ススム×ミノル

susumu × minoru

ススム×ミノル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神74
  • 萌×218
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
12
得点
465
評価数
109
平均
4.4 / 5
神率
67.9%
著者
もちの米 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ジーオーティー
レーベル
picn comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784823604829

あらすじ

売れない漫画家のススムは憧れ少年誌での連載が叶わず、担当編集から「BLを描いてみないか」と勧められる。「戦力外通告」が来てしまったと嘆くススムに後輩のミノルは自分たちなら体当たり取材ができる、と交際を申し込む。 ただの取材で付き合うことになったと思いきや、ミノルの健気な態度に徐々に愛しさを覚えていきーー。

表題作ススム×ミノル

前田進(ススム),売れない漫画家
星風実(ミノル),バイト先の後輩,大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき(カバー下)

レビュー投稿数12

漫画がうま〜い

もちの米先生がまたBL描いてくれて本当に嬉しくて初レビューです。

現実的な世界のなんの事件もない、ゆる〜くほのぼのとした空気感。
攻めのススムくんのゆるい性格故か、圧倒的にギャグの空気感なのに的確に萌えが詰まっててすごい。ギュン!ドキ!ムラ!てなるところはこっちも一緒にギュン!ドキ!ムラ!となります。
攻めの目線中心というのも少数派かな?と思うのですが、BL嗜まれる方ならみんなススムくんと共にミノルくんに恋していけるお話です。

内容はなかなかデリケートな話題に踏み込んでいる部分もあると思いますが、重さはありませんので、そこをさらっと読ませるのはもちの米先生の技量でしょうか。
安定した画力と、今川焼きやカップ麺など、食べ物や小物で感情や状況が読み取れるところも、個人的に少しジブリっぽさを感じて好きです。
続きの構想もありそうなので、ぜひ読みたいなと思いました。

5

真夏のセミよりうるさいときめきの音

ミノルくんがかわいすぎて、きっと私もドーベルマン系の狂犬の顔になっていたと思います。
お、面白くてかわいかったー!!楽しい!

バイトをしながら細々と漫画を描いていた売れない少年漫画家・ススムが、ひょんなことからBL漫画を描くことになり…と始まる今作。
ススムへの好意を全くもって隠し切れていない、バイト先の仲の良すぎる後輩・BLソムリエの姉を持つミノルと実際にお付き合いをし、共にBLの世界を実地で学んでゆくお話です。

なんだかもう、BLあるあるがあちこちに散りばめてあって笑えますし、BLを学ぶはずの2人自身がどんどん王道のボーイズラブになっていく姿が本当にかわいらしくって!
ススムがミノルのちょっとした一面に萌えの欠片を感じる度に、読み手の私にもドスドスと何かが刺さっていきました。
ミノルの計算のない健気さと天然もののピュアなかわいさがあまりにも良すぎる…
表情のひとつひとつが愛らしくてこれはたまらない。
表情が動かないススムのバックに突如として現れた、真夏のセミよりうるさいドキドキとムラムラの効果音には爆笑してしまいましたが、あんな顔を見てしまったらそうなっちゃいますよね。

読んでいてムズムズとしたり、これ分かる…!と思わずニヤリとしてしまったりで、表情筋が喜怒哀楽の喜と楽ばかりを繰り返して大変でした。いや〜、本当に楽しい!
テンポよく進みながらも、2人の雰囲気が絶妙にぬるま湯のようなぬくさなのがまた妙に心地よくてクセになります。
ススムもミノルも温厚で優しい人間なので安心して読めますし、BLあるある・腐女子あるあるの小ネタを挟んでクスリと笑いつつ、気がつくとちゃんとちるちるの詳細検索項目にもあるようなBLの定番栄養素も摂取出来てるんですよ…もちの米先生すごい…もう栄養剤だこれは…

ススムに溺愛系の片鱗を感じたので、この2人の今後も見てみたい気持ちでいっぱいになってしまった。
一息つきたい時や、ゆるっと笑いたい時、初心でかわいい王道系が読みたい方におすすめの作品です!
(可能であればコミコミスタジオさんの小冊子もぜひ)

