まっすぐ一途な年下男子×恋愛不信のアートディレクターがつむぐ、メルティラブ。

How to melt

How to melt

How to melt
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神51
  • 萌×240
  • 萌21
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

74

レビュー数
25
得点
485
評価数
124
平均
4 / 5
神率
41.1%
著者
末広マチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784834265705

あらすじ

恋愛シミュレーションゲームのアートディレクターとして働いている雪深(ゆきみ)は、とある理由から“運命の出会い”や“永遠の愛”を自分とは無縁のものだと思っている。ある日、チームのイラストレーターが怪我をしてしまい、他チームの後輩・芽吹(めぶき)が急遽仕事を手伝ってくれることに。安堵したのもつかの間、初日に彼から突然「攻略してもいいですか?」と宣言されてしまう。芽吹からのアプローチに戸惑う雪深だったが、芽吹の前向きな姿勢や一途な感情を知っていくにつれ、少しずつ恋愛に対する頑なな心を溶かされていき…。

まっすぐ一途な年下男子×恋愛不信のアートディレクターがつむぐ、メルティラブ。

表題作How to melt

雪深と同じ会社、他部署の後輩
恋愛シミュレーションゲームの制作部アートディレクター

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数25

芽吹くんのまっすぐさがよかった

はうめる、芽吹くんの最初からグイグイっとくる感じがワンコみあってだいすきです☺️

雪深さんは動揺してたけど幸せを信じられない雪深さんにはこれぐらいまっすぐに気持ちをぶつけてくれる芽吹くんみたいな子が必要❣️

苦手なのにコーヒー飲んで我慢するのもかわいいですよね☺️ふたりをつなぐエピソードで好きなところです。芽吹くんは自分が苦手なものも、雪深さんが興味あるならって頑張るところも偉すぎます!

グッズを買ってライブ参戦するところも新しい一歩を踏み出すのに芽吹くんが背中を押しているところがすごくいいなと思いました。雪深さんいい表情してたなぁ。

少しずつ雪深さんの心の固まってしまったところがとかされていくのが良かった…!雪深さんとお姉さんの会話が1番心に残りました。過去の経験で受けた傷に拘っていつまでもその場で立ち止まるんじゃなくて乗り越えてその先の人生を切り拓いていくのは自分次第だなって。

雪深さんが一歩踏み出す瞬間にときめきました☺️
これからもふたりのペースでゆっくり絆を深めていってほしいなと思いました

0

つまりは初恋ってこと

恋愛シミュレーションゲームのアートディレクターの雪深は
子供の頃のトラウマから恋愛に不信感を抱いています。
そんな雪深に想いを寄せる後輩の芽吹。


突如「攻略してもいいですか?」と宣言してきたかと思えば、
ぐいぐいアプローチを仕掛けてくる芽吹。

恋愛不信な雪深は当然断るもめげずにアタックしてくる芽吹に
じわじわと絆されてゆきます。

これまで恋愛なんて必要ないと色恋から遠ざかってきた雪深ですが、
それって裏返せばは恋愛初心者という意味でもあるんですよね。
だから、突き放しているうちは余裕綽々だったものの、
いざ芽吹を意識しいてしまうようになると、
赤くなってしまったり、どうしていいかわからずに戸惑っちゃったり、
ツンデレで返しちゃったり、雪深の反応がいちいちウブすぎて
可愛さが炸裂しておりました( ´艸`)♡

対する芽吹もぐいぐい迫ってくるので恋愛強者かと思えば、
彼もまた雪深が初めての恋のお相手とのこと!
駆引きすることなくただまっすぐに雪深だけを見つめ、
愛情をぶつけてくる芽吹が一途すぎて…もうこんなの絆され不可避ですって!!

恋もキスも初めて尽くしの二人のピュアをたっぷりと摂取できてしまう1冊でした。

0

「攻略」がキーワード

末広マチ先生のお話はふんわりとした印象がありましたが、この新作はちょっと重め、深めのお話でした。

冒頭に出てくる意味ありげな「攻略」という台詞、それから仕事の合間で、また、会話で「攻略」という言葉が、何度も出てきます。
2人の仕事に関連する言葉であり、2人の間柄に関連する言葉でもあります。
「攻略」という言葉の使い方、配置の仕方がおもしろいし、わくわくしました。

雪深がアートディレクターをしているチームのイラストレーターが事故で骨折したことから、臨時の手伝いをすることになった他部署の後輩、芽吹。
ただ懐いているだけかと思ったら、実は過去の出会いが彼の今に深く関わっていて...
ということが後々にわかってきます。
そこは大事なところなのですが、過去だけに重きを置かず、日々の仕事、ちょっとしたおしゃべり、じっくり、ゆっくり、2人の関係が、距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれています。

ぐいぐい、という表現よりだいぶ控えめ、だけど、積極的に雪深にアプローチをする芽吹。
絶妙かつ心地良い距離感と温度感、素晴らしいです。

ちょっと踏み込んだとき、雪深にかわされそうになったときに発した言葉。
「だって勘違いでもしなきゃ始まりませんよ、恋なんて」

強すぎず弱すぎず重すぎず軽すぎない、絶妙で素晴らしい言葉でした。
読んでいて脳内で、打ち上げ花火を見た気分、すっごく素敵な恋愛への第一歩だと感じました。

ちょっとづつ圧を強めていく芽吹、かわそうとする雪深、という構図ではありますが、2人ともとても誠実、相手を尊重し、きちんと言葉を交わし合っている様子がとても良い感じでした。
恋愛モノの主人公たちとして読みつつ、人間として、好ましい、良い人だと思いました。

