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名前も知らない同級生。 いつも彼だけが、ひどく鮮やかに見えた――。
contrast
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
DK2人の心の動きが伝わってきて良かったなぁ。だんだん陽が気になる翔太、その前にいつからか目で追ってた陽。仲良くなっていく2人だけど陽が後ろ向き。キレ散らかす翔太がいいねぇ。明るい翔太だけど抱えてるものがあって陽には言えちゃう。絵も好みだしお友達の瑞希ちゃんが最高にいい子。翔太の近くにいるからって当て馬ポジションじゃなくていい感じの友達になるのもいいし陽の支援もしちゃうデキる子。
アワード受賞作でずっと気になっていた作品。ちるちるのニュースで痛いBLとして紹介されていて気になり、とうとう読んでみました。初読み作家様です。かなり厚みのある本ですね。
あらすじを読んだ以外は前知識なしで読みました。先の見えない展開なので、読む時はネタバレ無しで読まれる方が楽しめるのではないかなと思います。
読み終わって、もう何と言ったらいいか…。とにかく何度も泣いてしまって、ハンカチが手放せないというか。
読んでいて何度も、胸が痛んだり、ドキドキしたり、切なくなったり、キュンとしたり、ほっこりしたり、いろんな感情が揺さぶられる作品でした。
読み終わった今も、余韻に引きずられている感じがします。すごかった…。
なかなか読まなかったのは、本作がエロなしってことで、楽しめるかちょっと不安だったからなんですが…。そういうのは超越している作品でしたね、バカだったー、自分!
とにかく自分が普段よく読んでいるBL作品とは、一線を画する作品でした。
陽(あきら)の中学時代の話や、神田さんとの関係は、ゲイというマイノリティな人たちの生きづらさみたいなものを感じて、本当につらかった…。
神田さんがいい人だったのが救い…。
翔太(かなた)は、自分も少しつらい過去がありつつも、陽と出会ってそれを乗り越えて、最後には陽を照らすような存在になって、もう終盤の仲直りシーンでは、二人が出会えて本当によかった〜…とボロボロ泣いてしまった…。
ラストも、本当によかったね〜〜とまたボロ泣きしてしまい、本当に何度も泣いてしまう作品でした。書き下ろしでも泣けてしまったし…。はぁ、切ない…。
二人の友達の、瑞希とジュンがすごくいい子たちで、この子らにはほっこりほんわかさせられました。ちょっと癒されました。
痛いBLってどんなだろう、とちょっとドキドキしながら読み始めたのですが、痛みはあっても救いのある、本当に素晴らしい作品でした。読んでよかったです!
少しでも気になっている方は、ぜひとも読んでほしい名作だと思います。この作品と出会えてよかった!ちるちるに感謝!
途中涙なしでは読めなくて、2人の距離感や心情がすごく伝わって来てとても素敵なお話でした。
出てくる人物もしっかりキャラだてされてたから、読みやすくてこの人誰?ってならないし、とても読みやすかった。
2人のイチャイチャはそこまででないけど、でもだからこそキュンとする感じでした。
カナタもアキラもかっこいい。
とにかく絵がとても綺麗。最初は目が合うところからのスタートなのも学生ならではっぽくて甘酸っぱい感じで良かった。
これは購入して正解!
タイトルのコントラストは、明暗などの対比という意味。
そのタイトルが表す通り、明るい高校生と真面目で人付き合いの悪い高校生同士のお話です。
ただし、明るく振る舞っているけれど繊細な内面を持つ青山と、真面目そうに見えて屈折した欲望をはらんでいる千川、それぞれに本音と建て前のコントラストもある。
そんな設定にぴったりのタイトルでした。
高校という社会の中で、それぞれに表の顔を持つ二人ですが、なぜかお互いには素の自分をさらけだすことができた。そうした二人の優しくも甘酸っぱい恋のお話でした。
久しぶりにエロ要素のないBL読んだかもしれない……とても青春のキラキラしてる空気を摂取した気がする。
黒髪の子の過去の出来事に悲しくなるけど、彼の考え方が凄く優しくて、こんな風に世界を見ることができる彼には、もうこの先優しい出来事しか起きて欲しくないなぁと思った。
どう見たって周囲からは両想いだって分かってるのに2人の考えがあってくっつかずにいるのヤキモキするけどくっついた時の嬉しさたるや。
焦らしの妙技。とても爽やかな読了感のある作品でした。
かもしれません・・・!
ずっと存在は知っていたんですが、なんとなく決め手がないな、と思っており、でも評価めちゃくちゃ高いので割引になったら買お〜くらいな感じだったんですが・・・やっぱりちるちるレビューは正しい_(:3 」∠)_
(これを言うの何回目かわからない
傷ついて、それをなんとかやりくりして、もう二度とこんな思いはしたくないと思いながらも、やっぱり人を好きになってしまう・・・そんなどうしようもない青さとせつなさが!すごい!!!!
作画がとても好みなのと、透明感バツグンなのも相まって、ものすごく尊い仕上がりです。こういう過去持ちの子って爛れた生活を送っている設定も多いですが(そしてそんなのも好きですが)等身大のDKたちのだったらこんな感じだよなあ・・・
元家庭教師さんがある程度常識があったこととか、陽をいじめていた(結構ひどいですよね)元親友の最後のエピソードだとか、悪者になりそうな人を完璧な悪者にしてないところもポイント高い。あと、女の子の親友ちゃんがどんなふうに絡むのか心配でしたが、すごく素敵な関係性でした。
何度も読み返したい一冊です。
友だちがたくさんいて女子にももてる翔太だったが、怪我を口実に大好きだったサッカーをやめたことが心の傷になっていた。
偶然出会った特進クラスの陽と少しずつ仲良くなり、クラスの友だちには言えない悩みを打ち明けるなどして、少しずつ距離が縮まっていく。
一人で過ごす静かな陽と、明るくにぎやかな翔太は、一見接点がなさそうな二人だけど、次第にひかれあっていく、というお話。
コントラストというタイトルは、いわゆるキャラの違う二人のことを指すのと同時に、うわべだけでは分からない心の影とか、そういう意味合いもあるのかなと思いました。
表紙は白を基調にしていますが、内容も眩しくて、まっしろな瑞々しい高校生のお話です。
十代ならではの悩みや、無垢だからこそ傷ついたり、少しのきっかけでそこから進んでみたり、そういう事柄がストレートに詰め込まれています。
すごくじっくり描かれていて、言ってしまえば青春もので、文芸チックでもあります。
不器用な二人をつなぐ、翔太の友だち瑞希ちゃんという女子が、過ぎるくらい良い子で、この子が奮闘しなければ二人の仲は進展しなかったと思います。
わりとBLだとそういう役割も男子なことが多いのですが、このお話では珍しく女子が大活躍でした。
巻末では、陽の過去の傷の原因となった子が登場します。
あの頃は傷つけてしまったけど、彼も大人になって、後悔していたんだと分かるお話でした。
初読みの作者さまでしたが、視点が優しい、そして描く内容が直球なんだなとこの巻末のお話を読んで特に思いました。
一人は明るく振る舞ってるが実は孤独な人気者。
もう片方は過去に縛られている一匹狼の優等生。
トラウマあり、すれ違いあり、そんな二人を押すためだけに存在する女神あり― なんやかんやで最後はハッピーエンド。BL界の王道が詰まってる感じの作品でした。
王道はけして悪くない。裏切らないとこが良いし、自分も結構クリシェが好き。
だが本作はなんかこう、王の道を真面目に歩みすぎて「スパイス」が欠けている気が…
あれ?こんな話、過去に何回も読んだことあるようなぁって…
すみません、全体的に普通でした。
ここまでの評価だと「萌」でした。しかし「中立」に下げた理由が神田のくそ野郎です。
バランスがどうとか、オマエの片思いなんか知らねぇよ。中学生に手出すんじゃねーꐦ
本番なしでも最低でしょ。しかもアイツ、のほほ~んと途中から消えるし!オマエのせいで子供が自分のこと「汚い」て思ってるんだぞ!なに最後イイ人ぶって!ふざけるな!!
