ススム×ミノル 2

susumu to minoru

ススム×ミノル 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×210
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

176

レビュー数
8
得点
248
評価数
53
平均
4.7 / 5
神率
77.4%
著者
もちの米 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784823607288

あらすじ

紆余曲折の末、晴れてミノルとお付き合いをすることになったススム。
BL作家としての仕事も順調で幸せ絶頂!のはずが
またもやミノルにちょっかいを出す存在「モモタ」が現れる。
2人の仲睦まじさを目の当たりにしたモモタは漆黒の表情を隠しきれず
ススムがミノルに相応しいオトコなのかを見極めようとする。
そんなことはつゆ知らず、ミノルの甘えてしまっていたススムにあるお告げが降りてきて……?
漫画家あるあるやリアルも届けるハッピーな大団円BL完結巻!

表題作ススム×ミノル 2

前田進(ススム),25歳,BL漫画家
星風実(ミノル),20歳,大学生,ススムの恋人

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下(キャララフ〜ススミノ編〜/キャララフ〜その他編〜)

レビュー投稿数8

永遠に眺めてたい

やったー。
楽しみにしておりました2巻です。

前巻までのあらすじ。
漫画が売れなさ過ぎてBL漫画家デビューをすることになるも、
自身も大学生のミノルと恋に落ち、晴れて恋人同士になったススム。

そんなわけで今巻は恋人同士になった後の
二人のイチャ甘な日々が描かれるごほうび編です♪

初っ端からイチャイチャの連続で幸せだ…!
元ノンケとは思えないほどにすっかり年下の恋人にデレデレ彼氏なススムと
相変わらずススムに尽くしまくりの健気なミノルに表情筋が緩んでしまいます。

個人的にはこの調子で最後まで二人のイチャ甘エンドレスでも
やぶさかではないのですが、やはり続編と言えば当て馬ですよね。

今作でも新たにミノルへ想いを寄せるイケメン当て馬が登場します。
偶然にもミノルが当て馬くんから告白される現場を目撃してしまった
ススムは嫉妬心と不安に駆られてしまい…。

大抵はここでシリアスだったり切ない雰囲気が醸し出されるものですが、
ススムの能天気キャラのおかげか緊迫感が足らない…!
ええ、もちろん良い意味で。

ススム本人としては悪夢を見るくらいには思い悩んではいるのですが、
根っからのポジティブさが拭いきれなくて深刻になり切れないんです。
切なくて苦しくての後にやってくるハッピーエンドももちろん好きですが、
終始漂うこのゆるゆる感こそが本作の魅力なんですよねぇ。
ちょっと頼りない時もあるけれど、基本朗らかで思いやりもあるススムは
傍にいたら癒しキャラだよなぁ、と。

対して、恋人同士になってからも献身的で一途なミノル。
当て馬にときめいたりしないだろうか…とちょっぴり不安でしたが、
ススム以外眼中にないと言わんばかりの揺らがなさは流石でした!
ただ、贅沢を言ってしまうともうちょいススムに全身で甘えまくる
ミノルも見てみたかったなぁ…。
いや、ススムがデレまくりすぎてミノルがクールに見えるだけなのか…?

そして、今回もススムの周囲に蔓延る腐女子たちの視点で描かれる
BLあるあるも笑わせていただきました♪
普段からBL作品を読んで肌で感じてはいるけれど、
言葉にされることでそういえばそうかも!と改めて気付かされたり、
と面白かったです。

この巻で完結とのことですが(くっ…!)、
できるなら永遠に末永く眺めていたい2人でした。

あと、作中でほんのり可能性を匂わされていた
アシスタント仲間×当て馬くんのスピンオフもいつか見てみたいです。
どうかどうか実現化、お願いいたします!

0

先生の気が向いたら是非タイラをメインで作品を

 毎日のように私が娯楽として読んでいる商業BL漫画も、こうして1人ひとりの作家さんと担当編集者さんがうんうん唸りながら生み出しているのよね……と、分かっていたつもりではあるのですが、改めてそれを実感させられる作品でもありました(笑)。エロとストーリーのバランス、リアリティをどこまで追求するか、読者が望むものと自分の納得するものの妥協点はどこか。作家さんの永遠の課題でもあるだろうし、私たち読者にとってもはっきりとした答えのない、結局はその時の気分や作家さんとの相性で決まる曖昧なものなんだよなぁと。

