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ルールは イかせないこと 挿入しないこと そして、絶対に恋に堕ちないこと──。
shangrila no tori
南の島にあるリゾートに行きたくなりました。
美しい男娼と彼らを癒すための試情夫が並んでくつろいでいるのを眺めることが許されるなら、下働きとして働かせて欲しいです。
娼館シャングリラでアポロを迎えたオーナーが庭を自慢するシーンが好きです。緻密に描かれた植物の美しさも圧巻ですがアポロがガタイが良く口数少ない真面目な紳士っていうだけじゃなくて、頭が良い奴だと短い会話から感じられました。
ノンケアポロが男娼達に人気があるのもわかります。こういう自分が好きになった人以外には興味を持たなそうな、体より気持ちが大事なタイプって普段お客から求められている彼らからしたら構いたくなるタイプですよね。
まずはフィーの専属試情夫になったアポロ。フィーも気に入っている様子です。
ただ2人ともそれぞれ終わっていないトラブルを抱えています。美しく穏やかな島のイメージとの対比でそれらが何なのかを知りたくもあり、このままずっと甘い夢の世界にひたらせて!とも思います。
得体が知れなくてなんとなく避けてきたこちら。40%オフクーポンが出ていたので試しに買ってみました。
良いサービスを提供するために良い福利厚生を・・・というのはよくある企業努力だけど、男娼に“当て馬”を提供する、という本ははじめてです!魅力的な設定と美しい作画・・・これが人気の理由でしょうか?
客を取るでもなく、娼館の美しい小鳥たちを愛でるという“当て馬”のスーパー役得なお仕事の3つのルール
①男娼をイかせないこと
②挿入行為はしないこと
③絶対に恋に堕ちないこと
すべてはお客様に美味しくいただいてもらうための下拵え、ってことか・・・。
そんな、娼館=シャングリラに新しい“当て馬”としてやってきたアポロ。離婚調停中のノンケで朴訥とした彼は小鳥たちの注目の的。金が必要でこの仕事をすることにした、との設定なんですが、その理由というのがなかなかにヘビーです。
彼の指導役?指南役?のフィーはトラウマ持ち。いつも飄々としている彼がまさに“キレる”瞬間がある。
アポロの、セックスのときに体重をかけないようにするとか、常に相手を気遣うとか、女性を抱く際に当たり前にやってきたあれやこれやが小鳥たちには新鮮で、ここから自分が大切にされているという感覚を抱いて好きになっていくのかな・・・?
アポロの方の心の動きが気になります。
1巻とても良かったので続きも買います!
座裏屋蘭丸先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
シャングリラ。そこは男娼達が性を謳歌する楽園。その娼館で試情夫として雇われたノンケのアポロ。暫くは男娼のフィーの専属として仕事を覚えていくのだが、奔放なフィーに翻弄されるばかりで…。
個人的、各項目5段階で
エロ 4
設定 3
シリアス 2
恋愛 1
な感じだと思います。
試情夫(しじょうふ)と書いて当て馬と読ませる、言い得て妙ですね。試情夫とは、客を取る前の男娼達を身も心も触れて愛でて昂らせる為の擬似愛人役です。試情夫やシャングリラでのルールなど、まず設定だけでも色々と唆られる作品ですね。
一応帯にはノンケ試情夫×男娼とありますが、シャングリラでのルールとして、試情夫は男娼をイかせないこと。挿入行為はしないこと。絶対に恋に堕ちないこと。とありますので、今作は1巻と言うこともあり、恋愛要素は殆どありません。ノンケ試情夫のアポロと男娼のフィーのカプにはなると思うので、今後の展開ではルールを破っての恋愛になってしまうのか、それを考えるだけでも楽しみで2巻を読みたくなります。
因みに男娼をイかせないこと、とルールにありますが、男娼が試情夫をしゃぶるのは大丈夫とのことで、アポロは口淫でフィーにイかされてしまいます。
座裏屋先生が描く設定や世界観にも引き込まれますが、やはり何と言っても魅力的なキャラクターやそのキャラ達の肉体美、絡み描写の凄艶さが堪らないですね。
男娼のフィーは褐色の肌なので、トーンが貼られている為、常に肌の艶が表現されててそれだけでもエロいです。試情夫のアポロは引き締まった肉体がまさに攻めな身体付きで、仕事でフィーに翻弄された時に見える筋肉がとても良い。
エロに特化した作品かと思いきや、フィーの人を殺したかもしれない発言やフィーの地雷による激情や過去の出来事。アポロも妻の浮気で、浮気相手を病院送りにしているなど、シリアスな雰囲気もあります。
1巻では恋愛要素はほぼ無い感じですが、フィーがアポロを呼んだ声が思いの外か細かったことや側にいてやればよかったと後悔したと、アポロがフィーを気に掛けていたり、物語り最後のダグラスのアポロについての発言など、今後の展開に響いてきそうな描写にはドキドキしました。
濃厚な絡みの描写を堪能出来るし、今後の展開がどうなるのか引き込まれるし、アポロとフィーの関係性に目が離せないので次巻も買わせて頂きます。エロくて読み応え充分な作品、是非とも読んでほしいです。
今更なんですが初めて読みました。
ずっと「シャングリラの島」だとばかり思っていたくらい興味がなかったのですが急に気になり出した次第です。
この先生については「PET契約」くらいしか読んでいなくて、すっごくエロいんだけどイマイチ自分にはささらなかった。
第1作しかまだ読んでいませんが、同じく「鳥」をタイトルに冠した893同士の超人気シリーズを思い出しました。
アポロは勃起障害ではないし歳下でもないですが、傷害事件を起こして全く自分には不釣り合いな仕事場で生きていこうとする、あまり喋らないノンケ。
フィーもそのシリーズの受との共通点をこじつけようとすれば出来ます。
なんだかいろいろ重なっているなー
という単なる第一印象です。
まだフィーについてはあまり語られておらず印象が薄いというか分かりにくいというか。
トラウマがあるからいきなり客にキレて暴力もふるうんでしょうがこれからの展開に深く関わるものなのでしょうね?
にしても、男娼館に試情夫だなんてこういう設定って私は知らないんですが、興味深いですね。
娼婦をふつーにお世話をする男なら現実にもいたはずですが、こんなに多くの試情夫をかかえている性の館だなんて座裏屋先生のオリジナルなんですかね?
BL歴短いので皆様がよくご存知の事を知らなかったらすみません。
アポロとフィー以外の男達のお話だっていくらでも作れそうですね!
2人のストーリーはゆっくり進んでいるようで次巻から先もわくわくしながら楽しく読めそうです。
つい最近まで商業BLから遠ざかっていたので、イメージが凝り固まっていました。あごが尖ってて目が細くて肩幅広すぎる社長とかばっかり出てくるジャンルだと思い込んでいました。
こんなことになっているとは。
座裏屋先生、まず画力がオバケですね。人間に骨と筋肉と脂肪がある! その重みや質感が伝わってくる。それに、どのコマを取ってもかわいい、かっこいい、美しい表情! 人物の描写全てに一切の誤魔化しがなく圧巻。
南国リゾート地の背景は、建物、インテリア、植物の葉っぱ一枚一枚まで細かに丁寧に書き込まれて映画を見ているよう。ベッドの向こうは大きな開口部からのオーシャンビュー、広い空。もうこれほとんど屋外という解放感。照明が落ちた後の薄暗さの表現も丁寧で好きです。
先生のインタビュー記事を拝読して納得しました。ページを開くたびに読者をリゾートに連れていってくれているんですね。仕事等に疲れた大人の女性を癒してくれている…間違いないです。
ストーリーも大人向けなんでしょうね。全体に落ち着いた雰囲気で進んでいる印象です。ただしサスペンス要素もあります。
本音を見せず野生動物みたいに気まぐれなフィー(受け)が、実直なアポロ(攻め)に安らぎを覚え、葛藤しつつも徐々に依存していく過程が丁寧に語られています。ノンケのアポロは終始戸惑っている。それもまたかわいい。まだ恋愛未満ですが、仕事上の関わりのはずの2人がどのように惹かれあっていくのか、本気になった時どう変わるのか期待大です。
ページを開いた途端ぶわっと溢れ出す南国の空気、生命力に満ちた植物の緑と澄んだ青い空、熱されて乾いた海の風の匂いがします。
外界から隔絶された快楽の園「シャングリラ」はどことない仄暗さと背徳を孕み、その陰の部分をより際立たせるかのようにまばゆく蠱惑的。舞台設定と世界観にこれほど惚れ込んだ作品はありません。
人物の肉体もその陰影のすべてが艶めかしく美しいです。男娼であるフィーの褐色の肌のその肌理の細やかさ、手に吸い付くようなすべらかさまでひとつひとつの絵から伝わってきます。
男娼と試情夫との間の約束事が越えてはならない一線となることで、彼ら登場人物たちの行動に熱を与えて行くさまには読んでいて心が震えます。彼らの心身に課された制限が物語の官能性を増幅させていく。
この先を心より楽しみにしております。必読の一作品です。
座裏屋先生は、体の関係と心の距離のギャップを描くのが本当にうまい、、、、
読んでるこっちが、カップリングの距離が縮まりそうかとおもったら離れて…また近づいて…のだもだにたまらなくなります!
フィーとアポロもお互い踏み込めずにいて、、、
小さなやりとりの中で、お互いの柔らかい部分に触れて、少しずつ相手のことが気になっていく様子が本当にたまらないです。
こんなにまだお互いを知ることにも、自分を曝け出すことにも臆病になってるのに、本番に近い行為をする職場関係ってのがうまい具合に作用するんですよね…本当に座裏屋先生は天才だ…
ストーリー重視・エロ重視どちらでも美味しくいただけます。
2巻まで出てますが、気になる方は1巻だけ読んでみても十分世界観と、カプの距離感の魅力に引き込まれますよ!
続きが楽しみです!
南国の風景も、登場人物の体の線も本当に美しいです!