このことでBL初心者にオススメ…とは言い切れない作品になりました。
人気×クールの対照的な男子高校生の友情が恋になるまでのお話。
最後まで明確な性描写がなく、受け攻めも不明です。
でもそこがまた良かったです。
サッカーを辞めたけどまだあきらめたくない気持ちが残っていて葛藤している翔太(表紙左)と、ゲイで兄にコンプレックスを抱えている陽(表紙右)。
見た目も性格も真逆な二人がとあることがキッカケで、誰もいない踊り場で密会するようになります。
互いに足りないものを補うように惹かれ合う二人。
お話の速度が本当に少しずつ、歩み寄っては引いての繰り返していって二人の感情を大切にしつつ進んでいきます。
しかし、それだけじゃなく思春期の複雑な思いが丁寧にに描写されています。
また、兄に恋をしている神田とお互いを慰めるようにズルズルと関係を続ける陽。
いや~~これがまたいいスパイスでした!!
この後ろめたい関係もまた、二人の試練。
兄と神田の関係性が少しだけ登場するのですが、これがもう辛かった…!!
え~~この二人どうなるの~~!
神田幸せにしてくれ~~!と思わず祈願。
陽と神田の明確な性描写がないのもまた良かったです。
そして、陽の中学時代も出てきますが、その時は今よりまだ無邪気さが残っていて…。
ああ、だから今こんなに大人びてしまったんだな…と更に切なさが増しました。
更に序盤から二人の間に一人の女の子が関わってくるのですが、この子がいい子で本当に良かった…!!
雰囲気もさることながら、内容も圧倒的な透明感でした。
絵も綺麗でページが進まないことがあります。
ページ数も多かった気がします。
読みごたえバツグンです!
男子高校生二人の爽やかな恋愛って感じでした。
受け攻め不明ですがふむむ。想像にお任せコース…
最初の出会いからしてなんかよく目が合う、から、気になる、になっていくという、汚れた大人の私には「うっ、眩しい世界」
主人公はサッカーに挫折気味で距離を置いてるけど本当はサッカーしたいですな男の子でとても良い!
できると思ってたら弟の方が選ばれて〜さらに怪我をして〜的な複雑で繊細な競争社会に生きるスポーツ少年な感じがつらたん
お相手役は過去に親友相手に告白一歩手前まで行って気持ち悪がられたというトラウマ持ちで兄に片恋してた元カテキョお兄さんと関係あり、という複雑な男の子
その元カテキョなお兄さんが萌えるんだぁ、ちゃんと未遂にしといてくれて関係も終わらせてくれるんだぁ
そっちのお兄さんが幸せになるとこ見たいよ!!となる私でした…suki
全体的にすごく丁寧に描いてるな、じっくり時間をかけて詰めていくんだな、じわじわ肌に擦り込まれる感情の機微があるなっていう繊細丁寧な作品で、急いで読むのがもったいなくて。
ゆっくり時間をかけて作品を味わいたいなという気持ちをくれる作品でした。
表紙から気になって気になって、、。
読んで良かったです。
少し陰のある子と陽キャなふりで心をかくす2人が近づいていく様子にキュンとしました。
2人のその後も読みたいです。
ただ、私は描き下ろしの内容はちょっと嫌でした。
まだ雑誌連載中だった頃にハイライトの場面(陽の全力ダッシュのとこ)からいきなり読んでしまい、うーん、アオハルものかぁ……私には向かないやつかもしれん……と思って見送ってしまいました。pixivコミックで1話~3話を読んで、意外といけるのではないか??? と思い直し買って読んだ次第です。そこまで読んどいて次回の無料配信は待てなかった……まんまと出版社の策略に乗せられてしもうて……。
1話から、古の女子中高生の憧れである屋上の出入口のすぐ手前にある踊場で、今まで一言も会話をしたことのないが目だけはなんか合う二人が出会い、仲を徐々に深めていくという、ベタのような気もするが初見のような物語にえぇっ!? っとなりつつ、高校生達の会話がもろ現代語でありつつ普通のことのように「カラオケ」というノスタルジックな単語がポンと出るのでファ!?!? と驚きつつ、食わず嫌いしていたのが嘘のように貪り読んでしまいました。ふと気づいたら一時間半も没頭していたとは。
神田さん登場の辺りでだめでした。いや、つまんないとかいうネガティブな事ではなく、個人的に性癖に突き刺さるやつなんです……成人と学生が共依存的な関係でこっそりけしからん事をしているというやつ……。陽にそこはかとなく漂う某D蜜さん的なほの暗い色気よきです……。陽が女子に生まれてたらきっとあだ名は「愛jゲフンゲフンゲフン
神田さんの威力が凄かったので、これでラストに陽と翔太が丸く治まるってどうやって? と若干不安を感じたりもしたのですが、強引でもなくちゃんと仲直り展開になってよかったです。
電子で買ったので出遅れ購入でも巻末にペーパーが着いていたのですが、そんな!! 堂々とキッパリと神田さんとは何もないと断言するだなんて!!! このご時世的に大人から学生にあれするとか創作でも迂闊には書けないのかもしれないけど、個人的に性癖なのでそこは夢のままがよかったなとw
特進クラスの男子高校生、陽(アキラ)は、明るい意味の名前に反して友達とつるむ事もなくいつも一人でいます。もう一人、翔太(カナタ)はサッカーが上手く友達に囲まれ、常に女子に注目されている存在です。
明るく見えた翔太ですが心の中ではサッカーに対して思い悩む事が。
サッカーの事も翔太の選手としての過去も知らない陽に、翔太は心の中で思っている事を素直に話せました。
「話しながら気づく事もあるから…悩んだりしたらいくらでも話せば良いよ…」
そんな事を言われ翔太の気持ちが救われていきます。
自分の悩みを聞いてくれた陽に、悩みがあるなら自分も聞いてあげると、翔太は言いますが。。陽には心が近づいた翔太に、尚更言えなくなる様な悩みがありました。
高校生のピュアな恋愛感情が丁寧な絵で描かれていて、脇役のキャラも良いです。翔太の友達として出てくる女子瑞希、サラリーマンの神田(どんな立場の人かは読んでください。見た目エロい)が最初は嫌な感じでしたが、最終的には好感持てました。
コントラストという題名から「翔太」と「陽」が陰陽の関係かと思っていましたが、どちらにも陰の部分があり、それをお互いが好きになっていく事で陽に変わって行く。2人の名前もそういうことか!って。読み終わって大満足の内容でした。
この言葉が、翔太の全部を物語ってる。
ほんっとにいい子。
残念でしたもう遅いです〜〜〜!!
