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普通

コミックス発売を楽しみにしてました。
期待値が高く見積もってしまったのか、普通という感じでした。
キャラの表情豊かで面白いし、ストーリーもファンタジー好きとしてはすごくわくわくしました。

しかし、なんだか読み辛かったです。
コマ割りのせいか構成のせいか謎なんですが、ただあらすじをなぞっているという感覚で物語への没入感がなかったです。
シリアスシーンとギャグシーンが入り混じっていてどう捉えたらいいのかよくわかりませんでした。
物凄く展開も早く場面転換が多く、詰まりすぎているし割と作者都合の目立つ一冊だと思います。
急に出てきた囚人の処刑されるシーンは必要だったのか…。

とはいえ表紙は綺麗だし、絵もお上手で見ているだけでも楽しい作品でした。
欲を言えばもっとBL的な萌えがほしかったです笑
たくさん伏線張りがされてるので次回作が楽しみです。

怖すぎ

作者買いです。
今まで読んだBLの鬱系ストーリーの中で一番破壊力がありました。
SM,暴力、クスリ、万引き、貧困、未成年売春、強姦、毒親、自殺、闇社会とにかく過激です。
読んで一番に感じたのは怖かった、可哀想です。
濡れ場は少なく甘い感じではないです。

世の中の陰の部分で暮らす人達、救いのないメインCPの二人。
二人とも過去に大きな傷を抱えていて、情緒不安定で色々行動しても全部失敗で終わる。その生活ぶりを第三者として眺めているだけのお話という感じでした。
登場人物に感情移入して読むタイプの漫画ではありません。

特に千紘はチャラいのか誠実なのか、明かるのか暗いのかキャラがブレブレでどんな人間性なのかよくわかりませんでした。カメラが好きな設定も謎です。
ケイトも実は中国系だという意味はあったのだろうか…。中華マフィアとかで話が展開されていくのなのかと考えたりしましたが、結局その設定は活かされてませんでした。
普段細かいキャラクター性描写をされる作家さんですが、今回のはキャラがどういう行動原理で動いているのかわかりにくかったです。

ストーリーは暗くジメジメ深々と雰囲気を感じ取るような描写が多いです。
そして一番の賛否が分かれそうだと思った問題のシーンが、過激な暴力後シーンと身投げ直後シーンです。
ずっとプチ暴力やプチ強姦や未成年身売りのシーンが生々しく挟み込まれてはいたのですが、ここまで過激なものがくるとさすがに引きました。
恋愛漫画でここまでのリアリティと絶望的な表現はインパクトにはなるけれど個人的には必要ないと感じました。

ラストは一応ハッピーエンドではありますが、すべてが救われ解決したわけでもなくメリバに近いラストのように感じました。

好きとか嫌いとかではなく、一緒に居るしか選択肢がないという恋愛でした。傷を負って居場所のない似た物同士の二人が人生に少し向き合うお話でした。

ここまで辛口コメでしたが、ただ毎度のことながら絵が上手でした。
なので新作が楽しみです。

糖度低め

作者買いです。
作者さんの特色であるハイテンションなノリや感動ラブストーリーというのではないく淡々と専門職の2人が恋をしていくお話でした。
そこが個人的に良かったです。どす黒い過去やトラウマがあったりするわけでもなく、お仕事ものとういう様子でハラハラせず心地よく読めました。
作者さんの作るキャラクターはいつも設定してる年齢よりも精神年齢が低めのキャラが多いのですが、今回の攻めのキャラは大人びて見えました。それはそれで新鮮で良かったです。
お話も丁寧に描いていて、心理描写も細かかったです。嫉妬という心理の表現をグラスに溜まる水で表現しているのがユニークで面白いと思いました。

※以下辛口コメ
全体を通してどのページを見ても描き込みが多すぎて読みにくかったです。
場面転換が多くて絵がぎっしり詰まってます。伏線の見落としがないか探したりしました。
絵がとてもお上手なのですが、画面での抑揚がなくてずっとクライマックスみたいな感覚でした。
さらに専門用語が多いのですごくよく調べて徹底しているということが伝わってきました。でも恋愛漫画ではここまで詳しく専門的要素は必要ないなと感じました。
出てくる用語をすべて理解しなくともお話は読めますが、そうなると余計に素人からするともはや記号でしかなくなっていましますし恋愛部分が薄まっている気がしました。
たくさん専門知識が飛び交っている割には要のどんなところがすごいのかが全く分かりませんでした。結果を出したという情報や周りの称賛でやり手なんだと認識せざる得ないのが寂しい部分でした。
お話では三咲の醜い嫉妬心からどうやって恋心に変化していくのだろうと、ワクワクしていたのですが結局「?」という感じでした。
嫉妬心でドロドロになった精神から起死回生して要とやり直せる人間になったというには説得力がイマイチでした。

