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kono te wo hanasanaide
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
完結したので一気再読してのレビューです。
それぞれ事情があって、固い殻をかぶってつんけんしているアルファとオメガが、問題を抱えた転入生と優等生という関係で出会い、お互いに好意を持っているわけではないのに、関係が深まっていく・・・
すごく不自然で、でも、すごく自然な関係に見えました。
この絶妙なアンバランスさ、展開が素晴らしいです。
初コミックスでこの世界観、すごい先生だと思います。
物語の登場人物が、すっごく嫌な人たちと、すっごくいい人たちがいます。
胸糞悪くなったと思ったら、感動させられて、読んでいて情緒があっちこっち揺さぶられて胸が苦しくなります。
オメガバースもので、反目しあってたアルファとオメガが一緒にしたら、即エッチという展開、よくありますが、そうではありません。
それぞれ考えて、考えて、いろんなものに抗って、挑戦していく様子が素晴らしく、胸をうたれます。
台詞が一切なく、2人のいろんな場面、抑制剤の瓶が描かれているページがあります。
2人の関係の変化を、情緒豊かに説明台詞なく、わずか1ページで描いているところもすごいです。
高校という狭い世界で、性別、成績、いろんなことで序列がついて、嫉妬したり腹を立てたりする男子生徒によって引き起こされた事件。
直接的に、心理的に、社会的に、2人とも大きな傷を負います。
自分の気持ち、相手の気持ち、相手への気持ち、自分はどうしたいか、考えて、迷って、少しづつ進んでいく関係が、とてもきれいです。
ゆっくり大切に育みあった関係が番という形でさらに強まるラストに感動しました。
完全にカバー買い。
絵とカラーの塗り方が好みで、手を伸ばしていました。続編も出ていたので、気がついたらそちらも購入していました。
電子版で出会いましたが、紙も要購入検討です。
まずは、高校生編
晴斗君の謙信さ、良いです。雅君、前世は猫ですか?
何となく関係が変わってきても言葉足らずの若者感があって、ツボです。2人で幸せになってください。雅君のバックグラウンドに何や問題?課題?がありそうですが、、、最後はハッピーエンドを迎えると信じています。
温かい人であり、優しい圧倒的光属性の世話焼きα晴斗と自分のバース性を疎ましく思いながら虚勢を張ってる寂しがりΩ雅のお話。
爽やかなDKの話とは対極だけれどオメガバース性故の切なさにどんどん引き込まれ最後は涙しました。
水の中とか暗い闇の中に沈んでる雅の手を優しく握りながら晴斗が明るい方へ引っ張ってあげて、息ができるようにしてあげたような。そんなお話でした。
伸ばされた手を、Ωの自分なんかが掴んではいけないと無意識なのか予防線を張ってる雅がいるんだけど、温かい手を離したくないと思っている雅も確かに存在している。
雅の過去と現状がとにかく見ていて辛い。早くこの子を救ってあげて欲しいと思いながら最後まで読みました。
辛い描写はあるものの、ハピエンで最後はほっとしました。
続編もあるという事でずっと見守りたい二人でした。
絵がとても緻密に描き込まれていて素晴らしいです。
それぞれに事情を抱えた高校生2人のオメガバース作品です。受けの不健康さや生活環境が気になって、世話を焼いちゃう攻め。行動を起こしてはみるけれど、うまくいかず親に「料理教えて」なんて頼み込む可愛い一面も。アルファだけど、決して完璧ではない未熟さが良かったです。
対する受けは、最初は貼り付けたような笑顔で、オメガであることを隠していました。攻めと過ごす中で、表情や反応のバリエーションが増えていきます。作者さんの画力がすさまじいので、少ないセリフの中でも2人の関係性が変わっていくのがすごくよくわかりました。
一番萌えたのは、ヒートを迎えた受けが攻めをお誘いするシーン。セリフはありません。が、表情や仕草からキャラクターの熱や感情が伝わってくるようでした。
高校生特有の不安定で複雑な感情を堪能できますが、攻めが「あ〜何やってんだ俺!」からのじっとはしていられないタイプなので、もどかしさにイライラすることがありません(笑)苦しい場面もありますが、最後は心が温かくなる大好きなお話です!
古さを感じさせない話って
ちゃんと人物の背景から
見えてきたキャラがどうなり
読み終わった後に何を投げかけるのか
そういったことがしっかり語られていて
また、出てきたいくつもの要素が
一本のストーリーとなっている
そんなイメージなんですけど
今回は、所々で回収されずに放置された
ものが多く、
回収できたものだけで迎えたラストは
キャラ設定はどこいった?
描かれた背景は、主人公たちを傷つけたまま
で終わりなの?といった感じで
良く言えば2人だけの世界で
違う言い方をすると、都合良く
終わりにされた感じに思いました。
良かったところは、作画が丁寧で
表情も豊かで、
2人が触れ合う場面など
美しいカットが目に残りました。
評判が良く、期待が大きかっただけに
少し残念です。
発売された当時から表紙に惹かれ、試し読みで自分の性癖ピッタリとわかり購入。
まず、絵柄が好きすぎます。表紙から最後の1ページまで一コマ一コマ丁寧かつ繊細なタッチで描かれており、感動しました。
雅の過去のトラウマからくる恐怖や一条の前で見せる甘い顔など、気持ちが表情に表れている部分が多く、雅に対する共感や母性が生まれる描かれ方でした。
また、一条のチャラくて怖そうな外見と、正義感があり世話焼きな性格のギャップがたまらなかったです。
ストーリーでこんなに圧倒された作品は初めてかもしれません。毎ページ毎ページで次のページが読みたくなる作品でした。咲本﨑先生のファンになりました!!
人気があり特集や広告で見かけることが多く、知人もおススメしていたので1巻のみ読んでみました。
泣ける泣けると言われているけれど、私にはまったく響きませんでした。
幼い頃から家族に酷い扱いをされていた描写がありましたが…
あんなに痩せていて弟との体格差が激しいのに、
近所や学校は助けようとしなかったの?
児童相談所か警察に通報されるレベルでは?
いくらファンタジーでも現代の日本を舞台にしているのならその辺りはあるよね?
児童相談所がない世界なんです?
と疑問がずっと頭に残っていて、攻めとその家族に受け入れられる描写があってもなんだかな―と感動できず。
こんなに不憫な受けが、攻めに出会ってこんなに幸せになったんだよ!
泣けるでしょ!
という意図が見え見えで。
最後に両親に手紙だけで別れを告げるシーンがありましたが、
あの両親が手紙ひとつで引き下がるように思えない。
逆上して乗り込んでくるんじゃ…?
