なんで恥ずかしい姿さらしたあとも人生って続くんだろ……

寅野探偵事務所へようこそ 上

torano tantei jimusho he youkoso

寅野探偵事務所へようこそ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神92
  • 萌×216
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

100

レビュー数
11
得点
542
評価数
114
平均
4.8 / 5
神率
80.7%
著者
黒井よだか 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784047381933

あらすじ

不運が重なり、家なしになってしまった天涯孤独の矢野快晴は、たまたま見つけた住み込み可の探偵事務所の事務に採用される。
雇い主は獣人の寅野慈雨。強面だけど仕事熱心で不器用な慈雨は、知れば知るほどいい人で、彼と暮らす姪の結は天真爛漫でかわいい。楽しい住み込み生活を送る快晴だが、慈雨とアクシデントでキスしてしまってから、彼をとんでもなく意識してしまう。
そんな中、調査で慈雨とハプニングバーに潜入することになり――!?

訳ありの獣人捜し、初心すぎる恋――獣人×人間+獣人と人間のダブルが織りなすハッピーラブライフ。

表題作寅野探偵事務所へようこそ 上

獣人、元警官の探偵
人間、探偵助手兼事務

その他の収録作品

  • 5.5話(描き下ろし)
  • カバー下(キャラクター紹介)

レビュー投稿数11

ちるちるでの高評価通りの素晴らしい家族愛溢れる作品!

すっごく面白くて、笑えるし、感動するし、作画もストーリー展開も素晴らしいし最高の作品です!

黒井先生が描かれる獣人に感動しました。
私の中での萌えるキャラランキングにいるのはリーマン多めの人間だけでしたが、こちらの作品の寅野慈雨には惚れました!萌えました!
目も表情も骨格もアップも立ち姿も後ろ姿も、もう全部カッコいい!!!

脇キャラのポメラニアンの老夫婦(しろうと冬子)も可愛いし癒されるし、愛情深い人柄(犬柄!?)がにじみででいます。

大好きな人情味溢れるストーリーですが、黒井先生の描き方が素晴らしくって、引き込まれてしまい、面白くてどんどん引き込まれて一気に読みました。

以下、ネタバレになります。

『なんで射精したあとも人生って続くんだろう、、、』
こんなセリフ、初めてだし、オモロすぎ!!!
吹き出して大笑いしました!
その次のコマの慈雨さんの後ろ姿の背中が何故かすっごいカッコいい!!!

快晴くんの初めてのピクニック弁当がホントにかわいくて凄すぎる!

5話の最初、慈雨さんと快晴くんが気まずいながらもきちんとお仕事しようとギクシャクドギマギしてる様子に萌え萌えです!
快晴くんがバーテンダーの獣人に『ガタガタうるせぇ』って怒鳴って水をかけるとこ、カッコいい!!シビレて萌えました。

ちるちるさんのランキングでずーっと高位に上がっている作品ですが、獣人モノにそそられなかったので、後回しにしていました。
しかしながら信頼しているレビューアーさんが絶賛していたので、思い切って紙コミックス上下巻を購入!

良かったーーー☆☆☆☆☆☆☆☆

ちるちるさんのレビューアーさんのおかげで黒井先生の作品と出会えました!

下巻も素晴らしかった。。。
感動で泣きました。

1

とら!!!!!

表紙でもご覧の通り、攻めの見た目がめっちゃ虎!!!

探偵バディものと知って食いついたものの
獣人攻めかぁ…と一歩引いてしまったのですが、
見た目で読まず嫌いしようとした自分を猛省しました。
だって、めちゃくちゃ面白いんですもの!!

もし、私のようにビジュアルで迷っている方が
いらっしゃたらぜひ読んでみてほしいです!!
読まないともったいない!!


物語は職と家を失った矢野が求人票を見かけて
探偵事務所に乗り込むところから始まります。

そんな矢野を出迎えたのは虎の獣人・寅野でした。

強面で無愛想、誤解から最悪な第一印象の寅野でしたが、
寅野とその姪の結と3人で過ごすうちに彼の誠実な人柄に惹かれてゆくように。

探偵ものなので二人で依頼を解決してゆくバディ的要素もありますが、
それよりは寅野と結との絆が深まる過程など疑似家族的な要素が強く、
ほっこりとした気持ちになりました。

そして、BL作品なのでもちろんラブもあります。
はじめこそ全く恋の予感を感じさせなかった寅野と矢野ですが、
一緒に過ごす中でしっかり信頼関係と恋心を育ててゆき、
ハプニング的エロもあります!

