カメレオンはてのひらに恋をする。 2

chameleon ha te no hira ni koi wo suru

カメレオンはてのひらに恋をする。 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神180
  • 萌×227
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

9

レビュー数
35
得点
1023
評価数
214
平均
4.8 / 5
神率
84.1%
著者
厘てく 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
スクウェア・エニックス
レーベル
ガンガン BLiss
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784757592612

あらすじ

一番好きな君と、“同じ言葉”で話したい
「期待して信じてくれた人がいたから、もう一度演技に向き合えた」俳優の藤永は「自分だけの演技を頑張りたい」と決意を新たにし、漫画原作の舞台化作品のオーディションを受けることに。しかし、先天性難聴のケイトは観劇することに不安を感じ、藤永の魅力が多くの人に見つかっていく中で、焦りと寂しさを募らせていく。「目に見えないものまで君のこころとからだ、全部ほしい。こんな気持ち、伝えてもいいの?」離れたくない想いが拍車をかけて、手話さえ見えない至近距離で見つめ合う。これは、そんなもどかしい恋の物語。

表題作カメレオンはてのひらに恋をする。 2

前島蛍都(ケイト)、大学1回生、先天性重度感音難聴者、19歳
蒼井藤永、大学3回生、俳優、21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし① sideケイト
  • 描き下ろし② ケイトの日常
  • カバー下

レビュー投稿数35

早く続きを読みたいーーーー!!

2巻発売まで待ちきれず、単話で追っており単話を繰り返し読んでました。
で、コミック一冊となったのを読みましたが、やっぱり最高ですね。
ワンコ好きにとっては、ケイトは愛おしくてたまらんです。
だから寂しくなっちゃった というシーン、何度読んでも萌え転がる。
素直に気持ちを伝えられるケイト、お利口さんだね、よしよしと頭なでなでしたくなってしまう。

安易な合体シーンは見たくないけど、この二人の初合体が待ち遠しくて仕方ないです。
ケイトってどういうエッチするんだろう。
めっっっっちゃ意味あるエッチになりそうで、期待して待ってます。

3巻出るのを待てないので、この先はまた単話で追います。
単話の9話(2巻に収録済み)が5/1に配信されたので、10話はいつかなー?とワクワクしながらサイトを見に行ったら
「奇数月1日、コミックシーモアにて先行配信!」とあり、9/1……??と絶望しています。
それくらい、楽しみにしている作品です。

0

もどかしくて超じれったい

続刊が来るのを心待ちにしていた。正直言ってこの話大好きすぎるので若干盲目になって上手く評価できないかもです。
正直2人の関係値が1巻の時点ではまだ友達っていうのが大きくて、2巻でここまで二人の関係がより親密になるなんて思ってもなかったから何度もキスしてるシーンがめちゃくちゃドキドキした。お互いがお互いを大事に思うあまりのすれ違いと、思うがあまりのもどかしさがたまらなく好き。このふたりの距離感バグも大好きだし戸惑いつつも受け入れちゃってるのが可愛すぎる。もう一生愛し合っててほしい。
お互いがこんなに大きな形でお互いに同じくらい影響し合えてるこんな平等なカプなかなかない。最近読んだ漫画でも攻めか受けどっちかの印象が強すぎるけど、この漫画も最初は、あ、ケイト一強か…と思ったけどフジナガの魅力が出るわ出るわでもうどっちも同じくらい好きなキャラです。今いちばん好きな漫画。
いい塩梅でそこまでピュアでもイチャラブばっかりでもないし、かといって悲壮感も全然だしむしろキラキラだし、誰にでも読んでほしいこの漫画は全員におすすめしたい。

