不意打ちの春雷 上

fuiuchi no syunrai

不意打ちの春雷 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×218
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

200

レビュー数
14
得点
378
評価数
85
平均
4.5 / 5
神率
65.9%
著者
黒井つむじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866696546

あらすじ

梅山蓮と八鳥椿は小学生の頃から高校に上がった今までずっと一緒だった。

椿の隣は蓮の特等席で、特別好ましい存在で
可愛いと噂に聞くだけの顔も知らない女の子よりずっと。
だからといって、だからこそ、この距離感を失いたくなかったから、
椿からの告白を受け入れられることはなかった。

「だって、お前は俺の友達だろう」

それなのに蓮はあろうことか椿に恋をしてしまった。
そして、ようやく気付くことになる。
自分が椿に求めた“友達”という関係が
椿の諦観と覚悟で成り立っていたということに。

表題作不意打ちの春雷 上

梅山 蓮、高校2年生
八鳥 椿、高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数14

どちらの気持ちも分かる

 親友から恋人になるのって難しいよね、という高校生もの。椿は蓮の恋愛的好意をまったく信用していないようですが、告白されてから相手のことをそういう目で意識し始めて、実際に相手に恋をしてしまうことは往々にしてありますよね。告白されなければそんな気も起こらなかったといえば、確かにすぐ立ち消えてしまいそうな頼りない気持ちに思えるかもしれない。ずるいと感じるかもしれない。それでも、恋の始まりはこうでなければなんて決まりはないので、始まったんだと自覚したなら蓮には臆せず突き進んでほしいと思います。テンポも良く笑えるシーンもたくさんありましたが、片方が告白した後の関係の崩れ方の描写は割とリアルに描かれていたんじゃないでしょうか。

0

幼馴染、距離感0

幼馴染、両片思い、距離感0、無自独占欲、私の幼馴染カプで萌えてしまう要素がてんこもりでした。
攻めの蓮くんが椿のこと特別すぎて同級生にも付き合ってるのかと思われるレベルでイチャイチャ。
でも、それを友達って言う。
梅山蓮、なんて罪深いんやーー。
しかも、告白してきた受けの椿に友達だろって言っときながら距離置こうとする椿に一緒にいないとさみしいってなったり、感情のままに椿を独占したがったり。振り回されてる椿可哀想よ!って思ってた矢先に不意に椿に向ける恋心自覚して椿に振られる蓮くん。そして、泣く蓮。
ここで蓮がんばれ!って気持ちにさせてくらるこのストーリー展開。両思いなのになかなか引っ付かない。早く引っ付いてーって気持ちとザマァという気持ちと折り重なって面白い。
上下巻同時発売してくださっているので上巻の両片思いで終わっちゃうモダモダをすぐに解決してくださるのもありがたいです。

0

メンタル赤ちゃん

梅山蓮は幼馴染みの八鳥椿から告白されるも、
「お前は俺の友達だろう」とフッてしまいます。

今まで通りの友人関係が続くと思い込む蓮ですが、
翌日から椿から避けられるようになってしまい…。

椿の告白を大して考えもせずに断っておきながら、
いざ椿から距離を置かれると寂しがる蓮。

椿の気持ちを考えるとすごく無神経だし、
そんなわけで椿から避けられてしょぼくれる姿は
ちょっとした攻めザマァでした(笑)

蓮にとって椿は女の子よりも優先すべき存在で、
椿から好意を寄せられることもむしろ喜んでいて…
これで友達未満っていうのはあまりにも鈍感すぎる。。。

そして、ちょっとしたきっかけから椿を恋愛対象として
意識するようになってゆき蓮から椿へ逆告白するも
今度は逆にフラれてしまうのです。

椿の告白を断ってしまったのも椿を失いたくなかったからゆえで。
だけど、それがわかったところで既にとき遅し。

見事なまでに拗れてしまっている二人にじれじれしてしまいます!
だけど、椿にフラれたことでその痛みを知った蓮。

メンタル赤ちゃんだった蓮が恋を知ることで
少しずつ人への思いやりを覚え、成長を感じられました。

あとは椿が蓮を受け容れてくれさえすれば…!!!

