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saezurutori wa habatakanai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
新章開幕巻とのことでしたが、各々が身に纏う肩書きは変化しても、根っこにあるのは今まで通りの掘り下げれば掘り下げるほど味が出そうな濃厚な人間ドラマ。
前巻から4年の月日が経過した百目鬼と矢代の現在と空白期間が描かれる今作。
なんだかもう、恋愛面以外での見どころが多いからなのか、BL作品という括りではなくヨネダコウ作品として読んでいる自分がいます。
そう思ってしまうほど極道描写がしっかりとしていて読み応えがあるものですから、良い意味でBLを忘れそうになりながらページをめくっていると、1冊の中に必ずグッとくるシーンを入れてくれるのだからずるい。
百目鬼と矢代の再会シーンはまるで映画のようでした。
くるぞくるぞ…と構えていても、これはどうしようもなく惹かれてしまいます。
しかしながら、7巻にしていまだにままならない2人。
なかなかにしぶといですね。
簡単にうまくいくような2人ではないと思いますし、きっとさらりとくっつかれても首をかしげると思うのです。
ただ、もうそろそろ…と思う気持ちもあり…
やや長尺になってきたので、そろそろ百目鬼に思い切り動き出してほしいところです。
頑ななものを抱えている矢代を変化させるのは彼しかいないでしょう。
四年ぶりに再会した矢代と百目鬼が相変わらず本心を言わずに、探るような態度と会話を崩さない点がやっぱりすごく魅力ある巻でした。
事件を軸にしてまた二人が関わり一緒に行動するようになるんだろうなぁ、と次巻に向けて期待がもてるお話の流れだったので気分アップで読み終えました。
なぜ百目鬼は桜一家の組員になっていて、以前と違い大きな傷が額と頬に残っているのか?
矢代の身体的変化と闇カジノ経営者への転身。
と四年の間に起きたこと、違いを上手く読書に伝えるストーリーの構成はやっぱり上手いなぁ。
キャラクターの性格のコアな部分、皆んなが愛してる特徴はそのままで、4つ歳をとった分だけ以前とは違って見える部分もあり。
二人とも哀愁漂わせすぎる!
桜一家の五代目綱川と矢代が初めて会うシーンの最後にある、禅問答のような会話が深く印象に残りました。この巻というか、今後のシリーズのテーマなのかな?と感じました。
矢代チームと百目鬼チーム。上にいる道心会と三和会。両チームが追っている元松原組の城戸。
百目鬼の同僚、神谷など初登場人数も多く、全く事件のことは理解できずに読み終えた1回目。
2回目はメモ取りながら読みました。
すごく納得!こういう話よく創り出せるなぁと感動。読むたびに面白さ増していきます。
資金回収のお話と二人の関係が並行して進んでいく充実した7巻でした。
大好きな作品。9巻が発売されたので、第2部開始といえる7巻から再読しました。
6巻で矢代が百目鬼を捨てて4年後。
矢代は組を離れて闇カジノの金主に。
一方百目鬼は、4年前三角の片腕の天羽の手を借り、別の組織でヤクザになっている。
別々の道を歩んでいた二人が、ある事件をきっかけに再会することになり…という7巻。
4年前はまだまだ堅気の雰囲気だった百目鬼が、顔の傷も増え、綱川の元で一端のヤクザになっているのは、かっこいいけど何かやるせない気持ちになります。
全く接点のなかった矢代と百目鬼が、ある事件を契機に同じ男を追うことになり、徐々に近づいていく。
そしてとうとう再会するシーンは、大きくコマを使った印象的な描写で、二人の表情に胸がギュッとなります。
本作はあまり人物の気持ちが語られず、絵やセリフのみで表現することが多いのが特徴と思いますが、百目鬼と再会した矢代の表情から、まだ百目鬼を忘れられず、思いがけない再会に動揺する心情が伝わってきて切なくなります。
百目鬼もその心情はほぼ語られませんが、自分達と同じ男を追う人物が矢代だと気付いてからの言動、表情から、矢代への想いが感じられて、今後の展開への期待感が高まります。
ほとんど気持ちをあらわにしない百目鬼ですが、終盤、4年前の描写で、「俺には不向きな世界とわかっていても、自分を曲げてても同じ世界を生きていきたい」と天羽に語るシーンがあり、まさにこのセリフに百目鬼の気持ちの全てが詰まっていると感じます。何度読んでも胸が締め付けられるシーンです。
7巻は二人が再会して、手を組んで一緒に行動することが決まるところで終わるので、色っぽいシーンはほぼ無し。
でもラストに風呂場で二人が会話するシーンは、百目鬼の苛立ちや、二人の関係性の変化などが感じられる、ちょっとドキドキするシーンでした。
7巻はまだまだこれから、というところで終わりました。再会した二人が今後どうなっていくのか…。次は8巻を再読します!
