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“完璧”な孤高の皇帝×身代わり花嫁の秘めた熱情 中華ロマンBL開幕!
kisaki to kawa
山中ヒコ先生の作品はどれも世界観が独特で美しく、壮大な印象があります。
これまでの作品は全て買いそろえており、かつ、何度も繰り返し読んでいますが、新作は毛色が違いすぎるので、入手から読むまでに時間がかかりました。
読み終えて、思わず声が出ました。
すごい、なんだこれ。
中華風のファンタジー作品で、世界、設定、とてもしっかり作られていて、理解をしていくのに少々、時間がかかります。
ふわっとは読めない、じっくり読みたい、骨太のお話でした。
治水に関して勉強になることもあり、その観点でもおもしろいです。
変わり者でどうやって治水するかに夢中な青年の王佳は、真面目で実直でちょっと不器用。
皇帝のちょっと無理があるような、わかるような理由により、昼は治水作戦の役人、夜は后としてつかえることになります。
皇帝のそばで過ごすうちに、その人柄を知り、尊敬し、慕うようになりますが、それ以上の気持ちは芽生えません。
皇帝の言動はけっこうわかりやすいようにも思えますが、王佳は人の心に疎いところがあり、気づきません。
皇帝が王佳を囲い込むためにやった前例がないであろう、独特なあれやこれや、は理解しがたいものではあると思うので、それはしょうがないのかもしれません。
秀でているところはたくさんあるのに、不器用なところはとても不器用な2人、という組み合わせにとても萌えました。
皇帝はつらく厳しい過去を経て、完璧を目指し、実際にほぼ完ぺきな皇帝となっていますが、王佳の前だけでは、意地悪と言ったり、わがままを言ったりするのが愛らしいです。
2人を取り巻く人々も色彩豊か、いろいろな立場、人がいて、とても魅力的です。
物語まだまだ序盤であろう一巻は、これから始まる壮大な物語の序章のように感じました。
これからの2人の恋模様はもちろん、治水工事についてもとても興味を持ちました。
早くも2巻が読みたくてたまらなくなっています。
ストーリーテラーとして名高い山中ヒコ先生の新作です!
(ナンバリングの通り、続きものです)
中華世界を舞台にした本作。
河川の治水工事に情熱を燃やす王佳はある日宮廷に召されるも、
皇帝直々に妹の代わりに妃となることを命じられてしまいます。
昼は役人として治水事業に情熱を注ぎ、
夜は妃として皇帝の寵妃として一身に愛を注がれる二重生活がスタート。
治水工事を成功させるためなんてまんまと皇帝の口車に乗せられ、
夜伽まで務めてしまう王佳ですが、普通なら絶対おかしいと思うはず。
だけど、この王佳、河のことには鋭い思慮を働かせるも、
それ以外のこととなるとはっきりいってポンコツなんです(笑)
なので、皇帝からこれでもかというくらいに溺愛されているにもかかわらず、
その愛には一向に気付かないどころか皇帝からの贈り物を断ってしまったり、
役人仲間に対してもうまくコミュニケーションが取れずギクシャクしたり、
天然が炸裂していてもどかしい…!
だけど、根は素直なのでアドバイスをされればその通りに挑戦し、
初めて見るものに一喜一憂し、まるで赤子のようなピュアぶり…。
一体なぜこんな王佳に皇帝がこんなにも王佳に執着しているのかと思いきや…
実は二人には王佳が覚えていない過去がありました。
辛い生い立ちで死をも考えた皇帝でしたが、
たった一度の出会いで王佳に救われ、
以来陰から監視し、ときには手をまわして王佳の縁談をぶち壊し、
ずっと一途に王佳を見守ってきた(囲い込んできた?)のでした。
それなのに、肝心の王佳は覚えてないし、妃にしてもそっけないし、
一国の主からここまで翻弄する王佳…大物すぎます。
少しずつ心の距離が近づきつつあるものの、
恋愛成就というにはまだあと一歩な二人でした。
早く皇帝の愛に気付いてあげて、王佳!
