屍と花嫁

shikabane to hanayome

屍と花嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神75
  • 萌×230
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

63

レビュー数
21
得点
518
評価数
120
平均
4.4 / 5
神率
62.5%
著者
赤河左岸 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799754047

あらすじ

この広い屋敷の中で――たった二人の兄弟だった。

凄惨な後継争いの末、当主となった弟の婚礼がおごそかに執り行われた。
花嫁の顔は厚いベールで誰からも隠され、「顔のない奥様」と噂されている。
初夜に愛しあう花嫁の顔は、死んだはずの異母兄の顔をしていた。

表題作屍と花嫁

ジン,大きな屋敷の新しい当主
雹華(黄 麗),ジンの新妻

その他の収録作品

  • 蓮の花が咲く頃
  • あとがき

レビュー投稿数21

弟の行動力に拍手

 互いへの想いを拗らせた兄弟は大好物なので、掴みはばっちりな作品でした。赤河先生のストーリー構成力の高さが光っていましたね。洋風な世界観の方が得意なのかなと思っていましたが、中華風なタッチも素敵でした。兄への想いを遂げるため、強引にでも事を進めようと行動し続けた弟。弟への想いから自分は身を引こうと決意し消えようとしたものの、気付いたら弟の手中にいた兄。そこにファンタジー要素があるとは予想していなかったので少し驚きましたが、お互いを真っ直ぐに想い続けた兄弟の生き方、それぞれの選択は十分に共感できるものでした。

1

ぐはぁ…っ(好き

執着。このレベルの執着を待っていたんです!!
しかもただの執着じゃないんですよね
レベルの違う、ガチの執着。もう病気!
いままでの狂った執着とは違う狂いかたです
でもそれくらい愛の重い作品が読みたかったんです!
そして、なんといっても兄弟設定。やばすぎ
マジものの兄弟じゃないところがより2人の愛を深めてた
さらに、世界観好きすぎた…
なんじゃこりゃ、読んでたらえ?え!?えぇ!?!?最高!ってな感じで忙しい
続きが早く知りたすぎてでも終わってほしくなくてハラハラドキドキしながら読むことができました

語彙力皆無ですが、久しぶりに大好きな作品に出会えました
とにかく現実味のない話ですが、世界観設定がしっかりあるので全く問題なし。
その世界観の中での執着なので全く不自然さなし。攻めも受けもあまり顔に出さないし本当に2人しか知らないし2人だけ。秘密の愛を覗き見てるかんじになって萌えた。

他のレビューにありますが、

仲良くしましょうか

がパワーワードすぎてご馳走さまでした

4

世界観に酔いしれる

ネタバレ無しでお読み頂きたい作品です。

会話や描写に違和感という伏線がチラホラ見えてくる。
終盤、謎が解き明かされた時、作品によっては
「なるほどなー。ふーん。」で終わることも。
しかし、この作品は
「あーー。そうかぁーー。なるほどなー。」
と、しばらくこの世界観に浸っていました。


激しいエロはありませんがストーリー重視派にはたまらない1冊ではないでしょうか?
花窓や衣装など画面の隅々まで丁寧に作られた結果、表紙も含めて素晴らしい世界観ができたように思います。
今後、こういう作品がもっと増えれば良いな。

※個人的に気になったのは
「仲良くしましょうか」ってセリフ
本来イチャコラするための言葉ではないのに
あんな風に言われると逆にエロく感じてしまう…不思議。

6

最高......

赤河左岸先生の物語が大好きなので、ひいき目が入っているとは思いますが、今作も最高でした...

物語の素晴らしさはもちろんなんですが、個人的に一番興奮したのは、裏表紙のジンとリィの肌影の色。
生きているジンの肌はオレンジがかり、リィの肌は灰色で血の気がない。
物語を最後まで読み、興奮状態のまま裏表紙を見たときの感動といったら!

