と
理解してくれている瑛人の影響で、自己評価低めだった能美先輩が
少しずつ自信をつけていくところもすてき。
愛とはなにか。なんて、雲をつかむみたいな問いだけど、
この作品、その答えのひとつを、
めちゃくちゃ具体的に読ませてくださるんですよね…。
半身を探して、見つけて、対話し、混ざりあってひとつになる。
哲学(プラトン)、ロマンチックすぎる~!
知的な刺激と、年齢相応にピュアな告白シーンで
脳がイキイキと活性化したところに、描き下ろし(神からの贈り物)で
瑛人のつよつよ上目遣い+「超好き」がぶっささってきちゃったもんで、
ワタシは目を閉じて静かにコト切れることしかできませんでした…。
こんな素晴らしい作品を拝読できて大変幸せでした。
こあら先生に感謝です…!
(ワタクシゴトで恐縮なんですが、このコたち母校の後輩でした笑
大学構内に見覚えがありすぎて、懐かしくてドキドキしちゃいました…)
コミック1冊でこの読み応え!
もう、ここがとかあそこがとか言えないというか。愛を知るのにたどり着くお話?
学生ものは難しい年代なんですけど、このお話はとーーーっても良かったです!逆に学生だからこそ生きたなって思えます。
大好きな学問で好きなレポートや資料の作り手を見つけたら…。恋だよね!?
塩対応な瑛人が大学1年生とは思えない経験値としっかりさと。優秀なのにまじめにやらない、嫌いなタイプの能美になんだか猫パンチ繰り出してるみたいでした。
何簡単に諦めようとしてるんだよっ!なところ!すわ浮気か?でやり殺しそうなところ!
こんな形の愛がステキ。
自堕落な大学生活を送る能美先輩は、教授に誘われて参加した読書会で、同じ哲学科の後輩・瑛人に出会います。
ちょっとした興味で近づいた瑛人と気づけばセフレになっていて…
いやーこれ、評価が高いのも納得です!
最近読んだ本の中で1番よかったかも、くらいによかったです。
クールで真面目、ゲイであることもオープン、哲学を愛する後輩瑛人くんの魅力が半端ないです。
能美先輩も魅力たっぷりなのですが、この人を好きになれるかは分かれるところ、でも瑛人くんのことはみんな絶対好きです。言い切れちゃう!
ものすごいツンツンしているので、後半のデレがヤバ過ぎました。破壊力がー!
能美先輩視点で物語が進むのですが、瑛人くん視点のパートもあります。
お互い自分の気持になかなか気づかぬまま身体の関係から始まった2人はすれ違いを経て恋人関係になるのですが、後半パートが良すぎました。
とにかく瑛人くんにキュンキュンできる1冊です。
能美先輩も、色々あるけど私は可愛らしくて好きですねー!
先生の絵もとってもキレイで、瑛人くんは眺めているだけで幸せな気持に、能美先輩もめちゃくちゃ可愛いです。
2人のラブラブなお付き合い後、もっと読みたいなー!
好きな作家様です。
こちらは連載中に2話まで読んで、面白かったので単行本化を待っていました。しかしクズっぽい受けに怯んで積んでいて、やっと読みました。
結論としては、もう最高すぎました…。もっと早く読めばよかった〜!
価格がちょっとお高めだなと思ったら、漫画部分は電子で約280ページ。すごいボリュームで読み応えあります。(以下少々ネタバレあります)
まずは二人のビジュアルがとてもいい!特に攻めの瑛人が高身長でスッキリしたイケメン。色気もあってカッコいい!すごく好きです。受けの能美はクォーターで可愛い系のイケメン。美男×美男、最高♡
瑛人は無愛想なゲイ。一方の能美は調子のいいヒモ気質のノンケ。正反対の二人が、どうBLになっていくのか、序盤からワクワクさせられます。
能美が、初めは清々しいほどのクズだけど、実はかなり優秀だったり、コンプレックスがあったり、ギャップと奥行きのある人物で魅力的です。
「あんたよりずっとこの学問を愛してるのに」
「俺も哲学を愛しちゃってるからさ」
のシーンは、二人が初めて心が通い合う印象的なシーンで、二人ともかっわっっ!てなりました。
女性の香水の匂いをつけてきた能美を抱いた後、瑛人がシャンプーしてスンスンして「よし」て言うシーンもすごく好き!独占欲〜♡
初めは塩だった瑛人が、徐々に能美に絆されていく様子には、何度もキュンキュンさせられます。
いい雰囲気になってきたのに、なんとも間の悪い偶然で、誤解によるすれ違いが!
お互い誤解しあって離れる二人。
能美は瑛人のことばかり浮かんでくるのに、好きって自覚がなくて迷走しちゃう。この子はもう、危なっかしいな〜(汗)
そして終盤。講演会での一連のシーンには胸が熱くなりました。
その生い立ちから自己肯定感の低かった能美が、教授から聞いた瑛人の言葉に背中を押されて、学問に対して前向きになれたこと、少し自信が持てたことに、ジーンときました。
そしてラストの二人にはもう、胸がキューーンとして泣けてしまいました。二人とも可愛いなぁ。 良かったなぁ。
描き下ろしの、その後の二人ももう最高!
「超好き」の瑛人が可愛すぎる〜!
「試そうとしたって何?」とキレるもいい!
瑛人、好きになったら激重じゃないの!
ギャップがもう最高です♡
最後は、魂の片割れを見つけた二人が「このまま混ざろう」とギュッと抱きしめ合うシーンに、ジーンとしました…。なんて素敵なラストだろう…。
あんなに正反対だった二人が、だんだん惹かれあっていく過程に、何度もキューンとさせられる、素敵な作品でした。私の中では今年No.1作品かもです!
できればこの後の二人も読んでみたい。
続編か番外編、読めたら嬉しいです。
シーモア 白抜き修正(真っ白に抜かれてちょっと残念…)
なにこの充実した読後感!
本の厚みに引けを取らぬ読み応えにもう満腹です。
あらすじにある“哲学科BL”の文言に難解系かな…と思いきや、
エロに笑いに切なさに、そして愛に溢れた1冊でした。
大学の哲学科に通う正孝はギャンブルにセックスと
自他ともに認める自堕落生活を絶賛満喫中。
ある日、教授のおごり焼肉に釣られて読書会に参加すると
人目を引くイケメン後輩の瑛人と出会います。
第一印象からして既に愛想も可愛げもないけれど、
ゲイであることも隠さず「魂の片割れを探している」と
真の愛を求める瑛人に興味を惹かれ、セフレになることに。
本当は誰よりも優秀で哲学を愛しているのに、クズとして振舞う正孝。
けれど、瑛人を見つけてからは彼の家に通いつめ、彼とだけ体を繋げ、
無意識の一途さにキュンとしました。
本人がその気持ちに気付くのはかなり後の方になりますが、
振り返ってこの頃からずっと好きだったんだなぁと思うと
ニヤニヤが漏れ出てしまうのでした。
そして、出会った瞬間からツン強めだった瑛人も好きを自覚するにつれて
じわじわと甘みが増してゆく過程にキュンが炸裂しておりました!
