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gomiyashiki no kamakurasan
色んなところで作品名を拝見したので読ませていただきました!
「ゴミ屋敷」という日常生活に起こりうるテーマが中心になっているので、スッと世界観に入っていけました。
「ゴミ屋敷を掃除する」という大きな目標のもと、ゴミ屋敷の住人である受けさんと同じアパートに住む攻めくんが距離を縮めていきます。
テーマが絞られているからこそ、2人の周りで起こる事件の描写は最小限。その分、2人の関係性の進展を丁寧かつ自然に描いているのが印象的でした。
最後には「救済BL」に相応しい心温まる展開もあり、ゆっくりしたいお休みにぴったりの作品でした✨
from REDさんの作品だし、表紙が綺麗だしタイトルも面白そう、評判になってた気もするしと気になっていたので購入。
仕事のストレスで心の病気から引きこもり汚部屋住人になってしまった鎌倉さんと、たまたまお隣さんだった世話焼き青年荒井くんのお話。
上司がパワハラで鎌倉さんは悪くないのか、鎌倉さん自体も仕事が出来ない人なのかちょっとわからなかった。荒井くんはかつて引きこもりの弟を理解出来なくてひどい言葉を浴びせてしまった事を後悔していて鎌倉さんと弟を重ねて見ている感じがあった。弟への罪滅ぼしを代わりにしているというか。
これだけのページ数使ってこんだけの内容かぁと薄く感じてしまいました。
BLに持ち込むのも強引さが感じられた。
鎌倉さんがゲイってわかりにくい。(エネマグラ持ってるからってイコールゲイではない。異性愛者の男性でも前立腺の快感好きな人はいる)
トイレで自慰してる荒井くんをうっかり見てしまって、自分が居候してるから自由にする時間取れない事とトイレを不用意に開けてしまったお詫びに手コキをしてあげるんだけど、これもおかしな申し出だよ。普通男性が男性に手コキして欲しいなんて思わないはずだよ。
違和感と物足りなさがある作品だったので、ごめんなさい、私の評価は低いです。
シーモアで購入
白抜き修正
ゴミ屋敷になっている鎌倉の部屋を新井と一緒に片付けていく救済BLです。
ゴミを片付けていく中で二人の距離が段々と近付いていくところが良かったです。
しかし、新井や鎌倉の抱えているトラウマを意外とあっさり克服してしまうので、追い詰められるほど抱え込んでいた割には簡単に解決できてしまうんだなと拍子抜けしてしまいました。
ebookは白抜き修正でした。
鎌倉の家から大人の玩具が発見されて、新井がそれに興奮しちゃったりしますが、二人ともゲイなのかはよく分からないままでした。
扱われている題材にしては、問題を解決していく過程はさらっと流れていった印象です。
それぞれが自分自身で問題を解決してしまったので、2人の間で繰り広げられる心情描写はあっさりだったかなと思いました。
ただ、鎌倉さんが心を壊していく過程は生々しくて...
結構苦しかったです。これはトラウマのある人は、読むのが辛くなるのではないかなと。
この部分を薄目でみたら、受けを優しく救済していく物語でした。
受けが未来へ一歩進み、攻めは自分の罪悪感を和らげることができた。
2人が出会ったからこその展開ではあったので、そこは楽しめました。
鎌倉さんが、安心して蕩けた顔になった部分は、本当に良かったと思います。
題材も人物も現代社会で本当にありそう、いそう、と思いました。
とてもつらい目にあってきた2人が偶然、同じアパートに暮らし、知り合って、ちょっとづつ様子を見ながら関係を作っていきます。
その中心にあるのがタイトルにあるゴミ屋敷、実際はゴミで埋まった部屋、です。
最初のころはなかなかに気まずい2人ですが、大家さんとの約束でゴミ屋敷を片付けなければならない、ご近所さん、ということで、物理的に距離が近いままなのがいいなと思います。
最初は心の距離はかなり遠いですが、物理的な距離は一定のまま、環境が変わらないので、2人の心の距離、関係が深まっていく様子が伺えわかりやすかったです。
それぞれの過去の苦しみ、きつい体験の詳細に多く触れることなく、またお互いに深く触れないところもいいとなと思いました。
