君がわるい恋の話

kimi ga warui koi no hanashi

君がわるい恋の話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神172
  • 萌×246
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
26
得点
1089
評価数
240
平均
4.6 / 5
神率
71.7%
著者
大麦こあら 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668821

あらすじ

高校生のひろむは、拓郎という人気者と新クラスで前後の席になる。自身がゲイであることに引け目を感じるひろむは、「お前のこと好きになっちゃうかもしんない」とカミングアウトし、懐いてくる彼を遠ざけようとするが、拓郎はなぜか「付き合おう」と言い出して……!? クラスの一軍男子×隅っこ男子の、せいいっぱいで響く恋。

表題作君がわるい恋の話

豊島拓郎、いつもクラスの中心にいるリーダー的な高校生
成田ひろむ、極力モブになりたいコミュ障な高校生

その他の収録作品

  • 勉強会
  • カバーうらばなし

レビュー投稿数26

待望の新刊~!!!

こあら先生の新刊!!正座して待ってました!!

キラキラ一軍と思いきやちょいと闇を持つ拓郎(攻)×
表紙のえっちなほくろを持つすみっこ男子ひろむ(受)


読み始めて「なるほど!こあら先生、今回は王道青春ストーリーですね!」なんて思ってたらおやおや、拓郎ちょっと難アリ???

やたら人懐っこいワンコみたいな性格かと思いきや、中心にいるのが当たり前で実は他人に全く興味がない。

あーん!いい設定!!どんどん受けの魅力に気付いて沼にハマっちゃうパターンね!!!
気づいたらめっちゃ好き!みたいなね!!!最高ですね!!!


見え方は違うけど拓郎には拓郎の、ひろむにはひろむ、それぞれトラウマがあって人との関わり方に問題があったけど、最終的にお互いの存在がそのトラウマを克服するお薬になってました!!!うーーーんステキ!!!胸きゅん!!!純愛!!!!


きちんと順を追って話が進んでいくので、よくあるご都合主義もそんなになくストレスフリーで読めました!

こあら先生のキャラは良い意味で受けも攻めも可愛い!!!可愛い男の子大好き!!!ありがとう先生!!!


ちなみにえっちなシーンはあんまりない(あってもただただ可愛い)ので濃厚なエロを求めている方は他の作品おすすめします!
BL初心者さん向けです!
個人的にはいつかこあら先生の描く濃厚エロを読みたい、、、(願望)




13

大麦こあら先生が描く世界観が大好きだ!

学校という狭い世界では陽キャとか人望とか人気とかそういうの関係なく人間関係の難しさがあって、そこにちゃんと寄り添い解決していきながらもちゃんと主軸がBLになっていて物語としても萌えの補給としても大満足な1冊です!

しかし高校生って、人と関わらなければ常に平和かと言えばそんなわけもないし、人気者で人望があれば学校生活安泰で楽しいかと言えばもちろんそんなこともなくて、外に自分の世界があれば多少は強いけど本当に難しい世界だと改めて思ってしまった…

もちろん恋愛要素も間違いなしです!!
とくにふたりの始まり方が特殊だったのでこれちゃんとイチャイチャしたりするのか…と思っていましたが、想像以上にいちゃこらするし本当に可愛い!!
最高に推せる2人でした!

12

ひろむくんはメイド服を着ない子

 陽キャの拓郎と彼の胡散臭い笑いを見破る陰キャのひろむ。
 正反対のキャラクターの性格の書き分けが見事で、恋愛だけでなく、二人の出会いの化学反応と成長を感じました。

 たとえば、文化祭で攻の拓郎は皆に請われてメイド服を着ますが、似合いそうなひろむは断固として着ません。その後、急遽代打で登壇したライブでも、彼は学校のジャージのまま。
本当にブレない。だから、カッコいい。
 拓郎がひろむに興味と好意を持つのも、彼の筋の通った意思の強さだとわかる。でも、言い換えれば彼のようなタイプは集団の中では浮いてしまう。
 
 拓郎は、生き方も、他者への接し方も器用。塩対応のひろむを誘い続ける強メンタルでもある。
 どこか冷めたというか悟ったようなところもあり、ひろむだけが彼の心の傷に気づいた。

 拓郎がひろむに背中を押されて過去の傷と向き合ったこと、ひろむも拓郎によってクラスの日の当たる場所に連れ出してもらったこと。
 二人は出会うべくして出会ったのかと思いました。

 二人のはじめても、ひろむを大切にしたい拓郎の愛が感じられたし、密かにネットで学習していたひろむの対比が面白かったです。

 それにしても、二人の通う学校は学祭などの行事が凝っていて楽しそうです。
 
 


11

青春最高!!