風邪で寝込んでいる片想いの相手を訪ねて看病する、というのは恋愛ものあるあるの大イベントで、どうなる?どうなる?とわくわくしてしまいました。
芽吹は雪深のことをいたわりつつ、気持ちも表明しつつ、自分の恋愛感情を抑えて、そちらのほうに話をぐいぐいと進めて行かず、そーっと雪深の寄り添い懐に入って行こうとする様子がとても素敵でした。

そして晴れて両想いになったはずの2人。
なのに、芽吹が同僚と「攻略」について話しているのを耳にしてしまった雪深。
一気に甘々、恋愛浮かれモードにならず、ちょっと足踏みして、ちょっと後ろ向きになって、それからもう1度、今度は言葉をたくさん、たくさん重ねて、丁寧に2人の気持ちの答え合わせをするような告白、とても感動しました。

両想いになってから体を重ねるまで時間が経っているのも良いし、行為がかなりしっかり描かれていつつもエロさよりお互いを求めあい、お互いを大切に想っている、強くて深い情をたっぷる感じられたのも良かったです。

もうひとつの側面で良いなと思ったのは職場のことです。
ゲーム制作会社の仕事は、これまで読んだ漫画や見たドラマなどから、みんな精力剤を飲みながら、体力気力を削って働くブラック企業のようなところを勝手にイメージしていたのですが、雪深のチーム、芽吹のチーム、みんな自分の仕事が好きで、多少の無理は自分の決断でしてて、楽しくがんばっているのが伝わってきたのも良かったです。
恋愛ものだけど、彼らの職場のゲーム制作の仕事のことにも重きを置かれているストーリー展開で、特に雪深のチームの人たちは、みんなゲームの仕事が大好きなんだということが伝わってきたし、仕事を通してお互いに敬意を持ったり、仲良くなったり、趣味を共有したりして、人間関係が構築されていく様も良かったです。
メインの2人以外は脇役でちょろっとしか出番がないような作品もありますが、今作は脇役A、脇役B、という感じではなく、みんなの顔と性格が伝わり、彼らのことにも興味を持ちました。
メインふたりのこれからももちろんですが、職場のみんなとのやりとりも見たいので、続編を熱望します。

0

恋のときめきは詰まっていた。

真っ直ぐ想いを伝えてくれる年下敬語攻め×感情表現控えめな美人受けの静かにゆっくり距離を縮める2人の恋愛。

大きな見せ場は少ないながら、モノローグや心理描写は細やかで可愛いお話だったと思います。途中の観覧車やキスシーンなど、少女の頃に読んだ漫画を思い出すようなピュアな胸キュンシーンもありました。

が、全体的に個人的萌えはなかったかなぁ。
2人ともイケメンですが、目に感情が乗らない作画に見えてしまって終始感情移入できないまま終わってしまった。。

攻めの一途さや受けが恋に目覚める過程、2人分の恋のときめきはこれでもかってくらい詰まっていたと思いますが、それ以上に掴まれる要素はなかったかなと思います。ゴメン。

2

家族からの呪縛を解き放つのは

今回は制作部の他チームの後輩と先輩のお話です。

受様のチームに助っ人で入った攻様に口説かれて
恋人にまでと後日談を収録。

受様は小さいながらも急成長中の制作会社の
アートディレクターです。

受様のチームは乙女ゲームをメインに扱い
少数精鋭なのですが

チームのイラストレーターが怪我して休職となり
チーフが他チームにヘルプを求めた時に
手を挙げたのが他チーム所属の受様でした♪

受様はバイト時代に少しばかり
乙女ゲームのイラスト制作を手伝った実績があり
攻様チーム長の許可の許可も取れて
助っ人に決まります。

攻様の受様への挨拶は「お久しぶり」でした。
実は攻様と受様は同じ母校なのです。

在学中に交流があったわけではないのですが
受様が顔を出した時に先輩として
生徒の相手をしたのが攻様だったのです。

攻様は受様と仕事ができる事を嬉しいと言い
チーム内でのちょっとした雑談で
受様が乙女ゲームのキャラにいそうという話に

「攻略難度が高そうなキャラですよね」とか
「3次元の受様の方が素敵だと思います」とか
さらっとすごい言葉を発してメンバーを
ドキドキさせます。

受様は冗談だと流しますが
受様が残業で最後の1人になった頃
忘れ物をしたと戻ってきた攻様は

チームの仕事の話をしている時にも
意味深な発言をされてしまいます!!

もし僕がプレーヤーでも受様が攻略対象にいたら
一番最初に攻略相手に選びます。
攻略してもいいですか?

受様は攻様に攻略されてしまうのか!?