今までの自分の絵の好みでは美人とかかわいい系のキャラが好きでしたが、この座裏屋蘭丸先生の絵は筋肉質で男らしいフェロモン全開で、、自分の中では新しい性癖が開かれた気分でした。
ビッチだけど人を好きになる気持ちが分からなそうなフィーが、一見無愛想に見えるアポロに対して、今までの男性にはない仕草を見つけてハッとする所がとっても良いです。。
シャングリラには、三つのルールがあります。
そのうちの一つが「絶対に恋に堕ちない」…という事は⁈
今後2人がにシャングリラのルールを破ってしまうぅ…?
フィーがアポロに惹かれていく様子が、絵の表情だけで多くを表現されていて、顔の表情を何度もじっくり見てしまいます。
内容に関しては他のかたのレビューがたくさんあるので割愛します。
個人的なここちんおっきポイントを以下箇条書きします。
・受けのフィーが褐色肌で性に奔放なビッチちゃん、基本オラついてはいるが内面は割とナイーブで寂しがり屋かつ心の傷を負っておりそのことを隠して生きている。しおらしい一面もある。ナイスギャップ!!
男娼だけどオネエではなくしっかり年相応(26歳)の男っぽいところがよい。
・攻めのアポロ、最初は開けっぴろげなフィーにドン引きしてるけどどんどんペースに巻き込まれ絆されてってるところにニッコリする。1巻ではキスすら嫌がるノンケだったのに2巻では自発的に男の乳首舐める立派な子に育っててお母さん感動で泣きそうです。
・必要以上に説明台詞がなく、仕草や表情で読ませてくれる。表情からキャラの気持ちが想像できるのはひとえに座裏屋先生の画力あってこそ。
・擬似恋愛と恋愛、どこに境界線を引けるのか。フィーは今のところポリアモリーだけどアポロとの出会いでそれは変わるのか。パートナーの浮気を許せないアポロはフィーの性質や仕事を理解していけるのか。てかそもそも恋に落ちたら楽園追放されちゃうジャン!! などなど気になることがてんこ盛りで乗り越える壁がたくさん…!
誰が見てもお互いがお互いに惹かれてるのに自分の気持ちには気づかないふたり。フィーに至っては恋する気持ちも知らなさそう。セックスはプロだけど恋愛のプロではないのが可愛い。てか恋愛にプロもアマもないですね、本気の恋はいつだって苦しいし恥ずかしいし不様なもんです。
互いの恋心に早く気づいて幸せになってほしいけど苦しむ彼らも見てみたいという…ごめんね…
座裏屋先生と同じ時代を生きられて幸せです。
心からそう思わせてくれる素晴らしい作品。いくらでも続きを待ちます。
初めて読んだ時の感動がずっと続いていて、何度読み返しても別世界に連れていかれます。とにかく全てが美しくて癒される。他の作品では味わえない魅力に溢れた作品で大好きです。なんといっても、フィーの魅力にノックダウンです。美しく繊細なのに男性的な魅力に溢れているといいますか・・どうしてこんな話が書けるのか・・・座裏屋先生ありがとうございます。
くたくたに疲れた一日の終わりに読みたくなります。
南国の日差しに海風、そして木陰の涼しさが、まるで自分もその場にいるかのように感じられる、リアルで美麗な背景。そして麗しの男娼達。目の保養とはまさにこのことですね!
メイン二人のビジュアルも最高です。攻めのアポロの筋骨逞しい肉体美。受けのフィーの、いかにも手触りの良さそうな滑らかなお肌。ただそこにいるだけでも眼福な二人が、じわじわと距離を縮めていくのを見守るのが、最高にたのしいです。
物語はちょっと謎めいていて、続きが気になります。何かが起こる予感……!
はぁ〜最高ですね。
ず〜っと読みたくてやっと読めて読む前から期待してドキドキしながら読んでやっぱり最高だなと。
絵が美しいのはもちろん、その美しさは細部まで完璧で。世界観、空気感までみずみずしい。
ページ数、文字量少なめなのに、一コマ一コマ美しいから見惚れてしまって、中身がなかなか入ってこないw
集中してガン見して、更にキュンキュンくるもんだから行ったり来たりして読んだので結構時間がかかった。
絵だけのコマも訴えかけてくるものが大きくて読み取るのに時間と集中力を要した。
日常の雑多な世界とは隔離された理想郷、シャングリラ。その理念がいい。平和で。小鳥ちゃんたちを大切にしているのがいい。小鳥ちゃん、という呼び方がかわいい。
こんな理想郷を実現させるオーナーやり手ですね。
そんなオーナーがシャングリラに一見似つかわしくないアポロをスカウトしたのが、後々まで効いてきそうでまたいい。当面、フィー専属にしたのもナイス。
冒頭のオーナーとアポロの会話からオーナーの人を見る目が相当なものだと思われ。
ノンケ萌えする小鳥ちゃんたちもかわいい。
アポロが最初に照明を消した時のフィーの反応、それを小鳥ちゃんたちと話す時もかわいかった。
人の手に本質を見出すフィーが、アポロに「今日はもう行くな」と掴まれた手首をぎゅっとしているところはドキッとした。
シャワーの後、部屋に戻って「アポロ?」と呼びかけるのも。
自分からもう帰っていいと言ったのにまだいてほしかったんだなと。
それを部屋の外で聞いていたアポロがまたやさしい。もう少し側にいてやればよかったと後悔しているのが、心が近付いていくようでいい。
座裏屋先生の受けは、しっかり男らしさがある上で、きれいでかわいらしさがあるのがとても好き。しなやかな体つきも。
私、お尻フェチでもないのに、座裏屋先生が描く受けちゃんのお尻がとてもきれいなラインでかわいい形ですごく好きだなと。
くびれた腰から美尻のラインが最高に好み。
フィーは人と距離が近いし甘えたりするけど、普段は男っぽくてかっこよくて、怒った時は怖いしね。それでも顔が崩れないのがいい。
一転、アポロに触れられる時とか幼い顔になるのが萌え〜。
アポロの部屋をそっと覗くフィーもめちゃかわ。
フィーがセ○クス依存症と言われるほどなのはそれがアイデンティティになっているのかなと。
生い立ちやトラウマのこともあり心を埋める意味合いもありそうだし、自分の体や技術に自信を持っていて相手を満足させられる、必要とされるとの自負があるだろうし。
シャングリラではそこに価値をおかれるから居心地もいいだろうな。
アポロは無気力で何も興味がなさそうな表情をしていたけど、フィーと接するうち少しずつ変化しているよね。
フィーを軽々と担いで歩くのは萌えた。受けを担いだり脇に抱えることができる攻めが好みなのでw
フィーはノンケに興味なさげだったけど、アポロのことが気になっていて、アポロはフィーにまだそんな感情はないけど興味を持ち始めていて、これがいつどうやってL展開になっていくのかドキドキする。
ただ、3つのルール
・男娼をイカせないこと
・挿入行為はしないこと
・絶対に恋に堕ちないこと
これがキツい。
このルールを守りつつ、2人が惹かれあっていくのかと思うとそれだけでキュンキュンですね。
アポロはオーナーを裏切らない誠実さがあるので、本気で恋に落ちて結ばれるのは2人ともシャングリラをやめる時かな。
ちなみに、無地の洋服ばかり選ぶアポロのセンスが好き。
アポロは読書家でもあるみたいだし、オーナーの話をよく理解する、そういう点もオーナーが買っているのかと。どんな本を読んでいるのか気になる。
ほんとのアポロ、恋愛に能動的で、情熱的で愛されるより愛したい、このダグラスの言葉を思い出しながらアポロが出してくれた手をとるフィー。
アポロの手からフィーは何を感じているのか。
グローブのような大きく厚い手、太くて長い指。
壊れ物を触るようにやさしく触れる手。
そんな手からアポロを感じて、本来のアポロに愛されたいとフィーは思い始めていると思うんだな。
からかったり、強がったり、アポロのことを知りたがったり、気を引こうとするフィーがかわいい。
2人がどう変化し、距離が縮まるのか2巻が楽しみ。
一度知ると女性とできなくなるという体のフィー。
実は情熱的なアポロのアポロはアポロらしい。
この2人が本気で恋に落ちて結ばれる時は大変なことになるだろうと今からソワソワしてしまう。だいぶ先になるかなと覚悟していますが。
余談だけど、ゲイだからノンケとはわかり合えないとか、親にカミングアウトできないとか、当て馬(本当の意味で)等々のBLあるあるが出てこないので、その点でストレスなく読める。またこれか〜とうんざりすることがない。
まさに「シャングリラ」な世界で美しい男たちの物語がピュアでキュンキュンくる。
ちるちるさんからの12月のご褒美でついに2巻を購入したので、読み直して記録を。
初読のときの言葉にならない感情が、読み直しで味わえるかな?という懸念はどこへやら。
問題なく、初読以上に萌えました。
本土とフェリーでつながる離れ島。
そこにあるのが会員制男娼館「シャングリラ」。
男娼は「ことり」と呼ばれ、愛され、磨かれ、大事にされる。
そんな「シャングリラ」へ実入りの良い仕事を求めてやって来たアポロは…。
ノンケ、朴訥、訳あり。
感情を顔に表すことも軽口を叩くこともなく、ただそこに「いる」だけのような印象。
そんな彼にオファーされた仕事は、男娼のケアをする試情夫。
客のもとへ行く前に気分を上げさせながら体の準備をして、戻って来たら体を洗って、落ち着かせる。
男娼の一番近くで彼らのコンディションを整える、黒子のような役割です。
アポロが研修として専属でつくことになったフィーは、あっけらかんと明るくて奔放。
正反対に見える2人ですが、それぞれに傷にある身。
ノンケのアポロがここへ来た理由は明確に説明されるけれど、フィーの方はときどき挟まれる回想シーンとその中の少ない台詞から予想するしかありません。
ただアポロもフィーも信じた相手に裏切られたという共通点があるように感じられる流れでした。
試情夫には『男娼をイカせないこと』『挿入行為はしないこと』『男娼と恋に落ちないこと』という3つのルールがあって、イメージ的に舞妓さんと男衆の関係に近いような。
ノンケゆえに他の試情夫のように前戯のような行為をしながら、甘い言葉を囁いて、男娼の気分を上げることができないアポロだけど、ノンケだから触れる手が優しい。
ちょっとしたことで「女はこんなに優しく抱かれるのか」と気付くフィーが、しきりにアポロを誘惑するのが好奇心だけではないように感じられるんだよなあ。
アポロを好きというのではなくて、アポロがどんな風に女を抱くのか、そんな風に優しく抱かれたら自分はどうなるのか、一歩進んだ先にいるアポロと自分を知りたいというか。
フィーがアポロに感じた興味は、最初は興味本位だったかもしれないけれど、アポロのふとした表情や行動に何かを感じるたびに、アポロへの関心が増すのが分かります。
大学時代の友人で弁護士のダグラスに向けた笑顔に、ダグラスの語るフィーの知らないアポロに、重ねた手を無意識に握りしめて、後ろから抱きしめるような愛し方をするアポロに、フィーがアポロをもっと知りたいと思い始めているのが伝わってくるけれど、その気持ち先にあるものに気付いたところでルールがある以上…、ぐぬぬ。
という切ない気持ちになりました。
アポロの方もフィーの抑えきれない激情や冗談めかした告白に、自分と同じ衝動を抱えているのを感じているような…。
冒頭のモノローグから、ずっと「手」に注目して読んでみましたが、やっぱり巧い。
同じ男から見ても「グローブのように大きい手」。
フィーの頬にそっと触れるアポロの手。
寝ているアポロの手に、自分の手を包み込ませるように重ねるフィーの手。
手からすべてが伝わるなら、アポロの手はフィーに何を語るのか。
2巻に行ってきます!!
