新宿69ヘヴン 下

Shinjuku 69 hevean

新宿69ヘヴン 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神94
  • 萌×241
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

32

レビュー数
24
得点
668
評価数
147
平均
4.6 / 5
神率
63.9%
著者
ウノハナ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
シュークリーム
レーベル
from RED
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784910526539

あらすじ

ゲイ風俗ルポのため人気ウリ専ボーイ・ヒロムを指名し一夜限りのセックスを楽しんだ、
風俗ルポライターの九谷慶太。

一度セックスした相手とは二度と寝ないと決めていたにも関わらず、
ヒロムとのセックスを忘れられなかった九谷の元に、
期間限定ルームシェアのパートナーとしてヒロムが現れた。

仕事中の愛想の良さはみる影もなく…普段のヒロムは素っ気なくて生活能力は皆無。
どことなく目が離せない危うさを持ち、九谷を翻弄してくる。

そんなヒロムが時折見せる可愛らしい一面や自身の過去について吐露する素直さに
いつの間にか惹かれてしまっていた九谷だったが、
気がつけば二人のルームシェア企画も残り1週間。

ヒロムに厄介な客がついていることを知りながら、
自分自身も客としてヒロムを買うことでしか愛を伝えられない九谷だったが、
強がってばかりで本音を見せないヒロムを救うため動き出しーー…。

ノンケポルノライター×蠱惑的なウリ専ボーイ
欲望渦巻く夜の街、抗えない恋の駆け引き。

表題作新宿69ヘヴン 下

九谷慶太、風俗ルポライター、33歳
佐久間博六、人気No.1ウリ専ボーイ(ヒロム)、29歳

同時収録作品新宿69ヘヴン 下

沢木、ヒロムの客、官僚
佐久間博六、ウリ専ボーイ(ヒロム)、29歳

その他の収録作品

  • Bonus track(描きおろし)
  • あとがき

レビュー投稿数24

好きを自覚してからの受が可愛すぎた

あんなにツンツンしていた受が、自分の気持ちを自覚して泣いたりデレデレしたりくっついたりしてくるところがマジで可愛かった。何だこの生き物は。
ちょっと設定に無理ない…?!と思ったりもしたけど、なんとか丸く収まったし?総合的には美味しかったです。
結構エロ度も高めな気がします。
不穏な始まり方だけど最終的にはかなり甘々になるので安心して読んで欲しいなと思います。
これは上下巻でゆっくりやって正解の作品ですね!

0

良かった…!

ゲイ風俗の客とボーイとして出会った二人の、雑誌企画初対面ルームシェア

下巻の感想。


相変わらず、普通にルームシェアしつつ仲良し動画配信と風俗店経由の逢瀬。
慶太はわりと直球だけど、ヒロムは演技に本心が見え隠れ。

オーナーのヨシさんに彼氏だと思われてる慶太面白いな。
ヒロムが借金返し終わってるのはビックリした。そっか、ゾンビかぁ。なるほどな~。ずっと自暴自棄なゾンビだったんだな…。


ルームシェア最後の日の、お断りする慶太かっこ良かったな。かっこつけてるけど。
それで結局誘いに乗るところも好き。やせ我慢で虚勢はらないの良い。


「ヤバい太客」沢木さんは怖かった…
異常だけど理性的ではあって、なげやり無気力ぎみだけど自棄を起こすまではいかない。
このバランスが崩れたらどうなっちゃうのかと…ジリジリジワジワ怖い。
希望を持って屈しなかったヒロムえらい。沢木さんの理想からズレたことで執着が揺らいだのは幸いだった。


最後、ちゃんと家の鍵をかけるようになったヒロム。良かった、自暴自棄のゾンビはもうおしまいだ。


描き下ろし、ちょっと借りてきた猫みたいになってるヒロム可愛かったな。
嘘と演技にまみれてた反動だけど、いずれ安心して我が物顔で闊歩できるようになるでしょう。慶太と一緒なら大丈夫。幸せになれ。

0

読み応えたっぷり

ゲイ風俗ルポのため人気ウリ専ボーイ・ヒロムを指名し一夜限りのセックスを楽しんだ、風俗ルポライターの九谷慶太。
そんな2人が企画で期間限定のルームシェアをすることになり関係が深まっていきます。

上下巻読んでの感想になりますが、読み応えたっぷりー!上下あるので出会いからその後、過去もちゃんと描かれています。
下巻はヒロムについている危ないお客さんの話が後半のメインになるのですが、めちゃくちゃな人だけど先生の描き方かな、嫌いにはなれなかったなぁ。
ヒロムくんのツンデレ、デレの部分がとにかく可愛いです。
2人の年の差、実はそんなにないんだけど九谷さんは大人の男って感じで包容力たっぷり。

2人が結ばれるハッピーエンドなのですが、その後のお付き合い編もぜひ読みたいです。
上下巻、読み応えたっぷりながらも飽きさせない、バーっと読みたくなる作品です。
先生の絵柄はいつみても素敵だー!

