后宮のオメガ 下

kouguu no omega

后宮のオメガ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神314
  • 萌×287
  • 萌32
  • 中立10
  • しゅみじゃない5

164

レビュー数
43
得点
2024
評価数
448
平均
4.6 / 5
神率
70.1%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668913

あらすじ

同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられたオメガのイリヤ。ハーリドに心を開きかけた矢先彼の死を知らされる。彼の意思を継ぎ内戦から民を救う決意をして8年。イリヤの目の前に現れたのは……!?  絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!

表題作后宮のオメガ 下

ハヌ国の国王,18歳(α)
ハヌ国王后,26歳Ω

その他の収録作品

  • 手がかかる子ほど可愛い(描き下ろし)
  • カバー下(ハヌ王家家系図)

レビュー投稿数43

ブレない年上后がいるからこそ

めずらしく受けの主人公がなかなかに芯が強く、
受けではありながらもかっこよさを感じるキャラクター。

やっぱりハーリドはそう簡単にはやられないわけで。

己の信じる道をかっこよく突き進もうとまい進するハーリド、
王の后として十分すぎる素養が伺えるイリヤ。

ようやく、ようやく夫婦として一つになれる日が…

描写もとても美しく、もっと長く楽しみたかった気もします。

0

イリヤ様、万歳!!

名作!!!!

離れていた8年の答え合わせが進む下巻。愛がでかい!! お互いへの特別な感情と、国を守るという強い意志が重なり、壮大なストーリーが動きます!

ハーリドのまっすぐすぎる特大の愛。それを当たり前に受け止められるイリヤの器の大きさ!とんでもない二人です。

もしこの二人が現代日本で生活していたら、重たくてジットリした愛になるかもしれません。が、ここは異国の王位継承問題の渦中。特大且つ特濃の愛も、サラッと爽やかに感じるところが魅力です! とても引き込まれるし、読みやすい。

民を導くイリヤ様は、強く、美しく、まるで神々しい存在。そして反乱軍を導くハーリドも、あつい人望があります。この二人が、最強の夫婦として王位奪還を果たす展開は痛快です!

一方、8年かけて国をダメにしたザイン。彼は絵に描いたような暴君で、何とも薄っぺらいクズ王。その対照的な描写がさらに物語を際立たせます。

そして、イリヤ付きの侍女スゥヤ!彼女の義理堅さと献身的な姿には感動しました。絶対にイリヤを守るという彼女の姿勢が心強い。ハーリドがスゥヤを労う場面、そしてイリヤが感謝の言葉をかける場面は、間違いなく作品の名場面にランクインするでしょう。

イリヤ様のお言葉、「この国に来て信じることができた最初の人間がお前だ」の重み…。お飾りの后と自嘲していたイリヤが、8年で大きく成長し、神がかったカリスマ性を発揮するまでに至る展開は圧巻です。スゥヤ、ありがとう!ありがとおおおおお!!!

そしてトラのタルジュも成長しましたね…。何を食べていたんだろう?食事の確保も大変だったはずですが、無事にここまで大きくなって良かった!

この物語のMVPはスゥヤとタルジュ!!!

たくさんの苦労を乗り越えた二人だからこそ、末長い幸せが確信できます。ハーリドとイリヤが子育てをする話なんかも見てみたい!

幸せな気持ちで読み終えました! また上巻に戻って何度でも読み返したくなる、そんな作品です!

1

王道ファンタジー×オメガバ

ハーリドが想像通り、や、それ以上のイケメンになって帰ってきてくれてテンション上がりました。タレ目具合もちょうど好き。
チェンとハーリドが手を組むとか、イリヤがおとりになるとか、民がハーリドにつくとか…予想通りの展開で意外性はありませんでしたがいいんです。おもしろかったので。
イリヤがΩであることを忌み嫌い半ば絶望していたのにハーリドに会うことによって、Ωで生まれてきてよかったと思えるところがオメガバ設定にした良さですね。
タイトルの意味になるほどとなりました。歴史上いちばん人気のある2人なのわかります。その後、国が繁栄した礎をつくったんですね。

スゥヤの忠臣ぷりに胸を打たれました。

0

ハーリド大きくなってた!

ハーリドが成長してました!
そのくせ、中々くっつかない2人。そのハーリドのこだわり、わかります。
本筋と関係ないけれど、2人がちゃんとスゥヤに労いの言葉をかけるところが、グッときました。

私は基本、オメガバースは好きではないのですが、その設定が気にならないお話でした。
オメガバースによくある出来事が起こらないからです。

萌評価なのは、やはり、もっとじっくりエピソードを読みたかったからです。
ハーリドの成長過程とか、2人のその後とか見たかったです。

0

スゥヤの心遣いが報われて良かった

 長年民と共に悪政の下で強く逞しく生き抜いてきた、ハーリドとイリヤの一国を背負う深い覚悟に惚れ惚れしました。まだ幼かった頃から、その強さと聡明さを備えていたハーリドにも驚くし、Ωの自分をずっと呪ってきたイリヤが、短期間ハーリドと共に過ごしただけで自分の役割を見出したことに、王族としての器を感じました。殺しをせず、誤った兵達にも赦しを与える行動は、現代の私たちはそこまで驚きもせず人徳だなぁと思うくらいだけれど、中世ではあり得なかったでしょう。その選択ができた若き2人の人望がすごいなぁと。露久先生の絵がさっぱりしているのと2人の性格もあり、オメガバースにしては色気が薄く、表情が簡略化されたコマも多いので重厚感が少し足りなかった印象でしたが、ストーリーはとても良かったです。

0

壮大なオメガバファンタジー

上下巻読了です。

大人になったイリヤが現れてからの下巻は物語がいっきに加速します。
上下巻あわせるとかなりのボリュームになりますが、もっと細かく描いてくれてもよかったのに!(巻数増やして)というくらい私はこの世界にどっぷりハマってしまいました。
オメガバものではありますが、オメガバファンタジーっていうのかな、普通のオメガバはそんなに…という人でも惹かれるストーリーかと思います。
もちろん私みたいにオメガバ好きな人には刺さりまくりでしょう!
2人が出会ってから番うまでの期間が長い、本当に長いんです。あっという間に番う作品が多い中、めちゃめちゃ時間がかかってる。
その年月を経ての番うシーンは、本当にぐっとくる最高のものでした。
もっと見たかったけど(笑)
ストーリー重視、かつ壮大な物語なので番になった後の2人がもっと見たかったなー!

