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hitsuji no kawa wo kita kemono
女から性的搾取されてきた可哀想な攻め。皆さんが深い〜と感じている部分はそこでしょうか。ラストの展開もとてもチープに感じました。物語に何も絡んでいない高尚なタイトルも鼻につく
ずっと気になっていたけど、重そうな雰囲気なのでようやく読みました。ネタバレ無しで読んだのですが、事前情報なしに読んで良かった。
攻めと受けの関係性が信じられない様な設定でしたが、本当に攻めの気持ちも、受けの気持ちも感情移入してしまって、ラストは泣いてしまいました。これ、ドラマや映画?骨太の人間模様を描いた作品を観終えた気分に浸れます。
様々な闇の要素が出てきますが、それでも、
主人公二人の気持ちや生い立ちが丁寧に描かれています。心の中で思っている事を全て言葉にするのではなく、絵で表現されている部分もあるので、じっくり絵の表現する意味を探りながらよんでいます。
二巻はこれから読むのですが、二人を応援したい!絶対に幸せを掴んで欲しい!と願いながら読み進めたいと思います。
本当に、心に響く名作なので、ストーリー重視の方は是非読んでみてください。
2巻が出ましたね。
発売当時評判だったので購入。読んだのですがピンとこず私の中で評価低かったのですが、最近また知り合いがオススメしていてやっぱもう一度読み返そうと思いました。
あれ?面白い。とてもよく出来てるお話だし、何なら私の好きな攻めの救済ストーリーじゃないの!
圧倒的光属性の受けに救われる攻め。
三つ子の魂百まで、そう簡単に人の本質は変わるもんじゃ無いって思うんだけど、攻めは根っからの悪人じゃないんよね。
めんどくせーだのあんな奴関係ないなんて言いつつも、なんだかんだ言って相手ボッコボコで意識無くすまで、自分の拳痛めるまで殴って助けるんだもの。
無自覚に好きだよね。
これは、受けちゃんの愛情勝ち。
悪い事した罪をちゃんと償ったところも良いです。
当時は何で刺さらなかったのかなと考えてみると、絵が好みでは無いのと攻めがクズ過ぎるところが嫌だ!と感じたのかもしれない。
年月が経つと好みも少しずつ変わったり感じ方が変わったりするもんだな。刺さらなかった作品も読み返してみるのもいいものですね。
2巻も絶対読みます。
シーモアで購入
白抜き修正
先生の作品は全部大好きです!
そしてこちらの作品の2巻が出たということで早速1巻から読み直し。えちシーンも描写がとても濃厚でとても萌えさせてもらいました。ただストーリー重視なので全体的に、えちシーンは少なめかもしれません。
それにしてもこの分厚さなのに気づけばもう読み終わってるほどに、とにかく1ページめくったあとは夢中に読んでしまいます毎回。攻めが詐欺師ということでそちら界隈のリアルな描写やら、受けの恋愛に浮かされ傷つきそれでも攻めが好きだという細かな描写。何度見ても楽しませてとらってます。この余韻を感じつつ今から2巻読みます(=^・^=)
簡単に言えばイケメン結婚詐欺師と悪い男と知りながらも惹かれてしまう男の子のお話です
前半は本当に攻めの圭吾がイケメンです。
こんな見た目もいけててスマートな男がいるのかという感じで同性で惚れてしまうのも納得です。なんともちょうどいいタイミングで毎回受けの大地の前に現れます。
今回最初は大地くんの姉の恋人でしたが、大地くんが作中でこんないい男がなんでだらしない姉の彼氏なんだ!!!と思ってる気持ちには共感の嵐でした笑
後半は詐欺師とバレるが圭吾のことが忘れず探し回る大地くん恐るべし執着です
途中危険な場面もありますが、ピンチには駆けつける圭吾が憎めない。どんどん大地のまっすぐな性格に絆される圭吾
最後まで圭吾が大地に好きという場面はありませんが着実に二人の中がちぢまる様子が見れ安心しまた。
人間らしい二人の続きが気になります
まさかこんなお話とは!!!
ランキングやレビューで2巻を毎回目にして、どんだけ良いお話なんだろ?と思って読んでみたら…。
表紙の印象と始まりから、あれ?イメージが違う…。三角関係で苦しむお話なのかな?と思ったら!!!
大地ーーーーー!!!!
なんて子なの!なんて子なの!なんて子なの!
大地の一途さに、心の汚れた私は(やめときなさい!もう忘れなさい!絶対探しちゃだめ!行っちゃだめ〜!)と思ってしまいました。
あの後新卒で就職出来なかったんだね(泣)でもやりたいことが見つかったんだね(泣)
きっと埋められない心の孤独と隙間にアイツがスポッとはまっちゃったんだね。アイツの話に共感しちゃったんだね。アイツをほっておけなかったんだね。
もうこれ以上苦しめないで〜!2巻のあらすじもレビューも読んでないけど、お願い平穏に平和にアイツの再生の話になってますように!!!
あっ、2巻読まなきゃいいのか?
初めて読んだ時の衝撃たるや……
実は、少しBLから離れていた時期に本作と出会い、余りの衝撃でBL沼に舞い戻ってきた経緯があります。
もう、本当に凄く大好きな作品です。
レビュアーの皆様が仰るとおり、ネタバレ無しで是非ともお楽しみください!
初めは【姉の婚約者に惹かれてしまう禁断の恋】のお話かと思い、ちょっと切ない系のBLかなーと読み進めていましたが、まさか、まさかの展開。
二転三転するストーリーにページを捲る手が止まらず、前のめりで読み終えていました。
大人の色気満載の井川さんが、本当にかっこいいんですよねー……
ハイスペックなスパダリなのに、どこか危険な香が漂う色男。
この井川さんの色気を主人公・大地を通して読者も堪能し、そしてあの展開ですよ……!
この構成、本当に〝神〟ですよね。
キャラクター含め読者も皆、「騙される」
以降はアドレナリン大放出状態になる事、間違いなしです!
そして、【電子限定番外編】が15Pもあります!
同人誌や小冊子並みのボリューム感!
この特典を読むかどうかで、作品の評価が変わりそうな気がしますが、限定特典で良いんでしょうか!?
攻め視点で語られる、本編後の心情が素晴らしくて、この特典を読んで初めて完成される気がします!
未読の方は是非、電子版でお楽しみください♪
▶︎Renta!/局部描写なし
最初からわかりやすく仄めかしていたり、後から考えれば至極真っ当なオーソドックスな展開なのですが、読んでいる最中はどうなってしまうのか気になり、のめり込んでしまいました。これが読ませる力なのでしょう。
主人公の大地がまっすぐな性格のとても良い子なのにまったく鼻につかないのは、彼の清廉な部分が苦難続きだった子供時代の上に成り立っているからだと思います。
実の子同然に育てられた大地は、すくすく成長しながらも周囲の人品を観る目を損なわず、家のこともきちんとして自立している。早くに大人にならなくてはいけなかったからなのだと分かります。
心のやわらかい部分は、ひきとられた後に愛情を注がれたからなのでしょう。
その点、辰巳との比較が明らかでもあり、辰巳に惹かれる理由も分かります。
最初は憧れ、そのうち共感、親和性になる。放っておけずに追いかけ、けりが付いたようでもあるのに心の中からは消え去らない。
この情が深い部分も不自然に感じません。
お話運びの中で一点、どうしても気になるのは、橘の言動です。
全体の完成度の中で、ここだけ違和感があります。なぜ彼が大地に余計な手助け?をしたのか。辰巳の本名やら経緯やらをぺらぺら話したのか。
電書には番外編「ケモノよ、眠れ」が付いていました。
16ページもの長さで、すごく良かったです。
Last Fakeの最後数ページの裏側に当たる辰巳視点のお話で、ここまで読めればもう満足。
それにしても、二人の恋を応援したいけど、お姉さんのことがあるから、2巻ってどうなってしまうのか気になります。
新刊の評判が頗る良さそうで……|д゚)‼
チラ見するレビュータイトルの熱も高くて神率もエライ事になっている。。。
これは、、、気になる……‼
と、今更ですが電子サイトで試し読みしてみよう!と覗いて見たらこちらの1巻?無印?がお買い得価格に……あぁ、、、買ってしまえって事だな、と。。。
今更ですが……先ずは始まりの巻を拝読です( ・ิω・ิ)ゞ
すごいボリュームですねっ!
