ないまぜな熱情

naimazena netsujou

ないまぜな熱情
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×230
  • 萌31
  • 中立12
  • しゅみじゃない16

145

レビュー数
21
得点
380
評価数
120
平均
3.4 / 5
神率
25.8%
著者
沖田有帆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784824009630

あらすじ

ひとつ屋根の下、知ってしまった蜜の味。

「顔の良い男に抱かれたい」
誰にも言えない欲望を抱える高校生・伊織(いおり)。
最近の悩みは、最も好みの顔である義弟・絢人(あやと)で妄想してオナってしまうこと。
いつ頃からか自分に冷たい態度をとる絢人相手なのに、すれ違う匂い、つたう汗、体格差に、向けられる冷たい視線にさえ感じてしまう始末。
「早く離れないと」そう決意した矢先、自分の部屋に男を連れ込み、抱いている絢人を盗み見てしまい――?
「顔の良い男に抱かれたいんだもんね、オニーチャン?」
オスの顔をした義弟に迫られ、開いてしまう禁断の扉。
家庭内でこじれていく、積年の執着と欲望に隠れた愛の形――。
注目の新星・沖田有帆が描く義兄弟・双執着ラブ――!

表題作ないまぜな熱情

高校1年生、義弟
高校2年生、義兄

同時収録作品ないまぜな熱情

高校1年生

同時収録作品ないまぜな熱情

高校2年生、タトゥーショップバイト
タトゥーショップバイト

同時収録作品ないまぜな熱情

伊織のクラスメイト
高校2年生

同時収録作品ないまぜな熱情

高校3年生
高校3年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし「わがままな熱情」

レビュー投稿数21

ハピエンなのかメリバなのか・・・

評価低めですがえちえちな予感で購入。

義理の兄弟、義理の弟に嫌われている、と自覚しながらもその色気にドキドキしちゃう話です。血の繋がりがないので地雷になりにくいキンシンソーカンもの。

暗めに見えながらも、弟への想いを断ち切るために大学は上京してイケメンカレシをつくろうと張り切る意外とアグレッシブなおにーちゃん。もうこの時点でフラグ立ちまくりですよねえ、絶対弟も兄が好き!(世界の約束!

そして、弟の策略によりあれよあれよと言う間にセックスすることになる2人。そのペンギンか・・・!理解

初回からナマナカとかオニか?_(:3 」∠)_ハオ

このままイチャラブハッピーエンドかな?と思ってきたんですが・・・後半にヤンデレきた。スタートは兄から、そこに弟ものっかり、気づいた時には皆病んでいた、と_(:3 」∠)_

こういう共依存的展開、好きな人にはたまらないと思いますが、光属性としては萌えきれなかったです。おにーちゃんの魔性感も、解釈違いかも??

好みが分かれそうな作品です。

0

ブロッコリー!

腐友、激推しの沖田先生。
影響されて買いました。
沖田先生の絵ってこう、クセになるというか。

義理の兄弟もの。攻めがイケメンの弟。
年下攻め好き~♡
義理ってことは連れ子かな?と思いきや、
伊織が公園で拾ってた!!
絢人が抱える本当の家族じゃない葛藤、
自分の気持ちに素直にならない伊織への苛立ち。
伊織は伊織で、弟への想いを持て余し、、、。
ブロッコリーと紫のアネモネと、ペンギンのぬいぐるみがキーでした。
絢人の執着もヤバいけど、受けてたつ伊織もナカナカでした♡w

0

兄弟愛も恋愛も、全部ないまぜにして

執着攻めときいて購入しました
義兄弟ものになります
兄の伊織は顔のいい男が好きで抱かれたいと考えており、そんな彼の弟(血の繋がりはない)の絢斗はめちゃくちゃ顔が良くてタイプ
絢斗はある日を境に伊織に冷たい態度をとっている
そんな状況から始まります

兄弟だからよくない、わがままを言ったらダメだと絢斗から離れようとする伊織
嫌っているように見えて、ちょこちょこ独占欲をだしている絢斗
絢斗の気持ちがわからずハラハラしました

なんだかんだでセフレ関係へ発展した2人ですがすれ違いは続きます

詳細は読んでいただきたいので省きます
ですが、絢斗の思いを知った時めちゃくちゃ泣きました
絢斗にとって伊織のわがままをきくのがどれだけ嬉しかったんだろう
アネモネの花言葉「あなたを信じて待つ」
大切なフレーズになります

エロは標準的、過激なプレイはないかな
それぞれモブ(当て馬)との描写もあるため、苦手な人は注意してください

0

義兄弟の双方向執着愛!!!

