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好きな人と一緒にいられたらそれだけで幸せ
subako no oujisama
上巻から止まらず一気に読んでしまいました…‼︎
浅桐さんが別格の存在なのは分かるんですが、青柳くんも十分に可愛らしい顔立ちなのに(ノンケの浅桐さんが最終的に可愛くてたまらんくなってる肌に)あんなにも過去のセフレ達に対して惨めな想いをしなくてはいけなかったのが、『ゲイであったから』という、セクシャルマイノリティの根幹的な問題にも関わらず、創作では避けられがちな描写がしっかりされていて、そのリアリティさがのめり込んで読めた大きなポイントだったと思います。
なのでどうしても卑屈にはなってしまっているけども、青柳くんの天性の優しさゆえそこが全然嫌な感じにならなくて彼の可愛いところにちゃんと(?)なっていました。
丁寧な積み重ねで、ノンケの浅桐さんが最終的に青柳くんのことをあれだけ大事に想えるようになったのもしっかり共感できます。
凄く優しく可愛い作品でした。
優しい絵柄や登場人物にうっとり、
面白いストーリーにドップリでした。
普段リーマンものは食指が動かないのですが、出会えてよかったです。
本当に素敵な作品でした。
青柳くんの憧れの浅桐さん。
王子様間違いないです、コマが眩い。
美しいだけでなく、
優しくて天然で可愛らしい。
凹む青柳くんを励ますために
自分の秘密を差し出すくだりが
とーーーっても面白かったです。
始終、青柳くんが王子様の幸せを願って尽くすのが、とても切なくいじらしかったです。
2人がすれ違うシーンは胸が締めつけられました。
お兄さんグッジョブ!からの
晴れて結ばれて青柳くんの
「何があっても俺が幸せにしてみせる」って決意
かっこよかったです。
最後浅桐さんの涙、互いの救済だったことに胸アツです。
浅桐さんの生立ちを知ってから読み返すと、更に味わいが深まり、無限に読めます。
お互いに大事にされて末長く幸せに。
読了後に多幸感に包まれる作品でした。
追記
カバー下にとんでもなくハッピーな
描き下ろし発見しました。。。!
尊いです
気づいてよかったです(^^)
巣箱の王子様っていう謎のタイトルから始まり、上下巻の長さ…これは期待できると即購入しましたが、最高の作品です。ずっと定期的に読み返しては感動しています。
笑えるのに泣ける、ちょっとリアリティのあるシリアスな話もあり、この2人が惹かれ合う経緯が最高です。
ドラマCD化でも他の媒体でも見たい聞きたいと思わせる作品です。ここ数年の作品の中で一番この作品が好きです。作者さん、どうか続きをください。
上巻に引き続き扉絵がとってもかわいい。
目次ページの配色もメインカラーと揃いのようになっていて素敵!
さて、BLに誤解・思い込み・すれ違いはつきものとはいえ、作中での青柳くんの暴走っぷりに少々ハラハラとしてしまったのですが…
なんだかんだとすれ違いながらも、お互いへの気持ちが自覚していたよりもさらに大きく育っていく姿に、早く素直になって話し合って!ともどかしさでいっぱいになりました。
この辺りの展開はやや長尺だったかなーと感じなくもないのですけれど、だからこそ後の展開がドンと効いてくる。
恋愛未満ばかりだった切ない過去を思えば、青柳くんがネガティブになってしまうのも理解が出来るものです。
そこに王子様こと浅桐が嘘のないやさしい言葉で青柳くんの心に柔らかく寄り添っていくんですね。
こちらの作品、上下巻ともにセリフのチョイスと会話のシーンがすごく良かったなあ。
どれもシンプルな言葉でありながら、感情がしっかりと乗っていてストンと胸に落ちてくるものばかりで好きです。
素直で誠実で、でもどことなくぽやっとしたかわいらしさのある浅桐が口にするストレートな言葉の破壊力ったら。
なんだか下巻は終始攻めの浅桐がツボで仕方がありませんでした。
なんてじわじわ萌えがつのる人なんだ。
青柳くんが思い描いているほど完璧なみんなの王子様ではなくて、強くもなくちょっと臆病で、気を抜くとすぐに部屋を汚部屋にしてしまう不器用でかわいらしい普通の人だったのがこれまた良かったところでして。
いつか王子様がなんて有名な楽曲がありますが、攻め視点の巻末ショートを読むと今作は「いつか(きみの)王子様に」がぴったりな言葉かなと思います。
愛情深そうな彼はこれからもずっと1人を愛し続けるでしょう。
とびきりの笑顔に癒される素敵な作品でした!