 肝心のススムとミノルの関係については、お互い結構回り道をしながらじわじわと恋愛偏差値を上げていくような展開でしたね。予防線を張って自分がなるべく傷付かないようにするスキルって、心を守るために大事な時もあると思うんです。でも、少なくとも恋愛関係においては、相手に素の自分を晒す勇気を持たないと、破綻するのも早い。大きなダメージがない代わりにずっと微妙にしんどい日々が続くわけですから。ミノルが勇気を出してくれてほっとしました。予防線を越えたら、今度はお互い深い傷も負いやすくなるでしょう。でも、その分その傷を2人で治した時に相手への愛情はぐっと深まって、より大きな幸福が待っているはず。ミノルと同じく何にでも予防線を張りがちな自分にも響くストーリーでした。

1

ゆるくてやわらかい攻めが好き

ススムこと前田進が好きだ。

いわゆるスパダリかというとそんなことはなく、むしろ彼氏としてはどことなく頼りない雰囲気があったりもするススム。
でも、決して完璧ではないこのゆるい雰囲気がなんだかたまらなくクセになってしまうんだなあ。
これは言葉使いと所作のやわらかさも相まってなのかも。
そして、どうしようもなくミノルのことが大好きなのがダイレクトに読み手に届く嘘のなさが好きです。
あまりにもススムがミノルのことをかわいいかわいいと愛でるものですから、ちょっぴり切ないシーンがあっても全編を通して壮大な惚気を見せられていたような不思議な気持ちになっています。
絶妙な加減のぬくさというのか、目で追っていてとても心地が良い2人なんですよね。すごくかわいい。
もっと見せてくれと私の中に潜む狂犬のざわつきが治りません。

新たに登場したサブキャラクターたちも悪い人が1人も居らず、多少の揺れはあっても安心して2人の恋路を見守りながら、普段読み手側からは見えない角度から見たBLについても学べる良作でした!
読みやすさ・まとまりの良さは1巻目、付き合ったその後の雰囲気の良さは2巻目といった感じかと思います。
壁を乗り越えた2人のいちゃつきと、ススムのBL漫画家としての成長もまだまだ追いかけたいです。

2

BLあるあるおもしろい

2巻うれしいです。
お付き合いが始まりらぶらぶなのが楽しいのはもちろん、ススムがBL中級編を学ぶのがオメガバや過激エロだったりしてそうよね〜と共感できるのがこのシリーズの醍醐味です。
タケ子の解説に頷きまくりだけど、いやいやでもエロなしBLでも良作名作たくさんあるよ〜と思いつつ、やっぱりエロある方が売れるのが現実か〜と感じます。
タケ子は作家を誉めて育てる理想の編集担当ですかね。担当は作家の作品のファンであることが大事だと聞きますし。
ススムの夢に出てきた小春が説くBL3大タブーも納得です。改めてこう説明してもらえるとおもしろいい。BLの中でこういう描き方をされるのがめちゃくちゃお上手なんだと思います。

BLあるあるを踏襲してしっかり当て馬も登場し、ミノルの隠れゲイの予防線の話もわかるわかる〜となりました。
しっかり起承転結の転を乗り越えハピエンよかったです。

あとアオちゃんがすごく好きでした。
人気少年漫画家の自作の2次創作への思いがそうよね〜とw
情緒が不安定気味なところとか、ミノルへの子どもみたいな人見知りっぷりもかわいかったです。

欲を言えば、トゥインクル前田先生の作品をちょびっと見せて頂けたらな〜と。劇中劇の学園モノとススム×ミノルの話がリンクする場面などあれば楽しそうです。

3

ススミノ大好きです

前巻でめでたくくっついた、かけだしBL漫画家のススムと尽くし系現役大学生ミノルのお話です。
楽しくてあっという間に読み終わってしまいました。

今巻は、トラウマ待ちの悲しきモンスターイケメンゲイのモモタくんが当て馬として登場です。

モモタくん…ホントに悲しきモンスター…幸せになって欲しいけど…トラウマ乗り越えられるかな…。
フラグは立っていましたが、描く予定はないとの事です。

アオとタイラくんもタケ子さんや小春ちゃんと同様にとっても魅力的なキャラでした。

ススムとミノルの2人の今後も見たいんですよね…。
まだまだ足りません…。
同棲して、わちゃわちゃいちゃいちゃ楽しんでる2人が見たいです〜。

1

BL指南書兼、あまあま続編

1巻がすっごく面白くて、続編も期待して読みました。やっぱりメタなツッコミが最高に楽しかった。BLのつくりや担当者について、タブーなどなどBL内情が赤裸々に語られるのもとても興味深いし、特に腐の生態については、私も狂犬を隠しているのでわかりみが強いわー。
新しい登場人物が数人出てきて、皆キャラが立っててわちゃわちゃが楽しい。会話やモノローグやコマの書き文字もテンポよくて、作者さんが読者を楽しませるのがほんと上手だなーって思います。特装版にはついにBLソムリエも登場しますよ!

