ぼくの太陽

boku no taiyo

ぼくの太陽
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×25
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
115
評価数
24
平均
4.8 / 5
神率
79.2%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
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イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
サークル
MICHI HOUSE〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
価格
ISBN

あらすじ

「イエスかノーか半分か」潮と計。
錦戸さんもいます。
18禁

「メモリーズ」 みんなの子どもの頃
「イミテーション・ゴールド」 錦戸さんの話
「ぼくの太陽」 ある日潮の家の机上には、大きなかき氷機があって……

表題作ぼくの太陽

都築潮。ストップモーションアニメーター、28歳
国江田計、旭テレビアナウンサー、28歳

その他の収録作品

  • メモリーズ
  • イミテーション・ゴールド

レビュー投稿数3

甘いお話あり、ビターなお話あり

夏コミお昼過ぎに行ったら完売していて残念!後日通販で購入しました。表紙がかわいいです。

・メモリーズ
計、潮、竜起の子供の頃のお話。夏休みにテレビ局を見学しています。それぞれが覚えてないだろうという程度の会話をしてたり、すれ違ったり。三つ子の魂百まで、子供の頃からみんなこんな感じだったんだと微笑ましかったです。

・イミテーション・ゴールド
錦戸さんのお話。計、麻生さん、竜起、潮、家族(娘さんが3人!)、そして「世界のまんなか」で話していたアナウンサーとの関わり。誰に対しても物怖じしない竜起が面白い(笑)笑える部分もありつつ、ビターなお話でした。

・ぼくの太陽
潮と計のお話。潮視点。「ラブホで元素の周期表をセクシーに読む」の詳細が分かります。計は仕事に一生懸命で潮には素直、潮はちょいちょい意地悪だけどそんな計を愛おしく思っていて、つまり相変わらず。潮は計のこういうところが好きなんだなと分かる一文にきゅんとしました。

4

かわいい子供時代

3つのお話が入っていました。


「メモリーズ」は、計と潮と竜起が小学生時代のお話で、
それぞれが社会科見学でテレビ局を訪問するという内容でした。

あのキャラのまま小さくした感じですごくかわいかったです。
特に竜起は、きっと子供時代ってこんなだったんだろうな~と想像・共感できちゃう感じで笑えました。

「ぼくの太陽」は、潮視点のお話。
潮がネットから計の出ている過去の番組動画を探しだしてみたり、たまたま入った美術館の音声ガイドが計の声だったり。
「潮、絶対ニヤニヤしちゃってるよね~」とこっちまでニヤニヤしちゃうお話でした。

小説では見られない3人の日常が見れて面白かったです。

2

潮の太陽は…

わたしは小説においては攻視点が好きなのです。とくにエロを攻視点で語られると、攻め様のモノといっしょにわたしの脳内tnkも俄然滾るのです。

今回の一穂先生の作品には潮視点でのセクロスがあったので大歓喜!好きなカップルの攻視点エロさいこー!!エロ自体はすごい濃いものではなかったですが…

♦︎メモリーズ♦︎
計と潮と竜起が小学生のころの夏休みのある日。
それぞれがテレビ局に見学に来ていて、ちょっとだけ関わり合うお話です。
あいかわらず計は、完璧な優等生ぶりの裏側で小学生らしからぬ毒舌を心の声で吐きまくり。
潮は子供の頃からクリエイターとしての素質があるのか、ものづくりの現場に興味津々。
竜起は昔から超マイペース。
計と竜起。竜起と潮での会話はありますが、潮は計の姿をチラリと見ただけ。
恋愛要素とかBL要素は皆無ですが、サイドストーリーとしてはじゅうぶん楽しめました。

♦︎イミテーション•ゴールド♦︎
『世界のまんなか』ででてきた錦戸さん視点でのお話。
錦戸さんにとくに思い入れはありませんが、計との会話や、長野での頼りないアナウンサーのその後がわかり、竜起とのコント的会話や、潮と和気あいあいとしている場面、そして麻生さんとの微妙なかけあいが見れます。
そして本編で錦戸さんが言ってた例のアナウンサーであろう人物の登場と、彼との絶妙な距離感!
錦戸さんは妻子持ちだし、例のアナウンサーは言ってたとおりどうしようもない男。金なし職なしの底辺。
でも、ろくでもない男なのに、まぶしい存在。どうしても目が離せない。
ふたりがどうこうなるってことは無いし、これからも無いけど、BLの匂い的なものをほのかに感じ取れるか取れないかぐらいのレベルのお話でした。

♦︎ぼくの太陽♦︎
潮視点。
二作目でも少しと、ひとつの前の同人『なんにもいらない』でも潮視点のお話が入っていましたね。
普段は計と漫才しながら、余裕しゃくしゃくで計を手のひらで転がしてる感のある潮が、どれだけ計が好きで、かわいいと思っていて、仕事人として尊敬していて、どれだけ大切に思っているか。
計に対するあらゆる感情が読めるのが、本作のファンとしては嬉しいところ。

計の新人時代のバラエティで、ひたすら隠語を言わされた番組を、潮が動画サイトで見たり。
たまたま入った美術館で使ったイヤホンガイドの声が計で、それがまた官能的な絵の解説をしたものだったり。
真夏の暑い中行った取材がオンエア中止になって計が意気消沈どころか怒り爆発でわめいてたり。

これらのエピソードをふまえて、潮から見た計が語られています。
計の、不器用さを隠しながらどれだけ悪態をつこうと、仕事においては近道も抜け道も使わない性格を愛おしいと思う潮。計といると単純に元気になれる。潮の太陽のような存在。
漫才のようなかけあいは相変わらずですが、そこに潮視点だからわかる愛情が感じ取れます。

初めての潮視点でのエロシーンは、特別なことをしているわけではないのですが、潮の言葉に感じてしまう計の素直な反応とか、計の身体のいやらしさとか気持ちよさとかが書かれてあり、いつもとは違った感じでふたりのエロを楽しめました!
このお話でとてもおいしそうなかき氷が出てくるので、表紙もかき氷です。表紙かわいい!

短いお話みっつでしたが、どれも満足です。
いつかまた続きでるかな?同人でもいいので、このふたりのお話がもっと見たいです。

7

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