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愛が詰まった短編集。これからもふたりを見守りたい!

待ちに待った最新刊!面白かったです!この充実感たるや。。イエスノーでしか摂取できないものがあります。
表紙もめちゃくちゃ可愛い!色合いも淡くて綺麗だし、計を優しく覗き込むように見つめる潮と、あっかんべーしながらも潮の手を握っている計がふたりらしくてきゅんきゅんします。
さて、各収録話の感想を書きたいと思います。

★Cake on the peak
母と皆川が「計は潮を家に囲って束縛している」と思っていると知り(半分冗談なのに本気に捉えるのが計)、ムキになって潮を家から出して息抜きさせようとする話。
本当はおうちでずっと一緒にいたい、でも潮の重荷にはなりたくない、だから潮を外へ送り出すけど帰りの時間と乗る電車まで知りたい、という計の複雑な恋心が可愛い。
潮は計といるのが一番楽しいから、計の心に寄り添いながらも柔軟に対応していて本当にいい彼氏です。潮が考えつく計との「あそび」はいつも素敵。
この2人、オフの時はちょっと共依存感が強いのが個人的に萌ポイント。オンの時は社会に適合してバリバリ働き、他者と円滑なコミュニケーションを取るのに、オフになった瞬間2人きりの世界に籠って、互いだけを感じて幸せそうにしてるのが堪らなくときめきます。

★Ribbon
潮と計の両親それぞれの出会い、結婚、潮と計がお腹の中にいた頃の話、ふたりが子供の頃の話、1巻の潮とオワリの話、付き合いだしたあとの話etc…あらゆる瞬間がリボンのように結ばれ、同棲する現在へと繋がっていく話。
構成もストーリーも素晴らしいです。両親の話があるからこそ、潮と計というキャラクターの解像度が上がるのでとても興味深く楽しい。
あと、潮の母・花さんの描写が凄いです。一穂先生の本領発揮といいますか。エキセントリックで夢見がちな少女のような女性が、愛する人のために自分を変えてしまう姿が痛々しく切ない。そりゃ潮の心に影を落とすわ、と思わせる人でした…。
潮は計に出会えて本当に良かったな。計と楽しく幸せそうにしているのを見ると、こちらも幸せな気持ちになれます。
あと潮が計に完全に落ちた瞬間の描写がとても好きでした。

★Frag
Ribbonの対になる話。両親の話から現在まで。
計はお腹の中にいた頃から計だったというのが面白すぎる。それにしても、計の母・正枝さんはさっぱりしていてユーモアがあって、凛とした素敵な人だなあ。計の父・融さんはお人好しで一見頼りなさげだけど、正枝さんを守り幸せにする姿がかっこいい。この2人だから、息子の生まれつき裏表が激しい性格もまるごと受け入れ、慈しんで育てられたのだと思いました。
潮の両親の話も良かったです。3巻のラスボス?でもあった潮の父・誉が、お腹の中の息子の名前を潮と決めた時の台詞がとても美しかったです。その後を知ってるからこそ、誉と花の幸せそうな姿に胸が痛みました。
そして潮…潮…!普段カラッと明るくおおらかだからこそ、ふとした時に儚く影のある姿を見ると切なく、惹かれます。もし下の子が無事に産まれていたら、きっと潮はとてもいいお兄ちゃんになったのだろうな…。消えない心の傷に寂しさや後悔が揺らぐ潮を、隣で支える計がかっこよかったてす。

★NEW SPRING
潮の年下の女の子への接し方がなんか好きです。ナチュラルにモテる側の男の人だなあと思います笑
新人女優に好意を寄せられきっぱり断った計と、そんな計を思うまま好きだと言って抱ける権利のある潮。当て馬が出てくる話だからこその良さってあります。ちなみに最後のラジオの声は国江田アナなのだろうな、出会う前から潮の心を癒していた計。

