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gomiyashiki no kamakurasan
雑誌の救済BL特集で、こちらの作品が心の救済がテーマだと紹介されていたので、興味が湧き読んでみるました。タイトルに「ゴミ屋敷」とあるので、リアルに悲惨な部屋があって……なんて事を想像しながら読んだのですが、鎌倉さんが長髪でやつれている様子ではあるけど、そこまで汚い描写はなかったので、不快な感じはしませんでした。もし、そういう不潔な表現を見たくないと思って敬遠している方でも問題なく読めると思います。
ゴミ屋敷になってる鎌倉さんの部屋の下の階に引っ越してきた荒井君が、大家さんにとやかく言われている鎌倉さんを見かねて、家の片付けを手伝ってくれる事になります。
この大家さんですが、かなり嫌な感じで出てきます。私はこの大家さんは、アパート経営者と言うよりは、世間一般の人が感じている「ゴミ屋敷に住む住人」に対する偏見を表現した人なんじゃないかと思いました。普通に、偏見が酷くてコンプライアンスに引っかかるレベルの人でした。
会社でパワハラを受けて心に傷を受けている鎌倉さんに、大家さんの言葉はさらに追い打ちをかけます。
しかし、そんな鎌倉さんを荒井君が救おうとする理由を語ります。荒井君にも心の傷があったんですね。
荒井君が後悔している過去の話を聞くと、荒井さんは少しずつ変わっていきます。ます、自分から部屋を掃除終わらせて、買い物に行きキチンと服を来て、髪はまとめて。鎌倉さん、美人になっていきます。
2人で避けていた過去の事と少しずつ向き合って、心が晴れてくるのと同時に2人の恋愛も進んでいきます。髪をまとめた鎌倉さんは素敵でしたが、荒井君もデートで髪を整えて、ちょっとだけおしゃれして雰囲気変わる姿がキュンとします。そして、食事のあと、荒井さんの部屋で鎌倉さんから、キスする場面はドキドキしました。
ラストで鎌倉さんが仕事決まりそうと言って2人で喜んで抱き合うシーンの鎌倉さんの顔が最高に幸せに溢れていて、可愛い表情でした。
家が綺麗になっていくにつれて、心も浄化されていく様子が心地よかったです。心が弱っている人の気持ちを理解するには、やはり同じ様に心の傷を持った人なんだなぁと。心の親和性をこの2人を見ていると感じました。全然タイプは違う人なのに、それでも、お互いをよく見ていて、相手がちょっとだけ前に進めると、それを追いかける様に自分も同じ様に進んで状況を改善していく様子が、後半とても良かったです。
こちらがデビュー作との事で、これからも注目していきたい作家さんです。
鎌倉くんの表情が1話と最終話で明らかに違って、でもその変化がお話に描かれているから、髪型すら違うのにしっかり同一人物なのがすごい。絵が安定してお上手で、作画に安心感があった。デビュー作とは思えない落ち着き具合…from REDでのデビューの方はそういう作品多い印象ある。
最近、"良い人"ばかり出てくるノーストレスな漫画が多いところ(創作物に優しくされたいときには、これはこれで良い)、管理人みたいな人も出してくるところにも好感。部屋から追い出すことは法的に難しいだろうけど。
一方で元職場の先輩はぬるい退場だった。まぁ鎌倉さんがスッキリするためにもあまり極悪人ではいけない。
デビュー作とは思えない… もっと早く読むべきでした。
ストーリー重視で、重たい内容でもまだ優しさを残しつつ、
その絶妙なラインを綺麗に歩んでいく感じが非常に良かったです。
ヘビー&どす黒いものも大好物なんですが、これはこれで満足。
絵柄も素敵でした。鎌倉さんが美人すぎ!!
♦ ネタバレ ♦
慌ててコンビニでゴムを買って帰る荒井くんと、
ベッドの上でちょこんと照れながら待っている鎌倉さんの姿---
もおおおキュンキュンが止まりませんでした (>w<)♡
そんな可愛い表情で見つめられたら間違えなく襲いますよ!
