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ううう〰️、次は『オメガパンチ』か!

オメガバース物もずいぶん増えた分、発情期の激しい絡みや、妊娠・子育てを入れただけの「これってオメガバース設定いります?」って話も残念ながら多い中、しっかりオメガバース設定を落とし込んだうえで、バディ物のストーリーもガッツリ読ませるだけでなく、王道からは外してくるっていう、さすがりーるーさん、やるなぁ〰️っと唸らされる作品でした。


ネタばれになっちゃうと面白くないので、未読の方はご注意ください。


まず最初に特筆すべきは最強Ωという存在。Ωといえば、搾取されるとか、発情期のある最下層の存在とか、体力的にも社会的にも弱い立場がお決まりですが、そんな中、フェロモンでαを操るとか、さすが。
Ωもとうとうここまで進化したか〰️!応援したくなる。

しかしながら、最強Ωなんていうのは特別な存在なわけで、苦しい立場のΩも当然いるし、力があるからといって「幸せ」かといえば、むしろ苦しんでいたりする。一方、社会的地位の高いαとSランク(運命の番)で自らも確固たる地位にいるからといって、満たされているかといえば、そうではない。
3人のΩの苦悩がまさにそれをよく表していて、本当に面白かったです。

そしてなにより、タイトルにもなっているように『オメガパンチ』ですよ!愛情尺度の点数99以上って、なに〰️!『運命の番』ってワードを初めて目にしたときもかなり興奮したけど、ついに愛情も計測されちゃうとは、全く…。どんだけ好きなんだよってツッコミたくなる。

今回はメインカプの絡みはあんまりなかったのが残念ですが、続編が出るそうなので、そちらで目一杯楽しめたらいいなぁ~

でも…メインカプ以上に嵯峨野オジサマがあんまりにも素敵すぎて…めちゃくちゃ滾りました。むしろこっちの方が見たいかも。

幸せだけど、ほろ苦い。

はぁ~。なんでしょうか、この感情。幸せなんだけどほろ苦くて、あったかいんだけど、せつない。

吉池マスコさんは、シリアス一辺倒じゃなくて、笑いもベースに、ちょっと(?)激しい絡みを挟んだりしながら、沁みるような優しい話を描くのが上手い作家さんですが、またひとつ、いい話だなぁと何度も読み返してしまう作品に出会えました。本当によかったです。

主人公は、恋人の遺した幼い子どもを引き取って育てているゲイの由紀夫と、由紀夫に引き取られた響、そして現在の由紀夫の恋人である英雄の3人。

由紀夫をめぐって息子と恋人が鞘当てとなるのですが、どちらが『マイボーイ』なのか見どころの1つなので、未読の方はぜひ先に読まれることをオススメします。




まず、由紀夫に引き取られた響くん。ちっちゃい頃はもちろんのこと、18才に成長してもめちゃくちゃ可愛くて、にやにやしながら応援しちゃいました。

自分のために由紀夫に女装をやめさせてしまったことや、子どもだから頼らなくては生きていけないことを、ずっと申し訳なくも、悔しくも思っていて、大人になったら1人の男として、由紀夫を身も心も支えて守っていくって考えてるくせに、面と向かうと男ババーとか言っちゃう。そのくせ由紀夫のためにしっかり家事をこなしてる高校生。このちぐはぐな感じがたまらない。かわいいなぁ~思春期だわ。

一方の英雄は、年は由紀夫より若いながらも堅実で落ち着いた大人。由紀夫を一生涯ずっと支えていきたいと同棲を考え、プロポーズする程の真剣交際中。

そのうえ、由紀夫の同棲発言で、やさぐれ中の響に対しても、年上だからと上から目線で話すでもなく、相手の気持ちに寄り添いながら会話を進めていくあたり、本当にすごいイイ男。できた男の英雄ですが、由紀夫の不穏な姿に、言葉ではなく身体で自分の想いを激しくぶつけるあたり、ギャップにもう…ドキドキしました。

そんな二人に板挟みの由紀夫ですが、あっさりと響の方を選んでしまいます。

響にとって、由紀夫は大好きでかけがえのない大切な人だけど(父)親ではなかったのに対し、由紀夫は、自分自身を犠牲にすることも厭わないくらい響が大切で大事な息子で家族だったということが、愛情の向け方の違いなんだろうなぁと感じました。

