心(ここ)には、一人入れる空きがある……ってこと?

シャングリラの鳥II【BLCD】

shangrila no tori

シャングリラの鳥II
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
247
評価数
50
平均
4.9 / 5
神率
94%
著者
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷 幸
音楽
中島勝大
脚本
山崎まさと
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
マリン・エンタテインメント
収録時間
枚数
2 枚
ふろく
フリートーク
発売日
JANコード
4996779040032

あらすじ

ノンケ試情夫(当て馬)・アポロとその教育係の男娼・フィー、
共に過ごす時間が増えるにつれて二人の関係は少しずつ変わりつつあった。
試情夫のルールである「イかせないこと、挿入しないこと、絶対に恋に堕ちないこと」、
この3つのうち、犯してしまったのは──?
性を謳歌する男娼たちの楽園シャングリラを舞台にしたパラダイス・ロマン、待望のドラマCD第2巻!

表題作 シャングリラの鳥II

アポロ → 松田健一郎

フィー → 中島ヨシキ

レビュー投稿数5

中島ヨシキさんのフィーが本当に素晴らしい!追加キャストも豪華!

絵だけで物語るシーンが1巻以上に多かった2巻のあの内容、あれらのシーンはどんなふうに音声化されるんだろう、ちゃんと作ってもらえるかなぁと祈るような気持ちで待った2巻ですが、そんな心配まったく無用でした。
本作は音声化が難しそうな原作にも関わらず制作陣もキャスト陣も本当に丁寧に作ってくださっているなぁと感激します。
ジャケットから盤から中身から何から何までお洒落な1枚。
手元にあることが嬉しくなるようなCDです。

キャストの数が相変わらずBLCDと思えない豪華さなんですが、2巻から登場の2人がまたまた豪華なキャスティングで、
オーナーの恋人ロイド役に平川大輔さん
オーナーの友人アシファク役に上田燿司さん
ですよ?
全然まったくもっての余談なんですけど、私その時ちょうどジョジョ熱を再燃させていてですね、朝から晩までジョジョ漬けになっていたもんですから座裏屋先生のアカウントからこのお二人の名前が並んだツイートが流れてきた時は「なんですとー!」ってなってました笑


オーナーの素敵な楽園論から始まる2巻。
再生ボタンをタップした瞬間から頭の中に広がるおだやかで心地よい「シャングリラの鳥」の世界。鳥の鳴き声、波の音、落ち着いたトーンの会話劇にBGM、すべてが耳に心地よく入ってきます。
2巻の聴きどころはすばり、アポロに訪れる最初の転換点とそこからほんの少しだけ進展を見せ始める2人の関係性じゃないかなと思うのですが、原作コミックでは座裏屋さんの画力のなせる技といった感じで絵から読ませる表現だったので、絵のない音声作品で果たしてどんなふうに聴かせてもらえるのだろうかと2巻を読んだ去年からとても楽しみにしていました。
聴き終えての感想は、中島ヨシキさんのお芝居が本当に素晴らしい!ということ。
元々中島さんのフィーの声は私の頭の中のイメージそのまんまだったのですが、様々な顔を見せるフィーを1シーン1シーン丁寧に演じてくださっているので生身のフィーがすぐそこに存在しているような錯覚を覚えました。
BL的な意味合いではact.11で見せるフィーの変化が一番のジタバタシーンなのですが、そこも素晴らしかった!
それまでのフィーってベッドの上では男娼力が自然に発揮された形の色っぽさで朴訥なアポロを翻弄しているような感じで、中島さんの声色もまさにその雰囲気が滲み出た感じだったのですが、その仮面を少しだけ外してアポロに身を任せるフィーはこんなにも可愛いのかと、それまでとは少し雰囲気の変わったフィーの声にむちゃくちゃドキドキしました。
アポロ役の松田さんは今の状態(情熱を失っている)のアポロにすごくハマり役なので、これから徐々に熱を取り戻していくであろうアポロの変化を今後どんなふうに演じていってくださるのかまだ全然想像つかなくて楽しみです。

主役以外ではオーナーとロイド、オーナーとアシファクの会話シーンもたいへん聴きどころ。
特に友人(アシファク)と話すオーナーは普段の小鳥ちゃんやアポロに接する時のオーナーとは違う等身大のイケオジ感が出ていて素敵です♡
ロイドは平川さんがキャスティングされた時点でピッタリ過ぎるのでは???と思ったのですが、“夫婦”というよりも“パートナー”って感じの雰囲気を平川さんが作られているせいか2人の声の高低差(差があまりない)が想像していたよりも素敵で、思わずスピンオフを期待したくなりました。
特典のインタビューリーフレットでそのうちオーナーの過去を描くかもとおっしゃられていたので、アシファクやロイドも出てくるオーナーの過去話が読めたらいいなぁと思います。折角のキャスト陣、もっと喋ってほしい!