トラウマ植えつけられるレベルの虐待を描いていたのに、
家族との問題があっさりすぎて余計白けてしまいました。
絵はとっても綺麗なんですが、どうも受けの不憫アピールが合わなさ過ぎました。
咲本﨑先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
不憫 4
世話焼き 3
ツンデレ 3
エロ 2
血表現 1
な感じだと思います。
世話焼きエリートアルファ×愛情を知らない不憫オメガの高校生カプによるオメガバース作品です。攻めの一条晴斗くんはある問題を起こし、アルファのエリート校から、ベータもオメガも在籍する一般校に転校してきた。クラスメイトで生徒会長の北原雅くんが校内の案内をしてくれるが、言葉の端々で嫌味や棘のある言い方をしてくる。誰とも関わらないように行動していた一条くんだったが、突っかかってきた北原くんの顔色の悪さ、骨が浮き上がる程痩せ細った身体、そして親なんていない、という発言などがどうしても気になってしまい、体調を崩した北原くんの家を訪ねることに。
受けの北原くんは、自身のオメガに嫌悪して、オメガは畜生以下の存在だと思い、完璧な人間として努力してました。なので最初こそ一条くんに対して丁寧に接していましたが、アルファである一条くんと接したことで、オメガとしての本能が呼び起こされてしまったことで体調を崩したり、テストの成績が落ちてしまって、一条くんへの言動がキツくなります。クソ野郎やくたばれなどかなり口が悪いです。ヒート中や一条くんに餌付けされないぞ、みたいに警戒心が強い時はほんと懐かない野良猫感がありますが、徐々に一条くんと一緒にご飯を食べるようになって、照れながら今日の美味かったと言うのは、お手本中のお手本のようなツンデレで堪らなく可愛いです。
オメガであることを嫌悪し、抑制剤を大量に飲んでしまう北原くん。その所為もあり体調不良になるので、軽めの嘔吐描写があります。他にも、北原くんがオメガだと学校の生徒達に知られてしまい、モブキャラに捕まり無理矢理フェラをさせられたり、抵抗して殴られたりします。その後犯される手前で一条くんが駆け付けてくれるのですが、モブキャラ3人をボコボコにします。一条くんも椅子で殴られて出血してしまうので、血表現が意外と痛々しいかなと思います。
北原くんの家族、特に父親はアルファが欲しかった為、オメガである北原くんに対して当たりが厳しいです。更にはヒートが来てしまった時に、アルファの弟から、ヒートが来るのを楽しみにしていたと襲われそうになります。未遂で終わりましたが、ヒートが来たことで父親に面倒だと言われ、挙げ句の果てには北原くんは家を出ていかされてしまいます。
一条くんの世話焼きや気遣い、一条くんの家族の団欒に不安になったり怖がったり、自分が居て良い場所じゃないと怯えてしまう程、かなり不憫な思いをしてきた北原くんにゆっくりと想いを伝えたり、誕生日プレゼントや番になった時など、ちゃんと北原くんが幸せになる描写に胸がジーンとなりました。
辛い思いもしますが、2人が結ばれ共に歩んでいく姿を見届けてください。続編の制作も決定しておりますので、読める日がめちゃくちゃ楽しみです。是非とも読んでほしいです。
ムーンライトノベルスやSNS閲覧中に頻繁に広告を目にするが、それが軒並み陰湿な虐待シーンで、苦手な為ミュートしていた。今回ちるちるBLアワードで一位をとったらしいので読んでみた。
ジュブナイルオメガバースのキャッチコピー意味不明。受けが学校内で輪姦されたり攻めと色々してるのにジュブナイルとは……
私の認識が間違っていなければ「子供向け」とかそういう意味のはずなんだが誤解を招かないか?
絵は線が細く儚げで綺麗だが好みじゃない。てか受けと攻めが髪色違うだけで同じ顔に見える。
内容に言及するなら一言、受けを可哀想にしすぎ。Ωバースにおける被差別者としての受けを誇張して描いてる。
Ωだからαの家族に虐待されて当たり前、同級生に輪姦されても当たり前って、これだけΩバースが増えて定着した令和の時代に価値観が古くないか?
自分には受けを必要以上に可哀想に描いて、読者の同情を誘っているようにしか見えなかった。
そもそもこの手の漫画で多用される「悪役(周囲)を下げて主役(受け・攻め)を上げる」手法が姑息で嫌い。
胸糞悪い虐待シーンやその回想が頻出するのも無理。
虐待ものは沢山読んでいるし、その手の描写には慣れてるものの、何度も何度も見せられると……。
そのうち「ハイハイΩだから色々されて気の毒だね可哀想だね」って雑に流すようになってしまった。
丁寧にエピソードを積み重ね自然な感情移入を促すのと違い、受けが虐待のフラッシュバックで固まる+怯える+震える+謝るのテンプレリアクションが毎回お約束のようにお出しされるので、「受けちゃんは過去にこんな酷い事されてきたんです!親はクソ!受けちゃんは愛されるべき!」と作者の声(幻聴)が聞こえてきて、受けへの応援を強制されてる錯覚に陥る。
宣伝の仕方に問題がある。各電子書籍サイトや出版社、および作者は、公式SNSにプロモーション漫画を載せる際注意書きをしてほしい。
「攻めが作ってくれたご飯を幸せそうに頬張る受けちゃんにキュン(はあと)」みたいな宣伝文に惹かれて1ページ目見たら、のっけからトラウマになりかねないエグい虐待描写。もう詐欺じゃん……。
食事の時に受けの食事だけ用意されなかったり遊園地に連れてってもらえなかったり、虐待の内容が妙にリアルなせいでフラッシュバックを引き起こすサバイバーがいる。私も気分悪くなった……。
ネトフリだってセンシティブな映像作品に視聴可能な年齢表示の他、性暴力・児童虐待・薬物描写ありの注意書き必須じゃないか。
BL漫画としての話題性を優先するあまり、フラッシュバックの危険性への言及を怠る拡散の仕方は配慮不足。
受けの家族の描き方も浅い。
攻めの家族と対比を踏まえ酷く書いてるのかもしれないが、αでありながらΩの息子を持った苦悩や葛藤が全く伝わってこず。
Ωの息子に心底侮蔑の感情しか持ってなかったなら別だが……
人間ってそんな底の浅い、一面的な生き物だろうか?
そこに至るまでにあったはずの過程は?
ただただ受けの不憫さを強調する為だけに全面的な悪にされ気分が悪い。
加害者と和解する必要はないというのは正論なものの、両親や弟がそれまで愛情深く接していた雅を手のひら返しに冷遇するのがワンパターンすぎて、ストーリーの都合で動かされてる感が半端ない。
可哀想で可愛い受けを理不尽に虐げ、読者のヘイトを集める為だけに存在する親&弟なんて、もはやキャラクター未満の装置だよ……。
ヒューマンドラマに踏み込んだセンシティブなテーマを扱うなら、登場人間の内面をちゃんと掘り下げなきゃ不誠実。
受けと攻めに偏重した描写とそれを絶賛する読者に認知の歪みを感じてしまった。
この手の漫画を好む層もよくわからない。
現実で余程辛い目に遭ってて、自分より辛い受けが救われる姿に感動するとか?
