警視庁刑事×臨床心理士、英田サキが放つ大人気心理ミステリー!!シリーズ完結巻

ダブル・バインド(4)

double bind

ダブル・バインド(4)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×234
  • 萌17
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

213

レビュー数
21
得点
394
評価数
97
平均
4.1 / 5
神率
42.3%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
ダブル・バインド
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199006333

あらすじ

連続餓死殺人事件の犯人を追っていた最中、突然連絡を絶った葉鳥。 恋人の身を案じた極道の若頭・新藤は、その行方を追うことに!! 一方、単独で捜査を続けていた警視庁刑事・上條は、ついに事件の 真相に繋がる衝撃の新事実を掴むが──!?

表題作ダブル・バインド(4)

上條嘉成,34歳,高校の先輩で警視庁刑事
瀬名智明,32歳,元高校の後輩で臨床心理士

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数21

ダブルバインド4

完結です。
事件も無事に解決。
この事件自体はとてもしんどかった。
事件を起こそうとした発端がつらすぎる。
個人的には、原因があるからこんなことになるんやと、やったことへの報いやろ、と思ったり。
まあ、考えさせられました。
4人の被害者に関しては同情は無いけれど、ザマァと思ってしまう、自分の狭量さも気付いたりでした。
そして、2組のカプがおさまるところにおさまったなと。
葉鳥も幸せになる覚悟を決めて、安心。
あと、上條がこの作品を明るく持ち上げていてしんどくなりすぎずに読了出来て、感謝ですね。笑

0

見事なエンディング

いや~、一番重かったです…。
なんといっても事件の真相がしんどい。でもそこにも萌えが!!
至るところにさり気なく萌えに通じるキャラクターを設定する英田先生、さすがです。

前半がほぼ事件の顛末でシリアス疲れしてた中盤から、糖分が補給されてホッとしました。上條と瀬名の夫婦漫才には何度もクスっとなりました。ほんとうに、とことん瀬名の前でカッコよくない上條がキュートでほっこりしました。仕事以外では全く勘の働かない男・上條を、ここにきてついに応援したい気持ちになってきました。さらに、やるときはやる男・上條が、よすぎて死ぬと瀬名に言わしめたエロシーンは葛西先生のイラストもエモくて最高でした。

一番びっくりしたのは、実は事件の真相ではなくて…新藤の愛娘の出生の秘密!!ええ~、そうだったのか…ちょっとそれは嫌かもww。な気分になってしまったのですが、そう考えるととことん新藤が切ない存在に見えてきました。瀬名との破局の後遺症がここで改めてみられるとは~という気分でした。やっぱり、成就しなかったBLも萌えます!

そして、締めくくりに新藤と瀬名の尊い会話を持ってくる演出に痺れました。いやもう~、終わったからこそ、さらによりいっそう深いところで結ばれちゃってる元恋人で今は家族っていう関係に萌えてしまうのでした。余韻がよき!

2

主人公カップルよりも。。

葉鳥がツボすぎて、
途中から先が気になって苦しくなり
すごい駆け足で読みました。

出てくるキャラクターの心情が丁寧に描かれていてすごくよかったです。

ラストシーンも好きです。
新藤さんと、上條さんがなんとなく仲良くなってるのがじわじわきました^ ^

ストーリーがしっかりあって、BLとお話を両方楽しみたい人に良いと思います。

0

英田サキさんにつられて

DEADLOCKで入り、英田サキさんの作品てことで読みました。
この手の物語を書かせたらピカイチ。そしてどんどんCPが増えるというか周囲はみんな男性同士のCPになっちゃう?的な(笑)

ツンデレ代表とも言える瀬名と上條の掛け合いが面白すぎて、萌えつつも笑いつつ。
過去に色々あった瀬名に惹かれてしまう上條が絆され攻で素敵。
いや、普段はアホな天然のおっさんなんですけど。

もう一つのストーリが葉鳥サイドなんですが、新藤の気持ちを信じられず、愛人という立場で自分の気持ちに折り合いを付けるように努力しているいじらしさ、でも役に立ちたいという気持ちや行動はふつふつとある。
これがヤクザと女性の愛人や姐さんだとこうはならない、そこにBLの醍醐味があるなと思わせる作品でした。
葉奈の出生もね。

英田さんの作品は自立しているというか、専業主夫が出てこないとこも(あったらすみません)好きなところです。
攻や受に関わらず、みんなそれぞれが普通に(ヤクザとかは普通じゃないという意見もありそうですが)生きて生活している、その中で相手を好きになってしまう、という恋愛が萌えポイントです!

