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love nest
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
チェンジワールドで悪役だった穂積のスピンオフ!引っ越し先が決まるまで行きつけのゲイバーのオーナーナルの別宅に住む事になった匡人。そこには先住者で建築家の旭がいて、几帳面な匡人はズボラな旭にペースを乱されっぱなしに。イライラが募るけれど憎めない存在でもある旭。匡人にはひどいフラれ方をした元カレがいてその傷を引きずっているけれど、旭もまた妻から離婚された過去があり…。
チェンジワールドでとても嫌な奴だった匡人がどうしてあんな事をしたかの理由もわかり、寧ろクズな元カレが最低で匡人がいじらしい。痛みを抱える者同士の旭と匡人が、馴れ合いじゃなく本音でぶつかってお互いを理解して必要な存在になっていくのが泣ける。匡人がこんなに可愛い人だったなんて!そしてめちゃめちゃエロい!!
ゲイバーのオーナーナルの、一癖も二癖もありそうな存在も気になる。このシリーズ目が離せない〜。
ナルから借りた部屋で二人が盛ってた最中にナルが来たシーンがめちゃくちゃ好き。
匡人の顔を隠しながらナルに言い訳と、頼むからこの場から出ていってくれと懇願する旭。息が苦しくて顔を上げた匡人も言い訳に参戦するけど、絶賛結合中の匡人の顔を見たナルが「旭に抱かれてそんなやらしい顔しちゃうんだ〜」てキスしちゃいます。
舌を絡められた瞬間に、後ろを締め付けちゃった匡人にショックを受けてキレる旭が最高。目の前でどころかセックスの最中だから尚更。
リアルタイム途中参加NTRみたいで良かった。(ナル本人はちょっかい出しただけだろうけど)
格好つけようとするけど結果だらしない攻めにキュンとする受けっていうシチュエーションが好きなひとにはもってこい。
因果応報だって分かっていても、なんてツライ状況だろうか……上巻に引き続き涙ボロボロ。大号泣です……
こんな思いをして作品を読んだのは久しぶりすぎた。涙がカピって目の周りがヒリヒリ痛い…。匡人がこれまでにしてきたことの制裁が巻き起こる下巻は、切なさと苦しさでいっぱいでした。
匡人がかつて悪さをした相手が旭の弟だったという事実。
大事な兄を匡人に渡したくないと思う弟心が、匡人をより苦しめます。
旭の弟と引き合わせたのは、ナル様。この男……何を考えてるか分からない。味方のようで敵のような雰囲気を醸し出すミステリアスな存在感。匡人、旭、旭の弟の3人の関係を見守るにとどまらない、手の平で転がして操ってる感がハンパないです。
ナル、こわっっ……て一瞬思ったりもしたけど、でも例えばナルがこの3人の置かれた事情に手を出さなかったとしたら、多分3人の関係はうまく好転することはなかったと思う。まぁ、かなり荒療治でしたけど、ナルの3人それぞれへのアプローチは厳しいようで優しさが滲みました。
匡人にとって苦しい状況だとしても、これまで彼がしてきたことの行いをみれば当然の報いかも知れません。でも罰でのなんだの言ったところで、匡人と旭がそれぞれにお互いを思う気持ちに制限をかけられるものでもないし、匡人が旭を想う気持ちそのものは罰せられるに値しない。
旭の弟の気持ちを考えて身をひいたとして、でも誰も幸せにならないんですよね。兄の旭の幸せを願って匡人と別れさせても、匡人がいない世界では旭は幸せになどなれないんですから。
終盤に向けてのストーリー展開はさすがでした。
旭の元妻の現況も知ることができたし、旭と匡人の運命の引き合わせというべき過去のエピソードが……ヤバかった。こうなることは運命だったのね、この2人。
最後の最後にこんなサプライズエピソードをさりげなくぶっ込んでくる南月先生、最っっ高です!!!
描き下ろしも超絶最高で、またも悶絶鼻血ブー案件でした(//∇//)
ナルの乱入…ひーやばい。夢の3P見たかったような…(笑)
旭の嫉妬と匡人のグズトロ姿に、今夜はいい夢見れそうです^ ^
昔の恋人に裏切られてから人を試してカップルクラッシャーだった匡人、旭と出会ってまた恋する気持ちを思い出していくがまさかの壊した相手が旭の弟とか…。お互い過去に傷を抱えているけどそれを超える恋で良かった。ナルさんのおかげでもあるかな...