いつか先生の上下巻BLとかが読んでみたいです。
職場のストレスで体ぶっ壊した者からすると読んでいて辛かったです。
救済の物語でしたが、どうにも攻めの人物像が掴めず、読んでいて辛い共感から救われることはありませんでした。
唯一、アニメイト有償特典の小冊子だけはほっこりしました。本編後に必読ですね。本編は全く癒されませんでしたが小冊子でようやく救われた気がします。何故描き下ろしに入れなかったのでしょう…特典は読まないままの人も多いので残念です。
2023/12/29 読了
商業デビューおめでとうございます。
とある二次創作を書いていらしているころからの作者のファンです。
商業が出ますと発表されたときはビビりました。
この方は韓国人の方です。(ご本人が書く、韓国人の日本語文字がとてもかわいいですので、注意して見てみるといいと思います。)
ストーリーは、会社でやらかしてしまい鬱で引きこもってしまい、お風呂にも入らずごみ屋敷に住んでいる鎌倉さん(受け)が攻めのご近所さんに出会い、近所のよしみでおうちの掃除を一緒にするところから始まります。
お互い昔にトラウマや後悔があり、二人が出会って掃除をすることで、過去のことを清算し乗り越えることができる、そしてお互いが惹かれあう切ないいいお話です。
エッチなところはたいしてありません。
えちえち重視ではなく完全にストーリー重視です。
せつなめでハッピーエンドなお話を求めている方に良いかと思います。
******
二次創作のほうの漫画が、大変心情描写やそもそものストーリーなど
二次創作元の作品の特性上そこまで深く構成を考えられるところではない
(※妄想力が試される…というか)にもかかわらず、感情移入がえげつないくらいで
そのジャンルはその方のおかげではまっているといっても過言ではない感じです。
それくらいあくるジョーさんは漫画を描くセンスと才能を感じます。
今後の商業活動、並びに某二次創作の活動を応援します。
作家買いです。
大型犬っぽい年下攻め×社会に適合し切れなかったお話冒頭は病みきってる年上社会人。
現実でも腐るほどありそうなモラハラ上司からの叱咤につい本音を口にしてしまった受け。そのため退職する形に、そして、タイトル通りの心が病んでしまったことで育ててしまったゴミの部屋。ゴミ屋敷。
そこに陽な攻めが一緒にお掃除してくれることになって段々惹かれ合うんだけど、ストーリー重視な方かつ美人系の年上受け好きな方とか本当おすすめです!
上司とのトラブルで仕事を辞めて引きこもり、
ふと気付けば自宅がゴミ屋敷と化していた鎌倉。
ある日、ひょんなことからアパートの隣人・荒井と出会い、
強引でお節介な彼の手によって汚部屋から連れ出されることに。
タイトルの通り、ゴミ屋敷の住人・鎌倉が主人公なわけですが、
彼の救済ストーリーと見せかけて、実は過去に葛藤を抱えた荒井もまた
鎌倉の存在によって救われる相互救済の物語でした。
はじまりこそじめっとした重ためなトーンでしたが、
荒井の根っからの明るさに照らされてゆくように全体に
少しずつあたたかさや優しさが沁みわたってゆきました。
二人の間に流れる空気感は基本ほのぼのとしているものの、
時折嫉妬や性欲など生っぽい感情が垣間見える部分があってよかった。
ただの善人、ただの引きこもり、とい固有名詞におさまらず、
意外な一面が見えることで人としての味わいが深まってゆきました。
その一例として、エッチに関しては自分から誘ったり、リードしたり、
予想外に積極的な鎌倉が色っぽかったです。
荒井もこんな善良ワンコな顔をしていざそのときになってみれば、
激しかったりと、見かけによらない部分にこそ人としての魅力って
感じられるものですよね。
「ゴミ屋敷」が話題になって久しいですが、まさかこれをテーマにしたBLが出るなんて!
