衝撃作「イトウさん」の著者・冥花すゐによる至高のメリーバッドエンドラブストーリー 禁を犯す外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム  君が生きていてくれるなら、たとえ誰を犠牲にしても――

ソムニア

somunia

ソムニア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神27
  • 萌×221
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
17
得点
254
評価数
63
平均
4.1 / 5
神率
42.9%
著者
冥花すゐ 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796415880

あらすじ

いつまでも、この幸せな夢のなかで生き続ける

不治の病を抱え、余命幾ばくもない青年・寧は、主治医の霧崎に恋をしている。霧崎はいつだって冷たいけれど、一緒にいられるだけで幸せだった。しかしある夜、霧崎が寧を生かすために恐ろしい罪を犯している現場を目撃する。パニックになる寧に霧崎は「これはただの悪い夢だ」と告げ……?

禁を犯す外科医×健気に恋い慕う余命僅かな青年――優しく残酷なモラトリアム

表題作ソムニア

霧崎 静一,医師(元天才外科医)
村田 寧(20歳),病弱な青年

その他の収録作品

  • 描き下ろし:夢の終わり
  • カバー下:イラスト

レビュー投稿数17

No Title

試し読みで気になっていたので購入。
電子で読んだので紙面の方もっとわかりやすいかも。
結論からいうと好きなタイプのお話でした。共依存モラトリウムバッドエンドのような(体調によって読めない時もありますが)今回は求めていたようで、楽しめました。
でも読む人は選ぶかも。
とても面白かったです。少し、病気のことや受けの過去などがふんわりしているので、そこがもう少し突っ込まれてると説得力が増して良いのに、もったいない感じです。星マイナス1がその分です。
でもそこを入れると一巻に収まらないかもしれないし、冗長な感じになってしまいテンポが悪くなるのかも。自分で想像する楽しみもありですね。

0

全然わからないまま読み終わってしまった

イトウさん、三角オペラどちらも好みじゃなかったんですが、&.Emo作品好きな感じ多いので読んでみました。
私には刺さりませんでした。

結局不治の病って何なの?薬投与で生きられるの?
寧は幼いけど、精神疾患なの?それとも知的障害なの?病弱な相手を抱くって身体的に負担ないの?
病気の人とSEXなんて到底できないわ、それが原因で悪化したらどうしようって。

愛する人を生かす為の高額な薬代を稼ぐ為に人殺しをして臓器売買繰り返していた霧崎。
医師免許剥奪されて、自分で違法?クリニックをひらいてお金のない人達を受け入れてた。ここの患者の臓器を売ってたんか?
描写が少ないからよくわかんないけど。

何回も「僕は死ぬんだ」「死にたくない」とかウジウジ言う寧にもうんざり。
そんな風に思う私は冷酷なのかもしれないけど、2人にちっとも共感しませんでした。

ラスト霧崎が老けてるから数年後って事よね?
寧生きてるやん。不治の病って早死にするって意味じゃないの?しかも、ちっとも老けてないし。
最後のシーンは印象的でしたが、なんかあの1ページの絵を描きたかったが為のお話なのかな?
おとぎ話感満載、自分達に酔ってるだけに感じてしまいました。
不幸ぶってる主人公のお話好きじゃないんだわとつくづく実感。

シーモアで購入
白線修正

0

残酷なのに美しい

2人それぞれの思いの在り方が、とっても切なくて美しいです。

0

泣けた

余命わずかの青年・寧と、
禁忌を犯す外科医・霧崎の物語。

帯にどどんと明記されてるので、ネタバレも何もないとは思いますが、メリバです。

自分がいなくなることで残される人が悲しむのは嫌だ、笑えるうちに早く逝ってしまいたいと願う寧、一方でどんなことをしても寧に生きていて欲しいと願う霧崎。

なんかもうね、寧の想いも霧崎の想いもどちらもとにかく切ないんですよ。

この作品、本編だけ読むとそれこそモヤモヤが残るメリバです。ここで終わってたら「はぁ!?」ってなってたと思います…

が!!!