読み応えも先の読めない展開も甘さ抑えめな不器用な愛情表現も……大っ変惹き込まれてしまいましたっ!!!
このボリュームなのに全く読み疲れせずにグングン読めてしまいました
大地の心象はかなり性善説が強めだとは思いますがそれが悪い事でも非現実的でもなく、そういう考えもあるし大地なら”さもありなん”だな、と納得も出来たし、何より大地が雛の刷り込みと実感しているならやっぱり「親」としての辰巳には彼を庇護して欲しくなってしまうのがBL欲求な訳ですよね。。。
そして結果的には庇護したハズの相手に癒される(ღ˘͈︶˘͈ღ)という救済展開な訳ですが…♡
大変好みです(о´∀`о)
この1冊でもかなりキレ~イにまとまってます!!
なのに、、、これに新刊があって、更にすんごい絶賛の嵐?!
えーーーー (>ㅅ<)
全く予想が付かなくって何をどう期待していいのか分からないけど2巻読むのが楽しみです!!!
このまま読む?一旦咀嚼してから妄想準備する?そんな読後の贅沢な悩みさえも楽しい1冊!読んで良かったーーーヾ(〃∀〃)ノ
紙本購入で以前評価し星3にしていましたが、2巻が発売されて「1巻は電子特典付きの方を読むのがおすすめ」というレビューを読み電子で買いなおしました。正にその通りでした。情報ありがとうございました!
星1つ追加で萌2でお願いします。もう出来ませんが…。
驚き1.全編通して、背景まで書き込みが半端なくありお見事です。
驚き2.もちろん絵が上手い!イラストっていうのでは無く漫画として人物が生きている感があって素晴らしい。
驚き3.ストーリーが面白くラストまで目が離せない。
神までいかないのは大地君が好みのタイプではなかったからです。ごめんなさい。
辰巳×大地
1巻と2巻を一気に読んだ。
それぞれ異なる読後感があって、
この1巻、まさに人間味があふれて、
ケモノのような外見と、
中身の人間らしい部分のバランスがすごく絶妙で、
その中では想像を超える重厚な心の救済愛だね。
計算の高さにゾッとしたり、
真実にワクワクしたり、
後半の予想できない展開にドキドキしたり、
信じ切る愛と行動力に感動したり、
対照する2人の心理の交差にグッときた!
確実に心が温める物語でした。
「羊の皮を着たケモノ」、
実はケモノの皮に包まれた羊じゃないか?と思って、
辰巳が見せるタフな態度が、
自分を守るためのアーマーみたいなもので、
本当はもっと愛を求めているよね。
大地が傷ついてほしい辰巳、
実はもう大地に惹かれているところや、
そんな辰巳よく見透する大地が、
悪男に逆に愛に落ちるのが本当に刺さる!
大地の辰巳への想いが本物でであることこそ、
揺れる様子がリアルすぎて、
その献身的な愛は心を打つもので、
こうやって2巻ではさらに発展し、
愛の難しさや
2人の心理の奥深さがしっかり描かれていく展開が素晴らしいです。
BL漫画を読むキッカケとなった作品、薦めてくれた友人に感謝したいくらい、出会えて良かった作品です。
上質な社会派ミステリーを読んでるかのようなストーリー展開。読む手が止まらないのに、読み終わりたくないと言う気持ちに駆られる。登場人物の心理描写が丁寧で、夢物語で終わらない結末。漫画の枠に止まらない一冊です。
続編が発売するタイミングで手に取った今作。
評価が高いのは知っていたものの未読だったものですから、まずこの本の厚みを見て、これは読み応えがありそうだぞとわくわくしました。
Mr.パーフェクトとでも言いましょうか。
姉が付き合っているという、今作の攻めである井川。
そんな彼のワケアリそうな裏の部分が序盤からちらちらと垣間見えているので、一体どこでどう本来の姿を見せるのかと先を読みたくなる面白さがありました。
そう、ストーリーは面白かったです。
攻め側がなかなかにハードな人生を送っていて、やっていることはクズなのだけれど、悪になりきれない人間くさい部分があったりとで、生い立ちを含めて攻めのキャラクターは好みでした。
うーん…でも、BL的に萌えたかというとどうかな。
先述の通りストーリーは面白かったんですけど。
そもそも受けの大地のキャラクターが私にはちょっと合わなかったというか、少々理解不能なところがありまして。
なんだかんだで家族愛が強そうなのに、なぜ姉を騙して傷付けた相手にここまで執着出来るのかなあ…?と終始不思議で仕方がなかったです。
井川も大地のどこに惹かれたのか、それともほだされたのかが分かりにくかったなー…
でも、1番気になったのはやはり大地。
もし自分だったら家族を騙した相手のことは好きになれないかも。フィクションの世界のお話とはいえ、この子は騙されやすそうだなあと思ってしまった。
攻めは好みだったので、この終わり方でどうなるのかも気になりますし、続きもきっと追うと思います。
果たして続編はどうなっていくのでしょうか。
レビュータイトル通りです。ネタバレなしで、ぜひぜひ読むべし…!
これしか言えないのが辛い・・
ガツンとくるヒューマンドラマ。
約300ページありますが、引き込まれて一気読みでした。
サスペンスドラマを見ているかのような疾走感・高揚感があります。
そして他の方もおっしゃっていますが、電子限定番外編15ページは必読です◎
(以下少し内容に触れます↓)
姉から婚約者として紹介されたのは、絵に描いたようなスペックを持つ井川という男。タイトルからもまあ察せるように、「羊の皮を着たケモノ」なわけですが…
どこがどうケモノなのか、という点についてはぜひご自身の目で確かめていただきたい…!