普段は大人の余裕を醸し出している寅野ですが、
こと恋愛に関しては奥手で、矢野に至ってはもはやピュア!
がっちりとした体躯の男二人が赤くなりながらあわあわする
うぶかわな図になんだか癒されてしまいました。

すれ違いながらもようやく恋を成就させ、下巻へ続きます♪

1

見た目や種族じゃなく心を知って

黒井よだか先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
獣人 4
しんみり 2
ほのぼの 2
エロ 1
な感じだと思います。

寅野さん×矢野くんのカプです。

家も仕事も無くしてしまった天涯孤独の矢野くんは、住み込み可の探偵事務所の事務の求人を見付ける。そこで出会ったトラの獣人の寅野さんとその姪の結ちゃんと、まるで家族のように過ごすのだが…。

今作は人間の他に、見た目が獣の獣人、人間と獣人の間に生まれた見た目が人間でケモミミと尻尾がある獣人の3種類が存在します。

黒井先生の作品の中では、姪の結ちゃんがいることで子育て描写があり、比較的ほのぼのとした雰囲気の今作ですが、人間が抱く獣人のイメージや獣人と人間の関係性への苦悩など、しんみり描写もあります。

攻めの寅野さんは、トラの獣人で身体の大きさから漂う圧や強面なのに、垣間見える不器用さと優しさが堪らないですね。
あと、寅野さんも矢野くんも、お互いに恋心を自覚した後のリアクションが初心過ぎて、厳つい見た目なのにギャップ萌えでニヤニヤしてしまいました。

脇役カプの話は、リクさんがもっと悪い奴なのかなと思ったのですが、めっちゃ幸村さんのこと想ってんじゃん!と分かった時は、思わず涙ぐんでしまいました。

上巻では両想いになり付き合うことになったとこで終わっているので、最後まで身体を重ねてはいません。ほのぼのさとしんみりさが絶妙で、待ち受けている前途多難が何なのか、とても気になるので、下巻も読ませて頂きます。

0

意外とあっさり

快晴が探偵をしている虎獣人の慈雨の元で住み込みで働くことになるところから始まります。

慈雨は姪の結の面倒を見ていて、快晴がご飯を作ったりと賑やかに過ごす様子が微笑ましかったです。

徐々に打ち解けていくのかと思えば、事故でキスをしてから快晴が慈雨を意識し始め、意外とあっさり付き合うことになったので、もうちょっと雇い主と従業員の関係に右往左往する慈雨と快晴が見たかったなと思ってしまいました。
二人のお付き合い編となる下巻が今から楽しみです!

ebookは白抜き修正でした。
恋愛初心者なのにえっちには積極的な快晴が可愛いです!
ディルドを買って初夜に備える快晴の努力が報われるといいなと思います。

1

恋に関しては、初々しい2人のファミリーBL。

度重なる不運のうえ、天涯孤独な元ヤンの矢野は、偶然住み込み事務員の職を目にし、探偵事務所へ足を運んだ。
そこで待っていたのは、なんとも可愛らしい獣人の子ども。
と、そこへ大きくて強面の虎獣人が現れ、そのチビ虎獣人に危害を加えようとしたのかと誤解されてしまう。
結果、誤解は解け、その強面獣人の寅野が所長の事務として採用される。
一緒に働くにつれ、寅野の人柄の良さを知り、姪っ子の結ちゃんと3人での暮らしに心地良さを感じ始めるが、やがてとあるハプニングが起きてから、寅野のことを意識するようになってしまい、、、?!!
というお話。

読後、ヒューマン色が強い印象でした。

虎獣人である寅野が、「虎」だからと周囲からイメージで見られてしまっていたなか、矢野だけが「寅野慈雨」という人間を穿って見ず、あるがままを受け入れていた。
そんななかで構築されていった人間関係と、愛情。

とくに、犬獣人のリクと幸村さんの切なLoveエピソードにかぶせた2人のエピソードは、可愛くもあり、初々しくもあり、そして下巻への楽しみを加速させるにはぴったりの盛り上がりだったように思います。


両想いと判明した2人。

そして、巨大すぎる寅野さんのtn…を受け入れるために、こっそり? 奮闘している矢野の努力は果たしてどうなるのか。
下巻がとても楽しみです!!

