とらのあなだけで手に入る限定特典つきコミックも充実!
kimi no yoru ni fureru
優しく儚げな雰囲気の絵と心温まるストーリーがよく調和しているところが私的にどストライクでした!!
作品全体に「光と闇」の対比が散りばめられていて、そこもまた素敵、!
第3者視点というか2人の姿が引きで描かれているコマでは、目の見えない佳澄さん(受け)が明るい場所に立っていて目の見える千夏(攻め)が闇の中に立ってることが多いんですけど、佳澄さん視点のコマだと千夏が光側にいて、千夏視点のコマだと佳澄さんが光側に立ってるところからお互いがお互いの前向きな未来を想像させてくれる光なんだなというふうにも感じられて見るたびに心打たれています!
少し切ない物語なので感情移入し過ぎてしまう方や少しでも悲しい場面がある作品が苦手な方はご注意ください、
This manga has brought me with so much emotions and it is one of the first BL manga that I've read as well as one of my most favourite manga. The love story of the main characters is really emotional and while reading the story, I feel so happy that they've found happiness and peace in each other.
一巻では到底足りなかったですね。
お互いに孤独を抱えた殺し屋×盲目の青年という二人が出会って……というお話で、なかなか読ませるものがありましたが、雰囲気漫画の枠を出ていないような気がします。
殺し屋稼業もふんわりしているし、殺せないのに仕事していない間はどうやって食べてきたのとか、妻さえ殺す千夏の父があっさり消えるはずはないだろ…と思ってしまったり、銃やナイフを持つことができない、つまりそういう事には圧倒的に向いていない千夏に殺し屋稼業を強いる父って意味不明と思ってしまったり、細かな疑問点が……。
時代も大正かと思いきや、現代っぽいし……。
とまぁ、??マークが頭のなかに湧いてしまうところちょっと残念でしたが、初めての漫画ということなので不慣れなのかもしれませんね。
でも、二人の間を取り持つ絵本や、キラキラと明るい水族館のシーン、暗い海のシーンから夜明けの描き方といったところや、明暗の見せ方に物凄いセンスを感じました。
今後が楽しみな作家さんです。
觸控你的夜晚是一部特别美好的作品!两个人的互相救赎、互帮互助的生活着让对方不再害怕,很明了的表达着对对方的爱!剧情、分镜都透露着治愈心灵的冲击力!希望大家都可以来看看作家的作品!
独自の世界観と魅力ある絵でイッキに引き込まれてしまいました。
家族と自分の関係が壊滅的に上手くいっていない千夏と、途中失明でやはり家族とぎこちない感じの佳澄が出会えたのは、やっぱり運命だと思いました。
佳澄の存在によって癒され今までの生き方を恥じ、誠実になりたい千夏の苦悩をめいっぱい描かれていて、絵だけではなく心の声として文字でもたくさん表現されています。
読んでいてせつなかったです。
気になったのは、設定した色々なことを投げ捨てたままにしてしまったように感じる部分があったことです。ちょっと厳しい評価かもしれませんが他の箇所が素晴らしいので余計そう感じてしまったのかもです。
夜から朝に明るく雰囲気が変わっていくストーリーと佳澄の健気さはすごく素敵でした。
電子で購入しましたが紙で本棚に置いておきたい作品でした。
紙でも購入する予定です。
画も内容も切なく美しいです。
読み終わった後に改めてタイトルのオシャレさにしびれます。
夜に触れる…なるほど!!
千夏君の目のクマが徐々に取れていく描写も細かくてよかったです。
二人には幸せになって頂きたい。
番外編と小冊子も大変よかったです。
番外編の「夜を超える度 俺はこの人を好きになる」がとてもとても好きです。
作品全体の雰囲気が綺麗で儚い。
目の描き方が繊細で惹かれる。
攻めが殺し屋、ということで血の表現とかもあるにはあるけどそこまで怖いわけでもない、怖さとかよりも美しさ、儚さ、繊細さ、、、という印象。
ベッドシーンもあって結構満足。(激しいわけではない)
ちょっと病んでる時とか落ち込んでる時に読みたい作品かもしれない。読んだあと、心が浄化された気がした。
BL作品としても魅力的だけど普通のひとつの作品として読んで欲しいかも、
絵がとても綺麗でした。よくある表紙詐欺ではなく、一コマ一コマ表情が綺麗でした。濡場シーンも千夏のがっしりした体格と、佳澄の華奢な体格のコントラストが美しく、また丁寧で良かったです。
ストーリーに関しては、みなさん書かれてるとおり、やはり設定に対する掘り下げが圧倒的に足りないなと感じました。千夏が殺し屋の息子であることは裏表紙を見ると分かりましたが、作中ではそこの言及がない。両親のいざこざとかもよく分からず。お母さんが息子二人を抱きしめて父親に怒ってる一コマだけあり、そこでお母さんは子供のことを思って家を出てったというのは分かりました。
佳澄についても、失明してはいますが、点字を学ばさてくれてるあたり家族にも恵まれ(お母さんだけ毒?)大切に守られてる感じなので、裏表紙にある居場所がないみたいなことには当てはまらない感じがしました。
その辺の設定もっと濃く掘り下げて作られてると感情移入できたなという感じです。
発売直後に購入、読ませていただきました!
当時から話題でしたがあまり自分の中ではピンとこず、
「読み時」があるのかもと思い、時間がたった今再読しましたが
当時感じた思いとあまり変わらず…
今の印象でレビューさせて頂きます。
とにかく画力が素晴らしいですね!!
デビュー作とのことですが、こちらの出版社は本当にダイヤの原石の様な作家さんを発掘するのが上手ですよね〜!
どのコマも繊細で、見ていてうっとり…♡
キャラクターをより儚い存在に印象付けできていると思います。
しかし、絵や見せ方は申し分ないのですが、あまりにも設定が雰囲気すぎる!!!涙
勿体無い〜〜〜!!!
殺し屋の家庭の攻めと、目の見えない受けが出会い、お互いのトラウマや足りないところを補完しあいながら慈しんでいく…というのが大まかなあらすじです。
こうやって書いただけでもめちゃくちゃ滾る関係性…!と思うのですが…
実際に読んでみると「?」というのが多すぎたかな。。。
まず、千夏(攻め)の家業について。
どうやら殺し屋一家?のようなのですが「俺のせいで兄貴が死んだ」というトラウマ設定のわりにその描写がふんわりしていてよくわからない。
更にその兄が亡くなった場面に偶然居合わせた佳澄(受け)が銃撃戦が行われたような物騒なところになぜ1人でいたのか
(兄が亡くなってるのに、冷静に受けを手当しているのも不自然なような…?)
父の執着も、自分を助けてほしい気持ちからきているとは思いますが、一度千夏が“のした“だけで引き下がるのが意外とあっさり…。
父が秘密を知った母を殺したというのは、そもそも妻に知られずに息子を殺し屋家業に巻き込もうとしていたということ?え??