初回限定盤には1巻同様、ショートストーリーのDay timeシリーズが収録されています。

Day time 4・・・コミックス2巻描き下ろしの音声化
Day time 5・・・コミックス2巻とドラマCD1巻のアニメイト連動購入特典小冊子の音声化
Day time 7・・・ドラマCD1巻初回限定小冊子の音声化
Day time 8・・・本CD初出のオリジナルエピソード

Day timeシリーズはいつもフィーに翻弄されるアポロで終わるのでクスッとしてしまうのですが、音声になると松田さんのアポロの焦り具合が漫画で読んでた時以上にいい味出しててニマニマしてしまいます( ´艸`)
オリジナルエピソードのDay time 8は相変わらず座裏屋さんのオーディオドラマ向けのシナリオの巧さが発揮されていて、耳から摂取できる極上の萌えが詰まっています♡
フィーの極上テクニックをいつもいつもタダで体験してるアポロずるすぎない?笑

2巻も期待以上の満足度でした!
マリンさんがいいのかなぁ。良作多いもんなぁ。
どうかこのクオリティで最終巻まで聴き続けられますように。願ってます!

18

めちゃくちゃ良かった

相当期待して待ってたけど期待を遥かに上回ってきてもう動機が止まりません。素敵、かっこいい、おしゃれ、本当これぞ”ドラマ”CDですな。1巻も良かったけど2巻良すぎる。びっくりした。シャングリラはセリフがないシーンが魅力のひとつだから音声化するには難しい部類だと思うけど、よくぞここまで作品を立体化させてくれたなあと。目を閉じて聞きましたが別世界にいるみたいな気分でした。なんと言ってもフィーがすごく良かった。フィーが本当にいる!って気持ちにさせてくれました。演技に聞こえなかった、フィーが本当に喋ってた。アポロは相変わらずアポロだった・・こういうフラットな役をBLCDで演じるのってすごく大変だろうなあって思いますけどさすが。まだ話が謎に包まれているし、二人の関係も曖昧なままでドラマとしては起伏がたくさんあるというわけでないけど聴かせてくれます。直接的な本番行為がたくさんあるわけじゃないけどエロス的な意味でもなんかよかった、はあ・・って何度ため息ついたか。登場人物が多くて話が立体的、本当に映画みたい。オーナー最高、オーナーが話のベースを作ってるなあと感じます。平川さんのロイドも嬉しかった、平川さんの声聞けると無条件で嬉しい。パトリックも好き。原作ファンとしても大満足です。本編がミステリアスで大人な話な分、Day timeはクスクス笑わせてくれる感じでホッとしました、でもたいがい全てがオサレでため息がとまらない。好きだからってなんでも口に入れてはいけませんね。次巻がすでに楽しみです。

11

期待を裏切らないというか超えてきた

良すぎていまだ放心してます。
座裏屋センセ作品の大ファンかつ1作目が良かったのでそこそこの期待はしつつも、まぁ冷静に聞いてみようやと自分に言い聞かせながら寝しなに聞き始めたんですがめちゃくちゃリピートしてしまい寝たの朝5時でした。
まだ本番やってないですがすでに濃密で甘くてかつ禁忌をおかしてる淫靡な雰囲気が漂ってて、これお互いが心も体もすべて開いて想いをぶつけあったらどえらいことになるのでは…と今から心臓が破裂しそう。
シリアスパートに関しても前作と比べて事態が動き出すので緊迫感があり、ドラマとしても面白いです。

フィーは相変わらずめちゃくちゃ色っぽいんだけどその中に危うさやあどけなさ、そして意外としおらしいところなども垣間見せてきて人物像が深掘りされており、いつものオラオラとのギャップに萌え狂いました。
アポロに関しては、彼の中でフィーがどんどん大きな存在になってきてちょっと意識してきているのがもう声色だけでわかります、声優さんてすごいですね。

購入検討してる方には初回限定盤を全力でオススメします!初回盤には座裏屋センセがオーディオドラマ専用に書き下ろしたdaytime8というトラックが入ってるんですがそれがとにかくサイコー。
男娼の本領発揮とばかりのドエロモードなフィーが聞けるし、かと思えば意外な一面も見せてきたりなど短いトラックの中に萌え爆弾がたくさん詰まってて気を抜いてると爆破されます。オーディオドラマ用に作っただけあってフィーの言葉煽りがとてもエッチ。オススメです!

9

アポロとフィーが最高すぎて、もう言葉もなし

待ってました。ほんとに、首をながーくして待ってました…。購入して自宅に届き、上着をかけるやいなや、ソッコーに封を開け、もう気持ちは正座して聴き入りました…。(実際はコミックス2巻を読みながら聴きました)

結果。なんなんでしょう、これは。最高オブ最高。もう、最高すぎて言葉もありませんでした。以来、鬼リピしております…。

今回も原作どおりに進みます。私はアポロ役の松田健一郎さんの大大大ファンでして。もう、こんなにもこんなにも!ハマり役ってあります?って言うくらい、松田さんのお声とアポロが…完全一致!!そしてそして、フィー役の中島ヨシキさんも…完全一致!!

