試し読みで気になっていたので購入。
電子で読んだので紙面の方もっとわかりやすいかも。
結論からいうと好きなタイプのお話でした。共依存モラトリウムバッドエンドのような(体調によって読めない時もありますが)今回は求めていたようで、楽しめました。
でも読む人は選ぶかも。
とても面白かったです。少し、病気のことや受けの過去などがふんわりしているので、そこがもう少し突っ込まれてると説得力が増して良いのに、もったいない感じです。星マイナス1がその分です。
でもそこを入れると一巻に収まらないかもしれないし、冗長な感じになってしまいテンポが悪くなるのかも。自分で想像する楽しみもありですね。
何回も読み返してしまいます。
作者の世界観が好みです。
とても辛いだろう現実があって、それでもきちんと生きていく感じが好きです。
最初なんて嫌味な言い回しするんだろう、キツイなと思うのですが、全て読んでまた最初に戻ると、恋文の言い回しが方言と合間って可愛らしく聞こえてきます。
とにかく恋文が寂しがり屋な部分が端々に表れていて切ない。おばあちゃんもよくわかってて、郁郎に頼むところも泣けます。涙腺が緩いせいか、随所で涙が。郁郎がかっこいいです。後半は恋文のモノローグで物語が進むのですが、郁郎がさらに成長して。きちんとした生活ができる、いい子になって!恋文が育てたようなものだなぁと。
最後二人で幸せに暮らしていく未来が感じられて良かったです。
23年初めに読みました。その時の自分には少し重くて、少ししんどかった。きっと頭空っぽにして楽しむこと重視の作品を求めてたからかな。
でもそんな体調の時でも、物語がきっちり練られていて色んなことが結びつき回帰していく様子はとても面白かったです。泣いちゃいました。とにかくジャンルを超えてる作品です。そして、何より絵も上手い!本当に色んな構図、脇役やモブの子でもそれぞれ個性があって書き分けられてるところもすごいです。
少し前に読み返したら改めてものすごく深い話だと思いレビュー書きたくなりました。何回読んでも、大人から受けたトラウマが重いのに、それを超えていく主人公二人が切なく愛おしくてたまらないです。パワーがある。できればその後も見たいと思っていたのですが。でもここで完結なのが未来が広がって良いのかも知れないです。
作者が亡くなっていることを最近知ったので(違う人と思ってた)大変寂しいです。
2作続けて読みました。
「尾を振るイヌと張り子トラ」を先に読んでこちらも購入。同人で声をかけられて商業デビューされたとかあとがきか何かに書かれてました。力量がものすごく感じられます。
まず絵が上手いです。自分の好きなタイプで、見るだけでも楽しい。そして物語はちょっと痛いところあるのでそういうのが苦手な人は厳しいかも。
私は全く平気なのでハラハラしながらも楽しめました。
あと攻めのキャラクターが良い!中山のとにかく太陽みたいに照らして引っ張ってくれるとこがすごく好き。メンヘラ受けの皆川が救われてるところも好きです。夜中のテンションで一気に読んで満たされた気分になりました。
とにかく大好きな腰乃先生。
私も最初オメガバースに思い入れがなくて、でも腰乃作品なら読みたい!と思って購入しました。
まだ連載中と知らずに、最後まで読んで面白くて続きを早く読みたい!となっています。
腰乃先生ならではの、心の葛藤や機微が読んでいてじわじわ沁みてくるし、どんどん物語に引き込まれていくのでもっともっと読みたくなります。
Ωの静香先生がとにかくかわいいです。Ω特有のヒートの状態が辛すぎて切ない。早く番を!と願ってしまいます。恋治がまだまだ可愛くてでもどんどん男前になってもっと成長していくだろう予感が、またわくわくしてきます。今はまだじれじれな状態ですけれど。大切な作品です。
おげれつたなか先生の作品はどれも自分に刺さるものが多いです。そしてなるべく一気に読みたい。そうじゃないと心が持っていかれてしまうので、この作品も完結してから読みました。
3巻が途中にキツイ部分があるけれど、そこまではひどくなく(それでも十分酷い目に合ってると思うけど)最後は幸せになってくれて本当に良かった。
マヤが強烈すぎて、忘れられないし、切なすぎる。自分で蛙花火のようにパッと消えることが良い、と思っていたこと。あんなに執着してたのに、最期はあっけなく、でも自分がこだわっていたような死に方だったのか。とても可哀想な人物だったんだな、と思えばそこまで憎みきれないというか。
とにかく色々考えて涙も出たし、とても良い作品でした。
ちなみに調子の良さそうな日を選んで読みました。ちょっと疲れすぎてると初見は無理かなと思って。でも今も読み返す作品です。
面白かった!雑誌の連載で後半を読んでいたのですが、早く全貌が知りたくて単行本になるのが待ち遠しかったです。
無表情系の強い男すごく好みなので。最初から最後までほぼ崩れないのもツボでした。あと不憫な受け。因習物で途中すごく辛いのですが(受けが)でもその過程が丁寧に綴られているので、説得力がありました。他に兄弟たちも良いキャラで、最後生きててくれてほんと良かった!途中何度か切なくてうるうるしながら読みました。
ちょっとした泥臭さも味わえる、この作品とても大好きです。「皇宮のオメガ」とまた違った印象で、同時期連載で雰囲気違っていて露久先生のファンになってしまった!
タイトルも秀逸ですよね。