3

引き込まれる

1巻でも凄く引き込まれる、いつものBL漫画とは違う印象でしたが、2巻でもやっぱり食い入るように読んでしまいました。やっと藤永の本当の力を発揮出来る舞台、良き共演者に巡り会えたと思います。レムさん最初は尖ってるだけかと思ったけど、実はいい人だし、ちゃんといいものは認められるし藤永といい仲間になれそう。ケイトが結構嫉妬しそうだけどケイトの色んな気持ちの変化も良くわかるし、最後スマートグラスを使って舞台を観ると決心してくれたのも今後に大きく関わってくるのかなと思います。千秋楽後に藤永から大事な話があるって言うのも凄く気になるし、ケイトにとってハッピーな事であって欲しいと願わずにはいられません。2巻は舞台が始まった所で終わってて、えぇ〜おあずけ〜って感じで3巻が早く読みたくて仕方ないです。藤永の手話を使う場面も少し出て来てるけど3巻ではもっともっとみたいです。「1番話したい人と同じ言葉使いたいじゃん」と普通にサラッと言ってのける藤永が素敵です。次は2人がもっとイチャラブしてくれることを期待したいです。

3

読んでいたくなる、知りたくなる、優しく強く刺激されるシリーズです

攻めだけの話しでも受けだけの話しでもない
それぞれの話しでもあり、2人の話しでもある
だからこそ角度をちゃんと変えて双方向なだけではなくて多角度から彼らがどう思っているか、どう思われているか、、、という所をちゃんと丁寧に描き出してくれています

だからこそじっくり読んで行きたいと思えるし、もっともっと2人を、そして2人を取り巻く環境もそしてこれからも知りたくなる!!と自然に誘われてしまう作品

彼らの世界が狭くならないように家族や仕事仲間、ライバル、学校の友人などが適宜無理なく登場してくるのもとても自然でこの作品の奥行きを感じます
2巻は新キャラのレムが印象強かったですが、ケイトとこちらも初登場の弟君との兄弟間の空気感が凄く好きでした(笑)

何もこの作品へのこうして欲しかった…!こんなのが観たかった…!という要求が無いです
興味が無いとかでは当然ありません!
完璧だからこその満足以外の感想が無いのです…!
唯一あるとすればこのままの丁寧な流れをそのままに、、、!
どうぞ性急な流れにならないよう、、、可能な限りじっくりゆっくり続いて欲しいです

ずっと読んでいたい素晴らしいシリーズです

5

気付きに満ちている

この作品を読むことで自分自身が見落としていたような事に気付く事が出来る時があって、すごく背筋を伸ばしたくなるしもっと自分の意識もアップデートしたいなって思えて来ます
そう思える自分に出会えた事で少しだけこの作品を読む前の自分より自分の事が好きになれる気さえして来ます

押しつけがましさなんて一切ないのにこの2人を通して見える世界、知る事が出来る世界が自然と自分をそうさせてくれる気がしていて、、、すごくパワーをもらえる作品です

フジナガがケイトを、ケイトをフジナガが、お互いがお互いを知ろうとする事で自分自身の内にある感情に気付くように私もこの2人を、この作品をもっと知りたい!と思う事で彼らの追体験をしているような気分になれるんです

そして、ここに書かれる多くのレビューを読んで色んな受け取り方や感じ方を知ってまた気付く事が増える
得るものがほんとに多い作品なんです

気付けるっていうのは好きの第一歩だと思います
フジナガが自分の演技の幅を広げたのも演じる事が好きだからこそ
好きだからこそその想いが届かない事に苦しむ事だってあるけれど、好きだから諦めなければレム君みたいにフジナガに気付いてくれる人も、フジナガ自身が自分の可能性に気付く事だって出来る

ケイトとフジナガの2人の恋愛も本当に素敵だけれどこういう彼らを知る事で気付ける事がたくさんあって本当に素敵な時間をたくさん貰えてしまう
なんて贅沢な作品だろう!!

3巻を読めるまでたくさん1巻も2巻も読み直して、いろんな気付きを増やしていきたいです♡

4

手が届いた、と思いきや

待望の2巻!
前巻から引き続き、今回も迫力の表現力でした!

