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sekai no mannaka
2作目も相変わらず面白いなぁ。最初の方、う、浮気すんなよ…ってちっちゃい声で言う計がかわゆいのぉ。計がアナウンサーとしての壁にぶつかる2巻。少女漫画の学園物の実写、「男が皆コスプレしてるホストに見えてくる」に笑った。計のかーちゃんとのやり取りも結構好きです。母の息子に対する遠慮のなさ好き。温泉旅館での中継のシーン痺れた。錦戸さんナイスキャラすぎる。お仕事小説としてもすごく面白い。潮は相変わらず計のことよくわかっていて、安心印の攻めだね。それでもあの時は焦っただろうなぁ…。
この巻は計にとって試練の巻でしたね…
仕事で思ったようにいかず、潮に苦しいと言うこともできず苦しむ計の姿が切なくて共感して、胸が苦しくなりました。。
BLとしてこんなにもキュンとさせてくれながら、しっかりお仕事ものとしても見応えのあるものを提供してくださる一穂先生、本当にすごいなあと感嘆のため息が出ました。
そしてなんといっても潮と計の絡みがエッチで、愛に溢れててたまりません。特に、計が頭を打って「国江田さん」になってしまった後、計自身を取り戻した後の2人。。文字をじーーーっと凝視しながら目を見開いて読んでしまいました;
一気に3巻連続で買って大丈夫かなとちょっと思っていましたが、心配無用でした。
続刊をこの週末読むのが楽しみです◎
今作もオールマイティな国江田計の繊細さに涙した。
ダメダメな奴だなと思いながら読み進めると、がっぷり感情移入しているから不思議だ。
個人的には終盤の入り口で記憶を失くす流れが若干強引に感じられたものの、エンディングも可愛く爽快で良かった。
潮成分はちょっと少な目でした。
続編で、だれることも無くすごく面白い展開で楽しめました。
当て馬という訳では無いですが、潮の密着取材があり、そのインタビューをするのが木崎了というモデル。イケメンというだけでも計には面白くない上に、その木崎は旭テレビのアナウンサー採用に落ちたという経歴があるという。
そしてその木崎も出演する夜のニュース番組が計のサブとして出演しているニュース番組のちょうど裏番組にあたる。色々とライバル感のある木崎を意識するあまり、仕事が上手くいかない計。
仕事の八つ当たりができるのは潮しかおらず、八つ当たりした後に木崎を含む密着取材のメンバーと潮が温泉旅行に行っていることが分かり、そこに乗り込む計だがそこである事故が起きて…という流れです。
記憶を失っても潮のことが大好きな計にキュンキュンするし、毒気のない国江田アナウンサーの計もすごく可愛くて、潮の心中お察ししますという気持ちでした。
温泉旅行での事故で仕事に対する意識も改まったり、不調を経験したことで少し吹っ切れたのか、木崎にチラッと毒舌家・計の姿を見せられたのは計の進歩なのかな、と思ったりもしました。
前巻よりも2人の距離がグッと縮まったのは言うまでもなく、より続きが楽しみになりました。
これはもうただただ、国江田さんの壁ドンにやられちゃいました。
アナウンサーならではの殺し文句が激しくツボって、私の中でコレを超えるもんはない!って思ったのに、あっさりオンエアーでしてやられましたよ!!
いや本当に、2万点ですよ!きゃーっ‼︎てなる!ワーーーッキャーーーーッてなる。
イエスかノーかの事考えると偏差値3ぐらいの脳みそになってしまう程には頭が沸いちゃいます
性格悪い主人公に、ウヘェ…となった1巻。2巻はどんな感じになるのやら、と思って身構えていたら、全然気にならない不思議。
私に耐性がついたのか、国江田の毒がマイルドスパイスレベルに落ち着いたのか分からないけど、とにかく小気味よさを感じました。ウヘェ…どころか、私もそれ分かるわ〜!とツッコミ入れたい国江田の心の声。ワードチョイスセンスも抜群です。
ニュースだけじゃなく全方位にアンテナ張ってんじゃないかって思うほど、ツッコミレベルは人気お笑い芸人を凌ぐほどです。
今巻は、国江田のライバル的な存在の登場。それにより仕事に対する姿勢とか、会社の処遇などなど…国江田にとって心をえぐられるステージが色々整っていて、国江田が都築に溢れ出たマイナスな気持ちをぶちまけるシーンは、私も涙を流しながら読んでいました。
もはや国江田の口の悪さも毒ツッコミもどこへやら。逆にその口の悪さは彼の心の防御であったんじゃないかと思えるほどに、国江田の心も身体もボロボロでバラバラです。都築とのすれ違いも相まって、読者の心も切なさに包まれるそんなシーンでした。
都築が本当にいい男。
国江田には彼しか相応しくないと思えるほど素敵な男です。見守り方が近いながらも一歩引いてるところもあって、国江田との距離感を絶妙なに測りながら空気のように側にいるのが素晴らしいです。
近づいて触って欲しい時は、ゼロ距離で。
気持ちが不安定なときは、そっと離れてみる。
心も身体も深く繋がりたいときは、マイナス距離で。
とにかく、2人の関係と距離の取り方は、読者の見ている期待の気持ちに応えているように絶妙で気持ちがいい。
国江田の記憶喪失事件もありました。
そのときの都築の心の葛藤、もどかしさ、不安や期待…全ての描き方が沁みました。どこまで国江田のことが好きなんだろう……天井がありません。都築の記憶だけがなくなって、すっかり毒のない国江田は、計じゃない。焦ったく思いながら、早く戻ってこいよ。お前に触れたい…と願う都築に終始心臓もぎとられそうでした。切ない〜…
無事に"計"を取り戻した国江田でしたが、まさかの壁ドンの撮影が、自分自身を取り戻すことになるなんて思わなかったはず。壁ドンシーンのセリフ…マジヤバで良かったです。読んでから1日経ったけど、あのセリフにハマった私。繰り返し呟いてます(笑)
2巻素晴らしかったです。
たくさんの人に愛される作品だということが分かりました(^-^)
波乱万丈(?)な2巻でした。
1巻の時点で恋人同士になってラブラブな2人ですが、2巻もすごく面白かったです。
新キャラも個性的で良かったです。
計の出演するニュース番組の裏番組に協力なライバルが出現したり、スタジオから現場リポに回されたり、現場のカメラマンと反りが合わなかったり。。。と、次から次へと仕事の悩みが。。。と思ったら計が突然の記憶喪失!どうなることかと思ったら計らしい理由で記憶回復。読んでいてニヤニヤしちゃいました。
相変わらず読みやすい文章で、キャラクターに共感しやすくて、読んでいて楽しかったです。
※ネタバレ含みます
何度目か分からない再(×n)読。イエスノーが好きすぎて初レビューです。
まずシリーズ通しての感想になりますが、計と潮のキャラクターと恋模様が大好きです。
計は非の打ち所のないアナウンサー。実は人嫌いの腹黒、影の努力家で生き方が不器用。裏表激しい。
潮は若手注目株のアニメーション作家。おおらかで飄々としてコミュ力の塊。実はこっそり孤独と生きにくさ※を抱えた人(※詳細は22年夏発売『OFF AIR(3)』で。潮の過去と心情に迫る同人誌が多く収録されます!潮のギャップは、一穂先生の卓越した心情描写も相まって、沼です)
そんなふたりが出会い愛し合う姿が本当に魅力的です。
相手を愛したから弱くもなり強くもなっていく姿が美しくて。時にきゅんとして、時に笑えて、時に泣ける恋人たちです。
潮が陽の気質で動、計が陰の気質で静と見せかけて、実は根っこの部分では逆なのも良いバランス。
あと少し共依存ぽいのも可愛い。計は潮以外の人間に興味がなく独占欲も強いんですが、潮はそんな計の重たい愛を心地よく感じている。むしろ計の愛情や計の両親との交流が潮の心の傷を癒しているので、計に守られてる感覚がありそう。
普段カラッとしてるふたりなので、一穂先生が綴る美しい文章の端々からたまに重い部分を感じると、くらくらします。
『Color Bar』のアンケート「最後の晩餐は何がいいか」の答えが特に顕著だなと。
他のカップルはそれぞれ違う回答なのに、計は「潮が作るふたりで分け合うラーメン(意訳)」、潮は「計と同じもの」なんですよ…やばくないですか。一穂先生もそこは意図して書いたのかなと勝手に思ってます。
ラブシーンも濃厚で甘やかで萌えます。潮がたまにアブノーマルに走るけど計も意外とノリノリ(?)なので、推しカプのラブラブな姿は健康にいいなと。
何より、動きと顔と心を細やかに描き切る一穂先生の文章力に感動します。
ここからやっと2巻の感想へ。
この巻では、計が仕事で追い詰められた時に潮が正論を言ってしまい、関係が悪化します。計も潮に八つ当たりしたのでどっちが悪いとかではないですが、計の辛そうな姿は読んでいてヒリヒリします。
その後紆余曲折を経て旅館で再会して仲直りするのですが、もうね、名シーン…!