物語としてはタイトルの回収込みで素晴らしい作品でした。

1

一生ついて行きます…!!

完全なるファンタジーのオメガバース。
先生の美麗な絵が独自の世界観を作り上げられていて、やっぱりすごく引き込まれます。

そして今回はなんと行っても攻め、ハーリド様がかっこよすぎるのです!!

年の差がある年下攻めですが、もう王になるために生まれたような男で、自然と頭を垂れたくなる、そんな人です。
身分が高いのにすごくいい人で優しくて器が大きくて、でも王としてよ貫禄や威厳ももちあわせている。そして戦うと強い!!!
物理的にも精神的にも強い最強の攻めさまでした!!
受けも、ただ守られているだけではなく自分から戦いに行くような、大事なものを守るために立ち向かえるカッコよくて美しい最強の受け様でした!!

2

やっぱり作画が…

久しぶりのレビューです。
年下攻め×美人受けスキーにはたまらんカプで、ストーリーも王道ですが大好物な異国ラブなので久しぶりに大好きな作品仲間入りなのです…が!!
上巻の絵の美しさと背景の書き込みには圧巻のひとことなのですが、やはり下巻の作画崩壊(とまではいかないかもしれませんが)には残念な気持ちでいっぱいでした。特に大事なシーンのところばかりが寂しい作画になっていたため、それまでの高揚感が萎えてしまったと言われても仕方ないでしょう。
せめて単行本では1年くらい待ってでも上巻のような完璧な状態で読みたかったです。待つのが仕事の腐女子にはそれくらいどうってことないです。
最後まで丁寧な絵が保たれていたら神をいくつ付けても足りないくらい好きです。
もし完全加筆修正した新装版で出してくださったらまた買いますよ。(続編決定したとのことでよりお忙しくなるので無理かな…編集担当さんよろしくお願いします)


4

大人になってからの二人の成長が逞しい

ハーリドと再会したイリヤ。早々に二人は結ばれるのかと思ったら、「国を取り戻してからお前を番にしたい」って。多分昔からハーリドの責任感は変わらないのに、何年も歳上のイリヤにはなかなかハードな一言でしたよね。しかし、ここで2人で国を取り戻す計画を決心することに繋がっていって、下巻は恋愛よりも国を取り戻すまでのストーリーが楽しめました。特に、ハーリドが自身の身の上を仲間に明かして、国を取り戻し、元の豊かで平和な国を作ると約束した場面でイリヤどハーリドに光が差し込んだ所は、とても感動的でした。スゥヤが泣いてしまうのもわかります。
そして、全てが解決していよいよ2人きりになった時に、初めて見た時からイリヤの事を気に入っていた。というか肌に触れてみたかったとか。子供でもそんな事を…一目惚れ!そういう事だったんだと。ここはオメガバースの影響だとは思いましたが、
大人のハーリドもかっこいいのですが、子供のハーリドも捨て難いかっこよさがあるなぁと思いました。
ラストに話が急に何年も後の時代へと変わり、「后宮」という意味が分かって、とても納得したのと同時に、もう2人は過去の人になってしまったんだという寂しさを覚えました。が、続編が決定したとの事で、2人の掛け合いとか、また見ることができるという事で、楽しみになりました。

2

No Title

上下巻通しての感想になりますが、オメガバースですがある意味オメガバースらしくないというか、オメガのイリヤは強くて綺麗ですし恋愛以外の要素(国の行く末)も大きく、恋愛一本だけじゃなく他要素もあるストーリーが好きという方は楽しめると思います。

最初は攻めがショタか…となりましたがだからこその穏やかで微笑ましい二人の距離感が大好きです。かっこいい攻めに成長しますしね!おねショタの良さに気付きました! 笑

ただ他の方も書かれていますがところどころ作画が気になるところがあるのと(イリヤはいつでも美人です)、やっぱり詰め込みすぎかな…と思いました。せっかく全て片づいたのに二人のいちゃいちゃが少なく…もっと見たかったです。だからこその描き下ろしはとってもよかったのですが。
続編で二人のいちゃいちゃとかないですかね…。本編は恋愛以外の要素が強かったので恋愛メインの続編…。イリヤが嫉妬するところとか見てみたいです。

0

タイトルの「后宮」の謎解き

上下巻に渡る壮大なストーリーの完結巻。

オメガバースは好んで読むジャンルではないのですが、こちらは好きな作品の一つになりました。

まず、18歳になったハーリドのイケメンっぷりがすごい。
目元がちょっと下がり気味、タレ目なのも大好きポイントです。

内面もかっこいいことこの上なし!
発情したイリヤといよいよ番にっ…!?て場面でキスしながら抑制剤を飲ませるという。身悶えしました。

王后として民を・国を守ると決めたイリヤも、美しくまた格好良く、ときめかずにはいられませんでした。

どんな時もイリヤの側を決して離れなかったスゥヤの献身にも、涙。。
虎のタルジュの可愛さは言わずもがな。

惜しむらくは……色々な方が書かれていますが、ピアス!!