2

寅野さんがかわいい

上巻のみの感想です。
黒井先生の新作うれしい。しかも探偵(元警察官)モノ大好きなので。
獣人はどうかな(好きでも嫌いでもない)と思ったけど、寅野さんの表情が意外にも豊かでかわいい〜と萌えでした。しょんぼり耳が垂れたり、ハッとした時、尻尾がビャッとなるのとかおもしろい。
頼もしいだけでなくやさしいのがキャラにぴったりで、こりゃ矢野が好きになるのわかる〜と感情移入しました。
矢野を抱き寄る寅野さんがめちゃくちゃよかった。
「好き だ」「です」と言いながら矢野さんにこてっの頭をくっつけるのがかわいい〜いい〜!!とテンション上がりました。
あとがきにあったように寅野さんはスキンシップが好きなんですね。めっちゃ見たいです。下巻が楽しみ。

2人とも照れ屋で意識しまくるのがちょい恥ずかしくて進展ゆっくりなのかなと思いましたが、上巻で両思いになってうれしい。
この先、大変なことがあるようですが。それでもお互いの気持ちはわかっているので両片思いとは違う楽しみ方ができますね。

獣人と人間との関係の説明がわかりやすく自然に入ってくる設定もよかったです。ファンタジーこそこういう部分は重要だと思う派なので。さすが信頼の黒井先生(魔女シリーズ大好き)
偏見や差別はリアル社会とつながる部分があると思えましたし。

2

二人の飛び出しちゃう恋心、もどかしい距離感にきゅんきゅん

発売されてからずっとずっと気になっていたよだか先生の新刊、
やっとゲットし(紙本)読むことができました。
上巻のみを読み終わった時点でのレビューです。

元警察官・子持ち(姉の子)のトラ獣人 × 元ヤン不憫青年。
やーーーこちら、こんなにキュンキュンするお話だったとは…!

奥手な二人のもどかしい距離感、ずっと孤独だった快晴(受け)が
賑やかな三人での食卓を経験して感激する姿、事故キス、ハプバーでのあれこれ…

全部が全部、萌えツボに刺さって刺さって読後の今もキュンが抜けません。

二人の揺れる恋心にも滾るし萌えるんですが、色々と考えさせられる作品でもありました。
作中で描かれる「種族の違う者同士の軋轢や葛藤」がシリアスで、
現実の社会にも当てはまるよね、という部分があって…

「どんなに好きでも、違いすぎる生き物が 一緒に生きるのは難しい」という
寅野の言葉の重み。

で、それに言い返す快晴のセリフが感情丸出しではあるんですが、
いい言葉だなあ…と。

それでも好きになっちゃうし、一緒にいたいと思っちゃうんだよね。
そうだよね、と頷きながら読んでいました。

がおーっ!! と襲ってきそうな見た目なのに(寅野さんごめんなさい)、
ヘタレでプルプルしていて「矢野さん」とさん付け呼びする寅野さん、
上巻では兜合わせまでだったけれど、この先下巻でどう手を出すことができるのか!?

と、今から期待でニヤニヤしています(。-∀-)❤︎

下巻もじっくりゆっくり楽しみたい!
萌えと焦ったさ、そしてシリアスな部分全部ひっくるめて文句なし!の「神」の一冊でした✨

あ。紙本で購入したのですが、カバー下のキャラ設定がめちゃめちゃ詳しく細かく
書いてあり、感動感激でした…!顔を近づけて読み込んでしまいました。

寅野さん、身長222センチなんだ…
快晴が177センチだから、体格差のある二人(身長差45センチ!)のあれこれは
ちょっと大変そう(好き♡)。
カバー下まで、読み応えたっぷりでした!

1

子どもの嫉妬 やばないw?