潮がまず正論で追い詰めたことを謝る→本音で話すのが苦手で意地っ張りな計も潮の言葉に心打たれ、泣きながら仕事の苦しみを打ち明ける→潮は計を柔らかく受け止める。という流れ。
性格の違いと相性の良さ、恋人としての絆を感じられて、何度読んでも感動します。
先に謝る潮は偉いし、守ってやるから仕事休めばいいと言うのもかっこいい。実は計と向き合うのに緊張していたのも等身大で好きです。
そして潮のおかげで立ち直った計のたくましさも、ぐっときます。そのあと潮にたっぷり愛される姿も可愛すぎるし、身も心も癒されて良かったねえ(涙)と。
潮が夜になったらまた来ると告げたら「何時ぐらい?」って聞いちゃうのも超可愛い!!
でも可愛いだけではないのが国江田計!
潮と愛を確かめあって吹っ切れた計はその後事故現場を目撃して取材に向かうのですが、仕事のできる男ぶりを発揮!
中継ディレクターとして現場を仕切る姿のかっこいいこと!
怖気付く地方局の新人アナを叱咤激励する姿もSっ気あって最高です。
でもちゃんと優しさと前向きさも感じられるのが素敵だなと。計の人としての魅力は潮に出会って開花したと思うので、感慨深いシーンです。
ちなみに人手不足から計のサポートを担った潮も、柔軟に的確に仕事のできる男でかっこよかったです。
その後も別のカタルシスがあったり、伏線が気持ちよく回収されたりと、充実したストーリー展開。
最後のラブシーンは糖度MAXで必見です。潮の「俺はお前に、したいことしていいに決まってる」という雄み溢れる台詞が良すぎる…。
後味スッキリなラストも素晴らしくて!
計の強かさと潮への深い愛は見ていてハッピーな気持ちになりますし、満ち足りた読後感を楽しめます。
本巻では計の仕事に向ける感情にも共感を覚えました。
計にとってアナウンサーという仕事は、自ら望んだ職ではなく大変なことも多いから素直に『好き』とは思えない。でも仕事をやめたいわけではない。むしろ誰よりうまくやりたい。
自分だからできるという自負もあるし、成果を残せた時は気持ちいい。
何よりこの仕事だから出逢えた人、見られた景色、たどり着けた自分の世界があって、それがとても大事。
だから仕事は好きではないけど後悔もしていない。誠実でありたいと思っている。
計の複雑な感情、わかるな…。
仕事してるとたまに傷つくこともあって、誰に励まされても所詮自分の問題だから心は晴れず途方に暮れることも。そういう時は結局仕事でしか自信は取り戻せない。自分の力で仕事して立ち直るしかない。
でも仕事と再び向き合うためには、心の栄養として勇気や元気、安らぎをくれる存在(趣味や人や食事)が必要。
計にとってそれは“潮”なのが尊いです。ふたりだけの小さな世界があれば頑張れる計。愛ですね。(計のこの想いは3巻の伏線にもなってます)
相手がかけがえのない存在として描かれる度に、潮計は最高最強愛しい!って思います。
計を通して見る潮はスパダリ。でも潮を通して見る計もスパダリ(スパダリ計は3巻と『OFF AIR』を参照)
シリーズの感想に戻りますが、『イエスかノーか半分か』は、恋愛・仕事・家族・食(潮の作るご飯はいつも美味しそう)といった魅力的な要素が沢山詰まった、本当に素敵な物語だと思います。
潮計が推しカプになると福利厚生整いすぎてて天国かと思います。
これからも読み返します。追いかけ続けます。
最高の作品を生み出してくださった一穂ミチ先生には永遠に感謝です。
不朽の名作として既に名高いですが、もっと沢山の人に読んで欲しいなと願っています!
1巻より計の暴言レベルが落ち着いていて、自分にとってはまたより一層読みやすくなりました。
計の精神乱れっぷりに比べて、潮の安定感が素晴らしいです!こういう書き方は嫌いな方も多いのを承知で素直な感想ですが、計が女性だったら読んでられないんだろうな…と思ってしまう。泣いて癇癪起こして心の広い彼氏が受け止めてくれてっていう展開。
しっかりラブコメで、エッチシーンもしっかり。エッチシーンだけ計が素直で可愛いのが好きです。潮に指摘されてた通りやんわりとM気質の計とか、「ふしだら」なんて言っちゃう少女のようでいて乱れに乱れる計とか、清廉なお嬢様〜
"きれいな国枝さん"も好みなので、そのまま致してほしかった気持ちもあり、純愛ストーリーとしてはこれで間違ってないという気持ちもあり。
◾︎受け視点/一部攻め視点
イエスノーシリーズ第二作。
前作でめでたくくっついた映像作家・潮×優等生アナウンサーのガワを被った国江田計の物語です。
今回は国江田さんのアナウンサーとしての試練の物語。
国江田アナを評して、登場人物の1人が「『できるやつ』ってのは『出来ないって言えないやつ』のことなんだな」というのですが、この巻の計は、まさに素直に出来ないと言えないことから色々ともがいている感じでした。
なりたくてなったわけじゃないから何がしたいかわからない。
どうせ何がしたいかわからないし、できないなんて弱音を吐けないから、与えられた仕事に不満も言えない。
出来ないって言えない、出来る人としてしか振る舞えないから、いつもちゃんとできるように必死で頑張っている。なのにそれでもダメだしされてしまってどうして良いかわからない。
わからないけどわからないって言えないからただひたすら頑張る。
そんな悪循環に陥った計が、それでも仕事することによってスランプから抜け出せるようになるまでが今回のお話。
とにかく計が心の中で悪態をつきながらもゴリゴリしごとをこなすので、お仕事小説として面白いです。
また恋愛小説としては、いつも大らかに計を受け止めてきた潮が、ここまでテンパった計をみて思わず正論でアドバイスしてしまい、真っ向からぶつかるというイベントが発生します。
そこをお互いどう歩み寄るかも見どころのひとつでした。
その2つのイベントが無事解決して、さあこれにて一件落着ハッピーエンド…とならないのが本作の面白いところ。
仕事の一大事がようやく落ち着いたところで、突然計は記憶喪失になるのです。
シリアスなお仕事小説のノリから一転、BLテンプレファンタジックイベントが!
正直物語の展開としてなぜ?と思いはしたのですが、そこは展開も会話も面白くテンポ良く繋ぐ作者さんらしく、謎なイベントを発生させても、話としての面白さは失いません。
なかなか見ることのない潮×キレイな国江田さんは、読者へのファンサービスなのかな?
この部分は気楽に読めてこれはこれで面白かったです。
前半に張っていた壁ドンという伏線イベントが記憶喪失ネタで見事に回収されているのに舌を撒きました。匠の技だ!