美しい庭、美しい男娼たちに試情夫。
美しい世界に気持ちよく引き込まれました。
そしてこの「試情夫」という設定がとっても官能的。
挿入禁止などというのも焦らされる感じが良いです。
シャングリラに慣れ切ったフィーにとってノンケのアポロが行為前に明かりを消したり、優しく触れたりされたりするのが新鮮でたまらないのではないでしょうか。
私もたまりませんでした笑
フィーの抱えているトラウマも一筋縄ではいかないような雰囲気だし、アポロの傷はいつどのように癒えるのだろうか。
そしてきっと本当の愛をしらないフィーと、情熱を取り戻すであろうアポロのこれからが楽しみで仕方ないです。
まだ序章といった感じなので、評価に迷いますが昂った気持ちをやや抑えて萌2で。
2巻が販売されたのを機に再読しました。
座裏屋先生の素晴らしい画力を堪能する事が出来る作品でした。
男娼たちの美しさもさる事ならシャングリラの内部の美しさ、そしてフィーの肢体の艶かしさとアポロの逞しい肉体に目が釘付けになりました。
しかしそれだけじゃ無い面白さも有りました。
シャングリラのオーナーの美学、フィーのトラウマになった過去の出来事とは何だったのか?それから不器用なアポロがシャングリラでどう変わって行くのかがとても楽しみです。
フィーとアポロの表情にもハッとする場面があって、彼等のこれからの関係の変化が気になるところです。
娼館が舞台なので肌色率も高く、あちこちで絡み合う美しい男娼達が堪能出来ました。オーナーの意向で悲壮な顔をした者は1人もおらず、性を謳歌する者だけなので見応えのある絡みになってました。
2巻が出るので、再読したところです。
基本的に続き物は完結するまで読みたくないのですが、座裏屋蘭丸先生の作品は我慢できません(^o^;)
舞台は南の島にある楽園、男性による男性の為の娼館シャングリラ。
小鳥と呼ばれる男娼たちと、その男娼達を身も心も可愛がって愛でる試情夫が集まるシャングリラ。
小鳥ちゃんや試情夫達、いろんなタイプのイイ男達が集っていて、よりどりみどり( ☆∀☆)
受け様は、男娼のフィー。
攻め様は、新人試情夫のアポロ。
男娼が舞台なだけに、表紙開いたらしょっぱなから、背後を確認しなきゃなフィーの美しい事後の裸体が。
フィーはもちろん、アポロの鍛えられた上半身とか、とっても美しい。
それを惜しげもなくさらしていて、ホント見とれます。
エロも多いけど、クスッと笑えるシーンも点在していました。
新人試情夫のアポロの教育係になったフィー。
アポロの、不慣れだけども気遣うような準備の行為。
フィーにはそれが初めてだったのかと思うと、なんだか切なかった。
フィーが、アポロに帰れと言ったのに、シャワー後に部屋を見回して「アポロ?」と呼ぶシーン、迷子のような寂しさを感じてきゅんですよ。
アポロに知っててほしいなぁ、と思っていたのですが、アポロはちゃんと部屋の外で自分の名前を呼ぶフィーの声を聞いててくれてた!
物語はまだ序章で、これからの2人を見守っていくのが楽しみです。
弁護士のダグラスのセリフ「まぁ、見ててごらんよ」
手フェチのフィーが、差し出したアポロの手を取っているシーンに入っていて、とっても思わせ振りな見せ方だわ〜。
男たちが性を謳歌する南の島の娼館〝シャングリラ〟。
美しい花々や美酒に美食、そして、「小鳥」と呼ばれる美しい男娼たち。
そこはその名の通り、地上の楽園。
そんなシャングリラにやってきた渇いた眼差しの男・アポロ。
ある事情から〝試情夫〟として働くためやってきたけれど、
褐色の肌の美しい男娼・フィーに仕込まれることになり…
軽やかで性に奔放なフィーと寡黙でたった一人の愛を求めるアポロ。
正反対で全く異なる人生観をもつ二人だけれど、だからこそ、
自分にはないものをもつ相手が魅力的に思えたりするのではないでしょうか。
現にフィーは既にアポロに教育係以上の興味を抱いているように見えます。
アポロの方もどこか危うげなフィーから目が離せなさそうな雰囲気です。
きっとこの二人が恋に落ちたら、深くのめり込んでいきそうな予感が…
普段はアンニュイな表情のアポロですが、恵まれた容姿や
ノンケという理由から意外に他の男娼たちからも人気があります。
彼を取り囲む男の子たちはまさに餌に群がる小鳥そのもので、
迫ってくる男娼たちから逃れるためプールに落ちてしまう場面は
意外に押しに弱いアポロの一面が見れてちょっと可愛かったです。
不器用だけど、真面目で、お人好しそうな人柄が垣間見れました。
フィーに対してもそれは変わらず、〝職務中〟であっても
アポロのフィーに触れる仕草からはぎこちなさの中にほんのりと
誠実さが混じっているような気がします。
悲惨な過去によるトラウマから時折人が変わったように凶暴性を
見せるフィーですが、そんな彼を気に掛けるアポロからは
ときに試情夫としての役割を超えた思いやりを感じさせます。
そんなアポロにだからフィーも頭を撫でられたり、
ぎゅっとしてと素直に甘えることができるのかも。
甘えたなフィーもレアで愛らしかったです♥
まだまだ恋というには程遠いアポロとフィーですが、その間には
シャングリラに存在する3つのルールが立ちはだかりそうです。
◆男娼をイかせないこと
◆挿入行為はしないこと
◆絶対に恋に堕ちないこと
こんな環境でこんなルールがあると逆に煽られちゃいそうですが…
二人の関係はどこへ行き着くのでしょう。
最終的にはシャングリラか恋かを選ばなきゃならないのかな…
アポロの友人のダグラスが言っていた
「情熱的で愛されるより愛したい」アポロが早く見てみたいなぁ♬
2巻発売とのことで再読。
娼館を扱った作品は少なくないですが、シャングリラのタイトル通り、ここまで悲壮さ皆無な雰囲気の娼館はないのではないでしょうか。
なんだかもう、絵の美しさはもちろんのこと、設定から何から魅力的なんですよね。
植物が本当に美しい。
外界から隔離されたような楽園で試情夫として働くこととなったアポロ。
楽園内のあちこちで毎晩美しく羽ばたく、小鳥と呼ばれる男娼たち。
男娼達を優しく慈しむように癒す試情夫たち。
このシステムを思い付くのが本当にすごい。
読み進めて、これはきっとまだまだ序章なのだろうなというのが分かるのですが、1巻の時点でもう既に面白いだなんて。
コミカルとシリアスのバランスが上手すぎます。
ちょっと、第1話のラストページを見てゾクっとしたんです。
「絶対に恋に落ちないこと」と、たった1コマなのですけれど、美しいページは他にも沢山あるというのに、なぜかこのコマに惹き込まれてしまって。
これから何かが始まるぞという予感を1コマで読み手に抱かせる座裏屋先生…お見事です…
娼館ならではのエロスの中に、少しずつ、断片的にキャラクター達のバックボーンやワケあり気な表現があちこちに散りばめられているんですよね。
さり気なく描かれているコマ・発言・モノローグにも何か意味がありそうな気がしてくるというか。
中でも、手の描写が意味深。とても印象的でした。
だからこそ、アポロのこともフィーのことも気になって仕方がない。
彼らの過去や、彼らがどう恋愛へと発展していくのか?