★c/w
「秘密と虹彩」の裏側、潮と計の話。皆川と計の関係に未だ若干思うところがある潮が見れます。
嫉妬とか無駄に引っ張らないタイプぽいのに、計のことだけは特別。“潮は軽く―見えるように―笑った。”という文にドキッとしました。
ラブシーンの緩急も最高すぎて、お預けが何回かあってからの、という構成も天才だし、もう本当とりあえずみんなネタバレなしで読んで!?となりました。幸福度もエロ度も満点。

★星から降る金
計と出会う前、亡き母と同じ生きづらさを感じる潮が、孤独や後悔に駆られながらも必死にもがいて生きる姿がなんと尊く美しいか。
10代の潮が初めて一人暮らしをするシーンを読むと、誉と花はこんなにいい息子をなんでちゃんと愛さなかったの!と思っちゃいます。。
本当の自分を殺して生きる母の姿を見てきた潮にとって、オンオフを使い分けてどっちも全力な計は、強烈に惹かれる星のような存在だったのだなあ。
潮視点で、1巻の計と恋に落ちていく過程が描かれているのも良いです。覆面も中身もどっちもずっと大好きだと思ってくれる恋人を持った計は幸せ者だな。
潮の魅力が詰まった短編でした。

★あまい果実
誉なりに潮を想ってはいるのだな…。誉と波と西條の過去話の続きを読みたくなりました。

★Never Ending Journey
書き下ろし。甘さは控えめ。でも計の葛藤には社会人として共感できるところがあり、仕事を頑張る姿は読み応えがありました。
時に柔らかく包み込み、時に張り合いながら、互いの帰る場所となる計と潮はベストカップルです。


OFF AIR3巻を読んで、より一層の計と潮への愛が増しました。
これからもあらゆる潮×計が読めたら心から嬉しいですし、続きを願うばかりです…!何卒…!

まだまだ続きが読みたいカップル!

このシリーズ、とにかく面白いです!
タイトルからは想像つかないくらい、どのカップルも可愛く、どこかほのぼのとしていて、笑えて幸せな気持ちになれるオメガバラブコメです。
個人的には平成の少女漫画のノリと少し似てると感じていて、それがまた懐かしい気持ちになれて好きです。
あと、たとえカップルの片方がシリアスになっても、もう片方がどっしり構えてたり妙に図太かったりするので、変に長引かず、ハピエン好きの方も安心して読めるかと。

シリーズ4巻となる今巻。
いろんなカップルが出てきた中で特に虎と千昭が好きなので、続きが読めて嬉しかったです!

★キャラ
攻め:女遊びが激しくノリも軽いけど、いつも堂々としてて根がいい奴な虎次郎(αなだけに?頭はよく医大生)。
受け:Ωだからと家族に捨てられ、自分の気持ちに蓋をして孤独に生きてきた千昭。

★前作(シリーズ2巻)のあらすじ
高校時代、発情した千昭に当てられた虎が軽いノリでセフレになることを持ちかけたことで、4年間ずるずると関係を続けてきたふたり。
一緒に過ごすうちに千昭は虎を好きになったものの、虎が自分を恋愛対象として見ていないこともわかっていたため、気持ちを隠して、発情期の時だけ会う関係を続けていた。
虎は彼女を絶やさなかったものの、千昭の手料理が大好きで、千昭に他の男の影を感じたことでやっと自分の気持ちに気づく。
そして紆余曲折を経てふたりは両思いになる。