悪態つきながらも家に入り浸る正孝を許し、
セックス後には手ずからお風呂に入れてあげたり、と
行動からにじみ出るデレに萌えを噛みしめておりました♡
正孝に彼女ができたと誤解したときには
一方的に正孝と縁を切ってしまう瑛人にドライを通り過ぎて冷たっ…と
残念に思ったものの、その裏では実は深く傷つき熱まで出してしまう
その一途さと繊細さに胸を締め付けられました。
最終話ではこれまで自己肯定感が低く、
だらだらと怠惰な日々を送って学問からも逃げてばかりいた正孝が
瑛人が好きだと言ってくれた探求者としての自分を貫くために
講演会に発表者として出席し一歩を踏み出す決心は胸熱でした。
そして、そんな正孝を影ながら見ていてくれていた瑛人。
最後は逃げ惑う正孝のこともちゃんと捕まえてくれてよかった…。
普段はクールな瑛人が必死な顔をして、
正孝に「好き」と言わせようとして追い縋り、
そんなギャップにガツンとやられてしました///
こんなの「好き」って言うしかないでしょう?
本編は互いの誤解が解けて想いが通じ合うまでが描かれて終わりでしたが、
描き下ろしでは両想い後のあまあまターンがたっぷり堪能できてしまいます。
これでもかと瑛人のツンを食らわされてきただけに
両想い後のあまあま雰囲気の中での上目遣いの「超好き」はヤバかった…。
その後の嫉妬に狂ったお仕置きエッチも瑛人の重すぎる愛が伝わってきて
最高の一言に尽きました///
瑛人のこのギャップ、反則過ぎる。。。
素晴らしい作品に会えた。感無量です。
始まりから終わりまで、余分なことは何もなくて全てが流れるように起きて重なって、一つになっていく。ドラマのようでした。
人物設定がしっかりしていて主役カプはもちろん脇役までも魅力的。
あらすじ説明などに能美先輩がクズみたいに書いてありますが、深いところでクズではありません。弱い部分と向き合えず自分を大切にできていないだけ。
攻めの瑛人に出会って今まで知らなかった自分の心と向き合っていく。瑛という字には光輝く珠という意味があるようで。能美先輩を導いていく珠になってくれるでしょう。能美先輩は瑛人とあったことが人生の大きなターニングポイントになったと思います。
瑛人は自分をしっかりもった頑固な攻めですが、先輩をきちんと尊敬して、愛が深い。
相手の良いところを見つけ、伸ばす。これこそ真のスパダリかもしれません。
2人のそれぞれの愛の形は違えど、寄り添って溶け合っていく様がいい。
能美先輩の正孝という名前にも実家の格式の高さみたいのが滲み出ていて、ふたりの実家との関係やこれから先の進路も気になるし、続編を読みたいです。
今年のBLアワードにノミネートしてほしい。
たくさんの方におススメしたい。
BLを超えた作品です。
表情もコマ割も飽きさせず、最後の想いあったエチも綺麗なアングルで魅せてくれます。
でもちゃんとエロい笑。
ちなみに私は今回初めてちるちるでレビュー書きました。
この能美先輩の弁明をみんなに読んで欲しかったからです。
迷ってレビュー読んでるアナタ!
買って損はしないと思いますよ!
大麦こあら先生、どんな作品であれ次も絶対買いますね!!
面白かったです。
正反対なふたりの徐々に惹かれていくお話し大好きです~!
光文社さんてファッション雑誌の印象強かったんですが
こんなに哲学の本出してたんだ・・
巻末の紹介読んで初めて知りました。
今回のお話しは先生が提案されたのかな・・
もし編集さんからだったとしても
ここまで描けるこあら先生すごいなって思いました。
会社のPRにもなり哲学にも興味持つ人増えそうだしで良いですね!
後半がとくに面白くて最後の終わり方最高でした。
からの描き下ろしがアツアツで。シーモアで購入しましたが特典漫画もアツアツ。
ぜひ続きを描いていただきたいです~!!!
このふたりが付き合い始めたらどうなるのか読みたくなりました。
能美先輩のどこがいいのかさっぱりわからない。
タバコ吸ってて、人にお金を集り、パチンコで生計をたてて
人の家に上がり込む男…
お金をあさらない分だけましかなと思うけど、この男の何がいいのか…
ソクラテス自分も読んだけど(というか講義を一年間受けてた)、
なんか毎度ソクラテスを
感じさせる何かがあるのもうっとうしい
そもそもね、当て馬役の男性が「君はゲイじゃないでしょ」とか言い出す時点で
ほんとメンドクサイ
集団とは遠ざかっていると考えて悩むことをしたかったんだろうけど
その主人公に対してそんなことを言っといて、方や相手の丹にはうまくいけばいいよね調なのなんなんですか
倫理と哲学やってんだからひとに地雷落としたことも解ってやってんだろうに
全然そんなこと判りませんとでもいう感じのあのメガネの当て馬男も
人の家にズカズカ上がりこんでお金をせびる主人公も
ほんとなんなんだろうね、哲学って思わされた本だった。
欠片も魅力のない能美先輩が、哲学家としては大成していくとかで
きっと丹は死ぬほど苦しい思いをさせられていく人生しか見えないわ…
少しも楽しくなかった…
ページ数が多いなというのが初っ端の印象でしたが、読んでみたら途中でだれることもなくずっと面白く、結末が気になってどんどん読み進められました。哲学を愛する大学生って珍しいキャラで素敵ですね。高校倫理までの暗記科目として習う哲学は退屈だけど、実は人生や生き方に一番寄り添ってくれる、躓いたり迷ったりした時に道標となってくれる素晴らしい学問なんですよね。私は大人になってから哲学を扱った一般漫画を読んで、その面白さに改めて気付きました。
能美がなぜここまで自堕落な生活を送ることになったか、そこまで詳しい描写はありませんでしたが、元々家庭内でコンプレックスを抱えていたところに一人暮らしが始まれば、監視役もいませんし無意識に坂を転げ落ちるように逃避に走ってもおかしくないのかもしれません。でも、彼の哲学を愛する気持ちだけは本物で不変。本来は教授の手伝いもできるほどの優秀さを持っており、丹が体の相性だけではなく元々は能美のそこに惹かれていたという点は、大事なポイント。好きな哲学者が違うからこそ、なんであの人はこの学者が好きなんだろう?と余計気になったんじゃないかなと思います。
丹の理想の恋人からはまったく逆方向のかけ離れた場所に位置していた能美。でもやっぱり、初対面からありのままの自分を晒け出せる相手というのは実は一番貴重で、気付いたら己の心の奥深くまで入り込まれていたりするんですよね。体の相性が良くて、ムカつく時はムカつくと素直に言い合えて、哲学への愛は同じくらい。最初からお互い恋人になるにはぴったりの相手だったんじゃないでしょうか。本気の恋愛をしたことがなさそうな能美が、予想外に独占欲強めだった丹の愛にこれからどんどん溺れていくことを期待しています(笑)。
肝心なのは、ただ生きることではなく、善く生きること。
これをモットーに、自堕落なイージー生活を送る大学の哲学科の能美。
肉食べたさに参加した読書会で、同じ哲学科の後輩、丹と出会い、自らがゲイであることを隠さない彼に興味を持つ。
そして、魂の片割れを探す丹と、全く真逆なクズな能美のセフ○関係が能美の押しの強さにより始まるわけですが、、、
たしかに勉強を頑張ってる丹の立場で、能美のスペックとイージーモードを目の当たりにしたら、ムカつくだろうなあと。
正直、ちょっぴり読んでいて能美のクズっぷりに苛立ってしまったまりあげはさん、、(反省)
だからこその、最後の能美の失恋(勘違いだったけど)ターンは良ききっかけで。
でも、能美もそうなってしまった経緯が生い立ちにあったわけで。
結局、丹との出会いは総じて良きものだったんだなあと(同じこと二度言ってる)!
