攻めの受けを心配する気持ちもわかる!、でも受けがそれに怒ってしまう気持ちもわかる!という感じの喧嘩(家出)からはじまりました。
そして、喧嘩中の会話がパンツで笑いました。2人だからわかる会話というかパンツの話をしているのでそんな深刻でない感じ(受けにとっては深刻でしょうが)で読み進めていったら、深刻な雰囲気になっていってドキドキしました。
ですが、攻めの行動でいい方向に動き出してよかったです。
少し強引だなと思いつつも、その行動が受けのためで、受けにちゃんとそれが伝わって、それが受けの強さになって、受けが母親に「ありがとう」と言う流れは最高すぎます。
そして、一山乗り越えてラブラブな姿を堪能できるなと思ったラストで、ぶっ込んできました!ぶっ込んできた内容はいいことなのですが、次巻はそれが描かれると思うので楽しみです!
読み終わった後の感想は、やばいものを読んだなです。
正直物語の前半までは、あらすじなどで得た事前の情報で想像できたくらいか、それを少し超えるくらいのやばさでした。(その前半部分だけでも、十分読み応えがありました。)
物語の後半は、やばさがどんどんどんどん膨れ上がり、まったく予想してなかった方向に進みました。
受けについては伏線あったのですが、こんなふうに物語が進むとはと驚きました。
攻めの受けへの狂った愛は受けへの思いの大きさを感じ、受けのバカと言われてしまうくらいの明るさと真逆の狂っている姿には動揺させられました。
とても凄まじい作品でおすすめですが、血が苦手な人は注意な作品です。
妖怪などが出てくる作品が好きなので購入しました!
受けは攻めのことが好きなので、攻めの役に立ちたいと思っていいて、健気です。攻めだけでなく、他の妖怪たちにも大切にされてきたことが伝わってくるくらい(その妖怪たちの言動からもわかりますが)純真無垢な感じです。泥だらけで泣いている場面があったのですが、健気でかわいくて萌えでした。
攻めはとても過保護です。危険がある可能性があれば受けにそれをさせたくないという感じです。
嫉妬しているなという場面はあったのですが、それ以外にも独占欲全開なシーンが少しありました。個人的な好みなのですが、そういうシーンをもっと見たかったなと思いました。
でも、受けのためを思って自分の感情を抑える姿から受けへの愛情の大きさが伝わってきました。
一巻完結ではなく続きがある作品です。
双子が出てくる作品を読んでいるとどっちだ?ってなるお話もありますが、こちらの作品では描き分けてくださっています。
受け、かわいそうです。体質の影響でβと同じように一人暮らしができていたのに、隣にαの攻めたちが越してきたことで一変します。
受けは戸惑っているというか嫌がってますが、攻めたち、特に兄の方は受けに既に執着しているのが伝わってきました。しかも、結構強めな執着な気がします。弟は自分でも気がついてなかった執着の片鱗とまでは言えないのかもしれませんが、受けに対して憎からず思ってるんだなと思える場面が最後にあって、萌えでした。
まだ、受けと攻めが思い合っているという感じではないので、2巻目でどうなるのか楽しみです。