電子雑誌掲載作をまとめての紙書籍化で、
制作部の他チームに所属する攻様と受様の
社内恋愛ラブコメディになります♪

ワンコ攻とクールビューティ受のカップリングが
大好物で読む前からツボだとわかっていましたが
MYツボ激押し作でした♡

受様は両親が不仲で離婚していたために
不信感が募ってまともに恋愛ができる気がせず
興味も持てなくなっていたのですが

そんな受様に対して
攻様は自分が就職で悩んでいた時に
受様が話を聞いてくれたからこの道に進めたと
受様が攻様を縛っていた呪いを解いてくれたように
自分も受様の呪いを解きたいうのですよ。

攻様も充分に乙女ゲームキャラですよね ヾ(≧▽≦)ノ

真摯な言葉でゆっくりと受様に接していく攻様に
攻様とともに過ごす事で少しづつ
攻様への想いを募らせていきながらも
なかなか一歩を踏みだけない受様に胸キュンです♡

大人になると言うか社会人になると
なかなかルーチンな生活から抜け出せないので
攻様が踏み出した一歩はとても大きかったと思います。

攻様が元のチームに戻るまでの3カ月間
攻様にドキドキさせられ、攻様をドキドキさせた
受様の恋が実るまで楽しく読ませて頂きました。

0

ゲームとリアルは違うものですね♪

恋愛ゲームとかする人が読んだら余計共感できるような感覚が多いのかも知れないなって印象でした

実際私は恋愛ゲームだけじゃなくってゲーム全般をしないので、どうにも「攻略」という言葉も持つ意味合いが感覚としてあんまり理解出来てなかったかも知れないです

作中で出て来るゲーム作品の中のキャラの言葉がキャラの気持ちに影響を与えたりするのも、楽しめる人にはすごい刺さる気はします
が・・・私はアナログ過ぎるのか、もっと生身の人間の声と思いに早く気付いたらいいのに、なんていう冷めた気持ちになってしまった所がありました

「ゲームをしないから」という理由だけではないかも知れませんが、切り替えの早さとかもちょっと彼らの心象心理への理解があんまり追い付かず・・・で6話を迎えてました

ここまで来てやっとお互いがちゃんと向き合えてるのが見れたのでほっとしました
ここに来るまでは正直長かったな・・・と思ってしまいましたが、ここからの最終話、描き下ろしの流れはとても良かったです(*´▽`*)

受けの雪深のお姉さんがサバサバしていて強さもあってスポット出演でしたが好印象なお姉ちゃんでした(小さい雪深にある意味大きな影響を与えただけのパワーはありますねw)

3

大人な年下くん

表紙では熱量低めな感じなのに
帯ではガッツリ感情が表れている雪深の
表情のギャップにまず目がいって、
その変化はどんな風に起こっていくのか?という部分を知るのを楽しみに読み進めました。

家庭環境のせいで恋愛不信になった雪深ですが、
それ以外のところでも人との関わりかたは
わりとドライ気味。
仕事仲間とも上手くやっているし仕事自体にも情熱を持っているのは伝わるけれど、
どこか一歩引いているような印象がありました。

でも芽吹からの攻略宣言を受けて
これまで経験してこなかった様々なことが日常で起こっていく中で、
恋愛に関するところ以外でも成長していくのです。
そのキラキラした眼差しが本当に素敵で、芽吹から与えられる影響を良い方向に吸い上げていく様子は見ていてわくわくしました。

ただ肝心の恋愛部分にはそれほどのトキメキが無く、「攻略していいですか?」と大胆なことを言ったわりには芽吹のアプローチも控えめなんですよね…。
そこが彼の良さなのもわかるけれど、もう少し年下らしさを感じるようなエピソードがあればもっと引き込まれるところがあったのかなと感じました。

ふたりの日々は"この先"にもっと萌えが詰まっていそうですね。
両想いになるまでのアレコレを踏まえた上で萌え度が増す未来も見てみたいなと思いました。

5

乙女ゲーの攻略のように

ゲーム会社のアートディレクターとして活躍する雪深さんと他部署だけどイラストを手伝うことになった後輩の芽吹くんのモダキュンラブ。

実は専門学校でも通学時期は被らないものの先輩後輩の関係で、進路で迷っていた芽吹くんの背中を押してあげたのが雪深さん。
それが芽吹くんにとっての恋のきっかけで。
かっこつけたくて乙女ゲームのように好感度を上げだり、攻略宣言したりする芽吹くんが可愛かった。

恋愛に後ろ向きだった雪深さんの心をゆっくり溶かしていったのも無理なく進展して行っててよかったです。

1

穏やかなストーリー

同じ制作会社で別々のチームにいた雪深と後輩の芽吹が一時的に同じチームになるところから始まります。

先輩と後輩という関係、後輩から先輩への積極的なアプローチ、ゆっくりと距離が縮まっていく過程と私の好きなものが詰まっていましたが、恋と向き合う雪深の日常が淡々と描かれた穏やかなストーリー展開が性に合わなかったため、中立評価とさせて頂きます。
日常系ジャンルが好きな方は好きだと思います。

また、雪深以外の人は名字呼びなのにどうして雪深だけが名前呼びなのか気になりました。
それと、芽吹はいつ雪深に好きだと言葉で伝えるつもりだったんだろうと疑問が残りました。