で、丹も最初はからかってやるかくらいの気持ちで、能美と接していたのに、いつの間にか能美の存在に助けられ、好きになっていて、、、
それからラストの、能美が好きな人の名前を告げる途中で終わるあの演出。
個人的に大好きでした。
というか、続編すぐに読みたくなる終わり方ですよねえ??
恋人編とか!
哲学的な難しいことは出てこないのも、また読みやすくて良きでした。
今回は哲学科の強気でクールな1年生と
できるものの言動がクズな大学3年生のお話です。
受様が教授に誘われ参加した読書会でであった
魂の片割れを探す攻様にちょっかいをだす顛末を収録。
受様は哲学科の大学3年生です。
哲学が好きですが、女の子もギャンブルも大好きで
自堕落な暮らしをしています。
哲学科の教授と学内で顔を合わせた際には
久しぶり過ぎて単位を心配されて
デカルトの読書会に誘われます。
受様は面倒でお断りしようしますが
終わった後にき教授のおごりで焼肉ときいて
速攻「行きます」と返事をします。
そして向かった読書会にて
あるイケメン1年生の熱心さと真面目さに
感心しししつもあくびが止まりません。
この1年生が今回攻様です♪
その後の食事会で
受様は教授に「就活失敗したら助手に」と誘われ
縁起でもないと教授に詰め寄りますが
話の流れから将来をきかれた攻様は
フランス哲学を専攻して教職か教授を目指すと言い
23年生達に曖昧な反応をされてしまいます。
しかも攻様はオープンゲイだとカムアウト
受様はただの真面目君でなかった攻様に
興味を待ちます。
後日、
図書館で偶然出会った攻様を強引に
スクラッチくじ引きやスロットマシンに誘い
攻様のビギナーズラックで得た金で攻様を飲みに行き
攻様が"魂の片割れを探している"事を知ります。
その上酔っぱらって「お前になら抱かれてもいいわ」と
エッチのお誘いをかけて抱かれた挙句に
「お前の魂の片割れが見つかるまで相手をしてやる」と
宣言するのですよ Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
果たしてこんな受様に攻様どんなの返した答えとは!?
WEB雑誌掲載作をまとめての書籍化で
くそ真面目な攻様と何事も適当な受様のスクールラブです♪
哲学科の学生同士の恋バナってことで
ちょっとお堅そうな感じがしたのですけれど
帯の「俺は、俺の魂の片割れを探しているんです。」なる
攻様の台詞にMYツボを激押しされました ヾ(≧▽≦)ノ
受様が不真面目なのには
優秀な兄の存在と哲学に理解のない両親という
家庭環境も影響しています。
攻様は不真面目なのに教授に認められている
受様が気に入らずに受様には塩対応でなのです。
対局な2人に見えましたが
哲学を愛する同士が一緒に過ごす事でお互いを知り
互いの誤解も解けていっていたところに
攻様同様ゲイで自分の半身を見つけたいという院生が登場
急速に仲良くなっていく2人に
受様の胸がチクンとするのにワクワク増しまし♡
哲学って生きるとはどういうことか
人はどう生きるべきなのかを探求する学問なので
どうしても難しさが先に立ちましたが
2人がまとまるまで
大変楽しく読ませて頂きました (^-^)/
いやぁ〜面白かった!面白い上に萌えた!期待もかなり高かったのに軽く超えてきた。『君がわるい恋の話』もよかったけど、さらに好き。もう大麦こあら先生の新刊はこれから即買おうと決めるぐらい好き。
バランスがすごい。知性を感じる漫画作品はままあるけれど、そこに萌えやらラブやらエロやらを乗っけられて、またそれら全部が上質という良さよ。瑛人が「あんたより〜」って言った時で既に可愛い〜って感じだったのに(そして瑛人の目のなんと美しいことよ)、先輩が「俺も〜」って言い出しちゃうもんだから完全に落ちたね。瑛人も落ちたかもしれないが、私がこの漫画と先輩と大麦こあら先生に完全に落ちたね。漫画がうまい!!!
