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女性鈴碼さん

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どうしても泣いてしまう

「背中を預けるには」の外伝なのですが、背中を〜と重なった時系列の一方その頃…からちょっと先のお話。
番外編にちょっと出てきたエピソードがさらに掘り下げられていた部分もあります。
今回のお話のメインはレオリーノの護衛のヨセフなのですが、イオニアにまつわる男たちの想いは随所に出てきて。
視点のメインはヨセフに置きつつも、今回もイオニアの物語でもあった。
その成就出来なかった想いを感じる度に涙が出てきて、結果めちゃめちゃ泣きました。
イオニアにまつわる男たちの愛の結末。
まさにこの恋の涯てには。でした。

あとがきによると、イオニアにまつわる愛の物語はこれで最後になるとのこと。

恋の涯てを見届けて、物語はここでおしまいですが、大好きなこの世界と登場人物たちをもっと感じていたくて少し寂しい。
また番外編出してもらえないかなぁ。

イオニアにまつわる男たちの愛の物語はここで一区切りですが、今回ヨセフの可愛さを知ったので。
ヨセフの物語をもっと読みたい!

すごく面白かった!

すごく面白かったです。
ちるちるで評価が高かったので気になっていたのですが、このレーベルさんの御本はあまりにも分厚くて…
手に取るのをちょっと躊躇っていました。
試しに買ってみたら、行も2段で、これはかなり読み応えあるなぁ…。ハードル高いかなと思ったのですが。
読み始めたら面白くてどんどん物語に引き込まれました。
先が気になって止まらなくて、一気に読んでしまい、次の日には2巻を買いに走りました(笑)
裏表紙に書かれている範囲の説明ですが、転生もので記憶も甦る部分があるので、時々差し込まれる前世の記憶が個人的には若干焦ったく感じました。早く先の展開を知りたい!と前のめりになっていたので。
とは言えあの大ボリュームを飽きずに引っ張れるストーリー展開は見事です。
一冊の値段だと思うと一瞬高く感じるけど、あのボリュームであの値段は安すぎる…

糖度100%

間之先生の作品なので、安定の糖度100%です。

「キスと小鳥」のスピンオフ作品ですが、単体でも十分楽しめると思います。
(キスと小鳥を読んでから読むと、楽しさ倍増ではありますが。)

攻め様はスパダリ感漂う大手家具メーカーの社長秘書。秘書といっても持ち株的に実は共同経営者だけど、自分は参謀向きだからと社長秘書をやっているような、水面下で策略を巡らせて物事をうまく動かすのが好きなタイプ。
あたまが良くて、気が利いて、感情を露わにしない。腹黒ドS風味。
しかも、実家もホテル経営していてお金持ち。
ドイツとのクォーターで美形。
巨◯

受け様は攻め様の会社の屋上庭園を手がける造園会社の社長令息。
実家の会社でガーデンデザインを手がけるガーデナー。
モデル系のすらっとした美人さん。
見た目と小心的な内面のギャップのせいで、自分を作って人付き合いをしてきたので、深い人間関係を作った事がない童◯。

読む前は、スパダリな攻め様が飄々と受け様を陥落していくおはなしかと想像していたのですが。
実際には、攻め様にも弱さや苦しみがあって。
小心者で優しく繊細な受け様と、色々押し込めて鈍らせる事で泰然とした態度を保っていた攻め様が、お互いの弱くて柔らかい部分を寄り添わせて、恋情を育んでいくおはなしでした。

事件や、辛いことは起こりません。

「キスと小鳥」を読んでいなくても大丈夫なのですが、
あっ!キスと小鳥のあのエピソードはそういうことか!という部分もあって。
読んでないと分からないという事は無いけれど、読んでから読むとキスと小鳥のエピソードがより補完されて面白いと思います。

相模原さんがドS風味なので、Hシーンはねちっこいです。

ファンタジー

スパダリな王子×麗しい皇子のお話。

隣国の王子と皇子のラブ。しかも幼い頃に出会った事がある。という目線では王道だと思うのですが、受け様ティファレトが大陸の始祖である天上人の血脈で、神獣(しかも鷲と豹のダブル!)を従えていたり、ファンタジー色強めで楽しめました。
真っ白な鷲を腕に。真っ白な豹を足元に従える美貌、美声の受け様。
野蛮な北側の隣国に攻め入られ、両親を殺され。復讐の為に、共謀したと思われる南側の隣国に身分を隠して潜入。
麗しくもかわいそうで守ってあげたくなります。

そして攻め様クラウディウス。
誤解で受け様に命を狙われるのですが、全て分かった上で潜入させ、側に置き。水面下では大陸全土の平和に向かって画策しているのです。
策士で、騎士で、歳上の包容力で受け様を大事にしていて、現代風に言うならまさにスパダリです!

ファンタジーな世界観が楽しかったのでもっと味わいたい。
あとがきで、エンドマークのその先は、読み手それぞれの想像にお任せしますとあったのですが、続編に期待しています!