単話から追いかけていた作品です!コミックス化おめでとうございます♡

顔の良い男に抱かれたいという欲望を抱えながら、1番身近で誰よりも顔がいい義弟の絢人でオナる伊織。冷たい態度をとられているのにその視線でさえも感じてしまう。兄弟だからこんな感情はおかしいと思っていた矢先、自分の部屋で男を抱く絢人を目撃してしまい、ふたりは家庭内でセフレ関係を結ぶことに……。


伊織視点から始まるストーリーで、最初はなぜ絢人が冷たいのか、冷たい癖に抱く時は優しい手つきで触ってくるのか、色々な隠された謎が散りばめられています。読み進めて行くうちに次第に空いたピースが埋まっていくように絢人のことがわかって、今まで「弟への秘めた気持ち」と思いながら読んでいたものが、一転、たちまち絢人の「伊織に対するとてつもなくでかい感情」を味わうことになります!(最高)
それらの感情を繋ぐものが『アネモネの花』。
今作の表紙や絢人の胸に彫られたタトゥーです。ぜひ!読み終わるまでは花言葉を調べずにいて欲しいです……。
本編ラストは、義兄弟エンドあるある…とも言えるキラキラハピエン!とは別の感情になると思います(このふたりだけの世界…たまらんなぁ)
描き下ろしがこれまた最高です。
やっぱり伊織はお兄ちゃんでわがままで、そんな伊織に求められる絢人が幸せそうでもうこちらはニッコニコ。
アニメイト有償特典付きを購入しましたが、ぜひ!ぜひ!読んで頂きたい……これ読むと急にハピエン臭満々で幸せになれます尊


は〜〜〜〜!!本当に顔がいい!!!!
絢人くんの顔面偏差値が高すぎて、時々見せる上気した顔は幼いところもあってギャップも感じますし……。たまらんなぁ…!

2

好きな作家様だけど本作はハマらなかった

好きな作家様。「先輩、ナカみせて」「PUNKS△TRIANGLE」が特に好きな作品。こちらは試し読みして、超美形の攻めがすごい執着を隠してそうで、兄弟ものも好きなのでワクワクして読んでみました。
ちょっとお値段高めですが、電子で243ページとボリュームあります。

とにかくまずは攻めの絢人のビジュアルが最高に美しい!超美形の美人顔だけど、ガタイがよく色気もあってセクシー♡ 受けの伊織は可愛らしいお顔だけど平凡て感じですね。

血のつながらない義兄弟の絢人(攻)と伊織(受)。自分に冷たい絢人に劣情を抱く伊織は、その気持ちを絢人に見抜かれ、家族でありながらセフレになることになり…というお話。

セフレになってガンガンにエッチしますが、血がつながらないせいか背徳感は少なめに感じました。

ほぼ受け視点で進むのですが、伊織が絢人への気持ちを拗らせすぎてる感じがして、あまり共感できませんでした。
特に子供時代の回想シーン。兄弟になった絢人を誘惑するような態度をとったのに、いざ絢人が告白してきたら、ある想いからそれを拒絶する。伊織なりに絢人のことを考えてのこととはいえ、一人で考えすぎで絢人が気の毒になりました。

2回読んでみたけど、ストーリーが全体的に自分にハマらないというか、心を動かされることがほとんどなくて、淡々と読み進める感じでした。好きな作家様なのに、どうしてこんなにハマらないのかよくわからなくて、読みながら何度も「う〜ん…」と唸ってしまった…。

そういえば、絢人は伊織への気持ちを拗らせて、盗撮や盗聴するんだけど、それ以外ではほぼヤンデレみを感じられないキャラでした。ちょっと残念w

初めは心がすれ違っている二人が、終盤はお互いの気持ちを理解しあってハピエンになる、いいお話だと思うんですが、自分はほとんど萌えを得られませんでした、う〜ん。

ストーリーにはハマらなかったけど、とにかく絢人の顔は美しくて眼福でした♡

あと描き下ろしで保健室でのエッチが描かれるんですが、他作品でも時々あるシチュですけど、保健室で声も抑えずにエッチするって、非現実的すぎません?いつも思うんだよな〜w

「ないまぜ」ってなんだっけ、と調べたら「さまざまな感情が混ざり合っている」ってことですね。確かに「ないまぜ」すぎてハマれなかったのかもしれないなぁ…。

シーモア ライトセーバー(白抜き)修正(真っ白に発光している残念修正。白すぎて形のわからないコマも。せめて形くらいわかるようにしてほしい。はぁ)

3

「ないまぜ」って言葉がホントそれ、

表紙が綺麗だったので割と美しい感じの話かと思っていたら、かなりのドロドロ執着物でした。そしてかなーり拗れていたり歪んでいたり。でも、義理の弟絢人の顔はキレイで、その弟にぐちゃぐちゃにされて泣いている義理の兄伊織の顔も可愛かったです。
絢人も伊織も高校生でお互いに義理の兄弟だけど意識し合ってる様な感じは最初からあるのです。絢人は伊織を気にしているのに何故か意地悪な事を言ったり。伊織は学校で何かと嫌な事を押し付けられたりしていて意志の弱いキャラで過ごしているんです。
そんなある日、家に帰ると伊織の部屋で絢人がセフレを呼んでやってる最中を目撃してしまいます。この場面が嫌だと感じる人も居たかもしれませんが、最後まで読むと絢人は最初から伊織に見せるための作戦だったのだと分かるので、そこまで不快にはおもいませんでした。鍵のかかる部屋なのに鍵かけずに、相手の名前をわざわざイオリって呼びながらやってるって。伊織の部屋でイメトレをしている絢人の執着が怖いーと思いました。セフレの体型や髪も伊織に寄せてましたよね。
そんな事があって、流され易い伊織は絢人に性欲処理のためのセフレの関係を迫られ、承諾するんですが、、その後も絢人は伊織をずっと隠しカメラや盗聴器、GPSなどで監視していた事がどんどん分かってきて…絢人の執着っぷりに恐怖を感じていました。しかし、二人のエチなシーンは絢人が穏やかで優しい顔になったり、伊織も嬉しそうに絢人の顔や体に見蕩れたりしていて。ああ、この二人お互い好きなのに、なんで普段はギスギスしてるのかなと。
そして、絢人が伊織の家族に引き取らた色々が分かって来るのですが。その過去の色々が分かってくると、最初は絢人の人格がちょっと、、と思っていましたが、いや、問題だったの伊織のほうなんじゃん!!って。