そうそう、この巻でも少ないながら陽気で程よくチャラい後輩アナウンサーの皆川が良い味出しているんですよね。スピンオフ「虹彩」シリーズで主役としての彼が読めるのが嬉しいです。
同じ番組の看板アナウンサーの麻生と、今回ライバル役だった(というほどでもないけど)木崎との関係にちらっと触れられていたので、いずれこの2人もスピンオフがでるのかな?と楽しみにしています。
個人的には麻生さんはスピンオフ「〜いで」シリーズの設楽や栄のような癖ありキャラとの絡みでもみたいところ。
イエスかノーか半分かの2巻。
前作でまんまとハマったこちらのシリーズですが、前作以上に面白かったです。
計が潮に壁ドンのリハをする場面。あまりに思いがけないセリフばかりで、吹いてしまいました。この二人の掛け合いは、本当に最高です。
計が仕事で行き詰まり、潮に会いたいのに当の本人は旅行へ。衝動的に追う計がどれだけ潮を好きかもわかります。
その後潮が計の話を聞いてあげる場面。弱音を吐けるのは潮だけにだし、計の裏も表もすべて受け入れてくれるのは潮だけ。
ここだけでも満足なのに、その後の記憶喪失。
『国江田さん』だけになってしまった可愛さとか、二人の初々しさとか最高でした。記憶をなくしても、やっぱり好きになるってベターな流れですが、おいしいなぁと思いました。
盛りだくさんなにの、お腹いっぱいではなく、さっぱりとした満足感。
読み終わったあとに、あぁ、やっぱり面白いわ!!と言いたくなります。これだけの高評価の意味がわかりました。
今回は、国江田さんのお仕事関係でワタワタしてた感じのお話です。
もちろん、二人のイチャイチャ、クスッと笑えるシーンもあって、キュンキュンしましたよ!
お話はザ・ニュースのライバル番組が、放送されるというところから、始まります。
国江田さんが最初は、そんなに気にしていなかったライバル番組でしたが、出演者に国江田さんをライバル視する木崎さんがいることで、どんどんグルグルしていってしまい…
まぁ、このグルグルしちゃってる国江田さんも可愛いかったですが!笑
弱ってても、それを見せられるのが潮の前だけなんだなぁ…と、思ったら国江田さん可愛い!!
やっと、吹っ切れていつもの国江田さんになるのか、良かった良かったと思ったら…
まさかの、国江田さん、記憶喪失!!
しかも、表の国江田さんしか出てこない。
でも、潮にとっては表の国江田さんと、裏の国江田さん、どっちも必要なんですね~
相変わらずテンポよく、トントンと話が進んで行き、
一穂節で読みやすい作品。
計のお仕事描写も面白く、的確に計のキャラクターを浮き上がらせていく感じ。
今回はライバルらしき人物も現れて、
もっと色々掻き回してくれるのかと思いきや、
そうでもなかったような?
まぁ、計の心情的には大嵐だったみたいですが!
後半は珍しく潮のターンで、色々悩んでおりました!
結局は、計も潮も違いに心情的に深く繋がりが深まった回。
でも、やっぱりもう少し木崎さんに大きく引っ掻き回して欲しかったかな。
木崎さんのターンを読んでみたいです。
もしかして、同人の方で書いていらっしゃるのかな?
Kindleで購入しました。挿絵あり。X-Rayあり。
Kindle fireで読むなら紙本よりも挿絵が美しいです。
「イエスかノーか半分か」続編でシリーズの二作目。
「イエスか〜」を読了後、速攻で購入しました。電子書籍万歳。ダウンロードの時間すら惜しかったので、これ以降、続きものは全部購入してから読むことを心に決めました。
今作も計メイン。苦しんで頑張って成長する姿が生き生きと書かれています。
計にとって潮がどんどん必要不可欠な存在になっていくのが堪らなく愛おしい。一冊では書ききれない、シリーズものだからこそどんどん深まる二人の関係性が堪らないです。それにしても、もうこの二人は他人が付け入る隙がないですねぇ。
随所にある絡みが甘いし必然で自然で最高に萌えました!
なんだかんだで信頼と愛で結ばれた潮と計に大事件!裏番組にニュースのライバルが現れたり、計に対抗心を燃やす木崎が現れたり。ちょっと計くん危うし!!というところなのに、潮はなんとライバル局の密着取材が入ったり(><)挙句に計に大変なことが降りかかります。とっても大変で大事件なのに潮はショックも受けて、悩みつつ、ちょっとデレたりします。何故でしょう?その上で、とっておきは計の壁ドン!!これを読まずして潮と計は語れません♡みんなで幸せになりましょう♫
シリーズ再読の2冊目。
主役2人(計の比重が多めですが)のキャラの面白さは1冊目で確立しているので、相変わらずのテンポのよい掛け合いや心の声が面白く、すいすい読みすすめることができます。
恋愛面だけではなく、お仕事の面でも壁にぶち当たって悩んで、でもちゃんとそれを解決して。
ストーリー的には衝撃の展開(それなりにベタ)もあったりするのですが、暗く切なくなりすぎないのがこのシリーズらしくていいですね。
壁ドンからのカツアゲ〜の展開は笑えるし、使い方うまいなーと思いました。
竜起や木崎、その他上司の面々など個性的なキャラクターが揃っていて読み応えのあるシリーズだよなぁ…と改めて思った再読でした。
口に出さない心の声とか都築の前での計の口癖『愚民』『凡人』が引き続き高い頻度で登場。
面白すぎる。
言いたい放題のセリフが面白くて、アナウンサーの美しい声と完璧なアクセントで聞いてみたい気がします。
正直な言葉を『心の地下室に幽閉』してイケメンアナの仮面を被る計がかわいくて面白い。
それでも時には、失敗のトラウマから喋れなくなった新人アナの教育的指導してしまう場面は厳しいけど優しい人となりを見ました。
ちょっと気に入らないと思っていた後輩の木崎への仕返しが面白かったです。
小汚い方の計の流れるような悪口雑言にスッキリ&大笑いしました。
BL的な萌えポイントとは違うけれど、私にとってこの作品がすごいなと感じるところは、アナウンサーの仕事やその取り巻く世界への見方が変わったという点。つまりはこの一冊にとてつもないリアリティがあるから。
本作は、前作から1年後。「計」は潮と相変わらず、だったはず。だけど「国江田さん」は裏番組に追い上げられて、焦りが「計」をイライラさせる。
好きでなくてもできる自分が実は抱えていた、劣等感と負け意識…
そんな時、スタジオより現場取材を優先して、と指示され、あっち行ったりこっち行ったりの不規則性に心身ともに疲弊する国江田。計のストレスも最高潮で、ついに潮ともギクシャクして。
や〜っとお休みが取れたら潮がいない。なんと裏番組の木崎了と他のスタッフと一緒に温泉旅行?
さて、計は潮を追っかけて温泉に行くのです。
そこで潮に弱音吐きまくって仲直りするのですが、その後現地で火事に遭遇して急遽中継したり、頭を打って部分的記憶喪失になったり、と目まぐるしく展開します。
私は記憶喪失ってイマイチ好きじゃないんですけど、国江田の中から潮の記憶だけが消えてしまいます。潮に対しても礼儀正しい「国江田さん」のままで、「計」がいなくなってしまった。
潮は国江田さんに『お前じゃない』って感じるんですね〜。これは前作の命題アゲイン?
イエスか、ノーか、半分か、2倍なのか……計か国江田か、どっちかなのか、どっちもなのか。
潮にとって、計無しの国江田は「お前」じゃない、でも計は国江田込みの存在だろうに。
これは人が他者をどう受け入れるかっていう問題。
相手の優しさが好き、相手の強さが好き、色々の「好き」があって、じゃあそうじゃない相手の部分はどうなんだっていう。
まあ、早めに記憶喪失は直り仕事での強気も戻ってめでたし、潮とのラブもめでたし、です。
「国江田さん」の時の潮への告白・誘惑シーンは良かった!です。
自分には潮しかいないにもかかわらず、潮には計だけでなく、他の世界での友人たちもいて...なんていう感じで嫉妬しちゃう計。素直になっちゃえばいいのにかたくななままの計が可愛く見えてきて仕方がなかったです。
ぽんぽんと進んでいく2人の会話もこれまたクスっとなってしまう。
飽きずに最後までするっと読めてしまうので少し惜しい気持ちもしなくもない。
そして帰ってきました『国江田さん』!!!!!