そう言って、その後陽に本気で怒った翔太の素直で真っ直ぐで眩しくて、怖いくらい純粋で、柔らかい部分。
そこに触れて、ずっと頑なで逃げて諦めて一歩引いて大人っぽく振舞ってきた陽が少しずつ変化する過程が、すごく優しい物語でした。
10代の、世界が周りの一言で一瞬で翻ってしまう不安定で爆発的なエネルギーを孕んでいる眩しい時を、陽を太陽にしてくれるような翔太に出会えたことが、本当に良かったなぁ、としみじみ感じられるお話でした。
翔太にとっても、少し距離のある、ミステリアスで陰があって、近づきたいのに近づけない、といった陽との関係性も、絶対に必要だったと思う。
このお話は、とにかく優しい、の一言に尽きます。
翔太がほんっとうにいい子。
本当にいい子なんだよな〜〜〜
そして陽。陽も本当にいい子。
神田さんもいい子。(いい人)
ジュンもみずきちゃんもいい子。
いい子しか出てこない優しいあったかいお話。
心が洗われるとはこのことです。
2人の穏やかで可愛いその後がもっとみたいなぁ〜
神評価が高くてとても気になってた作品でした。ボリュームの厚さで読みごたえあります。
画風がとても綺麗で2人の間に漂う空気感というか、暖かな感じがとても好きです。
思春期特有のもだもだ悩んで、心のなかで思考がいったり来たりはあるあるで、共感します
全然タイプの違う翔太と陽がどんな風に接点を持つのかというと、本当にごく自然でした。男子高校生らしい
その前にお互い意識してたのですが、音楽の趣味が合ったりとか、話してみると以外と馬が合うというか
それで聞き上手で穏やかな陽くんにだんだん意識し始める翔太
でも陽には誰にも言えない秘密が、あって
やんちゃで誰とでも打ち解けてしまう人気者の翔太は、サッカーのことで悩んでてでも陽と話しているうちに、心が解きほぐされていって
でもそれ以上に陽の心の傷とか重くて、苦しくなります
お互い自分に無いものを持ってるからこそひかれあったのかわかりませんが、よくお互い誤解したまま5年とか10年とかたっててそこからまた恋が始まるーみたいなかんじのお話はよく見ますが、それも嫌いじゃないけど
この2人は話し合って自分達が納得するまで話し合ってお互いの気持ちを分かり合っていくとこがぐっときました!青春ですね。
あとHシーンが全くなくてもすごくよいお話しなのですが
欲を言うともっとイチャイチャが見たかったです
大学生と社会人になった2人の続編があったらいいな
BL=セックスみたいな先入観あったから邪な気持ちで読んでたけどめちゃくちゃ純粋な2人に心が洗われた…(崇拝)
というかセックス描写がないから完全妄想なんだけどわたし陽×翔太だと信じて疑わない。うるさい人よく喋る人は受けになる運命だと信じてる。というかよく喋る攻めが好きじゃない()()
圧倒的に包容力あってかっこいいのは陽でしょ!!!顔面的にも陽が攻めでしょ!!←
内容結構重い話だけど綺麗に完結してよかった!
この2人の匂わせ描写めっちゃ好き。決定的な描写が一切ないから初心者向けかなー。邪な気持ちを持ってるbl読み漁ってる勢には物足りない笑
これだけは何回も言いたいけど帯にもどっちが攻めとか受けとか匂わせの言葉が書いてないからわたしはまじで陽×翔太派!!!これ以外認めねえ!!例え陽が家庭教師に掘られてたとしても翔太と付き合ってからは攻めになるって信じて疑わないしなんなら家庭教師を掘ってた説も捨てないからな!!←
もどかしい2人がめちゃくちゃ愛おしいです。
絵柄はそんな好みじゃないけど時折ある2人の悲しい顔とか笑顔とかめちゃくちゃいい顔してるので心打たれた。かわいい。最高。個人的に翔太の笑顔は最高の受け顔だと思う。(引きずりすぎ)
DK同士の王道カップルのお話・・・なんですけど、丁寧に描かれる心情描写と画力の高いitz先生の構成によって、一味も二味も違うお話に仕上がってました。
1冊の単行本にしてはかなりページ数が多いのですが、それをしっかりと使い切り、二人の心の揺れ動きを緻密に描いています。
日常の中で少しずつ変わっていく主人公二人の様子や周りの人々との変化がすごくよかったです。
途中切ないけど、読後感はとてもすっきりとしていてよかったです。
今回itz先生の作品を読むのはこれが初めてだったんですが、他のお話も読んでみたいと思える素敵な漫画家さんでした。いい出会いでした!
BL的に(?)はっきりした表現のある作品ではないけど、心理描写が繊細でDKもの特有の青さに満足感のある作品でした…♡
ボリュームのある作品なのに一気読みしちゃいました!
柔らかい作画が素敵で全編通して、瞳の中の光が揺らぐ描写が印象的でした!
とにかく陽くんがめちゃくちゃ儚げ美人さんで最高…!
輝と神田さんのスピンオフも読みたいです先生…‼︎
あと描き下ろしのは何?!
作品の雰囲気的に割愛されたのか、神田さんとの絡みが深掘りされなかったのが気になるのと、2人のちょっとえっちな絡みが見たいので続編に期待の気持ちを込めて萌2で失礼します…!
アニメイトにて、試し読みが出来たので
そこで一度読んで絵柄が素晴らしく綺麗で
ストーリーが読み応えありそうだったので
購入させて頂きました。
感想としては、少し感情移入がしにくかったです。陽くんの性格とかを把握するのにかなり時間がかかったのですが、恐らく読み返すたびにのめり込める作品なのではないかなと思いました。
泣きながら読むみたいな事はなかったのですが、最後の最後でやられましたね。。
あともう一つ言いたい事が。
お願いですので、神田さんを幸せにしてあげてください。。良い人だから、幸せになってほしいです。ひかるさんと結ばれてほしいとは特に思っていません。ただ、神田さんの全てを包み込んでくれるような人と結ばれてほしいなあと切実に願います。
イケメン陽キャと成績優秀物静かな男の子というBL界では王道っぽいカップル。
どっちが攻受も分からない、えっちのない物語ですが、物足りないという事は全くなく、300ページ越えのマンガをたっぷり使って登場人物の心理を細やかに描写しています。
チラチラとお互い存在だけは認識しあって、出会い、些細なやりとりから心がどんどん近付いていく…その様子が淀みなくて自然で。
メインの二人だけではなく、友人知人の心理もさりげなく、でも丁寧に添えられていて、より深い作品になっています。
透明感のあるキレイな絵柄、二人のやり取りはDKらしく爽やか、そこにBLならではの切なさや難しさが加わり、わー、いいBL読んだなぁってしみじみ。
幸せななだけキレイなだけのストーリーではなく、少しの痛みを伴いながら、それでも前向きになれる読後感もとても良かったです。
作者さんの作品を読むのは初めてでしたが、きっと丁寧に描かれる方なのだろうなと作品を通して感じたので、他の作品も読んでみたくなりました。(実際いくつか読んでみて、そちらもめちゃめちゃ良かったです!)
レビューの評価がとても高く気になって購入しました。
全体のイメージとしては、付き合うまでのお話でエロはありません。感情表現が繊細で読んだ後はしばらく余韻に浸れるようなお話です。
うまく言葉にできないんですが、2人の間が近くなったり遠くなったりを繰り返します。
とにかくまっすぐで明るい翔太
眩しいに翔太俯いてしまう陽
対極的な二人なのにどこか近いものを感じ惹かれ合っていきます。
陽のこんな自分を知られたくないという思いと、翔太の真っ直ぐな陽への好意がぶつかりそこから生まれた亀裂にまた二人は立ち止まってしまいます。
そんな時2人を助けてくれる2人の周りの人たちがとても暖かく、このあたりのくだりが自分は
一番好きです。
2人が付き合ってそれからのお話が少しあるんですが、自分はそこで号泣しました。
とても綺麗なお話で、青春映画のような透明感のある2人です!!
萌2に近い萌評価。久々に読んだitz先生の作品でしたが、やはり青春ものは先生のタッチにとても合っていますね。イケメンなのにどこか抜けている感じがして憎めない翔太が可愛らしかったです。対する陽は、カミングアウトをしたことで友人を失った経験があり、翔太に惹かれていくにつれ、もう二度とあんな想いをしたくない、させたくないという気持ちが強まっていく。この年頃の子にとっては深い傷だと思います。
陽が後ろ向きなために、何度もくっつきそうになっては離れる2人がもどかしい。けれど、自分1人の想いを叶えるために大切な人の人生を狂わせたくないという気持ちもよく分かるので、妥当な道のりだったかなと思います。最後は陽から行動してくれたのがとても嬉しかったです。今度は味方もいますから、自分を好きでいてくれる人、自分を応援してくれる人の方に目を向けて、このかけがえのない関係を大事にしていって欲しいですね。
待ちに待ったitz先生の新刊発売です。
すんばらしい一冊でした(*T^T)
『名前も クラスも知らないけれど 知っている顔 すれ違うたび ただ 目が合う それだけのこと』この言葉から始まります。
サッカーに挫折してでも心の中ではまだサッカーをしたい思いが燻っている翔太(かなた)といつも1人でいる特進クラスの陽(あきら)全然かかわり合いのない2人の距離が段々と縮まって行くなか陽は翔太に隠し事が…それは兄の友人との密会。
その関係になったのは通っていた塾での恋心を気づかれたときの嫌がらせに心が疲弊していたときに慰めてもらったことから。
中々想いが伝えられずもだもだしますが、紅一点の瑞希ちゃんはいい仕事してくれます、最初はライバルか?と思いましたがとてもいい子✨
性描写は一切ありませんが読みごたえ満載とても分厚い一冊です!!