全体的に攻めの設定があやふやで、雰囲気でもっていってる感が…救済を描くからにはトラウマ部分を納得できる形で読みたかったです。
私自身が繊細な心理描写や、ストーリーに奥行きがある作品(ヨネダコウ先生至高です…)に沼る傾向にあるので、辛口評価ですみません。。
デビュー作ということなので、もう少し編集さんがアドバイスをしていたらベストBLなど、その年1番の作品にもなり得たのではないかな…
表紙が気になり購入しました。みなさんのレビューで知ったのですが、デビュー作なんですね。
すごく繊細なストーリーととても綺麗な絵でした。
辛い境遇で惹かれ合うピュアな2人に心が浄化されました。
千夏さん、ヤクザなのにめっちゃ優しいのがキュンとします。
着物を着ていたり旅館だったりで、昭和初期くらいのお話かと思っていて、スマホが出てくるまで現代と気付きませんでした。
優しくて切なくて、寝る前とかよく読み返してしまいます。私はすごく好きです。
想像力を刺激してくれる作品です。絵のチカラも手伝って、想いをめぐらしながら小説のように読める一冊でした。
何名かの先輩レビュアーさんが書かれていらっしゃるように、千夏くんの過去は?千夏くんの家族は?佳澄さんと聡さんの関係は?など作中で明言されていない部分があります。「全部を細部までちゃんと描いて欲しい!」という方には確かに物足りないのかもしれません。
しかし、わたしは反対に描かれていない部分をいろいろに考えたり解釈してみたりしながら読み進められるのがとても面白かったです。
またこの考えや解釈も、読む時々によって(読み手の心もち?その時の健康度合い?読み返した回数?みたいなものによって)変化するのです!まさに小説のように、「遊び」をつくることによって、もしかすると読者に味わい方を委ねてくれているのかな、と思っています。良い意味で「描かれていない部分」が残されていますから、続編や読みきりスピンオフなども!全力で、わりと本気で期待しているところです…笑
暗くて苦しくて重くてじめじめして。
ひとりで過ごすただひたすらに長い長い夜。
そこに朝日が射し込む場面でお話が閉じます。
この後、ふたりがどう生きていくのか、それぞれの家族とどう向き合い続けるのか。それは本編には描かれていません。読者の想像に委ねてくれているのかもしれません。
生きていると言葉や理屈では説明がつかないことが山ほどあって、それをどうにか着地させながらなんとか生き続けているのかなと思います。あえて残された「あいまいな部分」を考えながら読めると何度でも読み返したくなります!
もより先生の作品を、もっともっと味わえる自分になりたい!
もりもより先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
仄暗い 3
救済 3
血表現 2
エロ 1
な感じだと思います。
殺しが出来無い殺し屋の千夏さん×盲目の佳澄さんのカプです。
ある過去の出来事に囚われてしまった千夏さん。その出来事に居合わせた盲目の佳澄さん。それから5年後、千夏さんは佳澄さんと再会してしまう。
過去の出来事に居合わせた佳澄さんに、覚えられているのでは、と警戒する千夏さんですが、佳澄さんの純粋さと時折見せる哀しそうな姿に絆されそうになり、結局側に居てあげて、設定やテーマが仄暗いのに、徐々に距離を縮めていく2人の描写が丁寧で美麗で素敵です。
しかし個人的には、自分の所為で兄が死んでしまい、そのトラウマからか殺し屋なのに人が殺せない千夏さんですが、それから5年も経って未だ殺しが出来無いのはちょっとだけ都合が良過ぎるかなと思ってしまいました。物語りの展開として佳澄さんとずっと居ることを選ぶので、人を殺してたら、色々と面倒なことになってしまうから殺しが出来無いままだったのかな?
だとしてもあんな執着心を抱いていた父親がよく5年間も千夏さんの仕事ぶりを見逃していたなというのもちょっと腑に落ちなくて…。千夏さんが殺しをしていたりと、もう少し仄暗さが強めなら救済描写がもっともっと際立ったかな。
物語り終盤で絡みはありますが、下半身の描写はほぼ無いので、もしかしたら最後まで繋がっていないのでは?とちょっとだけ思ってしまった、ほんのりとした絡み描写です。でも絡みの雰囲気が色っぽくてめちゃくちゃドキドキしました。
哀しそうな表情や涙の描写など、仄暗い雰囲気が多い2人ですが、海での笑顔や涙の描写はとても明るいもので、胸が温かくなりますので、是非とも読んでほしいです。
ストーリー系と各所で謳われていたのですが、読んでみると惹き込まれるような衝撃的な展開は期待出来ないかな、というのが辛口な感想です。
良く言えば、救済ストーリーとして本当に暖かくて優しい話だったかなと。主人公が殺し屋という事もあり血生臭い描写はあるにはあるのですが、そこも含めて作者様の画力で綺麗に描かれていました。
言うまでもないですがとにかく絵が綺麗です。キャラクターのビジュアルも非常にいい。
身体を重ねるシーンはありますが、エロ描写はありません。
2人の支え合い温め合う関係性に癒されました。
萌2に近い萌評価です。そういえば目や耳が不自由なキャラがメインの作品ってまだまだ珍しいですね。佳澄のようにわずかな光を敏感に感じ取る人の目には、一体この世界はどんな風に映っているんだろうと何度も考えました。父親の稼業を兄弟で継がせられた千夏。今時こんな子供がいるのだろうかとさすがにリアリティは感じられませんでしたが、家族関係も本人の心情も丁寧に辿られ、自然と寄り添いたくなるようなキャラでした。濡れ場も一応ありますが、この2人に限っては攻め受けを楽しむというより、触れ合える瞬間を一緒に喜びたいと感じました。
まさに題名通りの作品!攻めと受けの夜が優しく触れ合う事によって、夜だった物が朝に変わる。
まさに夜の様にしっとり進む物語。表紙の美しさから伝わる世界観です。
お互いがお互いの為に強くなる瞬間は、胸がジンと暖かく、涙腺に少しきてしまいました。
1冊通常版を持っておりましたが、小冊子欲しさに2冊目を購入したのはこの作品が初めてです。
全体的に夜がテーマなので薄暗い感じでお話が進みますが、最後の最後、ページをめくって暖かくなったのは初めてかもしれません。
他人におすすめしたいBLナンバー1です。
救済BLが好きな方に自信を持っておすすめしたい1冊です。
読み終わったあと胸が温かくなってジーンとするような本当に素敵な作品です。
絵も凄く繊細で綺麗で心理描写も丁寧に描かれています。まさに救済BLの究極系だと思います。
殺し屋の千夏が兄を亡くした時に出会った全盲の佳澄と5年後に再会するお話です。
佳澄の家の考え方が前時代的なのに対し、千夏はスマホを使っていたりと現代的で時代背景がよく分からず戸惑ってしまいました。
特に千夏の殺し屋業に対しての深堀りがないので、父親が息子に殺しの仕事を斡旋する理由も、千夏に固執していた父親が千夏に別れを告げられてあっさり身を引いた理由も分からず、非常にモヤモヤします。
えっちはしてますが修正が必要ない角度で描かれているので修正はないです。
雰囲気が良かっただけに楽しめなくて残念でした。
好みによるのかもしれませんが、ストーリー重視でこの優しい空気感がもうたまりません。
私史上1番好きな作品と言っても過言じゃないです!!!!!