なんですか!?これは!!
読んだら絶対フワフワした幸せな気持ちになるじゃん!!
そんな作品です。

極力モブでいたいゲイのひろむは、クラスのスター的な存在の拓郎にちょくちょく構われることが苦にしか感じない日々を送っていた。
でもある日、ひろむは拓郎に自分がゲイであることを打ち明けて、気持ち悪がられて避けられようとしたが、逆に付き合おうと言われてしまう。。。

最初はひろむ思考で話が進み、途中で拓郎思考も入ります。なので、両者がどう感じているのかや、互いの想いがわかりやすくて、いいなぁお互いこんな相手に出会えてとフワフワした気持ちになりました。
後半拓郎の過去の出来事の話がありますが、そちらもすっきり解決するので、モヤモヤ感なく2人を見守れます。
陰キャなイメージだったひろむが徐々に変わってきて、自分を出せるようになるのがいいですね。
拓郎と一緒にいて可愛くなっていくひろむの変化にニヤニヤが止まりませんでした。
続編希望です!!次の学校行事話読みたい\(^o^)/

10

新鮮&ワードセンス炸裂‼

とってもおもしろい切り口!
誰からも好かれるようなキャラを「ウザイ」とか「苦手」という言葉で避けるのではなく【鼻につく かな】と、目も合わさず告げる受けのひろむ君…
その卑屈さというか締め切ったシャッター感がいいです
豊島くんの反応と一緒で”ぶは”ってなりました笑
【鼻につく】…うん、すごいネガな言葉なのにこの2人の距離感と空気感の中で繰り出されると妙に納得しちゃう

初めての作家さまですが「言葉選び」「言葉あそび」がお上手ですね
「鼻につく」の使い方もそうですが、そもそもタイトル…!うまいですよね♪
このタイトルだけで読む前から色々想像膨らみます
私は完全にチョットホラー系を想像しました←単純な脳の作りなんですw

結局ホラー要素はゼロだった訳で…しかも!思ってた方と違う方が「気味悪かった」………‼

おもしろくて新鮮なギャップ
結構こういう陽のキャラで表裏あるタイプの場合は後半にかけてその裏が見えて来たり、読者だけが分かってたりするパターンが多いかな?と思うのですが、かなり序盤から受けに見破られる展開、おもしろい!
しかも更に奥深さがまだちゃんとあったりして、表面的ではないキャラの深みと厚みを味わえます

セリフもおもしろいし、行間を表すコマ割りと、とてもシンプルなのに(だからこそなのか?)目の描写でコチラに語りかけて空気感と時間を感じさせてくれる気がします
ちょっと失礼な表現だったら本当に申し訳ないのですが…(。・_・。)
絵が上手い!って感じと違くて…すごく「漫画の上手い」作家さまだな…とワクワクして読めました(о´∀`о)

高校生BLらしいアオハルも感じられるし、思春期ならではの心の葛藤もあるし伏線回収も上手な両視点構成もキャラの感情が分かり易くて良かったです
あと、高校生らしいえっちシーンも少ないながらも厳選された感があってドキドキして読めました
エロ耐性高いけど却ってこういうアオハルど真ん中のえっちシーンって妙に糖度を増して見えてしまって照れちゃう(〃ω〃)
段階を踏んだDKのえっちって最高でした~