2

被害者であり加害者であり関係者

評価の高さから手に取ってみました。
ミステリ好きな事もあって、とても楽しめました。

小説を読んだ時に抱く感想は「面白かった」「感動した」「泣けた」などがありますが、
このシリーズを読み終わった後には「楽しかった」と「悔しかった」という感想も抱きました。
「楽しかった」という部分は、犯人が誰か、と推理する所です。
人の死を扱う内容で「楽しかった」という感想は不謹慎だと思うのですが、
やっぱり「楽しかった」ですね。

最初にミステリサスペンス要素の感想を書いてしまった理由は、
BL要素よりも先に事件が起こってしまった理由もありますが。
けれども、そのBL要素も、複雑な人間関係の中から、まるで絡まった細い糸を丁寧に解いていくように進展していく二組の関係はとても素敵だと思いました。
加害者が誰か、とある程度把握できた時点で、これから出る被害者と、その被害者が発見されるまで時間がある、と分かっていたからこそ、その事件の空白期間に二組の関係を繊細に、丁寧に描いてゆく構成もとても印象的でもあり、美しくも感じました。
この作品に出会えた事を、本当に感謝します。

最後に。
最初の被害者と、「祥」の手に残されていた「Murder of Number」というメッセージですが、
これが4巻までずっと言葉の鍵を解くことができずに悩み続けていたのですが、
最後の最後で判明したときは「くっそおお!」ってなってしまいました(笑)
最初に書いた「悔しかった」という感想は、このメッセージに対する感想です。

2

ダブル・バインド完結。

「ダブル・バインド」最終巻。
完結巻、という事で、餓死殺人事件は犯人が分かり終結。
祥とヒカルとケイ、ケイの秘密も明るみに。
進藤と葉鳥の関係も進展。
もちろん、上條と瀬名も……!

…と、全ての要素がまるでパズルのピースの様に、スピード感を増してカチカチっと収まる感覚がありました。
4巻あるのでストーリーを彩る要素も多く、全てが終結したもののやはり最後はバタバタ感は否めず。
ですが、
餓死連続殺人の真相は、途中で分かった通りの動機(やはり胸糞悪い)でしたが、もう一捻りも二捻りもあってこれはびっくりの展開。そうきたか。より哀しみがつのる。
ケイのエピソード。これもつらい。
進藤と葉鳥に関しては、葉奈ちゃんのエピソードは、これは過剰かなぁ…という気がしてます。
それに、進藤はいい男なんだろうけどやっぱり言葉が足らないというか。過去、瀬名に対して仕方なかったとはいえモヤる。
時の流れは時に残酷、時に赦しになるんだなぁ。これからの未来は、葉鳥を不安にさせない様にしてほしいね。
上條と瀬名は…イイです!
怖がりでツンデレな瀬名が、楽天的でずぼらな上條に救われる、っていうのはすごくわかる!
心のままに瀬名を愛する上條が多分最強。Hシーンも萌えます。

元々好きな推理小説的アプローチ。そこにBL要素の嬉しいおまけもあるという感じで面白かった!
もちろん、BL要素重視から読んでも絶対面白いです。
葛西リカコさんのイラスト、素晴らしいです。でも上條は美化し過ぎ。もっとオッサンでいい。

3

皆 幸せになってほしいキャラたちでした

終わっちゃったよ、寂しい。いや事件は終わってもらわないと困るけど。
案の定、事件そのものは救いようがないもので終わってしまって、はあ。
もうちょっと何とかならなかったものか と、悲しくなりました。
やはり最後どよーん となってしまったので萌2でお願いします。
好きなキャラがいっぱいいたんだけどね。

リカコ先生絵話。
カラー口絵 1P目はメインキャラ全員集合の図。
2P目は 新藤、葉鳥、新藤娘の親子だんらんの図!葉鳥ママ 可愛い(笑)
中は 葉鳥ちゃん 涙の図 が素敵。メインカプのベッドシーンの図もあり
受けさん 超色っぽい!!!すごくいい表情でした!
やっぱ リカコ先生の挿絵大好き!