描き下ろしは少し切ないstoryです、是非読んで頂きたいです。
結構賛否両論を生みそうな設定だったなとは思います。特に陽。
最初読み始めた頃の陽の性格がいまいち掴みにくかったのは私だけでしょうか…?無表情根暗系かと思っていたら、突然あまりに明るく笑うので戸惑いました。(笑)
というのはともかく。
神田さんが言う"バランス"の意味が若干わかりにくかったです。
「神田さんが陽を身代わりにしてバランスをとっている」→理解できる
「陽くんが失恋でつらかったからバランスをとる」→ん、何のバランス?
ってなりました。
全体を見て、考察し甲斐があるなぁと感じる部分でした。
陽が翔太以外の人とエッチなことをするのが許せるかどうかも賛否のポイントになるかもしれません。
もちろんいい気はしませんが、理由があると簡単に許せるタイプので、私はいい味だったなと思います。
とにかく外野がすごくいい人ばかりで、友情が眩しくて胸熱でした。
ゆっくり進む系の淡い青春物語でした。
中学時代に好きになってしまった男に拒絶されいじめにあったゲイの少年と、学年一モテる(?)陽キャが様々なことに悩みながらも徐々に距離を詰めていく、話としては王道の青春作品です。
エロなしで、332ページ(アニメイトブックストア)というボリューミーな1冊。
本編だけだと個人的には「萌」でしたが、最後の書き下ろし...!
中学時代に自分に向けられた同性からの好意をどうしても受け入れられず相手を傷つけてしまった青年の心の声。グッときてしまいました...やっぱりみんながみんな受け入れることが出来るわけじゃないんですよね。商業BLではメインのふたりは基本的に両思いですから忘れがちですけど。
彼だけでなく、陽のお兄さんもなんですよね、受け入れられない側の人間。なんだか考えさせられました。もう少しお兄さんの方の話も見てみたかった...!
というか!めっちゃネタバレですけど、陽と神田さんが...最後までしてないとかマ!?今年一の衝撃なんですが...w
P.S.
ひとついうなら、名前が、
翔太(かなた)と陽(あきら)なんですよね...
個人的にどうしても名前が漢字だけだと正しく読めず何度も何度も確認しながらもやもやと読んでしまいました......先生のこだわりなのでしょうが、自分は作品に集中できず惜しい思いをしました......。
皆さんが読まれていて気になって購入( ◠‿◠ )
この作品は3年間にわたって描いた作品のようで一巻完結ですがかなりボリューミーです個人的には学生同士の学園モノがあまり得意では無いっていうのもあってあんまり刺さらなかったかな..本当に学園モノ苦手なんですよね(それでも人気だったり、すきな先生が出してたら買うんですけど)
.
自分はまだまだBL初心者なので知らなかったんですがitz先生はかなり定評がある先生のようなのでまた機会があれば別作品読んでみたいと思います(*´-`)
レビューランキングにいたので。
もちろん本編も素晴らしかった。
ゆっくりゆっくり距離を詰めていく2人の姿が、もどかしくも愛おしく、最後の場面ではあまりにも可愛くて体温が爆上がりしました。
とはいえ、描写がとっても細やかで素晴らしかったものの、話自体はあまり真新しさのないもので、本編のみ読了時点では萌2だったと思います。
ただ、描き下ろしが本当に良くて。
陽をひどく傷つけてしまった彼が、彼自身が、「俺にはさ やっぱわかんねぇわ 男同士っての」に続いて、「だからどうした」って言うのを聞いて、もう感情が溢れてしまって……。
同性愛差別の何がいけないのか、もっと言えば差別の何がいけないのか。
「自分が理解できない、不快だと感じる」
それを理由にして、誰かを傷つけて笑い声を奪ってしまうこと、そこなんですよね。
理解できなくても良い。
ただ、否定したり、悪意を向けたりしてはいけないんだという根本に立ち返ることができました。
そして陽を傷つけてしまってひどく後悔している彼が、そこにたどり着けたことが本当に嬉しかったです。
謝罪をしないという選択を選んだのも、素晴らしかった。
私が今まで読んできたBLの中に、彼のように同性愛を理解できない・受け入れられない側の視点に優しく寄り添ってくれた作品があまりなかったので、その点でものすごい特別な作品だな……と感じています。
ありがとうございました。とっても素敵な作品に出会えて、感無量でした。
文句なしの神評価です。
それぞれまったく別の傷を抱えた二人が次第に心を通わせてほのかな恋愛に発展していく様を300ページ以上に渡って丁寧に見せてくれました。どちらの傷も納得できるものでしたし、二人がどんどん近づいていく様子に胸がキュンキュンでした。感覚としては少女漫画に近いBLだと思いました。
エロも受け攻めの区別もありませんが、まったく気になりません。むしろこの作品はなくていいと思います。BLはやっぱり体<心であってほしいので。
ネタバレしますが、翔太が陽に顔を近づけられてキスされそうになったシーンで翔太は一瞬「オレ、男だし」と焦るんですが、すぐに「まぁ、そこが重要ではない」って思うんです。現代を表現されているなと思いました。
同性で恋愛するということが徐々に受け入れられている時代を描かれていることに好感が持てました。もちろん、同性愛が受け入れられない人の描写もあります。それがあるからよりリアルに感じられました。
受け入れられない側の人が書き下ろしで描かれています。ほろ苦くて涙がでてしまいました。必見です。
基本、エロ無し作品読まないんですよ。
でも、表紙に惹かれて購入した一冊。
結果大正解でした。
同じ高校、違うクラス、タイプも違う2人。
人気者の翔太といつも1人でいる陽。
なんだか目が合うって事で気になり出して。。。
よくある始まりなんですよ。
でも、知り合って仲良くなっていって惹かれ合うのも自然な流れでキュンとしちゃいました。
人気者、同中の友達には出せない自分の心の内も
知り合ったばかりの陽には素直に言えてしまう翔太。
2人だけの時間がとても愛おしい。
お互いどんどん惹かれ合うんだけど、陽には翔太に知られたくない事があって。
そーゆーところが、意味深でミステリアスな魅力にもなってんだよねー、陽くん。
そんな陽くんの(セフレ未満)相手の神田さん、
ずるいんだけど神田さんは神田さんで切ないんだよ。ただのずるい年長者って訳でなく、
傷の舐め合い、お互いに都合の良い相手なんよ。
神田さんの事も陽くんの事も責められないよ。
この2人は最後までしてないって言うてたけど、お尻の開発位はしてたんじゃないかなー、好奇心旺盛なお年頃だろうし……なんてそんな妄想をしてしまいました。
大まかな話の流れはよくあるありふれたお話なんだけど、キャラの描写が素晴らしいので没入してしまった。
丁寧に描かれていて323ページの大ボリューム。
性描写はありません。攻め受けも不明なまま終わります。
この先の2人のお話があってもいいし、ここで完結するのもよいお話です。
ペーパーで翔太くんが受けになっ?!みたいなチョロそうな描写ありましたが、私的には、リバがいいなーと思っています。
お互い目が合うが話したことがない2人が、とあるきっかけで話すようになる。
聞き上手の陽に自分の言えない心のうちを話すうちに徐々に徐々に関係が深くなっていく陽と翔太。
翔太には過去に深い傷があり、陽に出会ったことで前向きに人生を歩むようになる。
陽にも暗い過去があり、それを翔太に知られたくないけど知られてしまい、一度は自ら離れようとするけど翔太がその過去ごと受け入れてくれた。
翔太の過去を知りながらも友人たちは翔太を立ち直らせようと必死になっていたり、陽と翔太が付き合うとかも1番に喜んでくれていたところをみて、読み手の私まで嬉しくなりました。
内容的には王道だけど、トラウマに葛藤して立ち向かっていく前向きさに心打たれました。
個人的に思うのは、神田さんはいい人すぎて報われないタイプの人間だなと思った。
あと瑞稀ちゃん可愛い♡私の推しですw
エロはないけれどストーリー重視の人にはオススメですよ。
はー青春でした!