★4巻の感想
今回はくっついた後のふたりの話となります。
※1巻と3巻は別のカップルの話

あらすじは省きますが、虎が千昭のことを溺愛する姿を見る度に千昭が報われてよかったなあ涙 という気持ちになりました。
とにかくラブラブで、これぞ付き合ってからの話の醍醐味!という感じでよかったです。
いつも子供っぽい虎が、最中に千昭を見つめる表情は静かに愛おしそうで、そのギャップがとても素敵でした。
一方で千昭はいつも虎の愛情表現に嬉しさと戸惑いが混ざった顔しちゃうんですけど。素直になりきれない姿が可愛かったです。
広里先生はキスシーンを描くのがお上手だと思うのですが、虎と千昭のキスシーンはどれもときめきました。
あとラブシーンにおける千昭の手の置き所が1カット1カット細やかに描かれててよかったです。
言葉数の少ない千昭のその時の考えていることや気持ちがわかる感じがいいなあと思いました。
高校時代の2人の回想シーンもエモくて可愛かったです。無自覚ながらも千昭に惚れてたんだな、虎…。
ストーリーについて言うと、家族に愛されず、自立するために進学せずフリーターとして生きてきた千昭が、何でも持っている虎に番になろうと言われた時、簡単に受け入れられない姿が自然でもあり切なくもありました。
そんな千昭を大きな愛で包み込み、たくさん大切にする虎がかっこよかったです!
ストーリーもラブシーンも大満足な1冊でした!

千昭と虎の結婚生活や子育てやラブラブな姿がまだ見たいので、ぜひとも続編が読めるいいなと願ってます!
お子ちゃまの正式名も気になります!(愛称しか出てきてないので)

【ネタバレ注意】タイトルの意味深さと、潮について

※ネタバレ含みます。

再(×n)読です。

とにかくタイトルの「おうちのありか」が秀逸です。

孤独に生きてきた潮がやっと手に入れた、潮だけの「おうち」。計にとっても宝物のように大切な計だけの安全地帯。

潮が母の死をきっかけに去った、寂しく冷えきった「おうち」。潮の安全地帯にならなかった実家のお屋敷。

潮は覚えていなくても確かにあった、親子3人笑って過ごした「おうち」。束の間でもあたたかく幸せだった家庭。

それから、
紆余曲折を経て、潮と計が一緒に暮らすことになる新しい「おうち」。
いつでもありのままの息子を愛し、幸せを願う計の両親がいる「おうち」。
若宮誉がたくさんの人の想いを背負って必死に守ってきた「おうち」。
西條がなりふり構わず執着し、支え続ける「おうち」。
・・・たくさんの誰かの「おうち」の「ありか」が描かれてるからこそのタイトルで、一穂ミチさんのセンスに痺れます。

あと前巻で「計の安全地帯(おうち)は潮」だと描ききってから、今回それを一度壊す展開を持ってくるところも好きです。
そうなった時、計はどう行動し、どんな言葉を発するのか…。
ページをめくる度にそこにはものすごく魅力的な国江田計がいました。
一穂先生、流石です…。



さて、私は計も大好きなんですが、潮のことも凄く凄く好きです。
潮の人間性や生い立ちにたまらなく魅力を感じてまして。
一見明るくフレンドリーだけど実は根暗で距離を感じさせるイケメンて、掴み所なくて気になってしまう…。
そんなわけで、一穂先生が本や同人誌で都築潮という複雑な人間を描く度に、潮の性格や生き方に影響を与えた彼の両親のことも考えてしまいます。

本巻で明かされた潮の両親、若宮誉と若宮花はお世辞にも良い親とは言えません。
どんな理由があるにせよ、あたたかい家庭を築くこと、深い愛情で子どもを包み込むこと、子どもの生き方を応援すること、それらを放棄したふたりは親としては酷いし無責任だと思います。
けれど、政治家と政治家の妻であること以外を捨てたはずのふたりが、家族で幸せに暮らした「おうち」だけは捨てられなかったという事実を知ると、その弱さに、愛に、どうしようもなく人間味を感じて憎めないのです。

潮もふたりの本当の「おうちのありか」を知って、はじめて涙を流します。
潮が物心着く前に家族3人で暮らした、あたたかく愛に満ちた「おうち」。誉と花と潮の本当の「おうち」。
それから、運命に翻弄され、若宮の屋敷を「おうち」に変えなければならなかった誉と花の想い。
当時の両親と同じくらいの年齢になった潮が、思いを巡らせて静かに泣く姿は、切なくて胸が締め付けられるようでした。