0

二極の男子高校生

作家買いです

上下巻続けて読了後のレビューです。

ずっと親友、ニコイチだった椿から突然告白された蓮は、"友達"としてずっと一緒に逃げて告白を断ってしまいます。しかし、断ったのに椿のことを好きだと気づいてしまい、もどかしい上巻。

人として、蓮はワガママだし自己中だと思ってしまいます。それでも椿は蓮を好きで、"友達"でいることを受け入れなかなか苦い思いになりました。
しかし蓮からの告白は断って、予想を裏切られたり、それでも蓮は椿に触れたいを募らせていきます。

男子高校生の精神的な幼なさと達観が、蓮と椿に詰まっていて、学生ものが本当に上手いと感じました。
上巻は悶々として、でも外野からは早くくっつけな思い、までなので上下合わせて読みたいです。

0

アオハルのモダモダがなんとも切なくキュンとするお話。

幼なじみの2人。

ある日、受けから攻めは告白され、攻めは友達のままでと告白をフってしまう。

その後、攻めは受けへの恋心に改めて気が付き、受けにアタックしていくという展開。


たしかに受けに告白され無ければ気が付かなった想い。
でも下巻まで読了した読者としては、本当に攻めよ、頑張ったね!! と労いの言葉をかけたくなるようなお話でした。

そして、1度告ったからってフった相手がまだ自分を好きなままなのか?? という驕り。


相手の気持ちがよく分からない不安定さに振り回される攻め。

DKにしかないドキドキ感がとても瑞々しく、ピュアで面白かったです。


また、上下巻並べるとタイトルのロゴが完成される、ドアップな受けと攻め(この2人の表情が物語の関係性と展開をすべて物語っていると思う!!)のお表紙のデザインもかっこよくて良きと思いました。

今年からはなくなってしまったけれど、アワードにお表紙のデザイン部門がまだあれば、確実にノミネートされてほしい!! そんなお話でもありました。

0

萌が止まらないアオハル

あ〜これこれ、DKのこのモダモダ最高!基本エッチなのが好きなんですがこの感じの萌もたまらないものがありますよね・・・黒井つむじ先生のDKモノはほんと神です、悦。

図体おっきめのDKが膝抱えてウダウダしてるのとても可愛い。お互い好きなのにへんなとこで意地になってくっつかない若さがまぶしい・・・。

友だちだとどこまでいけるかのラインを探ってスマホにメモしてるのとかたまらないずっと可愛いずっと悶えてる_(:3 」∠)_

あとから自覚したワンコの方が我慢弱くって、許さないムーブ取ってるけど絶対許しちゃう未来が見えてて、安心しながらモヤモヤできるの最高。爆発しちゃうのも時間の問題だよなあ。さっそく下巻読んできます!

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友情と恋の境目に揺れるアオハル

上巻のみ読了時点でのレビューです。

まだ下巻まで通して読んでいないので何とも言えないんですが、全体的にふわっとしてたかなあと…特に強く印象に残る部分があったかと言うと、うーん?という感じでしょうか。

幼馴染×高校生=輝くアオハル✨かと思いきや、序盤で告白→振られとる…!とこの流れにはちょっとびっくりでした。

蓮の、椿の気持ちを知った上での無神経で無意識の無邪気な言動にちょっと「うーん…(怒)」と思ったのですが。その後ちゃんとよく考え、反省した上で謝っているのを見て、自分の中の蓮株が少し上昇⤴︎

友達でいよう、と言った蓮の方が逆に椿を意識してしまい自分の中の恋心に気づくー
きっとそうなるんだろうな、と予想していた展開ですが、その後の蓮の告白→椿、断るシーンは2度目のびっくりでした。
そこは据え膳食っちゃってもいいんじゃないかい!?と思ってしまったー…