借金ばかりで、お酒ばっかり飲んで、女にだらしない、そんなどうしようもない男を好きになって、やっと恋人になった矢先に旅立たれてしまい、ひとりぼっちになった由紀夫は悲しみにくれて暮らしてもおかしくなかったと思います。

それが、ゲイの自分には授かることのない愛する人の子どもを遺してもらって、育てることができること、家族として暮らせることにすごく幸せを感じていたんだと思う。だから、由紀夫にとって響は恋人との間の子どもであって、恋愛感情なんて思いもつかなかったと思うし、今後もきっと気がつかないんじゃないかな。

そんな由紀夫の家族としての深い愛情を改めて示されてしまったから、響は恋心としてではなく〈息子〉として、最初に伝えようとしていた、ずっと傍にいてあげる、由紀夫を守ってあげる、今よりずっと幸せにしてあげるって想いを伝えたんじゃないかと思う。だから由紀夫も思いきって英雄の元に行けたんじゃないかなぁ。

かけがえのない家族として愛される喜びを得たのと同時に、秘めた想いは絶対に手が届かないと突き付けられてしまった響の、ほろ苦い恋がなんともせつない、心に残るいい作品でした。

もうひと萌えほしかった。

いつにも増してかなり興奮度の高い表紙に、さすがに紙では購入できず電子書籍が出るのを待ってました。表紙じゃなくて扉絵にしてくれたら保管もしやすいし紙で買えるのに。

BookLiveではR指定がついていたので、いつでもエロ全開の西野作品に、さらにR指定つけるなんて、とんでもないことになってるんじゃないの〰️とドキドキしながら読んだのですが、たしかにいつにも増してエロは多めですが、西野作品だったら通常営業といった感じ。なんでこれだけR指定になったんだろう。やっぱりブランコショーとか生け花プレイが引っかかったのかな。

今回の見どころは、攻め様のお1人が男性機能不全ってところですが、竿が1本だからといってエロが薄いかというとそんなわけはなく、むしろ挿入なしでも、どれだけ受けを喘がせられるか、西野さんのすごさを改めて見せつけられた作品でした。

普段は穏やかで優しさあふれる六浦センセの、まぁ〰️いやらしいこと。焦らしプレイや、言葉責めからの羞恥プレイには大興奮。ご自身はあくまでクールなスタンスを崩さずに、執拗に責め立てるところがめちゃくちゃツボでした。

せっかくなら『貢ぎ物』を加えた複数プレイは最後までとっておいて、玩具とか荒縄とかガンガン活用して、もっと挿入なしで楽しませてくれてよかったのになぁ。先生もいい仕事してるのに、3Pになってしまうと、竿に比重が置かれてしまってちょっともったいなかったです。

エロに定評のある西野さんなので、様式美にこだわって書くなら、竿の方はもっと卑劣なゲスの門弟かなんかにして、夫のいないところで無理矢理、組み敷かれるくらいにした方がよかったのに。その方が「夫を心から愛してるのに、身体はこんなゲス男なのに拒めない爛れた私」感が出て、それっぽかったのになぁ(笑)

間男ポジションの矢橋が肉体の満足度だけでなく、中身もあんまりにもイイ男すぎたせいか、矢橋の良さが格段に目立ってしまって、先生とのバランスが悪く感じました。

さらには、華道家なので美至上主義なのかもしれませんが、自分が与えられないからといって愛する妻が自分以外の男にいかされて、とろとろになってるのを目の前で見て悦に入っちゃってる先生の心情は、私にはちょっとわからんなぁ…劣情とか、嫉妬とかはもう超越しちゃってるってことなのかな。

3Pすることで、いつもは冷静に見える先生が、じつは内面にどろどろした欲望や葛藤を滾らせていたとか、激しい嫉妬を見せてがっついたって方が、バランスもよくなったし、萌えも滾ったと思うんだけど…

読み応えもあったし、エロもがっつりあって、十分楽しかったですが、ちょっともどかしさが否めない作品でした。

べな コミック

こふで 

脇役にやられました。

新人さんとは思えない画力の高さや、話の上手さ、べなや壱の境遇や魅力など、この作品の諸々の良さは、すでに多くのお姐さま方がご紹介済みなので、思いっきり偏った個人的な感想です。すみません。