そのため、きつい題材であるけれど、読んでいて苦しく悲しくなることなく、2人のやりとりを見守るような気持ちで読み進めることができ、優しい気持ちで読み終えることができました。
初めて買った作家さんでしたが、絵柄がきれいでお話がおもしろく、次の作品が出たら買わせていただこうと思います。
雑誌の救済BL特集で、こちらの作品が心の救済がテーマだと紹介されていたので、興味が湧き読んでみるました。タイトルに「ゴミ屋敷」とあるので、リアルに悲惨な部屋があって……なんて事を想像しながら読んだのですが、鎌倉さんが長髪でやつれている様子ではあるけど、そこまで汚い描写はなかったので、不快な感じはしませんでした。もし、そういう不潔な表現を見たくないと思って敬遠している方でも問題なく読めると思います。
ゴミ屋敷になってる鎌倉さんの部屋の下の階に引っ越してきた荒井君が、大家さんにとやかく言われている鎌倉さんを見かねて、家の片付けを手伝ってくれる事になります。
この大家さんですが、かなり嫌な感じで出てきます。私はこの大家さんは、アパート経営者と言うよりは、世間一般の人が感じている「ゴミ屋敷に住む住人」に対する偏見を表現した人なんじゃないかと思いました。普通に、偏見が酷くてコンプライアンスに引っかかるレベルの人でした。
会社でパワハラを受けて心に傷を受けている鎌倉さんに、大家さんの言葉はさらに追い打ちをかけます。
しかし、そんな鎌倉さんを荒井君が救おうとする理由を語ります。荒井君にも心の傷があったんですね。
荒井君が後悔している過去の話を聞くと、荒井さんは少しずつ変わっていきます。ます、自分から部屋を掃除終わらせて、買い物に行きキチンと服を来て、髪はまとめて。鎌倉さん、美人になっていきます。
2人で避けていた過去の事と少しずつ向き合って、心が晴れてくるのと同時に2人の恋愛も進んでいきます。髪をまとめた鎌倉さんは素敵でしたが、荒井君もデートで髪を整えて、ちょっとだけおしゃれして雰囲気変わる姿がキュンとします。そして、食事のあと、荒井さんの部屋で鎌倉さんから、キスする場面はドキドキしました。
ラストで鎌倉さんが仕事決まりそうと言って2人で喜んで抱き合うシーンの鎌倉さんの顔が最高に幸せに溢れていて、可愛い表情でした。
家が綺麗になっていくにつれて、心も浄化されていく様子が心地よかったです。心が弱っている人の気持ちを理解するには、やはり同じ様に心の傷を持った人なんだなぁと。心の親和性をこの2人を見ていると感じました。全然タイプは違う人なのに、それでも、お互いをよく見ていて、相手がちょっとだけ前に進めると、それを追いかける様に自分も同じ様に進んで状況を改善していく様子が、後半とても良かったです。
こちらがデビュー作との事で、これからも注目していきたい作家さんです。
鎌倉くんの表情が1話と最終話で明らかに違って、でもその変化がお話に描かれているから、髪型すら違うのにしっかり同一人物なのがすごい。絵が安定してお上手で、作画に安心感があった。デビュー作とは思えない落ち着き具合…from REDでのデビューの方はそういう作品多い印象ある。
最近、"良い人"ばかり出てくるノーストレスな漫画が多いところ(創作物に優しくされたいときには、これはこれで良い)、管理人みたいな人も出してくるところにも好感。部屋から追い出すことは法的に難しいだろうけど。
一方で元職場の先輩はぬるい退場だった。まぁ鎌倉さんがスッキリするためにもあまり極悪人ではいけない。
デビュー作とは思えない… もっと早く読むべきでした。
ストーリー重視で、重たい内容でもまだ優しさを残しつつ、
その絶妙なラインを綺麗に歩んでいく感じが非常に良かったです。
ヘビー&どす黒いものも大好物なんですが、これはこれで満足。
絵柄も素敵でした。鎌倉さんが美人すぎ!!
♦ ネタバレ ♦
慌ててコンビニでゴムを買って帰る荒井くんと、
ベッドの上でちょこんと照れながら待っている鎌倉さんの姿---
もおおおキュンキュンが止まりませんでした (>w<)♡
そんな可愛い表情で見つめられたら間違えなく襲いますよ!