複雑なものを抱えていそうな、一筋縄ではいかない雰囲気のある2人。
"3つのルール"がある楽園の中で、今後どんな関係へと変化していくのかが非常に楽しみです。
アポロとフィーのやり取りにも惹き込まれたのですが、試情夫と小鳥ちゃんたちの疑似恋愛的なイチャイチャも、客との絡みもなんだか好きで。
していることはエロスたっぷりのですけれど、誰も彼もが楽しんで仕事をしているのが伝わるからか、読んでいて気持ちが良いんですよね。
疑似恋愛だと分かっていてお互いに楽しんでいる感じが好き。
きちんと愛情のある絡みというのでしょうか。
メイン2人以外だと、試情夫のシェスが気になります。
あんなに甘く優しくされてしまったら、ルールを破ってしまいそうになった小鳥ちゃんも居たんじゃないかな?なんて。
ストーリー・設定・キャラクターの良さ。
どこを開いても楽園な1冊でした。
裏表紙が好きです。電子書籍だと収録されてなかったり、いずれにしても購入時には分からないので、買ってのお楽しみ。紙なら購入前に目に入るのに、何故2ページ目に収録されていないのかといつも思う。
まだまだ恋愛っぽさはほぼない1巻です。完結は遠いだろうな…と思う作品は買わずに完結まで待ちますが、座裏屋先生の美しい絵が堪能したくなったので勢いで読んでしまいました。
ちるちるのエロ度少なめにちょっと笑う。
そうかこれは少なめなのか…主役の挿入はないにしろエロしかないとも言えそうな気がするんだけど。
美しいですね。絵も館も庭も何もかもきっちり書き込まれていて世界観に引き込まれます。
フィーとアポロの悲しい過去が切ないです。
でも教育係としてだけでなくフィーはアポロに興味津々ですね。指輪の痕があるノンケの男が試情夫として娼館に来るなんて訳ありですから、そこからの無表情巨根何気に優しい所に無意識にひかれていってるのかな?
アポロの過去を知りたがったり。
フィーもトラウマがあって相当過酷な目に合ってきてて。楽園でもちょっと冷めてる感じですね。
弁護士の友人が言ったアポロは恋愛に能動的で愛されるより愛したい、そんな衝動を起こすのはフィーなのでしょうか?
館のルールがあるけど、BLだから結ばれるかと思いきやなかなか結ばれないお話だったりして?
このお話は単行本になる前から知っていたのですが、サンプルを見て「これは絶対続きが気になるやつだから纏まってからの方がいい!」と思い、単話で購入しそうになるのを何度も我慢しやっと読めました。案の定1話区切りで続きが気になって気になって仕方なかったです。
読み進めていくとアポロとフィーの過去が少しずつ明らかになっていって、それぞれの切ない過去にグッと心を掴まれました(まだフィーの過去は完全には明らかになっていません)。この1巻ではアポロとフィーの距離が少し近付いたかな?という感じだったので今後どうなっていくのか目が離せないです(^^)
個人的に好きなキャラはシャングリラで働く小鳥のカルナです。小柄で猫目なのが可愛い!
描き下ろしではアポロに頭をポンポンとされたフィーが「もう一回(して)」というのがめちゃくちゃ可愛かったです!
なにしろ「絵」が素晴らしい。
肉体の美しさ、男たちの顔の美しさ、建物の美しさ、風景の美しさ、あと私はタトゥー大好きなんで、フィーのトライバルの美しさ。
「試情夫」っていうコトバが響きがイマイチだけど、そのコンセプトは実にオイシイ!
そこにスカウトされてやってきたストレート男性のアポロ。
金が入り用だから、というその訳ありは1巻の途中で明かされますが。
アポロはあくまで給料の高さと現実逃避でやってきたわけだけど、この「シャングリラ」という男娼館の思いがけない空気の柔らかさと男娼たちの笑顔、魅力的でエロい教育係のフィーとの距離感に戸惑いを隠せない。
フィーに誘惑されたりからかわれたり、だがある日フィーの人の変わったような暴力的な一面を知り、彼の複雑な内面に思いを馳せる…
一方フィーの方も、カタブツノンケと見ていたアポロの「手」から感じ取る何かに揺さぶられつつ…
まだ1巻で、特別な「何か」は起きないんだけど、これからどんな話になっていくのか興味は尽きません。早く続き読みた〜〜い!
Cannaで読んでいますが、やはり買ってしまいました。
一話目から引き込まれる展開で、伏線がたくさん張り巡らさらており先が気になります。
とにかく、絵が美しくてため息が出ます。
表紙も最高!
フィーのタトゥーも最高!
とにかく、それだけでも読むに値します。
シャングリラと呼ばれる楽園で働く男娼・フィーと、訳あり試情夫・アポロを中心とした物語です。
2人だけでなく、他の男娼や試情夫も魅力的です。
フィーのトラウマ、アポロの離婚の理由、そして2人が恋に落ちるのか…?
続きを楽しみに待ちたいと思います。
どえっちです。
どどどえっちです。
そして、そして、そしてなによりも内容が!良い!!
座裏屋蘭丸さんの作品は全て購入していますがこれまた素晴らしい作品を生み出してくれました。座裏屋さんらしい丁寧な絵のタッチで本当にどえっちでした。
受け攻めともに言い知れない暗い過去を持ってる系の話どちゃすこなので続きが楽しみです。
美しい小鳥(男娼)達の楽園(娼館)について
最初にオーナーが説明するんですけど
「君もまずはこの素晴らしい環境で日頃の疲れを癒すべきだよ
美しい歌
美しい花
美酒に美食
そして何より私の美しい小鳥達」
…これ、私が座裏屋蘭丸さんの作品を読む理由にピッタリ当てはまる!
日々を生き抜くためには癒しが必要ですが
惜しみなく与えてくれます、それも極上の。
だから今作もGW明け落ち着いて
疲れが溜まった頃になんやかやの環境を整え
いそいそと読もう、と決めておりました!
美しい…
とにかく美しい…
フィーのうる艶リップ(とヒップ)
私も指でなぞりたい…
アポロの胸筋に私も抱きしめられたい…
普段はBLは俯瞰で見るように出来るだけ努力していますが、座裏屋作品を読む時はこのような状態に陥りがちです。
でも結果とっても癒されてます笑。
お話としてはまだ始まったばかり。
期待するのはアポロの雄み!剥き出しの雄カモーン!
あー楽しみだなー。
それとこの表紙凄くいいですね。
テーブルの上、今まさに美味しくいただかれようとしているのでしょうか。美しいです。
お尻を突き出してとても扇情的ではあるのですが、
男娼としての自信の他に少し不安定な部分も
覗かせていて(爪を噛む仕草が本編に出てくる)。
読み終えて改めて見ると
これぞフィー!って感じなんだよなぁ。
それとフィーは頭なでなでが好き(メモメモ)
作画はいつも通り美しく楽園の植物に見惚れました 娼館なのでちょくちょく男娼とお客入り混じった絡みがみれますが合法のせいかやましさはなくスッキリ美しいエロでした期待とは違うけど艶かしい セリフの掛け合いが高度で異空間尊敬です フィーとアポロの過去は楽園と対比して暗い側面があります序盤で終わるのでまだ熱は抑えめな1巻
いろんな素敵なレビューがあるので、思ったことをツラツラと。
選りすぐりの男ばかりを集めた娼館を舞台としてるので、どいつもこいつもいい男だらけで眼福ーー!!
おまけに南の島ということもあり、惜しげも無く皆、裸体を晒してくれてます。
最高。
そしてアポロ素敵〜。
プールに落とされてプールサイドに上がった時のアポロときたら、まさに水も滴るいい男。
おまけにめっちゃいい身体〜。
願いはただ一つ。
旧友ダグラスが言う「本来のアポロ」とやらを見たいーーー!!!
今は傷心のあまり腑抜け状態になってるアポロの、「能動的に情熱的に愛するようになる姿」とやらを想像するだけで、もう萌え転がるんだけどー!!
想像だけでご飯三杯いけるわ。
早く見たいー!!
これからの展開にワクワクしたのはもちろん、まずは座裏屋先生の描く圧倒的肉体美の男性を1人、2人と言わず何人も拝めるこの楽園に感謝しました。BL界ではネガティヴなイメージになりがちな娼館や男娼。いやちょっと待てよ、本来それらは夢ある場所であり、夢ある人達であるべきじゃないの?と言わんばかりに、春を売る男性も、当て馬役の男性も、皆性に対して心から開放的で、積極的。こんな世界があってもいいですよね。むしろ、こういう世界が増えて欲しい。客より働くスタッフの方が大事、彼らを可愛がってこそ客の前で美しく開花するという考えのオーナーに、頭の中で思わずスタンディングオベーションしました。
そんな明るい世界の中だからこそ、受けであるフィーが時折見せる陰のある表情がより際立つようにも感じました。座裏屋作品では健気、初心受けが多いので、序盤から攻めに対してここまで積極的な受けは珍しく、それも新鮮でした。フィーについてはまだ過去がふわっと匂わされただけなので、一見この生活を存分に楽しんでいそうな彼が、心の奥にどんな感情を抱えているのか気になりますね。攻めのアポロも興味深いキャラで、彼が本当に奥さんのことを愛していたというところが良かったです。きっと好きになった相手を心から大切にできる人なんだろうなぁというのがひしひしと伝わってくるんですよね。この2人の心が結び付いた時どんな雰囲気になるのか、今からとても楽しみです。
や、時節柄。「Shangri-la」という言葉に反応してしまう。
そして、独特の浮遊感、グルーヴィなあの曲も好きだ。
電子の単話版を追っていて。1冊にまとまるのを待ち焦がれていた。
どんなにかそれは美しいだろうかと。
なので、単話版の方に頑張って結構美しいレビューを書いたと思っている(と、躊躇なく自分を誉める‼︎)私にとって。それ以上書くことはそうそう無い。
こんなに待ち焦がれていたのに。単話版と同じく、物語は進んでは行かない。
アポロとフィーの恋もまだプロローグ。
表紙の美しさは筆舌に尽くしがたい。
フィーの扇情的な姿態。身体の傷を隠す為に彫られたというタトゥー。
この美しさに簡単には堕ち無いアポロ。
朴訥な彼の中に燻っている情熱が弾け飛ぶ様を楽しみに待ちたい。
ところで、今回の舞台はどこなのだろうかとやはり考えてしまう。
その楽園は、ヴァカンスに相応しいところで。部屋部屋は広い敷地内のヴィラの様でもあって。
いつか訪れた、バリやプーケットのようにも。もしくは、カンクンのようにも思われて。
野生の孔雀が闊歩していたり、明け方には鳥の囀が聴こえるような気がして。
そして、夜の闇は深く、ヴィラに戻るには足元のライトに頼るしか無い。
記憶にある、その美しいリゾート地を脳内で巡るように。臨場感を持って迫って来る美しさ。
空気の湿り気。チカチカと眩しい太陽。美しい男たちの滑らかな肌、匂い。
こんなにも五感に訴える世界観を描き切る座裏屋先生の手腕には感嘆するばかり。
うっとりと酔いしれながら続きを待ちたいと思います。
物語、人物、作画、などなどどれにおいても本当に素晴らしく最高傑作だと思います!!!