サヨナラゲームを読んだとき、匡人のやってることに嫌悪感を感じてしまって、『匡人の話は読んでも感情移入できないかもなぁ……』と敬遠していたラブネストシリーズ。
しかし、チェンジワールドを2回目読んでいてふとひらめきまして、『南月先生が書いてるなら絶対に面白いのでは?』と。
これが作者買いなのでしょうか。
結果としては大満足、とりあえず電子書籍の割引フェアでポチリ無印上下をポチり、2ndは定価で購入させていただきました。
(↑ここまで下書きに保存してあったやつ、ここからは半年経過し下書きを書いた頃よりもっとずっぶずぶにBL沼にハマったマチ520がお送りします。)
ラブネスト無印では徹底的に穂積さんが懐柔されていきます。(言い方よ…)
チェンジワールドまでは穂積さんのこと全然好きじゃなかったのに……今ではもうほんとに大好きになってしまいました。
無印で注目したいのは、八島さんの懐深さと、心を開いた穂積さんの誠実さです。
八島さんに惚れちゃって、中盤は藁にも縋る勢いで八島さんを絆そうと頑張る穂積さん。そこものめりこんで読んでしまうんですがやはり、八島さんの弟が出てきたあたりから二人の真価を発揮してますよね。
二人とも互いを大事にしたい!!!その気持ちが強すぎて遠回りしちゃってるのがもう……人間らしいというか愛しいというか(当人たちにとってはそれどころじゃない)
ほんとに感動したのを覚えてるのが、最後の方の穂積さんの、ナルさんにたきつけられて思いがあふれてしまう展開のとこですね。
なんですかこの全受容of全受容は。
恋愛関係の2人の告白とか気持ちを述べるシーンにおいて、こんなに衝撃を受けたのは初めてでした。
びっくりする八島さんと一緒に私もしびれてましたよ……
過去の恋で傷ついた穂積さんを包んでいる八島さんっていう構図かと思いきや、八島さんのことそんな風に大事にしていく覚悟だったのね穂積さん。
初めて見たときは余韻が抜けなかったのを覚えています。
自分が傷つく前に他人を攻撃したり、臆病になってしまっている穂積さんのキャラが、誰とは明確に言えないにせよ「ほんとに居る人間の人間らしい特徴」って感じで、いたるところで「うんうん、そうなっちゃうよね」と私の頭にもすとんと入り込んでくるストーリーでした。
とか言いつつ、感情をこんなにさらけ出すひとばっかなのも、最終的にハッピーエンドになるのもフィクションだからこそなのですが。
まとまりもよく、今でも読み返す大好きな作品です。
上巻は「ふんふん、こんな感じね」っという感想で「萌」だったんですが、、下巻!追い込みがすごい!!萌と愛が詰まっているっっっ
あんなにやさぐれていたホヅミくんがこんなに可愛くてキュンキュンな性格だったなんて、、愛の力はすごいなあ
可愛らしい見た目に反して男らしいイトーとは真逆で、見た目はタチネコどっち?なヤンチャ系なのに、傷つきやすくて、本当は誰よりも愛されたいホヅミ
アサヒと出逢ったことで、どんどん素直になってるし、心の枷が取れていくようで、見ていてこっちも浄化されました
2ndも購入してるので、読むのがたのしみです♡
下巻です。
上巻のラストの不穏な影。
旭の弟ということは分かってたんですが、まさかそういう関係だったとは予想外でした。
匡人は恒生だけじゃなくて、他にも恨み買ってそうだなぁ。危うい。
恒生は兄がもう辛い目に遭って欲しくない一心だったんでしょうけど、ナルはどうしたかったのかな。
旭の事も匡人の事も大切に思っての行動には思えなかったんだよなぁ。
バックグラウンドを含め、謎な人物でした。
旭が恒生に、匡人の事を語るシーンがとても好き。
からっぽだった心に入り込んだ匡人への愛しさに溢れていて、ジーンとしました。
お互いの存在があるから、過去を乗り越えて幸せになれたカップルは見ていて気持ちが良いですね。
何処に住むかより、誰と住むかが大切でしょうけど、旭が設計した愛の巣に住んでる2人が見たいです。
描き下ろしのイチャイチャにナルが現れるシーン、絶対自分なら萎えると思うので、続けられる2人がすごいなって妙に感心してしまいました笑
続編も待機してるので楽しみです。
あの、チェンジワールドで憎たらしかった匡人がすっかり恋する受けちゃんですねw(穂積と匡人は別人かと思っちゃうくらい)
そういえば、さみしがりらしいから甘えたなのか。いいぞ、甘えっ子好きよ。
上巻からナルがしちめんどくさそうな人だなと思ったら、全部事情を知っててコウが帰国するとか…コウて子もこれまためんどくさいw
ナルもコウも旭のためと思って匡人の邪魔をするけど、いい迷惑ですよね。肝心の旭の気持ちを確かめもせずに。こういう理不尽な邪魔はすごいイラつくw 100パー自分たちの思い込みで迷惑以外の何ものでもない。少しでも「旭のため」になることなら理解できるけど単なる押し付け。てか、旭のためと思いながら、つまりは自分本位。
ま、波風を立てて2人がくっつくための役割なのでしょうがないですね(これもあるある)
ナルの過去エピソードも旭との関係を描くために必要だったんでしょうが、メイン2人がなかなか進展せず正直、そこはいいから2人の進展を見せてよ、と思ってしまいました。
匡人が過去にしたことのツケが回ってきた、ブーメランとも言えるわけですが、それが早いうちに来て逆によかったのでは、と思います。
そこをスルーしてなかったことにしたりしていたら、いつか歪みが出てきたり、きっとうまくいかなかったと思うから。
匡人が旭をあきらめて落ち込んでいる時、郁央と要祐と会って、郁央と匡人が2人で話している時、要祐が影でそっと見守っていたのは要祐やるな!と。
とにもかくにも、2人がくっついてらぶらぶなところが見られてよかったです。
2人のやいやい言いながら息の合ったやりとり、らぶらぶ甘々なところは大好きです。
「匡人の感度は愛情の深さに比例する」との設定通りエロかったですし。
ラブネスト2ndも楽しみに読みます〜。
しあわせって、こういうことだよね…。
って、長いため息とともに遠い目をしてしまいました。
読み終わりたくなかった…。
無意識に閉じた本を撫でている自分に恐怖すら感じます。
どうしよう、また出会ってしまった。
神中の神に、また出会ってしまったあぁぁぁぁぁぁぁぁ。
「神」評価をつけた作品はいくつもあるけれど、登場人物がこころにずっと留まり続けている作品は今まで2つだけでした。作品が終わっても、わたしの中ではまだ生き続けていて、たまにふっと「どうしてるかな」と思い出す。
そんなひとたちが既に5人ほどこころにいるのですが、旭と匡人、それに郁と要祐もめでたく永住決定です。
「サヨナラゲーム」→「チェンジワールド」と読んで「ラブネスト」。
あんなに「嫌なやつ!」と思った穂積のしあわせに涙するとは…。
ノンケとの恋愛を信じることができなくなった穂積の過去はつらい。
たまたまろくでもない男に最初に当たってしまっただけ、と言うには思い出が幸せすぎて、次の恋に向かうには穂積の傷が深すぎて。
しあわせだった時間も思いも、それだけ真剣だったから。何もかもさらけ出した相手に、その気持ちごと全部「忘れろ」なんて否定されたら…。考えただけでも死にそう。
だからと言って穂積がしてきたカップルクラッシュは容認できないけれど、十分苦しんだし、「壊した」と思っていた2人が潤と恒生のように穂積の知らないところでまた結びついているかもしれないし。
恒生帰国から涙なしには読めませんでした。
特に泣けたのは、大阪出張を終えた旭がお土産を買うシーンです。
穂積に似てる黒猫の置き物を見つけたときの旭の表情…。38才ワイルド系があれをレジに持っていく姿…。でも戻っても穂積はもう…って考えたら、涙を拭くのに忙しくてなかなか先に進めませんでした。
読んだ後の興奮冷めやらぬうちにレビューを!と思って書き始めたものの、まとまる予感がしません。
これ以上書いたら何もかも全部ネタバレしそうなので、ここでやめておきます。
本音はもう一回シリーズ最初から全部読み直したいだけなんですけどね。
読み終えて、また最初から読みたい衝動に駆られる。
このパターンは確実にこころに住み着くやつです。
このシリーズ、終わってほしくないなあ…。
郁と要祐の2人暮らし、家族への挨拶、要祐の親との対決もまだだし、続きますか!?