とにかく、受けの大地の包容力の凄さ、一途さにじーーんとさせられます。
そりゃ攻めも絆されるわ…という感じ。
攻め・受けどちらも絆されてるのが特筆すべき点でしょうか。
BがLする場面は多くはないですが、ストーリー重視の方にぜひぜひお勧めしたい作品です。
思ってたよりヘビーなお話でした。
姉の婚約者である井川のことが、どうも怪しいと感じた大地ですが、何度も会ううちに惹かれていってしまいます。しかし結局最初の予感が当たっていて…。
井川がそういう男だというのは、なんとなく感じていました。読者にも大地と同じように感じさせる手腕は素晴らしいです。
絵はしっかりした描かれ方で、丁寧だしきれいだし、飽きさせません。4年後もきちんと年齢を重ねた顔になっていました。すごい。
しかし何だろう…なにか最後、もやっとしてしまいました。多分、本当の井川と大地の恋愛が描かれていないからかなと思います。読者としてはそこから先が知りたいわけで。単なるハッピーエンドとはなっていないから、何かがもやっとする。いわゆる読者の想像にお任せエンドですが、そこまで描かれてたら、もっとすごい名作だったと思います。
願わくば二人が本当のハッピーエンドを迎えますように。
とにかく、すごく読み応えがあっておもしろいです。290ページ越えの大作。BLの括りにとどめず、人間ドラマとしてたくさんの人に読んでほしい!!損得勘定ではなく、心から相手を思いやる気持ちの大勝利。
『羊の皮を着たケモノ』というタイトルから、井川さんにウラがあることは容易に想像できますが、こんな展開になるとは、、。彼の過去も、切ないし、大地の生い立ちも、、。
やさしさの連鎖が、たくさんの人を救っていく、そんなお話です。ぜひネタバレせずに読んでください。
評価が高くてずっと気になっていました。あらすじの内容的に重そう……なかなか購入まで決心が付かなかったのですが、セールを狙って購入しました。
初見では、うう〜ん……でした。やっぱり重かったし、内容がすんなり入ってこない。私の理解力が悪いからかも。再読しよっかな、でも止めとこっかなの応酬。読み返したい気持ちにすらなれなくて、作品との相性が私と合わないのかも知れません。
このレビューを書くにあたり再読しました。あれれ?一度目よりは内容が入ってきました。それでもこの作品に高評価を付けた方々よりは読み込めてないし、理解もしきれていないと思いますが、大地と井川さんの愛の向き合い方は伝わりました。
内容とか作品の雰囲気が邦画にありそうだなと思いました。読み手に何かを考えさせるような感じですね。
井川は元々大地に好意を持っていたんでしょうか。結婚詐欺師だとバレたあと、大地が変なヤツらに性奴隷にされそうなところを助けたのは好意から?罪悪感から?大地の健気さに半ば絆されるような形で最後は好きになっていった?……すみません、井川の大地に向けられたベクトルはどの時点で動いているのかイマイチ分かりにくくて。大地も井川に執着してるけど、何がそんなにハマったのかよく分かりませんでした。
大地がとにかく健気で良い子で、井川は根っからの悪人ではないことは分かりました。井川の子どもの頃のエピソードが本当に痛々しくて可哀想でした。そんな彼を浄化してくれるであろう大地の存在は、井川にとっては救いだったと思います。今後の2人の未来が明るいものだと信じて止まないそんな終わり方でした。
でも何だか物足りない…。本編の苦しさや切なさを打ち消すくらいの、2人の甘々&ラブラブエピソードが読めたら嬉しかったです。
腹黒ゲス系攻め × 純粋で真っ直ぐな受け
自分はどちらかと言うと女の子っぽくて可愛い受けが好きなのと、ゲス系攻めという評判を聞いていたので、長らく躊躇してました。
が、評価がかなり高く、ドラマを見ているかのような作品とのことで興味が湧き、購入!
...そして、休憩時間にでもちまちま読もうと思っていたら.......手が止まらず一気読み!
確かにこれは評価が高いのも頷ける!!!
なにより作品としての完成度が異常なほど高い!ストーリー構成/展開が良すぎる。区切り方も完璧。
そして、受けの真っ直ぐさ、一途さに涙しました。それから、攻めが思ったよりもゲスではなく(ゲスではある笑)、彼なりの理由も描かれており...... ネタバレは不要ですね!ゆる甘えっちな作品ではないストーリー重視のやや重めの作品です。気になった方はとりあえず読んでください!
まず、とても絵が美しくて。
細やかで、表情豊か。
そして、ストーリーが濃厚。
人間の感情の機微を、確かな筆力で描かれており、大好きです。
とにかく、ネタバレ踏まずに1度読んで欲しい。
なんというか、面白かったなあと思います。
読んでいてお話が面白いんですが、随所で、絵がうまいなーと思ってしまう。
ちょっとした表情で感情が伝わってくるし、Hなシーンも迫力がある。
うさんくさい笑顔をはりつけた表情とか、素顔の少しやさぐれた感じ、でも本当に驚いたときの表情などが無理なく伝わってきて、だからこそお話にも迫力が出るんだなあと、とにかくすごいなすごいなと思いながら読みました。
結婚詐欺師の井川ですが、誰にも愛されなかった過去が背景に。そしてついに、本当に自分を愛してくれる人に出会う。
読み終わって、作品は受けの日下部目線で描かれているけど、実は攻めの井川の物語だったんだなあと思いました。
表紙の悪そうな表情の井川が印象的で
この冷笑がすべてを物語っているような作品でした。
ネタバレ無しでまず読んでほしい、とレビューしている方が多いですね。
たしかにあらすじからは想像出来ないところに着地するし、山場がひとつではないので
そういう意味では何も見ずに読んだほうが楽しめるのかもしれません。
でも表紙がこの悪い顔ですからねぇ(笑)
これを見たらどんな流れかわかるかな、という気もしましたが。
大地が井川に最初に感じた"胡散臭い"印象は、どの程度まで嗅ぎ取れていたのかな。
怪しいなと思われているというのを潰してくる井川のほうが一枚上手だったわけですが。
重たい過去を持つ井川の心の闇は
想像以上に深いんじゃないだろうか?と思うけれど。
そこは鈍感だけどある意味図太い大地が
ヒビ割れた部分を埋めていってくれるんだろうな、とも思いました。
そしてもう少し距離が近付いたところが見てみたかった!
その後のふたりのお話が読めたらいいなーと願っています。
井川がうさんくささ100.%で、何者か本性を知りたくてぐんぐん読みました。
なるほど、そういうことね〜。
悪い顔がお似合いですw こちらの方がタイプです(時々ほっぺが下ぶくれに見えるのが残念だけど)。
井川の時の髪型で、辰巳の口調で喋ってくれると個人的にはどストライクなんだけども♡
なんだかんだ言いながら辰巳は大地が好きだったんですね。
助けに行ったり、お金を返したり。言葉より行動に本音が出るタイプ。
言葉はいくらでもウソつけるから。
大地のおかげで真っ当に生きようと捕まったと白状しちゃったし。
これはもう死ぬと思ったから言ったんでしょうね。
(ぐちゃぐちゃに泣かせてやりてえと思ってたのに)と大地のほっぺに触れて
「そんなに泣くな」
は萌え〜でした。
「ここにいろ」も良かったし。
大地がいちばん聞きたかった言葉だし。
ラストシーンもすがすがしくて好きです。
BL的萌えは少ないけど、大地が辰巳によって変わり、大地によって辰巳が再生する好みのお話だったので、おもしろく読めました。
すんごい深みとか説得力とかそこまで考えず(定型パターンが結構あったかな)素直に楽しませてもらいました。
個人的にはとても好きでしたこの作品。
受けに感情移入できないのは確かにそうですが、その人でいいのか?とか姉は?とかそういう意見は無粋です。そもそも恋愛ってそういうものなのでは。
世の中には信じられないくらい苦手な人というのはいくらでもいて、でもその人たちだって恋人もできれば結婚もします。そこに自分の好みについてとやかく言うのは論外。
この人たちはこれでいい。それだけのことでは。
まぁそういう風に思ってしまう描き方だったのかもしれなくて、それはもしかしたら詰めが甘かったのかなと考えられなくもないですが。
わたしとしては全体的にきれいにまとまっているし、なにより攻めの「嘘をつくのは本音を言うよりよっぽどラク」的なセリフが最高に好きでした。
あとこの攻めで最後までラブラブに持っていかなかったところがとても信頼できます。
こちらの作家さまは「放蕩息子と恋の穴」を読んだことがあるだけで(そちらはあまり好みではなかった)あまり期待せずに読みました。
一気に読了。すっごい良かったです。ストーリーがドラマチックすぎる気もしますが、それに負けない画力で、説得力があります。
とにかくこの井川(辰巳)のキャラが良い。詐欺師のクズですが、クズになりきれない所が上手く描かれており、まんまとキュンとさせられました。序盤のセリフ「一皮剥けばケダモノ、君も俺も、誰もが等しくね」に痺れました!カッコいい!