上巻で二人の心が繋がっていくのを優しく可愛く丁寧に描いてくれたのが、すごくすごく好きだったので……正直こんな風に酔った勢いで襲っちゃうなんて残念と、最初は思ったんですが。
でも何か、許せてしまった。だって、青柳の残念な恋愛観から始まって、王子への欲や期待が芽生えては打ち消して葛藤してきたことも、それでも心から王子のことを想って尽くしてきたことも、ずっと見てきたんだから。
浅ましくても卑しくても、ズルくても弱くても、仕方ないじゃん……人間だもの。
それに、王子の方からも返して来てるんだから。ほっぺにちゅーからの「可愛いね」が、あまりにも王子らしくて破壊力が強かった……! ほんとに可愛かったしね、青柳くん。
相手の心を深く考える二人の優しさが、一歩踏み外したら悪い方へ悪い方へ転がって、すれ違うのが切ない。すれ違いまくってるのに、どこまでも優しい。優しいのに、そこに青柳の恋愛への卑屈さが掛け合わされると、王子の心を切り刻んでしまうのが痛々しかった。らしくなく言葉を荒らげる王子、もっと怒ってもいいぐらいなのに、半端に呑み込んでしまうのがまた青柳を追い込んでしまう。優しさがここまでお互いを傷つけることがあるなんて。
辛い展開が続くなかで、ちょっと笑わせてくれるのも好きでした。二人して木の影から覗いてるとか何なんだ、吹いちゃったよ。可愛いがすぎる。
眠れる巣箱の王子様がやっと自ら目を醒ましたんだから、兄の登場は無くてもよかったんでは?という気もしないではないけど、兄が面白かったからまあよし。いろんなことが一気に解決したし。
大切な人を守るため闘おうと(傘で殺ろうと…)するの、さすが王子様。
気持ちを通わせることができてからは、元々が素直な二人だから、これでもかというぐらい好き好き可愛い言ってましたが。
これからも、突拍子もないすれ違い漫才を繰り広げていくんだろうな。それで誤解がとけたらイチャイチャして。いつまでも幸せに。
私は「王子」呼びが結構気に入ってるんだけど、恋人になったらどうなるのかな?と気になってたから、最後にちょっと触れてくれて、自分的にすごく腑に落ちて良かったです。
王子の部屋に、アヒルちゃん?みたいなものが増殖してたのが気になった……嬉しそうにル○バに乗っけてる王子が目に浮かぶなあ。
世の中はこんなにも多様性やハラスメント禁止など高々に謳いあげていても、ゲイが生きにくいのは言うまでもないが、無精子症の男性もまた生きにくい世の中だと痛感させられた社会派問題作でした。
お話の二人はとても可愛くてほんわか男子達なのに。
自分が子供ができにくい体か普通かなんて分からないけど、あえて子供が作れない男性と結婚する勇気は正直自分にはない。結婚して、不妊治療後判明したら話は別だけど。
この主人公たちのよう好き同士の二人がいつまでも幸せに暮らせる世の中になれるといいな。と思いました。
上巻はふわふわしててちょっと苦い展開だったのが下巻にやっとくっついて甘々追加。
下巻も読み応えのある内容でした。
2人ともこれまで散々悩んできた2人なのでこれからは仲睦まじくお部屋のお掃除頑張ってほしい。
王子が青柳くんを可愛いって思うたびに良かったねー青柳くん!って気持ちになりました。
青柳くんが自分のことなんて誰も好きになるわけがないって思ってしまって諦めてるのが切ない……。それにしても掃除スキルが素晴らしいw 王子の過去のショックも計り知れないだろうなぁ...
そしてあんなことに……!なかなか本音を話し合えないところに現れた救世主よかった!お互いがいてほんとに良かったね
泣けて泣けて。
読み終わった今、どこがどうだったとか具体的に言えないのですが。
良い人と良い人がすれ違っちゃって、悲しくて悲しくて。
でもすれ違うのも無理もないというか…。
誰も悪くはない。ただ話をしなくて青柳が暴走はしてしまったけど。
本当は自分はどうしたいか?
それを見つけて叶えるのは大変ですよね(泣)
つい目を背けて逃げがちですが(私も)
誰でもいいことなくなったね!君じゃなきゃダメみたいだよ!青柳。
浅桐もやっと自発的に掴んだね!
ご機嫌な二人の顔がニコちゃんマークみたいで可愛いです。
君だけの王子になるのも悪くないよ♡
もうどこがどうでだからこうでとか考えるの無理!心が動いたから神で。
上下巻、まとめてレビュー。
作家さん買いです。
秋平さんの作品を上下巻で読むことができて、まずは幸せ!
キラッキラのイケメンエリート浅桐さんを「心の王子様」と崇めている青柳くん。
青柳くん、かわいかったなぁ。
なんていうか、全編通して存在そのものが癒し。
だから、ノンケの浅桐さんが青柳くんを選んだ理由がつべこべ言わなくてもわかる。
なんでこんないい子が、粗末な扱いを受けていたのかしら……
過去の男たちを成敗したいわ。
ほわほわコミカルなテイストだけど、浅桐さんのゴミ屋敷化に至った残酷な理由と「好きな人と結ばれたら、青柳くんはどうしたいの?」という問いに対するシンプルな青柳くんの答えがガッチリ組み合わさって、浅桐さん!青柳くんと出会って良かったねぇ!!という気持ちでいっぱいになります。
「青柳くんじゃなきゃだめ」ってのが無理なく本当にその通りだと思える。
ほんと青柳くんいい子。
残された写真と共に過去のことを打ち明けてもらった時も「残っていて良かったですね」と心の底から言えて、そして「俺の存在も浅桐さんの一部になれるのだろうか この先会えなくなっても‥‥」というモノローグなんか、いじらしすぎて泣ける。
攻めの浅桐さんもナイスでしたねぇ。
休日のノホホンとした姿のメガネ浅桐さんにも萌えたし、ポンコツなところも萌える。好き。
そして書き下ろしの攻め視点が最高でした。
顔しか取り柄がないと思うに至ってしまった王子様の悲哀と、そして怯え。
愛が滾りすぎるがあまり、青柳くんはいつか他の男に目移りする日が来るのでは……と無駄に苦悩する王子様。
(永遠にそんな日は来ないに決まってるのに!)
こういう攻め、大好きなので読んでてニマニマが止まらなかったです。