モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦

mobyamaAji to mobutaniCrou no kareinaru hichijo eno chousen

モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神45
  • 萌×251
  • 萌29
  • 中立10
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
20
得点
526
評価数
141
平均
3.8 / 5
神率
31.9%
著者
吾妻香夜 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人uno!
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784801959583

あらすじ

前代未聞(!?)のモブ×モブBL★


高校に進学し、隣の席になったA治とC郎は互いに同じ部類のにおいを嗅ぎとる。
それは華やかな人物の陰で生きてきた「モブ」だということ!!
己の人生に危機を感じその打開策にC郎が提案したのは
姉の持つBL漫画の主人公のように自分たちがなることだった!?

衝撃の表題作のほか、
腹違いの兄と弟の背中合わせの恋、劣情に翻弄される禁断の2人など、
吾妻香夜の世界観炸裂な1冊!!


【収録作品】
モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦
綾小路エリカの華麗なるBL漫画家への復活
金色、空色、涙色。
水底に棲むこどもたち
水底に棲むこどもたち2
鷹野未来から華麗なる表題作出演者たちへの苦情(描き下ろし)

表題作モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦

モブ山A治・幼少時からモブとして生きてきた高校生
モブ谷C郎・A治の隣の席のモブ

同時収録作品綾小路エリカの華麗なるBL漫画家への復活

モブ山A治
モブ谷C郎

同時収録作品金色、空色、涙色。

柊ユキ・夏生の弟で妾の子
柊夏生・大学生

同時収録作品水底に棲むこどもたち

森崎大悟・未来のクラスの副担任
鷹野未来・不登校気味の生徒

その他の収録作品

  • 鷹野未来から華麗なる表題作出演者たちへの苦情
  • カバー下・描き下ろし漫画

レビュー投稿数20

これ神作品です

すみません。ネットで表紙を見たとき『モブ×モブかぁ、笑えそうやしネタ的に買ったろ』みたいな軽率な動機で買いました。
いや、むしろ軽率に買った自分を褒めてやりたい…!
みんなにオススメして回りたいくらいの神作品でしたぁぁぁ(꒦ິ⌑꒦ີ)

表題作
表紙のの通りのコメディ、モブであるがゆえに何をしても平均点な結果に終わり没個性に悩む2人が見出した結論はBL!
モブあるあるに笑いましたw
エリカも腐女子ここに極まれりって感じで好きです
個人的なツボが主人公キャラ2人のリバ展開だったのはモブたちに申し訳なかったな…w

金色、空色、涙色。
テーマに重さはあれど、ラブラブハピエンで読みやすいです!吾妻先生のセックスシーンの体の火照りを表す描写良いですね…!熱が伝わってくるようで…いい…

水底に棲むこどもたち
こ!れ!が!!や!ば!かっ!た!
この御本を私の中で神評価に押し上げたどツボな作品。
表題作とは真逆な、コメディ要素なしの、むしろ痛々しい暗い話なので敬遠してしまう方もいるかもしれません。
ただ私はこういうテイストの作品が大大大好物なので思わぬご褒美でした…!!!
教師が闇深いんだよなぁ…共依存ですね、2人にしかわからない愛、2人にしかわからなくていい愛です。最高。

この本のすごいところは一冊でテイストのまったく違う作品が楽しめるところですね、この吾妻先生の引き出しの多さ、振り幅すごい。
作家買い決定です。何の気なしに買ったからこそ衝撃が強すぎました。
読後の興奮とニヤニヤが止まらなかった…こういう思わぬ神作品との出会いってめちゃくちゃ嬉しくないですか…?w


この感動をみなさんと共有したいです、ほんといっぱい売れてほしいと心から願います!!