受けの大地が一途というかストーカーというか少し引いたけど、辰巳にはこれくらいが丁度いいお相手なのかと納得。暖かい帰る場所が出来て(二人には)良い結末でした。
その後のラブラブな二人のお話が読んでみたいです。
本当の一面を少しだけ垣間見て(あるいはそう思い込んで)悪い男に引っかかる女みたいだな、と考えてしまった私はこの作品を読むに向いていない人なんでしょう…と思いきや、大地が井川を盲信する様子を冷静に見てる方がちるちるのレビューに結構多くて、ですよね〜という。姉に愛はないんか、という感想も拝見したけど、自分は1話で既に姉のこと全く好きじゃなかったので、姉より井川をとったことには特に疑問はない。
萌評価はいつも通りの作画の美しさに!絵が他の作家さんでこのストーリーだとしたら…うん…
あらすじの「姉の婚約者に心惹かれて」みたいなところからどういう話運びになるんだろうとは思っていましたが、まさか結婚詐欺師とは。
序盤から攻めに裏があることは伺い知れましたし、それでも受けが攻めに救われた部分が少なからずあることも、攻めが根っからの悪人ではないことも理解できましたが、それを差し引いても、「自分の家族を騙して傷つけて金を詐取した人間のこと、こんなに好きでいられる......?」になってしまい、理解ができませんでした。
まあそういう、甘さというか、悪いことをされたという事実があっても、結婚詐欺師と過ごした時間とか言ってくれた言葉とか全部ウソだったと思いたくない、みたいな純真さが愛を勝ち取ったんだろうとは思いますが。
途中の、詐欺師を追いかけた先が治安がゴミのクラブで、そこで声をかけられた相手が奢ってくれた薬入りの酒を飲んで、性奴隷にされそうになったところを詐欺師が助けてくれるという王道展開も「でしょうね」でしかなかったです。
シンプルにわたしの好みではなかっただけなので、家庭環境のせいで性格がゆがみ切ってしまった寂しくて可哀想な男が、純粋で優しくて強い年下の男の子に追いかけられて根負けした先で、ようやく愛を知る、みたいな話が好きな人には面白いと思います。
迫真のレビューがいっぱいあるので、詳しくは書きません。
今回、初めて九號先生の作品を手に取りました。
家庭環境によってクズにならざるを得なかった攻め。
そして、攻めと出自が若干似ているものの結局は温かい家庭に迎えられたという点で決定的に違い、引っ込み思案だけれど優しい受け。
2人の交わりはまさしく激動で、うぉ〜気になる〜!とどんどん読み進めてしまうほど、吸引力が高く、ストーリーの見せ方がお上手だなと感じました。
ただ、姉から金をふんだくった男を、たとえ手切金として被害がなかったことになったとしても、許せて…受け入れて?一旦横に置いて?しまう受けの懐の深さが理解できず。
もし姉のメンタルがもうちょっと弱かったら、人間不信を拗らせてしまう可能性はあるし、最後の事件を起こした女は姉だった可能性もある。そう思うと、何でこういう行動を取れるんだろう?という気持ちに。
姉を大切に想う気持ちがない子では絶対に無いと想うからこそ、ちょっとモヤモヤしてしまいました。
何か読み落としてたら申し訳ないですが、姉絡みの一連の動きがあまり納得いかなかったので中立です。
萌2にしてたのですが、読み直したらやっぱりダメだな……と思ってしまったので中立に変えました。
攻めのキャラクターがしっかり立っていてよかった。なんで女がダメなのか理由も納得できた。
ただ攻めの心理描写が少なく、なぜあの時助けたのか、なぜ受けを気にかけるのか、それを自覚しているのか、わかりづらかった。
結局最後まで受けが好きなのかよくわからないままだったのが腑に落ちない。
あまりにもBがLしないのでラブラブ系を求める人にはかなり辛い作品かもです。
受けも病的なほどに攻めに惹かれてますけどそこまで!?って心配になりますね。
攻めは本当に救いようのないドクズで人格も捻くれまくってると思うので恋愛できるのか心配です
最後の方で両思い?になったようでしたが、本当に大丈夫かな?と。受けの無償の愛があったとしても、攻め自体愛を求める描写がなかったものですからその後どうなっていったのか非常に気になるところです。
いつか、更生した攻めとラブラブな恋人編が見てみたいですね
攻様カッコ良かったです。表紙にひかれて購入
さすがに九號先生の作画美しいですわりと読みやすくてどんどんお話に引き込まれましたバッドエンドも想像したのですが、ちょうど良いとこに落ち着きました
最初井川もっとクズのサドのサイコパスなのでは?と家族を次々と地獄におとしたニュースで騒がれてた事件が頭をよぎったりよぎらなかったり…
とにかく姉の婚約者だと言う井川が胡散臭く不気味に思えたのですが、本性は思ったよりもいいやつだった
無愛想で、薄情に見えるけど愛に餓えてるだけだったり
詐欺師になったのは過去の悲惨な生い立ちだったりとか
小悪党は本物の、悪党にはなりきれなかったんですね
根は優しいやつなのかもと
受の大地は確かに天然が過ぎる人を疑うことを知らない子猫ちゃんのようだけど、でもこういう攻さんには、ピュアな過ぎる子でちょうどいいかもしれません
きっと無愛想な攻様に流されることなく、ひたむきな愛情を注いでくれることでしょうし甘やかしてくれることでしょうそんなシーンがもっと見たかったです
番外編ででないかな?
全体的にハラハラしたり泣けたりとドラマティック内容重視でとても良かったです。
読み始めたら集中しちゃって、読み終わったら色々すごくて語彙力なくすほどでしばらくぼんやりしてしまったレベルに神作品と言えるかもしれない。
いままで見てきたBL作品の中でダントツに衝撃的で内容重視で、引き込まれて感情移入して、感動して泣けてきたり、最後まで読み手を夢中にさせてくれた。
BL漫画でここまで内容に引き込まれたのは初めて。
まず、表紙で引き込まれて面白そうと思って買った。内容もすごいんどけど、ちゃんとリアルでありそうで無い設定とか、犯罪をテーマにしてるのも新鮮だった。
本当に素晴らしい作品に出会ったって感じ
作者さまに感謝したいです
ありがとうございました
表紙がかっこよくて、タイトルが意味深で、評判もよかったので、
初・九號先生でした。画力がすごいですね、さすが美しいです。
攻様のビジュアルはと~ても好きでした…。そして、どクズと見えて、
わずかな良心が残ってるところ、決してサイコパスではないというところ、
幼少期からの境遇、関わってきた大人のせいで、こんなどクズなんだぞ、
というエピソードがしっかり描かれていて、わりと感情を寄せやすいキャラでした。
が、受の性格が、やはりちょっとピュアが過ぎるかなぁ~と思いました。(ちょっと理解しにくいかな…。)正直、受が出所した攻(が真面目に働いてるバー)を訪ねてきて告白するところは、もどかしいというか、真っ直ぐが過ぎて怖いというか、だから刺されたやんというか、、いろいろ(私の)思いがたぎりました。
攻の心に奥深くに埋もれていた温かい場所を見つけて引き出して救済したのは受で、だからこそ、どクズな攻も受の一途さに絆されてしまったのだろうなと思いました。あと、2人とも女性が好きじゃない(ゲイということより、トラウマ的なものや、そもそも幻滅している印象)という共通点が意外と根深いもののように見えてしまいました。攻が受に対して自分の気持ち多くを語らないからこそ、いろいろ補完しながら考えてみたのですが、いまいちしっくりこないのは受のキャラクターが私のしゅみじゃないからです…。物語の重厚さとか、最後までハラハラする展開とかはとてもいいと思いました。
ボリュームもさることながら、
二転三転するストーリーの読み応えもすごかった…!
最後まで二人がどこに行き着くのか読めず、目を離せませんでした。
甘さは超控えめなビターテイストなので、
甘々なハッピーエンドを期待する方には合わないかもしれません。
ある日、姉から婚約者の井川を紹介された大学生の大地。
整った容姿に一流企業務め、その上人当たりも良く、
非の打ち所のなさすぎる井川を警戒していましたが、
生い立ちの共通点や心地よい親身さに次第に心惹かれてゆきます。
けれど、井川の家に泊まった翌朝大地が目を覚ますと、隣には裸の井川。
姉と弟の三角関係?重っ!と思いきや、後日、突然井川は姿を晦まし…
実は井川の正体は結婚詐欺師でした!
ちょいワルくらいならありがちだけど、奴の場合は
罪悪感の欠片もない、悪い男というか、もうガチの悪党!
