僕らの群青

bokura no gunjo

僕らの群青
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神215
  • 萌×291
  • 萌39
  • 中立10
  • しゅみじゃない9

106

レビュー数
38
得点
1566
評価数
364
平均
4.4 / 5
神率
59.1%
著者
秋平しろ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784813030836

あらすじ

同性が恋愛対象の木ノ下は、ある日、担任の青木に呼び出される。出会いを求めて赤裸々なブログをしていたのが、よりにもよって生真面目な青木にバレてしまった。男子校に入っても恋人なんて簡単にはできないのに。ブログを削除するよう言われ納得がいかない木ノ下だったけれど、あることを思いつく! ブログをやめる条件として、青木に恋人になるよう迫って…!?

表題作僕らの群青

青木誠也,高校の担任,生物教員
木ノ下佑真,17歳,高校2年生

その他の収録作品

  • 僕らの夏休み(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:漫画「「ぜんぜん大丈夫じゃない話」「青木画伯」

レビュー投稿数38

主人公のセリフにホロリ。

2015年の刊行。

「どうして俺ホ〇なんだろう」のセリフに、涙しました。
2015年の記憶は朧気ですが、そこまで多様性が受け入れられてない時代のお話だったっけ?? と切なくなりました。
令和、そういう方面にはだいぶ良き時代となってきましたね。


しかし男子校だったからとか、主人公が木ノ下だったからこそとか。様々な要因が重なってゲイであることが、周囲にも受けいれられていた、木ノ下自身が思うよりも温かい世界だったんだなあと分かるお話でした。(唐突に物語の終盤展開に触れるまりあげは)

先生と生徒。

秋平先生が描くと、やはりエモい。

そして、妙なえちさとかはなく瑞々しい。


ことの始まりは、刺激的な姿をアップしたブログサイトを担任に削除するように指摘されたことから。

だったら先生が俺の恋人になってよ、と取り引きをし、条件付きで承諾される。


健全なるお付き合いが始まったわけですが、そこに年の離れた先生の妹が絡んできたり、先生の同僚で付き合っているんじゃないかと噂の女教師が絡んできたり、、、


1つひとつのエピソードを経るたびに、2人の心の距離が近づき、お互いが言葉には現せないけれど、なんとなくなくてはならない存在となっていく過程に胸の奥のほうがキュっとなるエモさを感じました。


最後の最後まで、一応一線越えずに終了したのに、それでも満足感がある読了感を得られたのは、ストーリーがしっかりしているからでしょうか。


個人的に秋平先生の作品は、どの作品を読んでも心がグッと惹き付けられています。
好き!

0

青木先生の魅力と、高校生の青春の甘酸っぱさと

秋平先生の新刊「巣箱の王子様」がとてもとてもとても!良くて既刊をおさらいしたくなり、こちらを再読。先生2冊目のコミックスです。

秋平先生の作品の中では『青とジェント』が一番好きなんですが、こちらも大好きな作品の一つです◎

先生×生徒。高校生の木ノ下は、エッチな写真をブログにアップしていたことが担任の青木にバレ、呼び出されてしまいます。
そこでブログをやめる代わりに、ゲイで出会いが求めにくい自分の恋人になるよう条件を出してー

というお話です。

真面目な担任教師・青木先生が、もうめちゃめちゃいい!

”形だけのカレシ”になってよ、と頼んでくる木ノ下に、最初に「デートをしたり 性的なことも絶対にしないということですか?」って確認して、ちゃんと先生としての節度をわきまえてるところが◎

結局木ノ下に押し切られて「部屋デートのみ、週3回までOK」になるのですが…家に上げちゃだめじゃないか、と思うんだけど、なぜかこの作品は許せる。なぜなのかは自分でも分かりません;なんか、全然嫌な気分にならないんですよね。