2

上下巻で読み応えたっぷり

とにかく久谷ことキューさん博六ことムーさん二人が幸せ指標に向かって進んでいってくれて良かったです。スッキリハピエンで読んだ後気持ち良かったです。
個人的には沢木の人となりをもっと知りたかったのでスピンオフを是非…。あとお隣の大学生もメッチャ可愛かったです。ムーさんと仲良くなれて何よりですね。
全然モブなところでヒロムの勤め先のBOSSのYOSHIさんが何気に商才のある方で大阪にもお店展開しちゃうだなんて!と尊敬の眼差しで読んでましたw

4

恋人編が欲しくなる

雑誌の企画を通じてルームシェアをすることになった九谷とヒロム。

はじめは「一度セックスした相手とは二度と寝ない」と言っていた
九谷ですが、いつしか何度も身体を重ねる仲に。

そのときだけは甘く素直になれるも、
いつもの日常に戻ると元に戻ってしまうヒロム。

もう仕事なんてのは口実でしかなく、
どこからどう見ても両想いにしか見えないんですが…!!!

そんな中、遂に企画も終了を迎えルームシェアも終わりが近づき…
「家ではしない」という当初の約束も破って、同居の最後の夜に
身体を重ねる二人。

もはや言い逃れなんてできない程に九谷への気持ちを
自覚してしまったヒロムですが、それでも彼を引きとめることもできず、
ボロボロと涙を流す姿に切なさが溢れます。

その後九谷と再会し、独占欲を自覚したヒロムは
遂にウリ専を辞める決心をしますが…。

以前から登場していたヒロムの背中にひどい傷をつけていた常連客。
ヒロムがウリ専を引退することを察した彼に誘拐されてしまいます。

ライターとしての手腕を生かしてヒロムを探す九谷がかっこよかった…!
そんな彼を信じて待ち続けるヒロムも二人の絆を感じれてぐっときました。

その後、ウリ専を引退し、九谷の家で暮らし始めたヒロム。
狭いながらも二人だけのささやかな日々に多幸感でいっぱいになりました。

最後はこれまでの分のデレを総動員したかのようなヒロムのデレっぷりに
キュンキュンが止まりませんでした///
まさかこんなにも甘えたで健気だったなんて…!
恋人になった二人のその後をもっと見たくなってしまいました♡

4

ヒロムのデレがかわゆすぎる

期待通り素直になったヒロムがかわゆすぎました。
同居終了前にさみしくて慶太を煽って誘うところ。この時は表面上はまだ素直じゃないけどそれもいい。
慶太と離れてからなかなか指名がこないとすねちゃうのもかわいい。
いちばん好きだったのは、慶太とやっと会えて言葉はツンなのに慶太にベターっとくっつくところ!!めちゃくちゃかわいい。激萌えです。
慶太が「態度と台詞がだいぶ違うなー」と真顔なのもおもしろい。
慶太が大きい手でヒロムの頭を抱いたり背中をポンポンするのも好きです。
ヒロムのかわゆさと慶太の無愛想ながら愛情深いコントラストが気まジャガの新と椎名を思い出しました。あの2人大好きで、椎名の新大好きすぎる甘え方と無表情ながら椎名に愛情深い新がすごくよかったんですよね。

ボーナストラックの
ヒロム「慶太さんのこと好きすぎて死んでもいいと思ってる」がこれまたかわゆすぎました。
こんなん言われたら慶太でなくてもたまらんたまらんですね。
ゾンビみたいになって自分のことを空っぽで帰るところがないと思っていたヒロムがここまで変わったこと、慶太がヒロムにハマることを覚悟した甲斐があったってものですね。
出会って好きになって救われて変わることができる…好きなBLです。

慶太の仕事がストーリーに活かされていたし、歌舞伎町という場所で生きる2人というのもよかったです。

ただ沢木のことはよくわからなかったです。
ストーリー上の役割としてはいいんですが、ヒロムを監禁しておいてあっさり解放したのは、初めからそう長く監禁するつもりはなかったってことですかね。一時的にウサを晴らしたかった? 慶太が助けに来たらヒロムを渡すつもりたった? この辺が私にはよくわからなかったですが。まあ、深刻なことになるほどではなくてよかったです。

4

続きをお願いします!

下巻は少しだけ評価に迷いましたが、色々と考えてやはり神しかないと思って評価させて頂きました。
何故なら九谷とヒロムの関係の変化に激萌えしたからです。ありのままのヒロムを受け入れる九谷が格好良かった…

共同生活の企画が終わりに近づいた時に九谷が起こす行動にヒロムへの思いを感じました。また、本音をなかなか明かさないヒロムの為に、わざわざ予約を取って部屋の外で会う2人の様子にギュンと来ました。抱き合う2人のシーンから思い合う気持ちが伝わって来るんです。それが堪らなかった。