いつか先生の上下巻BLとかが読んでみたいです。
職場のストレスで体ぶっ壊した者からすると読んでいて辛かったです。
救済の物語でしたが、どうにも攻めの人物像が掴めず、読んでいて辛い共感から救われることはありませんでした。
唯一、アニメイト有償特典の小冊子だけはほっこりしました。本編後に必読ですね。本編は全く癒されませんでしたが小冊子でようやく救われた気がします。何故描き下ろしに入れなかったのでしょう…特典は読まないままの人も多いので残念です。
2023/12/29 読了
商業デビューおめでとうございます。
とある二次創作を書いていらしているころからの作者のファンです。
商業が出ますと発表されたときはビビりました。
この方は韓国人の方です。(ご本人が書く、韓国人の日本語文字がとてもかわいいですので、注意して見てみるといいと思います。)
ストーリーは、会社でやらかしてしまい鬱で引きこもってしまい、お風呂にも入らずごみ屋敷に住んでいる鎌倉さん(受け)が攻めのご近所さんに出会い、近所のよしみでおうちの掃除を一緒にするところから始まります。
お互い昔にトラウマや後悔があり、二人が出会って掃除をすることで、過去のことを清算し乗り越えることができる、そしてお互いが惹かれあう切ないいいお話です。
エッチなところはたいしてありません。
えちえち重視ではなく完全にストーリー重視です。
せつなめでハッピーエンドなお話を求めている方に良いかと思います。
******
二次創作のほうの漫画が、大変心情描写やそもそものストーリーなど
二次創作元の作品の特性上そこまで深く構成を考えられるところではない
(※妄想力が試される…というか)にもかかわらず、感情移入がえげつないくらいで
そのジャンルはその方のおかげではまっているといっても過言ではない感じです。
それくらいあくるジョーさんは漫画を描くセンスと才能を感じます。
今後の商業活動、並びに某二次創作の活動を応援します。
作家買いです。
大型犬っぽい年下攻め×社会に適合し切れなかったお話冒頭は病みきってる年上社会人。
現実でも腐るほどありそうなモラハラ上司からの叱咤につい本音を口にしてしまった受け。そのため退職する形に、そして、タイトル通りの心が病んでしまったことで育ててしまったゴミの部屋。ゴミ屋敷。
そこに陽な攻めが一緒にお掃除してくれることになって段々惹かれ合うんだけど、ストーリー重視な方かつ美人系の年上受け好きな方とか本当おすすめです!
上司とのトラブルで仕事を辞めて引きこもり、
ふと気付けば自宅がゴミ屋敷と化していた鎌倉。
ある日、ひょんなことからアパートの隣人・荒井と出会い、
強引でお節介な彼の手によって汚部屋から連れ出されることに。
タイトルの通り、ゴミ屋敷の住人・鎌倉が主人公なわけですが、
彼の救済ストーリーと見せかけて、実は過去に葛藤を抱えた荒井もまた
鎌倉の存在によって救われる相互救済の物語でした。
はじまりこそじめっとした重ためなトーンでしたが、
荒井の根っからの明るさに照らされてゆくように全体に
少しずつあたたかさや優しさが沁みわたってゆきました。
二人の間に流れる空気感は基本ほのぼのとしているものの、
時折嫉妬や性欲など生っぽい感情が垣間見える部分があってよかった。
ただの善人、ただの引きこもり、とい固有名詞におさまらず、
意外な一面が見えることで人としての味わいが深まってゆきました。
その一例として、エッチに関しては自分から誘ったり、リードしたり、
予想外に積極的な鎌倉が色っぽかったです。
荒井もこんな善良ワンコな顔をしていざそのときになってみれば、
激しかったりと、見かけによらない部分にこそ人としての魅力って
感じられるものですよね。
「ゴミ屋敷」が話題になって久しいですが、まさかこれをテーマにしたBLが出るなんて!
いや〜〜とっても良かった…なんでこれもっと早く読まなかったんだろう。。発売直後に読めばよかったなと思いました(まだ発売から2週間ぐらいですが)。
部屋がゴミ屋敷に至るまでの事情・鎌倉さんの心情や、二人の関係が変わるきっかけとなった攻めの部屋での出来事など、とても自然な流れで描かれていて共感でき、夢中になって一気に読みました。
会社でのパワハラに耐えかね、上司に暴言を吐き退職→ゴミ屋敷に引きこもるようになってしまった鎌倉さん。
あの日偶然野球ボールに窓ガラスを割られ、攻めが気付いて部屋に来てくれて良かった。。と、鎌倉さんと一緒に喜びをじんわり噛み締めました。
実は攻め自身も弟との関係にトラウマを抱えていて、鎌倉さんと出会い深く関わっていくことで自分の後悔と向き合うことができ、結果的に救われていくんですよね。
一方的に甘やかされて助けられて…ではなく(そんなスパダリも大好きですけども!)、互いに必要とし合い、助け合っている関係が尊いなあ…と思いました。
攻めが「部屋が綺麗になったお祝いにいいところを予約するから、また会って」と誘い鎌倉さんのOKをもらった後、一人でこっそりイエス!と拳を握っているのが可愛かった◎
あと鎌倉さんのビジュアルがとても好きです。。リーマン時代もいいけど黒髪長髪がものすごーく似合っててセクシーでときめきました。
お人好しな年下の隣人×パワハラに逆ギレして仕事を辞めて以来、引きこもりで自宅がゴミ屋敷になってしまった受け。
受けの家の窓にボールが投げ込まれ、窓ガラスが割れてしまったことで、下に住む攻めが、受けの家のゴミ屋敷掃除を手伝うことになり、次第に心の距離が近づき、受けが引きこもり人生から脱却し、やり直そうとするお話。
実はこのお話、攻めもある意味受けに救済されていて、どちらの未来も明るくなる結末で本当によかったです。
絵も綺麗なので、重い展開をそこまで重くなく美しく魅せてくれたような気がしました。
やり直しが成功してよかったねえ(すぐキャラの親戚的ポジションに行きたがるまりあげは)
そして、紙本の少冊子の最後に出てくる隣人さんのセリフに、思わず口元が綻んでしまったのは私だけじゃないですよね??