3

いいBL

 言葉のチョイスがいちいち可愛い!
 セリフ枠外の言葉も面白かったりで、隅々まで読み込める。
 心理描写が上手。ススムがBLを理解してから、ミノルの言動・行動・仕草に心打たれるんですが、その描写の仕方が面白い。
 ミノル姉の彼氏の登場も良いスパイスでした。
 漫画家あるある(漫画家じゃないからあるあるなのかは分からないけど、あるあるっぽい)にもクスッと来ます。せっかくバキバキに描いたちんこも白抜きに〜の話とか、作家の本音だろうなあって悲しくなる。読者も同じ気持ちです……。
 エロシーンでも日常シーンでも、ミノルの表情が可愛い。

3

ゆるキュンBL

1話をTwitterでお見かけして、気になって購入しました。絵がとてもキレイで、ちょいヘタレ感のある攻めと可愛らしい受けに惹かれました!
読み進めてみると受けはどんどん可愛い姿を見せてくれるし(特に酔っ払った時が好きです)、攻めもヤキモチを妬いている様子が可愛くて、いつの間にか2人とも大好きになっていました!
2人のゆるーい空気感が心地よくて、途中で出てくるキャラクターも皆個性豊かで、最後まで楽しく読み進められました!
既に何度も読み返してしまっている大好きな作品です!読む価値あります!

2

BLから新たな扉が開かれるラブ関係

ススム×ミノル


主人公の売れない漫画家のススムが、
憧れの少年誌での連載が全然ダメダメとなって、
それで担当編集から「BL描いてみない?」と声かけられる。

それはBLの中にまたBLを制作することだから、やっぱりイイね!

同時に、ススムの売れない漫画家としての葛藤や、
憧れの少年誌での連載が叶わなかった
悔しさが浮き彫りになっている。

そこで、取材のつもりで、
バイト先の後輩で
尽くし系のミノルと付き合い始めることにーー!

ススムがBLの勉強とともに
恋の予感がパチパチと舞い散る。
なんていうか、勢い余ってキスしちゃったりして・・・

ミノルの可愛らしい態度に
ススムが次第に惹かれていくススムがキュンキュンし、

ミノルの健気な恋心がじわじわと感情を盛り上げていく。
ススムと付き合ったり、取材デートしたりする様子も、
彼の純粋な気持ちに心がくすぐられるのだ。

2人のキスは、
萌え度が穏やかでもなんだかドキドキでいい感じ〜〜!

2人の距離を縮めていく中で、
ミノルの初恋の相手が再び現れ、
そんな中で2人の関係はグラグラ揺れたり・・・

ミノルの過去のトラウマや、
ススムの葛藤もちょっと切ない感じが漂っていて
彼らの感情の起伏にグッと引き込まれる。

2人のエッチは、
ゆるやかな甘さで、
好きな気持ちが広がって、
柔らかな幸福感が満ち溢れている〜〜!
最高の組み合わせだよね!

ススムはBL作品の読み切りが完成し、
ついにBL漫画家としての一歩を踏み出す。
バイトやミノルとの将来のことも考えなきゃいけない。
2人の未来は楽しみだ。

2人の友達の腐女子の小春ちゃんが彩りを添えてくれて、

ススムが力強い一面を持ちつつも、
優柔不断で優しい性格のギャップがたまらなくて、
ミノルの愛情深く相手を思いやる姿が可愛すぎて、
2人の関係の発展の過程は、
ドキドキと切ない場面が絡み合い、
お互いの心の葛藤が共感を呼び起こして、
心は甘酸っぱくて踊り出す作品でした。

4

ススムくん!思ったことなんでも口に出したらアカン!