旭の弟の登場で、波乱が予想された上巻のラスト。
下巻では、過去に穂積がひどいことをした相手がなんと旭の弟で、弟は旭を心配してアメリカから一時帰国する、というところから始まります。
要所要所で二人をくっつけようとするナルですが、ちょっと意図が測りかねるところも。。(そんなにうまくいくかな?ということも)
けれど、いつしかかけがえのない相手になっていた旭と穂積が、困難を乗り越えてもお互いそばにいることを選ぶ、という大きなストーリーになっていて、よかったです。
穂積がすっかりかわいげのある乙女になっていて、チェンジワールドの頃とは別人でした。
大好きな作品です( ◠‿◠ )たくさん考えさせられる作品で、深く心に響きました。
過去をなかったことにしないこと。
相手を思っての行動は全て正しいと思いこむのは間違っている。
この2点が、特に私に響きました。
旭が元嫁に抱いた愛情も、匡人が和臣と過ごした時間も、恒生が匡人にされた行いも、なかったことにはしたくない。子供には恵まれなかったけど、愛し合っていた日々があった旭。忘れなきゃと思えば思うほどに、忘れられないほど好きだった匡人。兄を想えば許したくないけど、そのことが兄を苦しめていたと気がついた恒生。許されないことをしたかもしれないけど、前に進むために過去と向き合う匡人。それぞれの熱い思いを感じました。
私個人の考えですが、忘れないことと、なきものにしないことは、私の中では意味合いが少し違います。そのこと自体を忘れていても、人生の糧になっていれば、教訓のように心に留めておくことが出来ると思いますが、なかったことっていうのは、全否定のように感じてしまうんです。だから、過去を否定するのではなく、良かったことも悪かったことも、心に留めておく事の大切さを、作品から感じました。
もう一つ、恒生は旭を思って、匡人と引き離したかもしれないけど、それは結果として旭を傷つけたかもしれません。同じように、匡人は旭や恒生を思って、旭と離れる決意をしたかもしれませんが、旭は匡人を追いかけました。相手を思ってした行動は、必ずしも、相手の最善とはいえない…まさにですよね。ナルさんの言葉は、"正しいと思い込むのは間違い"で、相手を思っての行動が間違っているとは言っていません。思い込むことや、"これが正しい"と決めつける・先入観を持つ"ことは違うんじゃないかってことだと思いました。郁央に匡人が"妹を傷つけた相手"がいたらどうするか聞いたとき、その人は嫌だから妹のために殴ってやりたいけど、それで引き離したとしても、それが妹の幸せかは分からないみたいに話すんですが、そうだなって思いました。誰かを思っての行動は、その人の為の行動なのに、その人が同じように受け取るかは分かりませんもんね。
たくさん悩んで、泣いて、笑って、旭と匡人が、周りの支えてくれる人達と見つけた、"2人で感じる幸せ"に、号泣しました。ラブネストは、愛の巣であり、帰る場所・自分の居場所だと、作品を読んで感じました。どう生きていきたいかを詰め込んだ、旭と匡人の幸せの空間になりますように…( ◠‿◠ )
◾︎旭(建築士 バツ1)×穂積(SE ゲイ)
じりしり不安なシーンが続いて、BL漫画ですからここで別れて終わりな訳がないのですが、明確に「行くな」と言える旭最高〜〜〜!行くなと言えなかった郁央の100倍いい男じゃないか!さすが人生経験豊富な人は違うね〜〜!!(ごめん郁央、まだ若いから!ね!)と、テンション爆上げでした。
穂積はほんと精神安定しませんね。恋愛ごとではかなりダメになるタイプ。可愛いし乙女だけど、他人に絡むし当たるし情緒不安。郁央にすぐ謝れただけ進歩なのか。
旭と穂積だけの関係性なら神なのですが、恒生(旭の弟)の意図もナルの意図も納得できずに不満が残ります。
恒生は帰国早々にきちんと穂積と会話してればよかっただけじゃないの性格悪い〜。まぁ何らか人の道に反する事をした穂積を手放しに幸せにするのもよろしくないって展開かもしれませんが。
旭とナルの過去はもう少し地に足ついたストーリーで良かったのでは…結構現実的に恋愛や人間の変化を描いていたシリーズなだけに、急に冷めてしまいました…ナルにはずっともやもやした。最後のナルのちょっかいは良かったけどね!3P…いいな…
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電子限定おまけ漫画1枚 続あなたの好みになりたくて
穂積が今までしてきた、同性カップル達に仲を裂くきっかけを与えるという悪事。その結果が巡り巡って自分のところへ返ってきます。上巻でどんなにまともな人物として描かれようと、好きな人への健気さが見えようと、過去のノンケとの恋が辛いものであろうと、他人を傷付けていい理由には一切なり得ません。それは穂積本人もよく自覚していたんですね。穂積がやってきたことは特に掘り返さず進んでいくのかと思っていたので、ここで彼に今までの自分をきちんと清算させたのはすごく良かったと思います。彼がどうしてああいう行動をとっていたのか、その理由に十分共感の余地はあるけれども、だからといって標的になった人達からすれば、そんなことをされる筋合いはないですもんね。