そのあとの描き下ろしを読むと、納得というか…あぁ良かった…って思うし、読後感は一気に良くなりました。
描き下ろしでこらえ切れず号泣。

描き下ろしがあったからこそ☆4つけましたが、本編だけなら☆2か3になってたと思います。
その一方で本編だけで終わってたら、その後どうなったのか…という、メリバとしての余韻というか想像の余地みたいなものは多かったと思います。描き下ろしをどう捉えるか…ですね☆

0

No Title

幸せって何なんだろうね…儚いメリバ?寄りな気がした個人的に

0

夢が終わるまで

ずっと気になってたので、でも「メンタルが安定しているときに」と聞いて―
結局、仕事後のボロボロな状態で読みましたw

想像してたほどダメージを喰らいませんでした。
しかし色々考えさせられた、非常に面白い作品でした。

病気が辛いからじゃなく、周りの人が悲しむから早く死にたい―
そんな歪んだ望みを拒絶し、手を汚してでも寧くんを生かそうとする先生…
どうしようもなく残酷でした。

最後でやっと解放された二人が、どうか幸せでありますように。

0

残酷な受けの恋心

受けの恋心は、攻めにとってこれ以上残酷なものはないほど純粋で、またそんな2人の愛は永遠に美しかったと感じました。
夢でしか自分の思いを伝えられない。その夢は夢としてしか受け入れてもらえない攻めに心が苦しくなりました、、、
謎エンドですが、描き下ろしで受けが窓辺で天国へ行くシーンがあり、攻めも受けを想いながら亡くなっていったので、2人にとっては幸せな最後であり、また永遠の愛の途中なんだとメリバの良さを詰め込んだこの作品は神です。

0

ずしーーん…

…ときましたね。
重暗さが。
読み終わって真っ先に感じたのが「残酷」。
それは、病に引き裂かれる少年の純情が可哀想…という意味での残酷ではなくて。
医師や周囲や家族に「死にたい」って言う寧の無垢な残酷さに。
聞かされる方の絶望感に。

タイトルの「ソムニア」って「夢(の複数形)」の事だと思うんだけど。
あまりにも冷たい霧崎先生。キスしてくれる霧崎先生。
行ったり来たりして、次第にこれは寧の夢なのか、どっちが夢なのか、どこからが夢なのか、混乱してくる感覚。
一方。
子供の頃から病気で、家族も争ってて、こんな事なら死にたい…と言う寧。
お誕生日をお祝いしてもらって、生きていてくれて幸せ、と言われている寧。
こちらだってどっちが真実なのか、どちらも真実なのか。
薬のせいなのか、それとも妄想的なものなのか。
読む人の解釈にかなりの部分が委ねられているのかな、と感じました。
どう取っても良いのならば。
やっぱり一番残酷なのは寧じゃないのかな…と思ってしまった。

描き下ろし「夢の終わり」のラストシーンも微妙ですが、私は寧も亡くなったように感じました。空を飛ぶ鳥は全てから自由になったせんせぇと寧…

2

メンタルがきついけどいい

帯にメリバって書いてあってたすかりました。めちゃくちゃよかったです。
読むときはハッピーな本を準備しておくといいです。

0

エンドレス号泣

ぁあああ、そっかぁ。。。
冥花すゐ先生だものね、テーマ的にもね、そんな気はしてました。
だけど、うっかり帯を見逃していたんです。

メリバだったとは……!!!

BANANA FISH(吉田秋生)だって、櫻狩り(渡瀬悠宇)だって…
受けと攻めは命尽きるその瞬間まで一緒に居て欲しいんだってば!!
夢とか幻覚とかじゃなく、生身の肉体で隣で看取って欲しい派なんです(涙)

だからね、相手の見えない場所でそっと相手を想って…てのは
めちゃくちゃ苦手で、めちゃくちゃ泣いてしまうんです。

今作も然り。
受けの不治の病と受けのために悪事に手を染める攻めという設定からして
明るいハッピーエンドなんて思ってはいなかったけれど、
それでも短くても、最期の瞬間まで一緒にいられるって思ってたんです。
なのに…なのに…!!
寧を想って最期の瞬間に微笑む霧崎にも、
死に怯えながら霧崎の幻覚に安堵する寧も辛すぎる…。

もう読了時に散々号泣したのですが、
いまこのレビューを書きながら再び号泣しています。

1

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