シーモアは白抜き修正でした。

6

じっくり描かれてはいるものの

手に取って、おお…!となる分厚さに思わず期待が膨らみました。
やっぱり分厚いとわくわくしますよね。

絵柄が好きな作家さんではあるのですが、お話がすごく刺さる時とそうではない時の差もあって、今回はどちらだろうかと期待をしながら読み進めました。
読んでみた結果、恋愛に発展するまでの心情が丁寧に描かれていた良かったのだけれど…
すごくハマったか?すごく萌えたか?と考えると、ちょっと自分の好みとは異なったかなとこちらの評価になりました。

というのも、グッと掴まれるような盛り上がりが少なかったように思えたのです。
やはりこの厚みですから、恋愛に興味がない年上美人が年下からの熱心なアプローチにどう溶かされていくのかを最後までドキドキしながら見届けたいじゃないですか。

うーん…登場人物の気持ちの変化が丁寧に描かれてはいるのです。
ですが、全体的にテンションが淡々としているように見えたというか…
ロートーンのまま長尺でじっくり進んでいっているようにも感じられて、ラストの前に少々ダレてしまいました。
ただ、このゆっくりと静かに進む恋模様がお好きな方もきっといらっしゃるはず。
個人的にはもっと緩急がほしかったものの、素直でまっすぐな年下攻めの図はかわいらしかったです。

9

No Title

好きな作家さんの作品なので、よみました。
この作品も、期待以上に、たのしめました。

恋愛シミュレーションゲームの制作部アートディレクターと、同じ会社ではたらく後輩とのお話で、「年下攻め」のお話です。

ゲーム関連会社が舞台です。なじみのない世界のお話ですが、丁寧に描いているので、わかりやすいと思いました。

ページ数がおおめなので、ふたりの恋の行方も、丁寧に描かれている作品になっているとおもいました。

相変わらず、絵がきれいだとおもいます。

1

じっくりゆっくり描かれる恋

先生の『ちぐはぐなキス』『フェイクファクトリップス』が好きな作品。こちら作家様買いしました。全311ページ(大ボリュームでびっくり!)。以下少々ネタバレあります。

ゲームイラスト等の制作会社が舞台。
ある理由から、運命の出会いや永遠の愛は画面の中だけのもの、と思っている雪深(ゆきみ・受)。しかし後輩の芽吹(めぶき・攻)から、「攻略してもいいですか」と言われてしまい…というお話。

雪深はまるでゲームのキャラのように、スタイルが良くてクールな美人さん。芽吹は初めはダウナー系かと思いきや、実は一途な大型年下ワンコ(ちょっとクールめ)で、結構グイグイくるのが可愛いです。

ゲーム関連会社が舞台で、雪深のチームは乙女ゲームがメイン。お仕事の部分やイベントなども丁寧に描かれているので、乙女ゲームなどお好きな方はその辺りも楽しめそうです。

ページ数が多いだけあって、恋愛に興味を持てない雪深を、実はずっと雪深に憧れてきた一途な芽吹が、攻略しようと頑張る姿がじっくり描かれています。

お付き合いする前からえっちな展開になる作品も多いですが、本作は全くそのようなことはなく。一途な芽吹が雪深の凝り固まった気持ちを少しずつ溶かしていく、そんな恋がとても丁寧に描かれていて、好感を持てました。

恋愛に全く興味のなかった雪深も、そんな芽吹の一途で真っ直ぐな気持ちに絆されていく。
初めての恋を経験して、柔らかく変化していく雪深がとても可愛らしいです。
 
雪深だけでなく、なんと芽吹も初めての恋愛!キスだけで真っ赤になってる二人が可愛い♡

後半に攻め視点。
「絶対 誰にも取られたくなかったから」
そんな熱い気持ちが隠されていたのね、ときゅんとします。

終盤、誤解によってモダモダしちゃうけど、雪深が悶々とする気持ちを振り切って、「呪いは自分でとく」と芽吹に気持ちを伝えるシーンは、雪深の心の成長を感じられて、またまたきゅんとしました。

そして両想いになって雪深の家でキスするシーン。
雪深の「1回だけでいいの?」の後、玄関に入って激しくキスする!このシチュ大好きです!ドキドキしてしまう♡ 芽吹くんの雄味が良き♡ 我に返っちゃって残念〜w

しかしその後はなかなか手を出さない芽吹。恋愛初心者とはいえ10代じゃないんだからw
ラストにとうとう体も結ばれる。ここまで長かったな〜w

描き下ろしは、お互いに嫉妬し合う二人が可愛いです。そして長めな濡れ場が。本編はえち少なめなので、こちらで多めに描かれてます。エロティックな濡れ場で良きでした♡

恋愛不信だった雪深と、一途で恋愛慣れしていない芽吹の、ちょっと不器用な恋をとても丁寧に描いている作品でした。

ちょっと焦ったすぎる感じも受けたので、評価は神と萌2で悩みましたが、えちは少なめで、こんなふうにじっくり恋を描く作品もいいものだなと思ったので、神評価とさせていただきます。

シーモア 枠あり白抜き修正(最近真っ白な白抜きが多い中、形のわかる枠を付けてくれるのはありがたいなぁと思いました。)

1

純粋な、一途愛しか勝たん?!!