旭はそういった穂積の過去も知った上で、自分と同じ空間で過ごした穂積のことを思い返し、彼が元から悪意に満ちた人間ではないと判断します。自分が感じたことを最後まで信じる旭は強いなぁと思いました。そして、この巻でキーパーソンとなってくるナル。正直彼がしていることも過去の穂積と大して変わらないとは思うのだけど、ナルの場合はちゃんとアフターフォローがあるというか、良い方向に向かうよう考えさせるきっかけも与えていますよね。そこが穂積とは異なるところ。
本来は第三者にここまで介入される話ってあまり好みではないのですが、ナルは2人の心情を本当によく見抜いていて、場面場面で的確な言葉を投げかけるので、これは素直にすごいなぁと思わされました。彼の言葉をきっかけに2人は自分や相手の言葉と向き合い、己で答えを出す。恋愛で最後まで満たされたことのなかった者同士、自分で掴んだ幸せを心から大切にして、愛することを満喫して欲しいなぁと思いました。終盤からは甘さもぐんと増して、お互い素で言い合ったりしながらも、日常のふとした時に柔らかい空気になったりするところが本当に素敵で。濡れ場をナルに見られるシーンでも、嫉妬する旭にすごく萌えました。
サヨナラゲームからのシリーズ完読しました。前作面白かったけど結果的にはこれが一番好みだった。まず主人公たちの年齢が大人。人に傷付けられたり傷つけたりを経験している38歳×30歳ってのがいい。
とはいえ受けの匡人は前作でかなりの悪役ぶりだったので大丈夫かな?と思いましたが、チェンジワールドの郁央・要祐以外にも被害者がいたようで今作では過去に自分がした事に対して結構手痛い報いを受けています。
匡人の印象に対してはマイナスからのスタートだったし、過去の恋愛でも本当に可哀想な目にあったとは思うけどだからって身の回りのノンケ×ゲイを全て別れさせようとするのは…恨んでる第3、第4の被害者がいないことを祈ります。でもガタイのいいバリネコ体質でキバみたいな歯とか欲望に忠実なところはとても可愛いと思います。
攻めの旭は優しくて包容力がある巨根(これ大事)のオヤジでワガママな匡人にピッタリの人だけどそれより何よりナルの存在ですよ。何この人。前作の匡人なんか中ボスだったなと思えるラスボス感。うさんくさすぎて闇が深すぎる。愛人3人いるとかさー「美人攻め」しか思い浮かばなかった。
最後の3Pっぽいのとかすごく良かった!登場人物が美しいビジュアルなのに一筋縄ではいかないようなツッコミどころ満載の性格の人達ばかりのこのシリーズ面白いです。エロも濃厚。次作も楽しみに待ちたいと思います。
下巻は匡人が過去に犯した罪に、目を背けないで向き合っていく内容でした。
そして旭もずっと捕らわれていた過去に決別する事が出来てました。匡人を思う旭が文句無しに素敵すぎました。匡人が郁と要祐カップルを見て、彼等みたいになりたかったと思うシーンにホロリときました。
旭の弟も元彼と幸せになっていて良かった。
くっついてからの匡人と旭の幸せそうな姿が最高でした。匡人は甘えただし、旭は大人な男でお似合いで、セックスシーンは濃厚でした。旭の巨根に目が奪われっぱなしでした。笑。
前作のスピンオフ作品です。受けのマサトが前作では小憎たらしかったのに、この作品を読んで一気に好きになりました。攻めの旭もはじめはマサトと同じく別にカッコいいとも何とも思わなかったのですが、下巻まで読んで、旭大好き✨ってなりました。「ノンケとは付き合わない」って言ってるBL作品はいっぱいあるけど、この作品の描き方はすごく良かったです。1つの答えかなって思いました。
個人的には前作チェンジワールド超えてきました。
もちろん前作も良かったのが前提です。
ストーリーについては他のレビュアーさんが書いていらっしゃるので私は感想のみで。
とにかく穂積さんが健気〜!
ノンケの旭さん落とす為に必死で可愛い。
というか旭さんが本当にズルいくらい良い男なんですよね、そら惚れちゃうよね。
けど穂積さんだけが必死かと思いきや、旭さんも結構強引でキュンキュンくる。花火大会のキスは、キスだけなのにめちゃくちゃエロくてよかったです。
ストーリーも濃厚なのに、穂積さんエッチ大好き受けなので、エロもすごいボリュームで大満足です。
個人的に、書き下ろしでナルが乱入してくるのめっちゃ良かった。
嫉妬して激しくなる攻め最高ですね。穂積さんも盛り上がってM字開脚で誘ってくるのは、あまりにも凶悪な受け。旭さんアラフォーなので穂積さんに搾り取られてカラカラになってるのは笑った。
続編もあるって知ったときは、やった〜〜!って声あげちゃいました。楽しみです♡
「サヨナラゲーム」「チェンジワールド」上下は過去に既読状態で「ラブネスト 上」から一気に今作「ラブネスト 下」に読み進んだ。上巻後半辺りからの「可愛い匡人」を引き続き堪能出来るかと思いきや、まさかの試練!流石は南月ゆう先生、読ませます。そして登場人物の背景を誰一人として疎かになさらない。南月先生、いつも素晴らしい作品をありがとうございますっ!と読み終わった時には手を合わせていましたよ。さらに続編の連載も予定されているとかッ!まだまだこのシリーズの世界に萌えられると思うと感謝しかないです。
もう、最高によかった!めちゃくちゃ好き!
本当に上質なラブストーリーで痺れる!
