とらのあなだけで手に入る限定特典つきコミックも充実!
Ignat no hanayome
救済系の設定は苦手だったので、泣く泣く初めての単行本の方は見送りこちらの発売をお待ちしてました
ファンタジーが絶対合うと思っていたのですが想像以上にストーリーと絵がピッタリとハマっていてBLであることをもはや忘れます
リタの無邪気でまっすぐな一途さにイグナートが少しずつ心を開きつつありますが、居場所を求めて竜化を試みるリタと過去にそうして死んでいった『花嫁』を知るイグナートの苦悩、そしてスヴェンの存在‥続きが楽しみな作品です
前作に引き続き、相変わらず作画が美してくてほんとに最高です(なんなら前作より作画がレベルアップしているような…?)
そんな先生の嫁入り人外ファンタジー…読むしかない!!
表紙の美しさと儚さに惹かれて思わず購入させていただきました
孤独を抱えた2人が、誰かを求め合って、想いあって、そんな健気な2人に涙です
リタのひたむきで一生懸命な性格に、イグナートは救われてるんだろうな〜
物語はまだ序盤のようなので、2人らしくゆっくり進んでいってほしいなと思います
それぞれ魅力的なキャラクターで、この先もまだまだ深堀されそうなので、より期待が高まりますね〜
暖かくて、癒しを与えてくれる、ほんわかした1冊でした
2巻も楽しみです
また1作、じっくりと追いかけたい作品に出会えてうれしいです。
架空の世界のいわゆる生贄ものなのだけれど、ファンタジーというよりはお伽話や童話のような雰囲気がある作品。
確かな画力と、冬の静けさや孤独を感じる表現の上手さに魅せられるばかりでした。
ひとコマも読み飛ばしたくなくなるといいますか…
緻密に描き込まれた画が素晴らしく、隅々まで眺めていたくなるような1冊です。
お話の導入的には、大変失礼ながら花嫁ものとしてはスタンダードな導入のように感じました。
しかしながら、そこからの心理描写と孤独を知る2人の心の距離が縮まっていく様子がとても繊細で美しく優しいのです。
あっという間にくっついてしまうのではなくて、深く積もった雪が溶けて春を迎えるように少しずつ心を通わせる。
セリフがないコマや、ちょっとした視線やモノローグだけでも、読んでいるだけで登場人物たちの心情がわかるくらい本当に丁寧に描かれていて好印象でした。
そして、メイン2人だけではなく、リタが密かに憧れていたスヴェンが魅力的なキャラクターに描かれていたことも大きかったのかなと。
どうしても好きになってしまうのがわかるがゆえに、リタの心に巣食うやるせなさや悲しみが深く伝わってくるとともに、イグナートと出会ってからの心情の変化がより印象的になっていたように思います。
イグナート側の過去と心情もまた然りですね。
内面の静かな変化の描写がすごく良かったです。
人にも竜にもなることが出来ない孤独なイグナートと、誰かに必要とされる居場所を探し求めていたリタ。
優しい心を持つ2人が、願わくばいつの日か「むかしむかし…」と語られるような唯一無二の関係になってくれますように。
続刊が今から楽しみです。
初めての作者さまでしたが、素晴らしい作品で、完全に惹き込まれました。
画力が半端ない‼️もちろんストーリーも良かったです。
冬の凍てつく寒さ、暗い洞窟に灯る焚き火の明るさ、
その場にいるように、視覚に訴えてくる素晴らしい絵でした。
山の四季の移り変わりも楽しみです。
◎リタ
健気でとにかく人懐こくて、かわいい。
両親を亡くし色々な家を転々としてきた。人のためになりたい。
死ぬことも恐れない。孤独を恐れる。
◎イグナート
寡黙だけど、温かい。自分のために花嫁を犠牲にしない。
イグナートの孤独に寄り添いたいリタ。
最初はイグナートがリタを警戒して、自分から遠ざけようとしていたが、素直なリタに対する距離がゆっくりゆっくり近づく様子が、なんとも優しい。
素敵な作品です。
前作に引き続き、繊細で緻密な筆致の素敵な絵でした。
一コマの描き込み方がすごくて、どれだけ時間をかけて描かれているんだろうと思います。
一コマ一コマが1枚絵のような見応えです。
イグナートの鱗を煎じて飲んだあと、苦しみながらも笑うリタの表情がすごく繊細で。
この表情を生み出すのに時間がかかったんじゃないかなと見入ってしまいました。
あと楽しそうにしている笑顔にも儚さが混ざっていて...素敵です。
読む前はそばかすっ子だ可愛い!と思っていたのですが、私の思っていたそばかすとは違う理由があって。
私は購入した本を読む前に電子の試し読みを読んだんですが、(確かその時は増量していた記憶です)半分以上まで読めていたんだなぁとびっくりしました。
今でもやっているのかな?
まだこの本を手に取っていない方がいらしたら、とにかく試し読みだけでも...!と勧めたいです。
きっとそのまま購入したくなると思います。
イグナートの「死なないようにだけしていればいい」に込められた意味が読んではじめて分かります。
スヴェンはいい男です。
あんなの好きになる。
イグナートとリタ、これからは寄り添いあって寂しくなくなるといいな。
互いに互いを必要としあう幸せな2人になるといいな。(その予感はあります!)