ひっさしぶりのもちの米先生のBLだーᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟワーイ

シリアスもコミカルもいけてしまうもちの米先生ですが、
今回はコミカルとゆるゆるに振り切った作品でした!
切ないはあるけれど、痛い!重い!はないので、ご安心下さい♪

売れない少年漫画家のススムはある日、
担当編集からBL漫画の執筆を勧められてしまいます。

戦力外通告だと落ち込むススムですが、
バイト先の後輩・ミノルから背中を押され挑戦することに。
さらに取材と称してミノルとお付き合いすることになり…。

いやー、なんという腐女子ホイホイなんでしょう。
「腐女子って痴女なの?」う、うるせー!
「BLは細かいこと気にしてたら負けやで!」そうだそうだ!
もうとにかくススムとミノルの台詞に心当たりがありすぎて、
首を振りっぱなしでした。
あるあるがあちこちに散りばめられすぎていて、拾いきれません!
あと、BLソムリエ(ミノル姉)が話題に登場したときは噴き出しちゃいました。

はじめは恋愛のれの字もなかったススムが
健気なミノルに絆されてゆく過程は王道ながら、
ニヤニヤが止まりませんでした。
やっぱり王道こそ、至高なり!ですよね( ・`ω・´)

また、BL漫画の担当編集のタケ子さんや
バイト先の隠れ腐女子の小春ちゃんなど
強烈な個性を放つキャラたちもなんだか親しみが湧いちゃって
好ましかったです♪

1

受けがかわいい!!!

デジタル特装版だったので1000円以上でしたが、「けものあそび」がおもしろかったので新作を購入しました。

売れない漫画家ススムが編集者に「BL描いてみない?」と誘われてから、バイト先の後輩ミノルと付き合ったりBLを周りの腐女子から教えてもらったりと、主人公の今まで知らなかったことによって世界や人間関係が広がっていく物語です。
個人的にBL好きとしてはニヤニヤしながら読める作品でした。

BLを「やっぱりキモい?」と聞いたり「俺と付き合わへん?」とススムに体当たり取材を提案したりするも、ミノルは赤面してるんですよ。もうかわいい!!そしてチョロい!!1話からずっとススムのことが大好きというミノルの気持ちが溢れていてとってもかわいかったです。
片思いしていた受けのミノルとノンケだった攻めのススムが、BLを知るためという口実で付き合い始めて、だんだんミノルのかわいさにススムがメロメロになちゃう感じでお話は進んでいきます。

ススムの中での当て馬やミノルの中での女性への遠慮や嫉妬などありますが、特に絡みなどないので気にするほどのことはないと思います。

作中で描かれているBL漫画の代替バナナだったり、「BLで大事なのは『萌え』」とミノルがBLについて語ったり「BLは細かいこと気にしてたら負け」というセリフなど、腐女子として笑えるところもあります。
BL編集さんタケ子からもBLについて教えてもらっているんですが、なるほどな、編集さんってこんな感じなのか?と業界っぽい話も面白かったです。「狂犬を飼っている顔」もいい表現でした!!
ススムがBL脳で状況を考えたりするのを表現されているコマもたくさんあってニヤニヤしながら読み進めていきました。

先生があとがきで書かれていましたが……。もしかしたらBLをバカにされたと思われてしまう方もいらっしゃるかも??なんですね。
先生にはそのつもりはないと思いますが、エンタメですし「BLは細かいこと気にしてたら負け」ですよ!どんな作品も好き嫌いあるでしょうし。わたしはめちゃくちゃ楽しかったです。