ゲームのアートディレクターとして働く雪深は、母校が同じである後輩の芽吹と一緒に仕事することになり、攻略していいですか??
と、迫られて、、、
という冒頭。


紙コミックス購入なのですが、
めちゃくちゃ分厚く、中身も期待大でした。


家族のこともあり、恋愛というものにあまりよいイメージがない雪深。
そんな雪深を芽吹が誠心誠意、めげずにアプローチをしていくのですが、
この本の分厚さがすべて芽吹が雪深の気持ちをその気にさせるために奮闘し、
雪深自身も芽吹といることで気付けた、過去のあのときの親の気持ちなど、、、

じっくり丁寧に描かれていました。

期間限定で一緒に仕事をすることになっていたこともあり、終盤でカウントダウンから仕事が終わってしまった展開に、
さすがマチ先生!!
恋の駆け引きというか、切なキュンとさせてくる展開に震えました。

いや、ホント、、雪深が自分が答え出せなかったから終わってしまったのか、、
と悟るあの場面は切なすぎて、胸がギュッとなりました。
恋って、難しいですね。
でも、あれだけ雪深を想う芽吹があっさりと引くワケはないと分かっていたのですが、
真意はやはり気になったわけで、、、


この瞬間、見事にマチ先生マジックに沼ったまりあげはでした。

BL初心者様や、カワイイ恋がお好きな方にオススメです!


メイト有償特典小冊子は、いつもと違う場所で、、、(◜ᴗ◝ )♡
というムフフなお話でした♪


2

安定のうまさ

末広マチ先生のBloom.レーベルでは初のサラリーマンBLでしょうか?Qpaレーベルの作品とは違ってかわいいカプのお話になっていると思います。今作、色の塗り方を変えたそうですが、ちょっと絵の感じも変わったのかな?
タイトル「How to melt」の通りに雪深の心を芽吹が「どう溶かしていくか」が物語の鍵になっているようです。わりとわかりやすく定番な感じなのでとても読みやすくなっています。BL初心者にもおすすめです。

雪深が恋愛に対して冷めている理由や芽吹の恋した理由なども無理なく感じられたし、ふたりのファーストキスのシーンのさりげなさはさすがだなと思いました。安定したうまさですね。
一途な後輩が憧れの先輩にアプローチして、だんだん恋になっていく様子が丁寧に描かれているので、エッチは最終回までありません。でも描き下ろしにもがっちり描かれているので、物足りなさはありませんので、かわいいふたりのお話だけでなくエッチもぜひお楽しみください!

2

新手の思わせぶりワンコ⁈×感情押し殺し系美人さん⁉じっくりコトコト進む恋♡

実はもしかしたらちょっと苦手かも知れないな…とは思いながらも、、、好きな作家さまなので新刊♪読んでみました!
基本は雑食なのですが、CPの対等性があって欲しいタイプの読者です

なので今回で言えば受けの雪深さんの性格が評価のポイントになるかな?って読み始めたんです

そしたら…ビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
どちらかと言うと攻めキャラの芽吹くんに結構戸惑ってしまいましたw

雪深さんから「…好きなの?オレの事」と聞かれた時の芽吹くんの返答にめちゃくちゃ「?????!!!!! (。゚ω゚) え?ドユコト⁉」となりましたwww
だって、、、そこそこグイグイいって”自分の事を好きになってもらいたい”なんて真っ直ぐに迫っておきながら雪深さんの事を好きかどうかは「まだ言えない…」ってwww
ナニカあるからなのだろう、、、と言う事は推測出来ますが、それでもやっぱりこの返答には私、大混乱でした(;◔д◔)若者感覚なのかぃ⁈
すげぇ…ナルホドワカランʅ(◔౪◔ ) ʃ状態ですw

で、意外にも雪深さんは私程混乱していない、、、w
感情の動きがすっごく穏やか…?と言うか雪深さんは雪深さんで感情押し殺し系なんですよねぇ~~~。。。

グイグイ行くけど押し切らない寸での所でセルフで”待て”をして来る攻めの芽吹くん
不仲の両親を見て育ったが為に恋愛から距離を置いて来たけど実は変わりたいと思ってる雪深さん

んーーーーー(>ω<)‼
ドッチもドッチでめちゃもどかしい…⁄(/// ^///)

この堂々巡りのような一歩を踏み出し切れない繊細さが良き…(*˘︶˘*)
な読者さまにはとってもムネキュン系だと思います♡

今回、私には少しもどかし過ぎてしまって結構読み疲れしちゃったんですけど、、、多分心の内を吐露するモノローグが多過ぎた所も漫画的に求めてた感じと違ったのかも知れないです

すごく丁寧にモノローグで心象描写を残してくれる克明さがある分、その感覚に共感出来なかったりして少しキャラと距離が生まれてしまったかな?って感じです

多分これは個人的な好みだと思うので、この丁寧さがイイんだな~♡となる読者さまにはじっくりコトコトなじんわり温まる素敵な作品だと思います (ღˇ◡ˇ*)♡

良き作品でもタイミングでは合わない時もある…
という事で、、、今回は評価は抑え目ではありますが、、、
後半の巻き返しでの盛り上がりはある作品で、読後の気分は良き1冊でした(´ ˘ `*)

修正|濡れ場は少なく最終話で1度+描き下ろしとなってますが、雪深さんtnが意外にもしっかり描かれてました(しっかりと言ってもリアルではなく、白抜きにグレー枠線があるといった感じです)anl修正も修正ありますがあんまり目立たなかったです
芽吹くんtnもゴムありで同様に枠線ありでした
白抜きの部類の修正だけど煩わしい気分にはなりませんでした

5

じわじわキュンが押し寄せてくる!