そして、そんな悪党に惚れたが故に失踪後も
その足跡を追い、散々な目に遭ってしまう大地。
最初は真面目で人見知りだったのに、井川を追ううちに
危険地帯にもずんずん踏み込む怖いモノ知らずに成長を遂げ、
傷つけられようと拒絶されようと、不屈の強メンタルで
遂に井川との再会を果たします。
何度も諦めかけ、何度別れを経ても忘れきることもできず、
そうして大地が出した答えが「そばにいたい」でした。
どんなに傷つけられようと嫌いにはなれない、と
言い切る大地にもう迷いはありませんでした。
はじめは恋なんて全然興味なさそうだったのに、
いつの間にかこんなにも一途で強い子になっちゃって、
ああ、恋の力って人を変えるんですね…。
見方によっては盲目的な執着にも思えてちょっと怖くもありますが、
多分こういうのを「無償の愛」というのかな。
幼い頃から周囲に見返りを求められてきたせいで
無償の愛を信じられない井川が大地の無償の愛によって
初めて安らぎを得るという何とも皮肉で最高な救済エンドでした。
結末でようやくスタート地点に就いた二人ですが、その関係は
恋人や友人ですらなく、二人なりの形とでもいうような曖昧さが残ります。
とりあえず、大地の無償の愛の勝利に井川も折れたものの、
常に行動を起こすのは大地側だったので井川が大地に抱く
感情の名前は最後までわからずじまいでした。
ただ、「母親に愛されなかった」同じ痛みを知る大地には
少なからずシンパシーも感じていたのかな、と。
だからこそ、騙している間も大地との会話にだけは
時折本音が入り混じっていたのかも。
血も涙もないクズ男ですが、それはそうしなければ生きられなかったから。
悪ぶってはいても意識のない大地を襲うことはしなかったし、
窮地から助け出してくれたり、奥底にはちゃんと優しさも残っていて、
根っからの悪人ではないと思うんです。
寝ている大地に呟いた「お前は俺とは違う」も決して嫌みではなく、
無垢なままの大地の中にもう取り戻せないかつての自分を重ね、
彼だけは汚しちゃいけないと自らに言い聞かせているようにも思えました。
傷つけたいと口では言いながらも、大地には
綺麗なままでいて欲しかったんじゃないかな。
最後まで好きや愛してるという言葉はなかったけれど、
「ここにいろ」と隣にいることを許されたのは大きな一歩。
長期戦は覚悟の上、いつかは井川も同じ気持ちを返してくれると信じてます。
最後はちょっと駆け足気味で井川も微デレ程度に留まり、圧倒的糖分不足。
なので、いつの日かささやかな甘い日々を送る二人も見てみたいなぁ。
あと、大地の友人の永井さん、最初は勢いに引き気味でしたが、
いつも大地が立ち止まる度に背中を押してくれるいい子でした。
彼女なしにこのエンドはなかったと言っても過言ではないと思う!
九號先生初読みです。
表紙がカッコいい!
作品タイトルから井川にウラがあるのはすぐに想像つくんだけど、昼ドラ的な面白さで続きが気になっちゃってボリュームある作品ですがあっという間に読み終えました。
まぁ良くも悪くもほんと「昼ドラ」展開なんですけどw
いろいろツッコミたいところもたくさんあるんだけど、それでも続きが気になって読んじゃうからやっぱ面白いんでしょうね。
井川と大地は同じような境遇に育ちながらも大地は光、井川は闇と対照的に描かれているのが良かったかな。
そして光である大地に救われる井川。
良いエンドだと思うけど、もう少し井川のデレが見たかったです。
とにかくいい!!好き!それに限ります笑
自分の容姿を活かし人を騙し金だけを頼りに生きてきた酷い男が世間に背く形でのし上がり、ターゲットとして選んだ一人の少年の無垢な気持ちにより感情をかき乱され地に落ちそして人生を変えさせられる…愛憎と後悔と孤独と…そういう要素が散りばめられている作品ってたまらなくないですか…。
姉の婚約者として紹介された一流企業勤めの何もかも兼ね備えたイケメン井川にだんだんと控えれてしまう弟の大地…。井川に心惹かれてしまう大地がその後知る真実が大地の人生とそして井川、実の名を辰巳…を変えていくのですが酷い男ながらも藻掻き苦しむ辰巳とそして地に落ちた辰巳を大いなる気持ちで愛そうとする大地のやり取りがドラマティックで…詳しくは作品を読んで頂きたいのですが最終的に『人を見る目がある』と大地が徹頭徹尾揺るぎなく辰巳に対して思い続けていた、そのかっこよさがいいなぁと…。出会いが互いを変えやがて共に生きるように二人が同等になる…その過程が圧倒的頁数で語られる、ドラマティックな話だと思います。こういう作品を読みたかった!!有難うございます!
評判良さそうなので購入しました。レビューは見ないで読んだのですが、内容が重い!
重そうな雰囲気は漂ってましたが、モヤモヤが残るタイプの重さでした。
ガチくずの井川は最低な事をしますし、お姉さんその他がかわいそうで感情移入出来ない。でも過去の話は胸糞で、児童虐待の話はかなりテンション下がりました。
大地は光属性すぎて、井川からしたら汚したいと思っても仕方がないというか、井川の話を読んでしまうと共感できないというか、光が強すぎて辛いというか、そんな気分になりました。
登場人物視点で考えると中々辛いものがあるので引いて見てしまうと、胸糞な話が多すぎて沈むなあという感想が最初にきます。
物語は物凄く重厚で読み応えありました。ちょっとガチくず耐性があまりなくて、恋愛の方には集中できませんでした。二人が好き同士だからしょうがないけど、お互い相手はその人でいいの?みたいに思ってしまったんですね。
ストーリー重視派の人にはお勧めします。でも光の腐女子の方はちょっと覚悟してから読んだ方が良いと思います。
九號先生の作品を読むのは「放浪犬と迷い猫」以来になります。
かなりテイストの違う作品ですが決して嫌いじゃないです。ストーリー的に充実していてとても読み応えありました。
私は個人的に殺人以外はどんな悪人も、心から改心する気持ちがあれば許してあげたいと思っています。でもどんなに生い立ちや過去が悲惨でも犯罪に走らない人も多い訳で、そこはしっかりお務めしてくれれば問題無いです。
今回の攻めの辰巳(井川)もまさにそんな人物でした。そんな辰巳を最後まで見捨てず諦めないで愛情を伝え続けた大地ですが、彼は辰巳と同じような境遇でありながらも家族に愛されて来ました。似たようでいて真逆の存在の彼等が手を取り合う結末に正直ほっとしました。
BL作品に登場する女性は余り好きでは無いのですが、この作品の大地の友人女性は好きでした。彼女の察しの良さと逞さと情の深さが良かったです。
辰巳に部屋を貸していた橘も憎めない存在でした。主要人物がそれぞれの場面で光っている作品だと思いました。
このお話大好きです!一気に読んでしまって更に何度も読み返しています。
ストーリー重視派の方には本当におすすめです。あとは受けと攻めの好みでご判断を。
ネタバレ無し推奨ですが表紙とタイトルから既に悪そうな雰囲気が漂うこの匂わせがまたニクイ。むしろこの表紙じゃないさわやか井川だったらまさに詐欺かも(笑)
内容は好き嫌い分かれそうだなとあらすじを見て思いましたが、状況が二転三転するのでグイグイ読み進められました。
攻めはとにかくかっこいい…クズだけど。本性を出してからのほうが断然好きですが、猫をかぶってる時の胡散臭さも良い。
そして受けですが、私はまっすぐで強い受けだなと感じました。
もちろん未熟さもあって、序盤は隙だらけで世間知らずの真面目くんなのですぐ人を信じちゃう。だから痛い目に合うのも必然といえば必然。
でもこの受けの信じる心の強さはすごい。まぶしい。
とはいえしっかり葛藤するし悩み苦しみます。
その上で、同じ痛みを知っているからこそ、攻めが受けにだけ見せたいくつかの綻びを知っているからこそ、信じて貫けたんだと思います。
大人になって一度は決別を選ぶけど、正直にまっすぐ相手に向かい合い「ただ伝えたい」という一心でぶつかっていく強い受けでした。
ほんと届いてよかったなあ…
その強さ、まっすぐさ、羨ましいですよ。
他の方もおっしゃっていますがこのお話は救済のお話だと思います。
テーマは重めだけど全体を通してどん底のシリアスというわけでもなく、脇を固めるキャラがいい味をだしていたり緩急のバランスやテンポがすごく良いです。
そして読み返す度に特に攻めに対しては色々とあ〜〜〜っとなって語彙力ゼロになりがちです。いい意味で。
あとは7話あたりで「ん?」と思ったんですが、このタイトル…井川だけを指してるわけじゃないのかも…どうなんでしょう?