記憶喪失になって潮のことを忘れてしまった挙句、『計』の人格を失って...なんていう潮にとってはダブルパンチなわけですが、これがまたかわいいかわいい!!殊勝な『国江田さん』がめっちゃクチャ可愛くてこのまま本番突入しちゃえ!なんて気持ちも無きにしも非ず...()
個人的には『国江田さん』を壁ドンする潮の挿絵にきゅんときました。
「イエスかノーか半分か」がとても面白かったので、今回はどんな展開になるのかなと期待しながら読みました。
試練の巻でしたね。
前半は、他局にライバル出現かということで計のお仕事上での試練。
後半は、計が短い期間でしたが記憶喪失になってしまったため、潮の試練。
ちょっぴり胸の痛む苦しい展開の多かったこの巻でしたが、笑えるシーンも多々あり、うまいなー、さすが一穂先生だなと思いながら読みました。
前作の時もそうでしたが、竜起くんのキャラがとても良いですよね。
なんといっても主人公二人の秘密をしっかり握っていて、自分だって職務上またはプライベート上で辛い事もいっぱいあるでしょうに、その明るいキャラは全くブレません。
お笑いキャラかなー。ずっとそのままでいて欲しい。主人公二人の次に大好きなキャラです。
にしても、マスコミでのお仕事ってホントに大変だなーと思いました。どのお仕事も大変なのには違いありませんが、やっぱりプライバシーがないのが。例えば、職場に親兄弟の知り合いがいなければ、自分が会社で失敗したことなど知られずに済むことも、マスコミの場合、「最近、○○さん出てないね、干されているのかな」といった具合に皆に知られてしまいます。でも人の上に立ってお仕事をされている方々って、皆、芯が強く、しっかりしていますもんね。見習わなくちゃ、私も。生きることを頑張ろう。
今回、計のライバルとして登場するモデルでタレントの木崎くんが、最後の方で漏らす「そうちゃんと同じ局で働きたかった」には、「えーっ、そっ、そうだったのかー」ってあんぐり。…ってことは、木崎くんはゲイなのかー。きっと今はまだ片思い中。同じ職場で働きたかったのでしょうね。いつか春が来ることをお祈りします(-人-)
最後になりますが、計が記憶喪失から回復するきっかけとなった壁ドンのセリフ。これにはやられました。懐の深い潮が、参っている姿を見るのが辛かったので、このセリフに救われました。ホント、末永くお幸せにと思いました。
さて、今度は3巻目、めちゃくちゃ評判が宜しいようで、今から楽しみです♪
イエスかノーか半分か。シリーズ2作目。
今回もとても面白かったです。
お仕事してるときの計が素敵でした。
とくに温泉旅館での火事の中継は緊迫感があってハラハラしました。
「しゃべれ!国江田計に恥かかせんな!!」
アナウンサーに喝を入れた潮が格好良かった!(*^^*)
竜起も好きです。にくめない良いキャラだなぁと思います。
ただ、参戦するかと思いきや、意外に引き際が早かったのが残念でした。
個人的にはもう少しねばって欲しかったです。
どんどんシリーズ化してほしい作品です。
イエスかノーか半分かの続編。
また計と潮の掛け合いが見れて幸せです。
今回は、ライバル?!の木崎了の存在に弱気になる計が見られます。
そんな、計を気に掛ける潮ですが、当然ながら負けず嫌いな計は素直になれるはずもなく、二人の関係がぎくしゃくします。
そんなこんながあり、ようやくラブラブの二人にもどったと思いきや、まさかの記憶喪失。
うわー、このタイミングでくるかーと一喜一憂してしまいました。
いい子の国江田計も計だけど、なんか半分物足りない。
悪態をつく計に会いたい!、でもそんな事思っちゃいけないんじゃないかと悩む潮がせつなく泣けてきました。
そして200万点の壁ドン最高でした(^^)
前作に続いて大好きな作品です!
とても楽しく読ませて頂きました。
今回は計が色々と不安定で心配しましたが、そこはやはり俺様でプライドの権化な国江田計(笑)さすがでした!
とにかく前半は主人公である計の頑張り屋さんでツンデレな魅力が、後半は潮の優しさが炸裂しています。
終始2人のやり取りに笑いつつ、2人のイチャイチャに和んでニヤニヤして楽しめました。程よいエロもありつつ、ストーリー内を占める「仕事」に対する真面目さも垣間見え、話のバランスが秀逸!と思いました。
とても大好きな作品です。
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
今回は、計の恐ろしきまでの自信がゆらいだり
記憶をなくすような事故がおきたり。
なかなかたくさんの事が起きましたね。
が、潮の不動な計を思う気持ち、そして
地球の海のように(笑)広い心は変わりませんでしたw
いいですね、こういう関係。
誰でも心を解放できる場所が無いと
いつかバランス崩してしまいますよねぇ。
それが計の場合、潮なわけで。
潮が居なかった時はどうしてたの?と言いたくなるほどw(前巻)
そういう変化も楽しめました。
計の仕事に対する気持ちの部分で悩み、そして一応は整理がつきましたね。
非常に細かくてリアルな悩みだったので読んでいて共感というか、一緒にもだもだした部分でしたのですっきりしました。
そういったストーリー的な部分で読み応えがあって満足感があります。
潮との関係については特に代わり映えのない印象で、一悶着あっても良かったような。
記憶喪失は定番ネタですがシリーズ通してテーマとなっている「半分」が生かされていて面白かったです。
もう1巻くらい二人の関係に言及するような内容で続いたら嬉しいなあ。
ネタバレしたくないのですが、どうしても少しにじみ出てしまう・・・すみません・・・。
相変わらずセリフとかモノローグのひとつひとつに『クスッ』と笑える部分がたくさんあります。前作もそうでしたが、計の心の中のブラックトークがハンパない。「このくそ野郎のやってるSNSがことごとく炎上しますように」とか普通に思っちゃう計のキャラが突き抜けていて、唯一無二なキャラではないかなと思います。
今回まさかの事件が起こって、本当の計?が行方不明になりお仕事モードの「国江田さん」が潮の前でも居座る時間があるのですが、「国江田さん」を可愛いと思ってしまう気持ちと早く「計」を取り戻したい気持ちが交差して何とも言えない瞬間がありました。
エピソード的には少し走り過ぎていたりドラマティックすぎる感がありましたけれど、全国に顔をさらす国江田さんとブラックな計を行き来する彼の日常を考えれば、これくらいのスピード感と爆発力がないと起伏にならないのかな~と納得しました。
計も『「やれば何でもできてしまう国江田」という職業』は本当に自分の好きでやりたいことなのかという葛藤に苛まれますが、潮とのやりとりでちゃんと結論を出しましたし、読後感も良かったです。
今回の温泉エッチは一穂さんの作品の中でもかなりトップクラスに好きかも~(笑)
前半で登場する花火の刺繍や壁ドンが、後半で活きてくるのが素敵でした。
計に思い出してもらえるか、潮と一緒にドキドキでした。アクセント辞典が不発だったときには、もう駄目だと思いましたけど。本当、小汚い計が戻ってきて良かったです。
小汚い計といえば、あんな密閉容器みたいな表情筋が欲しいです。本当に計が羨ましい(笑)
前作では、潮と家族、それとバレてしまった竜起以外には完璧な密閉容器でしたが、今回はちょっと弛んだかな?設楽や錦戸さんや麻生さんには、いっぱいいっぱいだったことが伝わっていたような気がします。
温泉宿で、計が潮に弱音を吐いて涙する場面が好きです。
設楽に言われた言葉にも、もちろん計は傷ついたけれど、一番根っこは前作から計の中にあった「出来るからやっている仕事」っていう引け目みたいなものだと思います。
計はなりたくてアナウンサーになったわけでも、潮のようにやりたくて、それしか出来なくてやっているわけでもない。ただ、何となく「出来るから」アナウンサーになりました。
もちろん、計はやるからには完璧に出来るように努力しているし、努力出来るだけの情熱を仕事に持っています。
でも何となく、「出来るからやる」よりも、「好きだからやる」の方が偉いみたいな感覚のせいで、計が受かった為に、好きで努力もしたのにアナウンサー試験に落ちた木崎が現れたことで、調子を崩してしまいます。
計だって頑張ってる!努力してる計が木崎なんか気にしちゃ駄目だ!!私なんか仕事に情熱なんてないよw!それに比べたら計はちゃんと仕事好きだよ!!と読みながら応援していたのですが、潮はさらっと辞めていいよ、って言ってくれるんですよ・・・潮さん、さすがです(>v<)!!