2

ミノルのミノル成分が足りなかった?

いまいちパッとしなかった少年漫画からBLへの転向
ミノルに押しきられ踏み出した先は なぜかの実体験

これといった胸の高鳴りも 走りだす衝動もない
あるのは 変なテンションとユルさと はじめて飛び込んだBL界に作家業 その横っちょで繰り広げられる意識の隅にはあるもののそれを自覚しないまま行われる実体験の妙な並行感

自分でもなにいってるのかよくわからなくなってるけど ある意味お気に入り作です xってことでご理解いただければ幸い
てか その続きがこんなに早くくるとは 本棚引っ掻き回す手間が省けて万々歳です


やっと収まるところに収まった至福の時を最低なネーミングセンスで締めた前巻
気になるペンネームよりふたりの浮かれっぷりを目眩ましにいろいろぶっ込んでくださったな と

ススムのヘボさは健在だったのはよかったし ススムとミノル ふたりの間にある不安をBL続編あるあるに絡めて見せにきてくださったのはよかったんだけど 人数が出すぎたのかな? なんかスッキリしなかったな

んんん

追加されたキャラの役回りが理解できなかったあたしが悪いんだけど 作家さまの大変さとか もらって嬉しいものはわかったので…
いやごめんなさい 前巻が読みやすかったのでその体で読みはじめちゃったってのがダメだったのかな
いや 歯切れが悪くて申し訳ない なに言っても言い訳でしかないんですが このごちゃっとした感じに最後までのりきれず あたしの理解力で楽しめるお話ではなかったみたいです

0

BLを学び、BLを楽しみ、BLに萌える、旨味だらけのが逸品作

前巻。この作品には色々とBLの知見を授けて下さって大感謝!

ススムとミノルのBLを楽しみながら、同時並行でBLのハウツーまで学ぶことができる一石二鳥なストーリーにガッツリハマったのはつい最近のこと。
BL漫画家デビューしたトゥインクル前田先生とともに、私もBL漫画事情をタケ子氏並びに小春氏からレクチャーを受けるBL教室は、今巻も実に学びの多い情報ばかりでありがたやでした( ´∀`)

この作品の世界観というか雰囲気がとっても大好きです。
なんかですね、独特の空気感が纏ってるんですよね。それがすごく好き。
登場人物の1人1人のキャラが立っていて、皆すごく個性的で味がある。そんな彼らが1つの物語の構成要員で、それぞれが自分の色を生かしながらオモシロ楽しい世界観を作り上げていく作者さんのコーディネート力が天才的。
個性の濃いキャラいっぱいで最っっ高でした!


ススムがBLの知識を深めていきながら、自身もミノルとの恋人関係を深めていく2人の恋愛模様は、時にラブラブ、たまに切なくといった、甘さとしょっぱさが交錯しています。
2巻しょっぱなからラブラブの彼らにフォッフォッフォッ…(〃ω〃)
ススムの愛情をたっぷり受けながら、しかしどこかススムとの恋愛に不安を感じるミノルの複雑な感情は、この作品の見どころの部分。基本コミカルなストーリーテイストの中で、ミノルのネガティブな感情はすごく目立つので切なさがより際立ちます。

そんなミノルの不安と向き合っていくことになるススムは、のほほんとしている感じなのにさりげなくミノルの側にスッと寄り添う感じが超グッド!ミノルのことが大好きなことが伝わってきます。
ミノルに好意を寄せる脳内ボイス激しめのイケメンモモタの登場やススムの漫画同期諸君の登場で、何やら2人の周辺部が賑やかですが、恋愛の云々置いといてもキャラ濃い人々の絡みは素直にめちゃ楽しい(笑)
個性と個性がぶつかり合う人たちばかりだけど、個性がケンカせずにちゃんと調和とれてるから見てて不快じゃなくてすごくハマりました!


そんな2巻は、BLを楽しく学び、BLを思いっきり楽しみ、BLの萌えみに浸った一冊。1巻もすごく楽しかったけど、2巻はもっと楽しかったです!
気になるカプ候補もいましたが、作者さん的には彼らのストーリーはないとか。勿体無い…推したい2人だったのに…。妄想の世界で楽しんどきます^ ^
未だ私はタケ子氏や小春氏のような狂犬レベルにはなってませんが、いつか狂犬の域に到達できるよう精進していきたいと思います。

6

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