二人にとって意味のある大切なものだからこそ、ここはしっかり描いていて欲しかったなあ…と。
左右違いには気付きませんでしたが、あったりなかったり…には違和感を感じてしまいました。

また、宝飾品や日光の描き込み・描き方がとても細かくて綺麗なだけに、簡素化されている部分(背景など)がやや目立ってしまうというか…

おまけ漫画ではそんなに気にならないのですが、本編ではしっかり描き込まれたものが見たかったなあ、と少し残念に思いました。

でもでも、作画の美しさにため息が出ましたし、王道ストーリーにハラハラしたりときめいたり、十分に萌えさせていただきました✨

タイトル、初めて見た時から「後宮」じゃないのは、なんで?と思っていたので、
終盤で謎解きされて納得!

もう少し歳を重ねた二人の姿も見てみたかったなあ。

1

上巻の絵が素晴らしかっただけに。。

上下巻の表紙、そして上巻1話の絵と描き込みが素晴らしくて期待しすぎたので、特に下巻の数話分の絵が目立ってしまいます。。特にピアスが。。。あったりなかったりで、どうしてもそこばかりみてしまう。大事なキーアイテムなのに。雑誌掲載時ならともかく、単行本で直してほしかったです。2ヶ月連続上下巻刊行で、ものすごくお忙しかったのだとは思いますが、無理しないでゆっくり仕上げてほしかったですね。
お話も、もう少し長くても良かったのでは。
誰でも楽しめる王道BLファンタジーだからこそ、もう少し時間かけて丁寧に仕上げれば神作品になったのに、惜しいです。。

5

もっと続きを読みたくなる

こういう作品こそもっと巻数を増やして連載して欲しいと思いました。レーベルによるのでしょうか。

3

壮大なお話をぎゅっとまとめすぎてもったいない

読後、最初に感じた既視感。
劇団四季のライオンキングを見終えたときに感じたものと同じでした。
壮大なお話、豊富なキャラクター、だけど、ぎゅっとまとめすぎてて、各エピソード、人物の表し方がダイジェスト版を見ているかのようでした。
劇団四季は興味がないけど誘われて見に行ったので、前情報もあらすじも知らないままだったので、展開早すぎ、キャラクターの性格わからない、そういう考えに至る経緯、どこにあった?と思っているうちに見終わりました。
舞台もキャラクターも演技もどれもこれも素晴らしいのに、拍子抜け、という印象がありました。
今作はそれに近い感想を持ちました。
イラストが麗しく、人物も魅力的、メイン2人だけでなく、多くの魅力的なキャラクターが次々と出てくる、広い世界に多くの場面変換、時の推移ももりだくさん。
すごく壮大なお話なので、上下巻2冊でまとめるのは無理があったのだろうと思います。
少なくても5冊、できれば10冊くらいかけてゆっくり描いていただきたかった。
勝手な想像ですが、作家さんの頭の中ではそれくらいの量があったと思うのですが、編集さんが2冊分でまとめてしまったのではないかと。
BLで長い作品を発表するのは、いろいろ難しいところがあるのだと思いますが、もったいないなと思いました。

現在、レビューも評価も高い作品なので、続きというか、各エピソードを膨らませ、掘り下げた、本作を補う物語を続けて発表してほしいなと思いました。

1

大満足

上巻で深い交わりなしだったので、未消化ぎみでした。が、が、下巻ではしっかり堪能できお話も大円舞曲となっております。美人受け×元ショタ褐色色気に乾杯!

2

タイトルに感動しました!

上下巻。世界巻がとても美しい。国によってΩに対する扱いが違い、産まれた国では蔑まされ、嫁いだ国ハヌではラタテ神の遣いで奇跡と言われる。嫁いだ王はまだ子供で、そして王位を奪われ、暗殺された…からの下巻!!王道。ハピエン。ハーリドは小さくても太陽と評されるだけある王になるための男だった。そして、なぜ後宮ではなく、后宮のオメガとなったのか、そのタイトル回収に最後、ハーリド♡ってなりました。所々の絵の簡易さも私は味があってすごく好きでした。

4

ストーリーは良かった

THE王道な、奪還王国ストーリーに加え、オメガバースあり。
人間模様もかかれ泣けるシーンもあった。
ストーリーが良く、映画を観ているような感覚と満足感。好き好みはあるかもですが、絵柄が綺麗なので迷ってるなら絶対読んだ方がいい!また、オメガバ作品が初めてのかたでも読みやすいと思う!

ただ、やや絵柄の雑さはあり(ピアスが急に消えたり左右逆だったり)お話に集中できない時もありました。 そこは少し残念に感じました。なので-1にしました。

5

上下巻です

こちらの作品は、上巻、下巻です。
下巻の方で評価 させていただきました。
話の内容としては
兄の陰謀により攻めさまが暗殺されると
いう話ですが
小さな攻めさまは
死んでしまったのか?て所で
上巻は終わります。
下巻は
小さな攻めさまは
生きていて
受け様の危機的な場面を助けます。
小さな攻めさまは
素敵な男性となり
マスマスカリスマ性はオトロエズ
受け様ではなくっても
惚れちゃいますね。
小さな攻めさまが受け様に
プレゼントしたペット?(笑)
ずっと受け様を護り
涙がでそう
続きがあれば
楽しみにまってます。

3

すべてが美しい作品

政略結婚で嫁がされたΩのイリヤ。
自分の性にひどく劣等感を持っていたが、ハーリドや侍女と接する中で少しずつ心に変化が生まれる。
しかし策略により過酷な運命が二人を襲う。