下巻のレビューでヒロムに固執する客が気になると書きましたが、彼が悪役になり切れてなかったのが残念に思いました。

もし、続きがあるのなら九谷が敏腕ルポライターとして、彼の一族を社会的に抹殺するお話が読みたいです。その時はヒロムがバーのマスターとして活躍して欲しいな。。。

5

息つく暇もないほど夢中になれた

上巻以上に本音が見えて、そして上巻以上に緊迫感のある下巻でした。

ヒロムが慶太に心を許し始めているように見えるシーンが増えてきた一方で、どうしても演技なのか本音なのかを正確に読み切ることはできず、だからこそ余計にヒロムが苦しんでいるように見えて切なくてたまらなかったです。

特に客としてではない慶太と交わったときに最後まで意地でも好きを言わなかったことでどうにか本心を隠そうとしていることが見えてしまってもう…
また慶太と別々に暮らすようになって慶太と会える機会を得たときの嬉しそうな顔!!
1人の時の顔を見たら存外わかりやすいからこそ、慶太の前ではどれほど作っていたのだろうと。

でもヒロムのそういうところも分かった上で全部受け止めてくれる慶太だからこそきっとヒロムは慶太を好きになったし、2人ならきっと幸せになれるだろうと思えるラストでした。
どうか、できるだけ永く幸せでいられますように。

6

もっと読みたかったりなど、、、な下巻。

下巻は、ルームシェア企画もあと僅かというところから始まります。

そして別れの前夜。
ヒロムがとうとう九谷に対して、好きという感情を隠さず、バックハグをします。
バックハグからの致そうとしますが、そこは九谷が一線を引こうとします。

この作品のいいところは、最初に作ったプラベと店とのルールをきちんと九谷が守っているところです。

がしかし、その夜だけは結果九谷もヒロムを受け入れました。(ここのシーン、めちゃ良きでした。こういうダメだけど、でも今日だけは……! っていう展開がものすごく好きです!)

その後、九谷は風俗ライターを辞め、普通のライターに。


ヒロムはというと、九谷からの連絡がないことを淋しく思いながらウリセンの仕事を続けていました。
例の官僚からの仕事も受けております。

が、ある日家に帰宅したヒロムは、例の官僚に後をつけられていたのか、スタンガンでやられてしまいます。
次に目覚めたときは、例の官僚の家でした。

なんとヒロムがウリセンを辞めることを聞きつけ、送別会をやろうと一方的に自らの家へ監〇したのです。


この先、どうなるの、、、とドキドキハラハラしたのですが、わりとあっさり九谷がヒロムを救出しにやって来ます。
というのも、この官僚がどうしてそこまでヒロムに執着するのかがあまり見えて来ずで、結局、官僚の家族たちに迷惑かけたかったが故の犯行でもあった?? のかなあと思えました。


結果、2人が収まるところに収まったので良きでしたが♡

あとがきで作者様たちが、69とタイトルにありますが、69な体位がなかったと触れましたが、内容的には新宿歌舞伎町を舞台にした、2人のロックな生き様を描いた作品だったなあと個人的に思いました。


最後になりましたが、九谷のポルノライターのペンネームから「マラ」さんと呼ばれていて、マラドーナ長竿って、どちらを略してもえちよな~と当たり前のことにニヤニヤしてしまったまりあげはでした!笑



0

ムーさん(6)とキューさん(9)で「69」ってコトで合ってますか???

「新宿」というアンダーグラウンドな街で生きる人だからの感覚が満載だったお話しだったな…と上下巻を読んで自分なりの読み方が分かった気がしました
段階を踏むような丁寧さはないかも知れないけれど繊細さは感じられるお話しだったなぁ~と、読後に2人を反芻したくなりました

丁寧じゃないって言うのは悪い意味ではなくって、、、
上巻を読んで私自身、なんで九谷さんがヒロムくんに惚れたんだ?って所がイマイチ分からない…と書いたんですが、結局人を好きになる理由なんて様々だし、気付いたら好きになってる事だってたくさん
現に九谷さんは自分でその辺自覚して沼ってましたもんね、ヒロムくんに…♡
という訳で、ココで好きになったんだね!とかあの時があったから惹かれたんだね!という分かり易い丁寧さは無いかも知れないけれど、上下巻で読んでみた時には確実に2人の間にはちゃんと「好き」が在る事が伝わってるんですよね
少なくとも上巻では分からなかった私はこの下巻を読むことで九谷さんの「好き」がしっかり感じ取れました(*˘︶˘*).。.:*♡ 

新宿という生き馬の目を抜くような時間軸で生きる人と、ただ惰性で繰り返す日常の中にすら自分の居場所の居心地を見つけてしまえるような不安定な人が「夜」を通して接点を持ってしまうような場所
その一瞬、そのひと時で十分分かり合えてしまうような時間を「新宿」という街で生きて来て知っている2人だからこそ、お互いに自分に取っての相手がもたらす意味を本能的に嗅ぎ取れていたんでしょうね

そう思うとすごく刹那的に恋に落ちていた2人の繊細さに一気に惹き込まれます

ON/OFFを難なく切り替えられているからって決して器用じゃない
むしろ自分を保つ事に必死だからこそ他人と関われないヒロム

そんなヒロムの不器用で繊細さと必死さに魅せられた九谷

新宿という街で出会った2人
めちゃくちゃ良かったな…
すごく好みな上下巻だった(ღ˘͈︶˘͈ღ)