マチ先生の作品は『フェイクファクトリップス』を読了済でスーツ男子のイメージが強かったのですが、今回もお仕事BLみもありながら、フェイク〜よりはリーマンリーマンしていなくてピュアみが多くじわじわ恋する気持ちが生まれてくるのがキュンっとしました!

両親の影響で恋愛に興味なく過ごしている雪深さんと、チームに加わることになった後輩の芽吹くんのお話。二人が女性向けゲームのアートディレクターの仕事をしている事もあって、始まりがまるで乙女ゲームの始まりのように『攻略してもいいですか?』という芽吹くんの衝撃的なセリフから始まります。
最初はお仕事BLみがあって、ゲームが作られるまでの裏の仕事内容や、絵を描く事の楽しさ、仕事にする事の大変さ…と、私自身も昔よくプレイしていた内容でとても身近に感じられました。それと同時に、漫画やゲームなどモノを創る仕事をされている方(この場合、マチ先生自身)もこんな思いで作品を作り上げているのかなぁ…と思いを馳せました。

恋愛に興味のない雪深さんをどのように攻略していくのかなぁと見守っていたのですが、芽吹くん…最初の無表情な印象とは全く違っていてとっても素直で真っ直ぐで……!!The☆年下わんこ!!の冠を被っているぐらい雪深さんの手を引っ張ってくれる気持ちのいい子でした(*^^*)
そんな芽吹くんも、学生の頃雪深さんのアドバイスによって心動かされた過去があり……!

ゲームの好感度『♡❤︎❤︎』がどんどん上がって行くように雪深さんの中で芽吹くんの存在が大きくなっていく様子。まさに、ガチガチの冷たい雪を温かい手で溶かしてすくい上げるように雪深さんに恋をしてみたいと思わせてくれるようになった芽吹くんの真っ直ぐな気持ちが澄んでいて素敵でした。
いざ恋人になってからのジレジレ期間も、芽吹くんの大切にしたい気持ちと先に進みたい雪深さんの気持ちのFIGHT!♡最後は雪深さんの年上らしいお誘いがこれまたキュンっとしました♡
えち中の雪深さんの名前呼び、こんなの全員悶絶でしょ……(最高)

電子白縁塗り

1

ちょっとだけ…

既視感が。

ストーリーは「40までに〜」のやりたいこと叶えよう系、主人公は「ピンクハートジャム」の美人受けに健気攻めというのとを足して割って、という印象。
親の影響で恋愛から遠ざかってしまった拗らせ美人を、真っ直ぐな気持ちで溶かしていく後輩の姿は、憧れる反面「いやいやいや、今どきそこまでの気持ちは…」というツッコミを入れたくなるのとが混ざり合った気持ちになりました。

3

勇気と元気を貰えました!

過去の出来事から恋愛に対して興味を持てなかった雪深さんが会社の年下後輩、芽吹くんに出会いアプローチされ芽吹くんのまっすぐな思いや過去の出会いのお話を思い出してゆっくり距離を縮めていくお話でした。恋愛面でもちろんキュンキュンする場面が沢山あるのですが人としての成長もしっかり描かれていて読んでる私も一緒に人として成長できた気がします。勇気と元気をたくさんいただける作品です!

1

胸キュン!溶ける!

◎ボリュームがすごい!
◎優しい気持ちになれる甘さ
◎キャラが可愛い

あまり普通のあまあま系を読まなくなったのですが
たまに読むと効きますね〜
全部がかわいいです。優しい世界最高!

絵のテイストと物語の相性は抜群だし
メインキャラはもちろん、
出てくる女の子もみんな可愛かったです。

受けが攻略されていくストーリーですが
攻めの真っすぐな感情のぶつけ方に、
こっちまで絆されていく気分になります。

重い系を読んだ後や、気分が落ち込んだときなどに読むと
心のわだかまりが溶けて癒されます!

1

一話のラスト!

一話のラストのセリフで全て持ってかれました…
恋の始まるゴングがカーーンン!!!ってなったかのような…
こういう掴みのセリフだったりがマチ先生は上手いなといつも思います!
グイグイ年下くんはやっぱ好きですねーーー
素直にどストレートにものをいうとこも好みです
あとは年下に余裕が持てなくなってあれ??ってあたふたしちゃう年上も、なんぼでも読みたいです(攻めでも受けでも!!!)
先生の作品はほっと温かい気持ちになれて良いですね

1

No Title

初めて、末広先生の話を読みました。表紙の色合いと一目惚れをして購入しました。付き合うにいたるまでのストーリーを長く楽しむことが出来て、芽吹の雪深に対しての一途の愛が素敵だなと思ってみてました。2人の恋愛の行方を応援しながら読んでいました。最後の方にすれ違っているところは2人はどうなってしまうのかと思ったのですが、最終的に勘違いが解けて、2人が幸せそうなところを見ることができて良かったです。一途な男はいいですね。