ノットフォーミー。
まず最初に漫画家としてのレビューをします。
最近のBL漫画って、文字での説明がやたらに多かったり、セリフが説明調だったり、漫画の本領の”絵で表現する”ができてないものばっかりで、ストーリーはいい絵もうまいけど何か足りないって感じるものばかりでした。
ですが、この作品は文字での説明を最低限にし、作者の手書きも殆どなく、すべて絵での表現ができていて、本物の漫画家がデビューしたんだと思いました。
画力、表現力共に高く、表情、雰囲気、空気感、生い立ちや人間性、など全て絵からきちんと想像することができ、伝わりました。(とくにドーナツがヤバかったです)
久々に本物の漫画が読めてとても嬉しいです。
次に作品の内容のレビューです。
内容はなんてことない夜明けオメガバースBLなんですが、その中でもとてもよかったと感じたところは、オメガバースモノなのにセックスが全然ないことです。
身体の繋がりとか番だとか運命とかそういう部分じゃなくて、心の繋がりをかなり重視したストーリーだったこと。
愛情を身体の繋がりや嫉妬や束縛で表現するのではなく、ご飯を作ることやキスで表現していてとてもよかった。ほんとにほんとによかった。
愛情をセックス以外の形で表現したことがすごく好きです。
最後に
どうしてもBL漫画(とくにオメガバース)はセックスありきになってしまって作品の良さをエロで殺してるのもが多くなりがちなので、(エロは売れるから仕方ないけど)ここまでエロシーンなしで描かせてくれた出版社や編集にも感謝です。これからもこの漫画家を潰さないでほしいです。
いつか大和もあの家から出してあげてほしい。
あと因みになんですが
泣ける泣けるってレビュー多いですが、私は全く泣きませんでしたよ
この作品をすごく好きになったし、幸せな気持ちになれたのは本当です、が
泣けないストーリーとか、泣くほどじゃないという意味ではなく、これを読んでよかったと思って、それで泣けなくてもおかしくないということです
ドラマCDを買う前に内容を確かめたくて読みました。
不憫受けとかスパダリαはオメガバースの定番ですが、キャラ作りや特徴的な美しい絵が非常に丁寧でいらして、使い古された感じが予想してたよりしませんでした。面白かったです。
正直プロットにもう少しオリジナリティーが欲しかったけど、オメガバース大好きな方全員にオススメして間違いないと思うような作品でした。
モリモリ食べる幸せな雅くんがもっと見たいので続編も読みます。
すごくすごく美しい愛の形‥だなぁって思いながら、ここ数日で二度目なのにぽろぽろ泣きながら読みました。素敵な作品に出会えてほんとによかったです。
絵がとにかくきれいで美しくて、お話も素敵で、何度でも何度でも繰り返し読みたいなって思っています。
実はBLの作品購入すること自体初めてだったのですが、この手を離さないで、購入してほんとによかったです。
ずっと胸がきゅーっとしています。続編も楽しみです。早く読みたいです。
所謂、不憫受けになるんだろうけど、オメガバのΩへの蔑視が根底にあって。成績優秀、生徒会長の雅はαだと思われていて。頑張って頑張ってきたところ、転校生のα晴斗が来てから一変、Ωだとわかり不当な扱いを受け…ヒーローで癒やすのは晴斗。ほんといい子で。雅の親や弟がムカつくけど、新たに生きていくことができてよかった。続編は大学生編。晴斗の過保護が過剰になりつつも…幸せの道しか見えない!切なくて可愛らしい救済作品。
純粋にオメガバでなくてもかなり素晴らしい内容のお話。
完全に神作!読み手が求めていた物語と言っても過言でないと思います。
取り繕って完璧を装っている野良猫な受ちゃんとよくこれまでこんなに真っ直ぐ育ってきたな?!と思わずにはいられない攻くんとの一連の攻防やそんな攻くんに120%で包まれて絆され幸せを感じることが出来た受ちゃんに涙をこらえきることが出来ませんでした!
まだまだスタートしたばかりの二人の物語、これからの展開にも期待!
オメガ、というだけで家族からさえ存在を否定されてきたせいでオメガであることを周りに悟られないように努力して隠してきた北原くんが、オメガの苦しみなんて知らないαで、両親にも学力にも恵まれた一条くんのことを疎ましく思い、人と関わらないようにするはずだったのに北原くんをどうでもいいと思いつつも気になって放っておけない一条くんから始まる二人の関係。
どうしてか一条くんに対して強く当たってくる北原くんのことを、世話を焼くうちに少しずつ知っていって、「オメガは卑しくて役立たずの出来損ない」だと言う彼のことを次第に大切に、何かしてやりたいと、守ってやりたいと想うようになっていくのが凄く愛おしくて、ままならないのが切なくて堪らなかったです。
二人で過ごすようになって、北原くんにかける言葉のすべてが愛に溢れていて、優しくて暖かくて、少しずつ一条くんの想いに冷えきった心を溶かされて、素直に受け止められるようになっていく北原くんが、二人が幸せに笑っていて涙が出ました。
これまで苦しんだ分も、一条くんに愛されて幸せに笑っていてほしいと心の底から願っています。
高評価で気にはなってたけど、絶対痛くて切なくて苦しいストーリーだな、とビビってずっと手が出なかった作品でした。続編の大学生編をちょろっと見たら、あら♡何かいい感じかも?と思って、ついに高校生編を読むことが出来ました。
前評判に違わず、苦しい描写がちらほら。あー…マジでムカついて仕方ない。胸くそ悪い北原の家族と、学校のヤツらよ。
これぞオメガバースって感じのΩ差別の酷いこと極まりなし。このΩ差別と酷い境遇があるから、一条の救いが響くし結末がドラマチックで感動するのは間違いないんですけどね…。でも、こんな不健全な社会がまかり通ってるなんて、カースト制度より悪質やでー!って感じなんですよ。だからモヤモヤする。
言っちゃーなんですけど、
親…ネグレクト=犯罪
北原を襲ったヤツら…強姦未遂罪
逮捕案件多し。学校の生徒たちも、「一条、怖い」じゃねーだろ。学校で無理やりヤろうとするキモさに批判はねーのかよ。…とツッコみたい(口が悪くてごめんなさい)
Ωを卑下する作品はたくさん読んできたけど、慣れないもんですね。痛いシーンは胸が痛いし悲しい…。ハピエンがこの先あると思っても、嫌なシーンは嫌だしチョキチョキ✂︎したいです。
神評価にしたのは、北原が自分の境遇にウジウジしなかったからです。Ωの自分なんか…って卑下し、一条の優しさを逆の意味に解釈し、自分から突き放して離れていこうもんなら、「中立」または「しゅみじゃない」評価にしていました。
タイトルの「この手を離さないで」が、北原発信の言葉で良かった。
一条の想いを受け入れて良かった。
一条は、北原の手をそのままに離さないでいてくれて良かった。
2人がお互いに気持ちが通い合って良かった。
前半の辛く悲しいシーンは、もちろん忘れません。忘れられないほどインパクトあったしショックなシーンでしたから。
でもそのシーンがあったから、一条と結ばれた結末の重みを強く感じることが出来たかなと思います。
北原の不憫な境遇を考えれば、人間不信や恋愛不能に陥ってもおかしくありません。
一条に出会えて良かったね、誰かを好きだと思う温かい感情を抱けて良かったね。と、北原の手をとりブンブンしたい(*´︶`*)
今まで1人で気を張って過ごしてきた北原はもう1人じゃない。これからは幸せの階段を一条と共に駆け上がっていって欲しいです。
北原の親に、北原の幸せな姿を見せてやりたいもんです。あなたたち親が与えられなかった幸せを与えてくれる存在が、息子の側にいることを知ったらどう思うか見たかったです。続編でどうにか北原の親のギャフン姿を見れないかな。それくらい私は怒ってます!