2人が出逢えたことが嬉しいです。
村のしきたりで竜の花嫁に選ばれたリタ。竜の花嫁というもののほとんど生贄のような感じでもう村には帰れない。
雪山で遭難しかけたリタをを竜のイグナートが助けます。
誰かの役に立ちたいリタとずっと孤独に過ごしてきたイグナート。イグナートに花嫁は必要ないと言われたけど帰るところはない。
一緒に過ごしているうちにイグナートもリタのこと段々気になってきたみたいで。
もりもより先生の描く美しい絵とファンタジーの世界に生きる2人がとても素敵です。
孤独な二人が出会っていつしかお互いが大事な存在になっていく。
絵もとても綺麗でおとぎ話のような世界がとても素敵です。
今後この二人がどうなっていくのかとても楽しみです。
絵がめーっちゃ綺麗。完全に表紙で買いました。最近表紙に釣られに釣られている。
話の内容は暗めというか仄かに暗い感じで綺麗な絵がそれを引き立たせているように思いました。キャッチコピー的なものが「凍てつく心を癒す人外嫁入りファンタジー」で間違ってはいないけどなんか浅く聞こえてちょっと悲しくなってしまった。しょうがないのは分かってるけども。主なキャラの2人はどちらも孤独や闇のようなものを抱えているけれど優しさの塊みたいで癒される。次巻はまだ先だろうけど絶対買います。楽しみ〜。
人外嫁入りファンタジー。
BL初心者の私には、このキャッチコピーがどういうものか全くわからなかったのですが、作家先生の前作が大好きで今回も購入しました。
お話として奥深く、いわゆるBL要素ではないいろいろなテーマも組み込まれており、読みごたえがすごいです。純粋に物語が面白く大満足の1巻です。
登場するキャラクターもそれぞれに魅力があり、ひとりひとり深掘りされていくなかでさらに思い入れが強くなりそうな予感です。続きが楽しみですし、長く読み続けたい作品です。
エッチなシーンはほぼゼロで、ここはもしかすると好みが別れるかもしれませんが、わたしはむしろそれがいいとさえ感じたました。急がずにゆっくりゆっくり心の交流が描かれて行くことに期待しています!
絵も美しく細部まできれいです。音や温度まで伝わってくるようで五感で楽しめる作品でもあります!
これは大作の予感がひしひしと伝わってきますね~。
評判の1冊、さすがでした!
受けが可愛すぎたり、ショタぽいとあまり好まないのですが、
そんなのが気にならないくらい前向きに頑張る健気受けでした。
孤独で不憫な境遇だけどナヨナヨする感じではなく、リタ自身に不思議な癒やし雰囲気があり、同じく孤独を抱えるイグナートの気持ちに私達も共感できてしまいます。
なんか温かくてホッとするんだ…。
衣装や小物もセンスが良く、これからリタが自信をつけ成長し花開く様子が見られたらいいなと切に願います。強い子だと思う。
イグナートも大変イケメンかつ、あの身体!めちゃくちゃかっこいいのですが?????水浴びシーンありがとう…眼福です。
孤独を持つ者同士、お互いの存在で温かく幸せに暮らしていけることを祈って…
今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。
作者さん買いしましたが今回も刺さりまくりました。
攻めの龍イグナートはぶっきらぼうではあるが
優しさが滲み出ていてリタを心配したり
ほっとけないところがすごく良い
花嫁(生贄)として送られた受けリタは
後ろ向きなことは一切言わずいつも笑顔で
頑張る姿健気な姿がたまらない。
お互いに切ない過去があり自分の役割を
持ちたいとイグナートのために竜化しようと
頑張るリタ。少しずつ距離が縮まり今後が
どうなるのかすごく楽しみです!!
夜明けBL、ファンタジーBL好きな人には
ぜひ見てもらいたい!!!
絵がとても綺麗でストーリーも面白くて読みやすい。
今回はエロなしなので初心者さんにも
おすすめ出来ると思います。
ゆっくり関係が深まっていくようなのでまだまだ序章です。
しかし、民族系の衣装、ドラゴン、雪、素晴らしい画力でどこをみてもため息がでます。
お顔はもちろんながらほんとうに寒そうで冷たそう…な感じも伝わってきて繊細な描写だと思います。
導入はあるあるで、身寄りのない子が生贄に出される…というものです。ドラゴンは人を食べないけど、生きて帰ることを人側が許さない…なんでこう人間って業が深いんでしょう。
好きな人への思いをとざして、目の前のドラゴンと心を通じあわせていこうとする健気さはたまりません。
起承転結の起の1巻なのでこれから楽しみです。
美しい絵柄に惹かれて購入しました。
絵柄はもちろんキャラクター達の心理描写がとても繊細で美しく「それぞれが生きてきた時間」を感じることができて自然と物語に惹き込まれます。
少しずつお互いの事を知って、お互いが居場所になっていく様子が本当に尊くて愛おしくて、そっと見守りたくなりました。
BLが苦手な方でも読めるのではないかなと思います。
これからも応援していきたい作品です。
大好きな もりもより先生の新作が尊すぎるので、本当におすすめです。
人外BL好きな私にとっては、好きな絵柄、好きな設定、好きなストーリー、本当に嬉しいことづくし!
美しく繊細な絵から伝わってくる二人の寂しさと悲しみ、そして強さ、優しさ、愛おしさが堪りません。
これからの連載も引き続き楽しみにしてしいます
先生の描かれる物語が大好きで、迷わず読みました。
リタの一生懸命さと、イグナートの不器用かもしれないけど、大きな愛情に胸がいっぱいになります。二人の表情や心情変化にも目が離せません。
それと、服や小物、食べ物の質感もとても好きで、私の手元にもあんなピアスや服、上着があったらなぁと。
これから二人にどんな未来が待っているのか、出来たら幸せが訪れてくれるのを期待して、愛に溢れている作品、この先の物語もとても気になります。
美しい絵とどこか儚くも仄暗い雰囲気で
あっという間に作中の世界に引き込まれながらも
抽象的なストーリーに惜しさを感じた前作でしたが、
今巻ではさらに独創的な世界観がパワーアップしていました。
“花嫁”という名の口減らしにされた少年・リタと
孤独な竜・イグナートの愛の物語。
竜と人間、という異種の存在でありながら、
一緒に過ごす中で少しずつ距離を近づけてゆく二人に
心が温まりました。
家族を失い、周囲から疎まれていた自分に優しくしてくれた
村の青年に恋をするも失恋し、絶望から竜の花嫁を買ってでた
薄幸の少年・リタですが、本当は人懐こく頑張り屋で、
そのひたむきさやあどけない笑顔に心癒されました。
対する、竜のイグナートは一見怖そうにも見えはしますが、
長い孤独とリタを思うあまり冷たい態度だっただけで、
根は寂しがりで優しい竜で、じわじわと見えてくる
その素顔に胸がキュンとなります。
1巻とナンバリングがありますが、まだ続くのでしょうか?