12

油断していたら背後から戦車でひかれるような衝撃

やばい。かなり面白いです。作家買いリスト入りです。
表題作はギャグテイストで、エロシーンとのギャップがたまりません。背景にベーコンとレタスの星が飛んでいるシーンは爆笑してしまいました。
しかしこの本のすごいところは他にもあります。同時収録「水底に棲むこどもたち」、本当にがっつり心を掴まれました。
表題作がギャグテイストなので油断していたらこれです。死にます。
普段わたしはシリアスめの作品が好きなのですが、そういう作品がお好きな方に是非オススメしたい。
下記のキーワードにピンときたシリアス大好きマンの方、購入のご検討を。
※ネタバレキーワードです。
歪み愛 共依存 過干渉と放置された子 立場逆転 リバ

7

ばかァ〜〜大好きぃこんな漫画ァ〜〜〜( >///< )

も〜〜〜〜////
こんなBL信じらんない〜〜〜〜////

学園モノBLのモブたちが脱モブを目指してBLする話。

徹頭徹尾バカバカしい(´>///<`)
笑いすぎて窒息しそうでした♡

しかしただのギャグ漫画と侮ることなかれ。
流石の吾妻先生クオリティ。
導入から掴みバッチリ、出オチのインパクトで終わりそうなのにしっかり最後までチョコたっぷり!
暴力的に感じるギャグは、きちんと緻密に計算され
商業BLとしてもCPたちがCP有り得る心理描写で読者を納得させる匠の技の数々。

吾妻先生はM-1ファイナリストですか???

表題以外に別のお話は2つ。
特に『水底に棲むこどもたち』が刺さりました。
他2つと比べてシリアス&バイオレンス。
読んでる間は終始ハラハラしっぱなしで大変よかったです。
でもちょっと他作品と温度差ありすぎて心筋梗塞起こすところでした。

大大大満足

3

ギャグとシリアスで2度美味しい

表題作合わせて3つのお話がありましたが、内容の振り幅に驚きました。

まず表題作は面白い!その一言です。
モブ同士でどうやって萌えるんだ…と思ってたら、周りのキャラが良い味出してて(笑)
そんな中モブ2人が奮闘する姿が可笑しいやら悲しいやら。

『金色、空色、涙色』は異母兄弟のお話。
とはいえ、暗い雰囲気ではなく(かと言って明るくもないけど)さら〜っと読めます。
言葉は悪いですが、可もなく不可もなく…と言った感じでした。

『水底に棲むこどもたち』はダークです。シリアスです。
全般的にギャグかと思ってたら、意外なタイプの作品が載っててビックリ。
放置子、レイプ、復讐…これらが苦手な方は避けた方が良いかもです。

絵柄は正直、好きな方では無かったんですが、読んでると全然気にならなくなりました。
書き下ろしで全話のキャラ達が絡むんですが、これも笑った〜(≧∀≦)
ちなみに電子書き下ろしは『水底〜』 で4ページ。エロ有りでした。
モブ…表題作なのに…(^^;;

4

誰だって、自分の人生という物語の主人公なんだ(笑)

インタビュー記事に惹かれ、初レビューされた方の紹介で確信を持ち(ぴれーねさん、ありがとう!)購入。

表題作ですが、冒頭のモブ山くんとモブ谷くんの会話。
「もしかしてお前も!?」
「ああ」
「受験した記憶すらないけどなぜかこの高校に入ってたクチか?」
「そうそう!」

爆笑しました。

でも、考えてみればこれは辛いよね。
全体の中で目立たない1人であることは、それほど辛いことではないけれど、モブであるということだけで「受験した記憶すらない」んですもの。「己のセクシュアリティを捻じ曲げてでも」実存を確立したいよね。
そのために必死で努力する2人。
その努力の方向性がどんどん変な方に暴走して行っちゃうんだけど、それも若さと、必死さ、そして互いに対する愛と信頼ゆえなのよね。
なんて愛おしいのっ!
気づくとモブ山くんとモブ谷くんを全力で応援している自分がおりました。