男娼達の試情夫として...という設定がまたクセになり(笑)何度も何度も読み返したくなります!!
アポロの過去、フィーの過去、楽園やフィーに送られてきたメール、そして今後二人がどのように惹かれていくのかがとても楽しみです!!早く続きが読みたいですー!!
一冊に纏まるのを待ちわびていました!
一巻は2人が互いに関心を持ち始めたかな、くらいでまだまだ序章に過ぎないのだけれど南国の空気感、地上の楽園の様な男娼の館、美しい男娼達、男娼を癒す役割の試情夫…なんなんですかー!この魅惑の設定はw
こんなの好きじゃない腐女子がいるか?!
まだ恋でもなんでもなくあくまでビジネスで触れ合っている2人ですが十分エロいです。エロいけど品がある…座裏屋先生の画力がえげつない。美麗な裸体、眼福眼福、ありがとうございました!!
これで互いに気持ち入ったエッチされたら…倒れますね。
互いに心に傷がありそうな2人が楽園のタブーをおかして恋に落ちていく展開かと思いますが先生の描く溺愛される受けが大大大好物なので是非アポロがフィーをグズグズに甘やかす展開希望。
もう全てにおいて最高でした!!!
先生、出版社さん、書店さん、作品に携わった全ての方に感謝したい作品です…!
娼館っていうだけでもえっちなのに、その男娼たちを美しく保つ秘訣がイケメンの試乗夫(当て馬)達に男娼を愛させること…!
試乗夫(ノンケ)のアポロと、男娼フィーのお話です。
もう目の保養すぎました!
この設定、先生は何をしてる時に思いついたのでしょう…とってもエロエロです。
上記の作品紹介でエロ度は「少なめ」となっていますが、嘘でしょう?!(⌒-⌒; )メインカプの二人の関係性的にはまだそんなに進展が無いので、二人の行為的な意味で書かれてるのだと思いますが、全体的には座裏屋先生なので安定のエロクオリティです。
そして、言うまでもなく絵もとっても美しいです!
まさにご褒美BL…。
商業BL初心者の方がこの作品を読んだら商業BLに対するハードルが上がってしまうのではないかと心配になる程w
昔の座裏屋先生作品は「エロ重視でストーリーは軽め」な作品が多かったと思うのですが、最近の作品はエロとストーリーがしっかり両立しているように思えて(偉そうにすいません笑)、商業BL界の神作家さんだなあとつくづく思います。
アポロとフィーの関係性はまだまだ距離があるので、アポロが本当に恋に落ちた時、フィーがアポロだけを想うようになった時、二人はどうなってしまうのか楽しみでなりません!(*゚∀゚)
2巻、一年後くらいに読めたらいいのですが…!
あまりに凄い世界観にどっぷりはまって、なかなか帰って来ることが出来なくなってしまった1冊。
もうシャングリラ=楽園っていうより、天国ですよ!ここは女子禁制なのかしら、、、是非とも一度伺ってみたいです。美しい小鳥ちゃんと紳士な試情夫との甘~いいちゃいちゃを眺めるだけで、いいんです!おいくらするのか聞くのも怖いけれど、こんなにも美しく楽しい場所があるなら、そのために頑張って働きます!ボーナスもつぎ込みます!
そんな美しく楽しい場所でハッピーに働くことは、果たして本当に幸せなのか?
傷を抱えて、現実逃避が必要だったアポロと、フィーがたどり着いた場所がシャングリラ。
そんなシャングリラで何かが起こる予感満載で、もう試情夫って最高な設定。みんな紳士で美しくて、甘やかしてくれる。。(私も欲しい。。)
座裏屋先生の描く長髪男子が大大大好きでしたが、短髪のアポロもイイ!!!ノンケで不器用だけれど、そこはかとなく漂う色気。
う~ん、シャングリラでの3つの絶対的禁忌があるとはいえ、自分自身に無意識にストッパーをかけているようですが、恋に能動的になったら、どうなってしまうのか、、、
じっくりと見届けたいと思います♡
ノンケのアポロは離婚調停中。奥さんに気持ちが残っていなさそうなのにはとりあえず一安心。
シャングリラで感情が常に一定のアポロはもぉ無意識の色気が・・・たまらない!!
ダグラスと話すアポロを見て「笑ったのをはじめてみた」とフィーが言うが他のメンズ達が常に幸せそうだからアポロのその微かに口角が上がったかなって程度の笑顔がめちゃくちゃ新鮮と言うかなんというか・・・たまらない!!(笑)
「情熱的で愛されるより愛したい」というアポロの愛情がフィーに向くのが今から楽しみで仕方がない!!!
つい最近座裏屋先生のファンになったばかりです。
この方の作品を読むと、信じられないくらい心臓がバクバクします。
フィーの完璧な美しさに比べると、アポロってぱっと見ダサい。
でも、だからこそ服を脱いだときの「うわ~、眩し~」感がすごいのかも?
もしかしたら今後フィーとの関わりの中でちょっとずつ髪型や服装が垢抜けていくのかしら?
まぁ、アポロの外見がずっといまのままでも全然いいんですけど(笑)
フィーとアポロの心の傷が少しずつでも癒されるのを祈るばかりです。
あ~、早く続きが読みたい。
座裏屋作品を手に取ると、いつも表紙の美しさに圧倒される。
画力も素晴らしいけれど、色遣いとか、帯とか、文字とか、とにかくセンスがいい。
今作品も表紙にうっとり。
美しすぎる…。
娼館「シャングリラ」で働く男娼・フィーと、男娼たちを癒しストレスを発散させる試情夫のアポロの恋のお話。
娼館が舞台という事でエロスは満載。
満載ですが、アポロ×フィーの恋、はまだ始まったばかりなのでBL展開としてはまだ序章。この二人の絡みは気持ちが伴ったものではない。
ないのに、作中に漂うエロスはこれいかに。
フィーは褐色の肌を持つ青年ですが、その肌質まで分かるよう。
そして登場してくる男たちの綺麗な6パックの腹筋とか。
座裏屋さんの丁寧な仕事ぶりに思わずため息が出ます。
絵柄が綺麗なのはもちろんですが座裏屋作品の素晴らしさはそれだけに非ず。
ストーリーが緻密なこと。
舞台は娼館ですが、悲壮感はなし。
オーナーの経営方針もあって、男娼たちは生き生きと仕事をこなす。
そして、男娼たち癒す「試情夫」という男たちの存在。
こんな素晴らしい設定を思いつく座裏屋さんに完敗です。
キャラも等しく魅力的。
美しいビジュアルを持ち、天真爛漫でセックスが好きで。
そんなフィーの抱える「何か」が、この作品を奥深いものにしている気がするのです。彼が、セックスではなく、人とのぬくもりを欲している描写が、たまらなくツボでした。
そして一方のアポロも。
妻に裏切られ、傷心の彼が、これからどれだけ暑苦しい男になっていくのか超絶に気になります。
何しろ、「情熱的で愛されるよりも愛したい」男、らしいので。
時折見せるフィーの孤独さにギュギュっと胸を鷲掴みにされ、そしてアポロの成長も楽しみ。
という事で、次巻も楽しみに待っていようと思います。
単話配信で追っかけていたので電子発売まで待つつもりだったんですが、
本屋で見つけてしまうと手に取りレジへ…いやぁ~~紙購入して本当に良かった~~~!!!
電子の修正はやっぱり酷いなぁと一人文句を言いつつ、紙の美しさを堪能しました><
小鳥達はもちろん、南国楽園シャングリラの美しさも秀逸です。
風や匂いを感じさせる画力の高さにうっとりしながら、座裏屋先生作品の世界観に浸りました。
選り取りみどりな小鳥ちゃん達に試情夫…タイプの違う男達の美しさが堪らないです。
感情の起伏が激しい男娼フィーが見せる喜怒哀楽の表情とは反対に
ポッカリ胸に穴が空いた状態で、定まらない虚ろな眼が印象的な試情夫アポロ。
フィーを気に掛けだしたアポロの眼に少し焦点が合いだしたラスト…
『もともと恋愛に対して能動的なアポロ、
情熱的で愛されるより愛したい、そんな衝動を向けられる相手を見つけたら…』
1巻は静のアポロということですよね、動のアポロが楽しみで堪りません!!!
1巻で残念だったことといえば、攻められて恍惚とした表情の受けが見れなかったことです。
快楽に身を任せ、ただただ官能的に恍惚とする受け…見たかったなぁ…。
甘え上手なフィーの抱っこが結構ツボなんですが、アポロのバックハグもかなりポイントが高い!!!
数巻設定でゆったり描写とはいえ、2巻に少しは動いてくれることを願っておりますっ><
情熱的なアポロに翻弄されるフィーを見てみたいなぁ~。
上記のエロ度少なめとありますが、18禁じゃなくてよろしいのでしょうか…(敬語&土下座&涙)
さすが、先生の作品は美しい。
一生作家買いします。
充分エロかったのですが… エロいというか、まるまる1冊色っぽい雰囲気漂っていて終始、シャングリラの南国の舞台に引き込まれました。
描画はもちろん素晴らしいし、キャラクターの心情の変化がわかりやすいし、深く共感が持てる。
他の連載もされてるので、2巻は大分先の様に思いますが待ち遠しいです!
発売当日に買いに行けなかったので、アニメイト小冊子、予約しといてよかった!