こちら、もはや奇跡のドラマCDとなっております…。そして、絶対に初回限定盤の購入をオススメいたします。

2巻はフィーが何者かに付け回されて、過去との繋がりで誰かに狙われているような不穏な展開のなか、アポロとの距離も少しずつ近づく目の離せない展開。1巻では試情夫と男娼の関係だったのが、お互いになんとなく気になる存在になり始め、2巻の最後では初めてのキス、からの、2人で秘密の共有に至るという、非常に心理描写が難しい巻であったと思います。

もうこの複雑な2人を、中島さんと松田さんは完璧に演じていらして、このCDを聴いたあとあらためてコミックスを再読すると、フィーとアポロのセリフが頭の中でお二人の声に変換されるような感覚になります。それほどまでにお二人の演技は素晴らしく、フィーの困惑や不安、アポロの自身への自問自答のような複雑な気持ちがめちゃくちゃリアルに響いてきます。

私が好きなシーンは、Disc1で、フィーとアポロが二人で街へ飲みに行ったあと、フィーがアポロの部屋で寝たいと言って、アポロの部屋で一緒に過ごすシーン。

シャワーから出てきたアポロの着替をフィーが取り上げて二人で裸で寝るんだけど、フィーがいたずらしてアポロを困らせて。からの、アポロのセリフ。

「…頼むから、いい子で寝てくれ」

はい。ここ、私、昇天いたしました。あまりにもアポロがかっこよすぎて。なんでこんなにも松田さんのお声がかっこいいんでしょう。

Disc2はやはり最後の二人のシーンですよね。ここもですね、フィーの話を優しく聞いて相談に乗るアポロがもう…めちゃくちゃかっこいいです。もうほんと中島さんのフィーも完璧だからこそ、松田さんの完璧なアポロにもなるわけで。でも、やはり…。松田さん大ファンな私としては、どうしてもアポロの声に聴き入ってしまいました…。

他のレビュアー様も書いておられますが、本編が不穏な空気満載なので、Daytimeシリーズは癒やしです!

私は特にDaytime5のスーツを着たアポロの話と、Daytime7のアポロがフィーの彼氏のフリをする話が好きでした。

5はオーナーがめちゃめちゃ良いです!アポロに仕立てのいいスーツを着てほしい願望、それ、オーナーだけじゃありませんから。わかりみが深すぎます。それにフィーとのやり取りもすごく好き。日常の中のフィーとアポロのやり取りが垣間見えて、めちゃめちゃ可愛かったです。最後、フィーから「キスする?」って聞かれて、えっ?ってなりながらも、「しないが?」って答えるアポロが(笑)そう、そうなんたけど、松田さんの演技がすっごくアポロらしくなっているというか(笑)とにかく、アポロがめちゃめちゃ可愛い!

7はフィーがモテまくりで男女問わず歩けばナンパされ、ケバブのお店の前でもアポロを待ってるフィーはまたもや男にナンパされる。それを見ていたアポロの心の声がたまらない!ナンパ男に対して、(なんだあの男、馴れ馴れしいやつだな…)と、アポロがめったに見せない、ザ・心の声(笑)
フィーも可愛くてセクシーでもうコミックスで見たまんまのフィーがそこにいる感じです。仲良しな二人がもう尊い!!

とにかく、フィーもアポロもどこを切り取っても、どんなセリフでも本当に二人がそこに存在しているかのように錯覚してしまうほどのシンクロ率。オーナーやシェス、マルコ、カルナなど、二人を取り巻くキャラクターも1巻に続きみんな活き活きしているし、新キャラであるオーナーのパートナー、アシファクさんなど、とにかくもうすべてがパーフェクトな作品でした。

そして、限定盤付属のキャストトーク。中島さんと松田さんのお話が聴けちゃいます!松田さんって…あたりまえだけど…アポロじゃなくても、めちゃくちゃかっこいいお声…←おい(笑)

今までいろんなドラマCDを聴いてきましたが、もうダントツに松田さんのお声が好きな私にとって、シャングリラの鳥は神以外の何物でもありませんが、とにかく完成度、再現度、シンクロ度、どれをとっても間違いなく神作品であると思います。3巻が今から待ちきれません!!

4

エロはあまりないけど聞きごたえあります

原作既読です。
こちらのお話は前作も本命同士のエロはほぼないのですが、物語がしっかりしているので、あんまりエロがなくてもドラマとして聴きごたえがあります。
前回よりは少し二人の関係も近づいてるので、そこも聴きどころかも。
フィーを演じる中島さんにアポロを演じる松田さん。
お二人共役にとてもぴったりで、性に奔放なフィーだけど、アポロのことかなり意識してるし、今回かなり際どい行為もしていて、アポロもフィーのこと仕事で接しているだけとはいえ、それ以上の感情も芽生えそうな予感たっぷりで。
今回はフィーの過去についても少し描かれていたりと、より登場人物達の背景までわかってきました。誰かに盗撮されてることに気付いたフィーは、それによって過去の過ちが表に出てきてしまうんじゃないかとびくびくしてますが、犯人はまだわからずじまいで。
仕事中もの男娼たちや、オーナーなど周りの人たちの演技が素晴らしくて物語の世界に引き込まれます。
アポロとフィー早く結ばれて欲しいけど、そうなると楽園にはいられないし、先がまだまだ読めませんが、続きも音声化されるといいなと期待してます。

2

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