簡単に表現できない深い作品。
あえて言えば、何もかもが綺麗。
主役CP、脇役、世界観、ストーリー展開&ラスト、タイトル、絵(表情・装飾・背景)。
悪役がちゃんと悪役してたのも良かった。
イリヤがハーリドの意志を受け継いだところで涙が止まらなかった…
書影とあらすじで絶対好きなやつって分かってたけど予想以上だったな。
歳の差&時間差ギミックも最高よ…

2

神展開

異国オメガバースかー、ととりあえず評価が高いので購入してみましたが設定がかなり細かくて世界観にのめり込むように読んでしまいました。
国ごとの特色、登場人物の細かい設定、小説を読んでるような想像が膨らむ展開にハラハラドキドキされっぱなしでした。
最初はショタ攻め…?などあまり好印象からの入りでは無かっただけに読了後の感動が段違いです。
性描写は少ないものの2人が繋がるまでの紆余曲折を辿るとついに…と感動してしまいました。
絵も綺麗でとても読みやすかったです。
次回作にも期待してます。

2

表紙に惹かれて購入

オメガバだけど綺麗なオメガバで良かった。
ストーリーも上下巻で程よいボリューム。
年下攻め好きさんには是非読んで欲しい!

0

ドラマを見ているような感覚

異国の地が舞台のお話
オメガバースでオメガの妃は最初は自分を卑下していますがだんだん人として成長し変わってゆく姿が丁寧に描かれています。
出会って月日の経たないうちに離れ離れになってしまった2人ですが心の奥底ではまた会えると信じていたのでは...まさに運命ですね♡
ストーリーや設定も丁寧に作り込まれていてお話の世界観に没頭出来ました。

絡みシーンは少なめ、最後の方にありますが
少ないからこそ、二人の会話とか、キスでドキドキキュンキュンできます♡

2

上下巻、絶対に一気読み

 とにかく美しい!扉絵に鷲掴みにされて、連載をずっと追っていました。しかし、コミックス上下を一気に読むと(もちろん神本買い)、更に素晴らしいです。
 作家のお二方の構成力と画力の賜物ですね。上巻のハーリドとイリヤのやり取りの中で、幼いながらもΩ云々ではなくてイリヤ個人を認め、大切に思うハーリド、それによって人生を諦めていたイリヤが変わっていく様子、ほんとに好きです。タルジュはずっといい仕事してますね。
 このまま互いを想い合って鴛鴦夫婦になりましたってならないところが肝。下巻ではイリヤ、ハーリド、それぞれが国家再建に向けて、過酷なロイヤルデューティを果たしていきます。成長したハーリド、すてきです!そして、自分の人生を自らの決断で生きて行くイリヤ、美しく、かっこいい!
 なぜ後宮ではなくて后宮なのか、タイトルに戻って物語が閉じる、爽やかな読後感とともに幸せな気持ちに包まれました!
 露久ふみ先生、本当にありがとうございます。

9

泣ける

スゥヤと同じタイミングで毎度泣いてました。
もう私スゥヤだったのかもしれないな。

まとまりも良くて凄く良かった。
欲を言えば折角くっついたからもっとイチャイチャ
してるところが見たい…!!見たいよ先生!!
張り切って子作りしてくれ!

やっぱりお兄ちゃんとチェンなんかない?ワンチャン。堕ちた兄ちゃんに漬け込んで抱きまくって欲しい。
(勝手な妄想ですみません)

いや本当に良い作品でした。
次回作も予約しました。
今後とも応援しています。

5

ページが足りない!

本当は神をつけたいんです、が!せっかく素敵な設定、素晴らしいキャラクターと美麗作画なのに、ギュッとまとめてしまいすぎでは??もったいない!

もっとハーリドが王座に戻るまでをじっくり読みたかったですし、それ以上に二人のラブラブな生活をもう1冊分くらいは読みたい_(:3 」∠)_

離れている時が長かっただけに、作品としては素晴らしいんですが、物足りない気持ちが残る作品でした。完結?なんですよね????

本編終了後だったと思いますが、イリヤがハーリドを休ませるために『情けを賜りたい』というシーンがあるんですが、ここのイリヤのアップが!この世のものとは思えない美しさ・・・読めば読むほどもっと読みたいです。

露久先生の作品はUNDEADもストーリーの終わり方が個人的にもう一歩!という感じだったので、相性が悪いのかもしれません。ただ、作画は本当に本当に大好きなので、これからも作者買いは続けたいと思います!

6

8年越しの両想いが遂に実を結ぶ…!

上巻から引き続き…

訃報から8年を経て、ようやくハーリドが帰ってきました!
しかも、ハーリドめちゃくちゃイケメンになっている…!
あどけなかった少年が色気匂い立つ逞しい青年に成長を遂げておる( ´艸`)///

これはもう感動の抱擁まったなし!と思いきや、
意外とハーリドもイリヤも冷静でした。

ハーリドの生存に驚き、嬉しいはずなのに、
戦場ゆえに再会の悦びにも浸れないなんて…
早く8年分イチャイチャしたかろうに~!