能美先輩のクズさにも可愛さにも人に好かれるところにも賢さにも全てに説得力があるってすごい。瑛人のイケメンにもツン具合にも真面目さにも説得力がある。そうでありながらコミュ力はあるところも含め、こういう人間ですという芯があるキャラ作りがうまい。漫画がうまい!!!(2回目)
キャラ作りがうまいと言えばよ、白川教授の優秀な学生をどうにかこうにかしたいけど、押しすぎてはこない感じ、いいよね。
ものすごく綺麗に終わってるから続きを…っていいにくいのが悔しい。でもこの2人大好きだからもっと読みたい。
シーモア限定おまけ漫画 3ページもある!いちゃこらしてます。
大麦先生初読みです。高評価なので気になり購入。290ページ…長いw 入り込めれば全然いいんですけど。
結論から言うと私はそこまでハマらなかったです。
能美先輩にどうも魅力を感じない。
丹のイラつく気持ちはわかる。
でも丹はいろいろ言いながらも能美を受け入れていて好きなんでしょうなと思いましたし。
当て馬が出てきたり、出前人が丹で従姉妹を彼女か何かと勘違いするのとか読めてしまったし、進展が遅くてやっぱり長いと感じてしまいました。
"善く" 生きることが、能美の最初の解釈から、最後は変わったのはおもしろかったです。哲学科をテーマにした良さですね。
生まれ変わっても俺になるのは絶対嫌という能美には共感します。ま、それも後に変わるでしょうけれども。
逆にまた絶対俺に生まれ変わるという丹はしあわせ者だなと思いました。
能美が優秀なのに不真面目なのは余裕があるから真面目にやる気がしないだろうし、家族へのコンプレックスからの逃避もあるんですね。
でも丹によって変わるのはよかったです。
哲学BLとはなんぞや?と、あまり見かけない設定に惹かれて手を伸ばした結果、とんでもなく萌えてしまった1冊。
一気にドンと来る萌えというよりも、じわじわと盛り上がる心情の変化が空のコップに少しずつたまっていって、最後にはブワッとあふれ出していく感じ。
これはたまらなく良かったなあ…好きです。
題材良し・キャラクター良し・ストーリー展開良し・恋愛描写良しの4拍子が揃ったおもしろさでした。
哲学面に関しても難しくはなく、2人のはじまりとそれからをより魅力的にさせるエッセンスとして活かされていて楽しめましたし、哲学に対して明るくなくても問題なく読めるかなと思います。
良かった点をあげはじめたらキリがないのですが…
攻めの瑛人と受けの能美のキャラクターがすごく良かった。
ゴミを見るかのような目を受けに向ける攻めと、不真面目かつ楽観的なクズ受けのお話かと思いきや、読めば読むほど味が出るというのか…どんどん良い方向に印象が変化していくんですよね。
周囲の人々にはごく普通に接するというのに、能美にだけは態度最悪の塩対応な瑛人。
裏を返せば、能美に対してする「だけ」特別な対応とも取れるわけです。
それはなぜかなのかの理由についてや、能美の心の成長にも彼らが愛する哲学が絡んでいて、そうくるか〜!と読み応えがありました。
最悪が最高になっていくお話は数あれど、1冊の中で流れるようなリズム良く楽しく読ませながら、最後には多幸感でいっぱいにしてくれるバランスの良さを出すのって難しいんじゃないかなと思うのです。
起承転結がしっかりとしていてとっても読みやすかったです。なんておもしろいんだ。
それぞれが見せるギャップのある姿も自然に描かれていて、特に攻めの瑛人がなんだかもうかわいいやつすぎて頭を抱えました。
塩、塩、塩、からの遅くきた思春期ボーイの無自覚な何かの芽生え、余裕のなさと年下の独占欲。
彼の中で能美という存在が大きくなっていくのが、ちょっとした仕草や発言から伝わってくればくるほどたまらなくって。
能美があんなことを言ったから早く帰宅したのでしょうし、能美がスガキヤが好きだから多めに入れてほしいんですものね…こんなのずるい。
描き下ろしで見せる甘えのある顔といいキュートすぎます…
正反対な2人だけれど、同じ考えを持っていなくてもきっと半身にはなれるんじゃないかな。
そんなことを思いながら、最高に良かった〜!と本を閉じ今に至ります。
一風変わった題材を絡めて描かれる、初心で不器用な恋と心理描写が魅力的なお話です。ぜひ読んでみてください。
本編で萌え、描き下ろしでさらに萌えられるうれしい1冊でした!
単話配信していたせいもあるかと思いますが、シー◯アさんで配信直後からレビュー数多くて気になって予定外で購入。
攻めの丹くんのキャラ良いですね!好きです。
目新しいストーリーではないものの、丹くんのキャラの良さで面白さが増したとこあるなー。
一方、受けの能美先輩はイマイチ好きになれなかった。冷静に見たらただのクズだなーって。言動が最低なんで惹かれる要素がない。哲学を愛してる…それだけで丹くんは恋に落ちたのか…??いつの間にか好きになってたパターンなんだろうけど、もうちょっと「これは好きになっちゃうよねー」っていう説得力欲しかった。だってクズ男なんだもん。
能美先輩に関しては、お母さん・お祖母ちゃん・お兄ちゃんと、何かしら人格形成に影響を与えたような感じを匂わせておいて、そこが大して深掘りされていないのも気になりました。
哲学はおそらく作者さんが専攻してたり興味があったりする分野なんだと思いますが、ストーリーへの絡め方がちょっと中途半端かなーと。もっと哲学的思考を全面に押し出しても面白かったんじゃないかな…哲学に馴染みのない人向けなのかもですが、なんかとってつけたような感じがしてしまいました。
(巻末の哲学書の紹介コーナーは面白かったです)
あと、ギャンブルも作者さんお好きなのだろうか…ギャンブル描写多すぎて正直萎えました。あれも能美に魅力を感じなかった大きな要因です。
読み終わった後の感想が「哲学とギャンブルの話だったなー」でした。
ストーリー全般的に面白かったんですが、ギャンブル描写と能美のキャラが萌えを減退させてしまいました。
「哲学」ってあまり馴染みがなくてうまく飲み込めるか心配だったのですが。
ストーリー自体は難しくないし、流れに上手く哲学要素が溶け込んでいる感じが面白くてとても読みやすかったです。
それぞれの“哲学“への思いが無理なく結びついていたのがすごく良かった…!
最初はあえて自分と向き合わずにいる能美の言動がしっくりこなくて、日々その場のノリで生きている感じが好きになれないな…と思っていましたが。
表面上だけではない姿を知ると少しずつ印象は変わっていくことになり、そのキャラごと受け入れてしまいたくなる不思議。
ほぼ能美視点で進むお話ではあるけれど、彼のことがよくわかることで瑛人の気持ちにも共感できる展開に引き込まれまくりでした。
身体の関係に偏ってしまった部分を抜けて本心に辿り着いたあとも、なかなか素直になれなかったり入り組んだ思考が邪魔したりですんなり両想いとはならないふたりですが。
そういうめんどくさいところこそ、彼らの愛のカタチなのだろうなと感じられます。
本編ラスト、あえて核心を避けたシーンにかなりグッときました。
ボリュームたっぷりで読み応えがあったし、描き下ろしでは甘い空気を纏うふたりを見ることができて大満足!
「哲学」という文字面だけで捉えるとかたくて難しいイメージでしたが、とても身近なものなのだと教えてくれるような素敵な作品でした。
大学生同士で、後輩攻めx先輩受け。
真面目で哲学大好きなオープンゲイの瑛人と、本当は優秀だけど家庭環境により自己肯定感が低くなり、ヒモみたいな自堕落な生活をしている能美のお話。
「魂の片割れを探しているから、ゲイであることは隠さない」と言い切る瑛人だけど、瑛人は多分、出会う前から能美に運命を感じていたんだと思う。
実際に出会う前から能美の書いた論文に心惹かれて、会ってみたいと思っていたのに、優秀さを表に出さず、自堕落な生き方をしている能美に歯痒さや悔しさを感じてしまった。
だから、素直に好意を表せない気持ちも分かるよ・・・。
途中、瑛人が能美に対して塩対応なのが辛かったけど、能美の器の大きさや明るさに救われたし、だんだん能美に本当の意味で惹かれていってる瑛人が見え始めてからはトキメキがギュンギュンだった。
お互いにお互いを(意図的にでもそうでなくても)傷付けて、遠ざけて、離れてみて初めて自分の気持ちを認識して。
人を愛することで、自己肯定感を高められた時の能美の笑顔は、人として美しいなーと思った。この一連のシーンの大麦先生の構成力・表現力の高さには痺れましたね・・・!
人を愛して、自分のことも愛せるようになるって、本当に本当に素晴らしいこと。
「善く生きる」って、分かること・共感できること・分からないこと・理解できないこと、全部ひっくるめて、否定せずに受け止め、相手と対話を重ねていくことなんじゃないのかな。
瑛人と能美は、きっとこれからもいろんなことを対話しながら、共に生きていくんでしょうね。
作画・ストーリー・コマ運び、どれを取っても秀逸で、大麦先生の知的センスの高さを感じられる素晴らしい作品でした!