マッチ売りの少女が王子様に出会う

不憫受けです。
受けの葉くんが、本当に可哀想な子です。
親戚がおらず、義務教育を卒業する辺りで父親を亡くして天涯孤独になり。
中卒で就職していた工場が倒産した時点で、家族もいない。仕事もない。
子供で、知識も情報も無く、生活は苦しく精神的余裕も無く、どこに助けを求めたらいいかもわからないまま、ブラックなバイト先を転々として生きてきました。
人から助けてもらったり優しくしてもらった経験がないから、人から受ける親愛の情を知らない子です。

そんな可哀想な葉くんが憧れているのが、ご近所にある、攻め様ルカさんのお店なのです。
マッチ売りの少女がマッチの灯の中に夢見ているように。自分とは違う世界の幸せな場所だと夢見ていたんです。

誰にも助けてもらえず、社会の底辺で生きてきた葉くんに、初めて優しくしてくれたのがルカさんをはじめとする、お店を取り巻く人々で。
こんな自分なんかにも親切にしてくれる人達のために頑張りたいと、一生懸命な葉くんは、可哀想でいい子だと思いました。
葉くんの自己評価がものすごく低くて性格が後ろ向きだから、ルカさんとの恋は何度も行き違っちゃうのですが、そこはルカさんに頑張ってもらいたい!

ルカさんは、葉くんが知らずに生きてきた、優しさや、親切や、愛情をたっぷりたっぷり注いで、幸せにしてあげて欲しいです。

星空のイメージ

表紙に惹かれてジャケ買いしました。
いわゆる王宮ものなんですけど、受け様が星読みの一族というのがちょっと珍しい設定で。
読んでいると星空のイメージが背景に浮かびます。
受け様と攻め様のまだ小さい頃に出会っているエピソードも可愛くて。
物語としては後宮のドロドロを戦う話しなのですが、なんだかピュアできらきらとした読了感です。

攻め様、青嵐は美男で、精神がたくましく、頼りになって。受け様の紫星は美人で心根も綺麗で凛としている。友達の黒虎も賢くてモフモフで可愛くて。

青嵐の治世はまだ始まったばかりなので、ぜひ続きが読みたいです。
星空のイメージを味わいたいです。

官能的

読み物として面白かったです。
ごはんものですが、美味しいもの食べてほのぼの甘々系とは程遠く。
食欲が性欲に通じるエロティクス。
猟奇的なエピソードもあるので、苦手な方はお気をつけ下さい。

性欲≒食欲。
料理する=生き物を殺して食べる。
それらが絡まり合って、背徳的で官能的で、読んでいてとても面白かった。
エッチシーンもエロかった。

猟奇的なネタが絡むので、バットエンドか!?と、途中で思う瞬間もあったのですが、攻め様桐谷がいい男でした。常識的。
2人は寄り添って生きていくんだなと思いました。
しかも、あっさり大団円ではなく、
あれ?と思う描写がありまして。
なにもかも予定調和でなく、一歩間違えば…を含みつつも平穏な日常を選んで生きていく感じの終わり方がとても好きでした。

手にとって良かった。
ボリュームあるので何回も繰り返し読みたい作品とはちょっと違いますが、自分的には名作だと思いました。

胸がギューっとなりました

イエスノーシリーズのスピンオフで、旭テレビが舞台。
国江田さん&竜起と、なっちゃんの上司の11年前の出来事から今までのお話。
旭テレビで過去にあった番組、起こった事件、そして今に至るまで。
今作で描かれる「今」は、イエスノーを軸にすると未来にあたるので。過去から未来までを包み込むような話。旭テレビで国江田さん達はこんなに必死に生きている…と熱い気持ちになりました。

設定が公表された時点では、スピンオフも第2弾で新しいカップリングか…。安直に広がり過ぎでは?と若干思いました。
書影が公表された時には「え?ヤバイ。相馬さん可愛い!設楽さん渋い!」と大興奮して。期待が高まり過ぎて、肩すかしだったらどうしようとちょっと思ってました。

今、読み終えて。
栄も設楽さんもちゃんと主人公で。
大人たちも、ずっとずっと戦ってきたんだなぁと。読んでいて何回も胸がギューっとなって。
神作品!としか言えない自分の語彙力が悲しい。
BLとしてだけではなくて、才能に対する尊敬や信頼や、友情。面白いものを作る、生放送を進行する、仕事に対する熱意や欲。そういういろんなものを内包しています。
辛い事が起こって、散り散りになっても。走り続ける。
尊いなぁ…

BLとしては、栄が可愛いですね。
恐ろしく態度と口の悪い天才。うまく立ち回る事を知らず、不器用で辛い事を辛いって言えない。
そしてそんな天才に惚れ込んだ大人の男、設楽。

20代前半でこれを読んでもこんなにハマれなかったかも。
歳とってて良かった(笑)

私も明日も頑張って生きて行こうと背筋が伸びました。

掘り出し物でした

本屋さんでふと手に取って何となく買ったのですが、面白かった!
掘り出し物でした〜!

過去の恋がトラウマになってしまって、前に踏み出せない受け様の心情が切なくて、胸がぎゅーっとなりました。
融通がきかなくて、会社では周りから疎まれちゃうようなカタブツの受け様が、酔うと可愛くなっちゃうのがたまらなかったです。
それも、ぶりぶりな可愛さじゃなくて、弱さや傷ついてることが垣間見えちゃう可愛さなのが、もう本当に。
ノンケだった攻め様も好きになっちゃうよな…って思いました。

爆弾投下

最後に大きな爆弾が落ちます…
こんな爆弾を落とされて、次巻に続くなんて辛すぎる…
奇声を発して悶えるくらい辛いです。
逆を言えば、それだけ物語にのめり込むくらい面白いという事でもあるのですが。

常盤と薔の愛も深まり、成長して。
楓雅をはじめとする他のキャラも魅力を増して。
作品に深みもあって面白いが故に、
「えっ?嘘だよね…?この後どうなっちゃうの…?」っていう状態で次巻を待つのが本気で辛いです(苦笑)

次巻が発売になるまでこのモヤモヤを抱えるくらいなら、読まずにおいて、次巻が発売されてからまとめて読んだ方が心の平安を保てるかもしれないです。