傷付くことも傷付けてしまう事も多い街だと思う反面、そこでしか癒されない人も居る街「新宿」
誰かにとって地獄に映る街でも誰と居るか?で天国にもなるよ♡って事が込められたタイトルだったりするのかなぁ~なんて…思ったりしました

お互いが特に呼び合ってなかったのもあってあんまり正直最後まで慣れなかった九谷さん=キューさん、ヒロム=ムーさん、、、これからイメージして「69」だったのかな???
あとがきで「69」ってタイトルに付いてるのに体位としての「69」描けなかった…と仰ってましたが、、、ぃや、ホントそう…!!!(笑)
絶対アル!と思ってたのになかったからwww
何かそれで一体なんで「69」なんだ???って考えだしたらココ(ムーさん・キューさん)に辿り着きました
合ってるのか違ってるのかは分からいし、左右的には逆なのもチョコット気になるんだけど…ま、自分なりに納得したんで…まぁいっか( ´3`)~♪

沢木さんもホントは癒されたかったんだろうね…
分かり合えていた…!と思えていた相手が自分の手元をすり抜けてしまう恐怖を上手く伝えられなかったんだろうね…哀しさは感じるけどね…同じ哀しみを持っている同士では結局相手を通して見ているのは自分なんだろうなぁ
それじゃ2人でする恋愛は始められないよね
沢木さんをぶん回すような誰かに出会えるといいね~。。。
どうにも嫌いになり切れないヒールさんだったな、沢木さん

と、いう訳で、、、♪
沢木さんでスピオフ+その後の2人でワンモアヘブン!!
そして2人の「69」も…♡見たいですヾ(〃∀〃)ノ

修正|白抜き(シーモア)

3

ボーナストラック

BONUS TRACKで、ヒロムが自分の気持ちが信用されるか不安になってるの。まだ大きく振れている最中なんだなって見えた
九谷が大人だから、ツンとデレがもうひと波ふた波くらいきて、落ち着いて、ヒロムがヒロムらしく愛されて愛して、暮らしている様子も見たいな
抱きつくヒロムが小さい顔を肩に押し付ける様子が可愛くて、九谷の体格の良さに感謝

九谷は風俗ルポをしている自分のことは誇れなかったみたいだけれど、風俗のキャストを蔑むようなところはなかったというか、特に何も気にしてなかったけれど、ヒロムと深く知り合って彼女達が人間に見えてきたのかな
慶太がインタビューするのは、2年目のヒロムに色々聞いたオジとは違うもんね

どの人も自分の経験してきたことをなしにして、忘れて生きるなんてできないんだから、それを経て幸せになれたことを喜んでるのは綺麗事とかじゃないよな
風俗ルポやってて最高に良かったって言ってて良かったよ

3

だんだんかわいくなっていくヒロム

ゲイ風俗ルポのために指名した人気No.1のヒロムを指名したライターの九谷。一夜限りのはずが忘れられない相手になってしまいました。そんな時に期間限定ネット配信企画のルームシェアのパートナーとして再会したヒロムと一緒に過ごすことになります。
一緒に暮らしていくうちに互いに惹かれ合うふたり。それでも簡単に好きだから恋人になろう、とはなれません。借金のために売り専をしていると言っていたヒロムがすでに借金完済していること、歌舞伎町に来た人を信じられない理由、厄介なリピーターがいることなど、ヒロムの辛い過去やそれに引きずられている現在が分かってきます。

変わりたいのに簡単には変えられないヒロム。変えたいのに無理強いすることのない九谷。ふたりのルームシェアの企画が終わりに近づき、はじめて仕事としてではなく、ただ好き合っている男同士として部屋で最後に身体を重ねます。
プロじゃないヒロムがすごくかわいいし、客じゃない九谷もいつもと違ってリードしてかっこいいし、とてもいいラブシーンでした。「好きだ」「もうお前しか抱かない」「可愛い」甘い言葉をたくさん伝えて、九谷がヒロムの心と身体を埋めていきます。

翌朝から元の生活に戻り、別々の部屋に帰るふたり。
なかなか自分を指名してくれない九谷からやっと連絡が来た時、ヒロムはまさに恋する顔で、めちゃくちゃかわいいです!顔を合わせた瞬間から抱き付いて離れないのにツンツンしているところもめちゃくちゃかわいいです!ヒロムがすごく幸せそうで楽しそうで、読んでいるこちらも嬉しくなります。
そして九谷が風俗ルポライターを辞めたように、ヒロムもボーイを辞めます。ところがそれを知った厄介なリピーターの沢木にヒロムがさらわれてしまいます。もう会えなくなるのなら好きだと言えばよかったと後悔するヒロム。ヒロムをぜったいに見つけようと沢木のことを調べまくる九谷。
最後に九谷とヒロムのハピエンに向かう前に、沢木との決別と沢木の正体・苦しみも描かれていきます。