続編もあるんですね?!
嬉しいです♡

読む前に想像した感じは1mmもかすってなかったです笑
すんごく素敵な高校生BLで続きがあるらしいですがこの1冊でも満足して読み終えられる内容でした

拓郎の最後の「俺のせいで…」の「せい」の使い方もやっぱりうまかったし心に残るセリフで読後の気分がいいお話し
いやいや…漫画の上手い先生だこと (ღˇ◡ˇ*)♡

8

登場人物たちの魅力がすごい

ずーーーっと人気者街道を歩いてきた(でも必嫉妬されたり美化されたり・・・)DKと、同性しか好きになれず『ふつうの青春』を諦めたDKが、ひょんなことから恋仲になる話。

ひろむの『なんで自分なの?』と怖気付いたり、不安になってしまう気持ちすごくわかる・・・突然1軍と付き合うってだけでもハードル高いのにましてや同性で、周りから自分たちはどんなふうに見えているんだろう?と気にならないわけがない。

でもタクローがちゃんとひろむのことを大事に思っていて、『つきあって“あげてる”』みたいなスタンスではなくて、『特別なひとに特別扱いされたい』と思ってひろむに接しているのが、伝わっているだろうし、画面のこっち側からすると萌がすごい・・・_(:3 」∠)_

ひろむも陰キャ?ながら守られているばっかりのジメジメちゃんではなく、しっかりタクローと向き合って、ある場面ではタクローを守ろう、支えようとしているところが理想のカップルすぎて二人まとめてぎゅーっとしたいです。

心地よい読後感&もっと読みたいDKものです。

6

タイプの違う2人の青春と恋の物語

既に何度も何度も繰り返し読んでいます。
いやもう、本当好き。好みど真ん中!

大麦先生の作品を読むのはカットオーバークライテリア以来2作目です。SEのお仕事色強めのお話も刺さりましたが、こちらの高校生の青春ストーリーも最高でした〜。
話の作りがとても丁寧でしかも読みやすい。
高校生ならではの日常やイベントを盛り込んでストーリーに動きを持たせ、そこに伴う繊細な心理描写や感情の揺れ動きから目が離せません。


陽キャと陰キャの相反するタイプの2人が惹かれ合っていくストーリーなんですが、ちょっと変わったアプローチから物語が始まります。
拓郎の思惑というか思考がちょっと裏がありそうで、コイツただの陽キャじゃないな…って思わせるキャラ設定がすごく面白いです。

タイトルの「君がわるい…」は「気味が悪い」と掛けてるっぽいですよね。ひろむの拓郎に対する印象は、"気味が悪くて胡散臭いヤツ"なので。
2つの意味合いを探りながら読んでいくのも楽しいですが、印象最悪な拓郎に惹かれていくひろむの気持ちの変化にも注目なストーリーですよ!

誰からも好かれる拓郎の人たらしぶりは理想的陽キャ。世話好きで男女問わず優しくて、とてもいい奴なんですけど、逆にそれが欠点です。完璧すぎる拓郎のキャラに引っ掛かりを覚えたのは、ひろむただ1人。そのことが2人の距離をグッと近づけ、そして恋の物語が始まっていきます。


この作品で良いなと思ったのは、普通の日常から学校行事、夏休み…などなど、これぞ高校生活!っていうエピソードをいっぱい描いてくれているところです。クラス委員として2人で行動する密接さも良いけど、イベントという非日常性を通して親密になっていく2人の距離感や、どんどんお互いを好きになっていく過程がキュンキュンします^ ^

拓郎は軽いノリで、ひろむに好きとか付き合うとか言っちゃうんで、本気度がイマイチ分かりにくいんですけど、ひろむにだけ抱く特別感な態度が良いんですよ〜♪
ひろむの塩対応に落ち込んだりとかね、今まで誰にも感じたことのない欲求を感じる拓郎の感情の変化にニヤニヤしちゃいました。


高校生らしく行事に一生懸命に取り組み、青春を謳歌し、好きな人と恋を楽しみ…と、そこまで派手なハプニングもサプライズもないけど、ごく自然に好きを育む彼らの恋愛がめちゃくちゃピュアでキュンとくる。このゆっくりで丁寧なストーリー運びがとっても好きで、ドキドキが止まりません(〃ω〃)


陰キャと言われたひろむが文化祭では一躍時の人となり、彼の素敵な部分がたくさんの人の目に触れることに…。ひろむの学校生活が、拓郎との出会いにより180度ガラッと変わっていくのをワクワクしながら見届けました。
歌を全校生徒の前で披露するシーン…あれは最高だった〜!