そういえば受けは髪が長いんだけど、リーマン時代の短髪のビジュアルも好みなんだよね。あのヴァージョンで攻めとイチャイチャしてるのも見たかったなあ (←おい)!
めちゃくちゃ好きです。
Xでたまたま流れてきた試し読みをみて、「これは好きなやつ!」と某メイトに直行しちゃいました。
鎌倉さんがかわいすぎます~~!
パワハラ上司のせいで気力がなくなって人間不信になり、ごみ屋敷を生成してしまった鎌倉さんが荒井くんと出会って、優しさに触れて恋愛を始める、まるで不健康な猫がふくふくになっていくのを見ているような充足感があります。
元気になっても恥ずかしがりやで控えめなところがあるのがまた可愛いです。
絵柄もとても素敵です。
特に鎌倉さんの髪質が、
パワハラされ期のパサパサな感じ、
ごみ屋敷期のお風呂入ってないゴワゴワと変な艶と毛束感がある感じ、
元気になってきて綺麗な艶が出てくる感じ、
と描き分けられているような感じがして、丁寧だなと思いました。
また、ツヤツヤテカテカピッチピチ、みたいな感じではなく、何とも品があって色っぽい体つきがたまらなかったです。
本編ではエロ少なめだったんですが、特典の小冊子でしっかり描いてくださっているので満足です!
欲を言うなら前後巻くらいでご飯を食べるシーンなどの衣食住を楽しむところや二人がくっつくまでをもっとじっくり見たかったかも
総じてあるくジョー先生最高でした!
次回作があれば絶対買います!
上司からの理不尽な扱いに耐えて一生懸命働いていたけれど、ある時ぷつりと糸が切れ我慢の限界をむかえて社会から離脱した鎌倉。
何の気力もないまま過ごしていたら住んでいたアパートの部屋も"ゴミ屋敷"になってしまって…という、わりと衝撃的なところから始まるお話でした。
大家さんや荒井をぶっきらぼうな言葉で突っぱねる鎌倉の態度が、わざと他人を遠ざけようしている気がして切なかったし、会ったばかりなのにズイズイ踏み込んでいく荒井の得体のしれなさも妙に気になって。
このふたりがどんな関係になっていくのか?という部分を見守りたい気持ちにさせてくれるような掴みになっていたなと思いました。
一緒に部屋を掃除することを決めたあと、鎌倉が本当は良識のある人だということや荒井自身も良い人なのは伝わってきたけれど。
普通だったらそこまで親身にならないであろうという行動なだけに、荒井の真意はどこにあるのかわからず…
そんな先の読めない展開にもすごく引き込まれました。
部屋が綺麗になっていくにつれてふたりの気持ちにも変化があったり、謎だった荒井の親切の真相がわかっていったり。
読み手が気になっているところが順を追って明かされるので、最後までモヤモヤすることなく読むとができて。
ふたりが自然に惹かれ合っていく様子も微笑ましく、これまでのことを思い返して笑い合うシーンが本当に素敵でめちゃくちゃ好きでした。
なかなか特殊な出会い方をしたふたりですが、同じ気持ちに辿り着いた先の日々がずっと幸せであってほしいなと願わずにはいられないような、とても素敵なお話でした。
なかなかBLを読んでいて目にする事のないワードが入ったタイトルが気になりました
着眼点がおもしろいですね
そして余り身近ではないけれどNewsやテレビの番組なんかでも扱われる事があるから、何となくありそうな所も訴求力を感じ、吸い寄せられました
お話しも明らかに救済されるんだろうな、と分かる鎌倉さんの惨状から始まります
寧ろ、救われてくれないとツライ程の始まり…
そんなどん底の鎌倉さんを救済する事となる荒井くんの登場〜
分かり易いキャラを冒頭で見せておきながらそんなに簡単な一方的な救済ストーリーではない運び方にも面白さを感じました