事件は、前半1/3ぐらいまでで解決、残り2/3で祥、ヒカルのお話と
事件後日談、などなど。
(葉鳥ちゃんにはびっくり玉手箱がありました。
 ほんと そうきたか! です)
二人のベッドシーンは、嬉しくて幸せなんですが、やっぱ上條、
爆笑させてくれました。九九はないと思う(爆)
なにの時に九九が出てくるかは ぜひ本編で~♡
先生もあとがきで「上條がどんどんコミカルになった」と
書いてました。きっと先生も書いてて楽しかったのでは・・・ 

先生、私 こういう笑える関係性のあるカプ、大好きですー
素敵な作品有難うございました!

1

そうきたか!

ダブルバインド最終巻。
葉鳥と連絡が取れなくなり、焦った新藤が智明とともに葉鳥の救出に向かいます。
同時に祥を探していた上條も合流。

ヤクザと刑事とヤクザの元彼(かつ刑事の今彼)が1台の車で犯人を追いつめに行くなんてちょっとあり得ない展開。
でも正義感と大事な人を思う気持ちの強い三人ですから、このシチュエーションも許せちゃいます。
最後まで楽しませてもらいました(^o^)
そしてついに犯人の隠れ家にたどり着きます。
事件の全貌が明らかに!!(ハラハラどきどき、いい緊迫感でした)
個人的には犯人の予測をたてていましたが、半分あって半分あってなかった気分(笑)

そして事件の解決を機にそれぞれの恋愛も新たな展開を見せはじめます。
葉鳥と新藤の展開は意外でした。そんな秘密があったとは・・・(ちょっと無理があるけど)
智明と上條はツンケンしたりデレデレしたり、とにかく可愛いい。

2

衝撃の罪と愛

やっぱり!と思っていた人物が犯人だった──と思いきや、そうきたか!と驚愕。
英田さんにしてやられました。
そこまで想像してなかったなぁ…。

兄の怜一、そして父親の野々村。
それぞれの罪と愛が痛い。
決して赦される行為じゃない。
最後に残ったのは、もの悲しさ。
この結末は私の中に強烈な爪痕を残しました。
上條さんのやりきれなさが伝わってきて、同じように歯噛みしたい気持ちにさせられました。

次々と明らかになる衝撃の展開に、えええーーーっ!と悲鳴をあげっぱなしだった最終巻。
真犯人、協力する人々、祥の真実、葉鳥に告げられた事実。
目まぐるしいほどの急展開でついていくのに必至でした。笑

やぁっと素直になったか、瀬名よ。
いやまだ素直とは程遠いのか…?
でも自分の気持ちをちゃんと告げる瀬名が可愛くて、思わずニンマリ。
よかったねー、上條さん。
最後までコミカルな上條さん。
キメるとこキメる人だけど、やっぱりちょっと情けない。
そんなところがきっと瀬名も好きなんでしょう。

祥、ヒカル、ケイ。
どうなるんだとハラハラしましたが、とりあえず『祥』が元気でいてくれたらそれでいい。

新藤と葉鳥もとりあえずおさまるところにおさまった感じ。
あくまで『ダブル・バインド』は瀬名と上條のお話なので、この二人にあまり感情移入することなく読み進めてきました。
この二人のことは外伝にてどっぷりハマらせていただこうと思います。

サスペンスと恋模様、しっかりと堪能させてもらったシリーズでした。

4

大どんでん返し

ついに完結。
3巻でうすうす犯人の目星はついていたものの、ラストそうくるとは、という驚きもある展開で、お話しの筋に無理もなく、しっかり練られた構成に満足です。

一方、メインカプはもっと出てきて欲しかったですね。かわいすぎな瀬名とがさつ上條のやりとりがもっと読みたかったな。新藤×葉鳥は外伝でよかったかも。

黒縁眼鏡の赤松くんは、火サスなら”あやしい!”って感じでしたが、ほんとに良い子だった。だまされた。。。

色々すっきりしました。

2

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