前巻ラストでは友人以上恋人未満だった二人。
この2巻では言葉では伝えていないにしろ、両想い確定でした。

おうちに招かれたり、キスをするようになったり、
ようやく恋人同士らしくなってきた藤永とケイト。

だけど、そんな中藤永はある舞台のオーディションに合格します。
やっと自分が輝ける舞台を見つけた藤永は稽古に打ち込みますが、
一方のケイトは寂しさを感じており…。

やっと手が届いたのに、また一歩遠のいてしまったような。

藤永の目には舞台の成功の先にケイトがいて、
フラフラになるまで頑張れるのもケイトのお陰だったりするのですが、
そんなことを知らないケイトは孤独を募らせるばかり。

両想いなのに、目の前にいてもすれ違ってしまう二人がもどかしい…。

次巻予告では二人の関係に進展が…とのことだったので楽しみにしております♪

3

歩幅と瞳を合わせて進む

本当にすごい漫画だと思います。
ただただ表現の豊かさと繊細さに圧倒されてしまいました。
厘てく先生、漫画が上手すぎる。

1巻目の素晴らしさをびゅんと軽く飛び越えてくるようで、どこを開いても見どころしかない1冊でした。
ほんのりと淡く色づいた恋愛感情から、自分自身と向き合う心の成長も1歩踏み込んだところまで描かれていて、内にあった2人の世界が少しずつ交わってさらに外へとひろがっていくよう。
聞こえないことや伝えられないことに対しての葛藤や、多方面から見た現実もしっかりと描かれているのだけれど、難聴者と聴者の恋愛にスポットを当てるのではなくて、あくまでも「伝えたい・受け取りたい」と想い合うケイトと藤永という若者2人の等身大のラブストーリーなところがすごく好きです。
1巻に引き続き、2巻のカバーイラストもお互いをしっかりと見つめ合う2人なのもうれしい。

繭を破って羽ばたいていきそうな藤永の役者としての成長も、藤永と接していくうちにケイトの中からあふれ出す激しい感情も、夢中になって読ませてくれるものがバランス良く揃っていて読み応えたっぷり。
話運びはもちろん、丁寧な心理描写と表現力が素晴らしく、それでいてとびきりやさしいんですよね。
まだまだこの2人をじっくりと追いかけたくなるような魅力がぎゅっと詰まった素敵な作品でした。

3

1巻を上回る

1巻も面白かったのですが、2巻はより面白かった!先生のあとがきで安心しました。そう、作品の目立つところから◯◯モノみたいなラベルが貼られたものが別に読みたいわけではなく、この2人が主役でこの2人が悩んだり成長したり愛を確かめ合ったりしてればいいんですよ、読者としては。
藤永くんが美しいな〜というコマが多くて嬉しかった。役者の変貌ぶりの見せ方としてふさわしい。
1巻でも思ったけどケイトくんて随分と慣れてませんか?イケ男ムーブが板に付いていませんか?今までにもお付き合いした人がいたのかな〜〜気になるな〜〜藤永くんがまだ気になってないところを先に気にする読者。

3

伝えたい。知りたい。何よりも大事なこと

「どんな相手にも全力で伝えたい」
伝えることに貪欲すぎて、演技上では持て余されてきた藤永が、ようやく自身の能力を生かせる場所を見つけようとしています。
舞台でいえば、藤永は舞台の演者やスタッフ全体を把握し、そして受け手のスペックがどんなものでもひとりとして欠けることなく伝わるように演じようとする、そんな怪物みたいな才能を持っていたのです。

表情、動き、声、もはや存在そのものが全身で訴えかける、そんな藤永だからこそケイトとのこれまでがあったわけですが、ケイトからしてみると、藤永が遠くに行ってしまうようでやはり不安にもなるというもの。
藤永がこちらに向き合ってくれなければ、ケイトは伝えることも、藤永を知ることもできないのだから…