受けくんの佳澄さんの瞳が美しすぎてグッと引き込まれます!なにより作者さんの絵が美しいですт т攻めくんの負った傷を埋めるかのようにして結ばれる2人がなんとも美しいです……
彼の流す涙に心揺るがぬ人が居るんでしょうか……私は大号泣しました何度も何度も読んでいる本当に大好きな作品です!CD化して欲しいようなして欲しくないような!笑
ちゃんとした関係のふたりでも児ポ無理な人は読まない方がいい。受けが童顔すぎる。
絵柄好きだけど好き嫌い分かれる2人だな。
とにかく攻めはイケメン。かっこいい。
受けも性格いいし全然好きだけど攻めと合わせるとなんか合わない…。
身長差もあるし受けが童顔すぎるし、2人がカップル以外の関係だったら全然好きだった。例え行き着く先が共依存だったとしても。
ちょっとストーリーが好きじゃなかったな。
薄暗いダークな雰囲気に見える作品ですが、美しく優しいストーリーです。セリフでの言葉選びもとても綺麗なのですが、セリフのないシーンでの表現がすごく上手く美しく目が奪われます。目や手だけの描写も多いのですが、そこから感情や空気感がしっかりと伝わってくることにとても感動しました。盲目の佳澄さんだからこその細かい設定や描写も多いので読み込む程気付かされることの多い作品です。読み終わったあと心が浄化されたように感じられるとても大好きな作品です。
暗闇の中を視覚障碍者の方が手を引いて歩くツアーというのがあるらしいです、暗闇の中では健常者の方がトロくて手を引く方がむしろ自由に動けるんですね。
何というか見えないという事をただひたすら可哀相のレッテルを張るために利用してる気がしました、あとイエ制度は基本貧乏なクニのシステムです。
現代の話ですよね?佳澄さんが料亭の息子だからか、和服が多いので、ちょっと大正ロマンな感じもしますが、携帯使っているところをみると現代のようです。
千夏が顔色悪かったり、目の下のクマが酷いのは悪夢にうなされて質の良い睡眠がとれていないからなんでしょうか。作品の最後の方はクマもだいぶん薄れていますね。
佳澄さんは病気のせいで暗闇で生きている。千夏は家業?のせいで暗闇で生きている。
視界の暗闇と、心の暗闇を絡ませて、お互いが必要としあい、明るい方向へ向かって進んでいく話だったように思えます。
千夏の父の仕事は何なのかわからないけれど、子どもへの歪んではいるけれども愛情はあったのだと思いたいです。
死んでしまったけれど、母や兄は千夏の事をとても愛していたんじゃないのかな。
これからは、もっと明るいところで生きてください。
人を愛することで、新しい一歩を踏み出す勇気となる。
佳澄さんも広い世界を知ることが出来て良かった。
きっといろんな絵本の点字翻訳をしてくれるでしょう。
こちらの作品はレビューを見て気になっていたので購入してみました。
初コミックスとは思えないほど絵も綺麗ですしストーリーにも引き込まれました。
殺せない殺し屋×盲目の青年という組み合わせは斬新で個人的に受けが盲目というお話を読むのも初めてでした。
お互い一緒にいることでかけたものを補い合うような関係性に萌えました。
特に受けの佳澄さんは目が見えないけれども視覚以外の感覚はすごく研ぎ澄まされていて見えないながらも攻めの千夏のことを色々察したり、あまり外には出ないタイプだけども千夏と一緒に出掛けたり行動力もあって、ただただ弱くて守られるだけの存在ではなくて、千夏にとっても佳澄さんとの出会いで、自分が変われたようなところがあって、だんだん頼もしくなっていきました。
殺し屋の一家で兄の死は自分のせいだとずっと自責の念に駆られているところを父親に利用されそうになったりもしますが、何とか切り抜けます。
こちらエロは少な目ですが、とてもきれいに描かれていて素敵でした。
アニメイト限定版の小冊子は酔った佳澄さんがとてもかわいかったので、この作品を好きな方は是非そちらも入手していただきたいです。
デビュー作でここまでの画力がある方は中々いらっしゃらないと思うくらい、魅せる技術をお持ちの作家さんだと思います。
ストーリーの元になる材料、もといネタの部分もけして面白くない訳ではなく、タイトルの君の夜に触れるという物語の軸自体も素敵でした。
ただ他の方が言っているように、物語のボリュームが巻数とあっていない印象です。
そもそもいつの時代の物語なのか?
着物が出てくるなら昭和?大正?
モノローグなりなんなりで時代を明言できるタイミングはあったはずで、それがなく読み手の印象をミスリードしてしまい、時代設定が分からないまま違和感だけが残る。(描き下ろしと限定付属の小冊子でその時代だったんだ?と認識できる状態なので)
殺し屋の設定も、殺せないのに数年以上どうやってその家業をやってきたのか?
父親との確執の理由は?
家族のバックボーンは?
とにかく勿体ない印象。情報量と巻数のバランスが惜しいです。
強いていうなら、これは作家さんというより担当編集さんのミスかと思います。
ネームの時点で読者が感じるであろう疑問や違和感をまずは担当編集さんが指摘すべきで、作家さん自身も仰っていましたが、漫画自体描くことが初めてだったとのことですし、少なくとも担当編集さんがついたのなら、作家さんのためにも読者のためにも、画力だけに頼らず、どこかの漫画賞に佳作で入るレベルを目指すべきかと。少々辛口ですが。
繰り返しますが、ストーリーや作品そのものの材料や軸自体は素敵です。ほんと構成と演出、巻数とのバランス次第。勿体ないなという印象です。
ただ魅力的な作画をされる作家さんであることには変わりないので、今後に期待!また他の作品も見てみたいです。
1話試し読みで惹かれて
単行本を楽しみにしていました。
闇の青年と盲目の美青年の救済モノでしょ?
大正〜昭和の初め辺りのお話かな?
アニメイト有償小冊子付きで購入。
期待してました。
あ、れ?
現代なの?あの街並み、着物、学生服の感じで完全に時代モノの雰囲気だったじゃないの?
なんかモヤモヤ。
一気に物語の説得力を失ってしまいました。
受けの子は、現代設定にしては封建的な考えじゃない?長男だから家を継がせようと思ってたのに、目の障害があるからと離れの狭い部屋に住まわせて仕事もさせてないとか。障害があっても仕事するでしょ、今の世の中。
全盲で和装?着るの大変じゃない?現代設定なら服装の選択肢として洋装にならん?旅館の息子だから和装させてもよしって働いてるわけでもないからちょっとな。
攻めの子は、父がロクでもなくて息子2人を人殺しの手伝いさせてあげく妻も死なせてって、どんな仕事?お父さんの描写が足らない。BLだからってなんちゃって設定で許されるの?
絵がとても美しいのでつい期待しすぎたのかもしれません。大筋はこれでいいと思うのですが、納得させて欲しかった。
現代設定ならもう少し現代風に、あの世界観にしたいなら、ファンタジーの架空の世界か、時代モノに。
あとがきを見ると先生の好きを詰め込んだと書かれていました。好きを詰めてもいいけど全部盛りにしちゃったからチグハグになっちゃったのかなと思いました。
絵が素敵だったので、今後を期待しています。
早く単行本にならないかなぁ〜と思っていた作品。
全く前情報なしで読みはじめ…。
ん?