なんとなく周りのフォロワーさん達の反応で人気なんだろうなあ…
という漫画に対して「本当にそんなに面白いの?」という
穿った目線から入ってしまう意地悪な質なんですが…
(どんな作品でも叩きどころを無理やり探したらいくらでも出てくるので…。)
大麦先生、過去作から題材の部分(SEや今回は哲学など)がよく持ち上げられてる作者さんだなとは思ってましたが…。単純にキャラひとりひとりを考えるときに外せない要素をただただ入れているだけなんじゃないかな。
わかりやすさと萌えとエロとストーリーの塩梅。
作者のBLへの愛みたいなのを感じました。
最後まで一気に読み切ってしまいました。今は余韻に浸ってます。
こあら先生の作品は、細かい描写がとても丁寧に描かれていて素晴らしいです。物語にも不自然さなどが
無いので、スッと物語に入っていけます。
続きがとても気になるので、是非お願いします。
まずは能美先輩の弁明、発売おめでとうございます。
単話から追っていたぶん発売をとても楽しみにしておりましたが、可愛らしい表紙に目を惹かれることは言わずもがな、豊富な特典内容、ボリューム満点の描きおろしに満足度が100000を超えています。
歳下攻めは前々から好きだったのですが、そのなかでも1番の作品と言っても過言ではないくらいにお気に入りの一作です。
ふたりの関係値や、関わり方が最後まで目が離せずすべてをまるっと綺麗におさめたラストも魅力のひとつだと思います。ぜひ一度、手に取っていただきたい作品です。
読み方次第ではBLから得たい萌え以上の収穫も出来てしまう1冊・・・!
これはすごい(≧▽≦)!
先ずはBL的要素のお話しを・・・♡
後輩攻め×先輩受け
しかもゲイ×ノンケなのにゲイである後輩の方が最初は受けを嫌がるっていう構図です
ノンケなのにゲイに対してグイグイ行く時点で結構展開的には難しそうなのに、この能美先輩という受けキャラの性格を考えるとこの展開に全く強引さがなくって、しっかりお話しの面白さとして成り立っています
嫌がってる後輩の瑛人のキャラもまた良い!
嫌がりながらもなぜ嫌がるのか?という理由がしっかりあって、能美先輩を見ているからこその理由に完全フラグでしかないじゃないか…♡という萌えを感じてしまうのです
印象だけならお互いマイナススタートでその上カラダ始まりの2人
この2人がどう恋をしていくのか???
彼らが哲学を学ぶ大学生であるからこそ惹かれ合うその過程が本当に素晴らしいです
是非見て欲しい
BL的要素は完璧です♡
さたにさらにリピりたくなる要素として作中に溢れる「哲学愛」!
ぼんやり知ってる、聞いた事がある偉人だけでなく初めて知るような哲学者のお名前、名言が差し込まれてめちゃくちゃ興味を掻き立てられます
その名言をこのシーンで使うのか!キャラの想いをこの言葉で表現するのか!とぼんやりしていた偉人たちの言葉がクリアになって私の耳にも届きます
そしてその上手さに感動を覚えつつ最後まで読むと、数々惹かれた名セリフやマインドに実際触れられる、読める関連図書を紹介してくれる仕組みには感激しました
作品で感動を覚えた源を知れる!ってすごく嬉しい体験でした
それでもそんな並み居る偉人を押しのけて心のに残ったのは瑛人の「隠れてたら見つからないじゃないですか」というこの言葉♡
丹瑛人君は既に私の中で自分を表現する事に対して前向きになれる言葉をくれた哲学者のお1人です
素敵な言葉で思考を押し広げて下さった大麦こあら先生、素晴らしい作品をありがとうございました!
発売前から気になっていた作品、やっと読めました。すごく面白かったです。
哲学的なものは好きなのですが、昔ながらの暗澹としたところや鬱々しい登場人物がいなくて(鬱々しいのも大好きですが)そこがまた良いです。
大麦先生の描く人物がかっこいい。特に目元とか好きです。主人公の二人もタイプの違うイケメンで眼福だし、サブキャラの女子もかわいい。
能美先輩の自己肯定感の低さとか母親の無神経な圧に対する心の澱とか、まだ掘り下げられそうなので是非続編読みたいです。
丹くんが能美先輩を好きになっていく過程がとても自然で読み手にもすーっと入ってくるところも良いです。とても幸せな読後感。
おまけで挟まっていた光文社の宣伝が、学生のころ勉強した学者の名前や作品で懐かしくなりチェックしてしまいました。
素敵な作品です、買って良かったです。
極上の書き下ろし!
気になりすぎるラストからちょっと先の2人が見れますよ!最高ですよ!両思いになったこの2人からしか得られない栄養があります!
今まで読んだ数々の書き下ろしの中でも、ダントツの満足感です!読むと幸せになります!
もちろん本編も最高です!クズなのに憎めない能美先輩と、スーパークールと見せかけて意外にガキな瑛人、最高のキャラクター!丁寧な心理描写で心をガッツリ掴まれました!
自分は大麦こあら先生のファンで、能美先輩の弁明は単話からずっと追っていました。単話派でコミックを買うか迷っている人、絶対買ってください!
両思い瑛人がアツい…!!もっと見たい!!この先、先輩呼びじゃなくなるのかな?!もっと見たい!!
【魂の片割れは・・・俺じゃない(能美)】
エロス度★★★★★★
おやおや、魂の片割れを探すクールな後輩くんに最低な誘い方をしたら本当に抱かれてしまうとは・・・かわいいですね。
超強気クール後輩・瑛人と自堕落な生活を送る先輩・能美が紡ぐ恋物語で、能美に対してだけクッソ生意気な態度であった瑛人の理由がかわいすぎです。
クズい面が目立っている能美の意外なギャップが魅力的であったり、自分とは正反対で魂の片割れでは絶対無いと思っていた能美への瑛人の気持ち・態度の変化がどツボに刺さり、少しずつ関係が良好になってきたかと思ったのですが、ここまできてつれないですね。
主役の2人のキャラの良さはレビューでも絶賛されてる通りです
こんな属性でこんな性格だからが目一杯楽しめる2人のお話しでした
更に2人を囲む友人やゼミ生、そして教授の描かれ方もものすごく好みでした
流石哲学科の教授だな!って全く哲学科を知らなくても何だか納得できる人柄でした、白川教授
正直本当に哲学科というのは馴染みがなかったのですが、この作品を通してすごく興味を持ちました
極論、自分が大学に入る前にこの作品に出会っていたら哲学科に行ってみたい!とさえ思ったかも知れません(言い過ぎではなく…!)