藤永に休学願の用紙を届けに行って、改めてケイトは感じます。
自分のことをこんなにも分かってくれるのは藤永だけだけど、藤永の伝えたいことは万人に届いてしまう。でも自分は藤永の素晴らしいと絶賛される歌声を聴くことはできないわけで。

焦りとか気後れ、聴こえない自分には藤永が理解しきれるのだろうか?という取り残されるような感覚にもなったと思います。
そして藤永をひとりじめにしたいという独占欲が溢れ出てくるところ、胸がぎゅっとなりました。

ケイトが今まで生きてきた中で、伝えようとして諦めたこと、わかりたくて諦めたこと、たくさんあったと思います。
でも、藤永にはそんな独占欲とか、会えなくて寂しいとか、隠さずにちゃんと伝えてるし、藤永だって「同じ気持ち」だと、会えて嬉しいとか、胸のドキドキとか、気持ちを共有しようとしてる。

聴こえても聴こえなくても、その前に大事なのは伝えようとする気持ちと行為。
一足飛びに恋愛関係(好き、愛してる)にいくのではなく、まずは伝える、伝え合うことをここまで重視して丁寧に描けるのは、すごいことなんじゃないかなぁ。

藤永の舞台を見るために用意されたスマートグラス。
ケイトははじめ使うことを躊躇っていましたが、全身で演じる、訴えかけてくる藤永を目の前に、迷うことなくグラスをかけます。
かけたからといって、藤永の思いが歪むわけじゃない。
藤永は、伝えるためにはどんなことでもするのだから、ケイトもどんなものを使ってでもそれを受け取ろうと決めたのですね。
ケイトだって、藤永に負けないくらい才能があるから。相手をじっと見て、気持ちを見逃すまいとする才能があるのです。

自分のことだけに集中した藤永の演技がどれだけすごいか見てみたい…!
そして、藤永が公演後にケイトに伝えようと思っていることと、ケイトが藤永に伝えなきゃと思っていることが同じだったらいいなぁ。
次巻も楽しみです。

4

2人の世界が交差する時

1巻が素晴らしく感動してから1年弱で2巻を読めるのうれしい。先生ありがとうございます!

1巻のクオリティそのままに表現力のすばらしさに唸りました。
聞こえないケイトの世界と、ケイトと接し思いが高まる藤永の心の世界。
2人の世界が、手話や言葉、ジェスチャー、態度、スキンシップなどで交差しながら進む展開がたまりません。
「言葉はうすっべらくて信用してない」←レムいいこと言う!!
コミュニケーションは言葉だけじゃないし、言葉で説明しきれないし、ウソもあるし。
だから言葉だけに頼らず、全身で伝えよう、わかりたい…とひたむきな2人の姿に感動します。

誰よりもケイトがわかっていた藤永の才能が開花しつつある。その過程もよかったです。
お芝居、舞台の表現が迫力あってお見事。
藤永の才能が今後どこまで発揮されるのか楽しみです。

BL的にも萌えの描写がめちゃくちゃいい。
1巻からそうでしたが、ケイトの素直な愛情表現が特に好きです。
気持ちのままに藤永に触れちゃうところ。その手や口元がやさしく色っぽい。その描き方〜。
2巻では藤永のストレートな言葉にケイトが
「そういうところが好き」と赤い顔を隠しちゃうところがかわいすぎました。

お互いまだ知らないことが多いし、環境も変わるだろうし、その度に葛藤などあるかもしれませんが、2人なら前向きに進んでいきそうでワクワクします。

聴覚にハンデがある人、聴者…と言っても人によって聴こえ方、伝え方、理解の仕方はさまざまですもんね。聴者でも病気や加齢により聴力が下がることもあるし。
その辺りについてとても考えて丁寧に描かれていることがわかるので、より感動するのだと思います。

あと、レムがナイスキャラで好きです。
キレながら藤永を褒め倒すところは笑いました。
役者としての藤永の良き理解者、またはライバルになっていくんでしょうか。
BLあるあるの新キャラ当て馬ではなく(今のところ)そこも個人的にとてもよかったです。

3

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