そんな潮に優しく寄り添う計。
これからここで、ふたりだけの新しい「おうち」を築き上げていく。はじまりの光にさらされながら手を繋ぐ恋人たちの描写が、とても美しかったです。
潮と潮の「おうち」を奪われて深く傷ついても、それでも潮のことを知らないままでいるよりよかったと、潮と共に生きることをけして諦めないと、そう思い行動した計の愛の強さが導いた、心から尊いと思えるシーンでした。

どうか誉と花の分まで幸せになって欲しい。きっと潮のおばあちゃんもそう願って、ここの鍵を渡したのでしょうね…。
切なくも幸せなラストの余韻が素晴らしかったです。
あとがきに代わるSSも、潮と計への愛しさが増すばかりでした。

ちなみに『OFF AIR(3)』収録予定のいくつかの同人誌で、潮と計の両親の馴れ初めや、ふたりがお腹にいた頃のこと、それから潮の心に大きな影を残した母親・花について描かれています。
どの話も計と潮を深く捉える上で興味深く面白いんですが、特に花さんがね、もうほんと色んな意味ですごい女の人なんですよね…。宇宙人の話とか…。この人が潮の母親なのかと思うと、もうねー、、
さすが一穂先生としか言いようがない。
あと、一穂先生のブログで、西條と誉と誉の亡くなった兄・波のSSが読めます。波と誉、西條の奇妙な三角関係(?)もたいへん魅力的です。
親世代の話を読んだ後にもう一度『おうちのありか』を読むとまた違った切なさや感動があるので、おすすめです。

【ネタバレ注意】計と潮が好きすぎて…!

※ネタバレ含みます

何度目か分からない再(×n)読。イエスノーが好きすぎて初レビューです。

まずシリーズ通しての感想になりますが、計と潮のキャラクターと恋模様が大好きです。
計は非の打ち所のないアナウンサー。実は人嫌いの腹黒、影の努力家で生き方が不器用。裏表激しい。
潮は若手注目株のアニメーション作家。おおらかで飄々としてコミュ力の塊。実はこっそり孤独と生きにくさ※を抱えた人(※詳細は22年夏発売『OFF AIR(3)』で。潮の過去と心情に迫る同人誌が多く収録されます!潮のギャップは、一穂先生の卓越した心情描写も相まって、沼です)
そんなふたりが出会い愛し合う姿が本当に魅力的です。
相手を愛したから弱くもなり強くもなっていく姿が美しくて。時にきゅんとして、時に笑えて、時に泣ける恋人たちです。
潮が陽の気質で動、計が陰の気質で静と見せかけて、実は根っこの部分では逆なのも良いバランス。
あと少し共依存ぽいのも可愛い。計は潮以外の人間に興味がなく独占欲も強いんですが、潮はそんな計の重たい愛を心地よく感じている。むしろ計の愛情や計の両親との交流が潮の心の傷を癒しているので、計に守られてる感覚がありそう。
普段カラッとしてるふたりなので、一穂先生が綴る美しい文章の端々からたまに重い部分を感じると、くらくらします。
『Color Bar』のアンケート「最後の晩餐は何がいいか」の答えが特に顕著だなと。
他のカップルはそれぞれ違う回答なのに、計は「潮が作るふたりで分け合うラーメン(意訳)」、潮は「計と同じもの」なんですよ…やばくないですか。一穂先生もそこは意図して書いたのかなと勝手に思ってます。
ラブシーンも濃厚で甘やかで萌えます。潮がたまにアブノーマルに走るけど計も意外とノリノリ(?)なので、推しカプのラブラブな姿は健康にいいなと。
何より、動きと顔と心を細やかに描き切る一穂先生の文章力に感動します。