ゾンビがたくさんいる街。新宿だからこその物語でした。
煌びやかな夜の街から明るい日差しの中へ歩いていくふたりの最後はとてもよかったです。

3

タイトルの数字は気にしないっ

唐突ですが動画配信のもう片方の学生2人はなんで登場した?
スピンオフ狙いのBLカップルにはとうてい見えないし(わたしには)、ヒロムの学生時代の挫折話を引き出す為にしても先にテレビ観ながらその話はヒロムが明かしていたし、夜の世界の対極として添えられたのか?
それからあの沢木も中途半端な悪役ですね。
冷酷な変態感をもっと出して欲しかった。
まあパーフェクト非道者じゃないからこそヒロムも彼をお客にしていたんだろうし、通じるものもあったんだろうけど。

まあウノハナ先生らしいわりとアッサリしたお話でした。
1番残酷な描写、1番淫靡な描写は敢えて出さないというかそこが万人受けというか。
(同じようなストーリーで他のA先生或いはB先生が描いたとしたらまた違ってくるんだろうなとまあいたって当たり前の感想を持ちました、どっちかというと登場人物をこれでもかと痛めつける話がマイブームのようです)
あ、'まあ'が多いな。

そういえば九谷に関する感想がほぼないなー
すぐに顔に出る恋するおっさんって感じでした。
可愛いと言えば可愛いですが私の好みからは少し外れていました。

0

心の変化と苦悩

ヒロム寂しげな表情をみせるようになりました。
裏切りによってウリ専に身を落とすことになったヒロム。自分は空っぽだというヒロム。どれも儚げで寂しげで…
九谷の気持ちを知っているのに踏み出せないのには理由があってその理由が明らかになります。ヒロムの気持ちにも変化がありうまくいくのかと思いきや…背中の傷の元凶にヒロムが監禁されます。
ヒロムが他の人の所になんか行かないでっておもうようになった所はもう胸が熱くなりました。
この先も幸せであれ!と思いました。

2

え?

下巻に期待してました。
色々エピソードがあったんですが、なんというか目新しさがないような…。

ヒロムの過去も気の毒ですが、その事件裏はなかったの?そんなにあっさり責任押し付けられたの?仲間は?仲間も押し付けてきたの?上巻の回想では仲良さそうだったのに。

一晩に何人客をとってるの?
なんかツッコミばかりで申し訳ないです。

ウノハナさん作品で上下巻なのに下巻もこれでおしまい?
官僚のくだりもあっさりだし。っていうか必要だったかな?
なんだか色々中途半端というか、もっとそこんとこ詳しく!な事件をさらっと描くだけで…。

最後の方は素のヒロムが可愛くて可愛くて!
なんですけどね…、29歳ってところに…。
うーん、留年覚悟でゲーム作ってたってことは8年くらい売りをやってたのかな?一般的なことを知らない、あるいは新鮮で嬉しいのかな?

慶太の包容力とヒロムの可愛さは良かったです。

3

大人の余裕でした

上巻では、二人の関係性(オンとオフの切り替え時の違い)が気になっていましたが、下巻の序盤でその不安・疑問は氷解しました。
指名してホテルで会うときにヒロムがあくまでも仕事として慶太に相対することを、慶太はどう思っているのだろうと思っていましたが、割り切っているとか不満に思うとかじゃなく、それ込みで丸呑みしているのだと理解しました。
大人の余裕という奴。だからこそ拗らせていたヒロムも徐々にですが不器用ながらも心を開いたのでした。ああ、なるほどー!なるほどー!
との観点から、そのあとの様々な事柄も腑に落ちましたし、ルームシェア企画が終了したときの淋しさもすごくよくわかりました。
年齢は見た目ほどは離れていないはずですが、もうそんなことは関係ないのだと、それこそゾンビみたいだったヒロムがやっと居場所を見つけたのでした。
ヨシさんじゃないですけど、よかったねえと滝涙です。
9話終わりの、慶太からの指名をスマホで見た瞬間のヒロムの表情がすごく好きです。そのあとの二人の時間も。めっちゃ可愛いです。
で、もう一人のゾンビ、沢木さんですよ。荒んだ官僚であり隠れ暴力男。
難しいですよね。ときどきこうやって大の大人が大人を誘拐し監禁するシチュエーションありますけど、監禁したあと加害者はどうするのか、被害者はどうするのか、助けに行く第三者はどうやって行動するのか、本当に書くの難しいと思います。一般的には、この解決への展開はやっぱり肩透かしに見えるのだろうなと思いますが、沢木さんは結局ゾンビだったんだなと、監禁したところで無気力に変わりないというか、私はそのように解釈しました。
監禁されている間にヒロムはもっと素直になればよかったなと後悔し、慶太がびっくりするくらい発言が変わりましたが、そういうのもありだなと思いました。
下巻のあとがきに、書きたかったけど書けなかったエピソードが載っており、沢木さんの今後が一番意外でした。みんな幸せに。