濡れ場なし
ふわわわわ!離れ離れからの再会で、驚くほど萌えました!囀る史上最高の滾り!まじびっくりした!え、この漫画萌えるやん…て今さら。
あと(失礼ながら)今まで矢代は雰囲気美人と思ってたのが、めちゃくちゃ美しく見えました!四年分の色気か!カタギ装った若作り?なギャップ萌えもあって、キレそうになりました。冷静に一つ言うとシャープな線は美人度アップしてくれるよねっていう。世のすべてを憂う雰囲気が良きかな。
ストーリーは新章開始の様相。ニヤニヤしてこっそり目立ってた綱川がこんな形で出てくるか~とか。秘かに美人だと思ってた天羽の出番が増えて嬉しかったり。天羽の話は単独で読んでみたいです。スピンオフが欲しいキャラ。
矢代と百目鬼は…もうなんなんでしょうね。矢代は3巻あたりで自己肯定について深みに嵌ると見せかけ悪い方向に開き直った?と思ったら、今回次なる課題が提示されたような。人は変わるか変われるか。なんてメンドクサイ禅問答。
頭・あなた・矢代さんと呼ぶ百目鬼に感化されて矢代は変わっていくのかな。道のりは長そうだけど、最後まで(作品の完結まで)見守ることができたら良いなあと思います。
今更ながら読み始めた囀る鳥は羽ばたかない。
どうしてこの作品をもっと早くに読まなかったのか。いや、人生の早いうちにこんな良作を知っていては勿体なかった…、と日々悶々としています。実際、囀るに出会ってからというもの、以前好きだった漫画もなんだか物足りなく感じています。今まで読んできた全漫画の中で一番です。これからこの作品以上の良作に出会えるんでしょうか。一冊読み終えるたびに感情を誰かに共有したくてしょうがなくなりました。
7巻は百目鬼がクールで読めない男になっています。(以前のゴールデンレトリーバーな面影がなくなって寂しい)
矢代が「人は変わるもの」と答えたのは、四年前の経験もあるのでしょうが、一番は再会した百目鬼の変化が原因なんでしょうね…。
でも私は綱川さんが言うように人はどうせ変わらないもので、一見変わったように見える百目鬼も本質は変わってないと思うんです。
というのも、百目鬼が変わったのはそもそも矢代のためだからです。
百目鬼は6巻の最後、何か覚悟をします。
冷静で涼しい顔をしている矢代が、実際は変化を恐れるほど脆いことに気づいてしまって覚悟を決めた顔をします。車中で(こいつには一生わからない)と矢代は思いますが、百目鬼はもうわかっているように私としては感じます。
6巻まで百目鬼は矢代に守られてきました。
自分が矢代を慕うほど矢代を守ることができなくなる。だから百目鬼は「変わること」、いや「演じること」を選んだんじゃないでしょうか。ヤクザは役者だと矢代が言ったように、矢代が演じることで自分を突き放して守ってくれたように、今度は自分が演じることで矢代を守ろうと強い覚悟を持っているように思えます。
変わったように見えても、そもそも軸や原動力は四年前のまま矢代なんじゃないでしょうか。
どちらかといえば、変化したのは矢代の方です。
長年守ってきた鉄の仮面が百目鬼と出会ってから剥がれ始めてます。7巻でも、百目鬼を忘れていたフリをつい忘れたり、自分で「頭と呼ぶのをやめろ」と言ったのに、連さんのことを頭と呼んだ時に小さく反応してしまったり(笑)
百目鬼が自分を置いて城戸を追いかけていった時の表情なんて…。偽り隠すのがだんだん下手になっていってます。
何はともあれ、覚醒(?)した百目鬼のかっこよさといったら…!矢代的には今のスマしてる百目鬼は可愛くないと思うんですけど、雛鳥のようにただ親の言いつけを守るだけでは矢代を守れないから良い変化だと思います。「流されてヤクザになる」と「自分からヤクザになる」とでは違います。ちなみにレビューしてて気づいたのですが、若かりし頃の矢代と影山の関係って、今の百目鬼と矢代の関係にそっくりですね…。矢代が極道の世界に入ったのは影山のためですし。矢代はそのことに気づくのかな〜。
そしてヨネダコウ先生の漫画が他と一線を画すのはセリフ選び。7巻はそれが顕著になっています。
特に好きなのは、百目鬼と再会した直後の車内での矢代の一言。たった一言ですが、その一言に四年間の後悔、苦しさ、再会できた感慨深さ、怒り、虚しさ、全てが詰まっていて胸がギュッと掴まれました。あえて多くを語らないセリフがかっこよくて痺れます。
もう一つ好きなのは、38話百目鬼のとあるセリフです。4巻20話で七原が矢代に同じようなことを言われていたのを思い出して、百目鬼〜!!(泣)となりました笑
長くなりましたが、どんな結末であれこの2人の行先を見届ける日を待ち侘びています。
既刊7巻あっという間に読了してしまった…繰り返し読んでみてはため息が出ます。
ここまで作品自体の完成度や魅力が高い作品にこれから出会えるんだろうか。
自分の中の神作のハードルがかなり上がってしまった気がします。
喜ぶべきか、憂うべきか…。
お話は第二章を迎えた様相です。
あれから4年後、やはり百目鬼はまだヤクザの世界に居ました。
すっかりヤクザも板についた容貌が素敵です。
革手袋がまたカッコよ!萌!