テンパッてもそのまま抱きしめて受け止めてくれる潮だからこそ、計が好きになったんだなってことが、よく分かった今作でした。
あと、潮の夢の中の竜起が面白過ぎて笑いました。
前作と比べて格段に竜起が味のあるキャラクターになってます。好きだわぁ(笑)
前作に続きとにかく計ちゃんが腹黒ツンデレでかわいい(笑)((o(`>ω<´)o))
エロシーンもちゃんとあるし計ちゃんが潮さんをなんだかんだいって求めてしまい素直になるのがほんとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉにぐっときます:(((∩˘ω˘∩))):
エロシーンでの一言一言が可愛くて愛おしくなるレベルでやばいです:(´∩ω∩`):
アナウンサーやってるときはきらきら王子様キャラなのにプイベートだと急にもさくてダサいですがなるのも面白かった(笑)
一人称小説に慣れている方ならおそらく
この話のノリは楽について行ける方では
ないかと思われます。
ただし登場人物との相性が悪ければ
かなり難航するでしょう。
その点に関しては運と縁ですねと言って
片付けるしか評者にはできません。
合わない所にわざわざ固執しなくても
よろしいでしょうし。
前作よりは心持ち甘みが増した感じは
致しますね。
ただまあ、甘味料の甘味ではなく
素材からじっくり引き出した目立ち難い
甘味である為、馴染みは良いけど判り難い。
ですので万人向けとはまだ若干言い難い。
その辺を含んだ上でどうぞ。
計の突き抜けた毒の吐き方と、潮との漫才のようなテンポの良い会話は、読んでいて本当に吹き出しますwww
しかし、かぎりなく後半にちかくで起きる事件?事故?は韓流ドラマのような展開。
「どうやってコレまとめるの!?」と残りのページを気にしながら色んな意味でハラハラドキドキ・・・・・・ タイミング良すぎ展開に、ちょっと残念です・・・・・・
潮のバックボーンとか気になるな!おばあちゃんや家族の話など。
スピンオフなし異例の第3弾を期待します!
面白かったー!
前作に続いて沢山笑わせて頂きました。
そして今回は国江田さんが不安定で壊れてしまいそう、と読みながらハラハラしました。潮に対して尊敬と劣等を感じ自分が自分でなくなるような人生否定しかけるような苦々しい思いをずっとどこかで持ち続けていたからなのか、そこに木崎という人物も現れて泣いちゃったのかな。無理やりとらされた有休つかって潮を追っかけたホテルで潮の手を握りながら泣く国江田さんに号泣です。
そして話題の壁ドン。
国江田さんが潮を練習台に使うところ大笑いしました。最寄りの渋滞情報教えてやるよ...って吹き出します。
ここで世界のまんなかなんですね。
ただ、話題がでたにも関わらず収録した壁ドンのお話がいっこうに出てこない...
あれ?これ回収しないの?って思っていたら最後の最後でありました。反則といいたいくらいのタイミングでした(//∇//)
錦戸さんが国江田さんに雑炊たべろっていうところもよかったなあ、名前読んでくれなくてもきちん見てくれてる。
あと情事の最中に名言が。
高度な清廉性(笑)
情事のシーンも笑っちゃう(笑)
この二人のお話まだまだ読んでいたい、笑いたい!
続きでないかな~と密かに希望しています(ノ´∀`*)
1作目は、「ちるちるでの評価がいいし読んでみるか〜。」って感じで手に取って。
もちろん面白かったのですが、そこまでどハマりしなかったのが正直なところでした。
好みの問題だと思うのですが、多分、受け様の二面性があって天邪鬼なキャラも、攻め様の安定し過ぎてちょっとそっけなく感じるキャラもハマらなかったのだと思います。
しかし、2作目。
受け様、計は相変わらず二重人格で天邪鬼だったけど。前作でうっすら感じた利己的な感じ(個人的な印象ですが)がなく。ただただ不器用で、人よりも頑張って、頑張って、頑張り過ぎてるが故の反動のブラック計。
攻め様もひょうひょうとし過ぎに見えていたのですが。今作では計の事を大事に思ってる感じがすっごく伝わってきて。
もう、キュンキュンの連続でした。
人の何倍も頑張って、周りの期待に応えて、決して素をさらけ出す事が出来ない計のたったひとつの絶対安全地帯。潮。
胸キュンでした。
今回の表紙は前回と逆バージョンなんですね。
受け様の計のキス待ちのお顔が、ほらよ、みたいな事言いつつ内心テレまくってんだろうなー、なんて感じで、対する攻め様の潮は、いつまで計が目を閉じてまってられるか、なんて考えてんだろうなーみたいな顔してあっかんべしてて。
もう表紙から2人がかわいいです。
今回は計がお仕事煮詰まっちゃって、1人で抱え込んじゃっていっぱいいっぱいになっちゃってました。
「好き」な仕事をしてる訳じゃない、と思ってる計は「好き」な仕事をしてる潮だからこそ弱音を吐けなくて。
そんな計に黙って見守ってられなくなった潮の言葉にますます追い詰められて、当たってしまってますます落ち込んで。
ホテルで久しぶりに落ち着いた気持ちで向き合えた2人。
潮の「俺は安全地帯っていうか…」のセリフには、つくづく潮って大人だなぁ、28歳でこんだけの包容力って、と思ってしまいましたよ。
潮に弱音を吐いてスッキリしたのか、その後の計の「冗談じゃねー」に続くセリフには拍手もんです。
さすが計!!
記憶喪失のところただけ、攻め視点で書かれていて、潮の計への気持ちがはっかり伝わってきて、それもよかったです。
でもストレートに素直に慕ってくる国江田さんにぐらぐらしちゃって無抵抗の的状態になってるのもかわいかった。
それにしても、計の壁ドン。
あれはヤバイって。うわー、やられちゃうよなぁ。
続編もか二人が優しくかわいく時を紡いでいて、読後感のいい一冊で、何度もリピートして読んでます。
今回も安定の罵詈雑言。そして笑えました!タイムリーなネタ満載だったので、読むか迷っている方は後回しにせず先に読んだ方がより楽しめるかな、と思います。
「壁ドン」のくだりが素敵でした。潮で練習する場面はもちろん、物語の鍵になる計のセリフもかわいかったです。潮への気持ちが伝わってきて最高でした…。
物語の後半、計が記憶喪失になったとき正直「あ、ベタな展開だなぁ…」と思ってちょっと落胆したのですが、さすがは一穂先生。二重人格ならではの片方だけ居残りという展開でした…!私は「きれいな国江田さん」と潮もいいなとか思ってしまいました(笑)もう少しだけ見たかったという気もしますが、最後に計と潮が無事結ばれて安心しました。やっぱり潮には計しかいません。
計は今回仕事で悩まされたり嫉妬に焦げたりと、忙しいですね。計の新しい一面が見れたのでよかったと思います。かわいいの一言に尽きます。二人のかわいさに文句はありません。なので神評価です。
一穂ミチさんの作品は、私の場合ですが、主役に共感出来るかどうかで、評価と言うか感想が変わってくるので、話によっては好き嫌いがハッキリ分かれるのですが、計(受)は大好きです(笑)
初っ端から、最後までの一貫した笑顔の下の心の毒舌‼︎
最高です。
絶対、社会人なら、いや人なら、顔で笑って心で毒付くってありますよね(笑)
計の場合は極端かもしれないけど、読んでて滅茶苦茶笑ってしまいました。普段、完璧を目指している分のバランスを取っているんでしょうが、その毒舌突っ込み自体が面白すぎ(笑)笑わせてもらいました。
ただ、きれいな国江田さんの部分には、あまりにも記憶が抜けるのも戻るのもあっけなさ過ぎて少々違和感が…
最後まで一気にさらっと読め過ぎた感があるのも気になりました。それが悪いって事では無いのですが(笑)
とってもかわいい2人を見れて満足です♡
一巻を経てお互いを知った2人のそれ故の葛藤というか…(笑)見ててかわいいなあと思っていました(*´∀`*)
絡む描写が増えてとても素敵でした!萌え×2に1票!