とはいえ一冊の中にこれだけの心理の変化を入れてこの職種でボリュームのある話を描けるのはこの作者さんはすごいなと思いました。
読んでいくうちにどんどんのめり込んでいって大作を読み終えた感覚になります。
今回は異色な印象だったのですが、毎度定番の外で落ち合ってキスしてハッピーエンドという展開が入っていて安心しました笑
またなにか新刊が出たら読みたいです。

どうしたの

作者買いです。このシリーズ大好きで発売をずっと待っていました。
ですが、正直に言って読んでいるのが苦痛でした。どうしてしまったんだろうってくらい面白いとは言えません。

今回はほとんど心理描写がなくダラダラと物語をなぞっているだけです。
常に一つのフキダシの中に長々と3行以上台詞が詰まっていて、それに対する絵はバストアップばかりで画面構成的にも面白味がありませんでした。
台詞のやりとりの文脈もおかしいところが多々あって気になりました。

ストーリーもどこの部分ががクライマックスなのかわからず、ただ平和に終わったのがこの巻のお話は何だったんだろうという感じでした。
今後の伏線に繋がっているのかもしれませんが、ヨシュがただ手厚く監禁されて人質交換されただけっていう内容に1巻丸々使ってまでやるのは長すぎでした。
コヨーテからの愛の告白もサラッと終わってあまり感動できませんでした。
緊迫して暗い雰囲気のお話なのに至って平和な感じに違和感を感じます。お互い対立している組織に属していて禁じられた恋愛なのにどうしてもお互い求め合ってしまうという、禁断の恋愛の良い部分が全部死んでる気がします。危機的状況にもならず、物語に強弱がないのでページをめくりたい気になりません。

辛口コメを散々書きましたが、この作者さんの漫画でこんなことを思ったのは一度もなかったので連載漫画とは難しいのものなのだなと感じました。
今回の巻は残念なことが多かったですが、好きなシリーズなので次の巻も楽しみです。

基本構成は王道

作家買いです。毎度のことながら素晴らしい漫画を描く作家さんだなと改めて思います。
王道です。それがいいんです。クライマックスも毎度同じような演出ですがいいんです。
個人的に奇をてらったニッチな作品があまり好きではないのでこういう作品を読むと安心します。

このお話は主軸にDVの加害者と被害者という立場がありきなので、とても重く人によっては苦手とされてしまう作品だと思います。過激なシーンはありませんが上巻よりも話が重い運びになっています。
ですがとんでもないクライマックス展開とかは今回はないですが、とてもしっとりと心理描写が丁寧で細かく構成されているのがとても心に響きました。

エンドは弓と林田さんが和解して終わるのかと思っていましたが、これはあくまで林田さんと秀那のお話なので弓を最後に食い込ませなかったのはそれはそれで良かったです。
また最後あたりまでずっとなかった林田さんのモノローグが一気に入ったのには感動しました。ずっと秀那視点で進めてきてずっと林田さんの気持ちは見せない演出できていたので、やっと気持ちを聞けた時にはすごい手法だなと思いました。

気になった点は連載にかなり間が空いてしまっていたので仕方がないのですが、ページによって作画が違いすぎることです。でも絵自体は非常にお上手です。
あと場面転換があると東京にいるのか大阪にいるのかわからない毎回わかりません。

メッセージ性の強めの作品なので色々考えたり、キャラの心情に浸ったりしましたが、結局これはあくまでBLの恋愛漫画なので純粋に林田さんと弓には幸せになってほしいと願います。
正直久しぶりにこの作者のBLコミックスが出たのですごく嬉しかったです。

非常に重い作品ですが基本構成は王道で、BLだからこその、例え同性であってもその相手でないと駄目だという絆の強さがよく描かれています。しっとりとした感動作を読みたい方にはおすすめです。

これぞプロ漫画家

まさにこれこそプロの漫画家って感じです。
すごく読みやすいです。さすがとしか言えません、すべてにおいて漫画として完成してます。最近の商業BLは奇をてらった作品が多いですが、こういうオーソドックスな構成の漫画はなかなか探さないと見かけないです。これ以上の質を持ってるBL漫画はあるのかどうかと。

今回は事件に巻き込まれながらの無人島でのサイバイバルバカンスで面白かったです。どんだけHするんだってくらいヤリまくってましたが、今まで離れていた分を取り戻したって感じがしました。
飛龍サイドもなにやらミハイルと良い感じで、誰とくっつくのか楽しみです。
ハードボイルドでここまですんなりとお話の中に入っていける漫画ってすごく技術が必要な気がします。
絵も流行り系ではないですが、これ以上ないくらい美しくて最高でした。
究極のスパダリを味わいたい方におすすめです。