心は通じ合っているようにも見えるものの恋というにはほど遠く、
二人の関係性がどうかわってゆくのか楽しみです。
もりもより先生、待望の新作がようやく発売ですね☺️カレンダーにリマインダー設定していたくらい待ち遠しかったです。雰囲気だけでもお伝えできたらなと、レビューを書かせていただきます。
私は極度のハピエン厨で、メリバは(恐らく生涯)ズルズルと引き摺るめんどくさいタイプです。最も苦手としているのは「どうしても忘れられない人がいる」設定です( ; ; )ラブストーリーを見る上で面倒くさい、自分でも煩わしいくらいです。それと同時に、苦手な癖にそういう設定を怖いもの見たさで手に取ってしまうという性格でもあります( ̄▽ ̄;)
そして、本作も主人公リタにそのような人がいます。しかも、その方の顔が良い良い(笑)私のような人間は胸がキュッとなってしまいました(T^T)
ですが、この作品はそれを超える2人の展開にとても期待できそうで、流石もりもより先生だなという印象です。どんな内容でも先生の作品なので問答無用で読むつもりでしたが、今回も先生の描く温かい絵とストーリーに心洗われそうな予感です。
2人の行く末を静かに見守らせてもらおうと思います。
もりもより先生の新作楽しみにしていました。
続刊でじっくり読みたい作家さまだな・・・と思っていたので嬉しいです!
一冊通して丁寧に描かれていてイグナートとリタの魅力がひしひしと伝わって来ました。それぞれ切ない過去がありますが出会えたことできっと変わっていくんだろうなと思えるふたりの関係性がすてきです。
一見イグナートとスヴェンは正反対に思えましたが、心根が優しいところが似ているなぁ。魅力的なキャラクターたちです。
竜化するときの息遣いなど細かい描写が本当にすごくてうっとりしました・・!
リタの瞳にも惹き込まれました。
この作品は本当に素晴らしく、心に残るものでした。キャラクターたちの感情が豊かに描かれ、物語に引き込まれました。アートも美しく、ページをめくるたびに魅了されました。愛と成長の要素が見事に絡み合っていて、最後まで一気に読んでしまいました。
今回は雪山の竜と竜の花嫁として捧げられた少年のお話です。
村のしきたりで攻様の花嫁となった受様が
攻様と心を通わせるまでと続編短編を収録。
受様の住む村にはかつて竜と人間が共存していました。
しかしながら村の繁栄とともに欲望を加速させた人間は
竜を殺して村の糧とするようになります。
番を失って怒った竜によって
村のほとんどを焼き尽くされますが
1人の娘が身を捧げた事で再び村に平穏が訪れたとされ
竜の再来を恐れた人間は20年に1度"竜の花嫁"を
捧げる事としたのです。
受様は両親とともに流行り病にかかりますが
受様だけが助かるもの顔や手足に残った病の痕を
"病を運ぶ呪い"と怖がる村人によって
引き取ってくれた家の枷となっていました。
受様は彼らに申し訳なくて何とか役に立とうとし
幼馴染の薬師の隣で役目を得たかと思ったのですが
彼の結婚で夢ははかなく消えてしまいます。
そして受様は竜が姿を見せなくなって久しく
ほとんど形だけ形だけの役割となった"竜の花嫁"になる
と言う選択をするのです。
誰かに必要とされる事を求めて雪山に入りますが
雪深い山中で倒れ、雪山の竜である攻様に助けられます。
しかしながら最後の竜の攻様は花嫁はもう必要ないと言い
傷がいえるまでの滞在のみを許すのです。
役目を拒否された受様の未来とは!?
WEB漫画雑誌掲載作に加筆修正しての紙書籍化で
最後の竜の攻様と彼の花嫁となった受様の
もふもふファンタジーです♪
もりもより先生の絵柄が物語世界にとてもマッチしていて
発売前からとても楽しみにしていましたが
とても素敵なお話でした。
両親の死と病の痕のせいで
村に居場所を得られなかった受様が
形骸化したしきたりである竜の花嫁となる経緯も
攻様の花嫁として生きる道を選ぶ展開に
きゅんきゅさせられましたし
最後の竜として長い年月を生きてきた攻様の切なさや
村からやってくる花嫁の選択を見守るしかなかった
苦しみや悲しさにウルウルさせられました。
人である受様を理解できないという攻様と
攻様の真意を知らずともともに痛いと願う受様が
どんな未来を紡いでいくのか次巻が楽しみです。
カバー下に作中小物のイラストが収録されていますので
めくってチェックして下さいね。
タイトルの「イグナート」って、このお話の攻めのことだったんですねえ!(突然のネタバレ)
竜と人から生まれた、最後の竜(ハンパものと本人は思っています)でもあります。
竜と人間が共存していた場所で、人間たちが自らの欲望を加速させたが故に、竜を殺してしまった。
番を失った竜は怒り狂い、村を焼き、人を襲ったその怒りを鎮めるために、村の美しい女性が嫁として捧げられ、怒りが鎮まった。
以来、20年に一度、その竜へ花嫁が差し出されていたのですが、、、
今回、生贄としてやってきたのが、村で居場所のない、顔に特徴を持ち呪われてる的なことを言われ、迫害されていたリタでした。
前作同様、受けが独特の癒しな空気感を放ち、不憫で健気で愛おしいキャラでした。
そして言動がいちいち可愛いのです。(本文を読んだほうが早いかもしれないという雑な説明ですみません、、)
1巻では、居場所を失ったリタがイグナートの鱗を体内へ取り込み、徐々に竜化しつつあり、また2人のお互いへの感情の変化が丁寧にゆっくり描かれていました。(最初はハラハラする展開でしたが)
幼き頃、村で迫害されていたリタを助けてくれた優しいスヴェン。
そのスヴェンに特別な感情を抱いていたリタ。
けれどスヴェンは女性と、、、
村からイグナートへ嫁ぐ理由に、スヴェンのこともあったリタ。
2巻以降はこのスヴェンもまた登場し、当て馬的存在となるのでしょうか。
心優しき孤独なイグナートと、同じく孤独で物怖じしないリタ。
最新刊も、攻め受け、救済BL的な展開となりましたが、果たして2巻ではどうなるのでしょうか。
目が離せない、もりもより先生の新刊でした!