顔は綺麗だけど筋肉はない、さほど興味もなかった青木先生の私的な面が見えて来るにつれ、木ノ下くんがどんどん惹かれていくのが分かってキュンとします。

先生の妹がいいキャラしてて好き!なんだかんだ木ノ下と相性良さようでキャピキャピ(に見える)してるのも可愛い。

そしてブログがバレる事件(犯人許すまじ)の際、親友が木ノ下くんにかけた言葉がまた良くて。刺さりました。
「女が好きか男が好きかで 今までの全部(の思い出とかが) 覆ったりすんの?」って。

青春の甘酸っぱさ(だけでなく、苦さも)感じさせてくれる可愛くて素敵なお話でした✨

1

タイトル「群青」の意味を考える

あったかい〜…沁みるぅ…。
素敵な物語に多幸感で満たされています。
キス止まりだとしても、その愛情表現こそが今の2人にとって最上で最高であることは、読めば分かります。とても美しく幸せなキスに、胸の高鳴りが止みません。


高校生の木下は自分のゲイバレブログが担任の青木に知れることになり、青木に期間限定のカレシになって欲しいとお願いすることから物語がスタートします。
木之下にとっては青木が初めての「カレシ」。嬉しくて何度も青木の家に遊びに行ったりと、秘密の恋人関係を楽しんでいます。

舞い上がる木之下が可愛い(^ ^)
青木をタイプじゃないと言っていたけど、毎日・毎度青木にキュンとし好き度が増していくのが萌えも萌えです。今まで先生としてしか見ていなかった相手が「カレシ」となると、そりゃ意識するようになっていきますよね^ ^

学校での知らなかった先生。
家での知らない先生。
青木と共有する時間のどれもこれもが木之下の淡い恋心をくすぐるのです。まさにアオハル…青春!


作者さんがなぜ「群青」と付けたのか考えてみたんです。
木之下の恋の相手が同級生だったら、アオハルのイメージで「青」としたと思うんですよね。教師と生徒の秘密の恋物語だったから、群青にしたのかなと考えてしまいました。淡い恋のイメージには群青の方がしっくりくるし、青木との秘めた関係と、しっとりとした大人の雰囲気が合わさって「群青」なのかなと。

季節は夏。青空の下で虹のシャワーを作る青木先生が素敵でした。青木の名前にも「青」の文字が入っていて、何かと青に繋がるメッセージを付けているのも、群青の理由かも知れませんね。

2人の想いが通じ合うまでに問題もあったけど、その切なさや悲しさを混ぜるとやっぱり晴れやかな青よりは、深みのある群青にした方がこの作品には似合います。

どこまでも深い深海の色。2人の想いの深さを表しているようでピッタリ。青木の心の変化も、木之下の心の変化も、すごく魅力的に描かれていました。お互いに惹かれあっていく過程が大好きです。

青木が木之下の気持ちにちゃんと向き合っていたのが良かった。木之下のゲイバレしたときもそうだけどら茶化さずにきちんと正面から受け止めている青木が最高にカッコいい。先生としても、1人の人間としてもイケメンな人柄に私も惚れそう。


欲を言えば、卒業後も見てみたかったな。多分卒業後は今よりもっと堂々と付き合って、手とか繋ぎ合ったりしてデートしている2人の姿が思い浮かびます(´∀`)

はぁーーー…幸せな物語に癒されました♡

0

爽やか

彼氏欲しさに危ういことをしてしまった木ノ下。好奇心旺盛なお年頃だしブログを消すのももっとゴネるかと思いきや、青木とちゃっかり「仮彼氏」の約束を取り付けたあとはきちんと約束を守る。そんな風にきちんと線引きが出来るところがすごく良いなと思いました。
何にでも一生懸命だけどある部分では一歩引いてそれを見ている、大人な一面が見えるのも良かったです。

青木はいつも変わらぬテンションなのだけど、無愛想なわけでも関心がないわけでもなく。静かだけどきちんと木ノ下のことを考えてくれていて、こんな先生いたら最高だなとしみじみ思いました。