それ位に面白かったですし自分の中に落ちて来る言葉に溢れた作品でした
もう既に「人として」核が出来つつある瑛人ですが、それでも能美先輩に対しては年下で、きっと未知との遭遇ばりに今までの自分で居るだけでは心を乱される相手なんだと思います
だからこその携帯ブロックだったと思うし笑
ちゃんと気持ちを確かめた2人のその後や(主に恋人を甘やかす瑛人と甘やかされる先輩をもっと見たいですw)、能美先輩が進むであろう進路の先もすごく知りたいです
もっと言うなら能美先輩のスーパーお兄ちゃんも登場させて欲しい
これは勝手な妄想領域ですし完全BL脳的発想なので大きな独り言ですが、葉山さんとの遭遇などがワンチャンあったり?!などは来ないか???という淡い期待を持ちつつ、熱く続刊を希望します!
自分のMy Best Comicsに新たに加わった1冊です
読んで良かったです
こあら先生の作品は全部読んでますが、連載から追えたのは今回の能美先輩の弁明が初めてです。
他の作品が良い事は当たり前でして、それについても触れたいですが今回は割愛します。まだ読まれてない方は是非読んでいただきたいです。私は初めて先生の作品を読んだ時、あのかわいい絵柄からは想像してなかったえっちが描写されてて驚きました。プラトニックかと思っていたのに笑 そこも含めて全部大好きです。
今作のお話にうつります。
とにかく2人がかわいいのはもちろんですが、攻めの丹くんが、受けの能美先輩のことをだんだん好きになっていく過程がとてもかわいいです!そして、インタビューで先生もおっしゃられていましたが、クソガキ(褒めてます)でかわいいです(語彙がなくてすみません)!クソガキなんですけど、先輩以外への外面というか、、、一般常識をしっかり備えている子でとても好感が持てます。たぶん周りからの評価は、イケメンのしっかりしたいい子です。そんな子がこんな我儘に振る舞えるのは、先輩の懐の深さ?とかに無意識に気付いて甘えられているのかなって思います。単に第一印象が悪くて、イライラしてたり(ちゃんとイライラする理由があります!)、この先輩なら気を使う必要ゼロなクズだなって思ってたのかもしれませんが笑
能美先輩は終始かわいいです。そもそも大好きな絵柄というのもありますが、クズだけど人間としてしっかりしてる、、、してる、、、?してるのか、、、?笑 なんだろう、ちゃらんぽらんしてるけど、根っこの真面目さを感じます。善く生きる。という主義を貫いてるなと思います。そして何より、人が好きなのかなと。
ずっとどこか自信なく生きてたり、明確には描写されてませんが色々コンプレックスを抱えて生きてるのがわかります。だからこそ、言葉に嘘がない、飾らない正直ものな丹くんにたくさん認められる言葉をもらって、能美くんがこの作品一冊を通して少し強くなれている姿に感動します。最終回大好きです。丹くん側も、自分を飾らずに、そのままで、心地よく隣で過ごせる先輩のことが大好きなんだろうなって。そして何より、尊敬してる気持ちもあると思いますので、2人ともお互いがかけがいのない存在なんだろうと思います。
本当に感想を書くのがへたっぴなのですが、大好きすぎる作品で、少しでも読む人が増えて欲しいですし、こあら先生に感想が届いて、少しでも創作のモチベーションになってくれれば嬉しいなと思い書きました。
本当に素敵な作品をありがとうございます。
後日ファンレターを送る予定です!
特典全回収でした笑
連載、単行本作業お疲れ様でした!ずっと応援しております!
恋に落ちる。痛みを知る。愛が深まる。
緩やかな変化がジワジワと伝わる描写に
ずっとドキドキが続いて胸がいっぱいになります。
なんていうか……ズルイんですよ!いろいろと!!
(もちろん良い意味で)
まず、受けの正孝先輩。
女にだらしなくて、ギャンブル好きで、万年金欠。
甘え上手でスルッと他人の懐に入り込むコミュ強者。
"楽しく生きられればそれでいい"の典型的享楽主義。
とか思ってたらさ~~~~。
超頭良くて、読書家で、哲学大好きマンっていうね。
本を読み耽る姿にそりゃあもぅギャップ萌えですよ。
あと家事能力も高いし、顔も良い、ハイスペックマン。
これは好きになっちゃよ~~~~~!!!!
(主語がデカくなるけど、大体のオタク大好物 ①)
じゃあなぜ?
そんなに才能がある人が享楽主義みたいな生き方を選んでいるのか。
先輩自身の口から理由を語ることありません。
けれど 攻め(瑛太)が先輩のことを
"自己肯定感の低い人"と解釈した時にパーッと視界が広がりました。
もしかしたら、本気を出すのが怖いのかも
もしかしたら、愛した人に愛されないのが怖いのかも
もしかしたら、そんな自分と向き合うのは怖いのかも
先輩は頭が良いから、
世界が見え過ぎちゃうのかもしれませんね。
見えないフリして生きやすい方を選んでね。
冒頭は《ヒモ!クズ!》みたいな感じだけど、
先輩の内側に触れる度に萌えて仕方なかったです。
マジで先輩はズルイ。虜になる。
んで攻めの瑛太もズルイんです。
先輩視点の瑛太は《クール!愛ナシ!》なのに、
瑛太視点になるとめっっっちゃデレるぞ???
(主語がデカくなるけど、大体のオタク大好物 ②)
初エッチは特になんですが、
先輩への態度には本当に愛を感じないんです…。
無表情で心底ウザそうにしててちょっと悲しい。
でもですね。
無表情で、態度クソ悪くて、ウザそうにしてても
先輩が家に来ると玄関の扉はちゃんと開けるんです。
あけすけで色気なくてもエッチが盛り上がるんです。
これには爆萌えしました。
ドアを開けるって結局そういうことじゃん!っていう。
瑛太の無自覚さが堪らないです。
瑛太自身が哲学を勉強している意味も相俟って、
表情こそクールだけど愛情深い子なんですよね。
瑛太視点に話が移った時にとてもドキドキしました。
恋に落ちる。痛みを知る。愛が深まる。
ラストはハタハタと泣きながら読んでました。
切なさと痛みの中に甘さがブワッと広がるのです。
あ~~~~堪らん。めっちゃキュンキュンする…!
あと、哲学って身近にあるんだな…と思いました。
全く未知の世界で難しそうなイメージが先行したけど、
例えばBLを通して触れる愛の形にも哲学は存在して。
趣味が合わない者同士が愛し合うのも哲学を通すと
めっちゃロマンじゃん!!!!ってなるんですよね。
あけすけで雑なエッチして雑に交流してるのに
ドラマティックで胸キュンが詰まった作品でした。
ドキドキが収まらない余韻が心地よかったです…!
こあら先生の描く、日常の空気感が
自然でとても好きです。
あぁ言われて、こう言い返すしかなくて
そんなやりとりを重ねていくうちに
本当の気持ちが見え隠れするモダモダとか
今回も、素敵なやつを堪能させていただきました。
大学で哲学科を専攻しているって
インテリオタクがちなのを想像してしまいましたが、
そこら辺も解説が要るような過剰な演出にならずに
普通の大学生らしい日常生活のなかで
アイデンティティを育むものとして
また2人を結ぶ共通項として、
話に添えられていて、とても良かったです。
むしろ、光文社古典新訳文庫とのコラボで真面目に作ってる付録とか、
元々、嫌いじゃないですけど、BLに哲学。悪くないな…と笑。
キャラもほんと良かったです!
