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melty white out
俳優✕脚本家と鯛野ニッケ先生たしては王道な設定かなと思いました。
でも、やっぱりおもしろいんです。主人公2人たけではなく、まわりのキャラたちも個性的でストーリー上、全員なくてはならない存在です。
何気ないセリフなのにエロいし、すごい刺さるんです…。忘れられない…
コミカルなシーンもぶっちぎっててでおもしろいです笑
ニッケ先生の新作という事で拝読させて頂きました。今作も素晴らしく絵が美しかったです。
ただ、絵の画力で無理にこれはこうなんだ!と読ませに来ているなと冷静になってしまう部分があり、決して悪くは無いしお話もまとまっているように見えるけれど『今迄の方が好きかも…』と思ってしまった自分がいたので萌とさせて頂きました。
小さな小劇場の脚本演出家をしている辰彦と、元小劇場出身の俳優真樹。声が出なくなった俳優が古巣に戻って、舞台に立つと何故か声が出て役を演じる事ができて。という「んな事あるぅ?」が最初にきたのが萌えなかった始まりかもしれません。
この2人、とんでもない拗れ方をしているし再会してからも「(役の)抜き役」と「セフレ」という意味で拗れまくってるんですねぇ。
お互いにそれが羨望なのか嫉妬なのか憧れなのか分からないまま離れて再会したために現在の関係も曖昧なものになっていて……。毎回後ろからなのも、辰彦の思いやりなんでしょうけどセフレ感が強くてそりゃあ真樹も悩むよなぁと。
ただ、途中登場する真樹のマネージャーさんや、相手役の女優さんは良い意味でクールで仕事にちゃんと向き合っている女性で好印象でした。
拗れから始まった二人なのでもっとよくお話をして欲しいな~と思ったし、欲を言えば甘い関係の二人をもっと見たかったです。
『抜く』に二重の意味をかけたのは先生あっぱれすぎて脱帽ですわ...
大変にドラマティックで大人な作品でした。まさにドラマパートも絡みも絶妙なバランス。何回かある絡みもそれぞれ全く意味合いが異なるし、キャラクターの目線でも全く違う。それをニュアンスで表現している感じが達人の域で頭が下がる。先生すげえや...
そして受がかわいらしさと茶目っ気や儚さを併せ持つ一方で、攻は年上の余裕と色気と気だるげな雰囲気をこれでもかと放っていて相性が良すぎる。立ち位置は新進気鋭の若手人気役者と、小さな劇場オーナーのしがない脚本家。ひょんなことで再会を果たす2人が、懐かしい距離感とぽっかりと空いた空白の5年の狭間で揺れながら『好きなこと』を通じて昔以上に強く惹かれあっていく。何というか、陰と陽が様々な角度で混ざり合う感じがたまんねぇ。ダシが効いてます。
決して好きとか、愛しているとか、あまり口にしていないのが印象的。演じることを通して自分や相手を見つめて、触れ合うことで共有していく。そのふれあい方やコミュニケーションのとり方、所謂ボディーランゲージや時折伝わらない(上手くいかない)ディスコミュニケーションが上手く表現されていました。
画力も構成もマジですげえ。だからえっちも特大級にえっちです(語彙力)受の恍惚とした表情や快感で涙に濡れている表情はめっっっちゃ美。もはや美しい。
絵柄は言わずもがな、お話も大変すばらしかったです。これはドラマCD期待しちゃうな~(クソデカボイス)
攻め受けそれぞれの見た目や性格、その組み合わせが最高でした。大学生の頃から劇団の脚本を務め、大人びているけれど面倒見のいい辰彦。才能があるだろうに腰が低く、常に演者ファーストなところが素敵で、でも時折表情に諦めや寂しさが表れるところになんとも言えない気持ちにさせられ。一方の真樹は若手俳優として活躍しながらも元いた辰彦の劇団に顔を出し、最初は気まぐれに人を振り回す猫っぽい子なのかなと思いきや、実際は辰彦に一途すぎるワンコだったところにギャップ萌えでした。さらに、こういう見た目の子は天才・感覚型な俳優として描かれる場合が多いと思うのですが、真樹は裏であらゆる方向性から演じるキャラを突き詰めていく超努力型な俳優で、ますます好きになりました。