異母兄弟の背徳感があるお話ではあるのですが、2人がお互いに思う気持ちはピュア。
こういうお話だと、どこか罪悪感を感じてしまうことがあるのですが、そういう気持ちになることはありませんでした。

弟が兄を生かしていて、死ぬときは一緒。
2人にとっての最高のハッピーエンドをぜひ見届けてください。

6

表紙の紅が意味するものは

まずこの表紙、美しすぎて溜息ものです。赤河先生の過去作、「荒野の果てでバカンスを」の際も表紙に一目惚れしたのですが私の好みと性癖にずどーーん!!と先生の作品は刺さります。そしてストーリー展開もなぜなぜなぜ?!と追いたくなるので毎回結末には驚かされます。読み終わって「屍と花嫁」この題名がすべてだなぁと感嘆してしまいました。

一つだけ寂しいのが赤河先生、Twitterなどやられてないので新作のお知らせなどアンテナを張り巡らせないと中々キャッチできないんですよね。絶対に取りこぼしたくないので必死です。

9

共に生きていくという事

美麗な絵で綴られた中華ファンタジーです。

跡目を争う、腹違いの兄弟二人。
弟の結婚式の日に起こった毒殺事件の1年後、生き残ったが顔を失った花嫁との結婚式が改めて行われた。


ネタバレしたくないから、何もかけないけど、時間を超えて共に生きるお話にはすごく弱いの。
赤河先生の前のコミックスに入っていた「果ての荒野でバカンスを」では越えられなかった時間に泣かされちゃったけど、この作品は大丈夫。
完全無欠で無敵のハッピーエンドです。

12

私にとっては完全無欠のハッピーエンド

こんな雰囲気を耽美、というのでしょうか。
ともかく美しさが際立つファンタジーでした。

物語の舞台は中華世界。
とある大きな屋敷で当主の座を巡る兄弟の後継争いの末に
命を奪われた兄と、毒を盛られて倒れた弟の花嫁。
事件から一年後、回復するも毒のせいで顔が爛れ、
人前ではベールで顔を隠しているという花嫁。
けれど、そのベールの下の花嫁の顔は
当主・ジンの死んだ兄・リィのもので…。

兄と同じ顔をした花嫁。
花嫁を「愛している」と言う癖にその名前すら曖昧なジン。
花嫁の胸に残る大きな傷痕とその正体。
弟と兄の関係はー。

散りばめられる幾つもの謎の答えを知りたくて
無心にページをめくりました。
仄暗さと幻想が入り混じったまるで映画のような
ストーリーにどんどん引き込まれていきました。

誰からも愛されなかった自分を愛してくれた
ただ一人の兄に対するジンの暗い情念が怖いのと同時に、
どんな形であっても兄を傍に置いておきたかったという
まるで子供のような無垢で残酷な執念を思うと
胸が締め付けられるようでした。

不思議と兄弟同士という禁忌を犯した彼らへの嫌悪感はありません。
この二人の前では情欲すらも美化されてしまうのか。
あるいは彼らの周囲の者たちが抱く汚い思惑に比べれば、
兄弟たちの純粋な愛の方が遥かに美しく映るからなのかもしれません。

最初は婚姻を受け容れたジンへの疑問があったものの、
そこには理由があり、この兄弟は最初から最後まで一貫して
互いのことしか見えていなかったんだなぁと
その愛の深さを思い知りました。

ラストのリィの道士への
「殭屍はどうやったら死ねるのか」という
問いの答えに涙腺が緩んでしまいました。
一度はジンを置いていってしまったリィでしたが、
今度こそ、最期の瞬間まで共にいられるんだ、と。

愛する者の命を弄り、化物として生まれ変わらせ、
兄弟で愛し合い、家を捨てる。
人によってはそんな結末をハッピーエンドとは
言わないのかもしれません。
だけど、個人的には故郷を失おうと、人でなくなろうと、
愛する二人が共に生き、共に死ねるなら、
これ以上のハッピーエンドはないと思っています。

だから、二人の行き着いた結末は私にとっては
完全無欠のハッピーエンドなのです。

本編後に後日談を描いた描き下ろしが収録されていますが、
全てを失ったにもかかわらず、幸せそうに微笑みあう二人に
この描き下ろしで本当に物語は完結するのだと思いました。