面白くて一気読みでした。最初はNo.がふってあったので購入するか迷ってたのですが、迷ってた自分をブン殴りたいくらいに愚かだったと今では思ってます。既に世界観に夢中で早く続きが出ないかと切望してます。
最初は中華風だと身構えてしまってましたが、ルビが今風の言葉になってたりと読み易くて、こんなやり方もあるんだと目から鱗でした。
そしてなんと言ってもキャラが魅力的なんですよ。それは脇役までもで読んでて楽しくなりました。
更に皇帝(龍楊)の表情ひとつにしても私的には萌えまくりました。きっと嫉妬してるんだろうなとニブチンの王佳に変わって想像して悶えまくりました。
最初は龍楊は王佳のことを知ってて後宮に入れたんだなと分かるものの、その理由が分からないのですよ。ですが後半の龍楊が皇帝になるまでのエピを知ると、一気に龍楊の王佳への執着を知り哀しくも面白くて彼を応援したくなるのです。
人の心が分からないと落ち込む王佳が龍楊の言葉に従って行動して周りと上手く行っていく様子とか凄く面白かったし、熱を出した龍楊を一生懸命に看病する王佳と関係が深まる様子に凄く萌えました。
彼等が成し遂げようとする壮大な事にも目が離せなくて、凄く読み応えのある作品でした。お勧めです。
ファンタジーですが史実をモデルにしている、ということでお隣の大陸のあの広大な河のことです。
治水工事に情熱を燃やす王佳と王佳のこと探していた皇帝のお話で、山中先生独特のキャラの表情わかりづらい感(私にとっては)も手伝って非常にモダモダしてしまいます。控えめにいってすごく面白いです。
なぜ王佳に執着してるのか、が1巻であっさりわかりますが、王佳は気づかず。おーこれ気づいたときどんな反応するんだぁ、とワクワクしています。
お仕事の話が中心のようですが
相手は皇帝、ということで房事のこともついてきます。役人として取り立てるのではなく何故か性別隠して後宮にあげられる王佳、気付かない王佳!!天然です。
あと子パンダを是非とも王佳に育てていただきたい。子パンダ最高です。
壮大な治水事業も気になりますが、受けの天然っぷりと皇帝の執着っぷりも読みたいです。
次巻も買います。
中華BL好きなので作者買い
ファンタジーというよりは昔の中華をベースとしたリアルよりのおはなしかな。
最初は民のために河の洪水をなんとかしたいというテーマが主のお仕事BLとして受けの奮闘ぶりを読んでて面白いなと読んでいたのですが、後半の攻め視点からはもう!好き!な要素がてんこ盛りで助かりました。
攻めの陛下は俺様というよりかはまあ王様なのでそんな印象は受けず。寡黙というか硬派なタイプの王様で。
受けの王佳(おうけい)は攻めの規則だからという言葉になるほど!と全くの疑問を持たずに受け入れるところは攻めの執着を知るとちょっと滑稽でツボでした
この攻めの方が好き好きだけど受けは全く気付かずに目標に全力なのが好きなんですよね。あとむっつりの波動を感じる
えっちなシーンは少ないというか本編はほぼ無いのですがそれにより輝く描き下ろし!もうこれは本編。
次の巻が出るのが待ち遠しい……!何回も読みなおして待ってます。
先生買い。ほんとに、河川をなんとかすんべと頑張る后でした。お話、設定、うまいなーと思いつつ、まだヤマはこれから?という気がするので、萌にしました。自分が仕組んだことなのに、一人悶える皇帝の顔がたまらん・・
河川は洪水して当たり前 という時代。それでも河があふれるのをなんとかしたいと一生懸命考えていた王佳の元に、ある日宮城からの呼び出し。皇帝陛下とお会いし、治水工事を行いたい、ひいては妹の代わりに後宮に入り、話をあれこれ聞かせてくれ・・・なんてことになるとは、と始まります。
++ 良かったところ
受けが治水一筋一直線、まったく揺らぐ気持ち無し。皇帝陛下が、自分の上奏していた治水のことを読んでくださっていたなんて!と感謝の気持ちでいっぱい。そしてなんとか治水を成功させねば!と一生懸命さん。
なんだけど。
皇帝、実は・・・・・・・ってところがハマる。(多分そういうのが大好物な方いらっしゃるはず)苦悩するんですよねえ、皇帝。キラキラクールそうなイケメンなんだけど!
その悶え顔が、当巻のイチオシでした。次もよもう~
まりあげはは大好物です♡
執着溺愛攻めもですね///!!