けれど、その後、イリヤが突然ヒートを起こすと、
ほんの束の間の甘いひとときを過ごした二人でした…(歓喜

兄の襲撃後、運よく命を救われたハーリドは反乱軍の長となっていました。
国を守るため、イリヤともう一度会うために、
幼いながらに辛い日々に耐え続けてきたハーリド。

その姿はハーリドだけを想い、民を救い続けてきたイリヤと重なり、
離れ離れでも心は繋がっていた二人の絆に胸が熱くなります。

そして、再会を契機に物語はハーリド&イリヤの巻き返しへ。
ただ、長年機を狙ってきただけに何かどんでん返し的な計画が!?
とも期待したのですが、そんなこともなく…。

クズ兄もとい王と対峙するもあっさりと勝利してしまい、
ちょっぴり拍子抜けでした。
初登場時から小物感しかなかったけれど、最後の最後まで
ラスボスとしては役不足でした…。
その最期もまたこれまでの悪行が自分に返ってきた結果で、哀れなり…。

そうして国を取り戻し、やっと本当の夫夫になった二人。
ここまで長かった…。
いくつもの障害を乗り越え、8年もの間お預け状態だっただけに、
その喜びは一入というもの。
出会ったときにはまだ少年だったハーリドがすっかり大人になっていて、
その腕の中にイリヤが抱かれているという奇跡を噛みしめずにはいられません。
ずっとずっとこの瞬間を待っていました~!
(おそらく)初恋で、初めて同士で、離れていても想い合っていた二人が
結ばれたというこの事実、なんて尊いんでしょう…。

ラストは民の中で口伝されてきた後宮にまつわる噂話により、
二人が末永く幸せに暮らしていたことが伝わってきました。

できればもっともっと二人の蜜月を堪能していたかったし、
なんなら二人がたくさんの子供に恵まれる後日談も見たかったし、
ハーリドがイリヤに誓ったように生涯イリヤだけを后として
愛し抜いたその後も見届けたかったなぁ…。

一貫して王道ストーリーではありましたが、個人的にはとても魅かれました。
展開の予測はついたとしても、その過程の登場人物たちの心情や繋がりが
丁寧に描かれていて、読み応えを感じさせてくれた作品でした。

12

拍手喝采

下巻は貴種流離譚。死んだはずのハーリド王。死んだはずのイリヤ。二人の邂逅は本当に胸熱だったし、スゥヤの忠誠心をはじめ、たくさんの民が二人に信頼を寄せていく姿もとても良かったです。
完全なヒールの次兄は、最後までバカ殿状態でしたが、相応の末路だったことにも溜飲が下がりました。
オメガバース設定は薄めでしたが、二人が番として契りを交わすのを最後の最後に持って来たことにこだわりを感じ、それだけの濃い場面だったので待った甲斐がありました。
作画については、上巻は書き込みがすごかったのですが、下巻は比較すると時間がなかったんだなと分かってしまうコマが多かったです。大変だったと思いますがコミックスにするときに、のっぺらぼうや描線のみというのは修正が欲しかったところです。上下巻同時発売ですが、1ヶ月遅れても下巻の作画をどうにか、などと欲を掻いてしまいます。
でも仕方ないですね、これだけの大作だから。
イリヤが最後まで美しかった。本文は白黒なのに、瞳の色は灰味がかったペイルブルーなんだろうなというのが窺える美麗な作画でした。
ちいさくてゴロゴロしていた虎がものすごく大きくなってモフモフなのも良かったです。

4

サボりすぎ

1話は気合入っているのに、下巻の民衆の蜂起するシーンやエロシーンの描き込みが甘くて残念過ぎる。表紙が煌びやかだから余計ガッカリする。本誌掲載時はまだ許せるとして(プロとしてどうかと思うが)、コミックスでは修正や加筆する漫画家が多い中、どうしてこうなった??特典はきちんと描いていたのに。特にエロシーンの体のラインにショックを受けた。

16

読み応え!

表紙のインパクト、美しい作画、王道ながらワクワクするストーリー、一途なお互いの思い、虎!!オメガバース、ショタ、美形長髪、異国の描写、いやこれ 先生めちゃくちゃ大作じゃないですか、、、上下巻でまとめちゃうのが惜しい、8巻くらい ヒヤヒヤドキドキしながら余韻に浸って読みたいです。
盛りだくさんなのに、隅々まで丁寧で、とても読みやすく、満足な作品です。

いや、こんな結ばれ方するオメガバース、嫌いな人いないんじゃないか、、、。

2

読みながら何回もきゅんきゅんした。

上巻だけでもかなり満足だったのですが、結末を確認せねば速下巻も読みました。イリアのヒートのとき、チェンに匂いを嗅がれてましたが、ドキッとしてしまいました。
妙なエロさがあります!何回も見直してしまいました(笑)
最後に2人が結ばれるシーンのうなじを噛むシーンも印象的で本当にお腹いっぱいになりました。
ただエロいとかじゃなくしっかりした重みのあるストーリーにうっとりしました。キャラもストーリーも大満足な2冊です。続編やショートストーリーがありましたら絶対買いますのでよろしくお願いいたします。

3

ちょっと惜しい

非常に気になるところで下巻へ続く!となっていた上巻。
こちらの作品の主役はやはりイリヤかなと。
オメガである自分のことを疎んでいそうだった彼の意識の変化が見どころかなと。
作品全体としてはハーリドとイリヤのお話ではあるのだけれど、うーん…個人的にはイリヤと侍女長のスゥヤの信頼関係と深い絆の方に心惹かれてしまいました。BL作なのに…
この2人のシーンがどれも好みで、非常に良い関係性になったなあと。スゥヤが素敵な女性すぎる。すごく好きです。

さて、8年にも及ぶ美しかった自国を取り戻すために動き出した下巻はというと、思っていたよりもサクサクと進んで終わってしまったな…というのが読み終えてすぐに浮かんだ感想でした。ですが、収まるところにきっちり収まった綺麗なラストだったように思います。

やはり、8年もの間お互いの生死もわからないままだったハーリドとイリヤの再会が鍵となるわけじゃないですか。
再会後の2人のグッとくる大ゴマだったり、ハーリドからのイリヤへの想い等、もちろん魅せられる部分も沢山あったのですけれど…
どうしても国奪還の方に目が入ってしまって、2人の恋愛面にどっぷり浸れたか?と思うとそうではなかったです。期待していたよりも盛り上がれませんでした。
これが1冊完結ものなら尺の関係上仕方がないかなと思います。でも、もっと上下巻ならではの深みもほしかったななんて。