それと対比して、一条の家族が温かかったのが素敵でした。
続編の大学生編はどんな物語になるのか期待です。2人のラブラブいっぱいか、はたまた波乱の訪れか…現時点で完結してないので分からないけど、北原と一条ならきっと素敵な物語を更に紡いでいってくれることでしょう。
続編の単行本化が楽しみです♪
正直にいいます、読んでる最中は辛いです。ずっと泣けます。幸せハッピーが好きな方には辛いとおもいます。
ですが安心してください。ハッピーエンドです。そこまでがしんどいんですが。
それでも、絶対に読むべき、読んで損はないです。
ストーリーとしては、Ωを嫌悪し自身がΩであることを恥じて隠しぬいてきた生徒会長の雅と、とある理由で転校してきたαの一条のお話です。
強い薬でヒートをおこさないようにしていた雅ですが、一条が転校してきたことによって自分を管理しきれなくなります。その事で雅はプライドを傷つけられ、一条への嫌悪がつよくなっていきます。
そして、結局おさえきれずにヒートになってしまった雅。そんな雅の元へお見舞いにきてしまった一条は、自分のシャツについた匂いで自慰をしている雅をみてしまって…。
なんで雅は見られたことに怯え、父の名前だし謝るのか。どうしてΩやαにそこまでの嫌悪があるのか…。
家庭環境のせいで、愛されることや自分の存在価値がわからなくなっているΩと、そんなΩに恋をして助けたいと強く思うαの話です。
Ωがかなり見下された描写があり、かなり精神的にきつい内容になっています。
自分を卑下し、自嘲的に振る舞う雅はみていて痛々しいです。
ネタバレになりますが、あんなにΩは汚ならしいと思っていたのに、Ωの自分にかまうなんて、Ωの自分にできることは体を差し出すことしかないと一条の前で服を脱ぎはじめるところで私は滝の涙を流しました。
それをみて、そんなつもりで優しくしてるんじゃないと悲しそうな顔をする一条にも滝の涙をながしました。
そして、一条にことわられて、俺にはなにがのこるの?と呟く雅で、私はブラジルに泣き声がとどくんじゃないかってくらい泣きました。
雅はプライドが高く、Ωの自分を嫌い、完璧な雅を装うことで心を保っているような子です。それが一条が転校してきたことによってどんどんそれが崩されてゆき、自分がどうすればいいかわからなくなっていく描写が辛いです。
一条といると、楽しい、幸せ、ありのままの自分をみてくれる。でもそれはΩの自分が得ていいものではない。だけど一条といたい。
ネタバレになりますが、もうわからないと一条の前で涙をながしたことで雅は生きたいように生きることへの1歩を踏み出したように思います。
高飛車で素直じゃない雅ですが、一条に見せる笑顔がとってもかわいいんです。一条といることによって、どんどん素直に、わがままに慣れていきます。鋭かった目付きもどんどん柔らかく可愛くなります。
それでも、どれだけ一条が自分を愛してくれているか分かっていたって一条を信じることができない雅。勝手に悩んで落ち込みます。でもそんな雅をまるごと一条が包み込んでくれます。
雅が初めて、泣きながら一条にすきとつたえるところで皆さんも号泣することでしょう。
一条は少し強引ですが、雅のことを第一に考えるスパダリです。最初は本当に最悪なくらい強引ですが…。
一条は、まるで野良の保護犬の心を開かせるために奮闘する飼い主のようにも見えますが、一条の愛はそんなもんじゃありません。
雅を喜ばせたい。雅の居場所でありたい。雅に幸せになってほしい、幸せにしたい。すべての行動が雅への愛からきているんです。
最初があんまりだったからこそ、ストレートに好き、愛してるという気持ちを注いでくれます。
感情が顔にも口にも力にもでやすいところがたまに傷ですが、それくらい真っ正面から向かってきて、目に見える形で感情つたえてくれるところが雅にはちょうどいいんです。
でろでろに甘やかしてくれます。
一条もまた、雅とであって人の気持ちがわからない人間から、優しい人間へ変わっていきます。
オメガバースといえば番になるシーンだと思うのですが、ここ最高に泣けます。
何度もいいますがあれほどΩであるということを気にしていた雅が一条と番になることを望むのです。それでもまだ自信がなさそうな雅を丁寧に愛してくれる一条。ヒートにあてられて辛いはずなのに、一つ一つ丁寧に言葉にしながら愛してくれます。結構ちゃんとえっちいのに純粋で泣けてくる。
ここまで辛くて泣いていることが多かった雅ですが、このシーンでは2人とも幸せで泣くんです。雅だけでなく、一条が大好きといって泣くんです。私は太平洋ができるくらい泣きました。
私はこの作品の絵に引かれて購入しました。しっかりと書き込まれていてどちらかというと少年漫画にありそうな絵柄です。美しくて立体的なリアルな感じがストーリーの繊細さとマッチしています。
あと、作者さんの方言なのかしゃべり方がbl界ではあまりみかけない男らしい時があってときめきます。
とてつもなく長いレビューになってしまいました。ですがそのくらい魅力的な作品です。続編の単行も楽しみすぎます。
(追記:ボイスCDで気づいたんですが一条のお母さんって男の人なんですね。死ぬほどよみこんでいたのに聞くまで気づきませんでした。体格や表情が女性的に書かれているので(Ωとαの差を明確に出すためだと思いますが)本当に気づきませんでした。ここ最近で1番の衝撃です…!)
孤独で心に傷を負った強がりな受けが、面倒見の良い包容力抜群のスパダリ攻めによって絆され惚れる美しいBLでした…。
読了後は圧倒的感動と心がじんわり温かくなって2人とも幸せになってね…という気持ちでいっぱいになりました。
とても繊細なタッチで描かれる髪や表情が登場人物たちの心情表現をしている感じがして、安易に文字で語らない作風が気に入りました。
中性的なお顔立ちのΩ、Theイケメンなα
相対的な2人なのですが中性的な受けちゃんでもしっかり男性の体をしていて女子と並ぶと細いけどしっかり大柄なところも良かったです。
(よく中性的な顔立ちのキャラは小柄に描かれることも多々あるので)
切なくて美しいBLって何?と聞かれたら真っ先にこちらをオススメしたい。
私は夜明け寄りの黄昏なのですがドンピシャにハマりました。
大学生編も連載中とのことなので単行本化したら絶対に購入する!(固い決意)
表紙の美しさには目を惹かれました。シンプルだけど、2人の思いが伝わってくる感じがします。感情移入してしまう二人の表情が素晴らしいですよね。そして、圧倒的な画力とストーリー性。デビューコミックとは思えないほどの完成度です!たくさんコミックが並んでいてもこの素晴らしい画力は一際目立ちます。表紙に惹かれたら中身も読んでみてください。私の限界な語彙力では表しきれないほど神です。
「この手を離さないで」はぜひ、というか一度は必ず読んでほしい本です。
ちなみに私は一日一回は読んでます
デビューコミックスとは思えないほど素敵な作品でした。発売前からとても気になっていたのですが、まず絵がとても繊細で美しいです…!ひとつひとつの線が綺麗で引き込まれてしまいました、、。気になる内容は…ほんとに泣ける!受け、攻めのそれぞれの過去や、それを乗り越えてまで互いに愛し愛されて、少しずつ距離が縮まり深まっていくのがとてもよかったです!!オメガバならではの内容もあり1冊でこんなに満足できちゃうとは…続編も心待ちにしてます!
自分の感覚がもう時代についていってないんだな、というのを痛感した本です。
健気受けの良さやスパダリ攻めの尊さが理解出来ないわけじゃないけど、この二人の喋り方とか行動原理その他全部意味不明だった。
TikTok見て何が面白いのこれ?となる感じと似てますね。
残念ながら趣味ではありません。
ある事件をきっかけにaの高校から転校してきたa。生徒会長で皆から頼りにされていたΩが、aの転校をきっかけに体調を崩すところから物語が始まります。
Ωの子は家族からΩという理由で家を追い出されており、Ωである自分を自嘲したり、責めるような言動が多いです。また、愛されることに戸惑っていて、家族愛というものもよく分かっていません。
一方αの子は感情的になり、Ωの子を傷つけた子達に暴力を奮うシーンがありますが、全体的にΩの子の事が心配で大事にしたくて、幸せにしたい、尽くしたいタイプです。
Ωの子の家族との関係は修復されませんでしたが、最後に2人は結ばれ、幸せな同棲生活が始まりそうなラストでした。
このお話とても神評価高いと聞いてて、とても気になっていた作品でした。
とにかく絵がすごく麗しい目の保養でした。続編が出るそうでずっと待ってる状態です。
絵の美しさはBL漫画界でもかなり上位ですね。
孤独な美少年雅の過去が辛すぎました家族がクズ過ぎる弟もムカつくけど、兄に執着してるのはまぁ悪くないザマァが見たい!今回も少しあるけどもっと弟ザマァが見たいです(^^;あと弟は絶対受けっぽい笑
クラスメイトたちにレイプされそうになってるところに駆けつけるちょっと目がいっちゃってる晴斗もいいです。優しそうでも愛する人を傷つけるやつらは、容赦しない狂犬はカッコいい惚れます!
