鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?

kagamiyokagami, dokuringo wo tabetano wa dare?

鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神113
  • 萌×253
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない12

--

レビュー数
25
得点
822
評価数
195
平均
4.3 / 5
神率
57.9%
著者
小中大豆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?
発売日
電子発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784199010125

あらすじ

売れない元子役のアイドルが、
一夜にしてトップモデルへ転身!?
クビ寸前の永利(えいり) を抜擢したのは、
完璧主義の天才写真家・ 紹惟(しょうい)。
彼のモデルは代々『ミューズ』と呼ばれ、
撮影中は一心に紹惟の寵愛を受ける。
求めれば抱いてくれるけれど、
冷静な態度は崩さず、想いには応えてくれない。
深入りして、疎まれるのは嫌だ…。
そんな思いを抱えたまま、十年――。
恐れていた、新しいミューズが現われて…!?

表題作鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?

氏家紹惟,完璧主義の天才写真家
瀬戸永利,22歳~,元子役で元アイドルの俳優兼モデル

その他の収録作品

  • あとがき
  • 写真家 氏家紹惟は砕けない(描き下ろし)

レビュー投稿数25

No Title

いやー辛かった。10年セフレは辛いし突き放され方が辛い。攻め、一年ぽっちじゃ全然寝てないとかどの口が言ってるんだという感じでした。こういう話大好きだけど。依存してしまった受けが脱皮していく様は良かった。本当に言葉が足りない攻めでした…。誠一いいやつ。

0

シンデレラのその後

売れっ子写真家 紹惟と売れっ子モデル・俳優 永利。紹惟のミューズの写真集は売れる。彼は被写体に飽きるまでのめり込む性質で、過去3人の女性を被写体(ミューズ)として売れっ子にし、結婚・離婚した。2人は10年前に鬼才の売れっ子写真家と元売れないアイドルで元子役として出会い、紹惟に見初められて永利は4人目のミューズになった。当時22歳で元子役としてお人形のように仕事をこなしていた永利は、撮影のため彼と共に暮らし、大事にされる中で抱いて欲しいと頼み体を重ねた。そして撮影が終わった後も「自分は他の男とも寝ていて、身体だけの関係」と偽りながら紹惟に片思いを続けている。そんな中、永利を含めた2人のミューズで撮影するという話を聞き、いつか新しいミューズに目移りして紹惟に飽きられるかもしれない恐怖に、現実味が帯びて…、というお話。

過去の2人の話は、短いながらも永利が紹惟にのめり込んでいく、そしてシンデレラのように芸能界を駆け上がっていく様がわかって凄かった…。32歳になった永利は、紹惟のミューズでいられる自信がなく、真面目で、健気。彼の紹惟への想いと仕事への姿勢、そして成長していく様子が愛おしく、ワクワクしてページを捲る手が止まりませんでした!
また、周りの人たちが生き生きしていてみんな魅力的!特にお友達とマネージャーが大好きです!

主人公の成長ストーリーが読みたい人には非常にオススメ。
なぜか怖いしんどい話と勘違いして今まで手にとらなかった自分が信じられません(笑)続きも一緒に購入したので楽しみです!

3

お話は素晴らしい!が、攻めには物申したい

寝かせてました。続編が出たし一冊目もすごく評価が高いし、あらすじからしんどそうで手を付けなかったのですが、読み始めたら夢中でした。

一皮剥けろ!自分で立て!
ずっと主人公に言いたかった。
生い立ちからは仕方ないのかもしれませんが、いつまで依存してるの?子役上がりのパッとしない俳優だと自信がないの?

夢中で読みました。小中さんの作品でこんなに夢中で最後まで読んだのは二作目かな。
今作は主人公にそこまで感情移入も共感もしないで読めました。

受けが攻めに依存して決して愛しては貰えないと絶望しながらも、まだ俺がいていいんだとXデイに怯えるところ。見事でしたね〜。
仕事の為とはいえこんなに自分を見つめて理解して接してくれて。そんなん依存しちゃうよ〜。
自分には何もない、攻めを繋ぎ止めるために頑張って。気づけば32歳。

10年目「二人の男」でとうとう次のミューズが現れ捨てられる…と嘆くところからの立ち直り結果を出すまでが素晴らしかったです!
さあこれからは一人でも頑張ろう!お芝居もっともっとやるぞ!親友やマネージャーや社長やずっと支えてくれた人もいるし!