鎌倉さんはもぅ隠したり繕ったりする事に疲れてしまい自暴自棄
荒井くんはいい人全開と思わせておいて(実際超絶いい人だけど)それだけではなさそうな所が気になります
荒井くんのような世話焼きキャラって結構メンタル的にもぶっとい柱的な存在で描かれる事が多い様な気がしています(私が読んでいるものがそうなのかも?)が、この荒井くんは今迄の世話焼きキャラとはちょっと違う感じが余計興味を持って見守ります
多分荒井くんが鎌倉さんよりも年下という年齢設定もこの絶対的な世話焼きキャラとのズレを可能にしてくれて、尚且つそこを彼の人間味として映し出してくれた気がします
おもしろい切り口、分かり易いキャラと奥深さのあるキャラの起こす化学反応、見所がぼやけずに描かれ切っているのが読み易さでもあり、同時に少しの刺激不足にもなっている感じはしました
総じて安定した良作だな、と思える読後は落ち着いてレビューを書きたくなるような気持ちになれます(*´∀`*)
素敵な人達に出会える作品でした
これは面白い切り口ですね。
ゴミ屋敷部屋レスキューが心のレスキューに繋がる温かいストーリー。世話好きの隣人(厳密にいうと上下階)と掃除が縁で恋に発展していく流れは、初々しさやピュアさがギュギュッと詰まっていました。
つい最近ゴミ部屋の片付け番組を観ていたので、タイムリー!と思いながら手に取りました。(汚部屋掃除番組好きなんです^ ^)
鎌倉は生粋の汚部屋住人じゃないので、キッカケさえあれば上手く掃除が出来ることは何となく予想済み。彼の場合、片付けスイッチが入ったのは隣人の荒井との関わりが大きく、彼と心を通わせるうちに部屋も心も浄化されていく…っていう展開です。
フツー、窓ガラスが割れたのを発見したくらいでここまで世話するか?って感じの"良い人"荒井ですが、彼もまた彼で心に抱えているものがあるんですよね。
鎌倉の部屋を掃除するっていう作業が、隣人関係から恋愛感情を抱く対象にまで発展するくらい2人の距離を縮めていくのですが、それと同時に、トラウマの過去を払拭する救済行動に繋がっているのことが胸をアツくさせました。
荒井と鎌倉のお互いを意識したドキドキ感が、なんと控えめでウブなこと。特に荒井は慎重派で、鎌倉への想いをぶつけられない焦ったいところがあります。掃除のときはイケイケゴーゴーだったのに、恋愛方面となると奥手なようですが、でもそのギャップがまたいいんだ^ ^♪
荒井がひよったことで、鎌倉の積極的なところが見れたのは結果オーライというべきでしょう!
鎌倉のアプローチ……すごく良かった〜。
鎌倉の色気と相まってすごく素敵なシーンでした。
表情やキャラクター性も良く、しっとり目のお話にマッチしていたし、作品から溢れ出る独特な空気感が好みでした。
妙に色っぽい鎌倉の醸し出すオーラはクセになる(笑)彼が過去にどんな恋愛をしてきたか気になりました。
過去もそうだけど、2人がお付き合いをしたその後のエピソードを読んでみたいなぁ。
いつか読めたら良いなと思います。
タイトルが妙に気になるタイトルで試し読みしてみました。
苦手な絵柄ではなかったので新規開拓も有りかなという感じで軽い気持ちで購入しました。
デビュー作品なのに有償小冊子付きだなんて期待されているんだなーと思いつつ。
ゴミ屋敷、といってもマンションの一室なのですがまず臭い、臭うというワードが登場します。
確かにゴミ屋敷なら臭いはず。
でも絵からは臭そうには到底思えません。
荒井が言っていたように一応分別ゴミ袋にまとめているからなのか。
或いはゴミをあまりリアルに描くと女性読者にはウケが悪いのか?