詳しくは書きませんが、
ドロドロとした関係性だったけど色々あってラストは二人がずっと一緒に居たいという気持ちを確認出来たのはスッキリしたラストだったと思います。一括りに出来ない様々な面全部好きなんだから、しょうがないよね?めちゃくちゃ好き同士が分かって読んでいる私も安心しました。
ただ、読んでいてどうもこの二人は幼い部分を多く感じました。絢人は伊織の気を引こうとして色々とセフレまで作っていたのが短絡的だと思ったし。それ以上に伊織は絢人を引き取る過程の事を考えると、割と両親に我儘言って育って居たんじゃないかな?と。そして小さい頃の事とはいえ、絢人との約束を忘れていたり、絢人の気持ちに気付くまでが、少し精神的に幼い感じがしたのが、見ていてちょっと残念なキャラでした。
あと一点、ずっと絢人は振られてから伊織を「アンタ」呼びしていたけど、ようやく「伊織」と名前で呼んだ!って思っていたのに、ラストの描きおろしではまた「アンタ」呼びに戻っていたのが?!ずっとそこは「伊織」呼びで良かったのにーと感じました。

1

合いませんでした

好きな作家さんの作品なだけに、期待値が高すぎたのかもしれません。
中立にしたいところなのですが、はたして自分は萌えたのだろうかと考えるとどうかなと、星1.5寄りのこちらの評価になりました。

義兄弟ものも、沖田先生作品も好みのはずなのです。
ただ、どうしてもこれ!という萌えられるものが見つかりませんでした。
2人が義兄弟になったきっかけが序盤の時点でさらりとしか触れられていないからなのか、導入からリズムが良くは読めなかったことと、最後までどちらのキャラクターにもあまり愛着が持てないまま終わってしまったことが大きかったです。

カメラを設置して伊織を監視していたりと、義兄への執着心が強い絢人に一瞬わくわくはしたのです。
しかしながら、2人の過去が見えてくるに連れてなんともいえない読み心地の悪さでいっぱいになり、ごちゃついたストーリーの流れが気になってしまう。
振り回されているようで盛大に人の心を振り回していた伊織への好感度が本を読み進めれば読み進めるほどどんどん下がっていき…
うーん…すごく自分勝手な人物に見えました。
2人が義兄弟になったきっかけも、話の流れも、蓋を開けてみればやや薄口に感じられ非常に残念です。
攻めの泣き顔はかわいらしかったのですが。

なんだかセックスばかりしている2人だったなと感じたまま終わってしまったのが惜しい。
お互いへの執着っぷりに説得力が増すような、もう少し練られたストーリーといつもの綺麗な作画で読みたかった1冊でした。

4

どっちもどっち

沖田有帆先生の作品は商業既刊については前作既読で
そのどれもが作風は違えど甲乙を告げ難い程に大好きでした。

ただ、今作においては前半と後半での感想が大きく分かれてしまいました。


今回のテーマは「義兄弟」。
特段兄弟ものが苦手とかそういうわけでもないのですが、
どうにも気になる部分が多く、なかなか嵌りきれませんでした。


高校生の伊織はある出来事をきっかけに義弟の絢人との関係は険悪に。
けれど、密かに“顔の良い男に抱かれたい”という願望を抱く伊織は
絢人を想いながら自慰に耽ってしまう日々。

ある日、帰宅すると絢人が自分のベッドでセフレとセックスする現場を
目撃してしまい…。

と、正直1話目だけを読んだ印象はドン引き。
兄のベッドでセフレと致してしまう弟。
そして、それを目の当たりにしながら、
怒るでもなく興奮してオ●ニーを始める兄。
→結果、義兄弟でセフレになることに(どうしてそうなった)

え、普通この状況に鉢合わせたら引かない?
しかも、弟はあえて兄に目撃されやすいところで
セフレを兄の身代わりに抱いているし、
兄はその後もシーツも変えずにまたソロプレイ始めちゃうし…
(見えないところで変えたのかな?)

そういう性癖なのか?それなら全く問題はございませんが…。
個人的には弟の行動もそれを受けての兄の反応にも
違和感が拭いきれませんでした。


そんな弟の不可解な行動は2話目で解決されます。
この弟、相当拗らせまくっておりました。
実は過去に一度、伊織に告白するもフラれていた絢人。

伊織も自分を好きなはずなのに、どうして応えてくれないのか?
以来、兄の部屋を隠しカメラで盗撮し、盗聴し、GPSを仕掛け、
兄の全てを監視し始めます。

そして、兄に似たセフレを抱くことで兄に対する性欲を発散させ、
同時にそれを目撃させることで兄の目をもう一度自分に向かせる
というイカれた作戦が上記の1話の顛末だったのでしょう。

そうして伊織はまんまと弟の策略に嵌り、弟とセフレになることを
承諾してしまったのでした。

その日から、始まる二人のセックスライフ。
一度身体を繋げてしまえばもはや二人の性欲は誰にも止められず、
学校であろうと、自宅であろうと、親がすぐそこにいようと、
セックスに次ぐセックス。