良き青さの青春でキラキラしてました。
ってか元カテキョとセフレじゃなかったんかいと思わずラストでつっこんでしまいました。じゃあそんなうにゃうにゃする必要ないじゃんと!
でもまぁそこも合わせて青い恋なんでしょうね 汚い大人な自分は元カテキョと同じ言う必要のないことは言わないのがいいと思うタイプなので、尚更輝いた二人の恋でした。
CPの右左はどちらでもお好きな方をイメージしてくださいってタイプのお話だったから、読んだあとも考えちゃったりして楽しめました!
友達の女のコ、超良い子でしたー!当馬かと思ってた!ごめんよ!
作画はめちゃくちゃキレイだし、途中の中だるみはあったけど気持ちよく終わったと思います。
エロ描写一切なしのクリーンクリーンな青春ものなので、毎度のことながら物足りなさは感じつつも読了後の清涼感はとても良かったです。
相変わらずitz先生の美麗なイラスト、、、美しいです。そこに男子高校生同士のあわーい恋物語が合わさってしまったらもう神作品間違いないだろうなと読む前から楽しみにしてました。
語りたいシーンは山程ありますが、1番好きなのは入学式で陽に友達がぶつかってしまったことに対して翔太が肩に触れながら『ごめんね』と謝るところ。翔太の顔が見えてない描き方がなんとも粋!!エモい!
もう実際に作品で見て!としか言えないんですが、あぁ恋に落ちる瞬間ってこういうことかと私も心奪われてしまいました。
曖昧にコントラストのように混ざり合って、2人ともどのように人生歩んでいくのか未来が楽しみになるような終わり方でした。
ちるちるさんのレビューランキング上位に入ってきて、更に電子での試し読みで翔太の表情にノックアウトされて紙での購入を決めました。
とてもボリュームがある本で、翔太と陽がお互いに意識していて、友達から特別な存在になって行く過程がゆっくり丁寧に描かれていました。
翔太の明るさと陽の思慮深さは対局にあるものだけど、二人が一緒にいる空気感にジワジワとやられてムズムズした感じが最高でした。
翔太の抱える焦燥感とか陽の抱える過去のトラウマから来る不安とか、あの年代だからこその眩しさが散りばめられていて、とても素敵な作品で評価が高い理由が理解出来ました。
BLには決してエロが必須で無くても成り立つという代表的な作品だと思いました。
翔太の同じ中学だった二人の友人の存在が光ってて、特に女子の瑞希の存在が秀逸でした。
私は普段BLに女子は要らないと思っているんですが、瑞希はとても好きだし必要なキャラだと思いました。
それから気になっていた陽のトラウマになった彼が登場した最後の「To the last」で、読後感が更に良くなりました。
若さ故の愚かさとか尊さとかが溢れてて、読み終わってからもジワジワと来ました。多くの方に読んで欲しい作品だと思いました。
こんな素敵な作品を生み出した、itz先生の他の作品も読んでみたくなりました。
↓ネタバレ含みます
素敵な表紙に惹かれ購入しました。厚めでですが内容が良くスラスラと読み切ってしまいました。表紙買いでしたがとても素敵なお話で読後感も良く購入して大正解でした◎
高校生同士のお互いの存在がお互いを照らす素敵で暖かな相互救済のお話でした。比較的厚めな本作ですがゆっくり関係が進んでいくので付き合うのは最後です。そのため付き合うまでのエピソードがゆっくりと見れ、エッチはなしです。エロ有りが全てだとは思わないもののいつもはなしだと多少物足りなさを感じることが多いのですが今回はそれを感じませんでした。むしろ無理に入らずにポカポカとした青春感でいっぱいなまま終わっていて良かったです。陽視点の一話の裏話が最終話で覗けるという構成が好きでした。もし仮にここで二人が出会わなくてもその先の人生それなりには幸せになれたかもしれませんが、ここでこの二人が出会えたことにより過去も救われ、この先も唯一無二の存在と共に暖かく幸せな人生が送れることと思います。
全体的に(陽の過去に出てくる人以外)悪い人がいませんでした。彼も中学生ゆえの考えの甘さと残酷さがあっての行動だったのかな?と書き下ろしを見て少し思いました(陽を傷つけたことは許せませんが)。基本BLに出てくる女子は嫌い率が高いのですが瑞希ちゃんは良い子で好感度高かったです、最初嫌な当て馬かと思ってごめんね。神田さんも普通に良い人だったので幸せになってほしいなぁ…。
今作は今作でとても満足でしたがこの二人の初エッチやこの後の大学生編が見たいという気持ちがデカいので続編が出てくれたら嬉しいです…!もしまだ特典がついているようでしたら出版社特典ペーパー付きの所での購入がオススメです。
うん…よい青春のお話が読めました(ノ´ω`・。)クスン
決して劇的な展開があるわけではなく、
ゆっくりと、じんわりと読み手の心に浸透していくような…。
300ページ越えのものすごいボリュームなのですが、
その厚みにふさわしい内容の深さでした。
とにかくキラキラと眩しくて、爽やかで、でも、とても繊細で、
ページをめくる程にいとおしさがわきあがってくる二人のお話でした。
階段の踊り場や屋上、二人だけの空間で休み時間に
こっそり笑い合う時間がとても尊かったです。
明るく人気者の翔太と成績優秀で大人しい陽は
同じ学校に通っているけれどクラスは違い、話したこともなく、
だけど、なぜかすれ違う度に目が合う、それだけの関係でした。
そんな二人がある日、ほんの些細なきっかけで
知り合い、友達になり、恋に落ちてゆく…。
翔太が陽のことが気になったきっかけは“よく目が合う”ことでしたが、
よくよく考えてみるとそれって自分も相手のことを気にかけていなければ
目が合うなんてことはないわけで。
つまり、それって無意識かもしれないけれど、
翔太もまた話す前から陽に十分に惹かれていたってことですよね?
だからこそ、二人は初めて言葉を交わした日から
急速に惹かれ合っていったのだと思います。
翔太はサッカーから逃げた過去、陽は人とは違う性癖、
ぞれぞれ誰にも触れられたくない、脆い部分を抱えていました。
最初は互いを知らないからこそ、都合よく逃げ込める場所だったのに、
だんだんと相手のことを知りたくなって、苦しみも分かち合いたいと
思うようになり、その気持ちは友情から恋へと変化してゆきます。
そんな二人の心の動きに都合のよい無理やりな感じはちっともなくて、
まるで惹かれ合ってゆくのが自然なことのように描かれていました。
ただ、好きを自覚するのは早くてもそこからが長かった…。
陽は特に過去のトラウマから臆病になってしまい、
わかっているのに、気付いていないふりをするみたいに、
核心に触れそうで触れないようにバランスを保って
友情と恋の間を行き来する二人にじれじれとさせられました。
何度もすれ違ったり、逃げたりして、それでも最後には
二人で手を取り合って前に進んでゆくエンディングは圧巻でした。
この結末を迎えるためにあんなにもだもださせらのね…!
二人を取り巻く友人や当て馬も魅力的でした。
翔太の友人の瑞希ははじめは翔太狙いなのかなと警戒していたけれど、
二人を見守りつつ、背中を押してくれる心強いフォロー役でした。
きっと翔太に対してはほんのり淡い恋心も抱いていただろうに…いい子!