その辺りが私には気になりました。
救済BLものは私はかなり好きな方で今回も確かにお互いを救い合っていたんだなと自覚しあってエンドでした。
ただなんとなく全体的にライト、あっさり薄味。
それは絵に対しても思いました。
お上手なんですけど。
最近いつも思うのがネット上で話題評判になるコミックはこういう感じ。
私はネット上で公開されているコミックを読むことがあまりない人で、こうして紙になって初めて読む事が多いので余計感じるのでしょうか。
偏見でしょと言われてしまうかも。
お上手な背景アシさんがまだいないから手が回らないんだとかでしょうか。
荒井くんのとにかく優しいところが、暴言を言葉に出してしまうまですさみきった鎌倉の心の氷を溶かした事実はこちらにちゃんと伝わりました。
そして小冊子も内容がラブラブで充実していたので☆☆☆☆寄りの☆☆☆で。
お楽しみにしてた1冊やっと紙で発売です
新規開拓で電子単話徘徊してたときにタイトルノックアウト喰らったんですよ
いやはや 諦めずに待ってよかった ←見つけたの先々月ですけど
タイトルだけで買っているのであらすじも試し読みもしてないんですが はじめましてなのにビックリするほど読みやすいし 何が起きているのかの現状把握もしやすかったな
魅せ方がお上手なんだろうな
視線の動かしかた 表情 咄嗟にだせない声に 不満気味な態度 全部キモチが表れてるというか
うううん 出だし数ページで虜です
正直 怖いもの知らずだな と呆れる部分はあるんです
あるんだけど 社会に傷つきそれ以上に日々希薄になり失われていったものを取り戻していく過程にイヤミがなさすぎて 淡々とその日を過ごすふたりの時間の穏やかさが目に沁みるというか
Σ なのにッ
いやさ うちも誰もトイレ鍵かけないけどさ
しかも電気も滅多につけないから ドア開けた瞬間中に何者かが潜んでるとえらい騒ぎになる事もしばしば
なのでその状況を 見てはいけないものくらいですんでよかったではないか と鼻吹かされながら思いもしましたが ある意味別のお掃除フレンドに移行したのがね
ブラボーーーッ
現代社会いつどこで誰が襲われてもおかしくない問題の二枚看板で攻めてくれるのはいいんだけど 大家の言いぐさや突然の過去との遭遇に胸くその悪いもはずっと残るし 逆にイヤミや今さらな言い訳にこいつらだけが報われてんじゃね?と 大家と先輩とやらに腹が立ってくる
ただ やっぱり見せ場がきちんと決まってて そこだけはモヤらせないってのがほんといいッ!
ハァァァ 短い中で救われるものは少なかったし物足りなさはあるけど 1番大事な事だけは報われたのでね
てか このふたりのガッツいてるようで淡白で 痛んでそうでふんわりなののおかげなのかな ほんとよかったのよ
あぁぁん また気になる作家さまが増えてしまったのね あたし Orz
SNSで流れてきて、お試しで読んだら、ナニコレー!めっちゃ良い!となりまして。続きが読みたいと思ってお買い上げしました。
今作品がデビュー作なんでしょうか?おめでとうございます。
会社で上司とトラブルになり、そのまま退職、以降部屋はゴミだらけで何もする気が起きずに怠惰な日々を過ごしている鎌倉さん。彼の部屋が気になった(匂いとか)荒井くんが声をかけたことから二人の関係は始まりー。
というお話。
絵柄もストーリーもすごく淡々としている、っていうのかな。
あっさりした感じ。
異世界にトリップすることも、アラブの石油王に見初められることも、アイドルに求婚されることもなく、ごくごく普通の人をクローズアップして描いたような、どこにでもいそうな、そんな作品です。
が、それが良い。
精神的に落ち着いていたら、あるいは人によってはやり過ごせるトラブルも、その時々によって追い込まれてしまう。誰にでも起こりえることを軸に、人の優しさとか愛情を描き切った良作でした。
鎌倉さんも、上司が「彼」では無かったら。
周囲の人が、もう少し彼に寄り添ってくれたら。
あるいはまだリーマンとしてあの会社に働いていたかもしれない。誰にでもありそうなバックボーンだけに、読んでいて心に何かがサクッと刺さった気がしました。
鎌倉さんに声をかけた荒井くんも。
お人好しで、優しくて、そんな彼にも実は抱えるものがあって。
人は一人では生きていけないのだと。
そっと寄り添う人がいてくれたなら、人は強くなれるんだなあとしみじみ感じました。荒井くんと鎌倉さん。心の中にぽっかりと空いた穴に、あるいはギザギザとささくれだった心の隙間に、二人がお互いにぴったりと嵌ったんだね。劇的な何かがあったわけではないけれど、すっと心に入り込んだ。
荒井くんが鎌倉さんの部屋を片付けているときに「とあるもの」を見つけたことで彼の中のエロのスイッチが入ってしまうのですが、これがまた良い。絵的にエロいわけじゃないのに、じわじわエロくない?鎌倉さんのあんな姿やこんな姿を、きっと彼は妄想してしまったんだろうな、と。読み手の妄想を上手にかきたてる。その魅せ方がお上手です。
個人的にはですね、あるく先生の描かれたリーマン姿に萌え撃ち抜かれました。鎌倉さん、そして彼の先輩リーマン。
スーツ、セットされた髪型。カッコよ!
なんとなく草臥れた、精神的に追い詰められている風なのがエロくていい。最後に就職が決まりそう…、な鎌倉さんのスーツ姿が拝みたかった…!