2人の関係性は緩く変化しつつも、両想いなのにくっ付くまでには至らず、の上巻。

下巻も読んだらまた感想が変わるのかな。
続きも読んでみようと思います。

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たった2文字の残酷さ

告白を断るところから始まる恋の物語。
幼馴染同士のお話でこの始まりはあまり見かけないですし、ここからどう進んでいくのか?と気になります。

幼馴染の蓮と椿はいつも一緒。
誰よりも仲の良い幼馴染で、誰よりも特別な友達。
ある日椿に好きだと告白をされ「椿は俺の友達だろ」と蓮が断ってしまってからというもの、なんとまあ拗れに拗れ…なお話なんですね。
どちらの視点を読んでみても、終始それはもう友達の域ではないのでは…?なんて、どう見ても好き同士の両片想いの図が繰り広げられていくというのに、お互いの気持ちを知りながらもなかなかくっついてくれません。

蓮の鈍さと、恋を自覚し始めて無意識に椿を振り回す姿がどうしても強く印象に残ってしまい…すっきり読めたかというと微妙なところではあります。
自分のために「友達」として繋ぎ止めるのは卑怯で残酷だなあとも思います。
ただ、それと同時に「友達」以上の感情を知らなかった蓮が初めての感情を知り、ぐるぐるとままならない内面に向き合っていく姿が非常に丁寧に描かれていて、本気で椿とも向き合おうとしているのもしっかりと伝わってきます。

上巻を読み終えた今の時点では、蓮よりも椿の肩を持ちたくなってしまいますし、BL的にすごく萌えたかというとまだちょっと微妙なところ。
もどかしいの方が勝る感じでしょうか。
幼馴染の関係性と周囲のキャラクターとのやり取りが良かったので、上巻はこちらの評価になりました。
自分が自分のために言ってしまった言葉の残酷さをやっと深く理解した蓮が下巻ではどう変わっていくのか?
この辺りに注目をしつつ、近くて遠い恋の行方を追いかけたいです。

0

取り急ぎ上巻だけを読んでの感想を。

作者様買いです!
前々から思っていましたがやはり黒井つむじ先生の描く学生もの大好きだ〜
メインの2人と友達とのゆるいやりとりとか学生生活が気を張ってないみんな仲良しな雰囲気がすごく感じられてそれだけでこの学校という世界観にすごく入り込める。

上巻を一言で表すなら怒涛の展開、という印象です。
幼馴染のような家族ぐるみで仲の良い2人の両片想いのすれ違いBLなのですが、互いに告白し合っていながら付き合わないで拗れる、という一風変わった両片想い。
一度付き合ってみてうまくいかなかったわけでもない、自分の気持ちをぶつけてないわけでもない、行動から好きはかなり伝わってくる(特に蓮)、でも恋人にならず友達としての正しい在り方を模索して、うまくいかずに悩みまくる、という。
側から見たら、え、何してんの?とツッコミたくて仕方がありませんが、本人たちはいたって真剣だし、この恋路の終着点は一体どこにあるのか、下巻がものすごく楽しみです。強いて言うなら椿が蓮の気持ちを信用できたら一件落着なのかなぁ…

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遠回りな恋

小学生の頃から一番仲の良い友達として付き合ってきた蓮と椿。
ずっと変わらないと思っていた関係が、少しずつ変わっていくその過程を描いた上巻でした。

椿からの告白を何も考えずに断った蓮のほうが、椿よりもぐるぐる悩んでひとり空回って…という、かなり焦れったい展開でしたが。
彼の性格上、良くも悪くも目の前にあるモノだけしか見えていなかったので、ふたりの間に「友達」以外の選択肢があると思わなかったのだろうな、と。
なので椿からの告白から時間が経って少し冷静になったとき、自分の気持ちに気付いただけだと思うのだけど…
椿にはそれが「錯乱している」ように写って、いつか目が覚めることを考えると蓮からの好きは受け取れない、となってしまうわけですね。

どこからどう見ても両想いで間違いない!と客観的には思うけれど、ふたりとも尋常ではない拗らせ方をしているので、これはもうそれぞれ納得いくまで拗らせたほうがいいのだなと感じました。
他の誰彼の意見より、自分が信じた道を進むしか解決法はなさそう。
でもそんなめちゃくちゃ面倒くさくて遠回りしているところにこそ青春が感じられて、青くて眩しくてキュンとしました。

同じ気持ちでいるのにまだまだ交わらないところにいるふたりが今後どう変わっていくのか下巻が楽しみです。

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