時代設定が…。
作画とお話の雰囲気と和服ってので勝手に古き良き時代かと思ってた。
違うのか…。
盲目の坊ちゃんと暗殺家系のトラウマ持ちの2人のお話。
盲目坊ちゃん…まぁ、ありがちな家庭内でのイジメとかなくてホッとした。
幸せな坊ちゃんで良かった。
暗殺家系…は、父親がなんだか物足りない…小物感が…うーん、少し残念。
作家さんはデビュー作との事で、今後も楽しみにしていようと思う。
デビュー作なんですね!
表紙が儚くうつくしくて惹かれました。
2人の暮らす環境は全く違うけど囚われた暗闇は同じで、お互いが一筋の光で、、。出会えて良かった、、。
年齢がよく分からなかったけど、受けくんのたまに見せる兄的包容力と見た目通りの可愛い表情がとても良かったです。あと見えてないのに心まで見られてしまっているような瞳の表現がとても美しかった!
お話は複雑な背景がありそうな2人を上手く1冊にまとめたなという感じで、もっとじっくり読みたいと思いました。
ページ数が!圧倒的に足りてない!
デビュ―作なんて信じられないような繊細で美しい画力に
読者の感覚を惑わすような独創的な空気感、ほの暗くも
最後には心救われる涙腺に響きまくるストーリー展開…。
挙げ出したらキリがないほどの衝撃がたくさんでした。
トラウマを抱えた殺し屋の青年と盲目の青年の出会い。
救い、救われ、どちらともなく自然と惹かれあってゆく二人。
テーマがテーマなだけにシリアスで静謐な雰囲気でしたが、
インパクトは満点でした。
二人のキャラクターも魅力的でした。
殺し屋の千夏は殺し屋なのに繊細で優しく、見た目と稼業に似合わぬ
不憫ヘタレっぷりに母性本能をくすぐられてしまうタイプでした。
盲目の少年・佳澄も一切の穢れを感じさせない無垢の塊でした。
そのせいか、見かけはかなり幼いですが千夏に触れられるときに
見せる表情が妙に艶っぽくてとてもいけない気持ちにさせられます///
光を失ったはずの瞳の美しさが印象的で、吸い込まれるようでした。
そのまっすぐな瞳に見つめられると全てを見透かされているようで、
千夏が佳澄に救いを求めてしまうのもなんだかわかる気がしました。
小柄な体にもかかわらず、不思議と包容力があるんですよね…。
少し残念だったのは全体的に抽象的な印象が拭えなかったという点。
千夏の殺し屋稼業のことや兄を失った事件、二人の感情の変化、
千夏と父親との決着など、色々な部分が掘り下げが足らず、
ぼやけてしまっている感が否めませんでした。
1冊に収めるには若干設定が複雑すぎたのかも。
とはいえ、残念点を差し引いても心を鷲掴みにされる部分の方が
圧倒的に多かったので【神】で推させていただきます!
描き下ろしでは二人の後日談が描かれていて、幸せそうな二人に
心癒されました。
どうか末永く幸せでいてください。。。
ただ、和服ではなく洋服でスマホを操作する佳澄にそこでようやく
あ、現代のお話だったのね、とハッとさせられたのは私だけ?笑
あらすじに惹かれて拝読しました。
とにかく画力、特に人物の表情などは素晴らしいと思います。盲目の佳澄は言われずとも絵を見ただけでそれとわかるほどで、せつない表情は非常に庇護欲をそそられます。
二人とも儚げで、次の頁では何か良くないことが起きるんじゃないかと気が気じゃなかったのも画力のなせる業だと思います。
ストーリーですが、風呂敷を広げたまま終わってしまったな、という印象です。
特に千夏に関しては、自分をかばったせいで兄を死なせてしまった、という部分が強調されていますが、そもそもなぜ家族で殺し屋という生活なのか…
兄も自分も父のいいなりになるしかなかった、という状況が曖昧にしか描かれておらず、母親さえ殺したという父親も千夏を追い回した割にはあっさり引いていくのであっけなく感じました。
佳澄に関しても、目が不自由な為に老舗旅館の跡取りになれなかったことで弟をはじめとして実家で疎まれてるかのようでしたが、結局はそうでもなさそうでしたし。
ハッピーエンドですがその辺りを置いたままなのでなんとなくモヤモヤが残ります。
画力が素晴らしい分、ストーリーももう少し小さめの風呂敷でしっかり畳めるまで描ききっても良かったのかな、と感じます。
今後の期待を込めてこちらの評価です。
次回作が楽しみです。
今回がデビューとのことですが、絵柄がとても綺麗です!
ストーリーは、チラホラとレビューで言われていますが…殺し屋設定と(スマホがあるから)現代設定が…どちらかにした方が良かったのではと思ってしまいました。
雰囲気と和服がとても良いので、昭和辺りが良かったかなと思います。(盲目でも現代ならパソコンもあるし、経営やバリアフリーなどきめ細やかなサービスに生かせそうなのになぁ…と蚊帳の外に古風過ぎると思ってしまったので…)
とはいえ、雰囲気と絵柄が本当に良く本編のエロシーンは数ページなのにエロいですし、アニメイト小冊子は神エロです!
殺し屋設定ですが、ちょっと血が出るくらいで怖くないので雰囲気殺し屋が好きな方にはオススメです。
紙本購入
修正は見えない描写です。
アニメイト小冊子は白抜き+トーンです。
殺し屋と盲目の青年。表紙から漂う儚さ。
すごく心に刺さる良作が読めるのではないかと期待していたんですがなんか物足りなかった。
作者さんご自身あとがきにも書かれていたけれど作者さんの描きたいもの詰め込んでいて、ただそれだけの雰囲気漫画だなーと感じました。
殺し屋である必要性?盲目の青年である必要性?殺し屋と盲目っていう重いものを背負わせたかっただけのキャラ設定に感じてしまいました。特に千夏は殺し屋の設定いるか?と感じずにはいられませんでした。トラウマがあるにしろもっと現実的な設定の方が話がチープにならずに良かったのではないかと思います。佳澄も旅館の息子だからかいつも着物着てますが、着物着せたいだけで現実味がないなと思ってしまいました。盲目だと着物より洋服の方が自分で着やすいのでは?