アポロとフィーの日常の一コマパート2でした。
はぁ…もう素敵すぎて溜息しかでないです。徹底的に美しい世界観、どこかにありそうでない、ちょうどいい塩梅に浮世離れた南の島の娼館で、これから始まるであろう恋への期待をつのらせ読み終えました。
1巻は本当にプロローグでした。まだ恋ははじまってませんが、気配はめちゃあります。
とある事情から、高級娼館で男娼を相手に試情夫(当て馬というかお世話係ですよね)をすることになったノンケのアポロと、その教育係ということで関わることになる男娼のフィー。お互い今まで関わったことのないタイプということもあり、特にフィーはアポロに興味深々。男を相手にするのは初めてというアポロの態度に、新鮮さを感じつつ、惹かれていく様子が、その表情からじわーーっと伝わってきます。手も雄弁だけど、眼差しも雄弁だね!
特に、初めてアポロが試情夫の仕事をするときの二人の会話と表情が印象的でした。目つぶってキスするタイプ→そのタイプだ(消灯!)。これだけなのに”予感”が満載です。
そして、座裏屋先生の十八番というべきか、美味しそうな瑞々しい、果実みたいなフィーの身体…(ほぼ全篇パンイチでは?)。湿度とか体臭すら感じられるような絵に、乾燥した日々が癒されました。
恐る恐るな二人の距離感がちょっとじれったいのですが、これからの展開で、“本気出したアポロ”と“本来のフィー”が見れるといいなぁ…。
同時収録の描き下ろしとアニメイト小冊子はいずれも”DAYTIME”という、ちょっとずつ本音が見える二人の昼下がりの一コマでした。(緊張感低めの和み系)
座裏屋先生の作品はすべて作家買いしてますが本当にハズレがないです。絵柄は独特ですが、すこし海外コミックチックで好きです(Guilt Pleasureさんの絵に近いかな?)。
今回は「楽園」シャングリラで男娼として生きるフィーと、その男娼たちを癒す「心の愛人」「当て馬」の試情夫になったノンケ・アポロの話。
ノンケのアポロがどうしてシャングリラに向かい、試情夫として働くことになったのかは1巻で早々に判明しますが、フィーの地雷が何なのかは明かされませんでした。
1巻で2人は完全にビジネスライクの関係なので糖度は低めですが、試情夫の3つの制約 ①イカせないこと ②挿入しないこと ③恋に落ちないこと。 これらがこの先の展開でどう生きてくるのかが楽しみです。
絵の美しさとそこはかとないエロスを堪能できる、座裏屋先生ならでは!の作品です。
朝焼けとも夕暮れともとれるなか、大地に祈りをこめるようなポーズの男性の物言いたげな表情に青い瞳が印象的な美しい表紙。
もうこれだけでうっとりとなりながら、表紙をめくって、びっくり。1コマ目からお尻のアップだけでも唖然なのに、汁たらしてるし。さすが座裏屋さん、今回の舞台は娼館ということもあり1冊を通してかなり攻めてます(笑)
この尻、まぁ〰️ため息出るほど官能的で、撫で回して、ほおずりして、ベロベロ舐めあげて、最後にはかじりつきたくなるほどでした。筋肉と美乳首が大好物の私ですが、今回はあまりに魅力的なお尻に、ガツンとやられてしまいました。
美しいのはお尻だけでなく、男娼という設定だけに、今までも芸術的な美しい身体を描かれてはいましたが、今回はさらに〈商品〉として磨きあげられたつやつやとしたはりのある隙のない仕上がり具合のボディに、あぁ〰️、座裏屋さんの描く身体はやっぱりたまんないわぁ~と改めてうっとり。本当に大好き〰️!眼福です。
身体だけでなく、話の作りもすごくいい。3つの縛りが一筋縄ではいかない展開を期待させるし、今回も切なくなるようなキャラが魅力的。
美ボディの持ち主の男娼フィーは性に奔放な享楽的なタイプに見えて、実は過去に辛い体験をしていることがトラウマになり、暴力的になってみたり、心の奥底にある深い傷から救いを求めるような表情が垣間見えたりと、目が離せない。
対して、愛情を一心に捧げ信じていた人から裏切られ、諦めや不信感、後悔といったもので揺れ動いているストレートの試情夫アポロ。
手は正直と考えているフィーが、アポロの指輪のあとに、何かを感じとって特別な想いを抱き始めている表情がたまらない。3つの制約のなか今後二人の関係がどう発展していくのか、めちゃくちゃ楽しみです。
さらには毎度のことながら圧巻なのが、空気感まで画面から伝わってくるすごさ。日中のからっとした空気、木陰のひんやりした柔らかさ、夜間の潮を含んで肌にじっとりとするような湿気までをも感じさせる画力はさすが!としかいいようがありません。
そしてこの娼館。小鳥ちゃんたちもさることながら、試情夫の皆さんも素敵すぎ(泣)そんな皆さんがあっちでもこっちでも、繰り広げちゃてるなんて、おいしすぎる〰️。テーブルとか床とか壁なんて、そんな立派なものじゃなくてもいい、殺虫剤で退治されちゃう虫でもいいからシャングリラ、行きたい〰️!!
作者買いしてますが、今回も最高です。
長々とあらすじめいたことは書きませんが、男娼のお話です。
ですがとてもホワイト企業の娼館という感じで、お仕事での暗い鬱々しいところはありません。
受け攻めの両方の過去に問題がありそれが主軸で進んでいきそうです。
異世界ものですがとても物語に入りやすく読みやすいです。
舞台が南国のような場所なので、のどかで閉鎖的すら感じる広大な土地の楽園がとても居心地の良いリゾート感があります。
お話の進みもゆっくりです。1巻では今までの既刊の作品に比べるとエロはかなり少ないです。
ですが、ゆったりねっとりとした微エロも雰囲気があって良かったです。
個人的に非の打ちどころのない作品です。少しでも気になったら読むことをお勧めします。
こちらの作家さまの作品は「ZARIA」名義の頃からずっと大好きですべて購入しています。今回の作品も外れなく大満足です。相変わらず作画がリアルでキレイです。「エロ」部分も満載です。ノンケで試情夫になったアポロと男娼のフィー。トラウマだったり暗い過去を持ち、ある意味「闇」を抱えた者同士。アポロを一人前の試情夫(当て馬)にする為その教育係となったフィー、この二人が楽園のような娼館「シャングリラ」のルール「男娼をイかせない」「挿入行為はしない」「絶対に恋に堕ちない」を今後破ることになると思うのですが、その過程がすごく楽しみです。今巻ではまだアポロが「ノンケ」色が濃いのでフィーに対する態度と言うか対応がすごくたどたどしくて、フィーもアポロをまだ信用していない感じですが、少しづつ溶け合う感じも見えて、お互いの「闇」が引き起こす「恋」への期待感とかワクワク感がすごくします。アポロが「情熱的で愛されるより愛したい」タイプだと知ったフィーは今後アポロをどう意識して行くのかも気になるところ。この作家さまの作品は「ハッピーエンド」で終わるものが多いので(もしかしたら全部)そこもワタシ的には好感度バツグンです。早く次巻が見たいです!
【ノンケ・攻め】とある事情のために男娼のケアをする仕事に就く、感情の起伏が少ないように見える
×
【ゲイ・受け】過去のトラウマから些細なことで壊れてしまいそうな危うさと凶暴さを持つ褐色の快楽主義者
ノンケだからこそ女性に対するように優しく、しかし一定の距離を保ちながら受けに接する攻め。
そんな攻めの慣れてない様子が可愛いと言う男娼も多くいる中、ノンケには興味が無い受け。
しかし彼らには互いのトラウマを補い合えるような要素もあるように思える。
今後の展開の中で二人の関係がどのように変化していくのか……
そして、なんと言っても座裏屋蘭丸先生の描く褐色受けの肉体は艶やかで美しい。
褐色の肌でビッチだが男らしい部分もある受けを描かせたら右に出る者はいないと思っております。
文句無しの神作品。
続きが気になります。
まずこの表紙!
連載開始時に買ったCanna56号、あまりの美しさに捨てられず今も大事に大事に暗所で保管しているのですが、まさか単行本の表紙にしてもらえるなんて…!
雑誌、単行本、アニメイト有償小冊子と全て紙質が異なるので、まじまじと見較べて発色の違いを楽しませていただきました。
素人なので、写真みたいなイラストはコーティングされた紙に印刷するのが一番綺麗かと思ってたけど、そうでもないのね。単行本のマットな紙質で見るのがズバ抜けて美しいです!勉強になりました。
さて。
待っていましたよ〜〜〜!
もうねー、連載も「リカー&シガレット」→「コヨーテⅡ」と続いた単行本作業の間はお休みされていたので2話と3話の間がすごーく長くて、さすが毎作毎作主役たちに試練を与えまくるドS先生は読者のことも焦らしてくれるぜ〜><なんて思いながら追っていたんですが、はぁ・・・今こうして1冊で読める喜び・・・1ページめくるごとに昂りが止まらずもはや「悦び」の域でございます(*´Д`*)
あ゛〜〜〜ストレスがみるみる溶けていく〜〜〜!
今回のお話は南国の娼館が舞台。
男娼だけを扱うその娼館の名は「シャングリラ」。完全会員制で身元のしっかりした人間だけを相手にしている。どんなに金を積んでもオーナーの目に適わぬ人間は客にはなれない。また、男娼達から苦情の出た客も二度と店の門をくぐることは許されない。客よりも男娼を最優先に運営される娼館。
そんな男娼達にとっての楽園「シャングリラ」には、さらに男娼に至れり尽くせりのある仕組みが存在する。
それは“試情夫”と呼ばれる男達で、男娼達の心を日々手厚くケアするためだけに揃えられている。彼等の役割は客と客との間に男娼を蝶よ花よと言葉や身体でめいっぱい愛してやること。
ただし、試情夫と男娼の間には以下のルールが課されている。
「男娼をイかせないこと」「挿入行為はしないこと」そして、「絶対に恋に堕ちないこと」
で、この“試情夫”をやらないかと誘われやってきたのが攻めの〔アポロ〕。見た目はイイ男風だが、手っ取り早く稼げる大金が必要で何やら訳ありのよう。
お相手はもちろんこの娼館の一羽の小鳥(男娼)ちゃん。名前は〔フィー〕。表紙の子。座裏屋さんお得意の可愛い褐色肌短髪青年です。
読み始めた時は、試情夫と男娼の間に課される例のルールが2人の恋路の邪魔をするのかなと思ったんですよ。
おや?そうじゃなさそうだぞ?という意外性、良かったですね。
このルールはアポロがフィーに踏み込まない言い訳に上手く使われています。
アポロもフィーも一筋縄ではいかないキャラクターっぽいな、、というのがヒシヒシと伝わってくる1巻でした。
既刊だと「VOID」のトーンが一番近いかな?