そして、当て馬のようで当て馬らしくなかった陽の元家庭教師の神田さん。
翔太と出会うまでは陽の唯一の理解者として、ずっと支えてくれていた
いい人でした。
引き際も潔くて好感!
陽の兄への片思いも切なくて、いつの日か神田さんにも
素敵なお相手が見つかりますように、と願わずにはいられませんでした。
とてもとてもとてもとてもとっても心揺さぶられました!!
交わることなかった2人の対比、徐々に混じりあってく様子が繊細に温かく描かれてて。
可愛くて苦くて優しさいっぱい!!
お互い知らないもの同士だからというので打ち解けあってくのが
男子高校生特有の明るさと無褒美さのやりとりが可愛かった!!
何より気があって心地いいんだろうなというのが伝わってくる。
拗らせに拗らせた陽に屈しない翔太の明るさ真っ直ぐさが突き刺さって、
本当に出会えて良かったね!!となりました。
翔太のリアクションにはニコニコさせられたり、笑かされたり。
穏やかな陽の表情にも染みでるものにぐわんぐわんさせられました。
神田さんとの関係もなくてはならないものだったんだろうなとビシビシくる…
あの頃の陽には必要な人で、神田さんから学ぶものもあって、それが陽の中で生きて繋いでるの良かった。
陽と翔太の爽やかな関係も幸せな気持ちになるけれど、
陽の秘めた色気や翔太がどんな反応見せるかも気になるところ!!
神田さんの幸せな未来と合わせてみてみたいものです。
高校生のキラキラ眩しい感じと
そこに背中合わせに存在する焦りや無気力さみたいなものがすごく絶妙に表されている作品だなと感じました。
そこに恋の切なさも合わさり、本当に自分の好みどストライクでした。
名前もクラスも知らないのにやたらと目が合っていた翔太と陽。
それでも交わることはないだろうとお互い思っていたのに、そのきっかけは突然訪れるのです。
友達になってお互いのことを知っていくほどに惹かれるのに
心の隔たりはなかなか無くならなくて…
そんなふたりを見守るような気持ちで読み進めました。
中学時代のトラウマだったり兄の友達との関係だったり…
陽が翔太たちよりどこか大人びて見えたのは
そういう抱えるものがあったからなんでしょうね。
自己肯定感が低すぎて痛々しく感じてしまう場面もあったけど
そこから前に進もうとする姿がすごく眩しかった。
陽の纏う儚げな雰囲気が本当にツボで、めちゃくちゃ性癖に刺さりました。
翔太が友達といてもどこか上の空なのはサッカーを続けることを諦めてしまったことからきていて
でもそれ自体というよりもその気持ちをなかなか周りに明かせないもどかしさや苛立ちが
巡り巡って冷めた翔太を作り上げていたのかなと思いました。
なので、陽と出会えて心が解れたことでまたサッカーと向き合うことができて本当に良かった!
後ろ向きになりがちな陽にバシーっ!と気持ちを言えるところも翔太のいいところで
だからこそ、陽も変われたんだろうなと思いました。
とてもボリュームのある作品でしたが細かな心理描写のおかけで読み飽きることもなく、最後までしっかりとお話に入り込んで楽しむことが出来ました。
そして誰でも持っている心の繊細な部分を描くのが本当に上手だな、としみじみ。
作家買いでしたが、今作も本当に素敵で心に沁みました。
◾️陽(あきら) 翔太(かなた)
「陽 自分のこと下げすぎじゃない!?」これ!まさにこの感想でした。陽よもっとポジティブに生きてくれと。ただこの授業サボりシーンのあれこれでそのまま付き合わないところが良かった!itz先生の作品はいつも終盤で自分のツボの波に乗ってくる印象がありましたがまさに。さわやかな勢いそのままの陽の回想で、かつてよく目が合ってた理由が分かる演出も好き。その理由も高校生らしさがあって、高校生モノの醍醐味を感じます。瑞稀ちゃんとジュンくんも青春の良い味だしてる。
中学の友達に謝らせなかったのもすごい…itz先生好き…彼は謝る人ではなかったけど、心底後悔しているというのが、物凄く人間味に溢れてて刺さりました。
シーモアで購入
特典ペーパー 「どっち?」
どこも同じなのかな?結構重要な1枚でした。ネタバレ注意…神田さんとは最後までしてないそうです。そして彼ら受け攻め決まってないんですね〜
itz先生初読みです。
翔太のお顔がきれいで、デフォルメ絵がかわいいです。
陽キャと陰キャが互いにないところに惹かれ合う。
でも陽キャは明るく振る舞っていても、実は本当の自分を出せていなかったり、陰キャにはどこか影がある。
よくある設定だなと思いました。
でも、だからと言って悪いわけではない。
出会いから、普通に自然に惹かれ合う過程がみずみずしく描かれていてよかったです。
特に、翔太が陽に会いたいと思って、少しずつ意識していくところ。
キスされたかも?と気にして確かめるため、陽の膝にゴロンとしてキスの話をしたのは、無自覚に誘ってる?と萌えました、
翔太目線の前半はとても好きです。
陽がゲイかも、とは予想できました。
で、陽の過去について、悩んでいること、翔太への気持ち…が、わかるよ、わかるんだけど正直めんどくさいww
翔太のリアクションがまさにそんな感じで笑えたのでよかったのですが。
言ってしまうと、陽の2つめの回想はいらない、またはあそこまで長くなくてよいのではないかと。
内容については既にわかっているわけだし。
読者に既に伝えていることを、またわざわざ回想シーンにまで起こさなくても、翔太へ伝えたとわかる描写でいいのではないかと思いました(300ページ超えのボリュームなので余計冗長に感じてしまい)
丁寧な描写と、説明過多は違うな、と思った次第です。
ページ数がある分、陽のトラウマが翔太によって、また中学の時の彼も出てきて、解決できてよかったです。
終始、翔太が陽を好きでブレないところがよかったです。
10話分のお話が一冊にまとまっていて読み応えたっぷりです。
「学校ですれ違うだけだったノリも性格も違う同級生、少しずつ混ざり合って心地いい関係へと変わっていく」と後書きにあり、コントラストというタイトルに込めた意味を伝えてくださっています。
生活してるグループが違うけど惹かれあうものがあるというのがザ・高校生BLの王道であり醍醐味ですよね。
生きるのに不器用で自分がどうしたいのかわからず悩む二人、でもそういうことって誰しも若い頃に経験していると思うのです。
世界の狭い高校生だからこそ、自分と遠いところにいる人の方が打ち明けられることありますよね。
二人が出会うことで、諦めたサッカーの道、ゲイである自分のトラウマとお互い向き合うことができます。
そして、二人の関係にも。。。
その過程が初々しくほろ苦く爽やかで、若さっていいな…!とじ〜んとしてしまいました。
「付き合っているわけではない、でも大切な人」という名前のない関係の期間もそれはそれで尊いものですね…作者さんはこの不安定な心地よさを描きたかったのかなと思いました。
そしてヒューマンストーリーとしても胸に残る台詞が散りばめられており、読んでいる自分も救済された気持ちになりました。
えっちなシーンが無かったのは少し残念ではありますが!笑
そして、当て馬役の神田さんも第一印象では若い子を誑かすダメな大人って感じでしたが、過去シーンを読んで大好きになってしまいました!( ;∀;)
誰か彼を幸せにしてあげて…!