0

絶妙な距離感で近づくふたり

上巻を読んで、それぞれたくさんの人と身体を重ねてきた中で、なぜ九谷とヒロムがお互いに特別に思えたのかもう少し知りたいと思ったのですが、下巻を読んで、なんだかそんな理由を求めることは野暮のような気がしました。
ベタですが、九谷が九谷で、ヒロムがヒロムだから惹かれあったんだ、と、それだけのことかと。

ルームシェア企画の終わりを前にした、ふたりの会話と初めてのプライベートでの行為がすごく良かったです。
九谷が「今までその身体ひとつで生きてきたんだろ?」とヒロムをプロとして尊重しているところに男気を感じたし、ヒロムからすると、自分を簡単に抱ける男だと思われていない、自分の生き方を認めてもらったような、とても嬉しい言葉だったと思います。
九谷とお金を介して関係を持つことは、ヒロムにとっては「客だから」と言い訳の材料にもなっていたと思うけど、いろいろ言葉では言いつつも、抱いてほしいという気持ちがダダ漏れてたのが可愛かったです。

ルームシェアが終わって離れ離れになっても、九谷は無理やり俺についてこい!みたいに自分の気持ちの熱だけで事を進めようとしないところが大人の距離感で良かったし、終始ヒロムを追い詰めない姿勢にすごく優しさを感じました。

ヒロムも、九谷への膨らみ続ける想いを抱えながら、風俗ルポをやめた九谷の生き方に呼応するように、自分も浸かりきっていた夜の闇から自分の力で抜け出そうと決めて、人と繋がる世界へ戻ろうとする勇気、がんばれ!と応援したくなりました。

沢木さんとヒロムは境遇は全く違っていたかもしれないけど、彼の心の闇は、かつてはヒロムの心にも同じように広がっていたはず。
九谷と出会わなければ今でも。
孤独のなかで、誰かにすがりたいと思う沢木さんの苦しみや寂しさは、あまり憎めないものでした。
あとがきで沢木さんのその後には少し触れられていたけれど、かなり印象的な人だったので、スピンオフあったらいいなと思いました。

ヒロムの急激なデレが可愛くて、本当はこんなに甘えたで素直な子だったんだなとびっくりするほどです。
そんな素のヒロムを引き出した九谷と出会えたこと、心からよかったね…と、出会うべくして出会ったふたりの幸せを願います。

そして是非沢木さんスピンを。

1

ほんとにアラサーかしら この子?

人の流れに押し流されるように街をさまようヒロムの背中がどこか寂しげで

何があったんだろうね この子 と 九谷以上にあたしがほだされた上巻
溢れかえる人の群れ 繰り返す出会いと別れに愛憎や業を感じるようなお話ではないとは思ってもヒロムの背中を見るたびになんですかね…  

哀愁帯すぎなのよ


金を払ってでも腕の中に囲っていたい九谷
なつかない猫がちょっとずつすり寄ってくるようになっていくところに 大人だからの焦れったさやズルさを感じさせてはいただいたんだけど 誰やッ!あの男
高級官僚ならではなのか病み深そうな どこかが爛れて腐敗しかけているような

おかげでえっちなウノハナさんを読めることになかなか集中できないッ!((怒))
好きを隠して抱かれるヒロムの意地にこちとら心臓つかまれてるのにイカれ野郎の顔がチラついて素直に萌えきれない 

なせだーーーーーーッ! なぜ邪魔をする沢木ぃーーーーーーッ!


落ちてたどり着いたところが安住の地 一度慣れてしまえばどんな劣悪さも安堵になる
この底を抜け出すか留まるか 足掻く勇気や抗う為の欲や執着 自分にも他人にも嘘をつき続ける苦痛
いやぁ 沢木も哀れな奴だってのはわかってたけど 抜け出す力をそこから得たか と

んんん んんんん  男前だった 愛しかなかった 上巻ゴネてごめんなさいだった

が ヒロムがこのドン底で何を思って 自分も他人も愛せなくなっていったのかが
借金を背負わされ誰にも頼れぬまま落ちていったところがなかったからなのかな? 泥水を飲むような思いをしてるはずなのにそれが 諦め にしか見えなくて

いやいやいやいや そこじゃないんですよね きっと
底辺回避ができたわけじゃないのに手にしたことで得る幸福感

描き下ろしでシックスナインが出るのかと思いきや ソコどころじゃない可愛い生き物がおったもので クソーーーー Orz ちゃんと鍵かけてるし 続きが読みてぇええw

0

好きを自覚したあとの受が可愛すぎる

ウノハナ先生作者買い。

上巻のラストで底辺ライターと借金ありウリセンボーイの組み合わせでどうやってハピエンゴールしよう?と不安でしたが、、借金!終わってた!(大歓喜

でもそれであっても次に行けないのって、わかる。程度は違うかもしれないけど、フツーに仕事してて、転職意向はあるけど自分って他のところで使えるのかな?みたいな。そんな気持ちなんだろうな、、めちゃくちゃわかる。

