金銀ささめくひみつは夜

kin gin sasameku himitsu ha yoru

金銀ささめくひみつは夜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神207
  • 萌×282
  • 萌29
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

169

レビュー数
34
得点
1452
評価数
322
平均
4.5 / 5
神率
64.3%
著者
野白ぐり 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ラブキスボーイズコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344852808

あらすじ

魔術を用いて人々のライフラインに欠かせない鉱物を発掘する、通称《術部》のリーダーとして活躍するアロイ。 その華やかな美貌と、高貴な家柄を笠に着たりしない人当たりの好さで周囲の誰からも慕われている。 一方、眉間に皺を寄せた仕事人間で《主計局》の同僚に煙たがられるミカドは、“みんなの”アロイ様相手にも態度を崩さない。 傍から見れば何の接点もなく、反りも合わない二人。けれど本当は、誰にも内緒の関係で……?

表題作金銀ささめくひみつは夜

ミカド・スカラ、主計局、アラム家で育った元孤児、22歳
アロイ・アラム、アラム家御曹司、鉱物局術部隊長、23歳

その他の収録作品

  • after world (描き下ろし)

レビュー投稿数34

ひみつは夜

野白さんの作品は読むのはこれで4作目なのですが、余韻を残しますね!
行間を読むというか、自分で感じてね考えてねって委ねられてるような気がします。
で、また読み返し正解を探すというか読み込むというか。

身分差のある二人が周囲の反対の中、なんとか逢瀬して支え合って慈しみあって。
最近のBLにしてはとてもささやかな触れ合いで。

そばにいたい姿を見られるだけでも…。二人が隠れながらこの細い糸がちぎれないように、こちらも読みながら祈ってました。

よい結果になりましたが嫉妬が可愛らしく、また隠れて(笑)

1

キュンときたーー!!

すっごい好きです!絵もお話も雰囲気にピッタリ合ってて、ファンタジー世界だけど難しい説明はなくともすんなりと入っていけました。

特に絵が!いい!!野白先生の作品は他にも読んでいますが、今作ほどには感動を覚えていませんでした。ファンタジー世界がめちゃくちゃ絵柄に似合ってます。服装とか小物とかも好みです。

さて、ストーリーは。
名家のお坊っちゃまとその家に引き取られた孤児がお互いに心を通わせ、しかし立場ゆえに離れ、それでも離れきれなくて隠れて逢い引きし、これからの人生どうするんだ?となってからのハッピーエンドです。

幼い頃の2人が可愛い…。厳しい親の元に産まれたお坊っちゃまゆえ、甘えることも甘やかされることもなかったアロイ。恵まれているのに孤独という、ほんのり不幸な感じがいいですね(性癖)

対するミカドは孤児であり、やはり孤独を抱えている。アロイに惹かれたのは見た目や性格だけではないのでしょう。ほのかな孤独を感じ取り、彼を癒すことでおそらく自分も癒されていたはず。許されるまで最後までしてないのが彼の理性と遠慮を感じます。

3年間のブランクが2人をさらに惹き付けるという展開も良かったです。切ない、一途、健気。そんな2人が幸せになってはいけないはすがない!ラスト、お母様の言動や過去の回想が、まるっと2人を包み込んでくれました。厳しい母にも愛情はあるし、許せるだけの度量も過去の悲しみもある…。

描き下ろしのアロイの嫉妬が可愛いのと、遅刻してお母様に詰められてるミカドが面白い(笑)どうみても姑にいじられる婿(笑)

1

きれいな世界観

絵が麗しい〜隅々まで見惚れてしまいます。ファンタジーの世界にぴったりですね。
美形な2人のバランスもいい。
アロイの甘えたがかわいい。
子どもの頃の仲良くなるくだりもいい。
隠れて重ねる逢瀬…キスや絡みの絵も美しい。
ただ密会はキスとミカドがアロイのを触れるところまでだったんですね。
最初、ミカドも反応していたことをアロイも知っていたのに自分だけしてもらって終わったってことよね。
それ以降もずっとアロイだけしてもらって、ミカドは生殺しだったのかと思うとなんて忍耐強いんだと思ってしまいました。
それだけアロイへの愛が強いということですね。