『サヨナラゲーム』から始まり、毎度ど直球に好みにハマり続けているこのシリーズですが、出る度に好きが更新されていく。この気持ち、どこまで行けるんだろう…。
天井知らずでちと怖い。
2人の甘い展開を期待させる上巻ラストでしたが、過去に他人を傷つけてきた匡人は、そう簡単には幸せになれません。その報いをしっかりと受けることとなります。
上巻で不穏な空気を漂わせていた、旭の弟・恒生がアメリカから帰国します。
旭の出張中に2人の住む家を訪ねてきた恒生ですが、それを出迎えた匡人は驚きと戸惑いを隠せません。
実は5年前、憂さ晴らしに夜の街で遊び歩いていた頃に恒生と出会った匡人は、ノンケに恋する彼の恋愛相談に乗るフリをしながら、裏で巧みに彼らの心理を操り、疑心暗鬼を植えつけて、関係を破綻させていたのです。
(『チェンジワールド』で有村と伊藤にしていたようなことを、他でもかなりやらかしていたみたい。上巻では、前作を読まなくても平気だと思ったけど、匡人の罪を知るためにはやはり読んだ方がよいのかも知れない)
上巻で、匡人が旭の名刺を見て“八島”という名字に引っ掛かりを覚える描写があったのだけど、なるほど、あれは恒生に繋がる伏線だったのね…。
自分に対してひどい裏切りをしていた匡人が大事な兄と暮らし、兄と深い仲になろうとしている…。
それを知った恒生は、2人を引き離すためにアメリカからやって来たのです。
匡人は、しっかりと自分の罪と向き合わなきゃいけないよね。憂さ晴らしのために他人を利用して傷つけてきた匡人。自分にとってはちょっとしたゲームだったのかも知れないけど、やられた方はそれが深い傷となって残るのだから。
ここから、旭との決別を経て再び2人が結びつくまで、本当に丁寧なストーリー運びがなされていて、人物の動きから心理描写まで、かぶりつくようにして追いました。
ただただうまい。重ねて言わせてください。
なんて上質なんだ!
下巻では、旭のこともしっかりと掘り下げられています。
旭って本当に人を大切に出来る人で、包容力もある大人の男なんだけど、その分自分を犠牲にしていて、心はスカスカで乾いてしまってる。
いつまでも治らないかさぶたを抱えているような人で、膿を撒き散らす匡人とは傷付いた自分へのアプローチの仕方が真逆なんですね。
そこへ入り込んできた匡人の熱によって、今度は旭が救われる…。
策士ナルによる意図的な結びつけではあるけど、この2人は、出会うべくして出会った運命的な関係だと思う。
本編最終話・後日譚・描き下ろしでは、いろいろなキャラのいろいろなテイストのエピソードが詰め込まれていて、シリアスになったりドタバタしたり、でも最後は本当にみなハッピーで、とても幸せな気分になりました♡♡
旭のガサツでオヤジなところ、好きだわー。
(えっちのときのオヤジっぽい責め方もよき♡)
恒生もちゃんと幸せでよかったよぉぉ!
これ本当嬉しいサプライズだった♪
細部までしっかりとケアしてくださる南月先生…素晴らしすぎます!
ナルがすごく魅力的なキャラでした。
上巻では単に懐の広い優しい人だと思ってたけど、優しいだけでなく、きちんと厳しい人だった。
愛ある厳しさを持つ人だった。
人の汚い部分を見て見ぬ振りして隠してあげるのは簡単だけど、それをせず、全部突きつけて自分と向き合わせる。
それは大切な人同士を真に結びつけるために必要なことだけど、自分が泥を被ってまでそれをしてあげられる人間ってなかなかいないと思う。ナルの大きな愛だよね。
旭を思い、匡人を成長させ、両者を結びつけて救う。
まるでお釈迦様のよう。
謎多き美人だし、色っぽいし、気になって仕方ない。
いや、ハッキリ言って好きだぁ…。
さらなるスピンオフ欲しくなる…。
お願いします。ナルをくださいーーーー!
とりあえず、この物語がまだ続いていくという朗報が聞けてよかったです。
いつまでも追い続けていきたい大切なシリーズです(^-^)
下巻の内容の濃さはハンパじゃない!
練り込まれたストーリーの上手さに、ただただ驚く面白さで、
自分の読みの甘さと、予想外の嬉しい裏切りに、全編通して悶えまくってしまった…。
上巻は匡人を掘り下げていましたが、下巻は旭が実質的に再生するお話で、
更には全編通して異才を放つナルが、爪痕を残した記憶しかありません…こんな脇キャラ初めてかも。
心に響いた名言の数々だけでなく、ムダなコマが一切ない…ある意味恐ろしい作品です。
旭の弟が不穏な雰囲気を漂わして終わった上巻ラスト…そう来たか~~~!
曰くありげな弟に、旭が抱えていたこと…それは、匡人が散々かき回してきた過去の罪と繋がっていた。
これは旭というキャラの性格ありきで成り立つ設定…
弟は匡人の悪行の犠牲者で、旭は初めから匡人の悪行を知っていて今に至る…ビックリの伏線回収です。
でも旭の人となりを知れば、全然ありなんですよね…無理のない展開であることが一番スゴイです。
もちろん因果応報で身を引く匡人ですが、それでも匡人を抱えようとする旭…。
旭は不遇な環境で病弱な弟の世話を焼きながら、苦学して建築士になった苦労人で、
「自分で家を建てれば欲しいものは全て手に入る」と頑張ってきた経緯があり、
妻の浮気で終わった結婚生活から6年…気持ちは整理できても、空っぽになったままの心。
そんな旭を見守ってきた弟やナルの存在では埋まらなかった隙間を、初めて匡人が埋めてくれた。
ノンケとの恋を10年も引きずった一途で健気な匡人なので、
カスカスだった旭の心を、幸せで目一杯埋めてくれること請け合いです。
旭の妻が浮気に走った理由や、それを許すしかなかった旭の心情だけでなく、ナルとの強い信頼関係等、
いつも相手のことを思いやって生きてきた、旭の丁寧な背景描写が心に響きました。
だからこそ、旭がずっと追い求めてきた幸せな家、そこには匡人が必要だと気付けた経緯が泣けた><
この作品は全てナルが裏で糸を引いている、どんな意図で仕掛けたゲーム?と勘繰る節もありましたが
基本的には旭の幸せを願っていると分かった時には、心底ホッとしました。
長い付き合いでもあるので、どんどん過去に遡って伏線回収される展開はドラマですね。
それにしても、脇キャラが濃い!