ケイタが先に風俗ライターをやめ。ヒロムにウリセンをやめろと迫るのではなくて、好きだという気持ちを正直に白状して(ある意味負けを認めて)別れたからこそ、ヒロムも素直になれたんだろうなあ。そこに関してはケイタがめちゃくちゃ良い男です。ウノハナ先生の本は本当に中身イケメン(もちろん外見も!)が多くて、好きになる理由がすごくわかって好き(語彙力・・・

ラスト、再びゲーム制作で成功!タワマン!とかではなくて、現実的なところから再出発して、何気ない日常に幸せを感じているところもすごく良いし、ヒロムが(たぶん一時的なものだろうけど)これまでに無いくらいケイタに気を遣ってしまうのも、彼のことが愛しい故、というのがすごく伝わってきて!生意気なヒロムも好きだけどこれもこれでたまらないよなあ。

もっと読みたいけどここでめでたしめでたしにもしたいような不思議な気持ち。やっぱりウノハナ先生の作品は最高です。これからも作者買いします!

3

”仕事”ではなく身も心も晒した受け君にグッとくる…!当て馬には肩透かし感も

もうレビュータイトルどおりなんですが、主役二人の恋愛模様、心の繋がり、文句なし!!

3ヶ月の同居企画が終わりを迎え、心がまるっと慶太に持っていかれてることが丸わかりのヒロムの表情…!グッときました。ウノハナ先生の描かれる男たち、やっぱり最高だなあと。

上巻では常に「ウリ専ボーイ」の外面を被ったままで慶太と身体を重ねていたヒロム。
それが、初めての”家の中でのえち”で攻めに翻弄されて頬を染めて、乱れて…
翻弄するのはいつもヒロムの方だったのに、立場逆転のあまえちに、息をするのも忘れて(嘘)見入ってしまいました。

「俺が気持ちよくさせてやる おとなしくされとけ」って慶太のセリフにも、心の中で萌えが広がりテンション爆上がり…最高。。

で、意地っ張りのヒロムもやっと自分の気持ちを認めて素直に、というところで起こる事件。

これがちょっと自分的にはあっけない結末すぎて、肩透かしを食らった感じで…
沢木には、もうちょっと一貫して粘着監禁野郎でいて欲しかった。←
ヒロムが無事でもちろん良かったんですが、沢木があえてスマホを家に残して外部に連絡させたその心が、自分にはよく分からなかったかも。。

慶太×ヒロム、二人がどんどん心を通い合わせていく様子にときめいただけに、上記の部分がなんとも微妙な感じで、「あの人なんだったん?」的印象になってしまった感があります。

とはいえ!!

即落ちした時から終始一貫して優しさ・男気を見せてくれた攻め・慶太も、シャーシャー言ってる猫ちゃんだったけれどやっと甘えて素の姿を見せてくれるようになったヒロムも、どちらもすごく好きなキャラでした。

上下巻2冊でたっぷり萌えを供給していただき、週末の仕事も頑張れそうです。ウノハナ先生ありがとうございます✨

あっ、あと、先生もあとがきに書かれていますがタイトルの「69」からあの体位をドキドキ期待していた自分……残念ながら、本編中にはなかった;うーむ…十分えちえちだったけど。。やっぱりちょっと見たかったな。

0

感情的にもエッチの視覚的にもリッチ

慶太×ヒロム

ルームシェアの最後には、
ヒロムの堅い壁があっさりと簡単に崩れ去って、
今まで高慢で余裕綽々だったが、
完全に慶太に心を溶かされてまるで別人みたいに変わった。
本当の素のヒロムが見えてきて、
ツンツンして可愛くなって、
エッチも甘々な恋愛モードに突入する展開に。

ルームシェアが終わって、
すっかり恋が混じっている2人の「客とボーイ」の関係。
ちょっと進展が早いかな・・・。

過去に仲間に裏切られて人間不信になったヒロム。
慶太がヒロムの孤独や心の痛みに敏感で、
一緒に暮らすうちにヒロムに日常の味わいを感じさせてくれる。

慶太の好きという気持ちや秘められた思いやりが、
今まで愛を感じたことがなかったヒロムにとって特別で、大きな支えで、
慶太との関わりを通じて、慶太のことも考えて、
新たな自分として成長していくヒロムの様子が胸アツ。

ヒロムの背中に傷をつけた相手、客の沢木。
監禁まで至った執着の動機が不明で、
慶太がヒロムを救い出すための策もあっけなく、
期待したほど重厚で痛ましい展開にはならず、
思ったよりも軽く収まってしまって少し物足りない。

慶太が風俗ルポライターを簡単に辞められたし、
結局、彼の苦労が全然見えなくて残念だった。

必要不可欠な存在となっていく2人。
あまあまビッグハッピーエンドが素晴らしい。

共同の生活や体の関係を通じて、

ヒロムの本質に気づき、彼を包む慶太の愛情と、
本音を素直に言えないもどかしさを感じながらも、変化していくヒロムの内面、
そして、次第に露わになっていくお互いへの独占欲が感情的に刺さる!
エッチの視覚的な萌えも相まって、
虚しかった人生を明るく照らし合う2人の姿に心の底から感動しました!

