タイトル見て保険会社か?と思った(そんなワケない)
優等生の仮面をつけて学生生活を送っていた主人公は、
ある日問題児をどうにかしてくれと教師から無茶ぶりをされてしまう。
しょうがない、と引き受けたところ、その問題児からやる気が全く感じられず思わずキレてしまった。化けの皮がはがれる、と思っていたが問題児はその態度を謝罪、勉強を教えてくれとお願いしてきたのですが……
表紙の彼はその問題児くんです。
問題児君と関わる中で、どんどんと主人公の化けの皮は剥がれていきます。
しかし、それで評判が落ちることはありません。
むしろ状況は好転していって、徐々に主人公の気持ちはその問題児本人に向いていくのが
あーーーー青春。
という感じです。
受け攻めはどっちかなーーー?って思ってたら
まさかの予想ばっちり。
うぉしゃーーーーーー!!!!でした。
何かと他人から性的な嫌がらせを受けやすい受け。
電車でチカンにあっていたところを、隣人に助けられる。
話の流れで「一人でしようと思ったことがない」「勃たない」と告白したところ、元AV男優だという彼はそれをどうにかしようと提案してきたが……?
最初の話の展開はやや強引ですが、それが気にならなくなるぐらい
お話の展開が面白いです。
えっちシーン(そう、エロシーンじゃなくてえっちシーンですよ!!ニュアンスで伝われ!)がよき。
とても、よき!
同じく「隣人」がテーマの作品も収録されてますが、
こっちもこっちでよろしい。
体形がかわっていくさまとかが、見た目が徐々にかわっていくさまが
とってもよかったです。
起業したはいいが、うまくいかず仲間に逃げられ
恋人にも振られ……
学生時代来たことがある場所へやってきた主人公。
シーズン中ということもあり、宿が取れず途方にくれていたところに、
1人の青年が通りかかり、うちに泊まればいいとなかば強引に話をすすめられる。
ゆっくりしたくて海外までやってきたのに、
ペースは崩れっぱなし……
初めのほうのページと、終盤とまったく表情ががらっとかわります。
それが二人共!!(ちいさな子供をいれると3人かな!!)
お互いに、お互いが与えた影響が、まさに「人間関係」。
不思議ですよね、そういうしがらみから逃げたくて主人公は海外まできたのに。
とにかくお花など自然の素朴な雰囲気が続くのも魅力。
仕事に疲れたらまた読み返したいですね。
そりゃ今だな(笑)
人魚がどうの、というBLはこれ以外にもいくつか存じてますが
「人魚という設定」が一番薄めの作品かなと思います。
批判じゃなく、あまりグロかったりが苦手な人にはよいのかなという意味で。
なかなか子を授からなかったから、と人魚の力を借りて生まれてきた主人公。
鱗のようなあざがあることで生きづらい人生をおくっていたが、
インチキ霊媒師に出会ったことで人生が良くも悪くもひらけていく……。
前述のように、きっかけや受けの背景に人魚が関わってくるのですが
詳しい知識はあまり必要としません。
(八百比丘尼がどう、とかね)
フラットな感じで手を出せる時代物ファンタジーというところかな。
きんぎょちゃんたちがとてもかわいいです。
とある田舎の、隣家の幼馴染。
共に飯を食べて、兄弟同然に親から叱られて、
でも家族ではなく、兄弟でもない。
空き家で、人に言えないことをしている。
同級生で幼馴染。
娯楽は少ないが、お互いがいれば、という
距離感がバグっているような、想いがいろんなものにがんじがらめになっているかんじ。
想いはまっすぐなのに、だから色々考えて回り道してしまう。
青春って初恋ってこんなにめんどくさくって青臭くって、
どうにもならないなって応援したくなるものだったなぁって、
改めて気づかされる名作だと思います。
私自身山あいの田舎生まれなので、途中に描かれている田舎の濃密な生活もリアルに感じられて面白かったです。
とある飲食店の店員さんたちの恋愛作品です。
勤務先(飲み屋)の呼び込みをしていると、現れる一人の男。
客を全てとられ、全敗状態。
しかし、彼の言葉の端々に疑問が………?
告白されて付き合ってもいいかな、と思っていたが……
(ネオンマイスター)
三白眼攻め好きだったらちょっと読んで!!ってかんじ。
比較的淡々と進んでいくんだけど、それがこの作品の魅力の一つかも。
で、表題作のシュガーマイベイビーですが!
オットナーな一筋縄じゃいかん恋愛にひゅーひゅー!!(古)
素直じゃない子をみて「素直になれよ~~なったら幸せになれんだよ~おい~」
って親戚のおばちゃん目線で読んでしまう。
ちなみにここのオーナーはお相手いらっしゃるのかしら?