なところでの攻めからのネタバレというか告白というか。もちろん萌えましたとも!
本当はそうだったの〜!?そこまで〜!?
良かったんですけど両手を上げて喜べるかなあ…。
いや「二人の男」は受けのための役だとも言えるし、一皮剥けるきっかけにもなった。確かに集大成だった。
でも追い詰め方がなあ。成功したけど、愛してる人が苦しみ壊れ潰れる可能性も想定してたというか。
攻めにも受けにも大事な仕事で転機になって良かったけど。

頼れる大人な男を演じすぎ!カッコつけすぎ!なぜ言わなかった?伝えなかった?
え?付き合ってるつもりだった?はぁ?
うーん、こう思うのも作者の手の内なのかな。

0

終わりよければ全て良し

ひーー…しんどい。終盤までしんど過ぎて心臓が痛かったです。

終盤、今まで内に秘めていた2人の本心の暴露合戦が始まるまで、この主人公2人に魅力を感じていませんでした。それに加えて心臓に悪いストーリーでしょ……もうどうしようかと。大好きな作家さんなので、最後まで読みたいという気概だけでパラパラと読み進めましたが、

いやはや……さすがでしたわ。

この終わり方は今までの苦しみが吹っ飛ぶエンディングでした。終わりよければ全て良し、ってこの作品みたいなことを言うんでしょうね。最後はとても素晴らしかったです!


そもそも、なぜ私が主人公2人にうんざりしていたかというと、2人とも面倒くさい感じがしていたからです。
瀬戸は氏家に惚れまくっていて、ちょっと依存に近い感じでベッタリなのがあまり好きじゃなかった。次のミューズとなる若手俳優が現れたときも嫉妬と愚痴ばかりで、見苦しい感じ…。

俳優で食っていて30も過ぎているのであれば、まだまだ演技の道では若手なはず。嫉妬に狂ってないで演技の稽古とか役を広げるための経験を積むだとかやったら良いのにと。ミューズの称号と氏家の寵愛に縋っている姿が、痛々しい気さえしました。

そして氏家。才能ある写真家なのは分かるけど、作品のためなら誰とも寝るみたいなのがちょっと引きました。ましてや、瀬戸を愛しているくせにその行為が続けられるメンタルはこれいかに!?…1年前から瀬戸以外の誰とも寝てないってつい最近じゃん。説得力なさすぎてアゴが外れそうでした。
そして、大事なことを何も言わなくて勘違いさせるような態度と言動にもモヤモヤしました。


そんな彼らなので、次の新しいミューズを選ぶってなったとき波乱が起きないわけがない。要は2人の圧倒的コミュニケーションのなさが問題なのに、色々と周りも巻き込んでるし迷惑かけちゃってるの分かって欲しい。

これが私が主人公2人のキャラに好感が持てなかった理由です。
それを受けてストーリーも2人のキャラに合わせるかのようにギスっていきます。うーん…どんな着地点を迎えるのか期待したいのに期待できないこの状況にヒヤヒヤしました。


でもそのどんよりとした空気感を壊してくれたのが瀬戸です。
今まで撮影のときでもプライベートのときでもいつでも何処でも氏家のことを考え、氏家に近付く者たち(元妻・新ミューズ)に嫉妬ばかりしていた彼が、精神がズタボロになった中での演技の役どころを掴み始めたとき。ここから潮目が変わりました。

演技に力を入れる彼の姿は輝かしかったです。
元々才能はあったと思うのに、モデルだったり演技だったりの勉強をしてこず、上昇志向の気持ちを持てずにいたのは残念。氏家にゾッコンだったし若かったからかも知れませんが、氏家と距離を置くことで見えてきた世界があっていい機会だったと思います。

氏家に依存しなくとも前向きに生きていける気持ちになった瀬戸の好感度がめちゃくちゃ上がりました。
逆に氏家に対しては、彼の本心を知ると強気なようで弱い人なのかもな…と思ったり。寝る相手には困らなくても恋愛に関しては下手なんでしょうね。最後は瀬戸の強さと、氏家の弱さがいい対比になっていて面白かったです^ ^