2人のことがバレてアロイ母に認められるのはよかったけど、アロイ母がミカド母とそういう仲だったというのは予想できたしありがちだな〜と思っちゃいました。
欲を言えば、2人の仕事の内容がストーリーに絡んでくれるともっと読み応えあったかなとは感じました。
でもきれいなハピエンでよかったです。

1

禁欲的な衣裳の下

このコミックス、野白ぐり先生の大ヒット作なんですね、だからいろいろグッズとか販売されているのですね!
と知らなかった遅れてきた者からの驚きを交えた言葉です。
中世ヨーロッパふうの小さな国の錬成術?を操る旅団が帰って来たところから始まります。
人々は厳かな外套を纏い中心の魔導士はあくまでも美しく煌めいていて、、、
彼が呪文を唱えるとさらさらの鉱物粒子が再結晶しキラキラ多面体に変化するのです。
わくわくしますよね!
なのに!
この魔術?はここだけ、なのがなんとも言えません。
もっと活用してほしかった。
とにかくこのシーンばかり印象に残っているんですけど。

進撃するニンゲンの化け物が出てくる話とオフィスでは犬猿の仲だけどホントはラブラブ同棲中というわりとよくある設定話とかしデスの宮内の両親の話を思い浮かべながら読みました。
うーん、誰にも共感してもらえないかも。

それとタイトルが良いですねー

1

一途で可愛い二人の美しい恋物語

先生の作品は、時々雑誌で連載されている(別作品)のを飛び飛びで読んだことがありますが、単行本は初めてです。
こちらはずっと気になっていて、アワードもランクインされたので読んでみました。
タイトルと表紙が美しくて素敵ですね。

絵柄がスッキリとしていて温かみもあって素敵ですよね。特に美人な受けさん好きです。ふとした表情に色気があります。美人でも体格はしっかりと描くところも良きです。

同じ職場で、傍から見ると反りの合わない二人が、実は隠れて…という秘密の関係、いいですよね〜。お互いメロメロのラブラブです。隠れて職場でもチュッチュしまくってますね、エロ〜w
しかも身分違いの恋のため偲んでいるとか…ロマンチックだなぁ。

少年時代からの二人の馴れ初めも丁寧に描かれています。少年二人が、どんどん惹かれあっていく様子が大変可愛らしくてキュンとします。

終盤、身分違いの恋だから、二人の将来はないものと諦めていたミカドが、怪我をしたアロイに会いに飛び出すシーン。
それまでずっと隠し通してきたのに、同僚の前でアロイを抱きしめる。
押し殺してきた感情が爆発した様子が情熱的で素敵ですね。

アロイの母の、若き日の実らなかった恋は切なかったな…。

とうとう体をつなげるという濡れ場は、上品だけどエロさもある描写がとてもいいなと思いました。修正不要な描き方も気が散らなくて好きです。(電子で真っ白に白抜きされると萎えるので…)

最後はほっこりなハピエンでめでたしめでたしでした。
激萌えするシーンはなかったのですが、一途で可愛い二人の美しいお話でした。
あと二人のキスシーンがたくさんあるのですが、官能的な描写が素敵で好きです。

シーモア 修正不要な描き方

1

ウブい2人だけどロマンチックで良い〜❤︎

pixivで殆ど読んでたので、コミックスは
まだ持っていなかったのですが
どうしても読みたい気分になって
遅ればせながら、読んでみました〜

一応、マイナスなレビューもチェックしたんですが、
ふわっとした終わり方、もう少しフラグをきちんと回収して欲しいなどなど
なるほどーと思いつつ、了解して読んだわけですが

個人的には、中途半端な感じはなく
余韻が残って素敵なラストだったと思いました。

2人は幼馴染ということで、
子どもの頃の思い出…2人だけで過ごした秘密の時間など
今の2人に繋がるような過去の出来事が
時々挟まれる夢のなかや、回想などで
自然でまたロマンチックに語られ
とっても良かったです❤︎

また、なんと言っても
ずっとキスと触れるだけのプラトニックに近い関係だった
2人が初めて結ばれるところは
はわ〜❤︎となりました。ウブな2人が尊いw
ここは確かにもっと読みたくなるかも…

