お付き合いを始めたうかさちの、デートシーンから始まる2巻。
オメガバース設定はもちろん、アニマル設定がめちゃめちゃ活きています!ネズミ族ならではの可愛いシーンに、キツネ族ならではの苦悩。ベランダでのキスシーンが可愛すぎて萌え萌えでした。獣人オメガバならではの1ページ!
また、他作でも感じたことですが、はなさわ先生が描かれるキャラは、心の中のセリフがめちゃめちゃ面白いです。少々陰な雰囲気のあるさちおですが、心の中ではなかなかの陽キャだなぁと(笑)そのギャップにも萌えです!
それぞれに葛藤があるわけですが、全体を通して明るい作品。キラキラの表紙がピッタリですね!元気になりたい時、毎度うかさちに癒されています!
阿座上さんのお声も小林さんのお声も様々な作品で耳にしていますが、再生した瞬間「わあぁ!はるみやおかえり!!!」となりました!笑
他作のキャラが一切チラつかない。声優さんってすごいなぁと改めて。もちろん根底には、咲本先生が生み出される晴斗らしい言葉遣い・雅らしい言い回しの力があるんでしょうね。
大学生になったはるみやの同棲編です。
二人のやり取りはもちろん、他キャラも良かったです!
ファン待望の三島翼くん、晴斗パパママの会話や、幼き一条兄妹の尊すぎるやり取りなど……途中辛いシーンもありますが、二人の幸せを願う味方がたくさんいるなぁと、視聴後はほっこり幸せな気持ちになりました。
そして濡れ場も大変よかったです!
ヒートを迎えた一作目とは、また違った雰囲気で……誕生日セに仲直りセ、番外編の露天風呂セまでいいんですか!?とテンション爆上がりでした(笑)ぜひたくさんの方に聴いていただきたいと思いました。
攻め寄りの三人称をメインに、ストーリーが展開されます。
ドムサブということもあり、「攻めの心情が見えた途端に、一気に白けちゃうのでは……」と思いつつ、さすが片岡先生でございました。私の要らぬ不安は、ページを開いて数分で払拭されました!
タイトルのとおりです。俺がニールって言ってるんです。ニールって言ってんのに、受けは突っ立ったまま冷めた表情で攻めを見ている。もう面白い。
ルックと言えばかろうじて目は合うものの、何か違う。もっとこう、普通トロンとすんじゃん……的な感じで戸惑う攻め。受けにも色々と事情があるわけですが、攻めは言われてしまいます。「ニールの発音が悪い」と(笑)
ここからがもう、ひたすら攻めが愛しくて。オレ様タイプではあるのですが、天才肌ではなく努力型。行きつけのバーで自作の英単語帳広げて、英会話も始めちゃってる。その後も何度もプレイを重ねるものの、やはりニールは利かない。攻めの発音だけがどんどん上達していきます(笑)
受けがそれを褒めると、素直に喜んじゃう攻め。か、可愛すぎる……!!!
受けはお堅いエリート眼鏡、なのですが、こちらもギャップで唐突に萌えさせてきます。淡々としているようで、実はものすっっっごく子どもっぽい。わがまま、とかいうよりは、純粋というのでしょうか。実は感情豊かで、プレイができるようになってくると、なかなかに……淫らです。最高。
印象的なシーンを挙げればキリがないくらい、たくさん笑ってたくさんハラハラして、たくさん萌えました。めちゃめちゃ派手な出来事が起きているわけではないのですが、それぞれのシーンでキャラが立っていて、読み進めるごとにどんどんキャラが好きになります。
文体もテンポが良くて読みやすく、難しい表現も出てこないので、漫画派の方たちにもぜひ読んでいただきたい一冊です。サブキャラも出てきますが、とにかくみんなキャラが立っていたり通称がユニークだったりするので、まず混同しませんよ!
挿絵もドキドキしたりほっこりしたり(料理シーンのイラストは、萌えつつも声を出して笑いました)、すごく素敵でした。元気が出る作品をお探しの方、ぜひ!!!!!