あと二人がお互いに惹かれあっていく心情があまり描かれておらず、いつのまにそんなに好きになってたのかなーと感じました。それに佳澄はどう考えても童貞だろうにあっさり欲情する違和感も感じましたね。
後半はもうポエムかな?という感じで、せっかく雰囲気のある絵を描かれるのでモノローグ多用するよりは絵で見せる描き方をした方が素敵だったんじゃないかな。
絵が魅力だと思うのでもっと現代的な普通の設定の作品が読んでみたいです。
この作品に限らずここのレーベルは毎度画力の高い作家さんを揃えて、衝撃のデビューみたいな感じで煽ってきますが正直言って刺さった作品全くないんですよね。その大げさな煽りのおかげで売れている部分が大きいと思うし編集の仕事としては大正解なんですが、落胆が必要以上に大きくなるのでちょっと辟易気味。
繊細で美しくてとにかく魅力的な絵柄と作風、コミックス発売待ちに待っておりました。
絵に込めた優しさ愛しさ、二人の対比や空気感は素晴らしいです。私が特に好きだったのは、千夏が佳澄の下駄を履かせてあげるコマ。千夏の黒い服と腕時計、佳澄の和服の裾と足袋が描かれた対比にキュンとしました。千夏の隈がどんどん薄くなる過程も良い。もう少し佳澄が、名前も含めて男らしさがあったらなぁ。
設定や物語がふんわりとし過ぎなのか、駆け足なのか、展開は好きな感じなのに絵以上にグッと刺さることが出来ず。雨の中の綺麗な人とずぶ濡れの暗殺者、洋服と和服、まろい曲線で前髪短い受け(頸可愛い〜)、汚れた手、電車で逃避行と和風宿、等々ツボは抑えまくられているのに物足りなく感じてしまいました。
けれども絵と二人が素晴らしいので読後感は心地よいです。
の高さ!
絵がとにかく美しい
fromREDさんは本当に原石見つけてくるのがお上手で!
この画力からするとBL商業以前に他ジャンルか二次創作かとにかくかなり描いていらっしゃる先生だとお見受けしますが…
受けの佳澄が健気で可愛い…これは誰でも庇護欲がうずうずしちゃいますね!攻めの全てを受け入れて癒す寛容受けですね
攻めの千夏の稼業(家業でもありそう)が殺し屋なのですが…ここがちょーっと引っかかったというか
親父さん殺し屋やりながら妻子持ち(しかも子供2人)て何だろ、ここに違和感がありまくり
どういう経緯でそうなったのか親父さんの物語じゃないので詳細がわかりませんが個人的には殺し屋なんて物騒な仕事、身軽に越したことないから恋人やまして家族なんて作るもんじゃないという気がするんですが。
一般人に擬態するため、というのならば妻子は何も知らないが鉄則な気がするしどういうあれだろ、代々続く殺し屋の家系?殺し屋なんて己の感情も殺さなきゃならん商売…父親自ら伝承するとかどうなんだろ
というかこの父親がそもそも殺し屋に不向きなんじゃなかろうか、めちゃ感情的にな男よね笑
そんな?な部分を差っ引いても画力と2人のむつみ合いの尊さで気持ちよく読めちゃいますので評価は萌2です。
殺し屋×盲目の青年というなかなか無い組み合わせが気になったのに加えて、こちらでの評価が高かったこともあり手に取った作品でした。
決して明るいお話ではないのだけど、ふたりのやり取りの傍らにはいつも優しさが存在していたのが美しかったなと感じました。
お話自体は思ったより緊迫した感じがなく、殺し屋の恐ろしさよりも千夏の父親の狂気じみたところだけが目立ってしまったかなという感じ。
父親自身も殺し屋なのだと思いますが、なぜ子どもたちにも同じことをさせたかったのか?というのが見えてこなかったし、佳純を拐ってまで千夏に"シゴト"をさせたがったわりに引き際があっさりしすぎていたような気がしました。
メインはそこではないにしろ、殺し屋という設定がふんわりしていたのがちょっぴり残念だったかなと思いました。
ただ、佳純が纏う柔らかな雰囲気や透明感、心に重たいモノを抱えた千夏の苦しみなどが伝わってくるような画力の高さは本当に素晴らしかったです。
また次作もぜひ読んでみたいなと思える作家さんでした。
これがデビュー作?とは驚きの画力です。
もしかして最後どっちか死んじゃったりするのかしら…?!とドキドキしてしまった。
最後の最後の展開がわかるまで落ち着いて読めませんでした。笑
攻めの仕事の設定がぼんやりしていてイマイチよく分からなかったのと、スマホだから現代だと思うんだけど何故か昭和感のある受けがミスマッチなように感じてしまいました。家柄的に仕方がないのかもしれないけど、どっちかに振り切って欲しかったかな。
絵が綺麗な作家さんなので、今後に期待します!
凄い新人作家様が現れましたね!絵がね神です。表紙絵からもうほんとに美しい
特に佳澄くんがね背中に天使の羽が見えるってくらい純情可憐な男子で、盲目の美少年ってもうぎゅんぎゅんしました。
好きなシーンは、佳澄くんが雨に気付いて戸を開けて、物憂げにしてたら蛙さんがピョンって佳澄くんの指に乗って、優しそうに微笑んでる佳澄くん
そこへ傷ついた千明が佇んでて雨に濡れてる千明イケメンやなぁとか思ったり
2人の手が重なって佳澄にすがり付くように抱きしめ合う2人が最高でした。
繊細でとても優しいお話
佳澄くんの瞳がとても綺麗に描かれていて、その透き通ったような瞳には何も写してない様子がとてもよくわかります
ほんとに画力が素晴らしい作家様です
ただやはり1巻では細かなことまで描ききれていなかったことが惜しいですね。
なぜ千明が幸せそうな一家だったのに、父親が殺し屋に手を染めるようになったのとか、もとヤクザ屋さん関係だったのでしょうか?