エロス度☆
第1巻。おやおや・・・竜への花嫁(生贄)となった少年と強くて孤高の竜の交流が尊くて素晴らしいですね。
イグナートとリタが紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
絵の芸術的な美しさに目を奪われ、さらにイグナートの竜とヒト・・・どちらの姿もカッコよくて素晴らしい。
人々から恐れられる竜のイグナートですが、口数は少ないけれど優しい心を持ち、リタを放っておけないところや尻尾で撫でたりする不器用な優しさにハートを射抜かれます。
リタもとても健気でいじらしく、居場所が無い竜と少年が寄り添う姿・・・なんと、尊いのでしょう!
前作に続き孤独で辛い境遇にあり今もなお悩み苦しみ続けている2人のお話でありながら物語全体を通して温かく優しい印象を受ける不思議な作品でした。なんというか2人は出会うべくして出会った2人なのだろうと。
そして圧倒的な画力。迫力や力強さがあり、かつ繊細で柔らかい絵柄が雪に覆われたファンタジーの世界を描くのにあまりにもぴったりで読んでいる途中でたびたび息を飲みました。早くも原画展を開催して欲しい…
特に人間と龍、人間と洞窟といった対比のシーンが巨大で畏怖を感じる存在と人間のちっぽけさ弱さがすごくよく現れていて引き込まれました。
お互いを必要とし始めた2人、今後どのような展開を迎えるのか、2人の平穏が守られるよう祈りながら続きを待ちます。
もりもより先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 2
しんみり2
人外 2
エロ 0
な感じだと思います。
イグナートさん×リタくんのカプです。
村のしきたりで、生贄となる「竜の花嫁」に選ばれたリタくん。竜なんてもう存在しない、そう思いながらも吹雪の中を進み意識を失ったリタくんを助けてくれたのは、人間の姿をしたイグナートさんだった。
今作は、かつて竜と人間が共存していた世界観で、竜のイグナートさんの存在や人間が竜になる「竜化」と方法があったりする、ほんのりファンタジー物です。
ある理由から村人から避けられ、自分の役割を見出せずにいたリタくん。そんな時、竜の花嫁の役割を与えられ、それを全うしようとしますがイグナートさんもある理由から花嫁は必要ないと言い放ちます。それでもリタくんは諦め切れなくて…。
一見冷たそうなイグナートさんですが、寡黙ではあるけど、怪我をしたリタくんの手当てをしたり、不器用ながらも優しさが垣間見えます。特に、尻尾でリタくんの身体を包んだりする描写がキュンとする優しさですね。
今作での絡み描写はほぼ無く、あってもイグナートさんがリタくんの頬や額にキスをするくらいで、今作では口にすらキスはしていません。しかし、頬や額のキスが、痛いの痛いの飛んで行けって感じの、竜化の苦しみを宥めたり、イグナートさんからリタくんへの慈しみが思わず溢れてしまったような行動だった気がして、濃厚な絡みじゃないからこその愛おしさと尊さが堪らないです。
あとこれは個人的なことですが、物語り序盤の描写で、イグナートさんの顔の模様とは別に、頬などに鱗があるのか、それが描かれているのですが、本当にそれは鱗なのか?はたまた冷や汗の描写なのか?どっちなんだろう?と迷ってしまったので、その描写には少し気が散ってしまいました。
お互い悲しみや辛さを抱えて、それがお互いの存在や言動で少しずつゆっくりと溶けていく描写が心に沁み込んでいきます。まだ恋愛要素より、やっとお互いの存在が必要なものになってきたところなので、これからの2人の仲や恋愛への発展が気になるので、次巻も買わせて頂きます。
本当になんて綺麗な絵なのだろう…。人物はもちろん、衣装、背景、小物まで丁寧に繊細に描かれていてどのページを見ても心奪われる。そして濃厚で深い物語に心ごと奪われる。リタは役目が欲しいのもあるけど孤独を知っているからこそイグナートを一人にしたくないし側にいたいと思ってしまうんだろうな。竜化をする為に飲んだ1度目は万が一のことがあってもいいと投げやりな気持ちで飲んだところもあるけど2度目はきっとイグナートの為に飲んだんじゃないかと思う。少しずつ寄り添い合っていく2人の心がとても温かく描かれている。素晴らしいこの世界観にとらわれて読んだ後もしばらく抜け出せずに放心状態だった。続きがとても楽しみです
前作が好きで作家買いでしたが、相変わらず薄くしい世界と作画とお話でした!
アニメイトさんで購入して正解だったな…と思わずガッツポーズするくらい小冊子もよかったです。
続きものなので、関係性もより丁寧に描かれていて大変よかったです。
キャラクターの表情も本当に綺麗で引き込まれます。
幸せになれ~~~~という気持ちで2巻も楽しみにしております。
漫画っていうよりアート作品かなぁ。ほんとに素晴らしすぎますよ!しっかりと練り上げられた壮大なファンタジーストーリー、もう最低10巻くらいは続いて欲しいです。
リタの手作りの装飾の凝った花嫁衣装が美しく、ショートカットで小柄な彼に似合っています。人間と竜のハーフでいつも深刻そうな暗い表情のイグナート。雪深い山奥にある彼の洞窟で二人は暮らすようになります。
途中に村で薬屋をしている幼馴染のスヴェンがちょっと登場しますが、街に行く以外はほぼずーっと二人だけのお話です。
繊細かつ迫力ある絵で描かれた森の木々や動物などもリアルで素敵。お互いの心が近付いていく様子に私の心臓がドキドキしっぱなしでした。
本格的な触れ合いはまだありませんが、温泉(川?)で体を洗うシーンでの会話と裸のイグナートのセクシー上半身ショットが拝めたことに大満足です!