ここからやっと2巻の感想へ。
この巻では、計が仕事で追い詰められた時に潮が正論を言ってしまい、関係が悪化します。計も潮に八つ当たりしたのでどっちが悪いとかではないですが、計の辛そうな姿は読んでいてヒリヒリします。
その後紆余曲折を経て旅館で再会して仲直りするのですが、もうね、名シーン…!
潮がまず正論で追い詰めたことを謝る→本音で話すのが苦手で意地っ張りな計も潮の言葉に心打たれ、泣きながら仕事の苦しみを打ち明ける→潮は計を柔らかく受け止める。という流れ。
性格の違いと相性の良さ、恋人としての絆を感じられて、何度読んでも感動します。
先に謝る潮は偉いし、守ってやるから仕事休めばいいと言うのもかっこいい。実は計と向き合うのに緊張していたのも等身大で好きです。
そして潮のおかげで立ち直った計のたくましさも、ぐっときます。そのあと潮にたっぷり愛される姿も可愛すぎるし、身も心も癒されて良かったねえ(涙)と。
潮が夜になったらまた来ると告げたら「何時ぐらい?」って聞いちゃうのも超可愛い!!
でも可愛いだけではないのが国江田計!
潮と愛を確かめあって吹っ切れた計はその後事故現場を目撃して取材に向かうのですが、仕事のできる男ぶりを発揮!
中継ディレクターとして現場を仕切る姿のかっこいいこと!
怖気付く地方局の新人アナを叱咤激励する姿もSっ気あって最高です。
でもちゃんと優しさと前向きさも感じられるのが素敵だなと。計の人としての魅力は潮に出会って開花したと思うので、感慨深いシーンです。
ちなみに人手不足から計のサポートを担った潮も、柔軟に的確に仕事のできる男でかっこよかったです。
その後も別のカタルシスがあったり、伏線が気持ちよく回収されたりと、充実したストーリー展開。
最後のラブシーンは糖度MAXで必見です。潮の「俺はお前に、したいことしていいに決まってる」という雄み溢れる台詞が良すぎる…。
後味スッキリなラストも素晴らしくて!
計の強かさと潮への深い愛は見ていてハッピーな気持ちになりますし、満ち足りた読後感を楽しめます。

本巻では計の仕事に向ける感情にも共感を覚えました。
計にとってアナウンサーという仕事は、自ら望んだ職ではなく大変なことも多いから素直に『好き』とは思えない。でも仕事をやめたいわけではない。むしろ誰よりうまくやりたい。
自分だからできるという自負もあるし、成果を残せた時は気持ちいい。
何よりこの仕事だから出逢えた人、見られた景色、たどり着けた自分の世界があって、それがとても大事。
だから仕事は好きではないけど後悔もしていない。誠実でありたいと思っている。
計の複雑な感情、わかるな…。
仕事してるとたまに傷つくこともあって、誰に励まされても所詮自分の問題だから心は晴れず途方に暮れることも。そういう時は結局仕事でしか自信は取り戻せない。自分の力で仕事して立ち直るしかない。
でも仕事と再び向き合うためには、心の栄養として勇気や元気、安らぎをくれる存在(趣味や人や食事)が必要。
計にとってそれは“潮”なのが尊いです。ふたりだけの小さな世界があれば頑張れる計。愛ですね。(計のこの想いは3巻の伏線にもなってます)
相手がかけがえのない存在として描かれる度に、潮計は最高最強愛しい!って思います。
計を通して見る潮はスパダリ。でも潮を通して見る計もスパダリ(スパダリ計は3巻と『OFF AIR』を参照)

シリーズの感想に戻りますが、『イエスかノーか半分か』は、恋愛・仕事・家族・食(潮の作るご飯はいつも美味しそう)といった魅力的な要素が沢山詰まった、本当に素敵な物語だと思います。
潮計が推しカプになると福利厚生整いすぎてて天国かと思います。
これからも読み返します。追いかけ続けます。
最高の作品を生み出してくださった一穂ミチ先生には永遠に感謝です。

不朽の名作として既に名高いですが、もっと沢山の人に読んで欲しいなと願っています!