自分でも厄介な性癖だなぁとは思っているのですが、クズとかゲスとか言われる拗れた人種が、垣間見せる本心とか、誠意にたまらない萌えを感じる私としては、この作品を読み終えたとき、登場シーンこそ少ないものの、ダンゾウのことで頭がいっぱいでした。

前半に描かれる見世物小屋でのダンゾウの仕打ちは、べなの扱いといい、壱の弱さに突け込み身体を要求するあたりといい、あまりのゲスっぷりで、いっそ清々しいほど。

人間としてどうなの?とも思えるくらい非道にも見えるダンゾウですが、実は二三の最期を看取りながらも、死を受け入れられず、二三を求め続けていたことから、態度や口に出さずとも、ダンゾウがどれだけ長い間二三を想っていたのか、そしてどんなに深い悲しみの中にいるのかと思うと堪らなくなりました。

なぜ自分が壱の身体を求めているのか、壱に指摘されるまでダンゾウ自身は気づいていなかったところにも、彼の不器用さというか、無意識下でも二三を大切にしていたのがわかり情の深さを感じました。

そこで改めて見返してみると、ダンゾウの鋭い言葉は、ストレートに二三に対する想いを表現できない隠れた気持ちの裏返しというか、言葉の端々に拗れた想いがにじみ出ていて、むしろ二三をよく見ていたからこそ出たキツい言葉じゃないかと思いました。

すでに意識はなかったかもしれない二三にも、この想いは伝わっていてほしいし、壱の言葉ではありませんが、たった1人に選ばれて、そばにいてくれる人に出会えて、短いながらも二三は幸せを感じて旅立ってくれていたらいいと願わずにはいられませんでした。

メインカプでもない、端役のゲスが見せたほんのわずかな、だけど一途な愛情に胸を鷲掴みにされてしまいました。

あぁ…もふもふ。

2巻が出たのを機に読み直したのですが、ううう〰️っ、やっぱりめちゃくちゃイイ!何度も何度も読んでしまいました。

1巻が出た当時は、内容がすごくよかった反面、尻切れトンボのような中途半端な終わり方が気になって悶々としていたのですが、まだ未読の方は安心して読んでください!まだまだ2巻、3巻へと続きます。

美しい絵を描かれる高永さんなので、表紙だけでもかなりうっとりしちゃうのですが、中身も期待を裏切ることなく唸るくらいよかったです。あぁ…美しい王子ニコルの皮膚の柔らかい首もとを鋭い牙のある大きな口で甘噛みするとか、たっぷりの舌で舐め上げるとか、たまんないんですけど…。

さらにはこの行為が、身分差・体格差・種族の違いを頭では苦しいほどわかっていながらも、それでも自らの劣情に負けて、監禁・拘束されている愛するニコルを凌辱しまうという、トラヴィスのあまりにも激しすぎる愛情故に行われたので、読んでいるこちらとしては悶絶せずにはいられませんでした。

2巻では、ちょっと雰囲気がかわって、あれっとはなりますが(笑)初々しい二人にキュンとできるところもたまらなくよかったので、もふもふ好きの方には超オススメです!

上巻は面白かったのに。

あとがきを読んで、この作品が初めての書籍化と知り、なるほどと思いました。

上巻では所々素人臭さがあるものの、一途にシノの幸せを願うラウルの気持ちにはぐっときたし、美少年ラルの姿にも関わらずちょっとずつボロが出てきてシノに気づかれていくあたりもわくわくしたし、さらには魔法についてや、まわりの人物なども丁寧に書き込まれていたので、下巻もとても楽しみにしていたのですが、う~ん。

伏線の回収があまりうまくないのかなぁ。上巻の丁寧さに比べると、アラが目立つというか整合性に欠けるし、ずいぶん乱暴にまとめちゃったなぁと感じました。

1番理解に苦しむのが黄金竜ラドゥルの行動でした。自己を犠牲にしても人間を救おうとさする立派な竜なのかと思いきや、ラウルと入れ替わった途端、関係ない人物にまで嫌な態度をとってみたり、ラウルを脅してみたり、拗ねてみたりとまるで子ども。そもそも関係のない人物を承諾もなく勝手に巻き込んでるあたりから、ちょっと理解に苦しむところはあるのですが、罪悪感を感じて謝っていたり、人間を守るという大義名分はあるにしてもあまりに自己中すぎて私には受け入れられませんでした。