禁断の関係なのに背徳感はなく、むしろ爽やかなお話なのです。そんなところに秋平先生らしさを感じることができました。
何度読んでも新鮮に面白いなと感じる作品でした。

2

ぴゅあ〜でみずみずしい

高校教師と生徒モノだけど、禁断的だったりモヤるところがなく、ぴゅあ〜に駆け抜けた感がすごい。良かったです。

木ノ下が素直でかわいらしい所があり、青木先生をだんだん好きになって自覚する場面に萌え〜。

青木先生も真面目でお堅いけど、嫌な感じではなく、オフは素だし、木ノ下とちゃんと向き合いながらも、教師としての一線は崩さない。好感持てるし、木ノ下が好きになるのがわかる。

ま、木ノ下が青木先生に懐いて、あんだけハグしたら、そりゃ好きになっちゃうよね、と思うわけですがw
でも、告白したり、応えたりは本気で好きにならないとできない2人だから、それまでのやりとり、距離の縮まり方が自然で引き込まれました。

DKの青春とかキラキラって、私はたまに作品によっては不自然に感じたり、小っ恥ずかしくなることがあるのですが、本作はそういうの一切なかった。
木ノ下の素直さまっすぐさがかわいかったし、青木先生のテンション低いながらも誠実で木ノ下を好きになる気持ちが伝わってきたので。

いや〜みずみずしい心洗われる読後感で満足でございます。ありがとうございます。

0

BEST OF 先生攻めに躍り出た

「トワイライトアンダーグラウンド」や「青とジェント」に大いに萌えさせていただいた秋平しろ先生の既刊を漁っています。

こちらも非常〜に萌えました!
先生×生徒のお話で、攻めの青木先生がっ!
素敵過ぎてっ!
「青とジェント」のレビューにも書いた気がしますが、歳の差のある年上攻めは紳士が良いですね。
こちらの青木先生もとても紳士。
ちょっと影もあり、素敵さを際立たせているのです。
こんな先生が担任なら学校行くのがサイコーに楽しみだろうな〜。

青木先生と形だけとは言え付き合う事になって、学校以外の顔を知ってどんどんハマっていく木ノ下。
共感しかない。
今まであまり気にも留めてなかったのに、キラキラして見えちゃう…それが恋なんだなぁ。

物語内ではまだ高校生なので、お預けで終わってます。
先生と生徒じゃなくなった2人が見たいなぁ。
木ノ下がイケイケで襲う感じ?いや案外先生が…妄想が捗ります。

3

NoTitle

好きな作家さんですが何か足りないという印象。

少女漫画ぽい展開の中にあるリアリティが先生の良さだと思うのですが、
DKがこういう事言って教師がこう答えたら萌えるよね?的な大ざっぱさを感じました。

ただ佑真と学友のエピソードは良かったです、ある事情から学校を抜け出して途方に暮れていた佑真に「お前が男が好きかどうかで俺に親切にしてくれた事実が変わるのか?」と電話で言う場面が。

後女教師の行動が理解出来ません。

0

文句なし神!!!

良い!!すごく良い話だった!!!
秋平先生は心情描写というか、人物の感情に引き込むのが上手いですよね。
木ノ下の性格や先生の話し方、あと絵柄も相まって全体がほんわかした雰囲気なんだけど、
所々で苦しくなったり感情を揺さぶられます。

特に先生の告白シーンなんかは木ノ下くんの強がり?がもう心に染みて。。思わず涙です。

エロ描写はないんだけど、作品のタイプ的になくて正解◎
先生が木ノ下くんの誘惑にも負けず、モラルを守り通すのも好印象でした!
個人的には伊藤が直接木ノ下くんに謝ってないことがモヤモヤしてますけど、ずるい大人ってこうよねってリアルに描かれてて良かったかも。学校辞めたしね。

作中で描写されていなかった心配事としては、先生の妹ちゃんのことがあるんだけど…
でも木ノ下くんとも仲良くなってたし、心広そうだし、きっと分かり合えるでしょう。

清々しい気持ちになりました。幸せ感じます。
これは文句なしで神です!!