口では相変わらずそっけない絢人ですが、兄への執着がダダ漏れです。
対する伊織も一応いけないことをしている自覚はあるので、
それとなく拒む体を見せつつもめっちゃ気持ち良さそう…。

自分を抱いているときだけは触れてくる手が優しい弟。
まだ二人の仲が良く、絢人が自分を慕ってくれていたときのように。

肌を重ねることで少しずつながら関係が変化しつつある二人でしたが、
それでも双方共になかなか素直になれず。

兄だけに異常なまでに執着し「好き」と言われたい一途な弟と、
健全な兄弟になろうとしながら弟に対する欲望に抗えない兄。

弟→→→→→←←←兄と愛情のベクトルに格差がありそうにも見えますが、
実際は無自覚なだけで弟→→→→→←←←←←←←←兄のようにも見えます。
そして、当の本人ができていないだけに厄介。

はじめは兄の行動を監視し続ける弟のヤバさに引いてしまったものの、
むしろ自分から仕掛けたくせに今更まともな兄ぶってフったくせに
その後も弟に思わせぶりな視線を向け続ける兄の方がよほどヤバいのかも。
弟の方が行動原理が一貫している分、余程ピュアに思えてしまいました。
兄弟そろって愛情表現が歪みまくっておる!

後半は伊織が自分の過去の過ちと向き合ったおかげで絢人も素直になり、
二人の歪みが解消されててゆき、純愛路線へ。

フラれてからも伊織への想いを諦めきれずに想い続け、
もう一度伊織を振り向かせようと決心する絢人の一途さよ…。
第一印象は最悪だったけれど、元はこんなにいい子だったんですね。

一方の伊織はその段階になってもまだ絢人への想いを受け容れきれず、
モブ友人に襲われかけたり、絢人との約束をすっぽかしたり、
あ~~~、もどかしいo( >ω<)o"

最後の最後は自分の足で伊織の元に駆けつけた伊織。
そのときの絢人の不安げな、今にも泣きだしそうな表情に胸が締め付けられます!

伊織が“わがまま”を封じてきたのに絢人のためだけれど、
結果的に絢人は伊織からわがままを言われなくなったことが
何より辛かったのか…。

恋人同士になってからは伊織のわがままも解禁されますが、
そんなわがまま一つでとても嬉しそうに微笑み、
全力で叶えてあげようとする姿に愛おしさが溢れました。
結局、振り回されていたのは伊織ではなく、絢人だったのかな。

1話目を読み終えたときにはページをめくる手が一瞬止まりましたが、
最後まで読み通してよかった。
描き下ろしでは登場時とはもはや別人級の絢人のかわいい表情が
拝めちゃいます♪

0

ドドドド執着な義弟にぐちゃぐちゃにされる義兄

おもしろい設定ではありましたがもっと細かい設定を深堀って深みが出せそうな部分もあり、物足りなさを感じました。たぶん1冊にまとめるほうがもったいない。上下巻とかに分けてもう少し堪能したかったな。胸にタトゥーを入れた意味や金髪にした理由、ただの拗らせでまとめてしまうにはもったいない。その紆余曲折が見たいんだ!!(でももしかしたら庭で番外編とか出すかもで敢えてカットしてるかも?と期待したり)

2人が幼い時の義兄弟になったところや、そこからあやと(攻)が色々と拗らせてしまった回想シーンはドラマ性があってすごく良かった。

にしても沖田先生筆が早い。短いスパンでめちゃめちゃおもしろくてハズレの無いお話をたくさん描かれるのでホントすごい。頭の中見てみたい。大尊敬。

0

〝わがまま〟を封じたその果てに

【アンタが、セックスの、相手。 してくれんの? おにーちゃん(絢人)】

エロス度★★★★★★

おやおや、義弟の顔良・・・!義兄がめちゃくちゃエッ・・・!な要素が素晴らしい。

長年の執着・恋心を拗らせた義弟・絢人と顔が良い男に抱かれたい義兄・伊織が紡ぐ祝福の物語で、義兄弟・身長と体格差などの要素に萌え、ひとつ屋根の下で繰り広げられる双方の執着愛が背徳的でグッときました。

義兄弟の一線を越えてセフレになる関係とこの先が見えない関係にハラハラしましたが、伊織が見ないようにしていた過去を受け入れることで2人の関係に光が見えはじめるのが尊い。

特に、終盤の展開はキュンが止まらなくて悶死でした。

2

その後が気になる2人でした

攻めで弟の絢人のこじらせ執着っぷり!良かったです♡
あと、2人が仲良き頃の兄弟感もとても好きです
ペンギンさんの着ぐるみ・・・アレはズルイですwショタ属性あってもなくてもきっとみんなカワイイ~~~ってなるヤツですw

キャラ的にはめちゃ強なのが攻めの絢人だと思います
受けの伊織はどうなんだろう、、、結局「顔がいい絢人が好き」なんだろうなっていうのは分かるのですがどうにもそこまで思慮深さを感じるようなキャラではなかったかな
あんまり私には魅力が分からない

だけど確実に絢人に取ったら、たったひとり自分を見つけてくれて愛してくれたお兄ちゃん!という大事な存在だという事は分かる!!
そしてそんな存在から拒否された事で拗らせてしまい強火な執着を発生させた事も理解出来る
という事で、私に魅力が分からなくても絢人が伊織を好きな気持ちを理解して読めば楽しめるかな?と思います

受け視点で進む作品ですが読み手は攻め視点で読んだ方がいいような気がします
どうでしょうかね?違うかな~?