ずっと胡散臭いナル、ヤンデレ感漂う旭の弟、匡人の親友レズビアン真理江CP、郁と要祐CP。
匡人で始まったラブネストですが、匡人と一緒に旭の魅力に包まれて終わったという印象でした。
最後はみんな幸せになって大団円に繋げる辺りも、シリーズ通して読んでいる読者には嬉しい限りです。
描き下ろしで、ナルが旭と真っ最中の匡人にキス…あれは盛っているバカップルの過失ですよね~。
本当に次は3Pになってしまうかもしれない、そんな恐ろしさを感じさせるのがナルです!
ラブネストは上下巻通してナル祭りでしたね…次はナルのスピンオフを期待してしまう。
それにしても旭の攻めるHシーンがエロかった…匡人も淫乱系なので、ふたりのHシーンは見応え充分。
※シーモア:修正は白いぼかし?広範囲でぼかすので何がなんやら…それでも絡みはエロいです。
読了して、まず思ったのは、あぁーー、やっと匡人にも"すべてを委ねられる相手"が、出来たんだなぁ( ω-、)でした。
下巻では、せっかく良い感じになっていた二人なのに、旭の弟、恒生が出て来て、すれ違いに…
まぁ、匡人の昔のおイタのツケが回ってきて、こんなことになってしまったんだろうけど…
いったい、ナルは何したいのか分からないなぁと思っていたけど、「"相手を思っての行動はすべて正しい"と思い込むことは間違いだって僕は言いたいけど…」って台詞が、自分のなかに結構ズシンときたなぁ…
まぁ、色々あっても、くっついてくれさえすれば私は満足!笑
くっついた二人のエロいことエロいこと。
健気で、エロくて可愛い、匡人。幸せになってくれて、私は嬉しい(*^^*)
旭さんは、地味に独占欲強いところが可愛かったなぁ…真理江さんは、いい女過ぎる!
なにやら、続編も決まっているようなのでまた楽しみに待ちます!!
下巻で一応完結を迎えた旭と穂積ですが、息つく暇もないくらいのスピード感でした。
何があっても諦めたくない、そんな2人の思いを感じられた1冊でした。
家族の事で不安があっても、後悔や罪悪感があっても、それでもお互いを選び、決して手を離さないという気持ちの強さに感動しました。
『ラブネスト』…愛の住処ですかね。
箱自体ではなく、それは中の人たちが作り上げるものです。
ナル曰く、旭の傷を本当の意味で癒すのはこれから2人で作る「何か」らしいので、続編でこの2人が何を作っていくのか、これからも見守りたいと思います。
前作の当て馬だった匡人さん。
上巻で少しずつ旭との距離が近付いていたのですが、恒生の登場で不穏に…。因果応報とはまさにこのことでした。
自分の昔してしまったことを後悔していて、葛藤や離れるという選択をした匡人が切なすぎました。
実は旭は過去の匡人がしたことを知っていて。
それでも諦めたくない、離れたくないと、懸命に手を伸ばしていく姿はもう涙でした…。
過去はなくならないけれど、これから2人で乗り越えて幸せになってほしいです。
続編があるみたいなので、楽しみです。
これから2人の続きはもちろんですが、ナルが謎に満ちていたのでスピンオフとかも見てみたいです。
もぉ。「神」以外の何物でもない。
上巻から下巻への流れと落差がハンパなかったです。
崖を一生懸命登ってきた匡人をまた崖に突き落とす感覚。
前作「チェンジワールド」でやってた所業を過去にもやっていた匡人に
まさに因果応報。
かと言って旭や恒生から”逃げる”わけではなく、自分の行いによる負の感情の連鎖で結局最終的に旭が苦しむのが辛いので”去る”という選択をした匡人にもぉ切なさしかない。
匡人を手放す気のない旭とやはり旭を諦められない匡人に
尊さ爆発でした。
続編が楽しみすぎます!!
まるで小説を読んでるかのように、匡人や旭さんの心情が伝わってきて、上下巻通して2人の思いやこれまでのつらい過去を知ると、それを乗り越えて2人で生きていこうとする姿にもう涙が止まりませんでした。そして、脇役でさえも誰も欠けては成り立たないと思わせてくれる、間違いなく神作品。わたしがこれまで読んできた作品で1番好きかもしれません。
前作のサヨナラゲーム、チェンジワールドを熟読して、いざ読み始めた時間AM4時頃。そのまま朝までコースでさらに熟読してしまいました。
南月先生素晴らしすぎる!
どのキャラも人間味あって、性格や生活まで丁寧に描かれてる。
あとはコマ割りもいい!告白シーンや匤人や旭が自分たちの気持ちを言うシーンでは必ず縦割り3コマで、すごく感情移入できてぎゅっとなれました!
これは今年度のBLアワード上位間違いなし!
語彙力崩壊してますが、何が言いたいかって、続編楽しみにしてます( ̄^ ̄)ゞ
1冊もそこそこ厚めですが、それを上下巻同時発売…読み応えが半端ないです。
上巻の終わりに意味深な登場をした恒生が、旭と匡人の関係に待ったをかける下巻。
せっかく近づいた二人の関係が、ここで大きく揺れ動きます。恒生も良い子で、過去に自分に対して悪意をもって接してきた匡人を信用できず、ただ匡人を許せないって気持ちもあると思うんですけど、大半は兄を心配してる気持ちからだと思うんですよね…その過去を匡人も後悔していて、誰も幸せになれないと思い込んで「逃げ」を選んでしまう。このあたりの流れはほんとハンカチ横に置いて読んだ方が良いです。キャラの表情や話の流れでグイグイ物語に引き込まれて感情移入しちゃいます…
その「逃げ」から、今の自分にできることをすると、向き合うことを決めた匡人。その結果、ちゃんとみんな幸せになれててホッとしました。くっついた後の二人のラブラブな様子も描かれていたので、上下巻読み終わるとほんと満足感で満たされます(笑)
シリーズはまだ続くそうなので、次の作品でも2人が見れると思うと、今からめちゃくちゃ楽しみです!