まだまだいろんなことが起きてリタが泣いちゃったり、イグナートが黙っちゃったりするのかな。
いつか見れるであろうふたりの笑顔に期待しています。
もりもより先生の二作目の作品になります。前作の「君の夜に触れる」での繊細で美しい絵は印象に残っている方がたくさんいらっしゃると思います。その美しい絵のまま、今作は雪山で孤独に暮らす竜と人間のハーフのイグナートと、竜の花嫁という体で口減らしを兼ねた生贄になったリタの物語です。
人外のイグナートは人型にもなれるし、全身鱗に覆われた竜にもなれます。普段は尾が着いた状態の人型をして過ごしているんです。竜の姿で飛んだり着地したりの作画がとても美しく、かっこいい竜なんです。人型の時もリタとの体格差がかなりあるのですが、そういうまだ小さなリタに対して傷つけないように、優しい感じで物を渡したり、尻尾を手のように使ってリタに接しているのが見ていて微笑ましいです。
そしてリタは過去の流行病の時に出来た鱗のような模様が顔にある赤い髪が印象的な働き者の小柄な男の子なんです。花嫁の時の衣装、そして普段着ている民族的な服装、温かそうな防寒具、そして彼の相棒としていつも一緒にいるトナカイ、そういう1つ1つが全て拘りを持って美しく丁寧に描かれているのです。
一巻では、持ち前の明るさで人を拒絶していたイグナートが少しずつ心を開いていく過程が丁寧に描かれています。リタの過去に何があったのか?そして、イグナートにも人を拒絶するに至った悲しい過去が。
イグナートはリタの事情が分かって来ると、リタを傍に置いても良いと思い始めるのですが、リタの求めているものは〈役割〉なんですよ。ただ一緒にいることではなく役割を求めているリタの住んでいた村での過去の話が辛いものでした。しかし、リタの思っている役割とは実は家族として一緒に暮らすための方便なんじゃないのかな?と私は感じながら読みました。
役割を求めて、村から強制的に嫁入りとして出てきたリタなんですが、村から出たかった理由は他にもあって。それは実際に読んでみて欲しいです。
細かく丁寧な心理描写と共に、食事を取る場面や二人とトナカイで過ごす山での生活のシーンが生き生きとリアルに描かれていて、もりもより先生の絵の力が遺憾無く発揮されていました。
リタはできるだけ長くイグナートすごしたいと考える様になり、それを叶えるためには竜の組織を少しずつ体に取り込む〈竜化〉を試みるんです。ここでのリタが体の拒否反応からとても苦しそうな状態になるんです。でもリタごめん、なんかエッチに発情しちゃったみたいに見えて、ありがとうと言う気持ちの私が居ました。
まだ二人の関係は恋愛まで発展していませんが、それでも、家族になりたいという気持ちにイグナートもなってくれたんじゃないかな?と、思わせるところでお話がしめくくられています。
竜化は上手くいくのか?閉ざされた山に住む二人と人間との関係がどのようなものになっていくのか?そして二人は愛し合えるのか?
どこまでの隙のない圧倒的な作画で、繊細に心理描写されたストーリーに大満足でした。
次巻を楽しみにしたいとおもいます。
村のしきたりである「竜の花嫁」に自ら申し出て生贄となるリタ。それはただの伝説だと思っていたら、吹雪で死にかけていたリタを救ってくれたのは美しい竜の青年イグナートだった…。
居場所のない孤独な2人が共に過ごしながら心通わせていく様子に、読んでいるこちらの胸にも温かい火が灯る。
竜の姿も人型の時も凄まじく美しいイグナート、山奥の景色や夜空の壮大さ、リタの衣装のデザインの可愛らしさなど細部まで緻密に描き込まれていて本当に綺麗!
まだエチはないのにすごく満たされる。リタの竜化はうまく進むのか、身も心も本当の花嫁になれるのか…?。
寂しかった優しい2人のこれからを、幸せを信じて見守りたい。2巻がもう待ち遠しい〜!
孤独な魂たちがそっと寄り添って、やっと温もりを感じ始めた1巻でした。
数年に一人の竜の生贄(男女は問わず)に選ばれた「リタ」と、雪山に住む竜「イグナード」。
それぞれが孤独で、自分以外の幸せは祈るけど、自分の幸せには無頓着と言うか、自分は幸せにならないと思っている節すらある。
こんな不器用だけど優しい二人は幸せになっておしまい!と思うわけです。
まだ1巻なのでこの先どうなるかわかりませんが、肝はリタの竜化だと思うので、その辺で胸をギュッとさせて欲しいし、二人の幸せに心をギュンギュンさせて欲しい。
2巻が楽しみです。
前作もそうですが、まず絵が本当に美しいです。
ストーリーとともに絵の美しさに息を呑みます。
その美しい絵からどんどんストーリーにのめり込み、感情移入し、いつの間にか泣きながら読み終えてしまいました。
イグナートとリタ、それぞれが抱えるトラウマの描写やそれを徐々に和らげていきつつかけがえのない存在になっていくのが読者として応援せずにはいられません。
続きがとても気になりますが、次巻までの楽しみにしたいと思います。
どのような展開、終わりになるのか想像しながらゆっくり時間をかけて何度も読み込みたいと思います。
先生のアワードランクインしたデビュー作「君の夜に触れる」は少し苦手な作品で…。
本作はどうかなと試し読みしたら、先生の繊細で美しい絵柄と、本格的なファンタジーが大変マッチしていて面白かったので読んでみました。
天涯孤独な少年リタは、20年に一度の竜への生贄の花嫁となり、雪山に向かう。そこで怪我をして竜のイグナートに助けられ、一緒に暮らすことになり…というお話。
「君の夜〜」はひ弱で不憫な受けが苦手でしたが、本作のリタは天涯孤独で村人から不当な扱いを受け不憫ではありますが、運命を変えたいという強い意志を感じて、また明るく元気で好ましいタイプです。
イグナートは普段は人型に竜の尻尾がついていて、大きな竜にも変身する人外。無愛想で強面だけど実は心優しい竜です。