神田さんで大人のラブストーリーなスピンオフを希望です(*゚ェ゚*)
こちらの作者さん初読みでした。
全く接点のなかった同学年の2人があるきっかけで距離を縮めていくDKBLでした。
孤独な優等生・陽と元サッカー少年で人気者・翔太、本当に共通点なんて無いに等しいですが、2人とも胸に秘めた思いがあるんですね。
そこにも共通点があるわけではないのですが、翔太は自分の過去を知らずに、サッカーにも無知な陽だからこそ本心を話せたり2人でいる事に安らぎを感じたりしたんでしょうね。
分かる、分かるとうなづいてしまいました。
陽の方ですが、まぁBLにはつきもの過去のトラウマですね。まあまあ辛い目に遭ってます。
こんなんもう自分の本質を隠して一生生きるしかないって思っちゃうよね。
告白してからのすれ違いがもどかしかったです。
けど、このもどかしさがイイんだよな〜。
なんで?ってその場で聞けないセンシティブさに趣がありますよね。
だけど、だけどぉ!
「翔太はオレを好きにならないで」は流石に何でやねーんってなったから、翔太が自分とほぼ同じ感想を述べてくれてスッキリしました。
描き下ろしの中学時代のトラウマの元となった彼のお話ですが…ゲイの気持ちは分からんが、あの時はやりすぎたな、っていう後悔のお話でした。
許されたくないっていう気持ちから、謝らないのですが陽側の立場だったらやっぱり謝ってくれた方が良かったかなと私は思いました。
なかなか描き下ろしとしては意表を突く内容で良かったです。
舞台は高校だしDKたちは結構わちゃわちゃしてるのに、すごく静かで独特の雰囲気を感じる作品でした。導入が本当に何気ない日々の切り取りなので、ゆっくりこの空気の中に入っていく感覚。ハマればたまらないタイプの作風だと思います。
なんとなく目が合うな~くらいだった翔太と陽が、お互いを認識してしまうところから始まります。
翔太の方は自分に先入観を持たない陽にしか話せない悩みがあって、陽の方は逆に翔太にだけは知られたくない事情があって。この絶妙な距離感が素晴らしい…萌える…。翔太の友人たちもとても良い子たちでした。
陽の過去のトラウマは、BLのいつものやつといえばそうなんですが、この静かな物語の中でそこだけ異彩を放つムナクソ感でちょっとびっくりしました。描き下ろしはフォロー的なあれなのかな。
陽は後ろめたさを感じてたけど、傷を舐め合える神田の存在がなければ今の陽はなかったかもしれなくて、私としては神田が一番の推しキャラです。
DKといっても、翔太も陽も大人以上に冷静に自己分析してて、それが作品を濃いものにしてました。
ラストにかけての陽の回想は感動でした。陽が必死に走る唯一のシーンなのも泣ける。
は~…めちゃくちゃ良かったです。余韻に長く浸れます。神。
初作家さんです
高校生の甘酸っぱい恋やもどかしい関係が大好きで、プラスこの透明感が溢れる表紙に、絶対好きなお話だと思いすぐレジへ持っていきました。
結果、最高でした。読後の余韻にしばらく浸り、感想を書こうとしても上手く言葉にできず、ただただ……最高、としか言えなかったです。
繊細なタッチ、ふたりの感情描写などとてもリアルでどこかにふたりが生きているようにも感じました。
作品自体分厚いです。本屋で気づかなかったが、帰宅してから厚みにびっくりして、これは読みごたえがあるぞとわくわくしました。
まるで青春映画を見たような気持ちです。中に描かれたふたりの感情変化や人間模様も、BLという枠に収まらない、ヒューマンストーリーだと思いました。
もっといろんな人に読んでほしいと思う一冊です。
そして出てくる、ふたりを支え理解者でもある友人二人のことも大好きです。
ちょっとしたネタバレになりますが、
最後収録される「TO the last」、陽ははじめて好きだった男、そして陽の心を傷つけた男と偶然再会したちょっとした話。
ここもまた、個人的に凄く好きで胸に響きました。
「悪役」なら「悪役」を貫け、余計な情報はいらない、という見方もいるかもしれませんが。
元々親友で、距離の近い二人。本文中に描かれたのは陽視点の思い出(美化されてる可能性もある!?)、彼自体の性格は知らないが。
陽に惹かれていたのではないかな。恋とまではいかなくても、好きという気持ちは本当だった。
ただ「未知な気持ち」に対する恐怖や常識に囚われて、踏み外しそうになるとき人間はすぐ他人のせいにしたがる。
保身のため選んだ手段は親友だった陽を傷つけること。
離れて、成長して、後悔もあったのだろう。少なくても再会してすぐにわかって、思ったよりもう少し普通に会話ができて。
偶然すれ違うことがあっても再会することはないだろう。このちょっとした会話や出来事が、間違いなく陽にとっても彼にとってもちょっとした救いだったはず。
作家様買いです。
同級生の恋愛のお話なのですが
そんな一言に収まる簡単な話ではなくて
色んな人間の人生模様が交差していました。
繊細なお話の内容にitz先生の繊細な絵のタッチが
ぴったりと当てはまって素晴らしい作品でした。
かなり分厚い1冊なのですが
一気に読んでしまうほど世界観に吸い込まれました。
クラスの人気者と一匹狼のお話で
それぞれ心に闇を抱えており
特に陽のお話は胸が苦しくなりました。
一番最後の【To the last】には陽の根本的な原因の男の人が出てくるのですが
虫のいい話だなぁと思っちゃいました。
今更幸せを願っても陽の傷は完全に癒えないだろうし
なんだか複雑な心境です。
(心が狭いのでそう思うのかもしれません。)
itz先生の作品ってどれも独特の雰囲気のお話で
なかなか言葉にするのが難しく
今回もレビューに苦戦しました。
じわーっと広がるitz先生の世界をぜひ味わって頂きたいです。
『ぼくらが恋を失う理由』に続いて読んだitz先生の作品です。
高校2年生 青井 翔太と高校2年生 千川 陽のお話。
たまに廊下ですれ違う。
よく目が合うけれど名前も知らない――屋上に続く階段で出会うまでは。
320Pを超える本編+描き下ろしも、itz先生の綺麗な絵柄と丁寧な心理描写に惹き込まれ、一気に最後まで読んでしまいました。
名前も知らない2人が出会ったことでお互いに特別な感情を持ち始めるのですが、同時に、それぞれが抱えていた過去の苦しみと葛藤にも大きく影響していきます。
子供でもなく大人でもない…そんな繊細で脆い高校生の恋と友情を見事に描き切っており、まるで映画やドラマを観ているかのようでした。
また、翔太と陽の視点でストーリーが進むので、どちらにも感情移入をしてしまい、切なさともどかしさでいっぱいになりました。
2年5組 青山翔太
明るくてスポーツ万能でイケメン…頻繁に女子から告白されています。
だけど、誰とも付き合わない。
2年1組 千川陽
特進クラスで頭が良く、物静かなのに聴いている音楽はハードロック。
それには、理由がありました。
屋上へ続く階段で偶然に知り合った2人ですが、その日から穏やかで優しい時間を紡いでいきます。
会話があってもなくても居心地のよい関係を続けていますが、お互いに友情とは異なる「特別」な感情を持っていました。
しかし、隠していた陽の秘密が翔太に知られたことで、名前が付けられなかった2人の関係性に変化が…。
翔太にだけは知られたくなかった陽の秘密とは?
――人を本気で好きになるのも、その先を夢見ちゃうのも恐い
「オレが翔太を好きでも 翔太はオレを好きになんてならないで」
この作品はネタバレなしで読んでいただきたい。
人は誰でも弱い部分があって、どこかでバランスを取りながら生きている。
一つひとつのエピソードを追うごとに感情が揺さぶられ、itz先生の世界観に浸れます。
コントラストの意味は、相反するものを立ててそれぞれの特徴を明確化すること。
対照的な2人の境界線と色が混ざり合っていく瞬間を一緒に見守ってください。
このお話には当て馬が登場します。
陽の元家庭教師 神田曜一さん。
うーん、非常に難しいポジションですね。
いつか神田さんの恋が叶うといいなと思いながらも複雑な気持ちになりました。
脇キャラとしては、翔太の親友 ジュンと瑞希、陽のお兄様が登場します。
個人的には、ジュンと瑞希の存在がめちゃくちゃ良かった。
でも、瑞希はショートヘア以外が希望です…陽とジュンと似ているので(汗)
そして、陽の中学生時代の友人も登場します。
Hシーンは…ありません。
エロがないのはいいのですが、せめて2人が結ばれた雰囲気は感じたかったかな。
ちなみに、共通特典の描き下ろしペーパーではダブルの衝撃を受けました!