一見すると大学生の遊んでるイメージそのままを体現してる能美先輩も
ついこないだまで高校生で、大学で自分の世界を大きく広げようとしつつ、新しい場所に自分の置きどころを作ろうと日々を過ごす丹くんも
2人とも、哲学の言葉に生かされて
理想と現実を擦り合わせしながら
自分の探す真実なところを手探りしてる、みたいな。
真面目に書いちゃいましたけど、
それが、大学生の彼らの感覚で語られてる自然な感じ。
そこに恋愛も入ってくるアオハル❤︎
丹くんの切ない内心。あのギャップはヤバい
鷲掴みされました、ぜひ読んで!
ほんと読み応えがあって、いい話を読んだ満足感が半端なかったです。
あと好きなシーン、ここすごく言いたいんですけど
2人が気持ちを通じ合わせてからの展開は
そりゃもう何度もおかわりしちゃう好きな場面なんですけど、
そこから恋人としていたした後の賢者タイム❤︎
能美先輩の幸せそうな顔で惚けてるとこからの
ひとことで、丹くんもまたイイ顔するんですけど、最高w
日常の中で、ふと特別な感情に触れる素敵なひととき❤︎堪能してみてください!
おすすめです!!
ベースはラブコメだと思いますがバタバタしたりワチャワチャしてるタイプではなく、しっかりキャラ達の交差しないもどかしさを味わえるラブコメです
楽しく読めるのに「楽しい~♪」で終わらず、読後にしっかり「読んだ!」って思える1冊でした
きっと、2人の交差しない所を「なんで交差しないのか」を辻褄をしっかり合わせて描き切ってくれているのがお見事だったからだと思います
そもそも色々と噛み合わない2人なのです
ゲイとノンケ、生真面目と楽観主義、現実的とギャンブラー…などなど
だからこそ起こるすれ違いやそれぞれのキャラの考えの基盤を、哲学軸で「なぜそう考えたか?」「なぜそういう行動なのか」を分かりやすく、第三者的ポジションになる哲学者達の残した言葉をうまく織り交ぜて教えてくれる手法にはとっても刺激される読み心地です
さらに同じシーンを受け目線で最初に語り、その後攻め目線で語る
この見せ方には”こういうの!こういう読ませ方を読みたかったーーー!”という興奮を覚える展開に胸が熱くなりました
しっかりしたストーリーのある天才的な上手い作品でありながらも濡れ場も楽しめるのも「見たい欲」を満たしてくれました///
恋愛以前のセフレスタートなのでゲイの瑛人君のテクニックとノンケなのにおしりの才能のあるw能美先輩のえちシーンは結構しっかりあって、プレイも2人の表情にもドキドキしてしまえました♡
読んでいて「知りたい」と思えるキャラの心情を理解出来て、「見たい」と思える見せ方やシーンもたくさんあって、さらに「知らなかった」知識まで増える!!
これは是非たくさんの方に読んでいただきたい作品でした
☆☆☆☆☆大満足です☆☆☆☆☆
哲学とBLをここまで見事にマッチさせるなんて。いやはや参りました。
大麦コアラ先生の突き詰めたストーリーがすごく好きです。
今回は哲学モチーフ。哲学知識ガン攻めってわけじゃないけど、ところどころに散りばめた哲学の趣きがセンスの塊です。
哲学を愛する若者2人が、愛を知っていく物語の土壌としては文句なしの見応え。かの著名な有名哲学者たちの思想を傍らに感じながら、2人の恋愛スタイルや恋愛観に触れていくストーリーがとっても素敵で引き込まれました!(*´∀`*)
"魂の片割れ"なんてドラマチックなフレーズが胡散臭く感じないのは哲学思想ならではですよね。オメガバースの"運命の番"設定に無関係とも思えない思想にどこか惹かれるものを感じ、この作品の世界に浸りました^ ^
魂の片割れに憧れる真面目な後輩とテキトーゆる先輩との真逆タイプ2人のストーリーは、最高に楽しい!面白い!勉強になる!…もうめちゃくちゃハマりました。
能美がどーしようもないクズ(でもインテリ)だけど、絆されながらも能美と親密な関係になっていく後輩・瑛人との関係から目が離せませんでした。
先輩後輩で、しかもセフレ。2人の間には愛なんて1ミリもなかったけど、関係を深めていくにつれて恋が芽生え、愛を知っていくストーリーの深め方はなかなかのものです。セフレ関係の一方、哲学を愛する者同士、惹かれ合っていくのが堪らなく良かったです。
能美の心の変化も瑛人の心の変化も、繊細で難しい感情がすごく丁寧に描かれているなとの印象でした。タイプ違いの2人がゼロ距離になっていく過程が楽しかったです。いや、厳密にいうとゼロ距離ではないですね……1つに混ざり合って溶け込んでいくので、距離という概念すら無いのかも。
瑛人が最初に言っていた"魂の片割れ"が最後の最後でパンチ効いてきます。
彼らにとっての理想に辿り着いていく愛の姿を、そして魂と魂で結ばれてゆく2人の愛の真理の答えがどこにあるのか見届けていきましょう。
素敵なキャラと素敵なストーリーにたくさん魅了されて大満足!
大麦コアラ先生の好き作品がまた1つ増えてホクホクです^ ^
自堕落な大学生活を送る正孝が同じ哲学科の後輩である瑛人に出会うところから始まります。
正孝は酒もタバコもギャンブルも好きで、瑛人にもお金を無心したりとクズさが目立ちますが、哲学を愛しているというギャップが魅力的でした。
酔った勢いで瑛人と寝てから徐々に一緒にいる時間が増えたものの、先輩の葉山が現れて、すれ違ってしまうのが切なかったです。
好きなのに上手くいかないもどかしさに胸を締め付けられた分、二人が両想いになった時には胸がいっぱいになりました。
恋人の定義を実行してイチャイチャする二人がもっと見たかったです!
シーモアは白抜き修正でした。
瑛人に乱される正孝がとても可愛く、シーモア限定特典では瑛人を誘う正孝が見られて最高でした!
しみじみと心に染み入る良作。
作中に表れる哲学が理解できたらよりたまらなくなるんじゃないかと思ってソワソワしました。
毎度のことながらこあら先生が描かれるキャラの魅力的なこと!
人当たりが良くて生粋の遊び人で懐に入るのが異様に上手い能美先輩。自己肯定感が低いことに無闇に辛い過去が設定されていなかったのも推せました。そしてそんなひたすら軽く見える能美先輩の根底にはたくさんの哲学の知があるというギャップも最高ですね。てかフランス語できる時点でもう…。
対するひたすら塩対応の瑛人。ゲイを公表していて恋愛にあまり熱くならなさそうに見えて魂の片割れを探しているというものすごい情熱を隠し持っているその秘めた熱に完全にやられました。能美先輩に完全に塩対応だったところから少しずつ気を許したり甘やかしが見えてくる過程、たまらんかった…
本当に対極の相手だし歩み寄りが見えてきたところで葉山さん現れたりとこれどうなる??と読み進めながらモヤモヤしていたところに7話後半から最終話にかけての気持ちの変化の加速度にぎゅんが追いつきませんでした。最後に怒涛のように畳み掛けられるのヤバい。
能美先輩が気持ちを自覚するのに思い出すシーンが何気ない教室でのやり取りなのも瞬殺されました。
本当に一冊くらいがんばって哲学書読んでみようかな!!!この作品をより深く理解して2人の感性に寄り添いたい、そう思わせてくれる1冊でした。
先ず、、、読み応えがすんごいです…っ‼
電子(シーモア)でオマケも含めてですがトータル290ページ!!!