それ以外にも、上巻でソウマ王子が竜には好かれるとか有望な竜使いだとなっていたので、少ないとはいえ竜もそれなりにいるのかと思いきや、融合中のラドゥルや人間の姿で執務中のレイを含めてもたった5頭しかいないというのにはびっくり。ヒーくんは三択で選ばれたのか…。

さらには宮廷魔術師は人命をかけて試験を行うのに、その上役の宰相は素人にあっさり引き継ぎされちゃうとか、その宮廷魔術師自体も敵国の魔術師に入り込まれちゃったりしてるし。

主人公ラウルさえも、治療術師だから大怪我をしてもすぐに回復できるってなってたのに、腰が痛くて昼まで動けないとか薬をもらったとか…もう挙げ始めたらキリがない。

姿が変わってしまって昔のように振る舞うことができないというジレンマを抱えながらも、可愛い弟子を見守ることに満足しているラウルが、少しずつ想いを恋愛に変化させていく過程はすごくドキドキしたし、シノのブレない執拗なまでの執着心にもキュンとさせられただけに、最後まで丁寧に書ききって欲しかった。

書籍化の際に出版社の方で訂正なり加筆なりを促すことができなかったものかと残念で仕方ありません。かなりのページ数を書ききるだけの力のある作家さんですので、次の作品に期待します。

陰の間に花 コミック

ひるなま 

オジサマ好きとしては、もっと旦那様が見たかった。

表紙があまり好みではなかったので1度はスルーしたものの、大好きな時代物ということで思い直して読んでみてびっくり。めちゃくちゃ絵がキレイ!ドキドキしながら読みました。

こんなに美しい絵を描かれる方にも関わらず、なんで表紙がイマイチだったのかなぁ~と改めて見てみたら、肌色の太めの角がなんとも不恰好。鬼の美しさを削いでいるように見えたのですが、この角が実はアレということがわかり、モザイクなしでカラーで見れちゃうとは…今度はにやにやしながら眺めました。

ですが、内容の方はほとんどスパークしなくて、最後まで低温調理といった感じ。と、いうのも元陰間の紫苑の愛情が、最初から最後まで旦那様に向けられていて、肝心の能之の方には向かなかったからです。

居場所を確保するために身体を繋げていただけなのに、徐々に愛情とは違うものの何かが育ちつつあったので、最後にはどっぷり落ちてくれるかと期待してたのですが、残念。

こんなことなら、お顔さえはっきり描かれていない旦那様との切なくなるほどの熱い夜をがっつり描いた方が、角が生える程に思い詰めた紫苑の苦しみがはっきり見えてよかったように思えます。そこから、下げ渡された能之との新たな生き方にした方が萌えるのになぁ。私が単なるオジサマ好きっていうのもありますが。

角が生えるという設定も、自分の想いを口に出せない反動とか思慕なんて程度で止まってしまったのもちょっと物足りないかなぁ。人が鬼になるには、かなりの苦しみとか狂気さえはらむ嫉妬とか、もっとおどろおどろしいものが必要だと思うのですが…。

むしろ田舎暮らしで性的なことに初だった能之が、紫苑本人の資質に加えて、陰間の色気や手練手管で骨抜きにされて、大恩ある御隠居様の命さえ天秤にかけてしまうほど、紫苑への愛情に苦しむところが狂気の狭間に堕ちていきそうで、たしかに角生えそうだわと納得してしまいました。

とても美しい絵だけでなく、時代考証もしっかりされているところにすごいなぁと感心させられましたが、萌えという点では私には少し残念な作品でした。

淡い期待、信頼、その先は。

人の持つ悪意をうまく表現しているこの作品が、そう簡単にハッピーな方向に行くはずがないとはわかっていながらも、二人の気持ちが少しずつ近づいた5巻から引きずるように、甘い感じで始まった6巻。