自分なりに楽しめる読み方をした上でも評価が上がり切らなかった理由は読後の感情かな?と思います
結局この2人はこの後どうするのかな・・・?という一抹の不安を拭い去れなかったです

と言うのもやっぱりチョコチョコ登場した両親の存在
彼らの存在がすごく気になるのです
正直「同居している」という設定の為の両親登場位にしか見えなかった作中での扱いだったと思います
それでも登場させたなら両親にはこのまま秘密にして伊織が家を出て外での逢瀬を重ねていくのか?それともこのまま同居を続けたままコッソリバレないようにするのか、はたまた両親にありのままを告げるのか???

ここが中途半端で終わってるのが何だかスッキリこの2人なら大丈夫だね!って思い切れなかったので今回は評価に悩みました

2

拗らせたふたり

義兄弟モノらしく背徳感たっぷりだし、拗らせまくっているふたりのヒリヒリした感情は序盤から見えていて。
このあとどうなるのかわからないドキドキと共に
かなり前のめりで読み進めましたが…

蓋をしている伊織の気持ちがわかっていくほどにどんどんモヤモヤが湧き上がってきて。
絢人に振り回されている被害者の顔をしながら、そのキッカケさえも都合よく忘れていた伊織の言動がすごく引っかかりました。

時間をかけて絢人の“中“に入り込んだのは自分なのに、ワガママを言わないようにしようと決めたのも「兄として」接するようになったのも何もかもが突然なんですよね。
それが絢人のためだったのだとしても、彼の気持ちを考えないソレはただただ残酷に映ってしまって。
養子として迎えいれるよう両親に提案したキッカケも、遡れば“顔が良かったから“みたいなところなのも「???」という感じ。
絢人が歪んでしまったのも無理はないし、逆にまだ好きで執着してくれていることが奇跡なんじゃないかと思うくらいでした。

一つひとつのエピソードは義兄弟の恋愛らしさがあってすごく好きだったけれど、すべて繋がってくると疑問に思うところが出てきてしまって
頭の中は萌えとモヤモヤが行ったり来たり…。
最終的にまたワガママな伊織に戻った辺りでモヤモヤが勝ってしまい、なんとも言えない気持ちに。

ふたりが思う幸せなカタチに落ち着いたのだと思いますが、心から祝福したい!とは思えないまま読み終えてしまいました。

5

伊織の中の矛盾が大きすぎて…

高校生義兄弟

幼少期に拾われて養子になった弟(綾人)と顔のいい男に抱かれたい兄(伊織)


紙本を購入


義兄弟といったら、親の再婚連れ子同士のイメージが強かったのだけど、この作品はそうではなく。
幼少期(小学生くらい?)に伊織が公園で綾人を見つけて弟にしたがり、両親が施設から綾人を引き取って養子にしたらしい。
現代ものにしてはなかなかチャレンジングな設定。


序盤の、伊織が自分を嫌っている弟に欲情してひとりでするシーンとか、綾人のただならぬ執着が見える隠しカメラのシーンはワクワクして良かった。
綾人がセフレと称して存外丁寧に伊織を抱くのも良かった。


でも、中盤の回想を読むとちょっと印象は変わってくる。
一番衝撃だったのは、過去に綾人が伊織に対して「好きだ付き合って欲しい」と告白している事実。そして伊織が「それは家族愛だ」と断っている事実。
えぇ~~…その過去をふまえて今の伊織を見るとすごく白々しいと思ってしまう…
一度は「好きだ」とまっすぐ伝えてきた相手によくもあんな……

弟が変わった理由を気付かぬふり、告白のことも忘れたふり(か、本当に忘れたか)していたということだろうけど、それにしたってなぁ…と思ってしまう。


綾人のために「家族」で居たいというのと、綾人に対して欲情し抱かれたいと思うことと、伊織の中の矛盾が大きすぎて…この矛盾の上にさらに葛藤を乗せられても外野である読者はポカンとするしかない。


結局綾人の望みに添うかたちで決着がついたけど、じゃあ、この数年間ってなんだったのかな……?というか、序盤のやりとりって要らなかったんじゃないかな……?と遠い目をしてしまった。

もともと他人なのだし、背徳感も薄いので自由に恋愛したらいいと思う。
ただ、そもそも恋愛目的で拾ったという見方もできるので、その点だけは倫理的にまずいと思う。この観点だと片棒担がされた親はかわいそう。


横恋慕当て馬の佐竹くんも、伊織の魔性に当てられて悪役になってかわいそうだった。


綾人と伊織の関係を否定するつもりはないけど、せいぜい閉じた世界で他人に迷惑をかけないようにしてほしいな…と思う。

3

やや物足りなかった

義兄弟のタブーBL。
血の繋がらない美形の弟攻め x いつの日からか自我を押し殺し流されやすくなったメンクイな兄受け。

義兄弟ですが、お互い連れ子というわけではなく、ある時期に訳あって弟が一家に加わったという設定です。

密かに兄に執着する弟の行動や言動から、序盤はかなり期待して読み進めたのですが、どこかいまいち説得力に欠けるというか、全体的にストーリーの作り込みに物足りなさを感じました。

作画に関しては、前作までと比べて、背景等の描き込みが少なめだったかなぁと思います。
その点でも物足りなさがあったかも?