10

おそろしいけど美しい

読み終わって電子なのでスマホを置いて天井を仰いで思わず「すごいなあ」と呟きました。
その後もいい意味でのぞわついた感覚が抜けなくて「すごい」としか言えない。
語彙力失うくらいの良質な作品に出会えて良かったなあ、と思います。

家柄問題で確執のあったとされるリィとジンの兄弟関係。
一年前の婚礼時の事件。
顔の爛れた花嫁。
不穏要素が折り重なる仄暗い雰囲気の中、与えられる情報から登場人物の関係を読み解こうと思っても序盤は分からないことだらけで煙に巻かれているような不思議な感覚。

そして、少しずつ見えてくる真相。
わたしの身体変ですかと花嫁が口にした言葉やジンが口でした時に読み手として感じた違和感その他諸々とが全て繋がる事実には歪だけど揺らぐことのないジンとリィのお互いへの深い愛情を感じさせられます。
『屍と花嫁』というタイトルが見事に作品の冠と礎となっていて素晴らしかった。

リィの心臓となったジン。
ひとつとなったふたりは今度こそ最後の最期まで共に過ごしていける。
おそろしいけど美しい愛の物語。
本編ラストのジンとリィの穏やかな表情が印象的で、描き下ろしでのふたりのやりとりにじーんと胸が熱くなりました。

8

孤独なジンが欲しかったもの 補記あり

裕福な家、多分中国あたりのどこか。
正妻母子と当主の愛人の子供が同居する大きな邸宅
父親が目をかけるのは、弟のジン、ジンの母は、父が本当に愛した人、
ジン母子は、何度も正妻に毒殺を仕掛けられ、ジンの母は死亡。
毒を盛られたジンを、正妻の子・リィが見舞う。
・・二人の交流は、周囲が許さない。
壁越しに会話をする兄弟。ジンは、兄の優しさだけを頼りに生きている。

弟のジンの婚約式で、ジンの婚約者と、義兄・リィが毒酒を飲み、兄は死亡。
その後、ジンは婚礼を挙げ、歯が尖ったジンの嫁が、記憶を取り戻して訪れる悲劇。

アンソロジーのテーマは「孤独なモンスタ―」
思い出したのは、テンテンちゃん。 殭屍(キョンシー)って、額に護符を貼ってるもんだと思ってた。

「果ての荒野でバカンスを」では、恋人の情報を搭載したAIが生前の恋人の代わり。
この作品は、キョンシー(肉人形)で恋しい人の復元を謀っている。
愛の執念を形にすると、こんな風なのかも。
読後の余韻が深いです。

---補記
▶著者サイト:修正中のようだけど、メモ。
tw @akagawa_sagan  ← 試験用に2021/9月から公開。
https://www.pixiv.net/users/36995200
akagawasagan.tumblr.com ← 告知用はTumblr 

▶表紙に添えられた詩に意味がある。https://bit.ly/2We7p5V 
「衣带渐宽终不悔,为伊消得人憔悴」 出典:柳永「蝶戀花」 
  要約、この身が滅びようとも、この恋に悔いは無い。 
「在天願作比翼鳥,在地願爲連理枝」 出典:白居易「長恨歌」
  要約、私とあなたは共に生きる二つで一つ。
 
感想:教養深い作品だった。

6

凄く好きな作品だけども

神評価しかないレビューの中で萌2を付けてレビューするのにとても緊張しています。

赤河左岸先生の作品を読むのは「羽化」に次いで二作目になります。といってもまだ三冊しか出てないんですよね。「羽化」は個人的に絵が不安定なのと、設定に引っかかる事があってそれ程萌えられなかったんです。
なのでそちらに比べると設定も面白かったし、良く練られたストーリーだと思いました。

終盤まで誰が一番の悪人かが分からなかったのも見事だったし、リィの記憶が混濁した理由もとても切なくて、家に縛られた兄と弟の愛が哀しくてとても美しいとさえ思いました。
なので特にラストの二人の選択も凄く良かったです。
エロが少なく読ませてくれるBLが大好きな私には、カバー表紙の美しさとともにとても好みな作品でした。

でも神にするほど萌えられたかというと違うんです。読んでて何処かで冷静な自分が居るので、これはもう好みの問題なんだと思いました。

3

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