アーティスティックな感性の作家様から紡ぎ出されるキャラのセリフは時にリリカルで、表面的な意味合いとは別になんかこう残るものが多いのですが、本作もそんな側面が強いかも。
「口や目に比べて、手は嘘が下手でおしゃべりだ」と考えているフィー
一つの脳、感性、指先から生み出される芸術を愛していると言うオーナーに対して「協調という名の妥協が嫌い?」とすかさず問えるアポロ
彼らの感性(延いては作者の感性)あぁ好きだな・・・と共感しながら読みました。
絵から読み取るのが好きな漫画読みからすると、座裏屋さんってほんとどう称賛すればいいか分からないぐらいとにかく神作家様なんですよね。
キャラたちの口から出る言葉と、コマに切り取られる手、目、足、表情…etc.が無意識に伝えてくる矛盾。
それらは漫画読みとしては文字でなんて説明してほしくないんです。自分で読み取って萌えたい。
でもこれって多分、女性が描いて女性が読むってところで成り立っている女性間特有のnon-verbal communication(非言語コミュニケーション)だよなとも思っていて、男性作家さんにはまず描けないだろうし、女性作家さんでも描く側が読む側のことを信用してくれていないとなかなか実現しないんですよね。座裏屋さんの巧さは、読者を信用したうえで、それでも伝わりにくいかもってところは細やかに工夫されているところにあると思っています。
んで、今回のお話はねぇ、そんな座裏屋さんの神作家様っぷりをこれまで以上に堪能できるもんですから、とにかく萌える!!!
文字のないコマほどもうねー、ずーっと( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)←この顔でした私。
あーもう‼︎
焦れったいなぁぁぁ……!
同じ複数巻進行でも、骨太ストーリーで読ませる「コヨーテ」とはまた違って、本作は2人の内面描写にとことんフォーカスしていく感じのじっくり感。
心理面で軽やかとは言えない2人がここからどうなふうに心を解き放たせていくのか。
フィーの強張った心にアポロの実直さは少しずつ効き始めていることでしょう。
過去に起こった出来事で砂漠を転がるタンブルウィードみたいに乾いちゃってるアポロが恋愛に能動的で情熱的な元々のキャラに戻る瞬間、あぁ想像しただけで楽しみすぎます!!!!!
すごい長くなっちゃった。。2000字超えちゃった。ここまで読んでくださった方ありがとう!
もうこれは、どこを見ても眼福という他に言う事はないほど手の込んだ作品。
シャングリラに住まう男娼の小鳥たちの美しさや、試情夫たちの美丈夫っぷり、そして、部屋の調度品やグリーン、庭の植栽までもが、本当に隅々まで美しい。
お話はかなりゆったりしたテンポで進むので、この第1巻だけではフィーやアポロの背景がちょっと覗けるくらいなのだけど、この絵をしっかり楽しむには、この位ゆったりしたストーリー展開がむしろちょうどいい。
エロもぼかしストレスを感じさせない表現なので、ストーリーに没入出来ていいです。
これはほんとに何度でも読み返せる本。
絶賛の「神」です。
「性を謳歌する男娼たちの楽園」、「試情夫」という大胆な設定に興味をそそられ、読んでみたくなりました。
自分は「性は秘めるもの」という価値観で育ったので(古くて仰天されてしまう?)、本作品の開放的な性描写が眩しく、憧れめいたものを感じます。座裏屋さんの描く肉体が美しいことが大きいのかもしれません。何度でも読み返したくなります。
試情夫・アポロにとても興味を引かれます。
フィーへの優しく丁寧な愛撫、フィーの危うさを見抜いて部屋の外で見守る洞察力、泣いたりしていなかっただろうかと頬に触れる優しい手。素敵です。
自分の多くを語らず淡泊に見える彼が、友人・ダグラスによると「もともと恋愛に対して能動的。情熱的で、愛されるより愛したい男」なのだそう。名前がギリシャ神話の神・アポロンのラテン語形というのも暗示的です。神アポロは光明の神として太陽と同一視されるのだそうです(広辞苑第7版参照)。アポロの内に秘めた情熱、健やかさがトラウマを抱えるフィーを変えていく気がします。
物語の冒頭、フィーが「手は意外なほど嘘が下手」と呟いた言葉が、そのままフィーに当てはまるのが面白いです。
客とのトラブルの苛立ちをアポロにぶつけ、ホールに戻ろうとするフィーの腕をつかんだアポロの手。その感触を、一人シャワーを浴びながら確かめるフィーの手は、もうアポロに惹かれ始めている心そのものに思えます。
そして、飲みの後「帰るぞ」と差し出されたアポロの手を握り返すほんの少しの間に、フィーの心の震えを感じます。
きっとフィーはまだ自分の気持ちに気付いていないのでしょう。フィーがアポロに恋する方が早そうです。
でもアポロとフィーが結ばれるとしたら、それは試情夫のアポロが三つのルールを破らなければなりません。もしアポロがフィーへの恋を自覚したら、島を去ってしまいそうです。
「公安」と聞き、不安げな顔になるフィー。送り付けられた謎の写真。二人が結ばれるまでには、相当いろいろありそうです。
次巻も目が離せません。
こんなに美しい男娼の館があるなんてまさに楽園ですね…。
オーナーの趣味の良さに舌を巻きつつ
小鳥達(男娼)が大事に愛でられていることにとても安心しました。
皆が奔放な性を楽しんでまさに人生を謳歌しているようですね。
そんな中に朴訥そうなノンケの訳あり男・アポロが試情夫となるべく登場。
試情夫という存在がを知らなかったのですが
なるほど……小鳥をアゲてくれる役ってこと…。
でもシャングリラでの“門外不出の秘訣”であるルールは
アポロとフィーが破っちゃうヤツですね??
男と関係を持つこと自体考えられないドノンケのアポロですけど
既にフラグ状態ですし
何が起こるかわからないのが人生ではないでしょうか。
まさか自分の妻が…って思ったでしょうし。
フィーの艶やかな褐色の肌の美しさはこの世のものとは思えない程で
毎日楽しそうな彼の過去がそうではなかった様子がツライです。
あのフィーの誘惑に屈しないアポロの忍耐力がどこまで続くのか、
もう恋が始まってると言ってもいいラストに今後期待しかありません。
…正直、フィー×アポロも魅力的だと思うんですが
紛れもなくアポロ×フィーだけですよね…残念…ww
神寄りの萌×2です。
待ちわびていた座裏屋先生の新刊。
あぁ、美しい。あまりにも美しい。
すみません。今すぐ2巻ください…
とある島に存在する男娼だけの娼館『シャングリラ』はまさに地上の楽園。
オーナーの娯楽を追求したようなこの娼館では、男娼たちは小鳥と称されて、それはそれは大切に扱われています。
雇われる男たちは2種類。
客に性サービスを提供する“男娼”と、“試情夫”と呼ばれる男たち。
試情夫とは、男娼たちを蝶よ花よと愛で、キスや前戯を施し、肉体面・精神面ともに最上の状態にメンテナンスして客のもとへ送り出すお仕事。
ただし“試情夫”の仕事にはルールが3つ。
— 男娼をイかせないこと
— 挿入行為はしないこと
— 絶対に恋には堕ちないこと
物語は、この島に試情夫としてノンケのアポロという男がやってきたことから始まります。
身長190以上、アメフト経験のある朴訥とした雰囲気を持つストレートのアポロは、早々に男娼たちの注目の的に。
その中でアポロの教育係となったフィーは、引き締まった褐色の肉体を持つ、強気で軽快で、でも実は幼少の頃のトラウマを抱えている男娼でした。
妻の不貞によりトラブルを抱え、心にも傷を負ったアポロと、トラウマを抱えた美しき青年フィー。
ノンケ、しかも一途で真面目な恋愛観を持つアポロ。
仕事なのにキスを拒んでしまうほど“こなれていない”アポロと、奔放なフィーの間には大きな壁があります。
2人の関係は、まだ序章にしか過ぎません。
ですが、この巻ラスト、弁護士でアポロの友人でもあるダグラスからフィーへの、
『それは君が本来のアポロを知らないからだ。もともと恋愛に対して能動的な男なんだ。情熱的で愛されるより愛したい』
という言葉により、「これはものすごいことになるぞ」という予感がビンビンに漂ってきました。
可愛い小鳥たちと、スマートな試情夫たち。
彼らで構成される「シャングリラ」は夢のような空間です。
「男娼」と「試情夫」は、互いに疑似恋愛をし、恋愛のキレイな上澄みだけを味わう関係性。
満たされた心と、前戯によって極限まで欲求を高められた身体を、客に向かって解放するシステムは、非常にうまく機能しています。
今後の展開はわからないけど、個人的希望としては、この非常にうまく機能したシステムが、「感情」や「情熱」によって変化を起こしたり、崩れていく…そんな動きが見たくてたまらない。
疑似恋愛のプロたちの中に疑似恋愛が出来ない男が混じってしまったことにより、その娼館にとっての〔不純物〕が、今まで保たれていたキレイな上澄みに、本来スープや恋愛には付き物の「灰汁」や「えぐみ」を与えていくような、そんな予感がしてなりません。
本当に楽しみです!!!