イグナートのガタイがよく、リタは小さめな少年体型なのでかなり体格差あります。
流行り病で両親を失い、村で厭わしい存在として扱われてきた孤独なリタは、竜の花嫁になることで役に立ちたいという願望を持っている。
一方イグナートも、最後の竜としてこのまま独りで終わろうと生きている。
そんな孤独な二人が一緒に暮らしていくうちに惹かれあっていく、王道なラブストーリーです。
初めは孤独で居場所がなく、「どこに居ても意味のない命なら」と半ば投げやりな気持ちもあったリタですが、お話が進むにつれイグナートが大切な存在となっていきます。
孤独に生きてきたイグナートにとっても、だんだんリタが失いたくない存在になっていく。
終盤リタが居なくなってしまったかと思ったイグナートの、「俺の前から居なくならないでくれ」。なんて素敵な愛の言葉だろう…。
1巻最後は、お互いにとって大切な存在になってきたことを感じさせるラストでした。
とはいえまだしっかりと結ばれたとはいえないので、2巻はどのような展開となるのか、楽しみに待ちたいと思います。
(濡れ場はないですが、リタがある場面で発情のような状態となり、少しだけ色っぽい雰囲気になるシーンがありました。)
もりもより先生の描かれる繊細で美しい絵に感動しました。
とくにリタのキラキラした目が印象的で綺麗でした。
可愛らしい笑顔はもちろん、大きな瞳から溢れる涙も苦しみに耐える表情までもが美しいです。
そんなリタを近くで見ているイグナートも大きくてカッコよくて優しくて、少し寂しそうな影のあるところも味があってよかったです。
お話の流れも読みやすくて、イグナートとリタの距離が縮まるような展開もあってますます今後が楽しみになりました。
いつかイグナートの笑顔も見れると嬉しいです。
表紙の綺麗さに惹かれて購入しました
人外嫁入り…大好きなんですよね
先生の絵柄もあり世界観がとても綺麗で引き込まれました
村で呪いを受けた子として居場所がなく暮らしていたリタが竜の花嫁として雪山へいくと、人の姿をしたイグナートに拾われる
花嫁としてきたと知ったイグナートは必要ないというものの、怪我をしているリタを放っておけず面倒をみることに
リタは自分の役割を捨てたくないとイグナートのよばにいる
その中で竜化の儀式を知るわけです
ひとりぼっちだった2人が出会い、寄り添いあう姿がなんとも言えない…
これからかけがえのない存在になっていくんだろうな…と感じました
リタが健気でとても良い
スヴェンが普通にめっちゃいいやつ
彼も幸せになって欲しいなぁ
BL要素はまだまだほんのり程度
エロはありません
今後の展開がたのしみです(*^^*)
作画の美麗さ繊細さが画面・紙面一杯に広がって一瞬で虜に、そしてこの世界に取り込まれます
リタの花嫁衣裳のコートの質感やイグナートの鱗などこの世界にマッチしたデザインの全てが美しいです
どのページ、どのコマも息遣いや温度が感じられそうな五感を刺激する作画で埋め尽くされています
そして2人の内にある想いの切なさもまたとても美しく切なく映ります
精巧に作られた飴細工のようにキラキラしているけれど力加減を間違えたらパリっと割れてしまいそうな脆さや儚さを内包しているのが分かります
どうか割れてしまう事がないように・・・
せめて飴が溶け合い甘さだけが残ればいいのに・・・
と願わずにはいられない2人
リタの竜化と竜の子孫への道、そして2人それぞれの孤独の行方
見守りたい事だらけです
続き、じっくり待っています!
それにしても先生の描かれるベリーショート男子の可愛さが堪りません!!
頭をなでりこしたくなりますね(*´ω`*)
天涯孤独で、肌に残る鱗状の痣によって密かに疎まれ、竜の花嫁(実質的な生贄)となった少年リタと、森の奥深くに棲む竜の唯一の生き残りであるイグナート。
孤独を知る2人が、共に暮らし、少しずつ静かに生きる意味と愛を見出していく第1巻。
BL的な面で言えば、肉体的接触は唇以外へのキスとハグ程度です。
が、この作品は性的な事のスピード感が、それで正解なのです。
もりもより先生の繊細で影のある絵柄が、静かにじっくりと進む物語の雰囲気とぴったり合い、絶妙な相乗効果が生まれているなぁと感じます。
リタもイグナートも、最初は家族がいて、きっととても愛されて育ったはず。
ところがやがて家族を失い、信頼できる存在も、温かな居場所も無くして、孤独に包まれてしまう。
深い深い孤独と、何より温かな愛を知っているからこそ、リタもイグナートも心根が優しく、懐が深いのです。
まだまだ物語は序盤という感じで、リタの竜化がこの先どうなるかも分からないけれど、願わくばリタとイグナートが傷付くことなく、安らかな居場所と心温まる日々を手に入れられるような未来が待っていてほしい。
幸薄で健気な不憫受けや人外ものが好きな方・童話のようなファンタジーBLが好きな方にオススメしたい作品です。
めっっちゃ良かったです(;////;)
私は元々涙腺がゆるいタイプではあるんですが
この作品の場合、ガン泣きというよりは
心の奥からジワッと滲み出てくる感覚がありました。
繊細で美しい画力・優しさを感じる温かさ・切なさ。
三位一体となって広がる世界観に没頭し、
読み終えた時に胸いっぱいに広がる息をホッとつく。
ゆっくりと本を閉じ、ソッと机に置いて合掌。拝礼。
まだ1巻なのでストーリーの序盤だと思うけど、
素晴らしい時間が過ごせて思わず拝んじゃいました。
とりあえず、、、
絵が好みなら購入して大大大吉です…!╭( ・ㅂ・)و ̑̑
絵とストーリーの親和性が高く相乗効果ハンパない。
悲しい物語が苦手で躊躇してる方、
大丈夫です!切な悲しい描写もあるにはあるけど、
それを上回る温かさがしっかりと伝わる作品です。
背中を押します…!