迷いなく”神”評価です。
ディアプラスで連載中、毎号ドキドキワクワクしていた作品が待望のコミック(上下巻!)発売でテンションあがりました。「チェンジワールド」のスピンオフなのですが、個人的には断然こちらの作品のほうが好きです。登場人物はみんなちょっとクセのある(?)男たち、それぞれが心の傷を抱えているのですが、物語がすすむにつれ、その問題の原因(となる出来事?)が徐々に解き明かされていきます。”大人の”ラブストーリーで、南月先生の端正な絵と濃密なドラマが楽しめる、文句なしに読み応えのある作品だと思います。
上巻のラストで、距離をぐっと縮めた匡人と旭の関係に波紋をおこす、旭の弟・恒生が登場するのですが、、、、雑誌連載時はこのターンはだいぶハラハラしながら読んでいました。
久々の恋愛にちょっと浮かれ気味、大好きなひとに素直に甘えたりすねたりする匡人の変化が面白くて、すごく可愛いので、ニヤけが止まりませんでした。関係が深くなる前、そもそも旭がどういう気持ちで匡人を見ていたのかがちょっとクリアじゃないかもと思いましたが(たいした問題じゃないです)、下巻では疑う余地なく、ガッツリ互いを想う二人になっていたので、匡人が身を引こうとするところは切なかったですね。。花火大会の夜、別れ際の二人の会話~離れたくないよー!の抱擁~妨害が入り、後ろ髪むしり取られるように離れる場面は鳩尾が”ぎゅぎゅっっ”となりました。(おまけ頁の ”あと2時間欲しかった”by旭、がお気に入りです。)
カッコ悪い自分をさらけ出しても、”なにが本当に大切なのか””どう生きるのが幸せなのか”ということに気づき、つけるべきけじめをつけて、新たな一歩を踏み出す二人がこの上なく素敵です。そして最後の最後に、”あ、そんなことが!!”というエピソードが明かされ、さらに気分がふわっと高揚して、温かい余韻を残します。
今回、描き下ろしからカバー下まで大満足の内容でした。コミコミさんのおまけリーフレットは、にゃんこ(匡人)とワンコ(旭)編、ちょっとコミカルな仕立てですが、たった4ページなのにめちゃめちゃ濃い内容で感動しました。本編読んでから読んだほうがグッとくると思います。
もう。上巻レビューでも述べましたけど、素晴らしいです!
上巻のあと、一気に、こちらの下巻を読み始め。
ありきたりですが、良かった!本当に!
恋に向かうことが出来た匡人。旭のことを好きで。
旭も、匡人と向き合って求めてくれて。でも、やっぱり過去のことがあれやこれや牙をむくような。
匡人も因果応報な事案が、苦しい。
好きな愛しい人には、厭な自分を知られたくないです。厭な自分、知ってしまったら気持は離れてしまう。
しかし、旭と共通の友人であるナル。めちゃくちゃフィクサーです。因果応報の出来事の中の人物こそ、旭と深く関係していました。
拗れた大人は、好きなだけでは上手くいかない。
辛い。でも、互いに向き合って、因果応報な人物にも逃げちゃ行けない。匡人は、今の自分に出来る精一杯で向かうと心を決めます!
匡人が前向けたのは旭がいたからこそなんです!
本当、フィクサーのナルが良いです、どうやってみんなの心理を読み解いてる?うむ。
旭と匡人は、互いが帰着点で安寧で。何より、愛しい人。いーなぁ!
えっちは、匡人がエロい!可愛い!もう、旭がずっと可愛がってあげて!
あと、取り巻く人々が良いです。前シリーズの伊藤要祐さんは、人たらしの有村郁央さんの、セ〇ム…みたいですね
前シリーズからの伏線回収もお見事でした!
『ラブネスト』の下巻。
旭への恋心を自覚した穂積、のシーンからスタート。
過去のトラウマから脱却できそう…、な彼を追い詰めたのは、捨て去ろうとした「過去の自分」だった―。
元カレに捨てられたことでやさぐれていた時、彼は自分が手にする事ができなかった「幸せ」を素直に受け入れることが出来なかったんですね。人に対して外道なこともしてきた。その一つが郁央×要祐への嫌がらせだったわけですが、かつて彼自身がひどい目に合わせたのが、実は旭の弟・恒生で。
恒生の登場。
ナルの不穏な動き。
そして旭の過去。
そういったものに、二人の関係は少しずつ蝕まれていく。
旭と穂積。二人の恋の行方は。
南月さんて、オッサンを描かれるイメージがあまりないのですが、旭はまごう事なきオッサンです。オッサンなのですが、中身もきちんと伴った、いい意味で「大人」なんですね。
大学生の時に恋に傷つき、そこから大人になれなかった穂積を包み込む包容力がある。
旭自身、過去に囚われている部分はあるものの、それを補って余りある大人の余裕がとても素敵でした。
正直、穂積の元カレにはザマアな展開があるとすっきりするのですが、そのシーンがないからこそ、優しく、そして温かなストーリーになっていたように思います。
そして、この作品のキーパソンは、なんといってもナルさんでしょう。
凄くミステリアス。
意地悪なように見えて、相手のことを心配している。
ように見えて、ほんとはどっち?
彼のミステリアスさが、この作品の奥行きを醸し出していると思います。
『サヨナラゲーム』そして『チェンジワールド』、『ラブネスト』と続いた今シリーズはまだまだ続く模様。嬉しい!
次作はナルのお話かな?
楽しみに待っていようと思います。
「ラブネスト」下巻となり、「転」と「結」の展開が繰り広げられます。
一度は想いを受け入れられ、旭に甘く懐く穂積だったけれど…というところから。
旭の出張中にアメリカに住んでいる旭の弟コウ…恒生が2人の部屋にやってくる。
恒生は、穂積が荒れていた時代に恒生の彼との間に波風立てて別れさせてしまった相手で…!