終盤までは不安だらけでしたけど、そこからの結末は大満足です。欲を言えば、氏家の視点も見たかったな。
近々発売される、続編を読むのがめちゃくちゃ楽しみです。

0

10年分の積み重なった愛

作家様買いです。

切ないお話が読みたい~と思いこちらのあらすじを読み購入しました。

天才写真家の紹惟(攻め)と俳優兼モデルの永利(受け)。
二人はセフレなのですが、永利は紹惟に10年片思いをしています。
でも付き合えることなんて絶対にないから
自分の気持ちは紹惟に言わないし、
紹惟は、永利には他にもセフレがいると思っています。

「また男を咥え込んでたのか」と紹惟に言われた時の永利の気持ちがすごく切なくて胸がぎゅっとしました。
と言うのも、紹惟は他の人も普通に抱くんですよね。
でも永利は紹惟のことが好きだから、彼だけなんですよ。
そんなことを知らない紹惟に最初はとても腹立たしい気持ちもありました。


基本的には永利視点でお話が進んでいくのですが
読めば読むほど辛くなっていってとても切なかったです。
やっと永利が10年の片思いに別れを告げたのに、紹惟が連絡してきてもう!って思ったけど
紹惟の話を聞いて更に酷いなぁと思いました。
勝手なんですよね。
でも、そんな紹惟が永利は好きなわけで…。
複雑な気持ちになったけど、永利がすっごく幸せそうだったし、
後日談の紹惟視点を読んでほんとに永利のことが好きなのが伝わりました。
でも、やっぱり勝手な男なので、人生の最期まで永利を愛しぬいて欲しいと思いました。

0

せっ切ないぃぃぃっ♡♡♡

小中先生の《ないものねだりの…》を初めて読んですっかりファンになり、その後先生の本を探して読み始め、《魔法使いが…》を読み、その後こちらを読んたのですが、えぇぇぇぇぇっ!切ないにも程がある!!本当にハピエンになるの?ねぇ誰か教せぇーてっ!とドキドキしながら読みました。
最初の一冊目が、本当にコミカルでひたすら受けが可愛く、攻めもカッコいいのにコミカルで、でも切ない要素もカッチリとあり、本当に楽しかったのです。
元々〈切なくてぇ〉〈片恋orすれ違い〉そして最後は堂々の〈ハッピーエンド〉がご飯より好きな私には、ド直球でしたが、もぉこないにドキドキ切ないのは心臓に悪いし…、でございました。
小中先生はコミカルなのだと思い込んでおりまして。で、必死で探してこの本と《さよなら、…》を読んで、えっ??小中先生ってこうだったの???と大変驚きました。

しかし『攻め』むちゃくちゃ『受け』を愛していたのですね。告白する下りには、そんなに好きだったのなら許して上げなくもないか…なんて思ってしまうくらい、あのゴーマンな『攻め』が可愛かったです。『受け』にはもう少し強気に突っぱねて貰っても良かったけど 笑。

でもさすが小中先生、本当に、ッパねぇです。
これからも読み漁ります!!
イラストのみずかねりょう先生も凄かったですね!
物語の臨場感をいやが上にも盛り上げてくださいました。ほんと、凄かったです。

4

愛を継続させること

愛ってなんだろう…と、考えさせられる話でした。

彼のことが好き、でも彼は俺のことが好きなの?わからないよー!うー!
っていう、単純な話じゃなくて、愛を持続可能にしていく努力、つまりSDGsを考える物語だったのかなと、そんなことを読後思ったりしました。
なんでも、持続性って難しくて、ただ持続するだけなら簡単で、それをただの依存や執着、惰性にしないために何ができるんだろうって考えるとこの小説に行き着く気がします。

なにはともあれ、またとんでもなく面白かったです。
今回は現代ものでした。すごく、大人の、熟成された恋愛。10年関係があるからこその、「関係性の深め方」が胸にきました。
受けである永利の視点で話が進んでいくので、想いが通じなくてムカつくこともあるんですが、本当は攻めの紹惟がどう考えるかとか後から考えるとめっちゃ愛が深いなと感心してしまいます。