闇の世界で暗躍してるとか?父親も子供たちに愛情があればなぜ自分の仕事に巻き込むのとか
探せばきりがないのですか、やはり
絵が神なので、次はもり先生の学園ラブコメとか読んでみたいですね。
皆さん言っておられますが、私も表紙を見て、この作品がデビュー作?これまた凄い新人さんの登場だわーと驚きました。
ただ、皆さん絶賛!の中、申し訳ないですが、私はこの作品、イマイチ嵌りませんでした。
以下、辛口です。すみません。
殺せない殺し屋と盲目の旅館跡取り(とはいえ、次男が継いでるのですが)の相互救済のお話、なんですよ。
もう、この設定だけでグッと期待するじゃないですか。
読む前から、切ない気持ちにさせられるわけです。
なのに、せっかくのキャラ…殺し屋しかり、盲目しかり。
ちょっと、フワッとしていて、生かしきれてないように感じました。
それぞれの苦悩を掘り下げる描写が、もう少し欲しかったなーと。
あと、お話も想像していたほどの重さが感じられなくて、読み終わって「あれ?」と拍子抜けしました。
設定の割に、お話に重厚さを感じなかったのも、やはり、二人の背景や立場を伝えきれていないからなのでは、と思いました。
滑らか過ぎたんですよ、全体的に。
ガサついていたり、ザラついている部分がなかった。
これ、上下巻だったら、もう少し違ったのかな。
なんだか惜しいな、と思ってしまいました。
ひとつひとつのエピソードを、しっかり描ききる技量のある作者さんだと思うんですよ。
この作品を読んで、作品に向き合う真摯さが伝わってきましたから。
絵もホントに綺麗です。うっとりします。眼福です。
だから期待しています。
辛口ですみません(2回目)。
二人の生きてきた環境は違えど、お互いに狭くて暗い環境で生きてきた2人が、互いを知ることによって、少しずつ明るい世界に目を向けて歩んで行く話し。
絵が本当に丁寧で美しいです。僅かな光しか感じることが出来ない佳澄さんの目には釘付けになります。
一方、小さい頃から殺し屋の父の元で育ち、父親の道具として生きてきた千夏。彼の顔は常にクマが出来ていて、不用心に彼に近づいて来る佳澄さんを疑いの目で見ています。しかし、、友達になりたい。そういう佳澄さんと交流するうちに、本心から友達になりたい事を知り、佳澄さんの暗闇の中でも、僅かな光を見つけて明るく生きようとする姿に自分には無い眩しい物を見出します。
佳澄さんと出会い、千夏さんの表情が徐々に優しくなっていき、次第に目の下のクマも薄くなっていきます。本当に細かいところまで丁寧に描かれています。
2人がどんな交流を持ち、親しくなって行くのかは、ネタバレ無しで読んで欲しいです。劇的な話が出る訳では無いですし、千夏の殺し屋の設定にもふわふわした部分はあるものの、そういう事を上回り、心に焦点を絞って描かれています。心の機微を表現している部分のエピソードは本当に上手いです。
二人が今まで抱えてきた孤独をしみじみと感じてしまうエピソードや、人並みの些細な体験でも、とても嬉しそうにしている佳澄さんには読んでいる最中に何度もグッときました。
特に最終話は、こんなの反則だよーという様な見どころが出てきて、美しさに、尊さに、二人の可愛らしさに、純粋さに、健気さに、もう色々な感情が湧き出して涙が溢れました。
絵の細かなところの丁寧さや、優しい言葉遣い、そういう色々を読み返すと何度も心を掴まれる作品です。
もりもより先生は今回が初挑戦で描いた漫画だそうで、今後も応援したい作家さんになりました。
連載をずっと読んでて、コミックスになるのをすごく楽しみにしていました。
殺せない殺し屋の千夏と、盲目の佳澄のお話です。
暗くて切ない部分が多いお話に
もりもより先生の絵柄がすごく合ってて
なんとも言えない気持ちになりながら読みました。
どちらにも救われて欲しいと思ったけど
千夏が救われる未来が私には見れなくて
ハッピーエンドじゃなかったらどうしよう…と不安に思いながら連絡を読んでいたのですが
最終話は涙が止まりませんでした。
(それまでにも泣いてしまう箇所は多々あります。)
孤独を抱えた二人が、お互いを必要とし
こうやって結ばれて良かったです。
描き下ろしで、最終話から一年後のお話が読めたのもすごく嬉しかったです。
とても素敵なお話を読めてよかったです。
あまりエッチな部分がなくて、二人のラブラブが見たいよ!という方は
是非アニメイトの小冊子を手にとってほしいと思いました。
アニメイトの小冊子…詳しくはそちらでレビューしますが最高でした…!!!(*´ω`*)
レビュータイトルの通り、めちゃくちゃ美しい一冊。どのページをめくっても丁寧で繊細でため息が出てしまいます。すっごく好み。紙で手元に置いておきたい作品でした。
お話そのものはと言うと、設定そのものはどこかふわふわした印象で、裏家業、というほの暗いバックボーンも、その言葉以上の実態が見えていない為、生臭いものはさほど感じず。多少の血と、罪悪感から察する程度のアングラ感なので、893物やマフィア物などのエグ味が苦手な方には安心かと。逆に、がっつり裏家業のドロドロが見たかった方には物足りないかな?
生と死に囚われて罪悪感でがんじがらめになっている攻様と、その攻様を救済する盲目で純真な受様、という、今作の空気感には、ふわふわ設定位が逆に合っていると個人的には思いました。
裏家業からの足抜けを血反吐をはいて頑張るようなお話ではなく、それこそ、しとしとと降る雨音をひとつひとつ拾うように、繊細で透明感のあるお話です。
ゆったりと流れる時に、つかの間の安心感を覚える攻様の姿にこそ、感じるものがあると言うか。
これといって激しく訴え、はっとさせるようなものがあるお話では正直ないのですが、そこが逆に二人の関係と画風にマッチしていたと言うか。
個人的には読後、はー、さいこう……と本を閉じましたね。
そのあと直ぐにアニメイト有償冊子を読んで、さらりと美しい情交だった本編との違いに、最高!とにこにこしてしまったので、いちゃらぶ好きな方は是非アニメイト有償冊子も読んで頂きたい。
表紙から始まり、全ページに渡って最後まで画面が美しく、どのコマをとっても非常に見応えがある作品でした。
これがデビュー作というのが恐ろしい…(好きです)。
圧倒的画力で繰り出される世界観と主人公二人のやり取りにはただただ恍惚として思わずため息が漏れます。
ただ、一点、惜しいなと個人的に思う所が。
物語に関して、今いち浸りきれない所がありました。私が気になってしまったのは、攻めの家業について。殺し屋という家業が非常にふわふわしており、攻めやその家族達の葛藤が伝わりにくく感じました。
受けの両親に関してもふわっとしていて、その辺りの攻受二人のリアルがあまり見えてこないなと感じたり。
ですが、タイトル通り、お互いの夜に触れ、惹かれ合っていく過程は凄く良くできていて最終話など思わず「二人が一緒になれて良かった〜!」と幸せに。(特に朝日からのずれたキスシーン→ラストまでの下り…/尊)
後日譚なども見れて満足させて頂きました。
今回電子での購入でしたが、絶対紙でも手元に置こうと決意。
今後の先生のご活躍がとても楽しみです!
それぞれ違う闇に囚われてた二人が、お互いを光へと導く、素敵な救済のストーリーでした。
繊細で優しい絵柄が印象的な作品です
一冊で完結するストーリーなのでペースはやや早く、展開もふわっとしている部分はありますが、個人的にはそこも含めて作品の繊細で儚い雰囲気を感じました
ここ数年、何人も「え?これがデビュー作なの?」という作家さんの作品が発表されてきました。
その中でも今年は大型新人さんが大量にデビューされたと思いますが、さすがにこの作品はfromoREDが「夜明けの唄」と同時発売させただけのことはあります。ピカイチの大型新人ですね。
とにかく絵が上手いです。美しく、そして艶があります。一コマ一コマ、見入ってしまいます。
でも残念ながら「夜明けの唄」ほどのセンセーショナルがないのは、やっぱり1冊完結だったからかもしれません。少し説明不足だったり、設定が活かしきれなかったり、あっけない終わり方になってしまっている感じが否めません。ふたりの家族の話やふたりの気持ちが近づく様子をもっとじっくり読んでいきたかったです。そこは残念でした。
はじめは盲目の受けの佳澄が着物を着ているのと、人を殺せない人殺し稼業の攻めの千夏という設定で明治や大正などの時代物なのかと思いました。ところが千夏の手にはスマホがあるので、現代物だとわかります。でもなんとなくスッキリしませんでした。絵の雰囲気と殺し屋という稼業のせいか、どこか異次元の世界のように感じました。
全体的にトーンが多めの為、暗い雰囲気で暗雲が垂れ込めている様子がうかがえます。盲目の暗さと人殺しのダークさがそのトーンの感じと繊細で美しい絵柄によく表現されています。
少し言葉が少なくなる場面もあり、佳澄の分までじっくりと細かいところまで絵から表現されたことを受け取ろうと思えてきます。影や光の使い方や瞳の動きの一つ一つに「今の表現が意味するのは?」と考えさせられます。佳澄の見えないはずの美しい瞳に映るものがなんなのかじっくり見てしまいます。また、見えている千夏の瞳の方が白くて感情を殺しているかのように、何を映し出しているのか分からないのも印象的です。
そんなところからも、何度も読み返したくなる作品になりました。
わたしが個人的にネタバレなしで、まっさらな気持ちで読んで感動したいタイプなので、この作品もできればネタバレなしのままじっくりと自分のペースで読んでいってほしいと思います。
タイトルの「君の夜に触れる」のようにこの物語は、暗い夜をさ迷い歩いていたふたりが出会ったことで互いの寂しかった夜に触れつつ、一つの光をふたりが見つけてこれから一緒に明るい外で歩んでいく感じがしました。強くたくましく育ったふたりのお話でした。
家族の愛や絆、友情などが希薄で自分の望むことすら口にできなかったふたりがはじめて言った我が儘をこの先も大事にしていってほしいです。
この物語の主導権は全部佳澄が握っています。盲目のただ待っているだけの青年ではなく、自分から新しい世界を手にしようとしているところがとてもいいなと思いました。弱そうに見えても実は強い受け、大好きです!