相変わらず、計の心の中の罵詈雑言のバリエーションは素晴らしいものでした。
読んでいて、笑いをこらえるのに苦労する程。
他局のライバル番組に、自分のあずかり知らないところで自分をライバル視していた男が登場して、計はすっかりお悩みスパイラルに陥ってしまいますが、そこは計なので、つらさをどこにも出せないまま、ひたすらがんばってしまい、、、
既に出来上がっているカップルの続編なので、割合とエチシーンが濃厚で分量も多めです。
計もセックスの最中は素直でかわいい。
だからでしょうか、計のお仕事中の描写で盛り上がった気分が、エチシーンで萎える。記憶障害をぶっ込んでくるのも展開上の計算としてはわかるけど、なんだか安易で萌気分マイナス。壁ドンのせりふも凄く良いこと言っているけど、、、
この本自体はおもしろくってサクサク読めちゃうけど、読後感が意外ともやもや。
セルフツッコミ
今更だけど、この作品、表紙イラストの計がかわいらしすぎるかな。
セックス中に素直になっちゃっている計は、このイラストのかわいらしい計のイメージでいいんだけど、外面王子スマイルで心の中では罵詈雑言罵倒しまくりの計は私の脳内イメージ的にはこれじゃかわいすぎだと主張するのよ。
で、その乖離が萌を萎ませる。
エチが甘くて濃厚になればなるほど萌が萎んでいく不条理。
「イエスかノーか半分か」の続編。
前回が計と潮の「なれそめ」と「嫉妬」がメインテーマなら、今回のテーマは「仕事」。
好きなこと・やりたいことを仕事にしている人と、仕事だからやっているという人。
潮は前者で計は後者。
そんな風に枠決めをしてしまって、苦しみ始める計。
発端は裏番組のMCに抜擢される木崎了。
計と同じ年に旭テレビのアナウンサー試験を受けて、落ちてしまったという経歴の持ち主。
アナウンス力もあり、MCとしても申し分ない活躍。
似た雰囲気で同じジャンルの人間である木崎を、猛烈に意識してしまいます。
「好きなことを頑張ってきた人間の咬ませ犬でしかない」
そう思い込み、絶対的な「やりたいこと」がないことへの劣等感で、計は調子を崩していきます。
視聴率は落ち、木崎の番組にも抜かれて、「やりたいこと」を仕事にしている潮に相談もできず、取材で木崎が潮の家にいることに、唯一の居場所を取られたような絶望感を感じ、正論で諭す潮を突っぱねて、どんどん負のループに落ちていくのです。
そんな状態で、慣れない現場の仕事に回され、精神的にも体力的にも疲弊していく。
それでも何も言わずに受け入れて、一切手を抜かずに仕事をこなしていく計の姿は痛々しくて…。
そんな計に、助け舟を出す人の多いこと!
後輩の育成や他人に無関心な麻生がランチに誘ったり。
木崎に気を取られていることに気づき「声が聞こえない」ときっちりと指摘する設楽P。
木崎との会話に絶妙なタイミングで割り込んだり、潮へナイスアシストな連絡をする竜起。
現場での計の仕事ぶりを認めて、体を気遣う錦戸カメラマン。(職人気質すぎて、現場の疲弊の原因ですが(笑))
休みをもらって、「ごめんな」と先に謝ってくれた器の大きな潮に弱音を吐くことで、ゆっくりと浮上していくのですが、「イエスかノーか」で潮が言っていた「ものを創る悔しさは、また別のものを創ることでしか晴らせない」という言葉が、この巻でも生かされていました。
「ものを創ること」が「仕事」に変換されて、それを実感し、救われていきます。
今作でも、計の毒舌は健在で、その炸裂っぷりは前作を上回るほど!
計じゃなくて、一穂さんの心の声じゃない?と思うくらい、ツボにはまるツッコミ。
しゃべるゴリラやコナン君ネタ、個人的には「どこの部族?」がドンピシャでした!
計が落ちて精神的にしんどい状態が続くのに、
読んでいてそれほどどんよりとこないところは、さすがの一言。
計の毒舌も、きちんと努力をし、追い詰められても弱音を吐かず頑張る姿があるので、全く気になりません。
つらくても悲劇のヒロイン的な感じは全くなく、どこまでもストイックな計は魅力たっぷりでした。
最後に出てくる「きれいな国江田さん」は、ちょっとしたサービスでしょうか。
きちんとした伏線であった壁ドンの、セリフのバリエーションは意味不明さが計っぽかった!
本番の壁ドンは2冊分の2人を表していて、ジーンときましたよ。
3回ほど出てくる、エッチシーンも愛があってよかったです。
最後は、番組も計もきちんと意趣返し的なまとまり方をして、スッキリ。
思っていたよりも全くイヤな奴ではなかった木崎に対して、
「俺に張り合おうなんて、3万年早いんだよ」
とぴしゃり!
仕留めましたよ、「エア・ケイ」で(笑)
「きれいな国江田さんと、小汚い計。あなたはどちらを選びますか?」
前作で、小汚い計もひっくるめておまえの全部が好きだと言って、めでたく人気アナウンサー国江田計と結ばれた都築。その彼に今回、究極の選択が突きつけられます。彼はどちらを選ぶのか、というか、そもそもどちらかを選ぶことができるものなのか? こう書いてるだけで、都築の焦りと葛藤が伝わってくるようです。
前作から1年、順調に交際をつづけてきたらしいふたりですが、計はまたもや、仕事で新たな火種を抱えています。強力なライバル番組の登場で計たちの「ザ・ニュース」の視聴率はじり貧に。テコ入れのためスタジオから外され現場取材に出されて、心身をすり減らす計。しかもライバル番組に抜擢されたタレント木崎は、かつて計のために旭テレビのアナウンサー試験に落ちた男だった。彼の存在は向かうところ敵なしに見える計のひそかな劣等感をあおってやまない。自分は好きでここに来たわけじゃない。それでもここにいるからには、つねに努力は惜しまなかったつもりだ。だけど結局最後には、「好き」で「これしかできない」人間にはかなわないんじゃないか。そしていくら最大の理解者とはいえ「好き」を仕事にしている都築に、そんな弱音は吐けなくて・・・
どんなに追い詰められてボロボロになっても、好きでやってるわけじゃないといいながらも、ひとたび仕事に出ればいっさいの手抜きを自分に許さない計が少し痛々しい。「できるやつってのは、できないって言えねえやつのことだ」ベテランカメラマン錦戸の指摘はさすがに鋭い。だからこそ無条件で安らげる都築という安全地帯が必要なのだ。「テレビの仕事なんかやめて、ずっとそばにいてくれれば俺も嬉しい」弱った心に、このうえなく甘い都築の誘惑。それに対する計の返事は・・・
「冗っ談じゃねー!!」社屋の隣りに国江田記念館が建つまでやめないと啖呵を切る。いま辞めたら負け犬じゃないかと。土壇場でのこのあざやかな反発力。これだからどんなに腹黒だろうが小汚かろうが嫌いになれないんだよ、この人のこと。
勢いに任せて旅先で遭遇した火事現場からの緊急生中継までも見事に仕切り終え、「やっぱこいつめちゃくちゃこの仕事好きなんじゃん」と都築に思わせた直後、山道で転倒して頭を強打した計。なぜか都築の記憶と「小汚い計」の部分だけがすっぽり欠落してしまう。そして都築は、冒頭の究極の選択に苦悩する羽目になる・・・
残った半分の「きれいな国江田さん」は、記憶のないままもう一度都築に恋をして、ピュアなまなざしで迫ってくる。「もっと近くに来てください。いまだけでいいんです」出会ったころの猫かぶってた計ともまた違ういじらしさ。なのにその顔とカラダはよく見知ったいとしい恋人そのままで。
都築の自制心は風前のともしび・・・
すんでのところで邪魔が入り、未遂で終わると同時に計の記憶も戻るのですが、記憶喪失してた間の記憶はちゃんとあるらしく、開口一番都築をなじります。「てめー、俺を振ろうとしたな?」「ていうか浮気だ!」双方向で糾弾されまくる都築が気の毒。それでも計を「おかえり」と抱き締める彼は心底うれしそうで。
ギリギリだろうが踏みとどまってほんとに良かったよ。もし一線越えてたら、計のことだから果てしなく落ち込むに違いない。「やっぱりお前も殊勝な方が好きなのか」って、もういない幻の半身に永遠に嫉妬し続けるだろうから。計には自覚がある。「きれいな国江田さん」だけならひく手あまたでも、「小汚い計」もひっくるめた丸ごとの自分を受け入れてくれるのは都築しかいない。木崎が取材で都築の生活空間に立ち入ったってだけであんなに動揺したのも、失うのが怖くてたまらないから。「やっと見つけた俺の居場所なんだよ」
だから都築、繰り返し言ってやってよ。「お前だけだ、お前がいい」って、それこそ計がウザガるくらいに何度でも。
でも実は当人が思い込んでるだけで、ブラックな計も意外とマニアックな向きには需要があるのかも。前作では当て馬というか、単なるお騒がせ役だった皆川が、いやに計に懐きまくってたぞ。随所でもろもろいいアシストもしてたし。「仕留めましょうよ、エア・ケイで」には笑かしてもらいました。
カップルが出来上がった後の続編で、難しい部分もあったかと思われますが、ふたりの掛け合いのテンポとか、ブラックな計の心の叫びとか(ゴリラの実況にはワロタ)一穂さんの筆は前作にも増してノリノリでぶっ飛ばしてました。ただ、あんまりにもその部分が面白すぎて、作家さん渾身のエッチシーンの描写を追うより「もっとずっとしゃべっててほしい」と思えてしまったのがわたしにとっての唯一の難点でしょうか。とはいえ、非BLものも含めて、今年一番の爆笑度には謹んで「神」を捧げたいと思います。
続きが出ると言うことで、前作を読み返してから臨みました。いや~楽しかったです、やはり安心して読めるし、ところどころのウケ様の心の声がとても好きです。内容としては木崎君があて馬になるかと思ってましたが・・・・
私個人としては、宮川君のスピンオフ希望です。
前作の評価は「中立」。
一穂ミチさんは、私にとっては当たり外れのある作家さん。
さーて、どうしよう……と思いましたが、
前作の表紙と対になっているイラストが可愛くて、
ついボチッとしてしまいました。
◆◆ ◆◆ ◆◆
仕事の際は「完全無欠」の仮面をかぶり、
素に戻ると、いい加減な性格の計(受け)。
それをそっと見守る映像クリエイターの潮(攻め)。
そんなふたりは、紆余曲折の末、恋人同士に…。
というのが前作。
今作では、それから1年経ってます。
早い!
