20位以下のランキングでも、今年度は非常におもしろい作品がひしめいています。
えすとえむ先生の「ケンタウロス」2作もコアなファンには絶大な支持を受けました。もはやBLという範疇を超えているのかもしれませんね。
新たな潮流として「ブサイク受け」が2011年度が台頭してきましたが、来年度も続いてゆきそうな気配がむんむん漂っています。
equus
えすとえむ 祥伝社
はたらけ、ケンタウロス!
えすとえむ リブレ出版
えすとえむさんのケンタウロス作品は秀逸でした。『はたらけ、ケンタウロス!』と『equus』と迷いましたが、よりBLらしく美しい装丁と持っていることが嬉しいさわり心地と切ない内容に『equus』を選びました。
せっこさん
両作品で迷ったけど、装幀の評価をプラスして『equus』で。
雀影さん
装丁も素晴らしい。『働けケンタウロス』と2冊で一緒の位置づけのつもりでいるが、BL等の枠を超えて愛を見守る存在としての人外であるケンタウロスが、その愛を表現する手法があまりに素晴らしかったのです。
茶鬼さん
えすとえむの独特の表現が最高! 特にこの二つはケンタウロスが主役なのでえすとえむさんの良さが全面に出ていてよかった
ネイコさん
美しすぎるケンタウロスに魅了させました。長い時間を生き、何代もの主人を見守ってきた春駒のお話が切なかったです。『はたらけ、ケンタウロス!』靴屋のお話が好きです。『equus』の中で全面的に出されていた生きる時間の長さの違いが濃い作品で、切ないけれど、互いを想う様子に心があったかくなりました。
サトシさん
ネガティブ君とポジティブ君
秀良子 一迅社
両極端な性格の二人が、お互いに想い合って、相手を大事にしている様子に優しい気持ちになれました。
サトシさん
セリフは少ないけど2人の気持ちがよく伝わってきました。まったく違うタイプだけど、2人ともとにかくかわいいって事は共通してます。
Okawariさん
狼さん、そろそろ準備はいいですか
山田2丁目 プランタン出版
高めの頭身や、あっさりとしながらも体格の良いキャラたち、筋肉の書き方が好き。受け(不良)が攻め(後輩)のスキンシップや、ちょっとした擦れ違いに悩む心情の動きなど、淡々としているが後味爽やかな作品でした。
dirtypoolさん
色々ありますが、キャラが特に良いです^^強面の甘党ヤンキ―受けがドストライクでした♪ ストーリーも甘甘で、心が見事に和まされました!
伊梱さん
コミックでは、同人誌と電子書籍でしか発表されていない、ポールさんの「東京心中」が2011年(電子書籍発表時)のマイベストです。業界ネタはどうも苦手なのですが、これに関してはどうしようもなく萌えました。コマの使い方とか、キャラの表情に惹き付けられます。早く商業誌になってほしいです。
okawariさん
えんどうくんの観察日記
ハヤカワノジコ 大洋図書
独特の描き方で、私は大好きです。また、駅のホームでのキスシーンは、それまで二人が距離をとっていた分、とてもドキドキしました。欲を言えば、その後のラヴラヴな様子も見たかったです。
サトシさん
色っぽいキャラクターと不思議な叙情感、印象的な画面作りで個性が際立っています。
sasamさん
放課後の不純
梶ヶ谷ミチル 祥伝社
高校生最高!好きになったら一直線、ガツガツしている沢木。流されていつの間にか沢木の事大好きになっちゃって、友達にバレて悩んでしまう水谷。二人とも、本当にそこら辺にいそうな普通の子達なのが妙にリアルでドキドキする。 この二人の続編、修ちゃんのスピンオフ描いて欲しい。
senriさん
ブサメン男子♂~イケメン彼氏の作り方~
野々宮ちよ子 東京漫画社
本当にいい作品に出会えました。かわいさ、かっこよさ、おもしろさ、エロさ、すべてパーフェクト!!コミック発売と同時期に冬コミがあり同人誌もGET!今すごくハマっている作品です。
wbcatさん
青春花心中 1
河井英槻 新書館
『craft』に掲載せれていた時から気になっていた作品です。これまた気になるところで終わっているという・・・。主人公の堕ちっぷりがなかなかいいですYo
monmonさん
キスアリキ。 1
新田祐克 リブレ出版
新田祐克さんを初めて知ったのですが、漫画としての技術の高さ、人物の熱が伝わってくる表情や心情の描写、作品の躍動感等々、様々な点から見て文句のつけようがないなと感じました。
好きになっていく段階で以前の問題なども知りましたが、済んだことですし、たいへん実力のある方だという自分の抱いた高印象・高評価にはなんらかわりはないです。「春を抱いていた」の続編も始まるようですので、これからさらなるご活躍をなさっていっていただきたいです。とても楽しみで注目している作家さんです
rhodoriteさん
グッドモーニング
夏水りつ 大洋図書
夏水りつ先生「グッドモーニング」は、受けの泣きポイントがことごとくツボにハマりました。攻めの「普通の男」臭さがすごく良かったです。全然スマートじゃないけどそこが良い。
よたさん
百いろどうぐばこ
わたなべあじあ リブレ出版
まず絵がとても美しく、えろい。がっつり和モノで、一回読んだだけでは「ん…?」と理解できない部分もあったが、絵柄と雰囲気で中和されてしまうほど。後半で切なくなりました。
dirtypoolさん
春に孵る
国枝彩香 竹書房
国枝先生の作品ではコメディよりもシリアスな作風のもののほうが好きなのですが、これは後者の最高峰かも。
「花盛りの庭」的なテーマでさらにBLよりの雰囲気の作風かと思います。
雪苺さん