その他気になった点としては、後半になるに連れての背景以外の作画の乱れと、イリヤがつけているハーリドの耳飾りが逆についていたり、コマによっては突然消えてしまっていたところ。大事なシーンだっただけに少々気になってしまい集中出来ず…惜しいです。
王道ながら国奪還への流れは面白かったですし、キャラクターも魅力的。
欲を言えば、離れていた期間を埋めるような甘い2人をもう少し読みたかったです。
年の差があるCPならではの再会後のエピソードがもっとあっても盛り上がれたのかなと。

10

でっかい虎に乗りたい

全体的にシンプルな物語なんですけど、最後まで目が離せませんでした!

結末がね、なんか『ラ〇オン・キング』みたいでワクワクしました。
…すみません、例えが雑で。 orz
でも こういう設定がやっぱり好きなんですよ。

イリヤの成長が見られるシーンとか、αにも負けない感じがカッコよかったです!
ハーリドとの相性もバッチリで、二人がやっと結ばれる場面がムフフフ~♡

もう少し ”深み” があったらなぁ― って、確かに思いましたけど、
それでも十分に楽しめる内容でした。

3

稀代の名作…異国ファンタジー&オメガバースの超大作です!

上巻の方にメインのレビューを書いています。

そしてこの先はネタバレしかありません…



この作品は是非とも上下巻一気に読んでください!

下巻は正に後半戦、一気に物語が進んでそしてイリヤとハーリドが王と王后としての道を歩み始めます。

そんな彼をずっと傍で支え続けたスゥヤとタルジュの存在も絶対に欠かせません!

王国を取り戻すまでのストーリーも壮大ですしでも特に見て欲しい所があって、

それは後宮に戻ってからのイリヤとスゥヤのやりとり。

イリヤがスゥヤに伝えた言葉の重みと彼の真意、

そしてずっと仕えた主にかけられた言葉に涙するスゥヤ。

きっと生涯支え続けたんだろうなって想像に難くなかったです。

最後は彼らが統治した時代より遥か先も少し描かれています。

そこにこの作品、そしてタイトルの回収が待っています。

是非読んで確かめて下さい!

あと、描き下ろしや小冊子も凄く良いので絶対チェックして欲しいです!

3

悪くはない、好きな方だけど、物足りないへの期待を込めて

上下巻同時購入です
連載時も全話追っていました。

上下巻とも高貴で美しいです。
下巻はハーリドとイリヤが再会し、暴君から国を取り戻す物語。
世界観も物語としても面白い。



でも、BLとかオメガバースとか必要?
イリヤから男らしさはそれほど感じなかったし、侍女だし。オメガバースで第2性があるのはイリヤとハーリドだけ?
BLやオメガバースの文脈ではなく、オリジナルファンタジーの文脈で読みたかったと思ってしまいます。物語が悪くないから、だからこそ物語をしっかり読みたかった。
深堀しようと思えば、国(資源と技術)や宗教や王族と庶民など要素は散りばめられていると思う。

それから、連載時は次回掲載が楽しみで仕方なかったのに、コミックスとしてまとまってしまうと意外とアッサリ。あからさまな打ち切り感はないけど、妥協なのかある種の天井が見えるような感じがしました。90点でよしとして100点は追わないような。
ただこれも前に戻って、BLとしては二人想いを確かめて終わって100点なのかもしれない。いや、でも、BLもオメガバースもファンタジーに飲まれている気もする。だからと言ってファンタジーとしては物足りない。LoveかStoryかどちらに軸を置くかの好みと思うけど、私は後者なのでこの評価。

BLも物語も両方求めるのは欲張りかもしれないけど、先生の描かれる世界観が好きなので、両方を期待したいです。

7

正解の表紙買い!

上下巻、表紙のふたりがとても美しく、惹かれて購入しました。ふたりが見つめ合って、互いの顔にそっと指を触れている顔のアップ。ふたりの色のコントラストと装飾品のさりげない調和など素晴らしいイラストは上下巻ならではですね。
露久ふみ先生の作品を購入するのは初めてだったのですが、今まで自分が想像していた作風やイメージとは違って物語も絵柄も好みに合っていたので今作を表紙買いしてよかったです。

オメガバですが、エッチは最後までないです。それでもというか、だからこそ物語が深く、とても素晴らしかったです。もちろん、衣装や装飾品、キャラまで丁寧に描かれていて、絵を見ているだけでうっとりできます。

主人公のオメガであるイリヤは祖国で下等種であると蔑まれてきました。チヤホヤされた王子ではなかったのでとても美人ですが卑屈で荒っぽいところがあります。でもよくある守られるべき弱々しい、女っぽいオメガではないところが個人的には好きです。

政略結婚でやってきた国の王はなんと何歳も下のアルファのハーリオ。それでもだんだんとふたりの絆が深まって、イリヤが婚先の国も夫も自分のことも好きになってきます。そんな矢先、兄ザインによってハーリオが死んだと聞かされて、自分の身分も奪われたイリヤは自分も死んだことにしました。
それからの8年間、内戦で荒れた国のためにイリヤは尽くしてきましたが、なんと反乱軍と一緒に過ごしていたハーリオに再会します。

下巻ではここからのお話になります。

8年前になにがハーリオに起きたのか。8年間ハーリオがどう過ごしてきたのか。そしてこれからハーリオがどうしていくのか。そういったことが語られます。
もちろんイリヤはハーリオと一緒に戦います。愛する国の為に、民の為に、ハーリオの為に。これ以上無駄な血が流されないようにと。