いや〜〜とっても良かった…なんでこれもっと早く読まなかったんだろう。。発売直後に読めばよかったなと思いました(まだ発売から2週間ぐらいですが)。
部屋がゴミ屋敷に至るまでの事情・鎌倉さんの心情や、二人の関係が変わるきっかけとなった攻めの部屋での出来事など、とても自然な流れで描かれていて共感でき、夢中になって一気に読みました。
会社でのパワハラに耐えかね、上司に暴言を吐き退職→ゴミ屋敷に引きこもるようになってしまった鎌倉さん。
あの日偶然野球ボールに窓ガラスを割られ、攻めが気付いて部屋に来てくれて良かった。。と、鎌倉さんと一緒に喜びをじんわり噛み締めました。
実は攻め自身も弟との関係にトラウマを抱えていて、鎌倉さんと出会い深く関わっていくことで自分の後悔と向き合うことができ、結果的に救われていくんですよね。
一方的に甘やかされて助けられて…ではなく(そんなスパダリも大好きですけども!)、互いに必要とし合い、助け合っている関係が尊いなあ…と思いました。
攻めが「部屋が綺麗になったお祝いにいいところを予約するから、また会って」と誘い鎌倉さんのOKをもらった後、一人でこっそりイエス!と拳を握っているのが可愛かった◎
あと鎌倉さんのビジュアルがとても好きです。。リーマン時代もいいけど黒髪長髪がものすごーく似合っててセクシーでときめきました。
お人好しな年下の隣人×パワハラに逆ギレして仕事を辞めて以来、引きこもりで自宅がゴミ屋敷になってしまった受け。
受けの家の窓にボールが投げ込まれ、窓ガラスが割れてしまったことで、下に住む攻めが、受けの家のゴミ屋敷掃除を手伝うことになり、次第に心の距離が近づき、受けが引きこもり人生から脱却し、やり直そうとするお話。
実はこのお話、攻めもある意味受けに救済されていて、どちらの未来も明るくなる結末で本当によかったです。
絵も綺麗なので、重い展開をそこまで重くなく美しく魅せてくれたような気がしました。
やり直しが成功してよかったねえ(すぐキャラの親戚的ポジションに行きたがるまりあげは)
そして、紙本の少冊子の最後に出てくる隣人さんのセリフに、思わず口元が綻んでしまったのは私だけじゃないですよね??
そういえば受けは髪が長いんだけど、リーマン時代の短髪のビジュアルも好みなんだよね。あのヴァージョンで攻めとイチャイチャしてるのも見たかったなあ (←おい)!
めちゃくちゃ好きです。
Xでたまたま流れてきた試し読みをみて、「これは好きなやつ!」と某メイトに直行しちゃいました。
鎌倉さんがかわいすぎます~~!
パワハラ上司のせいで気力がなくなって人間不信になり、ごみ屋敷を生成してしまった鎌倉さんが荒井くんと出会って、優しさに触れて恋愛を始める、まるで不健康な猫がふくふくになっていくのを見ているような充足感があります。
元気になっても恥ずかしがりやで控えめなところがあるのがまた可愛いです。
絵柄もとても素敵です。
特に鎌倉さんの髪質が、
パワハラされ期のパサパサな感じ、
ごみ屋敷期のお風呂入ってないゴワゴワと変な艶と毛束感がある感じ、
元気になってきて綺麗な艶が出てくる感じ、
と描き分けられているような感じがして、丁寧だなと思いました。
また、ツヤツヤテカテカピッチピチ、みたいな感じではなく、何とも品があって色っぽい体つきがたまらなかったです。
本編ではエロ少なめだったんですが、特典の小冊子でしっかり描いてくださっているので満足です!
欲を言うなら前後巻くらいでご飯を食べるシーンなどの衣食住を楽しむところや二人がくっつくまでをもっとじっくり見たかったかも
総じてあるくジョー先生最高でした!
次回作があれば絶対買います!