たった1人で孤独と戦いながら生きてきた雅が晴斗に出会えて、ほんとに良かったですし救いになってる
晴斗は雅を必死に喜ばせようとする姿がいとおしい彼氏力高めですね。続きがとても楽しみです!
いつだかランキングに入ってて気になっていた作品でした。
神率の高さに納得しました。
読了後も何回も周回して何度もキュンキュンと感動を繰り返しています。
オメガバースはそんなに好きな設定ではないんですが、本作は私のオメガバースの嫌いな部分が控えめだったので良かった。
オメガバースではヒート時のエロがあまり好きじゃないので。
あと、Ωだけじゃなくてαの苦悩も描かれているところが良かったです。
αの一条がとにかく素敵な攻めでして、北原に食べてもらいたくて料理を頑張る姿や、北原を守りたいっていう姿勢にときめきました。
北原の過去が可哀想すぎて辛い。
でも自分が一条のそばに居るべきじゃないって思いながらも、離れて行ったりしなかったのは私的には良かったです。
北原の食卓の思い出や遊園地での様子が、幼少期の辛さを表していて切なかったです泣
家族から完全に離れて生きてく勇気を持てて、良かったです。
それもこれも一条と出会えたからだと思うと感動が止まりませんでした。
続編が決定してるんですね。嬉しい!
北原弟出てくるんだろうなぁ。それも期待です!
オメガバース作品
ストーリーは超王道で、絵も綺麗でとても良かったです。2人の関係性の変化、過去の出来事、悩み葛藤、全て丁寧に描かれています。
αやΩというだけで勝手にレッテルを貼られる世界。
外側だけで判断されることに不自由さを感じていた晴斗とΩというだけで虐げられ自分でもその物差しでしか見れなくなっていた雅。
自分がΩだから好奇心で構ってくれている、と思っていた雅に晴斗が言ったセリフが印象的でした。
αやΩの前に晴斗は晴斗で雅は雅で、それをわかってほしいと切実な思いが伝わってくるようでした。
最初の段階では受けの雅が不憫すぎて辛かったですが、晴斗のおかげで幸せになってくれました。良かった。雅が晴斗の前で口が悪いところも何でも食べるところもかわいいです。
大学生編も楽しみです。
オメガバースの中でもこんなにたくさんのものがギュッと詰まった一冊は無いのではというくらい素晴らしい作品でした。
そして絵も本当に綺麗です!!
二人の繊細な心の揺れ動きに心を奪われました。
一条くんが雅くんのために一生懸命なところがすごく良いです!
こんなに愛されて、雅くんが羨ましい。
今まで1人ぼっちだった雅くんですが、これからは一条くんとずっと仲良く幸せでいてほしいです。
すごく読み応えのある青春恋愛ストーリーでした。
また続編の大学生編も始まりますます目が離せないです。
2人の感情の揺れ動きがとても丁寧に描かれているところが良かったです。
雅が日常の中で自分がおかれていたところと相手が育ってきた環境を目の当たりにしてその違いに苦しくなっていく場面に息が詰まります。
人生にはどうしようもないことがたくさんあるけれど、全て受け入れて前に進むことを決意した雅がとてもかっこ良く見えました。
彼らの末長い幸せを祈りたくなりました。
初めて読んだ作家さんでしたが繊細で美しい絵に魅了されました。
素晴らしい作品をありがとうございます。
そして、続編を期待します。
αである攻めがとにかく優しいオメガバースです。本能をほぼ完璧にコントロールして、Ωに対して常に穏やかに誠実に接するαを読みたい方にはぴったり。逆に本能で理性が乱されるところこそオメガバースの醍醐味だ、という方には物足りないかもしれません。私はオメガバースの中でも多様な関係性を読んでみたいと思っているので、優しさしか見せないαもありでした。雅の性格も最初はあまり好きになれませんでしたが、彼の境遇を知るととても責められず。できれば弟とは和解して欲しかったですが、お互い心の底では相手に嫌われてないときっと分かっているのでしょうね。
初めての作家さん✨表紙が美しくて購入♪
雅の家庭環境・生活環境の酷さに心を痛めた。
晴斗が転校してきたときは、爽やかな優しい人で対応していたのに…Ωである自分は努力して今の地位を保っているのに、αなだけで越えられてしまう晴斗に恨みがましい表情と目が本当に恐ろしかった
逆に晴斗はαらしくないαで、傲慢な態度がなくて気遣いのできる優しい子で…雅にあんな態度を取られたのに体調を心配したり生活環境をみて手助けしたりと本当にいい子過ぎて感激しちゃいました!
晴斗がどうしてこんなにいい子なのか、家庭環境をみて理解しましたとても素敵なご両親の間で育ったんだなと思いました。最後は雅も暖かく迎え入れてもらえていて本当に優しい場所だと思います!
ヒート期間の雅のガリガリの身体が本当に痛々しくて…でも晴斗の手料理のおかげで、それなりの健康体になってよかった。えっちなシーンでの晴斗と雅の体格差や筋肉質の違いが、よりエッチに感じました
続編もあるみたいなので、楽しみ♪
作画がとてもキレイです。髪の毛一本一本、目の描き込みなども嬉しい時、悲しい時、怒った時、相手を慈しむ時、目で感情が良く表現されています。
絵が上手すぎるせいか、序盤でオメガの雅がひどく痩せていて目が警戒心でギラギラさせている姿はちょっと怖いと感じるくらいでした。
しかし、アルファの晴斗が食事や生活全般をサポートしていくにつれて、雅の顔の表情も柔らかくなっていき、痩せている表現も少し緩和されていきます。先生の技術が凄いです!
雅が家族に捨てられるというかなり不憫な生い立ち、それに対して晴斗の家庭が皆が羨む理想的な家庭なのでそのギャップを目の当たりにするのは少し、しんどかったです。
あまり美味しくない晴斗が作ったカレーを雅が目をキランとさせて食べていたシーンが個人的にはここまで表現されると、悲しくなってしまいました。(多分雅はまともな食事を食べた事なくて、カレーを食べてる時の目力がありすぎでした。)
いろいろ後向きな事を言ってしまいましたが、ただ、そう言ったしんどさを乗り越えて読み進めれば、二人が最後に結ばれるシーンは心から良かったって、涙が出てしまいました。
続編も決まっているそうなので、番になった二人の生活を今後見られるのは楽しみです。
最後に一言言いたいのは、晴斗の父親がチラッとしか出てこないんですが、よく見ると父親もピアス跡が複数あって、顔は似てないけど、若い時は父親も晴斗と同じ様な属性だったんだろうなぁと。そんな想像してました。
割としっかりΩが差別、劣等に扱われている世界観のオメガバースで、不憫受け。繊細な絵柄も世界感にとてもよく合っています。
だからこそシリアスを得意としない私にはキツイかも…と思ったり
実際、モブからの無理矢理要素もありましたが、攻めのα一条くんがとてもピュアに北原くんに寄り添って振り回されて守ってくれるので作品を堪能することが出来ました。
最初は折り合いが悪いのもケンカップル好きの私には美味しい要素でした。
段々懐柔される北原くんかわいい。全方向に威嚇する一条くんαらしくて、でも何だかかわいい!