3

表情に全てが出るウノハナ'sメンズ

神作家様
ウノハナ先生の新刊!

まず最初に、連載お疲れ様でございました。
こうして上下巻で拝読できてとても幸せです。
ありがとうございます。

ウノハナ先生作品に登場するキャラクターはみんな顔が饒舌ですよね。
口では全然違うことを言ったりしても、表情を見れば何を思っているのかすぐわかります。
今作のふたりも同じく、表情が全てを語っています。
攻はかなり早い段階で潔く想いを伝えていましたが、受はウノハナ先生が描くキャラっぽさ全開でした。
読者からしたらバレバレなのに...笑

上下巻ということもあって話はややゆっくりじっくり進んでいきますが、他の方が仰るように帯が少し大袈裟な気はしました。
(とはいえ、一般文芸の文庫の帯なんかと比較すると大したことないです)

ワケアリの主人公たちに光が照らされるまでのお話。
ウノハナ先生作品の萌えポイントが沢山詰まった素敵な物語でした!

4

長く暗かった心の闇が晴れていく救済の物語

さささ……サイッコウだった!!

夜の街に縋って居場所を求めて生きてきたヒロムのバックボーンや胸の内に深く触れる下巻。九谷への想いに素直になれない理由や、この街を切り捨てられない理由など、グッとくるものがありました。
過去の失敗から"底辺"に落ち、這い出せないのか這い出したくないのか複雑なヒロムの心境をベースに、抱いてしまった恋心に向き合っていくことになる物語後半戦。自分の本心に向き合いたいのに向き合いきれないヒロムの不器用さが、まーー…なんとも言えません。
金を払って九谷に抱かれてる関係だけど、その時間だけは恋人を演じることができるヒロムの嬉しくて堪んない反応と表情……はーめちゃ可愛い。隠せてるようで隠しきれない想いがなんとも健気です。
九谷は好きってもう言っちゃってるし、その想いに応えてしまえば楽なのに、そうしないのは大事な居場所を失うことの怖さをよく知っているからなんだけど。"怖い"と思うこと自体、九谷のことをめちゃくちゃ好きって言ってるようなモンなんですよね。ルームシェアを解消して九谷が側にいない寂しい顔と、九谷から指名が入ったときの喜び顔のギャップは、かわかわ度100パーセントでした^ ^


ヒロムが九谷に出会ってどんどん救われていく気持ちの変化は一番の見どころです。心に抱えた闇が九谷によって明るいものに変わっていく救済の側面もあるストーリーだなと思いました。
表紙もまさにそんな感じ。歌舞伎町の夜明けのシーンかな?2人の恋人感溢れるしっとりとした佇まいが美しいです。
描き下ろしも甘くてデレてて最高でした。晴れやかで清々しい読後感は間違いなく神。

4

取り繕えなくなる瞬間

下巻の帯も中々の言葉が飛び交ってますが、
攻めの愛が大きいので割と甘めなお話です。

(裏切り・傷痕・監禁・執着・プレイ etc.)
(どれも間違っちゃいないけどそんなでもない)
(攻めは受けがただ大好きなだけの良い人です)

上巻のレビューにも書いたけど
帯の過激さを期待するとまぁまぁ違うので注意。


さてさて。

・家に帰れば 期間限定ルームシェア中の同居人
・外で会う時は 客×ウリ専ボーイ
という関係から進展がないまま続けていたけれど
とうとうルームシェアが終わる日がやってきました。

その後も客とウリ専ボーイとして会うけれど
「好き」の一言が言えないまま時間は過ぎて。

そんなある日、
受けが突然行方不明になってーーーと展開します。


受けは完全にON・OFFを切り替えてましたが
下巻では少しずつ取り繕えなくなるのが良きです!
一呼吸おいてからNo.1スイッチ入るとこが好き。

ルームシェア終了後は取り繕う余裕がなくなって
攻めから指名入るとパッと喜ぶのがさ~~!!!
これはもぅ堪らんやろて( ´艸`) フフフ

受けはそれほど攻めに惚れちゃってるのに
関係を前に進めることが出来ないもどかしさよ…。

攻めは攻めで"仕事辞めて"とは言えないんですよ。
受けの今まで生きてきた道を否定したくないから。

なので攻めが出来る愛情表現は、
受けに会うため稼いで"金を払って買う"っていう。
こちらも不器用で見ててめっちゃもどかしいです。

正直上巻の段階から両片想いはミエミエで、
付き合わない理由がそんなに深いわけでもなく、
ふと冷静になると2冊も必要だった?って思うトコはちょっとある。

でも2つの関係を使い分けられなくなった瞬間が
めっちゃグッときました…!!!(∩´///`∩)
「ご指名ありがとうございます」が言えないの…!

色々とマイナスな感想も書いちゃいましたが、
↑この瞬間と描き下ろしが個人的にドストライクで
読んで良かったな~と満足しました^^

4

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