次回作も楽しみに待っていようと思います。
しっとりとエロい。
絵柄も整っていて綺麗。
アパートの上下階に住んでる攻めと受け。上の階の窓が割れていることに気づいた攻めが訪れ、掃除の手伝いをしているときにエネマグラを見つけてから受けを意識し始めちゃう。
絵柄の効果もあって静かな空気なのに、妙にドキドキしてくる色気がある。
会社に誘ってくれた先輩が途中で出てくるんですけど、その人と身体の関係があったらな〜って妄想してしまった。まあ先輩とそんなことはないです。
カテゴリ分けを重要視してないと思うけど、ノンケ×ゲイだと嬉しい。
連載中から読んでいました。デビュー作ですね。
ゴミ屋敷というかゴミ部屋の住人が受けの鎌倉さん。上司のパワハラに疲れて退職して引きこもり中。ある時下の階の荒井くん(攻)がやってきて、一緒に部屋の掃除をすることに…というお話。
荒井くんが4歳年下。今どき珍しい世話焼きのいい人。見ず知らずの鎌倉さんをしばらく居候させたり、掃除を手伝ったり。鎌倉さんも困惑しながらも、荒井くんの優しさに徐々に冷えた心が溶けていく様子で、打ち解けていきます。
荒井くんがあることをきっかけに、鎌倉さんを意識するようになったり、荒井くんの過去のエピソードが出てきたり、鎌倉さんが前職の先輩と再会したりと、お話が進んでいくのですが…。
うーん、どうもエピソードにパンチがないというか…描き方があっさりしているというか…。それなりに面白く読みましたが、私にはあまり心に響くものがありませんでした。
例えば、荒井くんが弟に言ったセリフが出てこないとか、弟の顔が描かれないとか、各エピソードの描き方が少々薄い感じがするからかもしれません。
先輩も鎌倉さんとちょっといい仲だったとか、関係性がもう少し深い方が面白かったんじゃないかな。
二人の初めてのキスシーンは、ちょっと可愛くてよかったです。濡れ場の描き方も綺麗ですね。
絵柄やキャラデザも結構好きです。すっきりしていて綺麗。
本日発売日ですが評価伸びてきてますね。
自分にはあまり合わなくて残念でした。
今後の作品に期待したいです。
タイトルから、苦手な闇系か、
思いっきりコミカルなやつかな。
と、最初は全然違う想像をしてたんですけど。
これは実話のコミカライズなの⁇
と、思うくらい
肌で感じるリアルさに感動しながら
見守るような気分で読んでいました。
それぞれに抱える背景が
彼らの発する言葉や、反応する動きからも
伝わってきて、胸を打たれました。
そこから、ちょっとした奇跡みたいな
偶然が重なって迎えるラストは
2人へのギフトって感じで
読んでるこちらもしあわせにしてくれる
すてきなお話でした。
初めてBL出された作家さんなのかな
背景がよく分からないんですけど
とっても良かったです〜❤︎
良い意味できちんとした暗さのある作品でした。
陰鬱とした感じすらあります。
ポップな引きこもりではなく
こんなふうな人が現実にも結構本当にいるかもしれないし、その場合これくらいの陰鬱とした闇は抱えてるだろうなあと思います。
不登校時代の自分と重ねたりもしました(自分語りすみません)
隣人の荒井さんに出会って引きこもりを脱却出来る話☆のような軽い感じではなく
救済BLと仰ってる方がいらっしゃいますがまさにその通りと思いました。
落ち着いたゆったりとした時間を感じる、大人向けのBLです。
ゴミ屋敷の鎌倉さん。
どんなお話なのか?と、非常に印象的なタイトルに惹かれたのですが、現在の日本のあちこちでももしかしたら「あるかもしれない」が描かれた、フィクションなのだけれどちょっぴりリアルなお話でした。
トーンとしては暗め。でもほんのりとあたたかみも感じる作品です。私はすごく好きでした。
ストレス社会日本なんて言葉がありますね。
仕事・家庭・学校…と、毎日様々な場所で嫌でも人と関わって生きていく私たち。
それぞれ性格も個性も異なる人間ばかりですから、どうにも合わない人もいれば、職場や学校が自分にとって辛い環境である人だっていることでしょう。
最高に充実した毎日を送っている人もいれば、もうだめだと吐き出せないストレスを抱えて苦しい日々を送っている人だっている。
職場でギリギリのところまで踏ん張って、踏ん張って、耐えて頑張りすぎてしまったけれど、いつしか心の中のコップからどろどろとした水が溢れて空っぽになってしまった鎌倉さん。
汚くて臭い。足の踏み場がないほどのゴミだらけの部屋。