今作はそんなお話で、終始萌え転がって読んでました。
が、ただ萌え転がるだけではなく、お仕事面? 河の事業に携わることとなった、受けのことも丁寧に描かれており、色々な視点でお話を楽しむことができました。
それにしても話は戻りますが、攻めのセコム具合最高じゃありませんか?!!(激しく同意を求める暑苦しいまりあげは)
どうしてそこまで攻めが受けを大切に保護し、愛しているのか。
その理由が物語の途中で判明するのですが、まさかそんなことが!! と息を呑むこと間違いなしです。
個人的に、攻めが身分高いほうが大好物なので、問答無用で大好物な設定なわけなんですけど、お話が本当に良くて…中華BL特有の難しさもなく、滑らかに読めるので、ぜひ中華苦手かも、、と、思う方でも楽しめると思われます。
というか、セコム攻め好きな方はぜひ課題図書として読んでいただきたいです。
続きものということで、、、
この作品の攻めの受けへの本気愛をずっと読み続けていたいほど虜になったまりあげは、狂喜乱舞で次巻を待ちたいと思います。
嫉妬しまくってる攻めが良きだし、規則にちょろいんな純粋受けちゃんはかわいいし、受けの職場の上司はかっこいい当て馬っぽいし、本当に最高すぎるお話です!!!!(しつこいけど、良かったので叫ぶ)
河川の治水事業に並々ならない知識と情熱がある王佳が妹の身代わりとして宮廷に入り昼間は役人として、夜は妃として皇帝に事業の報告や相談をする、、という建前で宮廷に入ったんですが。
読んでいくと皇帝の龍楊がかなり王佳に執着しているのが分かります。最後まで読むと龍楊と王佳との間に何があったのか分るのです。しかし、まだ王佳は河川の仕事のために自分は妃になったと思っているので、全く恋愛的な意味で龍楊をみていなかったのですが、少しずつ自分の悩みを聞いてもらったり、龍楊の皇帝としての重圧などを知ることで、王佳も龍楊を意識し始める、、という感じで。これから二人がどんな恋愛、そして河川の仕事が進んで行くのかも楽しみになるお話でした。
王佳の仕事仲間との話も面白く、お仕事BLとしての魅力を感じました。王佳が川を暴れ龍に例えて、自分が龍に乗って手網を握っている(イメージ)ページがあり、それはつまりは、今後の二人の関係も表しているのかもしれないなぁと思いながらその場面を見ていました。皇帝=龍でもありますよね。
脇役がとても魅力的で、私は宦官の端正と、仕事仲間で褐色肌の王悟がお気に入りです。侍女の小梅も可愛いですね。
そして庭にパンダが現れるというとても奇跡的な癒しが良かったです。
王佳の仕事が上手くいかないと安定した治世を目指す事の妨げになってしまうのですが、龍楊の独占欲(宮から一歩も出さない事)と現場をみたい王佳の仕事のバランスがこれからどうなって行くのか、とても楽しみに読み終えました。
キャラクターが魅力的なので既にこの世界にハマってしまいました。個人的に描き下ろしのラストの一文がとても心に染みる一言だと思います。今後の困難の予感もありつつ、二人の絆でたくましく進んで欲しいと心から思いました。
歴史に基づいたフィクションとの事です
なのですごくその当時の空気感などを感じる事が出来つつも、キャラ達の会話で少しコミカルな感じも味わえるのでとてもバランスの良さを感じます
特に史実に基づいているとは言えフィクションだからこそのファンタジー的要素=兄と妹が入れ替わり皇帝に嫁ぐ、というBL的な萌え設定がとっても楽しみです
※作品情報の設定がファンタジーですがこれは恐らく”架空の”という意味でのファンタジーという意味だと思いますので魔法が出て来たり怪物が出て来たり、、、という類ではありません
架空の国での架空の出来事というファンタジーだと思います
尚、怪物は出て来ませんがとてつもないカワイイモンスターなパンダが登場します!!庭にパンダが居る生活、、、癒しですね(*´ω`*)
背景や衣装、勿論お名前など含めて中華テイストがあまり中華BLに明るくない私でも美しく楽しめます
とても読み易いです!
何と言っても攻め受けキャラの属性が分かり易く、程好い脇キャラもしっかり配置されていて世界観の広がりがある!
人物が魅力的なので安定のBL軸的ドキドキを感じられるのがすごく楽しいです
歴史宮廷BL、とても面白いです!
まだ始まったばかりですし、他の中華BLをあんまり読んでいないのですが、そんな私でも十分入り込んで楽しめる読み易さと中華BLの魅力を十分に感じられるお話しでした!
先生の新刊うれしいです。
先生が描くキャラが色っぽくて好きなんですよ。
表紙がまず美しい。
1巻なので序章な感じですが、舞台設定、人物の相関、2人の関係性がしっかりわかって続きが今から楽しみです。
治水に関する固有名詞、事実関係が私は少し難しく感じましたが、お仕事BL(大好き)として具体的に動き出したらもっと頭に入ってきそうです。
実際の中国の歴史としても川の氾濫が国が傾くほどの災いで治水に力を入れ成功した支配者が国を繁栄させたといううっすら記憶があるので、王佳の熱弁がわかるし、その重要さを理解し実行させようとする龍揚は優れた皇帝なのだなと感じました。
過去、苦悩する龍揚を助けてくれた王佳に対する龍揚の思いがエモかったです。
皇帝という絶対的立場でありながらままならぬ片思いがたいへん萌えであります。
そんな龍揚の思いをまだ知らない王佳ですが既に龍揚に心を寄せ始めていてぐっときます。これから盛り上がる予感しかないですもんね。
王佳は人の気持ちがわからないと悩みますが、龍揚を助けた時のやさしさや妹思いだったり、そんなことなさそうなのに治水のことになると人の心が見えなくなることがあるのね〜と思いました。
王悟と真単が好みどストライクで思わずひゃーと喜びました。イキガミとドナーの鬼道系。色気と男っぽさと愛らしさが同居した先生が描かれるキャラの中でもいちばん好きなタイプです。