2

終始穏やかに流れるストーリー。

末広マチ先生の作品が大好きで、配信開始と共に0時買い。

穏やかに流れるストーリー。雪深は文句なしで可愛いし、芽吹はスパダリ候補なワンコ。すれ違いは有りつつも、当て馬や嫌なモブに心乱される事もなく、2人の恋の進展を見守りながら安心して読み進められ、心穏やかにハッピーエンドを迎える。
…もしかしてこの作品はこのままプラトニックで終わるのか……!?!??と途中やや不安(?)になったが、最終話と描き下ろしでは可愛いエロも拝めた。

311ページとボリュームたっぷりで、じっくりと2人の恋が実ってゆく過程を見られたのは良かったが、あまり印象に残るシーンもなくサラッと読み終わってしまった………というのが正直な感想です。
普段、刺激的な作品を求めがちな年季入った腐女子にはちょっと刺激が足りなかったかも……。

しんどいシーンは無しで、イケメン2人のもだもだのキュン♡をじっくりと楽しみたい方にはとても良い作品だと思います。
BLデビューの方にオススメする作品としても最適かもしれません。

3

No Title

1話の試し読みをしたときから単行本を買おうと決めて待っていました。
末広マチ先生の作品を拝読するのは2作目ですが、登場人物の嫌味のなさが読み心地良くて今作も楽しくあたたかに読めました。

職場で偶然同じチームになることになったふたり。
初っ端からぐいぐい迫っていく芽吹くんの勢いに、どんな過去があって雪深さんのことを想うようになったんだろうとすごく気になりました。
でも明かされてみたらえ、それくらいで?って正直思ってしまうようなほんの僅かに言葉を交わしたひとときで。
でも、恋ってそんなものかもしれないなぁ。
本人にしかわからない、本人だってわかっていないかもしれない小さな芽生えが心に根ざして育っていってたんだなぁと、芽吹くんのまっすぐさを見ていたら思えました。
雪深さんは育った環境から恋を信じられない、信じようとしないでこれまでやってきてたみたいだけど、だからってひねくれすぎているわけでもなく。
自分がどうして恋を避けているかを分析しながらも、それを決して環境のせいだけにしようとしないで心に向き合おうとするそんな姿勢が読んでいて好感を持てましたし、芽吹くんのまっすぐさを正しく浴びながら前向きになっていく雪深さんがいることが嬉しく思えました。

少しずつ心通わせていくふたりがかわいいなぁと思っていたので最終話というか、身体を交わすふたりのこと、欲を言えばもう少しじっくり段階を踏んで読めたら嬉しかったなぁと思いもしましたが、
その辺りは雪深さんの清々しいまでの受け入れ力が年上受けの醍醐味にも感じられて、微笑ましく読ませていただきました。

描き下ろしでは名前を呼ばれたい芽吹くん。(あ、芽吹って苗字だったのねと今更気づいたりもして)
名前を呼ぶ瞬間も含め完全に甘々な雪深さんの様子が嬉しく、恋に目覚めた恋愛初心者のパワーは良いものだなぁと感じられる一幕でした。

またこのふたりに会えたらうれしいです。

3

ひたむき後輩男子からの”攻略”宣言!頑なな心も溶けるメルティラブ

なんと電子で311ページ!
嬉しい大ボリュームの、末広マチ先生の新刊です☺︎

頑なな受けの心をじっくりと溶かしてゆく、
ひたむき年下攻め君の想いが胸を打つ一作でした...良かったー...(語彙力)

マチ先生の社会人もの、と言えば『フェイクファクトリップス』が
大好きなんですが、こちらの後輩×先輩アートディレクターのお話は
「フェイク〜」とはまた違ったしっとりとした味わいがありました。

スピード感とパワーで勢いよく読ませてくれた「フェイク〜」とは異なり、
不器用な二人が本当に少しずつ、時間をかけて恋人になっていく”じっくり”系なお話。

読んでみてタイトルを見返し、うんうんと納得。
作中では攻めによる受けの「攻略」なんて言葉が使われていますが、
”How to melt" という名のとおり、一途な想いに甘く甘く包まれ押され(❤︎)、
溶かされてよくお話でした

キャラの名前も良い!
深雪(ゆきみ)先輩(受)と、芽吹(めぶき・攻)君。
(※深雪は名前、芽吹は名字です)

”雪深い”ところから何かが”芽吹き”、花開くー
そんなお話の流れとも繋がる、二人のネーミング…!素敵だなあ...(*´◒`*)

もともとマチ先生の絵柄が大好き、スーツ男子大好き!なんですが、
今回新たに”フーディー(パーカー)男子”が自分の萌えツボに刺さりまくり、
新たな癖に開眼した一冊でもありました(*´∀`*)

さてこちら。

恋愛シミュレーションゲームの制作会社の別チームで働く二人。
怪我で欠けてしまったメンバーの分を埋め合わせるため、
急遽深雪のチームに芽吹が入り、期間限定で手伝ってくれることに。