沖田先生の過去作品は好きですし、たまたま合わなかっただけだと思いますが。。。
今作は、何度でも読み返したい!と思えるほどではありませんでした。

6

いまいちスッキリしない

何と言うか、最初の方は執着系で拗らせてんだなぁーもっとやれー!な気分で読み進めていたんですけど
途中から受けのせいで攻めの人生が狂って、それが原因で攻めがそうなって...ってのが分かってから受けに対して苦手意識が出てしまい後味が悪いと言うかなんというか...上手く言えないんですけど...
ハッピーエンドではあるんですがあまりスッキリしない状態で読み終わりました。

攻めと他の男とのえちシーンもあるので、主人公カプ達の絡みだけを見たい人は気をつけてください。

7

沖田先生の義兄弟BLは、、、///?!!

顔がいい男が好きなDKの伊織。

義弟の顔が好みで、こっそりその顔でアレコレえちな妄想して、ひとりえちなことをしていたりする。
そんな義弟とは不仲で、もう何年も避けられている。

が、ある日。
鍵のつく伊織の部屋で、義弟が自分と同じ名前である「イオリ」と呼ぶ男と致しているところを発見する。
これがきっかけで、流されて義弟とセ○レになってしまった伊織だったが、実はとても嬉しくて、、ら



まず、お表紙が大優勝!!
背徳好きとしては、ヨダレが出ます。


細かい設定として、義弟はもともと母親に捨てられ、施設へ。施設では顔が良すぎていじめられ、胸にアザまで作られるなど(現在、そこにはタトゥーが)ひどい仕打ちを受けていたが、伊織に拾われ、家族として迎えられます。


で、幼き頃の義弟は伊織にすっっごく懐くのですが、そういう生い立ちのせいで、伊織の前で家族がほしいなんて洩らしてしまったからこそ、後に伊織は色々悩んで義弟と疎遠になってしまったわけで、、、


他の方がレビューでご指摘されていたことも、もちろん気にならなかったわけじゃないのですが、GPSだとか監視カメラだとか、そういったことを受けにしてしまう危険系執着攻め様は大好物でしたので、その事実が判明した瞬間、わ”ー! わ”ー!! と、その場で側転したくなった(実際はできないですが!)ほど興奮したまりあげはでした。

めっっちゃ受けのことを好きで見守ってて。
受けに振り回されても尚、冷たい態度取ってるフリして大好きムーブメントを裏でかましてる一途攻め(ある意味狂気的愛と紙一重)、いいですよねえ!!(朗らかに、ここへ宣言してみる)


とりあえず義兄弟BL好きな方は、細かいこと考えず、まずはタイトルにもある、自分のなかの腐の熱情で読んでみてはいかがでしょうか♪ニッコリ




0

同居系義兄弟モノに求める「背徳感」への私の不埒な欲望が、、、(>︿<。)‼

ちょっと好みの分かれる作品な気がします
それこそ私の感情が「ないまぜ」状態w

幼い時にネグレクトなのかな…母親に置き去りにされた絢人を公園で見つけた伊織
その顔の良さに一瞬で一緒に居たい、この(顔の良い)弟が欲しい!と思う伊織
まるでペットをおねだりするかのようなテンションで両親に絢人を家に迎える事を懇願する伊織(※施設の環境も良くなかった、という背景もあるので軽いテンションだけではないという事も描かれてます)

結局絢人は川上家に引き取られ、大事に育てられるので良かったと言えば良かったとは思うけれど。。。

まぁこの家庭の成り立ちに少々強引さが窺えるかなぁ~とは思ってしまう…
なので完全に「義兄弟の複雑で歪んだ感情が育つまでとその後」を楽しむ為だけに焦点を絞って読んだ方が色んな煩わしい感情を持たないで楽しめる気がしました( ・ิω・ิ)

2人の歪んだ劣情を含めた執着愛は表現されているし、そのエッセンスをすごく感じます
義兄弟モノならではの背徳感も忍ばされてるのが分かります
更に幼少期の頃から一緒に居るからこその描写もあって、そこが感情の転機になってるのもこの2人ならではのエピソードになってると思います

この辺がエロい!こういうの好き!と思う反面だいぶ刷り込み感のある感情表現にも見えます
ここも好みが分かれそうかな~?って思う所かも知れない

私は正直、義でもガチでも兄弟モノが好きなので歪みもインプリンティングもドンと来い!!なタイプなのですが、、、
好きこそ故の「そこまで見せるならもっと見せてくれーーー‼」という感情が生まれる描かれ方だったかなぁ。。。というのが今回評価を悩んだ所でした

少し主観強めな乱暴な見方だとは思いますが、商業ではタブーを描く作品には限界があるんだな…って思った所がありました
きっとこの作品で私が「そこまで見せるならもっと…」って思った部分はこの「忍ばされた背徳感」にあったんだと思います

背徳感はやっちゃダメ、超えてはダメ、、、という葛藤があってこそその禁忌を犯すゾクゾク感が背徳行為に繋がり倒錯的な感情を刺激されるのが、多分私の背徳感を楽しむ際の癖なんですよね、きっと…