鎌倉さんのゴミ屋敷は、溜め込んでいたストレスと頑張りすぎた心の中身だと思うんです。まだ気力があった時はきっと分別をしていたのではないかな。
そんな鎌倉さんをひょんなことから半ば強引に部屋から連れ出したのは、同じアパートに住む荒井くん。
彼との出逢いは鎌倉さんにとっては救いであり、荒井くんにとっては自分が過去に言ってしまったことに対する後悔と贖罪でもあるんですね。
これがただの心からの善意で、ゴミ屋敷の住人を自分の部屋に住まわせる優しすぎる人間だったのであればホラーだなと感じますが、きちんと彼の人間くさい理由があったからこそ良かったのだと思います。
ずっと動けなかった部屋から1歩出てみたら、人が作ってくれたおにぎりがうれしくておいしいことに気が付いた。
あれだけいた部屋なのに、もうあそこには戻りたくないことに気が付いた。
2人で部屋のゴミをひとつひとつ掃除する度に、ぐちゃぐちゃだった鎌倉さんの心の整理が少しずつされていくようでした。
鎌倉さんのように前向きになれる人がほとんどかと言えば、そうではないと思います。動けない人もいると思います。
この2人はたまたま相性が良かったのでしょうね。救いのあるやさしいお話でした。
作中の荒井くんと鎌倉さんの何気ない会話が好きです。
色気のあるシーンに関しては、私はなかった方が良かったかな…なんて正直思ってしまいましたが、生を感じさせるという意味では良かったのかも。生きる気力と相手を少しでも想う気持ちがなければ出来ませんから。
ゴミ屋敷から始まる運命なんていうのもありなのではないかなと、そんなことを思った1冊でした。
以前勤めてた会社で受けたストレスから引きこもりになり家をゴミ屋敷にしてしまい、他人にも反抗的な態度を取るようになってしまった鎌倉さん。そんな彼の部屋の片付けを手伝いその間の面倒を見ると現れた下の階に住む荒井くん。そんな2人の両者救済BL。
ゴミ屋敷って実際に出会ったことはないのですが、ゴミって少し溜めただけでもかなり臭いしおそらく想像を絶する臭いや不快感が詰まった部屋なんだと思います。だからこそそれの片付けを手伝うってどんな隣人愛!?と思って読み始めましたが、鎌倉さんを救うことで自身をも救おうとしていた、という結末に落ち着いたのがすごくよかったです。
何より一度浮上した鎌倉さんが再度堕ちてしまう描写はなくただ普通の生活に戻ろうと上にだけ向かうのストーリーだったのも、この人本当は救われたかったんだと受け取ることができたのでよかったです。
中々ないテーマで意外とギスギスした感じもなく比較的優しい気持ちで読める1冊でした。
荒井×鎌倉
救済の物語なのに、
ほぼ全ページが陰鬱な雰囲気で、背景のダークさが重く感じられる。
しかし、そこまで痛ましい展開でもないし、
明るい未来に向かう温かいお話だから、なんか合わない気がする。
救済というよりも、救いがほしくなるくらい閉塞感が漂っているね。
職場でのストレスから心に傷を抱えて、
ゴミ屋敷となった自宅で引きこもる生活を送っている鎌倉。
そんな鎌倉の心の汚れも体の汚れも家の汚れも、
全部洗い流してくれるのは、
隣人さんのお人好し、年下の荒井。
荒井は颯爽と現れて、世話焼全開で介入してくることで、
鎌倉が荒井の家に居候生活が始まる。
お互いにちょっとエッチ(でも、それほどでもない)なことを発見し、
だんだんとお互いへの想いが芽生えてきて、
2人の心に救済の光が差し込む。というお話。
荒井が弟との関係にトラウマを抱えているため、
鎌倉のことを放っておけないだけはずなのに・・・。
鎌倉と会社の先輩との関係がモヤモヤし、
その先輩が鎌倉にとって大きな存在かも?
なんだかよくわからない。
鎌倉の陰鬱な気配、脆さと心の重さがキュン痛として、
そんな鎌倉の元に
明るさをもたらしてあげる優しい荒井がいて、
こっちまで心がポカポカする。
お互いに救い合う関係が安心感たっぷりで、読み進めるのが良かった。
もう少し日の光を浴びてもいいかなという印象で、
読後感は不完全燃焼。
エロシーンが少ないめで、
面識のなかった2人が、
恋への変化する過程がちょっと曖昧で、
かなりシリアスな内容なので、
心理描写がもっと丁寧に深掘りされてたら、
ほっと一息つけたかもしれないです。
・アニメイト特典描き下ろし20P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画16P:
2人が初恋について会話して、
エッチして・・・ほのぼのとしたラストが待っている。