タイトルからして気持ちの悪そうな話なんだろうなと思いましたが評価がいいのと
レビューのネタバレなしで〜というのに
つられて購入。。
やっぱり気持ち悪いお話でしたね。
主に受け君が生理的に無理なタイプ、、
ゾワッとしたって書いてる方の気持ちわかります。
ほんと気持ち悪い受けでしたね、、
てかネタバレなしでっていうか
「羊の皮を着たケモノ」
まあタイトルのまんまです。
いい顔して近づいて来たイケメンは犯罪者。
タイトルやカバーは悪い男って感じでそそりますが
攻めはまあ傷ついて悪人になるっていう思った通りのキャラでした。
まだ攻めの悪い男の方は好きな方もいるだろうと思いますが
受け君のカマトトな感じが全く無理でした。
純粋でよいってなるのこれ?
盲信的だしわかってないのにわかってる
信じてるって、、ひーっ
読んでて行動は馬鹿過ぎだしかなりうっとおしく思えてしまいました。ルックスも芋くさすぎて全然好きじゃなかったです。
こんな奴に絆されるお前がちょろいだろ?って
攻めに思っちゃいました。
もっと西本ろう先生ばりのドロドロな話かと思ったら
まあわりとふつう?の
まあサイコなのは受け?
純粋馬鹿な受けが悪人攻めをほだす話でメロドラマって感じかなあ。。
ご都合主義に運命的な再会とかしても萌えないんですよね、、
どんでん返しでもないし
なぜこんな評価がいいのかちょっとわからないですね、、
ストーリー重視の方に受けている?
私にはしゅみじゃない一択作品でした。
初めて読んだ作家さんでしたが、絵も綺麗だし台詞とモノローグのバランスやテンポも良く、非常に読みやすい作風でした。話の展開はタイトルから読める通り、何でもそつなくこなし人当たりも抜群にいい表紙の好青年が、実は…というもの。そういう展開が大好物なので一も二もなく飛びついた作品でした。
結論からいうと、ストーリーはよくできていたと思うのですが、個人的にはちょっと惜しいかなという感じ。主にどこが引っかかったかというと、まずは井川に対する制裁が甘い点。幼少期の境遇がどうであろうと罪は罪なので、必ずしも制裁でなくても構わないけれど、もう少し井川の心に何かが響く描写が欲しかったかも。最後まで受動的だったのがちょっと残念でした。もう1つは大地が井川をここまで追う理由が、存在しない記憶とでも言うべきか、幼い頃の辛さを自分の中で勝手に井川と共有していることによる点。大地の優しさ、純粋さはよく分かるのですが、動機の現実味としては少し欠けるかなと。
あとはもう、個人的な萌えセンサーの問題です。絵も導入もストライクだったので、これで井川がサイコパス寄りの人間だったら最高だったなぁと。やはり近年は、中盤まではダークな展開でも攻め受け共に根は普通の人間で、徐々に救済に向かっていく作品が多いですね。もちろん、その方が共感されやすいのでしょうけれど。ただ、これはあくまで私個人の好みの問題で、作品に非は一切ありません。2人の人間が素でぶつかって、新しい道に進む物語としては良質な作品だったので、そういう物語を求めている方にはオススメです。
予想以上に、いろんな内容が詰まってました。
三巻くらいに渡ってもおかしくないような内容だったけど、駆け足展開だなーとも思いませんでした。
このお話のまとめ方はお見事です。
そーだなぁ……。
攻めに対して途中で、お前は一度臭い飯でも喰っとけ!!と思いましたが、ちゃんとそうなるんですよね。
で、攻めがこういう人間になってしまった過程も全部描かれていて、すごく理解できる。
(途中の性的虐待描写にギャーとなった。)
だけど、なんでこの攻めに、受けの大地がそこまで心捕らわれてしまったのかわからない。
私からするとそんな男、ほっとけと思ってしまったので。
だけどもう理屈じゃないんですよね。
もう心に刻みこまれてしまったとしか言えないんだと思う。
そこが、あんな男やめとけ!!と言われても「私にはあの人しかいないの‥‥!」とDV男の元へ戻ってしまう女を見ているような気がしました……。
「攻めは大地に出会えて良かったね!!」とは心底思う。
受けに出会えたことが、人生最大の僥倖だと思う。
なんだけど大地側の人間からすると、それでいいのか??と思ってしまうというか。
大地姉からすると、攻めは金輪際会いたくない相手でしょうよ。
罪を償ったとはいえ……。
ちゃんと決別したりするけれど、最終的には「攻めのことが好き!」という心のままに動く大地、かなりのツワモノだなと思いました。
すんごい芯の強さがある子なんだなーとは思うんだけど、前半で攻めに騙され、クラブでも盛られて危機一髪……みたいな危うい状況に陥ってる姿も見ているせいか、この子大丈夫かなぁ?みたいな不安がどうにも拭えません。
二人、どうぞお幸せに!!と両手を上げて祝福できないところが、うーむ……という感じなので萌です。
お久しぶりの九號さん。小説の挿し絵とかも結構色っぽくて好きな作家さんです。集めてた漫画のあの長編のヤクザものは完結したのかな?