そこを基準に考えると、、、
この川上兄弟は「兄弟が故」という超えてはならない一線を感じにくい
それよりもアノ日拒絶された/した事への執着/後悔、、、という感情の方が先にあるように感じる
なので「拗らせ執着両片思いのやり直し~兄弟編~」という見方をすればすごくハマるんだと思います
キャラとしては絢人も伊織もその要望を満たすに足る強さがあるとは思いますし♡

でも、、、人目(両親も!)を忍んで至る所でシテる(ヤリまくってる‼)描写や絢人の「性の目覚め」の描写まで描いてくれちゃうものだから、、、(>ω<)!!!!!
すんごい❝そこんトコロ詳しく~~~~ッ!!!❞って思っちゃう訳ですよ、、、不埒な願望癖を持ってる私としてはщ(゚д゚щ)カモーン

なのに、、、そこがダイジェスト的に流れて行ってしまう、、、
その時のこの兄弟の感情が見えない、分かり難い(ㆀ˘・з・˘)
「流されてる」という自覚はあるけれど「止められない」理由も「止めない」理由も分かりづらい
止まった時間を取り戻したいだけなのか、時計の針を進めたいのか、、、
はたまたカラダと顔にハマってるだけなのか、、、
2人の気持ちが読み切れない私、、、悔しい。゚(゚´Д`゚)゚。

なので絶対美味しい食事だって分かってるのにそれを上手く消化出来ないようなもどかしさをずっと抱えて読みおわちゃった感が残るのです
言うなればグルメリポートが下手な自称グルメ好きの読み方って感じですかね?

このシェフのこの料理なら絶対美味しいし今回の○○風にはこんな隠し味があるんですよ~!!
っていうのが分かっている状態で、うん確かに美味しい!というのは分かる、、、けどその隠し味が結果効いてるのかどうかが分からない…なんなら見つけてすらいないのかも知れない、、、(¯―¯٥)という感覚になってしまう。。。

多分美味しい和食は間違いないけど江戸前と京風での味の違いがあったのかな、、、と。。。勝手に江戸前だと思っていたものが京風で割とアッサリしていたような、、、逆を言えば出汁がしっかり効いてる分”そのエッセンスが欲しかった!!”っていう人には丁~~~度イイ!!んだと思います

あくまでも、、、私の読み方としては今回は求めていたものを摂取し切れなかったな、、、という事での評価です
萌えなかった訳ではありません
だけど萌え切れなかった事での燻りはあったので、、、今回はそんな気持ちを含めた評価です<(_ _)>

好きな作家さまですし続刊を楽しみにしてる作品も勿論あります♡
なので今後も変わらず応援させていただきたいと思っております(o→ܫ←o)‼

修正|白抜き、ライトセーバー、発光、、、総じてすごい好きじゃない修正です(DMM)

6

積年の想いと歪んだ執着

盗聴器仕掛けたり、セフレを"イオリ"と呼びながらセックスしたり、ノーとは言えない状況でセフレ関係を迫ったり、学校や家のあちこちでやたらめったらセックスしまくる攻め。
わぉーー…なかなかのアブノーマル。ちょっと怖さも感じますが、義兄である伊織に並々ならぬ執着を感じるダークさがクセになる義兄弟BLです。

他の人とシているセックスを見せられて以後。苛烈な欲情を絢人から毎日ぶつけられる伊織。一見すると、絢人の闇さが目立ちますが、その行動の裏にあるものは意外と純粋な想いからきています。
ただただ絢人に振り回されているように見える2人の関係も、見方を変えればそうとも言えない……つまり。伊織の方が実は伊織を振り回している…いや、ずっと振り回してきたように思えるからです。
"顔が良い人が好き"という伊織の真意も、一見するとルッキズム的なイケメン好きかと思わせるトコとかもそう。無自覚に絢人から目を逸らす伊織の拗れた感情が、"ないまぜな熱情"を自分にも絢人にも抱かせることになったといえるでしょう。

絢人の謎行動はある意味無言の訴えです。ある日を境にガラッと態度が変わったことも、盗聴行為やセックス強要も何もかもです。
伊織の思っていることを何でも見抜く絢人にしてみれば、伊織の誤魔化しなど通用しません。それは絢人がずっと伊織のことを見てきたからで、彼のしている破天荒な行動の裏にあるものが後半にかけて見えてくると、この物語の奥深さが垣間見えてくると思います。

2

歪だけど純粋

施設出の義弟の絢斗×拾った義兄の伊織

伊織は理想の顔を持った義弟を性的な目で見てしまいソロプレイのおかずにしてしまう日々に悩み、『顔のイイ男に抱かれたいだけ』と進学で上京し男を見つけようと考えていた。
そんな中、帰宅すると自分の部屋で絢斗がセフレ♂︎とヤッてるとこを目撃。
それが切っ掛けとなり、家を出ていこうとする絢斗と引き止める伊織。
なら伊織がセフレになってくれるのか?という流れで、身体から始まる歪な執着ストーリーです。
絢斗の執着もセフレが居る理由も、根本は伊織への重すぎる純愛からなるもの。
書き下ろしでラブラブな2人が見られるものの、伊織に付けた盗聴器が活用されたりと、甘さの中にやはり少し歪さを残したままで二度美味しいです。

⬇地雷避け⬇
攻にセフレが居て、受が目撃する。
受がクラスメイトに襲われる(指挿入まで)