矢代も色気が凄いな⁉︎
時々見せる憂いの表情が美しい。
しかしまだあのホモ嫌い刑事と関係してたとは!いいように利用してると思いたい。
タダでは起きない矢代だもの、きっとそうだよね?
運命のいたずらか巡り合わせか再会した矢代と百目鬼。
以前とは違う立場で、これからどうなるん…て場面で終わっておりました。
早く続き読みたい…渇望しております。
6巻から続きで読まずにいられませんでした。
前巻から4年経った設定。登場人物たちの立場はかなり変わっていて、年月を感じます。
読者として気になるのは、矢代と百目鬼の関係。前巻までの濃密なかかわりとは違う二人の関係に、「矢代も百目鬼も何を思ってるの?!」ともだえながら何度も読み返しました。二人にとってお互いが唯一の特別な存在で、求めあっていることは間違いないのに!! だからこそ、お互いが見えていないようでもどかしい。
脇役それぞれの思惑も交錯し、目が離せません。衝撃は、まさかのアイツの登場でした!
行ったり来たりしながら、噛み締めるように読みました。
再会までのあれこれも、再会してからのあれやそれも…ぐわんぐわんしちゃう。
矢代の美しさと百目鬼の男っぷりがましましで眺めてるだけでも堪らない気持ちになる!!!!!
百目鬼のモノローグがなくて、何考えてるか分かんない、もっと想いを語ってくれ!!と思ってたけど、端々に矢代への想いが感じられて…可愛くも切なくもあり…ぎゅっとなります。矢代が綱川邸でお喋りしてる時なんて手をぎゅっとしてるんですよ…矢代の一言、一言で目に感情が見えるのがね、これまた…
特にガールズバーで矢代と別れた後、神谷も口を噤んでしまった表情!苦しそうにも、嬉しそうにも見えて、矢代がこの顔させてると思うと!ぎゅん度がすごい!
「思い出したんですね」ではなく「覚えてたんですね」って聞き方にも、そんなストレートに聞く?と息が止まった!
矢代の返しも矢代で…本音を言ってるようで言ってない。矢代は矢代で内心グルグルしてるのかと思うと…要所要所で間を取ってるのは、動揺してるからなのか、百目鬼への気持ちを抑えてるのか、勝手にいろいろ考えちゃいました。
新キャラもぞくぞく登場するなかで、仁姫ちゃん…特殊な環境なのに親にも周りの大人にも愛されて、百目鬼にも守られてる子(しかも百目鬼の傷の原因となった女)矢代と真逆すぎてシンドい。できれば大人しくしていて欲しいところ…矢代、そんなにやわな男じゃないけど!女子供だろうと容赦なくキャットファイトするだろうけど!!仁姫ちゃんと百目鬼が一緒にいるとこ見て傷ついたりしないでと勝手に心配しちゃってます。
久我、杉ちゃんがいないのは寂しかったんですが、胡散臭さ醸し出しながら絶妙な切り返しをする神谷には期待大!!良い性格してる!!!
とんでもない引きで終わるから心拍数すごいことになるわ、終始ギリギリするやり取りの中にもコミカルさや萌えが散りばめられてて、すみずみ噛み締めたくなる愛おしさがありました!!!
新章7巻。じっくり読んで、皆さんのレビューを「なるほどなあ・・・」と
こちらもじっくり読みながらやはり感想をレビューしたくなりました。
新しい登場人物たちも出てきて、旧の登場人物たちと複雑に関係が交錯
しながら段々とまた次の大きな抗争?へと話が動いていく予感ですが・・・
どなたかがレビューで書かれていましたが、やはり、矢代が片目を失った
ことは、ストーリー上最終的に大きな伏線になっているように感じてなりま
せん・・・そして、やはり考えるのはこの作品の題名。「囀る」という言葉、
個人的にはどうしても「愛のささやき」のようなニュアンスを感じてしまう
のです。(囀る鳥・・・愛を語らう鳥?それは恐らく百目鬼であり、また矢代
でもあり・・・そんな二人が「羽ばたかない」とは・・・。気になります、
本当に。)
私は何となく想像してしまったエンディングがあるのですが、それは
今、ここでは触れず、完結までとにかく粛々と見守りたい気持ちです。
人は変わるのか、変われるのか、変わらないのか。そんな問いかけが
大きなウエイトを占める漫画って、もはや「漫画」の枠にすら収まりきら
ないように感じました。
矢代の心の混乱はしばらく続いていきそうですが、何かが「変わって」
いくことが恐らく描かれていくのではないでしょうか。最後には百目鬼の
一途な想いが揺らぐことなく、矢代に届くことを祈らずにはいられない、
フィクションなのに、こんなに切に登場人物の幸せを願わずにはいられない
作品って、そうないですよね・・・。