いやいや、なんやかんやありながらもずーーっと
ふたり一緒でホント嬉しいです!!
相変わらず仕事の時は、完全な「良い子ちゃん」の計ですが、
心のなかの罵倒が凄い。
とくに「愚民」の言葉を使った罵倒!!
待ってました!!!
この完膚なきまでの徹底的な周囲への罵倒!!><
そしてその差がありすぎる「良い子ちゃん」の仮面を被る計!
ああ、この心のなかの罵倒が聞きたかったんですよ…。
あ、別に私はMというわけではないです。
単純に、計の周囲への罵倒が面白くて、
爆笑しちゃうんです。
ああ、心地いい。
計の仕事面はというと、これがトラブル続き。
受け持ちの番組「ザ・ニュース」が裏番組に
視聴率を抜かされたり、
裏番組の受け持ちタレントが計のために
アナウンサーになりそこねていたことが発覚したり、
何故か現場の中継ばかりを任されたり……。
一見サラッと見えるんですが、テレビ番組の裏側や
ニュース番組のことなどは、よく調べてあります。
これは一穂さんの情熱のなせる技なんでしょうね。
一見、軽いタッチの小説に
上手く馴染んでいるのではないでしょうか。
トラブルといえば、最後のクライマックス!
計の記憶喪失です。
「悪い子ちゃん」の素の計が何処かへ行ってしまい、
「良い子ちゃん」の計だけが残る。
そして、恋人である潮の記憶だけ、すっぽり抜け落ちてしまう…。
「なんだ、その都合のいい設定は!」と
突っ込みたくなるのですが、これがもう可愛くて!!><
計が、爆発的に可愛いのです。
でも、記憶を元に戻したい、自分を思い出して欲しいと
願う潮。
記憶が無いのに、どうしても潮に頼ろうとしてしまい、
挙句の果てには、真摯な態度で潮に迫ろうとする計。
最後は公共の電波を使った計の潮へのメッセージで
全てを思い出した計…ということで、記憶喪失事件は、
幕を閉じます。
いやあ、愛のこもった壁ドンメッセージでしたね。
読んでいるこっちが、こっ恥ずかしくなりました。////
途中、何回かエッチシーンが出てきますが、
ふたりの巧妙なやりとりが面白くて。
凄くエロいのに、面白い、可笑しい。
という状況でした。
でも、最後のエッチシーンの潮の言葉は、ズシッと
心に響きましたね。
「好きだ、お前だけだ。…もうどこにもいくな」
「何もしてくれなくていいから
俺のこと好きだって言ってくれ」
もぉぉぉぉぉ、この言葉に萌えずして、何に萌えろというのか!
萌えですよ、萌え!
読んでいるこっちが縮こまってしまいたくなるほどの萌えでした。
◆◆ ◆◆ ◆◆
前回の「中立」評価が嘘のような一冊となりました。
「もう一度『この愚民』というのを聞きたかった」
その願いも叶って、とっても満足です。
計もこれからも仕事面では、この調子で歩いて行って欲しいです。
……きっと、後ろで潮がそっと支えてくれるでしょうから。
何も心配いらないよ、と計に言ってあげたいです。
これでこの二人にも会えなくなると思うと、
ホントに寂しいのですが…。
くすん。
これからもきっと二人は、紆余曲折がありながらも
一生、一緒にいることでしょう!!
今回のふたりの甘々は、
「10点満点の2万点」ですね!!
たくさんの萌えをありがとうございました~。
イエスかノーか半分か、のスピンオフではなく続きということで待ちに待っていました!
前作(イエスかノーか半分か一巻)と、同人誌『なんにもいらない』が完成度高かったので続きどうかな~と少し不安もあったのですが、やっぱりおもしろい。
当たり前と言えば当たり前なんですが、同人誌は読んでいなくても大丈夫です。
さて本編ですが、付き合いだして一年の二人にあれこれハプニングが降りかかります。前作では竜起という恋のライバルが、今作では木崎という仕事面でのライバルが登場。
ぐるぐる悩んで喧嘩して…という心理描写のもとになる、
『好き』ではなくなんとなくアナウンサーになった計、『好き』を仕事にしている潮や麻生さん、そして木崎…という対比の持ってきかたが本当に上手いなと思います。
それから、他の方のレビューにあるように温泉Hやら記憶喪失やらテンコ盛りです(笑)
このシリーズはめちゃめちゃ王道、というかエンタメ、というかBLBLしている…!一穂さんの作品って、いい意味でBLぽくない物が多いと思うのですが、今回はがっつりBL!狙って書いてるのかな~と思う所にまんまとはまって、きゅんきゅんしてしまいます。
恋敵・すれ違い・ハプニング・仲直り・抱擁攻め・癖あり受け…と揃ってもたんなる王道にならない面白さがこの本の魅力です。お仕事現場とか、上司とか、潮の作品とか、本当に魅力が詰まっています!!
他の一穂さん作品で、難解だなとか重いわと思った方にもおすすめです。
Hシーンもたくさんありますし!
ということで神評価させていただきました。
あの計と潮の続編がこんなに早く読めるとは・・・
昨年出ている「イエスかノーか半分か」を未読の方は
ぜひ読んでからこの2を読んでほしいです。
二重人格のような計と器のデカい潮の今の関係がどうして出来上がったのか
それはやっぱり、当たり前だけど最初を読むとよくわかるから。
今の二人の間に流れる空気がとても心地よく感じます。
お互いをどれだけ必要として愛おしくて、なくてはならない存在で。
1年足らずでここに行きついた二人。
良い雰囲気でいるばかりでは、お話にならないので
やっぱり問題は起きるし、事件も起きる。
今回当て馬的キャストとして登場した木崎ですが
思ったより本人からのアクションは少なく、あれ?という感じでした。
長野の温泉に行ったとき、あそこできっと潮と木崎の間に何か起きるのでは
と思いましたが何もなく、ちょっと拍子抜けしたところで大事件発生。
なんと計の記憶喪失!!