座裏屋先生の素晴らしい画力を見るだけでも価値があると思いますが、設定のよさと、キャラクターのよさも絶品です。
最初から数巻連載予定での執筆ということで、世界観が丁寧に描かれているため、すべてにおいて過不足のない作品だと感じました。
続き物だった。
続き物だった。
続き物だった。
表紙の美しさばかりに目が捕らわれ完全に見落としてた「1巻」の文字よ…。゚(゚´д`゚)゚。
けれどジックリ丁寧に描くだけの重厚感があり、1巻からワクワクさせてくれました。
帯にあるのは『当て馬×男娼』という表記!
そして、
・イカせないこと
・挿入しないこと
・絶対に恋に堕ちないこと
ーーーというルールが記されています。
この出だしから胸を鷲掴みにされました+゚。*(;///;)*。゚+
現段階では今後の展開も落しどころも予見できず期待は高まるばかりです…!
さて、内容をザックリと。
シャングリラは売春業ではあるけれど男娼が絶対上位であり、男娼たちの楽園と呼ばれてます。
というのもオーナーは男娼を小鳥と呼んで可愛がり、鳥よ花よとひたすら愛でる。
楽園の法でもあるオーナー曰く「可愛い小鳥たちが客より優先されるのは当然なのだ!」と。
そして可愛い可愛い小鳥が気持ち良くお仕事出来るように雇っているのが「試情夫」です。
試情夫とは男娼を客に差し出す前に発情を引き出す当て馬的なお仕事と説明されています。
作中のセリフを引用して「準備の時は十分に甘やかして可愛がって、仕事が終わったら嫌なことを洗い流してあげて、必要がなくなったらさっと消える」というのが試情夫と男娼の一番ベストな距離感なんだそう。恋の甘くて美味しいところだけを与える役目というのかな。
攻め・アポロは訳ありノンケの新人試情夫。
受け・フィーはストリートチルドレン出身の男娼。
1巻では出会いの部分とそれぞれのバックボーンに触れていました。
アポロはガチガチの体育会系出身を思わせる朴訥さ。
ちょっぴり垢抜けない感じもするかな…?
ーーーかと思いきや!!!
脱いだら体がエロイッッ(///Д///)
このギャップがものすごいんですーーーーーー!!!!
濡れた髪を掻き上げて上半身裸になったページに心臓一撃で撃ち抜かれた。
一瞬にしてムワッと…ムワッと…フェロモンが…す、すごかった…(鼻血)
今のところ完全ノンケ臭しか漂わず、
朴訥な性格も手伝ってかシャングリラの生活に慣れる気配もなく。
また、今現在抱えている空虚な感情が影を落としています。
受けのフィーは自由奔放に性を楽しむタイプ。
子供の頃からウリをしていて楽園にくる前は荒れた生活をしていたのが覗えます。
明るく快楽主義な面とは裏腹に、キレるトリガーになるトラウマも抱えていてーーー。
楽園ではオーナーの意向で「男娼が絶対上位」の扱いになっていますが、
フィーは過去の経験により「セックスポジション下位は日常の立場も下位」という意識を持っています。
上位なら何してもOK、下位は殴られても当たり前的な歪なことを平気で口にする。
それを聞いたときのアポロの表情から、2人の間に深い隔りがハッキリと見えました。
いや~~~~~…
これどう展開して恋愛になっていくんでしょうかね?
今のところ恋の種まき期間で芽すらも出てないのですが…。
2人とも抱えてるモノが根深く闇が広がってるのでドキドキします。
そして1番の気にかかるのは男娼と試情夫の3大ルール。
オーナーはルールはキッチリしてて違反者は冷徹に処理しそうなんだよなぁ…。
なんとなくだけど…私の思い違いかもだけど…。
まだ始まったばかりで1巻はパズルピースが小出しになってる状態なんですが
設定・出だしの鷲掴みに+゚。*神*。゚+ 評価であげます。
座裏屋さんなら設定のブレなく絶対楽しませてくれるという信頼感込みで…!
これは蛇足なんですがcannnaさんなのでね、
修正甘いのかな~と期待してたけど見えない体位や透明ティンをトーンで工夫されていました。
どこの出版社に限らず"座裏屋さんだから"と目を付けられる前にリスク回避してるのかな…。
その制約の中でも美エロス素晴らしいー!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
手足が複雑に絡む4Pのエロい魅せ場は座裏屋さんの真骨頂!と言っては大げさですかね?
うん、でもすごかった。です。美エロス万歳。
大好きな座裏屋蘭丸先生の新刊です。
アニメイトで特典版を購入したため、
小冊子が付きました。
こちらの内容も、購入して損はないため
購入を迷われている方はこちらを是非……!
ご本の内容ですが、やっぱり先生の描かれる
世界観は壮大で夢があって素晴らしいです。
舞台は美しい男たちが性を謳歌する楽園です。
攻のアポロも、受のフィーも、ふたりとも
どうやら『ワケあり』です……。
妻に裏切られたアポロの心情や、フィーの過去……、
こちらが今後ふたりの関係にどう絡んでいくかが
楽しみです。
(そうなんです、攻のアポロはノンケで妻がいる(いた?)っていう設定なので苦手な方は注意)
個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★☆
他の方もおっしゃっているように、
いつもの先生の作品と比較すると
エロ度は低めです。
座裏屋先生の絵が美しいーっ!
夕暮れの空をバックにした褐色裸体の表紙にまずは見惚れます。
南の島にある男娼館を舞台にしたお話。
ラグジュアリーなインテリア、南国植物が生い茂る庭、それに性に奔放な美しい男娼たち!
座裏屋先生の画力を最大限に活かす設定じゃないですかーーーーーっ。
まだ1巻、序章だっていうのに、すでに動悸が止まりません♪
※アニメイトは有償特典で小冊子が付きます。
表紙はコミックスと同じイラストですが、コミックスはザラつきのある紙質、小冊子はツヤツヤなコート紙で、紙質による印刷の見え方の違いが楽しめます。
シャングリラは、オーナーが道楽でやっている会員制の男娼館。
小鳥と呼ばれる男娼になるための条件は「ここでの生活を楽しめること」
小鳥は嫌な客は相手にしなくていいし、休むのも自由で、理想の楽園で気ままに性と人生を謳歌してます。
そしてシャングリラのスペシャルな制度が「試情夫」
上質な男が、客を受入れられるように小鳥の体を準備をして、仕事のあとはまるで恋人のように甘く優しく、小鳥たちの体も心もケアをする。
小鳥はその日の気分で「試情夫」を選ぶことができる。
だから小鳥は瑞々しく魅力的で、そんな小鳥に男が群がって、富が生まれる。
「試情夫」はシャングリラになくてはならない存在。
でも「試情夫」にはルールがある。
男娼をイかせないこと
挿入行為はしないこと
絶対に恋に堕ちないこと
性を楽しむには最高の環境だけど、もし恋に堕ちたら?
ロミジュリ的な切ない展開になってしまいそう…
オーナーに「試情夫」としてスカウトされたアポロが主人公。
アポロに仕事を覚えされるため、専属に選ばれた小鳥が褐色肌のフィー。
フィーはシャングリラの小鳥そのもの。
「試情夫」に当然のように愛撫され、客と小鳥の複数エッチを見かけて興味があれば混ざる。
挿れられながら、咥え、咥えられの4Pを美しく描くのは座裏屋先生ならでは♥
『リカー&シガレット』のテオは弄りたくなる褐色肌だったけど、フィーの褐色肌は艶やかに輝いていて、どんなになめらかなのか触れて確かめたくなります!
対してアポロは、男と関係するなんて想像したこともなさそうなガチのノンケ。
キスする時は目をつぶるタイプだし、フィーへのケアを始める前に電気を消す。
アポロはフィーに咥えられても、なかなか興奮しないし、フィーからのキスも拒む。
フィーにとっては物足りない「試情夫」のはずなのに、ストリートチルドレンで売春してたフィーは恋人なんていたことが無いと思うから、アポロのこの普通っぽさは新鮮でドキッとさせられるんじゃないかなぁ?
寝ぼけたアポロがフィーを後ろから抱きしめて、うなじにキスをする。
アポロの自然な愛情表現は、性に慣れたフィーだからこそ、そんな風に愛されてみたいって思うんじゃないの?
ノンケのアポロが「試情夫」をするのは、妻との離婚・怪我をさせた浮気相手への慰謝料で金が必要だから。
アポロは、シャングリラに居ることを楽しんでないし、人生に疲れてます。
でも本当は誰かを愛したい情熱的な男。
フィーの左肩には流れのような意匠のタトゥー、右手薬指の内側には羽根のタトゥーが入っていますが、それは傷を隠すためのもの。
客に容赦なく逆上するフィーは、何か重い物を抱えている気がします。
本当は情熱的なのに愛に疲れているアポロと、性を楽しみながら実は愛に飢えていそうなフィー。
アポロはフィーの寂しさを気づきはじめ、フィーもアポロのことが気になっているようですが、試情夫と小鳥としての疑似セックスをしてるだけで、二人の間に恋愛感情が芽生えるのはきっとこれから。
1巻は、物語の舞台と、キャラの人となりの説明がメインです。
でも、何かが起こりそうな期待が高まります!
恋愛御法度なシャングリラのなかで、アポロとフィーはどんな恋に堕ちるんだろう?
続きがめちゃくちゃ楽しみです。
フィーは抱く側もするし、複数エッチの構図はさすが座裏屋先生って感じだし、疑似セックスは寸止め的な萌えがありますが、今までの座裏屋作品と比べるとエロさはそれほどでは無いと思います。
でも最高にたぎるのは愛あるエッチ!
アポロとフィーが気持ちを自覚してからが本番!
それを見るのが今から楽しみすぎる~♪
あと何度でも言っちゃうけど、座裏屋先生のが画力がすごい!
南の楽園、自由気ままな男娼たち、座裏屋先生の絵のイメージにピッタリで、どのページを開いても、見惚れるなにかが描かれてます♪
まだ何も始まってない二人だから、なにげない仕草にドキッとしたり、肌の艶めきに視線がひきつけられる、それを表現できる座裏屋先生の画力ほんっと惚れ惚れします!