3

義兄弟、執着…好きな要素ばかりだけど

沖田有帆先生の作品がとても好きです。(特に「PUNKS△TRIANGLE」や「先輩、ナカ見せて」)

今回の新刊もとても楽しみにしていて、まずは電子で読んで、紙本の方も揃えよう!と思っていました。

義兄弟(弟×兄)に、執着・不憫攻め!
(※攻めにはセフレがいて、行為に及んでいるシーンもありますので地雷の方はご注意を…)

好きな要素がぎゅぎゅっと詰まってるはずなんですが、今回の作品はちょっと、
自分のストライクゾーンにズドン!とは来なかったかも。。
ページ数はたっぷり(243P)なんですが、サラッと読み終えてしまいました。

うーーん…なんと言えばいいのか、、
切なさ漂うお話なんですが、その切なさの波に気持ちが乗り切れなかった感が。

絢人(攻め)側の気持ちと行為に100%共感しきれなかったのかなあ。

伊織に執着してるんだろうな、というのはうっすら分かるし
冷たいと思えた行動が実は思いやりだった、というのも後々明かされたりして(ブロッコリーのお話とか)、そこが刺さればきっとかなりグッと来たかなと思うのですが。

序盤の冷たい態度(これも納得できる理由はある)が自分的になかなかのインパクトで、
後半のデレな部分・愛と執着が明らかにされていく部分にうまく付いて行けなかった気がします。。

それと、自分を好きになるよう仕向けてきた伊織が、いざ絢人から告白されて
断ってしまった過去というのも、そりゃないよー…という気持ちになってしまいました。

そのすれ違いがあってこそ、色々乗り越えて結ばれた…!と最後に喜べる…という
キーとなる出来事だと思うんですが、ここもなんだか引っかかってしまった。

あとは当て馬・川上くんの存在もちょっと宙ぶらりんだったような。。
無防備に「筋肉すごーい」と川上の腕を触ってる伊織にもちょっと「おいっ」となりました。

エッチは、いろんな場所でいろんな体位で致していてえちえちです。

ただ自分が一番求めているのはそこではなかったからなあ…と、
読後の今モヤモヤしています。

決して面白くないわけじゃない。切なさ・感動要素もある。
でも、いまいち自分には刺さらず、萌えきれなかった。。

ということで、悩んだ上の「星3つ」です。

沖田先生のその他の作品の中に大好きな作品が沢山あるので、
そちらを読み返し、癒しと萌えをたっぷり感じたいと思います…!

9

恋愛感情と兄弟感情の境界線が切ない!

絢人×伊織


義兄弟の危う禁断の関係が、
ただのエロいと背徳に終わらず、

意外にも深く複雑な恋愛感情と兄弟感情の境界線が切ない!
お互いへの執着と依存に覆われていくドロドロ度MAXで、
不器用ですれ違い続けて、関係がこじれていくほど、
2人の感情に引き込まれて、心にズシンとくる!


高校生の伊織が、養子である美形義弟の絢人がタイプで、
同じ家に優しい両親がいるものの、
絢人の無愛想さに振り回され続ける毎日。

次第に露わになる絢人の独占欲!や、
無表情の裏に秘めた最大の想い!が圧巻!

伊織がそんな絢人に迫られて、
理屈で拒否すべきなのに欲望に従ってしまい、
2人はセフレ関係に・・・
学校でも家でも、すごいエッチが繰り広げられる!

その関係の中で、
必死に兄弟のふりをしながら、
感度のいい体に隠した気持ちを抱える伊織の姿が健気すぎていじらしい!
鋭く伊織を追い求める眼差しと意図が掴めない顔で、
伊織の本心を攻め立てる絢人の冷徹な態度にゾクっと身震いしてしまう!

読み進むと、明らかになる2人の過去。
血の繋がりを渇望する絢人のために、
絢人の気持ちに応えることができなかった伊織の戸惑いや、
幼い頃に築いた絆が、
成長するにつれて変化していく伊織の絢人への弟以上の感情も見どころで、
個人的に一番突き刺さったのは、
絢人以上に重い伊織の執着!
まだ無邪気だった絢人を自分のことを好きにさせていたという凄絶さに圧倒!

本当の親に捨てられた絢人、
裏に潜む苦しみと孤独・・・ズキズキと痛くなる。
伊織に冷たい態度を取ったりするという余裕に見せかけながらも、
迫って、逃げて、拗ねて・・・
実は伊織への感情がどうすればいいのかわからなくて混乱している様子が苦しい。
伊織に気づいてほしいという健気さがまたたまらない!

次第に主導権が伊織に移って、
エロキュンっぷりが存分に発揮していく進行も見事!

当て馬との展開がチョロい!でも面白い!

2人の義兄弟に対する恋心への葛藤が鮮烈でグッとくる!
逃げるような振る舞うや、
体だけの関係で心が通わないという焦れったさにハラハラしつつも、
お互いがそれ以上に必要な存在だと気づく瞬間は本当に胸キュン!

愛に渇く絢人を包み込み、ただひたすら彼を好きという伊織の愛情が、
兄弟としての絆が深い分、恋愛に進むことの難しさを乗り越えて、
諦めかけた恋が、ほのぼのとした形で萌えていくのが最高で、
禁断でありながらも幸せを感じさせる作品でした!

2

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