さてさて。
内容は素晴らしいレビュー沢山上がってますので、
個人的にグッときた部分の感想をば……。
まず、帯に書かれたキャッチコピー。
【居場所がないふたりが互いを受け入れ愛を育む物語】とあります。
まさにコレ!!!がブッ刺さりなんですよ!!!
イグナートもリタも、
孤独を知ってるから他人に優しいのです。
孤独を知ってるから大切に生きるのです。
孤独を知ってるから失う怖さも知っているのです。
温かさの中にどこか切なさを含むのも、
切ないけれど温かさにホッとするのも、
イグナートとリタが孤独を生きてきた者同士だから。
そんな2人が寄りそう姿の美しさは、
もりもよりさんの画力もあって尊さが溢れる…!
めちゃくちゃ良いです(;///;)
で。リタは幼馴染みに片思いしてる描写があり、
それも切なキュンでもぅもぅ…ッ!(;///;)
失恋描写の痛みもグッと胸を締め付けられます。
(最近、失恋描写でめっちゃ萌える質なので)
(性癖ドストレートでした…リタ、ごめんね)
あとイグナートの不器用さもグッときます。
目の前にいる人間を助けたくても、
竜にはどうすべきかわからないこともあって。
言葉や価値観のズレが大なり小なりあります。
それでも丁寧に伝えようとする。
少しずつ言葉を補う様子に心打たれるんですよ…!
素っ気なさの中にある温かさがめっちゃ良くて…!
イグナートもリタも幸せになってくれ~~~!!!
。゚(゚´Д`゚)゚。 。゚(゚´Д`゚)゚。 。゚(゚´Д`゚)゚。
ちょっと無粋な感想かもしれませんが…、
エロじゃない場面でエロさを感じてしまうのですが。
(え?みんなそうだよね?私だけじゃないよね??)
痛みを和らげるための純粋な行為に
エロさを感じてしまって申し訳ない~~~;;;
(でも眼福です!!!ありがとうございます!!!)
リタの竜化はどうなっていくのか。
幼馴染はあれで引き下がったのか。
イグナートとリタの未来はーーー。
既に2巻が待ち遠しいです…!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
ちなみにアニメイト特典の小冊子は、
本編の補完的なショート漫画が5本入ってました。
合わせて読むと更に良しでとても良かったです!
もりもより先生の人外ファンタジー。
とっても良かったです!ファンタジー好きには勿論、
読み応えのあるお話を好きな人にはおすすめしたいです!
まず、先生の素晴らしい画力がいかんなく発揮されています。
繊細なタッチが大自然の風景や架空の土地の風俗、
手仕事で作られる民族衣装の描写、本当に魅力的で
その世界に引き込まれます。
また、イグナートの優しさを滲ませながら複雑に葛藤する表情や
寂しさを振り払うようにして健気に笑うリタの可愛らしさは
側に置いて守ってあげたくなるイグナートの気持ちが分かる気がしてきます。
本当に一コマ一コマ丁寧にペンを入れて描かれているのが伝わってきて
触ると破けてしまいそうな繊細な紙に描かれているような気分で
時々、ページを戻って絵を隅々まで眺めたりしながら
じっくりと読み進めました。
そして、それだけに留まらないメッセージ性の高さ。
先生の作品は、話の中で語られるテーマがしっかりとあり
最後までブレずに語られるので、没入感もありながら
読み応えがすごいんです。
今回は、閉鎖的な世界で孤立した2人が
出会ったことで、居場所をお互いのなかにみつけ
そこから本当の意味で自分自身のための生というもの生き直す
そういった姿を通して、大切なものを問うていく物語なんですが
1巻では、2人それぞれの境遇が悲しすぎて、
でも、作中の言葉を借りていうと
悲しみを幾重にも積み重ねた上にできた
2人の優しさに涙が止まらないんです。
これは、実際に読んで全オレで味わっていただきたいです。
一巻完結ではなく、じっくり巻を重ねて語られるというので
とても嬉しいです。ぜひぜひ、読んでみてください。おススメです!!
触れるとホロホロと崩れ落ちそうな繊細な絵のタッチから放たれる物語の世界観は、壮大で優美で、時にミステリアス。この儚げな空気感を生み出せる作家さんは、現状もりもより先生しか思いつきません……っっ!!
前作の殺し屋と盲目の青年カップルとはまた違ったジャンルのファンタジーストーリーですが、おんもしろかったです!
とりあえず1巻ということもあり、まだまだストーリーは続きます。竜のイグナートと花嫁のリタとの、心の隙間を埋め合っていくような関係が時に切なく、時にホッコリ。今はまだお互いのことを理解すること、共同生活を安定させていくことがメインなので、BLの動きはちょっと待っといてね状態です。
リタの失恋や、生贄的な花嫁慣習の不条理で残酷な一面、2人がこれまで孤独に生きてきた背景など…心を痛めるシーンが多いですが、彼らの関係が深まっていく理由にも繋がる大事な部分であり、これらがしっかりと描写されているからこそBL部分が映えるってもの。
両者の距離感はまだありますが、期待できるだけのBLの芽生えはしっかりと感じられますで、心に余裕をもって焦らず見届けたいなと思います^ ^
とまあ、ストーリーはまだまだ序盤の段階ですが、それであっても読み応え的にはスゴイのひとこと。内面描写が丁寧で、深部から抉るようなアプローチに何度心が打たれたか知りません。
それに、この物語を最大限に盛り上げるに相応しい画力。思わずホウッとため息が漏れ出そうな圧倒的な絵の暴力に平伏です。
ストーリーを追いながら、線画や陰影や背景、服や装飾品、イグナートの鱗の質感まで手抜かりない1コマ1コマの描き込みを隅々までジッと見てしまうくらい引き込まれました。
……諦めの強いイグナートと、前向きなリタ。
1人ぼっち同士の2人ですが、真逆な性格のコントラストが面白く、時折見せるクスッとなってしまう彼らのほのぼのやりとりが最高に可愛かったです。
竜化の行方、イグナートとリタの恋愛模様などなど、見逃せない展開ばかり。切ない系のストーリーが物語の大半を占めていますが、早く甘いシーンも見たいものです(*´︶`*)♡
書影からもわかる丁寧な作画は
マンガ本編も全て丁寧に描かれていて
小物一つまで美麗です...