この話のオチはとてもとても感動的。
「銀のスプーンを咥えて生まれライトに照らされて歩む人にも、平々凡々とした道を淡々と歩む人にも、恋の魔法は万人に降り注ぎ、奇跡が起きるのです」ってことだよね?
こんなに感動的なのに、流れる涙は大爆笑の結果という、なんともはやすんばらしいお話でございました。

作中に
「大衆が好まない事柄は革新なのですわ」
という格言のようなセリフ(手紙だけど)がありましたが、1大衆である私は、とてもとてもこの「革新」を好んでおります。
この本に入っているあと2つのお話はまるで毛色の違話であるところを見ると、作者さまは色々な引き出しをお持ちなのかもしれません。でもでも、表題作のような笑える怪作(誉めてます!)を今後も産み出していただきたいと強く願います。

ああ、だから売れて欲しいなぁ、この本。

3

ストライクゾーン広めの人にオススメ!

今年読んだBLコメディ枠の中でも、群を抜いて面白かったです!!!!もともとそんなに多くないコメディ枠の中でも、モブ×モブという特質的なテーマがとても面白かったです。
ですが、三つ目のカップリングは個人的に下剋上を期待していたところの固定だったので、ちょっと好みには合ってなかったです。あとどちらかというと、A治くんが受けが良かった……一番気に入ってるカップリングは、アキラとレンです(笑) 個人的に女の子っぽい方が攻めがいいなーと思ったり、女装が似合わない方が受けがいいなーっと感じるタイプでしたので汗
でも、内容としてもスッキリしっかりしていて、読みやすく、一冊でギャグとほのぼのとシリアス、全て読めるのは素晴らしかったと思います!!
ただ、カップリングの好みは人それぞれなので何とも言えないです(笑)

2

「BLの可能性は誰にだってあるんだ…!」

作者さんの作品の振り幅は存じておりましたが、一冊の中でトンチキとメリバを楽しめる一冊がコチラです。

表題作は鼻さえ描いてもらえないモブ2人のBLです。
モブ人生を脱出するためにBLコミックを参考書として、BL主人公を目指す2人のお話です。
エロシーンになるとしっかり修正の必要なイチモツに変化し、顔も濃厚になる仕様w
さらにエリカがトンチキに拍車をかけます。
「性別を超えた愛の行く末を見守る探究者」これは全ての腐女子を表す言葉なのでは…私も自らをこう名乗れるような次元に行きたいです。

皆様書かれてるように同録の『水底に棲むこどもたち』が表題作を真逆にしたようなシリアス作品でして、振り幅の広さにびっくりしちゃいます。
徐々にダークさを増していく展開に心臓がヒュッとなったり高まったり忙しい。
共依存やメリバがお好きな方に凄くオススメです。

描き下ろしの3つの作品の登場人物コラボが楽しかった!
電子限定の『水底にー』の後日譚が4Pあるのですが、2人が幸せそうでホッとしました。

1

とっても面白かった

こちらの作品もソムリエ候補の方におススメしていただきました。
表紙のせいで手を出していなかった作品です。
綺麗な絵が好きなので、ちょっとギャグよりかなと敬遠してました。
確かに本編もギャグ寄りだけど、絵は綺麗でおススメしていただかなかったら自分では絶対買わない作品なので良かったです。

面白いだけじゃなくてちょっと切なくもあったり、表題作も良かったですが、同時収録の水底に棲むこどもたちも良かったです。こちらはかなりシリアス寄りではあるけどもハピエンで、1冊に全く毛色の違う作品が収録されていて、吾妻先生の頭の中はどうなってるのかしら?と思えるふり幅で。1冊で2度美味しい作品でした。

食わず嫌いはダメですね。
自分では選ばないであろう作品をおススメしていただき感謝です。

0

モブの存在意義

表紙を飾っている時点で只のモブじゃないと思ってましたが、想像以上にモブでした。
モブは主役にはなれない。
ずっとそう思ってたんです。
そう、この本に出合うまでは。