1

かわいい~って口に出したくなる

もちの米先生の久しぶりのBL作品。
言葉だけではなく、登場人物の表情で語る作風はそのままで、この雰囲気が大好きなのでまた読めて嬉しかったです。

受けは攻めのことが好きで、それが全然隠せてない。
本人は隠しているつもりだと思うのですが、顔に出ているんです。
それがまあ可愛い。

攻めが「かわいい」って口に出したくなるのも納得です。
作中結構言ってるんですが、わかる~と同意したくなりました。

攻めが受けの献身に絆されていく過程は、むずがゆくてキュンとしました。
気づいたら恋に落ちている。
だって受けは可愛いんですもの。仕方がない。

劇的な展開ではない、ゆるっとしたBL。
物語の構成がうまくて、先が気になる展開はさすがもちの米先生だなと。

描いてくださってありがとうございます。

1

罪な人たらし攻め×可愛い健気受け

面白かったです!
BLにはじめて触れる男の視点からBLの世界を描いてるのが新鮮でした。腐男子・腐女子キャラ視点でBLについてアツく語るみたいなのは何か妙に気恥ずかしいんだけど(共感性羞恥?)、一歩引いた感じがよかった。作者様があとがきで「バカにしたような」と書かれてたけど、ちゃんと愛を感じました。
BL編集者のタケ子さんや、バイト仲間の腐女子・小春ちゃんもいいキャラだったし(狂犬!)。代替バナナにしっかり刻み海苔がついてるの面白すぎる……!

声を出して笑っちゃうような場面が多かったけど、ラブコメとしてもしっかり読ませてくれて、バランス良かったです。
ミノルが健気で可愛い。私にもだいぶ「ギュン」が刺さりました。
ススムは天然人たらしで、罪な男。ちょっと無神経なところもあるけど、そこがまた魅力でもあり。
無自覚ギュンからはじまって、ドキドキ・ムラムラもちゃんとあり、誤解やすれ違いあり、切ない過去もあり……の王道展開。
激しく心を揺さぶられる感じではないけど、萌えと笑いを供給できて、幸福感の高い作品でした。

私は特に方言好きなわけではないんだけど、ミノルの関西弁はハマりました。酔っぱらってアカンアカン言ってるの、可愛い~。ススムの話し方も柔らかくて好き。「~~なのだった!」みたいなナレーションが入るのも絶妙でした。

1

煽ってますよね?

なんかさ 3日続けて本の厚みを真剣に測ってるあたしって バカだよね?
バカ以外にないよね? こんなんさ いやもうさ お値段以上のずっしり感につい こう厚みをね

最近どうしちゃったんですかね? 軒並み厚い気がして 因みに今日のこれも1.7㎝あったのよね
ちょっと前まで 値段のわりにうっすッ!って言ってた気がしないでもないんだけど
あれかしら 印刷会社によって紙の厚みが違うのしら  ←どうでもよくね


お久しぶりの もちの米さんです ほんとお久しぶりなんだけど

出だしの担当さんの反応が 本読んでるときの自分とかぶりすぎて なんか申し訳ない気分になる


ススムがボンクラすぎて ミノルがえらい世話焼き女房なのに男前にも 一途にも 腹黒にも見えてくるんですが これは最終的に 俗にいう 不憫受けにおさまるのでわ?なんて


Σ ゆるいッ!

とにかくゆるいッ! あのほのぼのとしたユルさではないんだけど 1話毎にススムがBLを理解?しながら恋に落ちていくのを こう こうね うん 

時おりBL読みを煽るように発せられるススムの言葉に オウオウオウ ってなるのがこのお話の楽しみ方なのかな?なんて ポヤポヤ読めばいいというか

時折 ほめられて伸びる作家さんにディスられてる気分になるお話に 変なとこ真面目なボンクラの恋がのっかってるだけなので これを読んで何かを汲み取らねばって身構えは不要だし 逆に何も考えず素直に二人のこの関係を楽しんでくれ感が強めなので 

え? ほめてるよねあたし

いやぁ 読ませ方がよかったのかな 1話終わりには次のお話が気になるんだよね

BL定番シチュにミノルの恋心をチラつかせながら ミノルの一挙一動に早鐘を打つ心臓の理由や BLあるあるをボンクラが1つずつ身をもって体験して ぎゅんぎゅんムラムラモヤモヤしながら気づいたら恋に落ちてたっていう とんでもなく高度?な展開で

だからディスってないってば ちゃんとほめてって

最期はきっちり本人がBLの主人公になれているので BL本が出せようが出せまいががもういいや感じではあるんですが(一応崖っぷち漫画家設定だったの思い出したんでこそっと付け足しておきます)

出だしはありがちだし 終始ゆるいテンポだったけど 
うううううんん 面白かったな 今まで読ませていただいたもちの米さん作品の中で個人的にはいちばん好きかも

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