このふたりのその後、そしてもっと詳しい過去などもぜひ読んでみたいです。
お話に魅了されて一気読みしました。
重々しい雰囲気から始めるのですが、そこには確かに光があって、とっても素敵なお話でした。
語彙力のない私には作品の良さがうまく伝えられないんじゃないかとレビュー少し躊躇してますが、それでもおすすめしたくて書かせていただきました。
もりもより先生の絵がとても繊細で美しく、登場する2人の表情にも引き込まれます。
読み終わったらほわっと暖かくなって、でも、儚さに自然と涙もながれる、何度も繰り返し読みたくなる作品でした。(やはり語彙力が…
物語の進行も絵の繊細さに引けを取らない繊細な表現でした。
私はモノローグに詩的表現が含まれていると、大抵「ポエミー!」と心の中で叫んでしまうシャイな部分がありますが、こちらの作品では私のシャイが発動しませんでした。きっと詩的表現に 温度感も含めて共感できたからだと思います。
さて、作中における受け様・攻め様各々の置かれた状況に関しての描写は、確かに1から10まで描かれてはおりません。特に攻め様の解像度は低いです。
ただ、私はこれで良いと思いました。伝わりましたし、あくまでBLである事・受け様と攻め様が心を通わせる事に焦点を置いていらっしゃるのでは思います。
特に攻め様の状況は重く暗く、仮に作中でくっきりはっきりと描写されてしまったら、私は読み手として愛やら恋やらの方向に舵を切れなくなっていたと思います。
それはそうと、この受け様…隙があり過ぎる!誘い受け…かな?!と思わんばかり。
でもいやらしさはないのですよね。和服姿が多いのでしっぽりという言葉が本当に似合います。
攻め様の不安定さは人として自然な倫理観を持っているが故の不安定さですね。葛藤して当然です。
おこなっていること、見た目、オーラには惑わされずに、そういった攻め様の本質だけを掬い取ることができた受け様は、きっとこれからも攻め様の精神的支えとなっていくことが想像できます。
また、本を取るくだり等ふとしたシーンの萌えが良かったです。二人のこういう所をもっと見たい♪
良い作品に出会えました。ありがとうございます。
すごく好きです。線が細くて、人物うまくて、光があたってるような絵柄。
ストーリーはそこまで強弱のないモノ足りなさがあります。もっと酷いものはひどく、コントラストがあればもっとよかったかなぁと思いました。
お話を思い起こすと、ちょっとしっくりしない部分があるので、萌×2ですが、絵柄は神。大好きです。
幸せになってよかったけど、攻め父とのやりとりでどんなことがあったのか、どうやって生活してるのか想像するしかなくて、想像力なしの私にはもう少しはっきり描いてほしいなぁと思いました。
とはいえデビュー作でこれだけなら引き続き買います。作家買いの中にいれて新作を待ちたいと思います。
水族館でも久しぶりにいくかぁ…って気分になります。
設定が設定なのでダークな面もありますが、
暗闇に光が差して満ちていく優しく繊細な物語でした。
正直に書けば、ストーリーに不可解な点が所々あり、
特に攻めの稼業・家族については「?」が残ります。
けれどこの作品の特徴は、
画面で心をガッと掴んで引き寄せて琴線に触れてくる所!
こうなったらあとは世界観に引きずり込まれるだけです。
読後はしばらく放心状態になって浸る感覚がありました。
この吸引力が神だなと感じました。
デビュー作でこれだけ圧倒してくるとはシンプルにすごい。
(fromREDさん、新人さん発掘上手すぎませんか…?)
他、個人的に受けのキャラデザが性癖です///
少し幼い丸いおでこ+短髪+上品な着物姿。
健気さも相俟ってドツボで萌えました(;////;)
あと帯にも大きく書かれていますが、
こちらの作品は相互救済が大きな見所です…!!
救いになる出会いってどうしてこう抉ってくるんだ;;
いっぱい幸せになってくれーーーー!!!!(∩´///`∩)
さてさて。
自分のミスで大切な兄を失った攻め・千夏。
盲目となり少しずつ孤独を深めた受け・佳澄。
兄の死で自責の念に苦しみながら生きる千夏は
くぼんだ目の下が隈で真っ黒なのが印象的でした。
対照的に佳澄の目は澄んでキラキラとしています。
で、佳澄が透明感を放てば放つほど、
千夏の闇が見えてしまうのが対比になっててね(;ω;)
ほんとうもぅ…切ないカップリング持ってきたな!と。
目の前に立つ千夏が血に濡れているが、
盲目の佳澄は千夏の闇が見えなくて…。
笑顔で抱き留める光と闇のコントラストが切なかった。
鳩尾がグッと重くなるんですよね…(;ω;)
で、佳澄も佳澄で色々抱えています。
目のことで迷惑をかけてしまっている現状を省みて、
周囲を煩わせないよう小さな小さな世界で生きていて。
佳澄をそんな世界から連れ出してくれたのが千夏で。
世界が広がるごとに笑顔が増えてキュ~~~っときます!
(佳澄の笑顔は癒やし効果抜群なんじゃ…(;///;))
個人的にホッとしたのは佳澄の弟の存在。
純粋に弟として兄を心配し見守る姿や、
兄の幸せを嬉しそうに見ている姿が優しくてね〜!!
佳澄の不憫な境遇が緩和されて気持ちが救われました。
上にも書いたけれど、
千夏のバックボーンはちょっとわかりにくいかな…;
この辺りはかなりフワッとしてた気がします。
暗闇の中で生きる2人が出会い、
仲が深まる毎に離れがたくなり、
互いが暗闇の中を照らす灯になっていく過程が良かった!