A治とC郎2人の簡易的な顔のモブは自らのアイデンティティを獲得するため様々な事に挑戦します。
名前からモブの素質が見受けられますね。
読了後、名前どっちだっけ?って忘れかけた。

部活や勉強。努力をしているのに良い意味でも悪い意味でも目立たない。モブからの脱却は並大抵な事ではない。

そして最後の手段BLに手を出すわけです。
ちょっと顔が…(笑)ちょっとイチモツが…(笑)
変わりすぎでしょー。
穴は必要な時には出現するとか設定細かい(笑)

A治 C郎モブ脱出成功おめでとう!
彼らからは希望をもらいました。

そう、この本はBLの可能性は誰にでも有るという大切な事を教えてくれた。
彼らはモブの真骨頂。
主役だろうが、モブだろうが、何だろうがBLの可能性は無限大。
これからはもっと大切にモブまで隅々にBL本を刮目しようと思いました 。

他2作はまた系統が違って面白かったです。

で、なんとこちらの次作が あの名作 ラムスプリンガの情景なんです。ちょっと振り幅広すぎません?
あれ?でも発売日から逆算して桜田先輩とラムスプリンガ被ってません?バランス感覚スゴい。


そして、デビュー本なんです。デビューで三作品入っていて、この題材を選ぶセンス。
そして絵が既に完成されてる。
ラムスプリンガと親愛なるジーンでバイアス掛かってるかもしれませんが、素直に面白かったです。

0

モブ顔なのに可愛く見えてくる不思議

インタビューの「…俺ちゃんと肛門ある?」にやられて購入です!!
メタで笑えるギャグ系の表題作に、ダークなシリアス系、+ほのぼの切ない兄弟ものの3作入ってました。
極端から極端に振り切っていて、本当に同じ作者さんが描いたの!?と疑問に思うほどです。絵が同じだから描いたんでしょうが。。。

個人的に一番面白かったのが、表題作の「モブ山A治とモブ谷C郎の華麗なる日常への挑戦」です。タイトルが長い。。。
モブとして生きてきたモブ山とモブ谷が、「モブ人生を脱出したい!」と一念発起し、主人公になる道を探すうちに、何故かBLをやる事になるというお話。(笑える)ツッコミ所満載です。

主役のA治とC郎、この二人がモブを脱出しようと頑張っているのに、気が付くとモブになっちゃってるのです。部活でキャラ付けしようとすれば、いつのまにか「外周するモブ」になり、テストでは1ミリも平均から出ない。そもそも二人とも、性格にすら差がないのです。根っからのモブなんです。
そんなモブあるあるが満載、更にメタでシュールな会話で大変笑わせてくれます。
しかし、BL的萌えはあるのかというのが気になる所だと思いますが、ちゃんとあるんです!
これまたメタですが、モブを脱出するためにBL的展開にしようという事でエッチをするのですが、なんかこれが可愛いのです。特に受けのC郎が!
糸目で鼻さえ省略されているのに、青ざめてプルプル震えているのを見ると、可愛く見えてくる不思議。。。C郎が「うっ うっ」と泣きながらエッチを完遂しようとする姿が、本当に可愛いのですよ!!モブ顔なのに。。。そして繋がった途端にいきなり耽美系に変身です。
ほんと、振り切ってる。。。

他、理想的な攻め&受けとして出てくる早乙女と二階堂も笑えました。こちらはまさにド定番の攻めと受け、しかも昭和風味。
最初から最後まで、笑って読めました。

あと、兄弟ものとダーク系のシリアス作品。兄弟ものは可愛らしくて萌えましたが、ダーク系はちょっと私には痛すぎました。

すごく萌えるといった作品では無いのですが、楽しく笑って読めました。ダーク系は、ちょっと合わなかったですが。。。
振り切ったギャグがお好きな方は、楽しめると思います。

5

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