計が消えて国江田さんだけになってしまい、困惑しながらも
懸命に記憶を呼び戻そうとする潮に感動です。
仕事上での真面目な国江田さんと、言いたいことをポンポン言う毒舌な計。
どちらの国江田計も知っていて、どちらの国江田計も愛している潮。
そんな潮にだからこそ、最終的に計は自分の一番弱いところをさらけ出してしまうんですね。
そこが、すごく恋人らしくて心許したもの同士と言う感じがして良かったです。
そして、二人のSEXはすごく愛があるんですね~
あ~ホントにこの2人愛し合ってるんだなぁ・・・て思っちゃう。
潮がすごくすごく計のこと愛していて大切に思っていて
計も潮のことが大好きで潮なしでは生きていけないと思っていて
そんな二人だから、お互いを大事にするSEXを感じることができました。
だけど、記憶が戻ってからのHはかなり激しく濃く
潮さんてそんな方でしたっけ?と思うほどでした。
計が何度も絶頂を迎えても終わらない、それどころか今まで以上に突き上げる潮。
潮の「奥まで挿んねぇ」という台詞に、
興奮と先走る気持ちが手に取るようにわかり
ゾクッとするほどその光景が想像できるシーンでした。
ひとつひとつの表現がそこだけ読んだら、ただのエロシーンなんだろうけど
このお話だから、計と潮だから愛の営みになるんだろうなぁと思えました。
もう、誰も邪魔できない二人ですね。
計の記憶が戻った時に流れていたVTRで計自身が言っていた台詞。
「お前といると、時々甘えすぎて駄目になる。でも、お前がいなきゃ駄目にもなれないんだ。」
このシーンでもうほろりと来て泣けました。
完全に潮に感情移入してしまいましたね。
計があの壁ドンのために考えた台詞、すっごく素敵で潮だけでなく
読んでいる私たちも、キュンとさせられました。
そうですね。
他の方も書かれているように私も次は木崎のスピンオフ読みたいです。
そして、計と潮のその後もちょっと覗いてみたいですね。
作家買いです。まさかこの二人の続きの話が読めると思っていなかったので喜び勇んで購入しました。
くっついたあとの二人なので、初めの方はもうかなりの甘々な二人です。計の壁ドンの練習の件とか爆笑しました。軽口をたたき合いながらもお互いへの信頼と愛情がにじみ出てホンワカ~と話が進んでいくのですが。
計の出演する「ザ・ニュース」の裏番組に出演しているタレントの木崎が、計とちょっと因縁のあるタレントさんで。視聴率でも負けはじめ、潮と木崎が仕事で絡むことがあったり、だんだんアナウンサーとして不調をきたすようになり…。
というお話でした。
今までは社内で揺るぎない立ち位置にいた計ですが、それらの不調によりちょっとしんどい仕事もさせれられるようになります。けれどくさることなく淡々と自分の仕事をこなしていく計が素敵でした。そしてそうした仕事を経て、周りの人の優しさやチームワークについて彼自身学び、感謝の気持ちを持てるようになっていく様はとてもカッコよかったです。
けれど計がそうして仕事をこなし、踏ん張ることができたのも「帰る場所」が彼にあったからで。大きな懐で計を見守り包み込む潮の男気に惚れ惚れしました。計が潮にだけ見せる弱さがまた良い!タイトルの「世界のまんなか」も、帯の「ここが世界のまんなか、ぼくの絶対安全地帯。」にも納得。もういつまでも二人でいちゃいちゃしちゃってくださいwと思ったとか何とか。
最後の計の事故からの不測の事態は「おおお?」と思いましたが。竜起の「きれいな国江田さん」発言には思わず笑ってしまいましたが、結局計には潮しかいないんだなあとしみじみ。まあなんにせよブラックな(ヨゴレ担当らしいw)計が帰ってきてよかったですけれど。やっぱりあの心の中だけで毒舌を吐いてくれる計じゃないと計じゃないなあ、と再確認。あの毒舌も可愛く思えるから不思議なものです。
それと脇を固めるキャラもみんないい味出してますねえ。竜起はもちろん、錦戸さんのさり気ない優しさにキュンキュンしました。ああ、オッサンなのが惜しい…!若くて独身だったらスピンオフが出たかもしれないのに…!でも木崎と麻生さんはアリか?とか思いつつ。
竹美家さんの挿絵が今回も非常に可愛らしかった。一穂さんとはゴールデンコンビだと思うのです。表紙も1と対照的で良かったです。
とにもかくにも神評価です。
こんなに本の発売日が待ち遠しかったのは本当にいつぶりか。荷物が届く今日1日この本の事ばかり考えながら仕事してました。
読み初めて先を早く読みたいけど、読んだら減ってしまうからと一文字一文字大切に読ませてもらいました。
計の弱さと、強さと、潮が好きだって想いと、可愛さがいっぱい詰まって溢れて来て何度も何度も読み返しました。
もうちょっと国江田さんに翻弄される都築さんも見てたかったけど、半分だけの国江田さんだと物足りないからあのタイミングがベストだったのかも。
頭の中で阿部さんの声が重なってしょうがないのでドラマCDも是非出して欲しいです。
もちろん続編も!
昨年11月に出た『イエスかノーか半分か』の続編。
こんなにまたすぐに、しかも同人誌やスピンオフでではなく
彼らに会えるとは!
嬉しくてワクワクしながら手にとった。
前作は、びっくりするほど新鮮な作品だったが
今回は国江田計くんの超裏表ぶりは周知(潮&読者)のことだし
そういう意味では前作ほどのインパクトはないけれど
コメディとして思わず吹き出しつつ、
仕事観や生き方といった真面目な部分は深く心に沁み、
そして、もちろん萌えもHもある、
そんな読み終わるのがもったいないような一冊だった。
彼らが出会って1年が経ち、二人のおつきあいも順調に進行中。
(同人誌によると、年末年始は潮が計の実家に滞在した模様です。)
彼ら流にではあるが、それなりに甘い日々だ。
そんな中、計の『ザ・ニュース』の裏に新しい報道番組が登場、
そこに抜擢された木崎は、実は計と曰くのある若手タレントで……。
木崎が潮の密着取材をしたことや、番組同士の視聴率競争もあり
意識するあまり計は調子が狂ってしまう。
その上慣れない仕事に追われる羽目になり、一杯一杯になった計は、
いつも以上に素直になれず溢れて爆発してしまい……。
その後彼らの仲直りの下り(温泉H付き♨︎)があって、
あれ?この先の分量は……?と思っていたら、もう一つ大事件発生。
遭遇した火事の現場中継というワクワクする仕事話の後に待っていたのは、
なんと、計の記憶喪失!
この記憶喪失の顛末自体は、
「こんな(ストーリー的に)都合のいい記憶喪失ねぇよっ!」
とツッコミたくもなるのだが
そこで登場した半分オンリーのホワイト計のなんと健気で可愛いこと!
そして、その顛末を通じて潮が、半分の計じゃなく
シュッときれいな表の彼も、悪態ついている裏の彼も、
両方あっての丸ごと計が大切なんだと思う下りは、やはりいいなぁ。
壁ドン!の決め台詞も、やっぱりキュンとしウルっとするし、
二人の時々くだらない色っぽくないやりとりをしながらのHも好き。
相変わらず仕事話はベラボウに面白く、脇役の存在感も健在。
一穂さんの作品を読むと、社会の中で小さな自分の役割を果たしながら
笑って泣いて、食べて眠っている、そんな全ての人々が愛おしくなる。
しかしなんと言っても、ちょっとどうかと思うような裏表計の
抱きしめたくなるような、ピュアで一生懸命な本質の可愛さ!
そして、互いが互いの生きていく芯(まんなか)になっている二人に
心からのエールを送りたくなる。
甘い……というのとは違うけれど、じわっと心が温かくなって
幸せな気分で読了。
ああ、もっと彼らを見ていたいよ!
ところで。
え?もしや、さらなるスピンオフは木崎くんですか?
え?え?お相手はまさか?!……と、最後にニヤッとしておしまい。
⇨仕事の早い一穂先生、早速ご自分のブログにSSが。
『ディレクター・A子さん(仮名)の体験談』
※プライバシー保護のため音声を加工してあります。
ええ、この件にちょっと関係ありますよ(笑)
是非読了後に読んでみてください。
**
評価は、最初「萌×2」にしようかなぁ?と思っていたところ
「この面白さがわからないのか、愚民!」と声が聞こえたような気が……w
というわけではないのですが、もう一度読み返したらジワジワ評価がup
うん、やっぱり「神」です。
ネタバレなんですけど、攻めとの記憶と自分の二重人格の記憶だけ無くしてしまったピュアホワイトな受けがやばかわいい。笑
そんでそのときに記憶戻すシーンが…なんとも…悶える…その一言です。
一穂ミチさんの作品ってやっぱりホカホカするな~と思いました。
全作品制覇も近いかな。笑