7

焦らし展開の王道パターン

恋愛における不安な気持ちの描写は小中先生の真骨頂だなと思いました。
受が攻を好きすぎるあまり、自分だけがこんなに攻を好きでつらい…と何年もウジウジしちゃう話なのに(話だから?)面白いです。素直な気持ちをきちんと話し合わない2人に歯がゆさをおぼえて萌えました。メンタル不安定な受さんが、仕事がきっかけで恋愛して、恋愛によって成長していく過程は読み応えがあります。

”夜啼鳥”でも思ったのですが、攻様が魅力的すぎます。冒頭の登場シーンは最高でした。豪邸の螺旋階段の上から受を睥睨するように見据える黒い切れ長の瞳、高身長、黒髪、甘さのない整った顔だち、、宝塚のトップスターの登場みたいで、受さんと一緒にゾクソクしました。しかも料理上手で床上手、芸術家であり実業家、夢がありすぎました。。。BLだけどバツ3っていうアグレッシブなところもなんだか新鮮で魅力的。元妻の存在やら他の恋人(それほど気配は感じないんですが…)の存在のせいか、受さんが攻様に対して”してほしい”っていう積極的なスタンスのエロもいいです!

前半のモダモダがあるからこそ、後半の溺愛がよりいっそう楽しめるという粋な構成でした。ものわかりよく話し合って解決しちゃったらこの萌は得られないという、焦らし展開の王道パターンかと思われます。小中先生のこういう現代モノ、おそらく何冊読んでも飽きない気がしてます。

最後に、受の親友の誠一とそのマネージャーが匂うのですが違うのでしょうか…。違ってなかったらいつかスピンオフ読めたらいいなと思ってます。みずかね先生のイラストが美貌のCPにピッタリで眼福でした。

7

片方ばかりが好きすぎる想いを重ねた10年後

攻めの紹惟は、海外でも名を知られた有名写真家です。
怜悧な整った顔で艶やかで華のあるアラフォーの傲慢で自信家。
男にも女にもモテるバツ3ですが、永利の評価ではヤリチンのクズ。
いい家の坊ちゃんが何の苦労もなく有名になった天才写真家という感じです。

受けの永利は、そこそこ売れている俳優です。
中性的な美人顔の32歳
紹惟に10年来の片思いで恋人になりたいけれどセフレにしかしてもらえない。
仕事にも情熱をなくしている現状をなんとかしたいと思って足掻いています。
同じ想いを返してくれない紹惟に対して気持ちを隠し、気ままに男と遊んでいる風を装っているのが切ないです。

後日談的な短編の紹惟視点のストーリーが良かったです。
2人で共同出資して家を買う時、紹惟は共有名義は面倒だけど2人の中がこじれた時共有資産の処分が面倒で別れるのをやめようと思いとどまるかもしれない可能性まで視野に入れていたことに彼の執着を思い知りました。

7

天才芸術家様に惚れてしまった苦しみ。

あらすじから、「ラプンツェル王子の通い妻」と同じ香りがするけれど、その割にはレビューで攻めザマァ!みたいなのが見当たらないので、きっとモヤモヤさせられるだろうな……と思い、発売当時から購入するのを見送っていたのですが、なんか読めそうな気がしてポチ。

あぁぁ、やっぱり天才芸術家様に惚れてしまった凡人の苦しみみたいなもんが、受け視点でこれでもかと伝わってきてなかなか苦しいものがありました。

読んでいると、打ち寄せる浜辺に立ってるような気持ちになるというのかな。
しっかりと立っているはずなのに、足裏から絶えず砂が流れていってしまって心もとないような、ざわざわする、あんな感じ。

しかもそれが10年間も続くという……。
おまけに、あえて突き放し追い込む攻めのあの所業。
天才様には惚れるもんじゃないな、とつくづく思わされました。

後半で、攻めと決別して一皮も二皮も剥けて変わっていく受けの姿。
ここがとても良かった。

攻めに対しては、なんといっていいのやら……。
こんな男に惚れてしまったのが運の尽きという気がします。

実は両片思いものだったんだ……と気づいたけど、両片思いものだと期待して読むと、攻め、どーなってんじゃー!!と叫びたくなるはず。
だから設定の「片思い」が相応だと思うな。
攻めが真実を打ち明けた終盤以降で、攻めに対する印象がガラッと変わるということもなく、なんとなく胡散臭さが残りました。

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