羊の皮を着たケモノはまさに表紙のイケメンの事です。想像以上に悪いヤツでした。でもあの環境で生きてきて芯は腐っていないようなのは奇跡的。大地の愛がケモノの心を溶かしたのか。
姉の婚約者が純情な義弟を手籠めにする、みたいな闇BLかと思ったら事件性もあってスリリングありバイオレンスありでジェットコースター式に色々なことが巻き起こり、ラストまでも二転三転するストーリーが楽しめました。女性は受け攻めの毒母親といい、受けの姉も下品で好感持てないし、で結構最低に描かれていました。
弱々しい羊のような容貌の受けが最後はオオカミみたいなワルを堕として自分のものにする強さを持っていたという展開にスカッとしました。
表紙がカッコ良くって、何の前情報も無しに購入。
思ってたんと違うっていう展開でしたが、そこがまたいい意味で裏切られた感があり面白かったです。
攻めや受けのキャラクターは良かったのですが、辰巳が大地を好きって言う感情があまり読み取れなくて、受けの思いの方がだいぶ重く感じられたのが少し残念でした。
辰巳のやった事に比して、天罰的なお仕置きが甘いかなぁっていうのも物足りない部分でした。
まあ肉体的にはかなりザマァ展開でしたが、精神的にもう少しガツンとやって欲しかった気持ちがありました。
BLにしては女性キャラが多めだった気がします。
大地姉も大地友人も始めはちょっと苦手かもと思いましたが、段々馴染んできて案外良いスパイスになっていたかも。
友達の「4年も待って伝えたかったのはさよならだけなの?」っていう問いは、ホントそれ!でした。
ラストも悪い男にハマった女みたいになっちゃってて、大丈夫かこの2人…って不安が残って、スッキリしませんでした。
あとがきで作者さんが、きっと2人は幸せになれるはずって書いてらっしゃるので、信じたいです。
この場合、「大作」は良くも悪くも。
良い点。
もちろん読み応えの部分。ページ数的にも大変なボリューム感で「読む」という行為的にも満足感を得られた。
だが私は悪い面も感じて。
それは、内容の過剰性。
その部分は卵が先か的な問題も孕むが、描きたい内容が溢れ出てページが多くなるのか、尺があるから内容を詰め込んでいくのか。
主人公は、大学生の大地。
姉から紹介された婚約者の井川が余りにも完璧で、疑問を抱く…という冒頭から。
非常に魅力的なツカミで、もう初めから物語に引き込まれる。
読者も井川の優しさに大地と共に包まれ、当初の違和感を忘れて、心にしまいこんで、どんどん信頼感を高めていってしまう。
だが井川は。
…という展開法も非常にスムーズだと感じる。
もちろん、タイトルや表紙絵のイメージから井川には裏がある事は自明だけど、ここは読んでいてもゾクゾクする感覚を感じた。
同時に。
井川の描き方は完璧だとは思う。一方、大地が余りにも単純で、この部分が本作の重みを削いでしまったような気がしている。
思うに。
井川は詐欺師で、姉はお金を取られた。そこだけでも十分だと思うけど、この物語は大地を怪しいクラブに向かわせ、クスリを盛られ、脱がされ縛られ写真を撮られ、まで追加する。
その後、服役あり、決別あり、運命の再会あり、刺傷あり。そしてその合間に井川の「不幸な過去」もあり。
井川は母親との関係性や施設での体験で、女嫌いになった。
大地も似たような状況で女性が苦手。姉の日常のガサツさも強調されている。
本作の所々に「女はイヤな生きもの」的な空気感を感じるね。
2人の恋愛を描くのに、事件や各種マイナス要素が強すぎる、つまりドラマチック過剰と感じた。
一介の大学生だった大地。悪事に遭遇し心も折れ、それでも深く刻み込まれた「井川」という存在。
彼を想い続けることで今や井川を闇から引き上げる「聖母」になった大地…
大地の変化、いや逆に変わらない核。こちらは正のドラマだと思った。
作者様の【放蕩息子と恋の穴】大好きだったので購入しました。
【放蕩息子と恋の穴】とは全然違う雰囲気の作品になっていました。
どちらかというとこちらはシリアスな作品です。
ハピエンはハピエンなのですが途中辛いことが多くて
何より主人公の姉の気持ちを考えてしまうと
これでハピエンでよかったのか…?と思ってしまいました。
姉の気持ちを考えるといつかの未来に弟の彼氏だと紹介された人が
自分の婚約者で納得出来るのだろうか…?と考えてしまいました。
ただ、私は紙で購入したので電子で購入していればまた少し違った感想になるかもしれないです。
(電子は特典として本編の後の話が14ページあるので)
すごく良かったです
姉の恋人を好きになっちゃうお話なんですが、キャラクターの見せ方がすごく上手くて引き込まれました
それにはちゃんと意味があって、とにかくお話がすごく良かった
BLですが、それだけじゃないというか心情描写がとても繊細で良かったです
キャラクター自体はテンプレなんですが、見せ方がとか動きとかすごく引き込まれました
回想シーンではちょいちょい女の人出てきますし、最初は姉の恋人から始まりますし
表紙がすごく目を惹きます
それで選んでも全く後悔しない一冊でした
前半の井川の、優しく、大地を愛おしむ様なイケメンぶりから、急転直下。タイトルと表紙がもはや盛大なネタバレなので。結末は読めてはいるのですが。このジェットコースター的な展開にまんまと乗せられて。ハラハラドキドキ。
大地は、非の打ち所がないイケメン・井川が外面が良いだけの姉の何処が、そんなに気に入って結婚したいのかを訝しんでいた筈なのに。まんまと自分自身がハマってしまう。この男の危なさに気付く隙はあったのに。多分、恋は盲目。井川、もとい辰己にとって、この姉弟を手玉に取るなんて朝飯前だったのだ。
井川と名乗る辰己は、百戦錬磨の結婚詐欺師。大地の姉がコツコツ貯めていた金を搾り取って、行方を眩ませる。それだけで彼は満足するべきだったのに。
ところが大地が泣き寝入りしなかった為に、事件は思わぬ事態を呼び寄せる。大地は、初めての恋に執着したのか。親に捨てられたという同じ境遇の辰己に激しいシンパシーを感じたからか。大地のその一生懸命ぶりに絆されて、辰己は観念する事になる。
割と先の読める、あるあるお涙頂戴的なお話なんですけども。
彼等の真摯な思いと。頭では分かってる筈なのに、心がどうしても動いてしまう、といった様な激しさに。グイグイ引き込まれてしまうんです。
辰己にしたって。大地が同じ様に親に捨てられたとしても、心ある人に引き取られ、育てられたこと。
それ故に真っ直ぐに育ったという事が憎い。激しく嫉妬している。あなた、大地よりずっといい大人なんですよ⁈ っていう。それは多分そうなりたかった自分。クソみたいな地獄から見上げた、一筋の光、温かさ。希望。
自分とはあまりにも違うから、離れたかった、同じ場所にはきっと。いられなかった。
そんな辰己のことを、大地は、『何を思って。何を感じて。どうしてそうなったんだろう。』と考えてばかりいる。
想いは一つなのに。何だかすれ違っている。それがキリキリと胸を締め付けて。息苦しいんです。辰己の悪質な結婚詐欺は、女性性への復讐にも見える。だから女性にも酷く恨まれて。お決まりの、傷害事件を起こしてしまう。
4年後、という年月はいささか早急な気もするけれど。そこまで彼等の未来をふわっとさせないで描き切ってくれた事は嬉しかった。
地味だけれど地に足のついた生活を自分らしく送る大地が、辰己の支えになっている事も嬉しかった。
TVなどで観ていると、結婚詐欺の手口は穴だらけに見えるのだが。辰己がどういうわけか、時間もお金もいちいち掛けているのが。前半にもの凄くページを割いて描写してるのが可笑しかった。だって読み返してみると、それなりにツッコミどこ満載なんですもん。
大地の友人で、大らかで世話焼きの永井さんを、何故女の子にしたんだろうと訝しんでいたんだけど、
ここは、母親だったり、辰己のいた施設の職員の女性が、全て「悪」として描かれているので、中和の意味があったと思うんだけど。違うかな。大地の性格から言って、そこは男の友人でも良かったのになぁ、とは思うんだけど。
BLってば、男同士の愛を語らいたいが為に、女性性を悪く描かれる事もありがち。そこを払拭しておこうと思ったのかなぁなんて。深読みしてしまうのでした。
評価はちょっぴり悩むけど、手に汗した度数を込めて。
ネタバレなしで読んでいただきたいし
そうで無いといけないお話なのでストーリー的なおすすめはできませんが
この作品は多くの人に手にとってもらえる先生の顔の様な作品になると思いました
先生の良さ、らしさ、そして人によっては受け入れられない部分が詰まっていると思います
絵は前作でぐんと飛躍されたところからまたグッと上手くなられて
映画で言うとこの止め画的なシーンが兎に角良いです
お話もセリフの緩急が効いていいのです
BLにエロや可愛らしいロマンティックな恋愛を求めてる方やキャラクターに心情を重ねて見る方は今作は一本の映画を見るつもりで見ることをお勧めします
今回は特にマイナー映画
暗い古い映画館で一人ぽつんと座りスクリーンを見ている感覚で読んでほしいです
受けに拒絶反応が出てしまいました。ストーリーは面白いので、キャラが合えば高評価なんじゃないかと思いますが。
詐欺師とピュア大学生のお話。大地の家庭事情はちょっと複雑ですが、人格形成にそこまで悪影響を及ぼしてないみたいで、愛されて育った子って性格です。なので順調に辰巳に騙されていくんですが、大地は騙されたことに気付いた後も警戒心を身に付けないし自己陶酔して乗り込んでいくし自分を守る知恵がないんです。カモのままで懲りてない。
そのピュアっぷりは四年経っても変わってなくて、ただ真っすぐなままで、辰巳を信じ続けています。それはもうしつこいほどで、「本当のあの人は」って自分は分かってる感出してて怖すぎです。典型的な盲目状態、まだ幻想抱いてるのかとゾワっとします。
大地は汚れない光のような芯を持つと言えるかもしれないけど、それは賢さが無いからこそ保ち続けられる純粋さに見えました。ちょっと紙一重な感じで見るに堪えないです。
辰巳は穢れ無き子供の感情に触れて改心したみたいな心の動きのみで、その先の恋は見えません。番外編の幸せそうな大地には、姉が可哀想って感想しか出てきませんでした。
BLというか、単純に物語が面白い!