こんな甘い始まりだったら、絶対、後からドカンと落とされるよなぁ~と身構えながら読み進めていたのですが、いつもは達観しているような刈野の高校生らしい素の姿や、屈託なく笑う梓の姿があまりにもかわいくて、さらにはちょっとラブラブなムードさえある二人についつい気が弛んでしまっただけに、今回はちょっとダメージ大きかったです。

たとえそれが虚勢だったとしても、弱さや甘さを見せずに肩肘はって生きてきた梓が、刈野に対する淡い想いを自覚してしまっただけでなく、信頼し、助けてくれるとつい期待してしまったからこそ、結果が「裏切られた」となったとき、大きな失望と落胆から以前にも増して不信感の塊となってしまい、二人の関係が今までになく冷えきってしまいそうな流れ。あぁ…また、険悪な関係へ逆戻りか。

ですが、今まではなぜ梓を気にかけてしまうのか刈野自身が1番わかっていなかったようなので、この仕組まれた悪意あるゲームをきっかけに、しっかり自分の内面と向き合って梓への想いを、確固たるところにまで昇華して、今度こそ恋人として結ばれてほしいです。

体育祭、修学旅行、文化祭と大きな学校イベントは終わったことですし、さすがにクリスマス、年末年始くらいはどうかラブラブな二人を見せてほしいなぁ。

えええ〰️っ、なんでそっち行っちゃう(泣)

1巻が、そのまま終わってしまうのか続くのか微妙な終わり方だったので、2巻が出てすごく嬉しくてうきうきしながら読み始めたのですが…あれ?この話、こんなテイストだったっけ?

たしか種族や身分の違いから劣情を抑えられなくなった獣人が、クーデターに加担してしまった挙げ句に、蹂躙までしちゃって、それを悔やみながらも、お互いの想いがわかって逃避行っていうかなり重めで、めちゃくちゃ萌える展開だったような記憶があるんだけど…。思わず1巻を読み直してしまいました。

決してつまらないという訳ではないのですが、最初からこの明るさで描かれていたら、全然違和感なく楽しく読み進めたと思うんですけど、新しく増えた旅の仲間と繰り広げられるコミカルな部分が前面に出てしまって、闇は深いほど萌えが滾る私にはちょっと残念な流れ。

1巻で繰り広げられた背徳感や、自責の念に苦しみながらも、相手を想い続ける姿がたまらなくよかっただけに、ガンガン追いつめられても想いはますます深まっちゃうみたいな、さらに超シリアス方向に突っ走ってくれたらいいなぁ~と勝手に期待していただけに、あれれ~っと肩すかしとなってしまいました。

美しい二人のエロはかなり見応えがあって、めちゃくちゃ滾っただけに、やっぱりシリアス路線で見たかった〰️。美ちくびを大きな舌で舐め上げたり、首もとを甘噛みするシーンなんて、あまりにも滾りすぎて今回も悶絶。

残念ながら次巻で終わってしまうようですが、高永さんもあとがきで雰囲気がかわってるけど大丈夫と書いてくださってるので、二人が祖国をどう建て直していくのか、そしてさらに愛情溢れる二人のエロエロの姿が見れることにも期待を込めて3巻を楽しみに待ちたいと思います!

ネコ好き度を試される作品。

私屋カヲルさんの作品は大好きだし、もふもふ好きだし、そもそも地雷少ない雑食なので、全然構えず読んだのですが、ごめんなさい、これはちょっと…生理的にダメでした。

ネコが大好きな方にはただの可愛い〈ネコあるある〉なんだと思うのですが、可愛いなぁ~くらいにしかネコに思い入れのない私にはかなりハードル高めでした。

野良猫ちゃんが人間に変身して、対人スキルの低い落ちこぼれホストの恋人となって、どんどんホストくんが成長していくというハートウォーミングなストーリーなんですけど、中途半端にネコの部分が残っている変身に、萌えられず。残すのは耳ともふもふくらいでよかったのになぁ。

さわり心地のいい毛で隠れてはいるので乳首が8個あるのはまだいいのですが、性器にトゲドケがあったり、魚くさいとか口でのキスとか、肉球の臭い嗅いだりとかになると、うわっ…となってしまい、もうそれ以上入ってきませんでした。

私屋さんだけあって話はちゃんと読みごたえのある作品だし、絵もむっちりボディで可愛いのに、ネコの魅力がわからない自分が残念でした。