恒生が今でも許さずにいる事、ナルが仕組んでいた事、旭も全て知っていた事。
それらを知り、穂積は部屋を出て行きますが…
…ここからは、私からしたらまあ予想通りに話が進む、と言ってはなんだけど、やはり旭が「大人」だから、穂積の過去も恒生の割り切れない感情も、自分が負っていた枷も、全て一度自分が背負って、そして穂積の手を取ってくれる…
収まった後も2人とその周囲について丁寧に描いているところはとても良いと思いました。
旭の離婚の顛末や、元妻の現在、シリーズ登場人物勢ぞろいでの旭と穂積のお披露目パーティー…このパーティーは2人が周囲にも祝福されている事を目に見える形で表しているので、特に穂積にとって大切な節目になるのだと思う。
上下巻という事で駆け足感は無く、かといって中だるみも無く、しっかりと良いスピード感で読ませていただきました。
ただ一点……
ナルが。
ナルのこの2人の物語への絡み方がかな〜り嫌でした。善意と悪意が入り混じっているような。
ナルのルックスは南月先生作品史上最高に好きなタイプなんで、ちょっと複雑。
ナルに星一つ減で「萌」です。
『チェンジワールド』で当て馬だった穂積さん。
上巻で、幸せを掴めそうになっていましたが…。
上巻だけでなく、下巻もすぐに読めるのは本当に幸せです。同じ発売日にしてもらえて、嬉しい限りですね。
お話は…というと、上手くいきそうだった2人の前に旭の弟が現れます。その恒生が、穂積が恋人と別れさせた相手だから、さぁ大変です。恒星が、穂積に兄と別れるように詰めよってきて…。
一旦は離れようと決めた穂積が、諦めたくないと行動するところにキュンキュンしました。あんなに飄々としてたコが、誠実な態度で愛を貫こうとしていて。
大人なはずの旭も臆病になったり、それでも離れたくないと行動したり。
そんな2人の心の葛藤に、キュンキュンし過ぎて萌えまくりました。
だから、無事に旭のもとに穂積が戻って来た時には感無量で、涙が止まりませんでした。その後のイチャイチャぶりも嬉しくて、ニヤニヤが止まらないし。
このシリーズ、まだ続くそうなので、また2人に会えると思うと嬉しいです。ナルも気になる人なので、スピンオフとか読んでみたいですね。
さてさて下巻。
「チェンジワールド」でもやらかしたように、
穂積はノンケとゲイの恋愛を否定し、俯瞰した心で他人の恋愛を壊してきた過去があります。
旭との出会いをキッカケにどれだけ後悔し反省したところで、やってしまった過去は変えられない。
【因果応報】
をヒシヒシと実感する内容になっています。
上巻で穂積の可愛いところを散々見てしまいすっかり絆された私には痛々しさがしんどいんだけど、
それと同時に要祐モンペの私が「そうだ!痛みを知ってもっと反省して!」とスッキリした部分も;
穂積はそれだけのことをしてきたわけですから。
簡単にハッピーエンドで終わらなかったのは良かったなと思いました。
ストーリー展開としても、個人的な萌えとしても、めちゃくちゃ良かったです(;///;)
感想を書くのに盛大なネタバレをぼかせないのでご注意。
ナルの策略なども絡んでいますので、
多分知らないままのほうが楽しめると思います。
上巻ラストに登場した旭の弟。
彼が穂積の悪さをしてた過去を持って現われます。
弟も被害者の一人だったのですね…。
旭兄弟は不憫な家庭事情で、旭は弟をとても大切にしていた。
その弟を失恋に追い込んでボロボロにしたのは穂積。
旭と過ごす時間が長くなりすっかり仮面が落ちて本来の素直さが戻っている穂積には
自分のしてきた過去を開き直るほどの図太さはなく重くのしかかります。
それと同時に旭に顔向け出来ない、拒否されるのが怖い、と臆病さで逃げ出してーーー。
個人的にナルが何考えてるのか、立ち位置が不明なのが怖かった…(;ω;)
全容がわかればホッとできるけれどそこに辿り着くまでがドキドキ不安;
年齢不詳の策略家の美魔男…。敵に回したくないタイプだわ…。
迷子の子供みたいになった穂積には泣かされました。
寂しがりで愛したがりで臆病で。
真理江がほっとけずにギュッてしちゃうのわかる。
素の穂積はなーんか母性本能をくすぐるんですよねぇ…。
「俺は泣かないよ」
「想うだけならあんたは許してくれるだろ」
こんな言葉を淋しげにいじらしく口にする子を誰がほっとけますか!!!
このシーンは涙腺崩壊しました。(レビュー書いてる今もウルウルきてる)
この言葉に旭は怒鳴ってガッと引き寄せるんですが
これホンッッッッッッットヤバかった(∩´///`∩)(ああ、語彙力…;)
余裕を失った旭は色男みが増して空気が濃厚です。
このシーンは何度見ても良い。泣ける。好きだ。
で。穂積は旭の前から逃げてしまうけれど、戻る時も涙腺崩壊。
迷子の子供に弱いんだよ~~!(;///;)
旭の包み込むような愛情も沁みる(;///;)
過去に捕らわれたまま動かなかった時間が動き出し、
過去と向き合う姿や捻れた部分が戻っていく過程にグッときました。
また脇役で郁央×要祐が大活躍してて嬉しかったです。
郁央の人誑しっぷりは旭みたいなオッサンにも効果覿面w
旭・ナル・穂積の一癖二癖ある人物ばかりみてたせいか、
あれ?郁央の笑顔や性格が天使に見える+゚。*(*´∀`*)*。゚+
なんやこれ、最高。
要祐が穂積へ見せる警戒心も可愛かったです♪
今作では穂積の素直可愛さが見られたのが個人的大収穫!
想像以上に可愛くて健気なトコがあって泣かされました。
大満足のスピンオフです♪
まだまだ続きを描く予定があるそうなので楽しみ!
ちなみに描き下ろしは全ページでエッチです(///Д///)
ナルの部屋を出る前に色んな場所で思い出エッチw
最後はナルの部屋で…♡と盛り上がってたらナルに見つかってしまうお話です♪
一瞬だけど3Pっぽくてエロかった////
嫉妬する旭も雄みがめっっちゃエロかった////