描き下ろし『To the last』
本編のその後のお話。
陽にとっても彼にとっても、心が少しだけ救われるエピソード。
傷付いても傷付けられても大切なモノは譲れない。
おすすめは、覚悟を決めた陽が翔太に会いに中庭に向かう場面です。
応援する瑞希と何も知らないジュンに、廊下を走っていた陽が振り向いてピースサイン!
ここからラストまで胸キュンが止まりませんよ♡
自分の弱さに向き合った陽は変われたんだね。
「その先」もずっと幸せでいて欲しい。
itz先生、担当編集者様、ラブラブな2人を見たいので大学生編をお願いします‼
あの日、まだ名前も知らなかった2人。
翔太が陽に名前を聞いた瞬間…その恋は始まった。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい素敵な作品です♡
作家さん買いです
作家さん買いなんですが まず本の分厚さにビックリ
同じ日にもう1冊BLコミック買ったんだけど それの1.5倍くらいあった
お得感はあるものの微妙に持ちづらい厚みです ←ゴルァ((怒))
目が合うだけ ただそれだけ
名前もクラスも知らない 知ってる顔
はじけるようなお話ではないものの 光と闇 表と裏 清いものと疚しいもの
そんな対比を「これでもか」と見せられる
真逆のタイプ そう思っていた彼の内側
知って知られて気づく 似た者同士
お話的には その中の機微を丁寧に読みとっていくものなんだろうけど いかんせん自分のこの雑な性格が……
言わんといしていることはわかる わかるんだが それを誰かに伝える言葉がわからない
いや 言葉を知らなすぎて思いつかない
人には言えない後ろめたいものを抱え 互いに魅かれあうこの感じとか
ひとりでは解けないぐちゃぐちゃに絡まったものを受け止める器の穏やかさとか
爛れた部分を隠してまで失いたくないと思うのに 全部をさらけ出せないもどかしさとか
こんなに美味しいところだらけなのに 伝える術をわからんとわッ!
なさけない Orz
優しいお話になればなっただけ その暖かみや穏やかさ 憂いを伝える言葉が見つからない
もどかしい もどかしすぎるぅぅ Orz ゥゥゥゥ
いっそ誰か この役立たず!!!!!! と罵ってくれッ!
爛れた関係に見えた彼が優しい大人でよかった
道を間違えないよう すすむべき方向を間違えないよう寄り添ってくれる人でほんとによかった
いや 手を出した時点でアウトなんだけど この関係があったからこその部分が大きい ので ね そこはまぁ
好きなものにまっすぐな子
好きなものにまっすぐではいられなかった子
たった1度のこと されどつけられたのは致命傷になるような深い傷
出逢った光はその傷を受けとめ癒す
おおおおおぉぉぉ ← 最近変な雄たけび多いよね
最後の告白に鳥肌たって 胸になんかがつまって上手く息ができなくなった
やべぇな あれ なんなのあの顔? 死ぬかと思ったわ
鈍色の日々に光があたった彼らの幸せな顔ったら
最後のヤなヤツの回収もお見事
ヤな奴がイイ奴になることはなくても この話のおかげで何かは昇華されたな うん
エロなしでここまで分厚いのでしっかり中身が詰まってて読み応え十分
個人的な欲を言えばキモチ綺麗で淡泊だなとは思うんだけど そんな贅沢言ったらダメよね
あぁ 余韻まで優しい話 うん 読んでよかった
作家買いです。
とても分厚くて読み応え有り…!
スローなテンポでしっとりとした雰囲気で展開し、
思春期の繊細な部分が胸にグッときました(;///;)
『正反対に見えて、どこか近い』(帯より)
これが非常にイイんですよ。
陽キャ(動)/陰キャ(静)のキャラ対比を見せつつも、
彼等になんとなく芽生えるシンパシーが距離を縮めて。
コントラストというタイトルには
"内面と外側"の意味合いもあるのかな?と感じました。
上手く生きていく為の外側。
ドロドロな自分と向き合う内面。
思春期の辛さやモヤモヤ感情が丁寧に描写され、
互いの存在で人生が照らされていく素敵なお話でした…!!!
ぶっちゃけエロなし・攻め受け不明です。
恋人になってからのBLが好きだとアレですが、
くっつくまでの過程が丁寧なお話がお好きな方は是非♪
(個人的嗜好では恋人後を読むのが大好きだけど)
(itzさんの作品はくっつくまでの過程がめっちゃ好き!)
(距離感に萌えるし、心の機微を感じる表現が上手いんだよなぁ…)
さて。
表紙の笑っている子:翔太(カナタ)
友人が多く、告られることも多く、いわゆる陽キャ。
しかしどこか虚しさを抱えている部分もあって…。
表紙の俯いてる黒髪:陽(アキラ)
特進クラスで成績優秀。で、いつも一人。
聞き上手で落ち着いていて大人びた印象が強い子です。
最初は全く接点のない2人。
クラスも名前も知らないけれどなんとなく目に入る。
すれ違うたびに目が合うけれど、それだけの関係。
そんなある日、ひょんなことから初めて話をします。
友人達との会話が息苦しかった翔太でしたが、
陽との会話は楽しくて一緒にいるととても心地よくて。
昼休みに友人の輪を抜け出して密かに陽と会う時間が待ち遠しくなります。
友人には言えない心の澱も陽には話せました。
翔太の悩みを陽はいつも穏やかに受け止めてくれる。
翔太の俯いてた心はどんどん上向きになっていきます。
しかし陽には翔太に話せないコトがありました。
秘密にしたい、知られたくない、自分の汚いところ。
けれど本当の気持ちは誤魔化すことはできなくてーー。
といった感じで恋やトラウマが絡み合ってしっとりと展開していきます。
正反対だけど惹かれ合うのが見ててシックリきました。
特徴を羅列していくと共通点はないんですが、
具体的には上手く説明出来ないけれど似てるとも思えるんですよね。
うーん…なんだろ、
内側に抱える重石を外面で上手く隠しているとこや
好きな人には誠実でありたい部分とか……かなぁ。
あ、想い合う気持ちだ!
翔太も陽も相手に寄り添う優しさが似てるんだ。
その空気感がホッとしてちょっと切ないっていうね!
(itzさんの作品のこういった描写は鉄板ですね。好き!)
キュ~~~~っときます(;///;)
そんで個人的にDKの甘酸っぱさや青春が大好物なので
立入禁止区域でコッソリ会ってるのとか、
距離感がどんどん近くなって行ってるのとか、
相手が寝ているときにキスしようとするのとか、
隣に座ってる時に肩がくっついてるのとか、
膝枕とか、、、、、めっちゃ萌えたッッッ!!!
これをね、片想い(自覚有り)&片想い(無自覚)でやるからもう堪んなくて…///
友達としてはすごく仲良くなるんですよ。
でも恋心が絡むと非常に微妙なところが繊細で。
・どこまでも真っ直ぐな翔太
・俯いて目を逸らしちゃう陽
という感じで、似て無さが浮き彫りになるんですね。
けれど翔太は陽に救われて、陽は翔太に救われて、
思春期の難しさを支え合う関係にグワッと胸を鷲掴みにされました(;///;)
一番強く残った感想を書きましたが、
彼等を構築するエピソードは他にも多々あります。
2人を応援している友達の存在も良かったです…!
描き下ろしは陽のトラウマの原因の男視点のお話。
中学時代の回想シーンがすごく悲しかったから、
彼の後悔を知れただけでも良かったかな…。
解せぬ気持ちは変わらないけど。(瑞希、コテンパンにしてやってー!!!)