Ωにとってはもちろん、実はαにとっても差別、偏見や妬み、媚など暮らしにくい世界でゆっくりと感情を二人で育む二人が愛おしかったです。
オメガバース作品。
あらすじについては注釈します
個人としては初購入のオメガバース作品となりました。
オメガバースの特徴である性カースト設定で何かとハードなものが多く
こちらも例にぶれないのですが
ちるちるで取り上げられていて、表紙の美しさと絵の繊細さに目を惹かれました。
髪の毛、まつ毛などの主線のほか
痛々しい描写、暴力シーンでの返り血、手の青痣、骨が浮き出てやせ細った皮膚、筋肉質な体躯、Ω性のキャラが中性的に描かれている
など表紙絵に漏れず一コマ一コマの描写の細かさのこだわりを感じました
初版本が完売となっていて、後日アニメイトで有償特典付き再発行本を購入しました。
小冊子の表紙イラストもまた美しかったです。
オメガバースはかなり苦手な設定だったのですが、この作品は最後まで読破しました。
続編連載のお知らせもあり、楽しみです。
オメガバース苦手な方にはやはりおすすめできませんが
繊細なイラストが好みな方、男子高校生同士の純情な恋愛、
辛い境遇の中、好転して幸せをつかむ物語が好きな方はどうぞ。
この世界にはΩ、β、α三つの性があるけど唯一何でΩだから差別や偏見するなんておかしいよ、だってみんな対等であるべきなのに本当にひどいよ。受けの子だってΩだからて理由だけでこんな辛い思いしなきやいけないのこんなの有り得ないよ。それに攻めの子もαだから優秀ていうレッテルを貼られて苦し思いをしているとも知らないで性で決め付けるなんて本当に有り得ないよ。
発売前からずっと試し読みや表紙からものすごいデビュー作なのだろうな…と思っていました…ハピエンじゃなかったらどうしようと勝手に心配していましたが続編が決まったということで覚悟をして読み始めましたが想像よりかは王道で読みやすい作品でした!
攻めが最初結構受けにボロくそに言われまくってるのに構ってあげるのは現実にはいなさそうだと思っちゃいました。が、受けのことを大切にしようと我慢やお金持ちなのにバイトしてプレゼントしていたのはいいなぁと思います
とにかく受けくんの家庭環境がしんどすぎて続編でも家族は無理でも弟くんとは関係少し修復されたりしないかな…と淡い期待をしています…
最後の貴方たちのいない世界でいきていきますが結構な衝撃でした…
今まで家族に関係をうち明けに行くお話は何個も読みましたが切り捨てた所で終わったので続編をとにかく待ちたいと思います。
2人が出会えた運命に感謝!!
久しぶりに最高なオメガバース作品に出会えました。
まず、絵が素晴らしく丁寧でキレイ。中身も表紙まんまのクオリティです。
そして、ストーリーも最高。キュンキュンするし、腹立たしいし、悲しいし、幸せだし、いろんな感情がごちゃ混ぜになりました。
続編の連載が決まったようで、また2人に会えると思うと楽しみです!
攻めの一条のお母さんも男性Ωっぽいですが、エリートなお父様とどのように出逢い、恋に落ちたのかスピンオフで見たいです_:(´ཀ`」 ∠):
◾「ラストに派手なヒートセックスを期待してしまってごめんなさい。私の心が汚れていました。」と最初に謝りたくなるぐらい、ピュアな二人のストーリーでした。
一生懸命に生きて、一生懸命に恋をしている様が眩しかったです。
◾「黒髪美人受け」「ガリガリ受け」「ツンデレ受け」と自分の性癖が詰まりまくっていたのでリリース前からチェックしていて、特典付きの紙本で購入しました。
1話の試し読みなどから「ドシリアスそう…」「切な苦しくて心が痛くなりそう…」というイメージを受けていたので、かなりシンドイ展開も覚悟して読み始めたのですが、実際に読んでみたら【思ったよりも暗くなくて、読みやすかった】【心が痛くなるどころか、攻めの懐深い愛情に心が温かくなった】という感想を抱きました。
良い意味で予想と違いました。
◾【ちょっとお節介な世話焼きα】と【トラウマ持ちのツンデレΩ】が出会い、衝突しながらも少しずつ惹かれ合い、時間をかけてゆっくりと丁寧に気持ちを積み重ねていく【王道ピュアラブストーリー】です。
攻めのαが高校生とは思えないほど忍耐強く、優しく、包容力があります。
でもキラキラ王子様すぎる感じではなくて、ちゃんと等身大のDKっぽさもあってとても好感が持てました。
◾神評価にしなかった理由は「受けが家柄の格差とかをすごい気にしていたのに、その辺りの描写が薄いまま最後急展開で番になった」からです。
ストーリーの9割ぐらいはすごくすごく丁寧に気持ちの流れが描かれているのに、「最後の1割で番になるまでのラストの展開をギュウギュウに詰め込んだ」という印象を受けてしまいました。
今は続編が決定していますが最初は1巻のみの予定だったと思うので、1冊にまとめるためには仕方がなかったのかなとも思います。
◾あとは最初に書いた「ヒートえち」ですが、番になるのであるにはありますがドエロい感じではなく、控えめな喘ぎでしっとりと色っぽい感じです。
「えちシーンも物語全体のテイストや流れを損なわない真面目な描写だな~」と感じました。
エロ度が高い作品に慣れすぎているので、正直にいうと「控えめすぎるえち描写」にも若干の物足りなさを感じました。
でも作画もすごく丁寧だし、ツンデレ受けも好きだし、ピュアな二人の恋を今後も見守りたいなと思えたので萌×2です。
他の方も書かれていますが、同じく、ちるちるさんで高評価だったので購入しました。
(オメガバースものは個人的に重めなことも多く、避けがちなのですが
今年は好みに関わらず、売れている作品は読んでみるを目標にしているので)
ストーリーとしては、やはり予想通りのオメガバースという印象でした。
目を伏せたくなるような痛々しい描写もあって
受の家族にも怒りが込み上げますが、
だからこそ、攻の優しさが染みるというか際立ちますね...。
高校生という若さでこんなに自制できるの凄すぎるな...。
絵の美しさ、丁寧さは目を奪われますが
一歩間違うと青年誌のようにも見えるような(?)生々しさがあります。
個人的には、見ちゃいけないものを見ているような背徳感さえありました。
ストーリーとしてはこれでいいのか?と引っかかることはあるものの、
攻の徹底したスパダリっぷりと純愛を見せつけられて、最終的には「まあ二人が幸せならいいか!」と着地しました。笑
うーん。初読した際は、割と王道のオメガバースだと感じたものですから。何故本作がこんなにもランキングNo.1 を続けているのか? と、少しナナメに見ていたんです。
これが初コミックスということでのファンからの熱いご祝儀なのか。
物語の起こりも、転機も、締めくくりの結末も。何だったらトラウマも当て馬も。
実に「あるある」なのである。違うところ、と言えば、絵が美しいという事くらいかな。
作者も「絵を丁寧に描くことに注力しました。」とインタビューで語られている様に、本当に麗しい。表紙がその表情と共に、薄暗いのが残念なのだけれど。全編通して本当に美しい。これはストーリーを追うのでは無く、その美しさを愛でる物語なのかもしれない。
けれど。私はこうも思う。オメガバースという特殊な世界だったとしても。高校生という10代の真っ只中に、自分の生涯を決めてしまう、という。純然たる、言わば純度100%の恋を描き切ってしまう事に。沢山の読者の心を揺さぶってしまうのだと。
高校生の恋なんて。所詮子供の恋だ。時々、幼馴染や学生時代の恋を成就させて、家族になった人達にお目にかかるが。私はいつもそれを眩しい気持ちで眺めている。
それは何だかファンタジーにも思えるのだ。
自身の Ω 性に、健康上の意味と α 一家の中での疎外感に苦しみ、拒食症にさえなってしまった雅。イケメンで恵まれた環境に生まれ育ったのに、α 的チートさから友人だと思っていた人達から利用され、裏切られて来た晴斗。人への不信は晴斗の方が闇が深そうなものだが。晴斗はきっと本能的にも、生来の素直さからも、雅に魅かれて、彼の救いとなって行く。
高校生オメガバースなんて。ヤる事ヤッてしまってから展開する物語も多い中で。彼なりに紳士であろうとするところもニクい。いよいよになってから「優しくする」なんて常套句を言ってしまうところもくすぐったい。彼は愛する人を守りたいただの男である前に。10代にしてスパダリを目指す紳士であるのだと。
作者が雅の方に「幼馴染ポジションのキャラクター」を登場させる予定だったのをやめたと言っているが、これは十分弟の大和が担っていると思われる。生まれた時から一緒に居て。ヒートが始まった頃に襲おうとした彼は、雅に歪んだ愛情と劣情を抱いていたと思われる。
彼は晴斗と雅の間に立ちはだかる程の脅威にはならなかった。せいぜい嫌味を言う程度だ。
優秀な α である晴斗の家族になった雅を、雅の両親はどう思うのか。
続編が描かれる様なので、その辺りがどうなるのかは少し気になってしまうところ。
「永遠の恋が、確かな愛へ。」成っていく軌跡を是非見届けたいと思います。
ちるちるでずっと1位なので気になり購入しました。
めちゃくちゃいいです。感動しました。
北原くんの家族が気になります。あの親のせいで雅と大和は第二次性に対して歪んだ認識を持ってしまった。幼い頃仲良しだっただけにそれがとても辛く感じました。
アルファが欲しくてお母さんと結婚したという事は、母がアルファで父はオメガだったのかな?