イチャイチャシーンはそこまで濃厚さはないけど、初めて同士の手探り感と幸せを噛み締めてる姿がすごく可愛くて更にキューンでした。絵柄の可愛いさがストーリーの可愛さを盛り立ててくれています!
たくさんのキュンと萌えを浴びっぱなしで、こちらまで幸せな気持ちでいっぱいになりました。

6

ホクロカワイイ〜!

安心と信頼の作者様。
今回も素晴らしかったです。

大麦こあら先生が描く女性からもモテるイケメンが恋愛に対しても一途で性格まで推せる攻めが好きです。
今回は受けの子も隠キャだけど自分をしっかり持っているタイプでカッコよくて、でも自分の性的思考に後ろめたさを感じていて、というところがリアルで良かった。
そしてそれを包み込むくらいの攻めのおおらかさ。グイグイ行ってくれるところもひろむくんにはぴったりの相手だと思いました。


陰キャの子が人気でモテモテな相手にだんだんモヤモヤ嫉妬してしまう流れもいいですが、人気者が「自分だけが知ってたのに」ってあとから独占欲じわじわ溢れてくる展開も好きです。
今作はそれが垣間見えたので、大満足。でも拓郎はその欲をひろむにぶつけなかったの、偉かったです。
大麦先生はそういう萌えを所々に散りばめて、でも無駄に冗長させないところもお上手だと思います。
でも拓郎若干パスみを感じたので、爆発したらぶつけちゃう展開も見たいぞ〜!と思ってしまうのは腐女子のサガですが。

そしてなにより萌えたのがホクロ〜!お顔にあるから体にも…と期待してましたが、ありがとうございますと言いざるを得ない。
フェチなのでそれだけでも評価が1ランク上がります。なので本当は神×2なんですが、そんなものはないので大人しく次回作があることを願っております!

もちろん、この一冊だけでもとても綺麗にまとまっていて、読みやすく満足感ありまくりです。
だからこそ、もっともっととどうしても思ってしまうのです。

6

陽キャと陰キャの恋の話

高校2年生になった新クラスで席が前後になった陽キャの拓郎と陰キャのひろむのお話です。

タイプが正反対の二人が一緒にクラス委員をしていく中でお互いのことを知り、段々と好きになっていく過程が丁寧に描かれていて悶えながら読んでしまいました…!

最初は拓郎を嫌いだったひろむが最後には拓郎の隣に胸を張って立てるようにと思っているところが最高でした…!

シーモアは白抜き修正でした。
とても初々しい初夜でキュンとしました。ひろむが可愛いです!
描き下ろしの勉強会では拓郎の理性が頑張っているところが最高でした!

続編もあるようなので、今から楽しみです!

5

うまい

『カットオーバー・クライテリア』から元々お上手だった絵がもっと上手くなってて感動する。すごい。とても純粋な気持ちで、すごい。このたっぷりページ数全部作画がいい。6話のカラー扉大好き。

「気味が悪い」でスッキリする。1話で終わってもいいけど1話で終わったらBLにはならない。陽の気をまとう攻めを気味悪いキャラにできるところがまず好き。単純な発送だと陰キャ=気味悪いになっちゃうところ、うまい。好き。この気味悪さからどうやってこの表紙になるのかと思いきや怒涛のうまさで話が進む。さらにそこに裕太という存在を絡めてくる。収め方まで一貫して構成がうまい。

3話の終わり、これは好きになっちゃうな、なってるけどもう一回なっちゃうな。負けを認めろよって気持ちになり、すみません5話で敗北宣言したのは私でした。ほんとすみませんでした。かっっっわいい。

ふ(ゆ)ら帝に失礼だろ!ゆら帝聞く人はきっと夜更かしする人だよ!(失礼)

5

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