【魔女と猫】ではじめましてはしているんですが面白く読んだわりに上手くハマれず 今回だいぶ雰囲気が違ったので ならばッ!と購入

いやまぁ タイトル惚れもあったので 再チャのきっかけいただけたみたいで 正直ありがた買いなんですがね


あの 軽く読みはじめたんです
出だしの雰囲気から 獣人探偵と住込み助手のドタバタラブコメか はたまた ほのぼの子育て日常系か ってな感じで

ナメてた Orz

多少コミカルにおされてはいるんですが 読ませたいところをしっかり見せにくるんですよね
たどり着いた卑屈から救われていくものとか 関わることで生まれていくものとか
お話自体のぶつ切り感はあるんだけれど 主役ふたりだけではなく 登場人物全員の中にあるわだかまりを解消していくお話になってるってのが
読んでてこう ずいぶんと人間味の強いお話だよな と

だからなんでしょうが 探偵の部分で扱う依頼もきちんと設定づけされてるし 種族の特徴・習性の持ち出しかたも上手いので読み応えに事欠くことがない
ふたりが自分の想いを自覚しくっつくところ迄を上巻にしたのも 続きが気になってハァハァしながらサクサク下巻にいきまくなる仕様になってるのも

んんんんんんんんん ネタバレしすぎか??!!

そんなこんなで同時発売万歳
あたしも続きが気になるのでサクサク下巻にいってきま~す

3

ヒューマンドラマとしての読み応えも

うわうわ……ナニコレめっちゃ面白い!!
BLだけじゃないたくさんの見せ場にハラハラもドキドキもジンワリもいっぱい。色んな感情を揺さぶられた神作でした。

探偵の調査依頼にもウルっとくるものがあるし、虎野と姪っ子結ちゃんの何かワケアリな家庭の事情にもジワッとくるものがある。この作品の中には、色んな愛のカタチが溢れていて、あまり若くない私の涙腺は緩みっぱ……BLに止まらないヒューマンドラマとしての見応えが見事でした。


この作品の世界観は人間と獣人が共存するファンタジーな設定だけど、私たちが生きるこのリアルな世界とも実は無関係じゃない世界です。人間と獣人の間には偏見を持ったり差別をしたりする者が一定数出てきますが、この人間世界でも、宗教や、民族、肌の色などで、差別するシチュエーションは多々存在するからです。

差別的な態度も思想も作品中によく出てきます。
この物語の世界がいかに不安定かよく分かりますね。読んでて気持ちがいいものではないので、イライラすることもしばしばでした。
でもいい人たちもそれなりにいて、特にしろう・冬子夫妻は神キャラ!ポメだし可愛いし、2人の関係にも理解あるしで、メロメロに癒されました(´∀`*)

そんな脇役たちに囲まれて、少しずつお互いのことを知り、惹かれ合って好きを自覚していく2人のウブな恋模様かサイッコーに面白い!この2人の意識し合ってるテレテレ感が可愛くてピュアで、萌え転がらずはいられません( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
2人のBL展開に、結ちゃんがちょいちょい間に入って刺激してくるのもグッジョブ。作者さん、生き生きとしたチビっ子の動きを描くのが本当にお上手です^ ^


虎野と矢野の恋愛模様はまだまだ始まったばかり。早く2人のイチャイチャシーンが見たくてウズウズしております。
下巻ではどんな景色を見せてくれるのでしょうか。超楽しみです!

1

気を遣い合うふたり

獣人ものです。人間と獣人が共存している世界観。

両親と死に別れ天涯孤独の矢野は、今仕事も家も失い、たまたま住み込み可の求人を見つけて思わず飛び込む!
…という冒頭。
そこはトラ獣人・寅野が経営する探偵事務所。
なりふり構わず、なんでもします!と必死の矢野は無事採用となり、寅野と、寅野の姉の遺した姪っ子・結との生活を通して居場所、家族愛、恋愛を得ていくお話。
元ヤンの矢野と元警察の寅野、体格差もあって初めはこわごわ、という感じ、でも心寂しい矢野と心優しい寅野が偶然の重なりでお互い好きになっていくのは必然だったのかな。
元気すぎる結ちゃんも決して2人の障害ではありません。逆に結ちゃんがいたから最後素直に「家族になりたい」って言えたんだと思う。
年の功の大家さん夫婦、様々な事情を抱えた依頼人たちの存在も、ただ惹かれあう色恋を越えて獣人と人間との関係性、理想と現実、それでも求めずにいられない魂…
そんな胸アツ展開を読むことができます。
エロ方面は…
筋骨隆々トラ獣人の寅野さん、とっても優しく矢野に触れます。が上巻ではまだエロ無し。
2人とも気を使うタイプでジレジレ、雇い主と従業員の関係性がネックになっていたので告白がやっと、という上巻です。

3

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