雅が責められてる時のお母さんのツンとした表情は雅への愛は感じられなかった。
あの家から出ることが出来て良かったんじゃないかなと思いました。
でもあんなボロボロアパートに一人暮らしさせなくてもいいんじゃないかな。生活費も渡したくないくらいオメガを憎んでいたんでしょうか。
北原父の闇の部分が彼ら兄弟を創り出したんですね。
雅はその呪縛から解放されたけど、弟の大和も目を覚まして欲しい。きっと北原家族が幸せになるまでこの作品は続いてくれると信じてます。
一条くんも、みんなに幸せになってもらいたいだけなのに利用されてしまう。可哀想ですね。
そしてキレてしまうと手をつけられなくなるのは何故なんだろう。こちらについても謎が深まります。一条くんの家族はめちゃくちゃ良さそうですもんね。
番は簡単に解除出来ないのに2人だけで決めて、高校生なのに番になっちゃって、一条くんの家族は受け入れてくれたのかな?雅と出会ってから幸せそうな一条くんを見てたら賛成しますよね。ただ雅の両親に挨拶してないのに番になったのは注意されたかも。今の憲法なら18歳から成人で親の同意がなくても結婚できるから大丈夫かもしれませんが。
でも雅の親が知ったら蔑まれそうな気がする。それこそ大和の台詞のように。
次回は同性編ですね。幸せな大学生活送って欲しいな。番になったから、ヒートが来ても他の人に匂いわからないですもんね。
今まで辛かったから幸せになって欲しい。
もう少し身体に肉をつけて欲しいです。
作家さんのことや元々単話公開されていたことも知らず、ただ表紙とオメガバースの設定に惹かれて購入しました。
中の絵も表紙と変わらず綺麗で展開にも飽きずに一気に最後まで読み進められました。
まさに王道オメガバースですね。
オメガバース特有のフェロモン的な症状の描写はそこまで過激ではなく、その点もよかったです。
デビュー作ということで驚きました。今後がすごく楽しみです。
とにかく続編を早く読みたい。
皆さんのレビューがあるので内容は割愛します。
デビュー作とは思えないほど絵がキレイです。
オメガバース特有のヒートが割と早めに来ますが
このα、なかなか辛抱強いタイプのようで?
ウッ!と、なりつつもリンゴをむいてΩを介抱しちゃいます!←ニュータイプのαかな?
終始辛い展開の中で
私の荒んだ心を潤してくれたのは、終盤でやっと二人が交わった瞬間の晴斗の表情!
セリフがなくても幸せが伝わってくる!!
あと、書き下ろしで雅が笑ってる姿も良かった!!
全てを丸く収める事が出来なくても、二人の進む未来は明るく希望に満ち溢れていました。合掌。
というような、太陽のようなαと、家庭境遇が最悪すぎる不憫Ωのお話で、高校の同級生です。夜明け属性の方にはドンピシャではないでしょうか。
とにかく受けの雅くんの家庭が最悪で、Ωに人権なんてないみたいなところで育っているので、自分を卑下しまくってるんですよ。でも親によく思われたいから勉強をものすごく頑張ってる頑張り屋さん。それだけでも泣けてくる。
そして攻めの晴斗は自分の大切な人が傷付けられるのが許せない、本当に太陽のような子で。不器用ながら雅のために手を尽くすところがほんとにかわいい。そしてそんな晴斗がお母さん似なのがすごくしみます。お母さんがΩだから余計に雅を守ろうとする意識が働くんだろうな…。そして高校生だからなのか、「αだからΩを守ってやる!」みたいな上から感とか押し付け感がないんですよ。雅に対してちょっと下がり眉で伺うような表情を見せるのが初々しくてお気に入りポイントでした。
一方、雅の弟(α)は見た目は雅とそっくりなのに中身が全然違ってて。そんな対比も秀逸だなと思いました。同棲蜜月編がこれから連載が始まるようなので、そちらもとても楽しみです。
初コミックスと思えない完成度の高さと思いました。
まず、絵柄がとても美しく精密で、この精度で一冊まるまるというのが驚異的。
お話も、とてもよく練り込まれていて、すごい作家さんが現れたなあと感じました。
続巻も他の本も出たら買いたいと思います。
「この手を離さないで」は高校生のオメガバースのお話で、お話自体は王道のオメガバースと思います。
攻めは転入生のアルファで陽キャ(一条)、受けはオメガを隠して生徒会長をしている成績優秀の陰キャ(北原)。
北原はこれまでオメガであることを隠し通せていたのに、一条の存在にヒートが抑えられなくなり成績が落ち周囲にバース性がばれてしまう、という流れと、そのことを自身が受け入れられなくて混乱している心理状態が、彼の生い立ちの描写とも相俟って丁寧に描かれていました。
心の闇を溶かすのは決して簡単ではなく、丁寧な描写とエピソードで少しずつ北原の表情が変わっていくのが分かります。
じっくり読ませるタイプの作品で、とても好感が持てました。
ただ、評判がよすぎて、実は読みながらもう一回大きな転換点があるのかなと深読みしてしまっていたため、王道に着地したことで「あれ?」とも思ってしまいました。これは読み手である私の問題なので、読書の参考にはならないと思いますが、念のため付記します。
ツイートで紹介された時は興味が無かったんですが、アレよアレよという間にちるちるさんのレビューランキング上位に入って来たので驚いたんです。
で、興味を持って購入してみたら、成る程と納得しました。あとがきで驚いたんですが、こちらが初めてのコミックスだったんですね…また楽しみな作家さまのデビューを嬉しく思いました。
画力とストーリーも秀逸ながら晴斗と雅のキャラが魅力的で、彼等の背景の家庭を描く事で二人の置かれてる環境の対比が上手くいっていたと思いました。
まだ高校生なのに晴斗が良い男なのは彼の両親による所が多く、反対に雅の弟がああなってしまったのも彼等の両親が深く関わってて、アルファに産まれても悲惨だなと思ってしまいました。
それでも雅は晴斗の愛と自分の力で未来を切り拓いていました。
もっと読みたいと思っていたら、続編が決まったと知り楽しみになりました。
番になった二人がどんな暮らしを送っているのか、続編が早く読みたくてしょうがありません。
以前から先生のことは存じ上げておりまして
デビュー&単行本になるのを待っていました!