イリヤとハーリオの再会のキスはとても美しくて、自然の中で抱き合うふたりは映画のシーンや絵画の用でした。ずっと互いを生きていると信じ、愛し続けていた8年。長い!!でもショタじゃなくなるには大事な8年でした。ハーリオの男前っぷりがハンパないです!ニヒルな微笑みがいい!!
8年間、一度もヒートになったことがなかったのに、ハーリオと再会した後にすぐヒートになるイリヤ。ずっと待っていたんですね。やっと番になれると思ったのに、堅物のハーリオは「国にお前に相応しい男になれたら番にしたい」「待っていて」と言います。
ええ???
でもかっこいいイリヤは「無理だ」「お前と一緒に行く」といいます。さすがです。我慢なんかしないで、一緒に戦うオメガ、素敵です。

隣国の王子チェンと手を組むことで、再び国の情勢が動き出します。イリヤとハーリオとチェンによって、王の器でなかったザインを王宮から追い出します。
この辺りの詳しい内容はぜひ読んでみてください。それぞれのキャラの思惑や行動を楽しめると思います。
そしてハッピーエンドに向かいます。大人になったハーリオとイリヤのプロポーズに番になるための儀式。まっていました!
最後はちょっと物足りない感じもしますが、ぜひその辺りは続編でお願いします!!

また、侍女であるスゥヤとイリヤの絆もとてもよかったです。自分が初めて信じられた人。そんなことを主君から言われたら最高ですよね。8年間、側にいてくれてありがとう!と読者さえ思いました。
とても満足できた作品でした

2

一気読み間違い無し

上下巻、一気読み間違い無しです。
上巻がハーリドを失って未亡人になってしまった切なさMAXの所からまさかの。。。!?なところで終わっているのでストップできるはずがありません。

18歳になったハーリドは、色気のある大人の男性になっています。
人々を惹き付ける、庶民とは違うオーラを身に纏ったセクシーすぎる陛下です。
すべてを乗り越えた二人が初めて結ばれるシーンはエロティックでありドラマティックであり読んでいて感無量でした。
とても素敵なラブストーリーでした。

2

壮大なファンタジー

読み応え抜群の壮大なファンタジー上下巻!!
やはり露久先生のファンタジーは面白い!

オメガバ×ファンタジーで王の立場をめぐって兄弟が争い国を巻き込んだ内紛がメインテーマになっていて、そこにオメガバ要素が入ってる作品です。

まずオメガバと言ってもヒートを利用したされたとか、運命の番とかいう設定は出てこず差別、身分の象徴として扱われていたのでメインテーマとの違和感がなく、また久しぶりに想い人と会ったらヒートが起こったとかBL要素も十分に補っててすごくよかったです。

上下巻で読み応えはあるけど登場人物を増やしすぎず、また悪役が最後まで明確に悪だったのでファンタジーとしても複雑になりすぎずすごく読みやすかったので普段ファンタジー系をあまり読まない人にもおすすめです。

何より一度は離れ離れになってしまった2人が互いをずっと想い再会し助け合い、大団円のハッピーエンドという王道なストーリーですが、世界観やキャラ設定がよく本当に最高でした。

6

8年越しの…

さあさあ、盛り上がり必至の下巻です。
一番いいところで上巻から下巻へバトンタッチしてきましたね。to be continued に阻まれた前巻でしたが、下巻同時購入で無問題。様子見しないで良かったー。


8年の時間がいかに長いか。ハーリドの成長ぶりから伺えます。
少年ハーリド可愛かったんですけど(既に懐かしい…)、逞しい男の姿になって現れたときは壮観でした。王族の品格も備えつつ、ワイルドな雰囲気も併せ持つ滲み出たカリスマ性が、男前に箔をつけてる感じ(笑)
ここから物語が大きく動いていくことを嫌でも期待させられます。


上巻の回収巻なので、気持ち的には安心して見ていられるシーンが増えました。ハーリドとイリヤの2ショット…つまりイチャイチャを見ることが出来たことが1番の安心材料です。
2人の立ち姿がサマになってるのが、時間の流れを感じますねぇ…。ハーリドの背丈はイリヤをゆうに超え、体格もイリヤと比べようもないくらい鍛えられて褐色肌が余計に映えるカッコよさ。
少年だったときも王の風格はありましたが、王の座にいなくてもハーリドのオーラは王そのもの。隠しきれない資質が、新王との格の違いを見せつけてくれますよ!ψ(`∇´)ψ


時間が経っても、会えない状況が続いても、ハーリドがここまでやってこれたのは、イリヤのことを愛し続けてきた結果でしょう。
ドラマチックな再会劇に胸が踊った読者も多いはず。国難に立ち向かう元王と后が、美しかった国の姿を取り戻すべく現王と戦っていく姿を追いながら、2人が番になるその時まで物語から目が離せませんでした。


割とスピード感があるストーリーなので読みやすいし、分かりにくかったりややこしい設定もなくスムーズに消化できる内容なのが良かったです。対立構造もハッキリしており、勧善懲悪もスカッと解決。オメガバース設定も既存知識で理解OKでした。
姉さん女房ならぬ、兄さん女房?みたいな2人の関係性が面白くてお似合いです。
イリヤの尻に敷かれるハーリド…いい(笑)


下巻はおおかた結末が予想しやすいけど、それでも1番テンション上がる巻ですよね。それに見合うだけのエンディングだったと思います。
始まりから終わりまでこの世界観に入り込んで楽しむことが出来ましたし、読後感はもちろん最高です^ ^