や~でも読んで良かったです。
また、優しくてロマンチックな気分に浸りたくなったら読み返すと思います〜

1

人望厚い人間の隙は可愛いよね

 少しファンタジー要素もある、ふわふわと幻想的な空気が素敵でした。野白先生の柔らかいタッチがとても合っていますね。この世界でトップである母の息子として生まれ、誰にも甘えられない環境の下、期待を裏切らないようにと弱音を吐かず成長したアロイ。彼が唯一子供らしい一面を見せられるのは、ミカドの隣だけ。そんな2人には生まれの差があり、手を取って共に歩むことが許されない関係性に思われましたが、アロイの母は同じ経験をしていたため受け入れてくれました。息子を想う母親らしい所が残っていてほっとしました。波乱は少ないですが、幼少期から秘密の関係を続けてきた2人がずっと可愛くて癒される作品です。

2

秘密の恋の視線がたまらない

高貴な家柄に産まれたアロイと、その家に孤児として引き取られたミカド。2人には出会った時から混ざり合えない身分差がありました。国王よりも力のあると言われるアロイの母親、そして、その跡継ぎとして育てられているアロイは生まれながらにして指導者、みんなのリーダーとして振る舞っていました。しかし、ある時ミカドは、アロイが普通の子供の様に暗い部屋を怖がっているのを見て、ただ憧れて見ているだけだったアロイに庇護欲を出してしまいます。アロイにとっても、常にリーダーとして振る舞い、母親にすら甘えた事がなかった孤独をミカドに救われます。弱い所を見せられないアロイにとっても、身分差があるミカドにとっても接点を持った時点で「秘密の関係」そして、そこには淡い恋心がある事を2人とも理解していました。まだ子供なのに、なんとも出会いから切ない関係でした。
野白先生の描く顔の表情が美しい中にも秘めた情熱みたいな、そういう心が感じられてとても絵が素敵でした。みんなに囲まれている時のアロイはひたすら高貴なアイドル的な表情なのに、ミカドと2人きりになると、途端に甘くて、誘い上手な顔になるのがたまらなかったです。ミカドも職場では堅物で通っているのに、アロイに対しては、余裕無くなるところが良き良き。
子供の時の二人きりで逃避行に出るところは、子供ながらに、大切なものを無くしたくない必死さが伝わって、でも、お金も持たない子供ができることには直ぐに限界が来て。結局この逃避行をきっかけにしばらく離れ離れになる二人ですが、この時ミカドが選んだ耳飾りを、離れてもずっと付けていたアロイ。この耳飾りで絆を確認出来る所が良かったです。
最終的には二人の関係がある出来事で公になってしまうのですが、とても偉い立場にあるアロイのお母様は2人にどんな言葉をどんな理由で発したのか?これは、是非読んで見て欲しいです。

とにかく、子供の頃から孤独な心を満たし、少しづつ大人になるに連れてどんどん深みにハマっていく、ダメだと言われる関係だと余計に離れられなくなる、そんな禁断の恋心から、2人きりの時の背徳的な甘々な様子がとても癖に刺さりました!

3

2人だけの秘密の恋✨✨

周りには知られてはいけない秘密の恋がドキドキハラハラ最高でした‼︎2人の密会をこっそり覗いているようでこちらもドキドキ( p_q)
お互いにしか見せない表情、甘えた姿がたまりませんでした‼︎ミカドに甘えるアロイの可愛さはほんとにやばいっ‼︎‼︎ミカドの過保護な程の溺愛っぷりにも口角が上がって読みながらずっとにやにやしていました(笑)
身分差など切ない場面もありますがラストは本当に感動的で2人がこれからも一緒にいれる未来に涙しました。゚(゚´ω`゚)゚。マキト様も大好きです(´;ω;`)

4

ローブには萌が詰まっている

『くりかえしあいのおと』は響かなかったのですが、こちらは好きでした。空想現実が舞台ながらファンタジー要素は薄め。むしろこの薄さなら何故わざわざそういう舞台にしたんだろうな〜と思うほどに。とっかかりの興味を引く感じには役立ってるかな。そして単純にローブには萌えが詰まってる。あ〜むしろ舞台以外の筋書きや設定は捻りなく王道だからかも知れない。孤児が引き取られた家の子に恋をして、身分差に思い悩みながらひそひそと関係を育むと。

読み始めはミカドが受けだと思ってました。読み進めるうちにどうやら違うな〜と。ミカド受けの方が好みに近い…でも身分に差がある2人の場合、こういう受け攻めにしないと力関係がな…とかもね。アロイはどっちでもハマる。

諸々の設定、続編が作りやすそうだ。

萌〜萌2

2

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