ただ甘々なのがお好きな方や、ほんわかしか物語がお好きな方には苦しい場面が多いかもしれません!
また、他の方もおっしゃってますが、数ページだけですが児童への性虐待の場面があるので、苦手な方はあまり無理をされずに…!
互いの感情がブロマンスに近い気がしました。
いや、肉体関係はあるのですが、恋愛なのか、特別なのかと言った感じです。
読み応えがあり、甘さだけじゃ物足りないぜ!という方にはとても良い作品だと思います!
絶対ネタバレを見ずに読んでほしい作品です。
ちるちるの詳細なタグや受け攻めの属性タグもネタバレになりかねないので是非公式のあらすじのみで。もう遅い?
あらすじだけ読むと主人公の姉の婚約者という設定に
浮気や二股、寝取るお話かな?とそういったジャンルは苦手なのでスルーしそうになったのですが
冒頭の数ページで惹き込まれて購入して本当によかったです。
これを読まないのはもったいない…
買ってよかった!!!と声に出ました。
BLは萌えを摂取するために読むことが多いのですが
このお話はBLの中でもというより1冊の作品として読み応えが高く、まるで映画のようなストーリー展開、心理描写、視点、構成に購読後の満足度は約束できます。
何年か後に映画化される気がします。
井川さんのハイパースパダリ力にひれ伏して下さい。井川さんは最高です。かっこいいです。
受けの姉の婚約者が井川さんなんですが、この井川さんがめちゃくちゃカッコイイ...!
受けに対して優しく包み込むように、相談に乗ってくれます。そんな井川さんに少しずつ惹かれていく受け。好きになってはいけない人と思いつつも、お酒の勢いで井川さんと身体を重ねてしまい...!?
と、あらすじではこんなスタートですが、もうボリュームが凄いので最後まで自分の目で読んでいただきたいです。
受けも攻めもどちらもキャラクターが良かった...
特に受けの光属性...!自分の気持ちを伝えようとする姿に胸打たれます。健気な受けは健康に良い。
対して、攻めの井川さんなんですけど、3Kを取り揃えた井川さんは完璧な男です。ダメなとこが1つもありませんね。いや〜井川さん...!!!!井川さん!!!(井川!!)大地くんを一生大事にしてください。
それと、九號先生の作品初読みだったのですが、絵の上手さに衝撃を受けました。デッサン力が100万くらいあります!安心して読める画力は大事。
欲を言えば、この2人がイチャコラするシーンをもっと見たい...。あとがきで「今後立ちはだかる問題も〜」と書いてありましたが!今後!?先生!!その今後は読めたりしますか!?先生〜〜〜!!!!!
普段はネタバレしまくりのレビューしかしてないのですが、この作品に関しては極力ネタバレ無しで...
攻めの井川さんが3K(高身長・高学歴・高収入)取り揃えたいい男なんだ〜!くらいの情報だけで読んで下さい。
後、電子の特典が15Pと大ボリュームな上にぐう萌えるので是非...是非電子で.....!
(このレビュー内容はホントと嘘半々です。)
表紙買いして大正解!
ハードな描写もあり、内容も辛口なストーリーでした。
受けが世間知らずな大学生なんだけど、だからこそ攻めを闇から導ける、光の道みたいなものを感じます。
救済のお話でした。
面白かった。久々に神をつけます。
電子では本編後の話が14ページあり、これは単行本に入れなきゃまずいのでは?ページの都合でカットされたの?ってくらい必要な後日談なので、ぜひ電子で読むことをおすすめします。
電子では294ページもあり、読み応えがあって超お得です。
「ケモノ」に悪い位の悪人ではありますが、極悪人ではありません。途中でさらりと生い立ちが説明され、それじゃこんな大人になっても仕方ないかな・・という背景もあります。
コンパクトにまとまったというのは、話が小話だ、という事ではなくボリュームのある漫画になる可能性もあるのに設定やら背景が考えつくされている感じで無駄なページが無く1冊になっているという感想です。凄いなと思いました。
受けはさえない大学生設定ですけれど、本当は凄いポテンシャルを持っており、それを導き出す(受けを好きな)大学生の女の子がこれまた素晴らしい。
アクがありそうな悪い男の話が読みたくて購入。
表紙イメージ通りのなかなかの悪い男でした!(爆)
九號さんの作品は初読みです。
購入前にあらすじ確認したら
「姉の婚約者」って書いてあるじゃあないですか…!
これってどう転がっても平和解決出来ない関係では…。
遺恨残るよね?どう収集つけるの??ハピエンなの??
そして表紙から漂う裏表と腹黒感。
(↑これに関してはタイトルが既にネタバレw)
試し読みしてみたら胡散臭さしかない光景が広がる広がる(ФωФ)
えーと……、
このお話はネタバレなしが良いと思うので以下ご注意。
(細かい部分は書いてないつもりだけどワンクッション)
(児童虐待が地雷の方はご注意下さい)
(少ないページ数だけど私は抉られた…;;)
余談ですが、電子特典は15Pもありました♪
本編では語られなかった攻め視点の後日談になっていて、
個人的に1番の胸キュンは特典部分だったことを書き添えておきます(﹡´◡`﹡ )萌
さてさて。
姉の婚約者が魔性の男だとどこか感じながらも、
どうにもこうにも惹かれてしまう受け。
連絡先を交換し、何度も会い、高揚する気持ちが抑えられません。
しかしある日、一夜をともにしてしまい…。
攻めは"君ともう会わない、姉とも別れる"と言います。
受けは姉への罪悪感に苛まれながらも諦めきれなくてーーーと展開します。
個人的な感想として、攻めに関しては想定内でした。
けれど展開される側面が違っていたのがすごく良かった…!
タイトルにもあるように攻めには表と裏の顔があります。
もちろん裏は隠しておきたいので序盤は表の顔のみ。
けれど語る言葉が全て嘘ではないんですね(;ω;)
受けに本当のことを話したのは境遇が同じだったから。
同じ辛い経験をした者同士だからこそ痛みを理解し、ポロリと零したのかと思うと…ウウウ。
しかし根本の境遇は同じでも、歩んだ人生は真逆だった。
BがLするというより救済のお話だったように思えました。
受けは誰にも言えずにいた心の奥底を攻めにそっと優しく撫でて貰えた。
攻めは受けが持つ真っ当な光と執着によって、自分を諦めるのを止めた。
なんかね~~~~~もうね~~~~(;ω;)
なんて言っていいんでしょうか。難しい。
同じ傷を舐め合うんじゃないんですよ。
どう生きるか、どう前を向くか、どう寄り添うか。
出会ったことで過去より未来を見る。グッときました。
わかりやすいラブ的要素は薄めかな。
(すっごいわかりにくいところにはあるにはある)
(恋人すっ飛ばして家族になりそうな予感すらある)
まぁでも愛し方を知らないのが悪い男たる所以。
不器用と考えたらキュンキュンするではないか…!
心の中に存在しても「愛してる」や「好き」と表すことを理解してなさそう。
なのでね。彼なりの愛し方が電子特典で読めたのは胸キュンでした(﹡´◡`﹡ )
(そーいえば彼等の関係をお姉さんは知らないままだよね…。どうなるのか気になる&怖い)