佳澄の笑顔が増えてふくふくと幸せそうで、
千夏の目の下の隈が薄くなって穏やかに笑ってて、
多幸感で私の心も満たされたーーー!!(;////;)
儚げな雰囲気に包まれた作品ですね。
線が細くて柔らかめだからかな…全体的にほわ〜っともやが掛かったような感じを受けました。
絵がめちゃくちゃキレイです。絵の美麗さとストーリーの仄暗さやしっとり落ち着いた感じが合っていますね。
殺し屋の千夏と盲目の少年・佳澄の純愛ラブストーリーです。
千夏は自分を庇って殺された兄に対してトラウマを抱えていて、殺し屋だけど殺すことができません。兄の死のときに現場に居合わせたのが佳澄。…5年前のそのとき、佳澄の視力が落ちかけていた時期だと聞いて、兄の死ときのことを覚えているのかどうか探りを入れるために、千夏は佳澄に「友だち」として近づきます。
最初、千夏は香澄に対して探り探りなんですけど、佳澄の置かれた状況や光を失ったときの思いを聞くにつれて、自分と重ねて見ていくようになっていくんですよね。家族の中の自分の存在価値とか、暗闇にいる状況とか。
千夏は心が暗闇。佳澄は視覚的に暗闇。「夜」というのが2人の共通項。そのことで佳澄にシンパシーを感じ、佳澄の側にいることが多くなっていくんですが、次第に佳澄に気持ちを寄せていく様になっていきます。
佳澄の側に居続けるために、この長い長い暗闇から抜け出そうとする千夏は、トラウマの根源である父親に対峙することになりますが…千夏は前に進めるのかどうかが見どころとなります。
心理描写勝負な作品ですかね。心の声が多い。セリフもまぁまぁ"いい感じ"風なので、思ったより頭使いました。軽くサラサラっと流して読む感じじゃないです。
ストーリーに深みがあるかと言えばそうじゃない様な気がしたのが私の印象。"深そうに見える"様に作られている気がしました。ん〜…と、敢えて複雑にしてる感じでしょうか。父親のことも随分あっさりと…だったので拍子抜けしちゃいました。
これまで暗闇にいた2人が、お互いの存在を「光」として捉えて暗闇から抜け出して明るい世界へ飛び出していこう!という感じなんですかね。
暗殺・盲目・トラウマ・家族というワードが絡んじゃってるから、難しそうに見えてしまいました。1度回読んだあと??となって、2度読みしました。
世界観は嫌いじゃない。むしろ好きな方ですが、思ったより浸りきれなかった。
それよりも2人の同棲生活の方が、私には萌え萌えでした。私服の佳澄可愛いし、千夏が佳澄を大事に思っている抱擁感をビシバシ感じました。もうちょっと尺をくれーと(笑)
2人のラブラブもっと見たかったです。
なんなんですか!!
どういうこと?!?!
これがデビュー作って!!
ストーリー展開に身体の奥をギュッと握られて、でも、キャラクターや作画は儚く健気に見えるギャップにやられました。
殺し屋の千夏と盲目の佳澄。
ふたりに共通する『闇』によって出逢い、再び巡り合う。
盲目だからこその仕草や感覚や空気感、それとふたりのやりとりが存分に感じられるのがとても凄い!!!
千夏と佳澄の出逢いからその後までを読んでいるとふたりの表情が段々と変わっていくのが、幸せという『光』に向かってふたりで歩んでいるように観えました。
単話で一話だけ読んでいまして。
コミックス化されたら絶対買う!と決めていた作品でした。
今作品がデビュー作なんですね。もうびっくりです。とんでもない大型新人さんです。
内容としては、人殺しを生業としている青年×盲目の青年の恋のお話。
それぞれ内に秘めたものを抱える二人が出会い、そして恋に堕ち―。
というお話。
ストーリーとしては奇抜なものではなく、どこかで読んだことがあるかな?と思わせる展開。が、そのストーリーを読者に「魅せる」、その手腕が素晴らしかった。
帯に「圧倒的画力で紡がれる」という文句が書かれていますが、その言葉通り画力はすさまじいものがあります。綺麗な絵柄に見やすい構図、表情やしぐさ一つで内面を読者に読ませる高い画力。が、この作家さんの魅力はそれだけに非ず。
ちょっとした因子を、登場人物たちと重ねて描くことによって感情の機微を緻密に描くことだと思いました。
例えばタイトルにつけられた「夜」という言葉。
「夜」という言葉に、彼らの孤独な心とか、過去の哀しい出来事を重ねて描くことで一気にその言葉に重みが増していく。ストーリーに奥行きがある感じ。
先述しましたが、ストーリーとしては想像を超えるような奇抜なものではありません。ありませんが、王道と言えるストーリーにきちんと色がついている。
彼らはそれぞれ抱えるものがありますが、それを自身の力で乗り越えていく姿にめっちゃ萌えた。薄幸さんがスパダリに愛でられ(ちなみに今作品の千夏はスパダリではありませんが)、スパダリさんの力で幸せになりました、という陳腐な流れではなく、心に空洞を持つ彼らが出会い、恋をし、だからこそ困難に立ち向かう力を得て自分の足で立つことができたという展開で、ムネアツです。
受けさん・佳澄の透明感のある美しさも良かったし、攻めの千夏が佳澄と出会ったことで少しずつ表情の険しさが取れていく様も手に取る様にわかる。画力も素晴らしいし、ストーリー展開も素晴らしい。
暗闇の中で、二人は出会い、そしてお互いだけが輝く光だった。
純愛でもあり、二人の成長物語でもあります。
読んでいて、「北風と太陽」を思いだしました。
人は厳しさだけでは生きていけないのだと。
愛情や優しさこそが、人の頑なな心をほぐし、そして人を人たらしめるのだと。
しいて言うと、二人が抱える家庭環境はなかなかにシリアスで複雑なものなので、その辺りをもう少し描き込んでほしかったという感は否めないのですが、それを差し引いてもこれがデビュー作という衝撃はすさまじいものがあります。
個人的に佳澄の弟くんと千夏の父ちゃんのエピソードがめちゃめちゃ気になりました。弟くんは良い恋をしそうなナイスガイだし、父ちゃんの方は病んでてまたそれが良い。欲を言えば、千夏の亡きお兄ちゃんのエピソードも読んでみたい。ぜひともスピンオフを描いていただきたいと思うナイスなサブキャラたちでした。
佳澄ちゃんはねえ、あのお目目が可愛いのよ。
彼の清廉さがそのまま切り取られた感じ。ものを見ることはできなくても、人の本質を見抜く力がある感じが良い。
が、ほっぺ。可愛いの。ぷっくりしてて、千夏と話しててちょっぴり赤く染まるほっぺも良い。触りたい~!きちんとお手入れされているんだろうな、良いところのお坊ちゃんなんだな、と分かるようなふっくらさを持ちつつ、彼の赤く染まる頬が彼の心情をも読ませる一つのツールになっています。
読んでいて、気づかないうちに落涙していた作品は久しぶりでした。
めっちゃ良かった…。
素晴らしい作品に出会えたことに感謝。
次回作も楽しみに待っていようと思います。