長き道のりを経て、真に結ばれる至高の愛をどうぞ心ゆくまで堪能して下さい。

3

逞しく美しい

下巻でも強いΩの姿は健在。
気丈に振舞う姿に、彼の攻めを想う心がよくわかります。

8年もの間離れていた2人は、互いに想い続けていたからこそ、一目で相手がわかるというもの。
あんなに可愛らしかった攻めは、王としての威厳を備えたまま大人のαに成長していました。

再会できても、2人の置かれている現状は戦いの中。
即ハッピーとはいかず甘い雰囲気が少なかったものの、端々から相手を思いやる気持ちが溢れていました。

強くて美しく1人で立ち続けていたΩが、ようやく安心する相手と落ちくことができて良かったと思います。
ストーリーとしては先の読める展開ではありましたが、話の流れがスムーズだったのと、やはりこのΩの存在で読み応えがあります。

上下巻でストーリーに厚みがあったところも高ポイントでした。

3

上下巻一気読みの感想

上巻は、離れ離れ期間が長すぎて、溺愛スキーな自分には物足りないものがありました。
8年。8年で国の荒廃の問題。
重い‥

反乱軍の長となったハーリドと再会してからも、モダモダ‥。それだけ王、という立場のひとは感情的に衝動的に行動しない、ということなので納得‥なんですが!危ない。Ωのイリヤにとっては危ないじゃないですか。
なのでモダモダとハラハラで早く番になってくれー!
って思いました。

ファンタジー世界なので全然いいんですけど、虎が馬並みの体高でちょっとびっくりです。
従順だし長生きだし虎のタルジュ、いいコです。

童話っぽい世界観で絵柄と世界がすばらしくマッチングしてると思います。
二人の子育て編とかも読みたいです。

3

読み進める手が止まらない

受けと大人になった攻めが再会するシーンから始まったのですが、攻めが受けを持ち上げて抱っこするシーンが読み始めてすぐにあり、あの小さかった攻めが大人になっていて、絶対かっこいい攻めに成長してるじゃんと確信した場面でした。
その予感通りかっこいい場面もありますが、攻めかわいいなと感じるシーンもあり、緊迫した状況の緩和剤になっていました。

そして上巻に続き、受けが凛としててかっこいい。民を守ろうと、攻めと歩んでいく姿が素敵すぎました。

離れ離れになっても受けと攻めが国、民のことを思う気持ちは同じで、別の場所で、でも同じ思いを抱いていたと思うと感慨深いです。

4

美しい絵なんだけど

装束の豪奢な感じは素敵なのに、
人物の線がなんかさびしい…
攻めのハーリド様、タレ目が変に目立つ
と、思うのは私だけだろうか。
瞳も毎回しっかり描いてほしかったなぁ
全体的にとても綺麗な絵なので、少し残念に思いました。

ストーリーの方は異国情緒たっぷりに描かれ
王道のものながら、ファンタジー心を
くすぐる良作でした。
特に、Ωの受が人間的に逞しく変わっていき
ますます美しく磨かれていく様子は
読んでいてドキドキしました。

その後の話は、お楽しみなんですけど
なかなか全員の要望に応えるのって
難しいのかな。。。悪くないけど
やっぱり、もう少し2人メインの話を読みたかったです。

9

2人の愛に感無量〜!

ハーリドα×イリヤΩ


2人の感情の進化して、強大な愛に昇華される下巻。

8年後の展開。
18歳大人になったハーリド、
褐色イケメンの完成形!
カッコよすぎる!目つきにやられた!

2人の再会、
お互いに忘れる日のない8年間の想い・・・
イリヤと一緒に泣いて、

最後、
一直線で愛の宣言するハーリド。
そんなハーリドを変わらない気持ちで受け入れるイリヤ。
もう一回、魂が震えてまたウルウルしちゃった〜。

やっぱり離れ間があっても、
お互いへの確固たる感情が一番愛しい〜!


イリヤ、
ハーリドへの想いを抱きながら、8年間の強さ、優しさを経て、
ハーリドへの愛によって、彼と共に力になりたいという決意、
すべてがグッとくる!

ハーリド、
賢明に予算を立てるなど、さすがの王の才能の持ち主。
本当の王になる意志、国を思う剛力、
イリヤの番にふさわしくなりたい気持ち、
全部が男前さを際立たせている。
一途で巨大な愛情が本当に尊敬しちゃう!男前度1000%だね!

10歳で王になって、よく考えると、可哀想だよね。
イリヤと出会って救いだったのだろう。

2人の初対面のシーン、
上巻はちょっと面白かったけど、
その時はハーリドがイリヤに一目惚れしたのを知って超感動!

2人が8年分の想いが結実して、ついに結ばれて、萌える〜!
番になった瞬間がうっとり〜!
描き下ろしのエッチ、また萌えまくる別次元!

8年前の約束を果たすように、国のための戦い、統領。
何世代も先に語り継がれるような王と王后の2人に息を呑むしかない!
『后宮のオメガ』の意味が、こんなにも愛に溢れているなんて・・・!

服装やアクセサリー、細部まで艶やかで、
壮麗な世界観が魅力で、

オメガバースの要素と王族のドラマの重厚さも損なわず、
読みやすさも堪能できる、
年の差の純愛の愛おしさが、切なさを伴って、
上巻で可愛らしく築かれた絆を、
下巻で強化された愛の力として、2人がカッコよく見せつけてくれる。
お互いがお互いの強くなるワケになっているのが尊いったらない!
どんな時も折れない2人の逞しさと愛情に
感無量で胸キュンが止まらなくて、本当に最高でした!




・アニメイト上下巻2冊同時購入特典12P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画8P「水辺にて」:
ハーリドが10歳のときに言っていた場所に、泳ぎに来た2人。

6

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