昔は竜と人は共存していた
人の欲が大きくなり竜を殺すようになり
竜の怒りに触れてしまってからは
人を竜の花嫁...言わば生贄として捧げているという世界観。
両親を亡くし、保護される家を転々としながら
ずっと疎まれてきたリタと
竜と元人間のハーフの子で
最後の竜として生き残り独りで過ごしていたイグナート
2人が出会い少しずつ分かり合い
お互いに暖かい気持ちを分け合うお話でした。
竜の体液や体の一部を取り込むと竜化が進み、
人間より強靭な肉体や長い生命力が培うと言われ
リタは迷わずイグナートの鱗を煎じて飲むんだけど
竜化進行に伴う身体の疼き...お腹の中が疼く...??
えぇ...??えっちだな...
とまだキスすらしていないにも関わらず
つい見入ってしまいました...
とにかく次巻が楽しみです。
最っっ高に良かった…!!
竜が出てくるファンタジー、大好きです。
もりもより先生のこちらの新刊、配信されるのを心待ちにしていました。
もう、ページを開いてすぐに出てくる雪山での竜(イグナート)の後ろ姿が美しくて…!!
イグナート(攻)の竜姿が出てくるたび、大袈裟ではなく感嘆のため息が出ました。
言葉を失う美しさ。
美麗な絵で語られる切ないストーリーも最高に胸を打つ、
竜と人間のファンタジーでした。
以下、簡単なあらすじと共に感想を。
竜と人間が昔共存していたけれど、欲を持った人間が竜を殺し村の糧とするようになてから、
竜と人間は敵対関係に。
竜に村を焼き払われた人間たちは、その怒りを鎮めるため
20年ごとに一人の人間(男女は問わない)を「花嫁」として竜に差し出しているー
という世界でのお話です。
主人公は人間のリタ(受)。
両親を病で亡くし、一人だけ生き残ったものの顔に竜の鱗のような痘痕が残り、
どこへ行っても疫病神のように扱われてきた…という不憫受け。
彼には恋する相手がいたのですが、その恋は叶わず、心に大きな傷を抱えたリタ。
村人たちに言われるがまま、竜の生贄である「花嫁」になることを
受け入れます。
そして雪山に入り込み、倒れたところを竜であるイグナート(攻)に助けられー
と続きます。
二人が一緒に過ごすうち、互いに絆されていき心惹かれてく様子がもう、
たまらない…!
イグナートとリタ、共にそれぞれどうしようもない”寂しさ”を抱える者同士、
なんですよね。
ひとりぼっちの辛さを知っているからこそ、イグナートはリタのそばにいたいと
考えるし、リタもイグナートを一人にしたくないと考える。
いつの間にか、離れがたいという思いが強くなるー
イグナートを一人にしたくない、一緒にいたい。
そのためにイグナートの鱗を使って竜化しようとするリタ。
その覚悟と思いに涙( ; ; )
そして、最初から最後までとことんリタを守り抜こうとする
優しい優しいイグナートの姿に、読んでいて胸がいっぱいになりました。
あと、山の中の温泉でのイグナートの裸が…!裸がっ…!(興奮)
濡れた前髪が後ろに撫でつけられ、額の見えたお顔も麗しすぎて、惚れ惚れ。
しばらくそのコマをじーーーーーっと見つめてしまいました。。//
えち要素なし、お話としても多分まだまだこれから…の序章の1巻。
それでも、全く文句なし!
美しい世界観と竜の姿、切なさと希望の見えるストーリーに、胸が熱くなる
大満足の一冊でした・:*+.
2巻が今から待ちきれないー!!!楽しみに待ってます…!
あっ。
攻め受け以外の個人的なお気に入りは、リタの連れてきた友達・トナカイのヤナ!!!
この子が可愛すぎて(*´˘`*)♡
イグナートの前ではツンツンしていたけれど笑、
最後の最後にやっと「デレ(?)」が見られたところも、ツボでした◎
もりもより先生の繊細で美しい絵柄と物語にあっという間に引き込まれる1巻でした。
ただひとり生き残り、優しさと愛に餓えて少し投げやりなふたり。すべてを諦めた寂しい竜イグナートと誰かに必要とされたかった花嫁リタの物語です。
リタの悲しい家族との別れに顔のそばかすと初恋の相手のこと、イグナートの今までの花嫁の死に最後の竜としての想いなど、全体的に暗い物語が語られていきますが、リタの怖いもの知らずの行動とイグナートの優しさによってふたりは互いに寄り添うようになります。
無理に笑っていたリタもだんだんとイグナートにほんとうの笑顔を見せるようになっていきます。その笑顔がほんとにかわいくて綺麗です。
とにかく1ページ1ページというか各コマの絵がとても素晴らしくて美しいです。
まだはっきりした恋愛感情もなければエッチなどもありません。ふたりが恋とか愛とかではなくただ個人として信頼し合っていく様子が丁寧に描かれていきます。
そして1巻の最後に信じられる相手を見つけたふたりは手を繋ぎ、イグナートが話したいことを伝えるところで2巻へと続きます。
完結するまで本を買わない・読まない派の方もいらっしゃるとは思います。あきらかに「つづく」となっていますが、物語の1章としてちゃんと1冊でまとまっているので1巻だけ読んでも満足できるのではないかと思います。
もちろん続きは待ち遠しいですが・・・。
fromRedレーベルらしい素敵なファンタジーな作品です。構成・設定がきちんとしているのでファンタジーとしても無理がなく、北欧のどこかの昔話のようにも思えるようなリアリティもあります。とてもおススメですので、ぜひ読んでお楽しみください。