巻末の参考文献でもありおススメの良書紹介でもあるページまでの充実っぷり
えーーー。。。良過ぎたよ、、、
こんな完璧な1冊、、、神作品としか言えないよぉーーー!!!
哲学科の大学生のお話しです
攻めが1年生でゲイの瑛人、受けが3年でノンケの能美先輩
先ず「哲学科」という恋愛漫画に於いてはなかなかニッチな学部が舞台
もぉ、ぶっちゃけココだけでも拍手でしかない
この学部で学び、この学問を愛してる人って結局「人」に興味があるとしか思えない
その興味の先が内にあるか外にあるかは流動的であるやも知れないし固定されてるのかも知れないけれど、でも間違いなく「人」を見るし「生きる…生死を含めて生きる…つまり人生かな?」までを根底に蔑ろにせずは居られない人だと思うのです
そんな彼らが出会い、その興味の先を固めていく過程が、、、!!!!!
実に如実であるのにこの上なくドラマティック
瑛人が瑛人のまま、能美先輩が能美先輩であるからこそ出会い過ごしていく時間
どれもが完璧に「活きて」いました
ちょっと私にしてはネタバレはしないし、文字数もアッサリめのレビューなんですが
、、、
これは、、、
もぉ、、、四の五の言わずに読んで欲しいし、読まないと勿体ない、、、!!!!!って心から想う故、、、!
そして色々先入観入れずに読んだ方が丸っと楽しめる!って確信しているからこそ!!
私自身、前作の「君がわるい恋の話」を拝読して「漫画のお上手な先生だ!!」って確信をした先生だったので今回はほぼあらすじも見ずに買った上で、これだけ魂が震える程の読後の満足感を得られる至高の体験をまさに今、しているので(>ω<)
この気持ちを多くのBL好きの方と共有したい!!!
無差別におススメしてもそれでもきっと多くの方が「読んで良かった!!!!!」って思える1冊だと思える1冊だと強く想い至った為、、、今回のレビューはこれにて〆るが吉、と判断しました
そして…神評価以上の評価があったら確実に付けたいレベルでの【神作品】だという事を再度明言しておきます!
選んで後悔しない1冊です!!!
むしろ、、、選ばないと後悔する1冊です٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
きっと貴方のBLを楽しむ日々が「善く」なる1冊がココにあります♡ホント、おススメします!
修正|白抜きですが状態などに応じてる白抜き感があり高修正ではないけど「可」な修正でした~(シーモア)
※濡れ場も結構ありました♡
やーーーー、これ、面白かった…!大学哲学科の後輩×先輩のお話。
”哲学科BL”って、初めて読んだ気がします。
いわゆる”クズ”系は攻め受け共にあまり好きじゃないんですが、、
この作品の「自堕落クズ受け」能美先輩、心にグッとくる、いいキャラでした…!
最初の印象が途中からころっと変わり、いつの間にか手に汗握って応援してました。
自堕落でギャンブル好き、いろんな女性の家を転々としては”ヒモ”となり、女にも苦労してないチャラい先輩ー
タバコも吸うしパチンコやら麻雀やらボート(競艇)やらで得たお金はすぐスッてるし、やーいくら顔が良くても無理ー!って思ったんですが。
本当に、この能美先輩が上記のようなところ「だけ」の人物だったら、最後まで絶対好きになれなかっただろうなと思います。
だけど!!
めちゃくちゃ哲学愛しちゃってるじゃん!!
実は人に見えないところで研究&勉強もやってて、教授にも一目置かれてるじゃん!!
そして本気の恋に落ちたら、めちゃくちゃ健気じゃないかー…!!
+実家住みだけど生活能力完備なところもいい・:*+.
ということで、お話が進むにつれて先輩への共感がどんどん増していき、最後には「愛おしいなあ」という気持ちに。
「ちょっと体験してみたい」という、なんとも軽くて浅くていかにも〜なきっかけから始まったセフレ関係。
そんな関係にいつの間にか心が入っていくようになる様、本気で好きになっていく過程がじんわり沁み込んで伝わってきて、
萌えと同時に切なさが…
で、後半、視点が変わって攻めである瑛人目線での出会い〜二人の初エッチ、
その後…と型られるストーリーが、また良い!
この瑛人くが、なかなかの強気×クーーーール男子なんですよね。。デレってならない。
「攻めは受けに惚れ抜いて溺愛してデレデレであって欲しい!」というタイプの
自分の好みからはかなり外れるんですが、超絶クールな彼だからこそ、
ちょっとした言動や独白に見える能美への想いにキュンと来た。。
風邪ひいて寝込んでる時に夢に出てくるのが先輩の姿ばかりだったり、
二人の共通の知り合いで先輩である葉山に対し
「葉山さんみたいな人好きになれたらよかった」と吐露してしまったり。
なかなかそんな思いをストレートに能美にはぶつけてくれないから、
すれ違いにもハラハラしちゃうんだけども…!
十分、いや十二分に”そんなハズじゃなかった”相手に惚れてしまった
攻め受け双方の気持ちが伝わってきて、心をぎゅーーーーーっと掴まれてしまいました。
で、また「最高だな」と思ったのが描き下ろし前の本編の終わり方。
詳しいことは言いませんが、その後の二人の表情、仕草、行動なんかを
全部全部わーーーーーーっと脳内で妄想してしまう…!!!
最っ高の終わり方だと思いました✨
描き下ろしの方もね、超クーーールな瑛人の口から出たあの一言!!
情事の際の一言とはいえ、彼が言うから重さ、その真実味がぐぐっと
胸に迫ってくる感じで、もうキュンが止まらなかったです。
「愛とは何か」「恋人と友達との違いとは」
哲学科の学生同士らしい会話で締め括られる描き下ろしのラストも、
じんわり残る余韻が良い…✨
哲学…入門書から、読んでみようかな。
そんなことを思い、本を閉じました。
そして!!なんと大麦こあら先生と光文社さんの「古典新訳文庫」のコラボにより、
スペシャル号外広告チラシが本に挟まってました。
「哲学科の学生は絶対読んでるやつ」と瑛人が言ってる『ソクラテスの弁明』、
Kindle unlimitedに入っていたので早速ダウンロード。(読めるかな…;)
自分のどストライクのタイプの攻め受けでなくても、こんなに浸れて楽しめるんだ…と、
新たな発見の喜びに心震えた一冊でした☺︎