王道オメガバースだけどそれがまた良い。
シリアスの割合が多いけど、ちゃんと二人が幸せになってくれたのでほっとしました。
そしてみんな思ってるだろうけど絵が綺麗!!
攻めがちょいわんこで可愛いです。
2人が笑合ってるだけで私の世界がハッピーになります…。
続編では雅がもっと一杯食わされて肉ついてるといいな。
細すぎておばちゃん心配になっちゃうからね…
続きを心待ちにしています!!
なんと、初の単行本!!
オメガバース作品。
季節外れのエリート高から一般校への訳あり転校生
一条春斗
何故だか、転校生初日から棘のある態度をとる
同じクラスで生徒会長を務める
北原雅
それはまるでアルファに敵意を向け目の敵にするような態度。
アルファゆえなのか、前の学校での事件のせいなのかスレた感じに見える春斗と
生徒会長を務め春斗が来るまで成績もトップにいた雅、何故か春斗の前だと今まで被っていた仮面が剥がれるようにオメガの血が騒ぎたし抑えられなくなる。
ツンツンしていた野良猫みたいな雅が春斗の大きく温かな愛で徐々に春斗に懐いて行くのが可愛くて仕方がないし、春斗も雅が愛おしくて仕方ないのが伝わって来る。
続編が決定しているのでとても楽しみ。
ビックリするほど絵が綺麗なオメガバース。
いちばん目がいったのは、髪の毛。
すんごい細かくて、髪の毛にめちゃくちゃ惹かれた。
とんでもない、これがデビュー作だなんて。
他の方も書いていらっしゃるんですが、攻めくんの台詞回しが独特です。
わりと頻繁に「ん?!」って気になっちゃったんですが、中盤で
「一緒にご飯食べるくらいさ、、、いいじゃんね」
と言う場面がありまして。
この「いいじゃんね」に、、、
何故か涙が、、、、
めっちゃ胸に迫ってきたんですよ!!!むしろこの言葉じゃなかったらぐっと来なかった。
「いいよな」じゃ駄目だったんですよ、、、
展開は王道なのかもしれませんが、キャラクターの表情やこの独特な台詞回しが他にはない深みを出しているのでは。
しかし、攻めの一条くんが光属性過ぎて、イケメン過ぎて眩しさに目がチカチカしました。
いや〜〜デビューコミック?!
デビュー??!!
すげー時代です。
すごく惹きこまれたお話しでした!
展開が読めるとパラパラと読み進めてしまうことが多いのですが
この作品は大体予想は出来るけれど勿体ないからゆっくり読もうと思えました。
王道なのに最後まで面白かったです!!
雅くんが少しずつ心を開いていって、考え方まで変わっていくのが読んでいて気持ちのよい流れでした。
絵は細かいところまで描き込みがすごかったです。
立体的に感じることが出来る綺麗さ…
痩せ細った身体なのに色気があり凄まじい画力だと思いました。
ガリガリ不摂生ツン受け性癖に刺さりました。
晴斗くんは完璧な光属性というよりは雅くんの前限定でキッラキラになるのでそこも良かったです。
最初に登場したときはクールにも思えたんですが、好きな人の前だけワンコになっちゃうタイプ~!!
少し気になったのが晴斗くんの「こんな所いたんか」「こういうことでいいんか」というような言い回しです。
「そこに愛はあるんか」を思い出しちゃいました…笑
めっちゃ切ないです。
痛々しい描写が凄く多いので、辛かったですがその分最終話が号泣ですね…。
オメガバでは、王道なオメガがとても差別されている話です。他作品と違うのは、差別は差別でも家庭内差別が特にひどいこと。家庭環境悪すぎです。(学校内差別もひどいです)
絵柄は、綺麗目ですが身体がガリガリなところも丁寧に描かれているので、余計に辛いです…。
ハッピーエンドで良かったです。
さらに、蜜月続編も決定しているみたいなので楽しみです!!
ちなみにアニメイト有償小冊子は、4話告白からの続きでピュア可愛エロな感じがとても良かったので物語に直接は関係ないですが、読めたら読んでみるのをオススメします。
紙本購入
修正はトーンです。
αの一条がΩの北原の通う高校に転校し、クラスメイトとして出会うところから始まるお話でした。
差別描写があるのでツラくて切ないシーンが多かった点はオメガバースものの王道だったかなと感じました。
Ωだというだけで実の家族から虐げられ見放されて、その温もりを知らずに生きてきた北原。
進学してからはヒートも完璧にコントロールし、周りからはαだと思われるほど優秀で。
その立場を守るため誰にも頼らずに必死に頑張ってきたけれど、一条と出会ったことで彼が築いた平穏は保てなくなり。
そのことによって苦しむ北原を見るのはツラいものがありましたが
結果的にふたりは出会えて本当に良かったと思える結末になったのは感動でした。
一条も過去の出来事から自分自身を見失っていた部分があったのだろうな、と。
北原と過ごす日々の中で、少しずつ拓けていくように変わっていく姿を見ることが出来てとても嬉しかったです。
尖った雰囲気が徐々に消え、北原に向ける柔らかな笑顔には胸を打たれるものがありました。
そして北原弟と偶然再会したシーンは、わかり合えないままなのが逆に良かったなと思いました。
北原が胸に抱える傷は深く、上辺だけの和解なんて出来るわけがない。
噛み合わない会話でそれが上手く表現されていたなと感じました。
こちらがデビューコミックスということですが…本当に素晴らしいですね。
絵もめちゃくちゃキレイだし、ストーリーに粗さがないのは読んでいて気持ち良かったです。
この高評価も納得!な作品でした。
続編も楽しみに待ちたいと思います。
評価が良くて、とても話題になっていたので期待して読みました。
期待通り、買って良かった作品の1つになりました。
この作品が、デビュー作な事に驚きと、これからの期待でいっぱいです。
表情〜とくに目の表情の出し方が、素晴らしいと、思いました。
絵柄もとても綺麗だけではなくて、部屋の散らかりよう、痩せた体とか、細かい所までリアル感が凄かった。
内容が大好きなオメガバースなもんだから、没頭しつつ一気に読み終えました。
雅の過去の背景には、泣けた・・・
スパダリ一条が、雅の全てを包み込んだんだね。
続編が楽しみです。
咲本先生、素敵な作品をありがとう。
これからも、応援してます!
オメガバースはどちらかと言うと苦手ジャンルで、特にΩの子が虐げられている話は可哀想になるので好んで読みません。
この話も、雅の生い立ちや、Ωだと周りに知られてからの酷い扱いにうわぁとなりました。
久しぶりにがっつり差別されているΩの話を読んだので、テンション下がってしまったのですが、その分晴斗の光属性な優しさが沁みました。
展開は正に王道でした。でも繊細なタッチの絵や、丁寧に紡がれていくストーリーに引き込まれました。
オメガバースを読み込んでいる人には物足りないかもしれませんが、オメガバース慣れしていない自分にとっては、王道のオメガバースもいいな、と思えるいい作品でした。
これでデビュー作なんて凄いですね。
続編も決定しているそうなので今から楽しみです。
幸薄い雅が、幸せになってくれたらいう事なしです。