自らの両親が不仲で、最終的には離婚してしまったー
という経緯を間近で見てきた深雪は、恋愛に対し否定的で、
自分には全く無縁のものだと思っています。

しかし、同じチームで働くようになった初日から、
いきなり芽吹に「攻略してもいいですか?」と言われ、
積極的にアプローチされるようになりー

と続くお話です。


これ、まず!芽吹くんが可愛い!シンプルに可愛い...
というのも、初めはなんだかすごくクールな感じを装っているんですよ、
芽吹くん。

それがどんどん皮が剥がれて(笑)、ワンコみと一途な可愛さが増していく。
そのワンコ要素の出され方がなんとも絶妙で、
こんなの愛おしく思わずにはいられないよね!と、
深雪と共に私の心も絆され愛おしさで溢れていきました

一緒にライブに行った日、ちょっといい雰囲気になり
「じゃあ飛び込んで」と深雪に言われて駆け出すも、
コケッとこけて格好良く決まらない姿が特にツボ(*´艸`)

”攻略”なんて上級者っぽい言葉は使っていたけれど、
大好きな深雪に嫌われたくなくて、少しでも好感度を上げたくて内心わたわた、
水面下で足をバタつかせていることが伝わってきて、
可愛さ×100万倍ですw

どうしてそんなに深雪に想いを寄せるようになったのか、
という部分も丁寧に描かれています。

深雪が昔、芽吹に言った
「好きだから諦められなかった」という言葉。

この言葉がこんなふうに、芽吹から返って来るなんて・:*+

ずっと追いかけていて叶えたい夢にも、
誰かのことを好きだという気持ち・恋心にも通ずる
「好きだから諦められない」というシンプルでストレートな言葉に、
心をぎゅっと鷲掴みにされました。

恋なんていらない、自分には関係ないし必要ないー

ずっとずっと、そう自分に”言い聞かせてきた”深雪。
でもそれは実は、「恋がしてみたい」という気持ちの裏返しだったんだよね...

そんな自分の本当の気持ちに気付いた後、
芽吹との会話の時にふと見せる深雪の笑顔が優しくて柔らかくて!
”ああ、恋っていいなあ…!”と甘酸っぱい幸福感に包まれます

その後、ちょっとした誤解から来る二人のすれ違いターンもあるけれど、
それほど深刻ではなく。
むしろ、恋が始まったばかり、手探りで進む二人の可愛らしさ・いじらしさに
胸がきゅん、とする展開でした

芽吹きがまた、昔の友人と漫画を描き始めることにしたり。
(↑昔担当さんがついていた、って、よく考えるとかなり凄いことですよね...!?)

包丁もほぼ持ったことのなかった深雪が、
なんと終盤には可愛いりんごうさぎが作れるようになってたり!✨

恋する気持ちは、未知のこと・怖さや苦手意識のあることにも
勇気を出させ、挑戦させてくれるポジティブなパワーになるんだなあ...と実感。

電子で拝読しましたが、これから届く予定のアニメイトセット、
紙本でじっくりもう一度拝読するのが楽しみです(*´◒`*)
(小冊子もアクスタも♡)

ひたむき攻めによる”攻略”という名のメルティラブ、
読んでるこちらも蕩ける甘さの、素敵なお話でした・:*+


★修正:tnフチあり白抜き・anl白短冊(電子シーモア・紙本共通)

3

年下ワンコはこうあって欲しいの理想形

恋愛不信にある年上先輩の凝り固まった恋愛観を、年下ワンコ後輩が一途さと健気さでゆっくりと解きほぐしていく癒しと救済の一冊。
丁寧に紡がれる好きの過程と、どんどん大きくなる愛情の掛け算ラブに、萌えゴコロがキュンキュン疼きました( ´∀`)

年下ワンコ攻めはこうあって欲しいをたくさん詰め込んだ"理想のワンコ攻め"、ここにありです。
人好きする性格に、フットワークの軽さ。それに、人懐っこさとシゴデキのポテンシャル、爽やかなビジュアルも追加して、難攻不落な恋を応援したくなるようなキャラクター像でした。
尊敬する先輩で、しかも恋愛にトラウマがある深雪を攻略するのはかなり手強かったと思います。本人を目の前にして攻略を宣言しても、ガツガツもしないし、変に焦ることもしない。深雪を振り向かせる過程においてもマイペースに楽しみながらの攻略スタンスは好感度大でした♪

ナチュラルかつストレートな気持ちの伝え方に芽吹のカッコ良さが全て詰まってます。話す言葉1つ1つ、伝える想い1つ1つに誠実さが見え隠れしていて、そんなちょっとしたことにもトキメキいっぱいでした。
そんなアプローチをされるわけですから、深雪が絆されていくのも時間の問題です。芽吹に気持ちを傾けていく深雪の心には、恋愛不信の大きな壁が立ちはだかりますが、そんな壁すら乗り越えていくほどの恋心を芽吹に抱く恋愛過程は大きな見どころでした。

深雪の戸惑いや不安が、次第に安心に繋がっていく終盤は一気に甘い景色が広がるのでお楽しみ下さいね。深雪のデレにしても嫉妬心にしても、いいモノをたくさん見ることができて、良き読後感でした( ´∀`)
物語は終わってしまったけど、2人の恋愛は実はまだ始まったばかり。スタートしたばかりの2人の恋愛が、より盛り上がりを見せていくよう願っています。

2

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