2

木ノ下くん、早く大人になってくださいね♡

いろいろなBLを読んでいるうちに、自分には「地雷」が多いのではないかと思うようになりました。
その一つが「先生(教授)と生徒の恋愛」です。なぜダメなのか自分でもわかりませんが…。
だから、この作品を読むのは避けていました。
でも、秋平先生の『トワイライト・アンダーグラウンド』シリーズが良かったので、こちらも読ませていただきました。
結論としましては、とても良かったです。
私みたいに「先生と生徒」の設定が苦手な方にもおすすめします。
『トワイライト・アンダーグラウンド』の設定も個人的なトラウマがあり避けていたのですが、読んでみたら同じく良かったので、秋平先生の作品は自分の好みなのだと思いました。

高校の担任教師 青木先生と高校2年生でゲイの木ノ下くんがお付き合いするお話。

優しくて大人で真面目で丁寧でイケメンの青木先生が本当に素敵です♡
青木先生に萌える方は多いのでは?
木ノ下くんが青木先生に恋をしてしまうのは必然でしょう。
むしろ、他の男子生徒も先生を好きな人いるんじゃないですか?

木ノ下くんは素直でCuteなのですが、ちょっと幼いかな?
でも、高校生だから性欲はすごい(笑)
個人的な願いとしては、木ノ下くんは先生と付き合っているからこそ、勉強を頑張っていい大学に進学して欲しい!

青木先生の過去はせつなくなりましたが、木ノ下くんのカレーをきっかけに、妹(友香ちゃん)と距離が縮まって嬉しくなりました。
青木先生の涙にジーンとしました。木ノ下くんはナイスアシストでしたね。

青木先生を好きな伊藤先生(女性)が、青木先生を木ノ下くんに取られたくないために、教師として最低のことをしてしまいます。
伊藤先生の気持ちはわかるけれど、だから何をしてもいいわけではありません。
人として許されない行為ですよね。しかも、木ノ下くんはブログを退会したので、もう画像は見れないはず。それを印刷出来たのは、画像を保存していたってことです。
何かのために保険で残していたのでしょう。性格が悪いです。

そんな伊藤先生の許されない行為から、いたたまれず学校を飛び出した木ノ下くん。
木ノ下くんは最初は青木先生だと誤解します。
のちに冷静になり、青木先生ではないと確信します。
ここで、木ノ下くんのお友達がいい人たちであることがわかり安心しました。
学校の環境によっては、いじめ性暴力に発展する可能性もありましね。
むしろ、BLではゲイとばれるといじめや性暴力に発展する設定の方が多いです。

青木先生と木ノ下くんの告白シーンはドキドキしました。
木ノ下くんの泣き顔に青木先生もキュンキュンとしたでしょう。
だって、木ノ下くんは「生徒で未成年で学校や法律条例等の壁がある」のに、キスしちゃいましたから!
でも、最後まではしませんよ~。
いろいろと我慢できない木ノ下くんが先生を途中まで襲いますが(笑)
木ノ下くん、ちょっと焦りすぎだよ(汗)
って言うか、先生はそこでよく止まれたね?!

最後は2人で青木先生の先祖(お母様)のお墓参りに行きます。
木ノ下くんが大人になる日が早く来るといいですね。

描き下ろしの『僕らの夏休み』では、青木先生の可愛い前髪が見れます。

今まで避けていた設定だったのに、逆に好きな作品になったのは、秋平先生の世界観に自分が溶け込めたのもあったとは思いますが、青木先生が大人として教育者として一線を越えなかったのが大きいと思います。
世の中、いろんな「一線」がありますが、超えることより超えないことの方が難しいと思います。

キラキラでほんわかしていて、でもドキドキする2人の恋。
今後の2人も読みたいなと思える作品です。

1

教師と生徒

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:

〖紙媒体〗
未読

0

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