ただ今回からデジタル移行したと書いてあったので、気になるところは少しありました。特に初回限定の小冊子の絵がちょっと違和感を感じました。
でもそれを差し引いても最高の一冊でした。漫画という全体のカテゴリーの中でもトップクラスです。

絵コンテ漫画

普通です、良かったです。
絵がすごく上手で眺めているだけでも楽しいです。構図やアングルにも変化がたくさんあって面白い画面作りの漫画です。
でもそこまで評価が高いわけでもないです。ちょっと読みづらい作風でした。
ガチャガチャカメラアングルが動くのでキャラの位置把握がストレスですし、唐突な場面転換と、フキダシにしっぽが付いていないので誰が喋っているのかわからない場面が多くありました。
アニメーションの絵コンテを呼んでいるような感覚で、漫画的な描き方をした作品ではないです。あくまで第三者として二人の恋路を眺めるという感じで、感情移入して読むタイプの恋愛漫画とも違います。
それなのに結構モノローグが入ってくるので、主人公の楓の行動がイマイチ理解出来ない場面が多かったです。
正直楓がなんで練のことを好きになったのかよくわかりませんでした。
あと、会話の文脈がおかしいところが多々ありました。

雰囲気漫画が好きな方はハマれるタイプの作家さんだと思います。あとはショタ好きの方も。
性描写は控えめですが、獣姦ありますので注意です。

普通でした

オメガバース懐かしいという感覚になりました。
ここまでずっとシリーズ化されているオメガバースはないような気がします。
やっと結ばれて良かったです。というか終わって良かった。
大団円を迎えジュダとめでたく結ばれたダートは非常に可愛かったです。でもまったくケンカップルじゃなくなったのがちょっと寂しくはありました。
それよりも妹のベラと再会できたのが嬉しかったです。

※辛口コメ
この作者さんの描かれる漫画はどんな話だったっけ?と毎回忘れます。ストーリーは重みや事件はありますが、掘り下げたりとかはせずサラッと物語が進んでいくので薄っぺらいです。
個人的にもう一度読み返したくなるような作品ではないです。
非常に顔漫画です。少女漫画的ではありますがあまりにも位置描写がないので、ここはどこなんだと常に疑問です。
このシリーズのカバーは全部似ていてどれが何巻だかパッと見わかりません。

とりあえず一段落して良かったです。ジュダもダートもずいぶん丸くなったものです。

無理です

この作者さんの作品が好きだったので買ってみました。
結果こういう作品は好きじゃありません。まさに賛否両論漫画で拒否派でした。
幼い子が辛い目にあったり、性の対象として表現した描写は苦手です。

このお話は物語を通して伝えたいことが全く分かりません。あの環境で恋愛を通してあの結末で得たものは一体なんだったのか。失って理解できるというものもありません。
でも刺激があることが続くので先が気になる心境にはなります。
冷静に考えると犯罪者と被害者の話で精神に影響をきたしてしまったというところ、そう簡単に綺麗には片づけられないと思います。
あのラストも不快です、どうしてもあれも一つの幸せの形だとは思えません。
不穏BLと売っているようですが不憫BLだと思いました。

ただタイトルと雑誌で注意書きがされている作品で、あらかじめ悲恋だとわかるように周知してくれるのでその点では配慮されているなと思いました。
悲恋が苦手な人は読まなければ良いとういう理論になります。
暗い話や鬱系漫画が好きな人には刺さる作品なんだと思います。コアなファン向けです。

前にもやった流れ感

毎回安定して読める作品です。

今回はざっくり言ってしまうと倦怠期ってやつです。
何をやってもしっくりこないという心理描写がとても素敵でした。
距離が近すぎて上手くいかないカップルならではの悩みって感じです。

ただ、ルカをまたひっぱり出してくるのはどうかと思いました。一回終結した問題をまたやるというのはなんとなく萎えました。今回でちゃんと決着ついた感じに見えますが、後々また出してきそうで感じで不安です。
結局ルカが真矢を色恋目で見てるのか、だだの仕事パートナーとして気に入ってるのかはっきりしなかったので。
眠傘も指輪を貰ってもつけなかったり、嫉妬してつけたり、盗まれて無くしたり、でもやっぱり欲しかったり、なんか眠傘の管理能力が本当に大切なのかなんなのか理解できません。

巻数が増えてネタ切れ感が否めませんが、最近の商業BL漫画にはないクオリティなのでまだまだ続きが読みたいという気持ちはあります。