芸能界に見出されどんどん駆け上がっていく真樹だけど、彼の一番の望みはトップになることではなく、辰彦の書いた脚本で演技をすること。小さな劇団は合わない、という辰彦の一言にずっと寂しさや悲しさを抱き続けてきた真樹が、再会後の辰彦の言動に一喜一憂する姿がいじらしかったです。辰彦も、真樹と一緒に演技の仕事がしたいという気持ちと、より大きい世界で活躍してほしいという気持ちは同じくらいだったでしょうから、お互い苦しかったと思います。最終的に辰彦が下した決断は、真樹の今までの努力や辰彦へのひたむきな気持ちに報いる、男気のあるもので、さすが真樹が想い続けてきた男だなぁと。他人の脚本で演る真樹に「よそで抱かれて来てんじゃねえと思う」と言った辰彦が、めちゃくちゃかっこよくて痺れました。是非とも大きな舞台で、辰彦に見守られながら彼の作品をいきいきと演じる真樹が見たいです。
鯛野先生の作品はどれも好きなのですが、今回もすごく良かったです。
いつも性癖にぶっ刺さりまくりです笑
舞台以外では話せなくなってしまった早坂(受)ですが、その分表情で感情が伝わってくるのが本当にすごい!!
デフォルメされてるキャラも可愛いし、女性キャラも出てきますが、当て馬ではなく、嫌な性格でもないので大好きです笑
何度も告白して付き合っちゃえばいいのに‥ともやもやしましたが、最後はハピエンで安心しました
演劇分野や役者主人公のよさみが詰まってました
推しの子とかで役者や演劇に興味持った層におすすめしたくなる
単なる設定上の「役者」「脚本家」じゃなくて、「そういう仕事してるキャラならこんな風に他人に見られてて(他人目線が楽しめる)」「でも実はこんなこと考えてたり悩んでて」「こんな風に仕事は大変でがんばってて」みたいなのを見せてくれる
それをやってくれた上でBL関係のたまらん萌えをくれるので、単なる萌えに終始せず人間を描いてくれている真面目で美しい作品だなと思いました
エロはあまりエロじゃないので(シーン自体は複数回あるけどエロくない)安易な萌え・エロ・快楽ポルノ目的の人には刺さらないかもしれません
作風としてエロポルノじゃなくてちゃんとした人間ドラマを描く方なのかも、と思います
展開が急というか、感性で読むというか、理屈で考えると話についていけないのですが、(私がおばかなせいか…)
鯛野にっけ先生の画力とか、構成力とかで読めてるというか、ぐぐぐっと読まされちゃうというか。
話に引き込まれてしまうというか。
ちょっと何言っているのかわからなかったら、すみません。
神作品だなぁと思います。
ただひとつ、個人的に攻めのしゃべり方にはとても違和感がありました。
読後感も違和感あったな、と思ってます。
攻めは魔性で、受けが一途なわんこ。
脚本家×人気俳優。
ある日、小劇場で演出と脚本を担当している辰彦の元に
学生時代の後輩で人気俳優の真樹が訪ねてきます。
はじめは2人の距離の近さに恋人同士だったのかな?と
思いましたが、どうやらそういうわけではない模様。
ただ、2人が互いを脚本家と演者という枠以上に
特別に想い合っていることはダダ漏れで、
それだけに本心を伝えられない二人がもどかしかったです。
普段は人気俳優としてキラキラしている真樹ですが、
辰彦を前にすると途端に人懐こいワンコ化してしまうギャップに
キュンとしてしまいました。
一見クールな辰彦もなんだかんだで真樹のことだけは
特別で愛おしくて仕方ないという表情に胸がぎゅっとなりました。
恋人同士になってからはタガが外れたみたいに
真樹に執着&溺愛してしまう辰彦のデレにもご注目ください♡