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すべてを捨て去ってきたのに―― 一途に慕う後輩との再会ラブストーリー♥
aiyori aishi
とても好きなお話でした。新先輩と漣太郎の再会から始まる恋物語。まっすぐ気持ちをぶつけてくる漣太郎にときめきました!新先輩が自分の気持ちに向き合えなくて逃げた期間は辛かった
でもそんな中で自分が変われるかもしれないと見つけた仕事も良かった。彼にとって
の救いになった部分もあるのかなぁ
仕事仲間の人達との気安い感じのお喋りのシーンも好きでした☺️
漣太郎に気持ちを吐露するシーンはとても切なくて、彼の葛藤がめちゃくちゃ伝わってきました……それでも漣太郎にとって、新先輩はすべてで、何かあったら飛んでいくわけで……ほんとに……飛んだ時は驚いたけどめっちゃかっこよかった♡
お互いがお互いだけずっと心の中心にいる2人。新先輩の「かっこいいとこ見せて」ぎゅーんときました
2人の走ってる姿好きだった!これからはずっと2人で走っていってほしいな
新が高校生のときに、中1のサッカー部員だった漣太郎のスプリントに才能を見出し、陸上にスカウトする。
自身も有望なランナーだったがインターハイで失敗し、新は陸上をやめて、数年経ったいまは美容部員としてデパートに勤務している。ある日、合宿中であるはずの漣太郎が新に会いに都内に出てくる、というお話。
良かったです。お互いがお互いの思い出に捕らわれて悶々としていることも、小さかった漣太郎が19歳になって、新よりも身体が大きくなっていることも、二人の気持ちが先輩後輩モードから恋愛モードに行っていいのかどうなのか揺れているのも、なにもかもが好みでした。
読んでよかったです。
唐突な展開な気がしないでもない部分も若干はありますが、全体的にとても丁寧に描かれていて、気持ちの変化も自然で、二人の関係性が変わっても先輩後輩のラインが崩れないのも納得できるしで、安心安定して最後まで読めました。
色っぽい展開になっても、このあとどうするんだろう、という心の声がリアルだったし、年下攻めとはいっても新の方が先輩でそっちの経験も豊かなのでそりゃリードするよね、とも思うし、ちょっと保護者っぽかったりもするのも可愛かったですね。
もう19歳で大人っぽくなってる漣太郎が、ときどきまだ子供の顔を見せる(敢えてじゃなくて素で)のも魅力でした。
良い作品でした。
【好きだ。お前のこと男として好きだっつってんの(新)】
エロス度★★★★★
おやおやおやおや、すべて捨て去ったはずなのに年下攻めが追いかけてくるのが垂涎ですね。
年下でひたむきなスプリンター・漣太郎とコスメ店員・新が紡ぐ恋物語で、碧く深く突き刺さるような切ない恋模様が魅力的。
後輩だった漣太郎に抱いてしまった新の劣情・・・それを発散するために選んだ道がさらに自分を追いつめ汚していく辛さがたまらなく、自分を変えるために漣太郎の前から消えたのに・・・再び目の前に現れた漣太郎に蓋をしていた想い・劣情が溢れ再熱していくのが素晴らしい。
個人的には、攻めの喘ぎが萌えツボです。
新の頬に口付ける漣太郎の表情から、その想いがすべてが伝わってくる表紙がすごく印象的。
シンプルだけどもグッと心を掴まれるような魅力がありました。
実際にこの表紙のシーンに辿り着くまで
ふたりはたくさんすれ違うし切ない場面も山程あって、久々の再会なのに楽しいより苦しいのほうが多いのでは…?みたいな感じなんですが。
そういう部分を一つひとつさらけ出せたからこそ闇から抜け出せて、お互いにしっかりと向き合うことができたのだろうなと思います。
そして。漣太郎への叶わない想いを抱えて、ひとり悩み続けていた新の心が壊れずに済んでホッとしています。
ずっと気を張って生きてきたと思いますが、これからは漣太郎のそばでたくさんの幸せを感じてほしいなと思いました。
想像していたよりもずっと苦しいストーリーでしたが、読み終わればスッと清々しさに包まれるようなすごく素敵な作品でした。
はなぶさ数字先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
一途 4
しんみり 3
ワンコ 2
エロ 1
な感じだと思います。
漣太郎くん×新さんのカプです。
陸上の先輩後輩だった新さんと漣太郎くん。しかしある理由から、陸上とも漣太郎くんとも、逃げるように離れてしまった新くん。それから4年ぶりの再会だが、漣太郎くんは故障により休養中。新さんはコスメ店員となっていた。
まず、受けの新さんですが、陸上から何故コスメ店員?とちょっと変わりように戸惑いましたね。自身もメイクをして接客していますが、別に女装趣味とか女性願望がある訳ではなく、過去の嫌いな自分からメイクで変わることが出来たのが理由のようです。
中学生の頃、新さんに見出され、陸上をするようになった漣太郎くん。それから新さんのことを慕い、共に陸上を頑張っていました。しかし新さんは陸上を離れ、自身も調子が悪くなってしまいます。新さんが陸上を離れた理由が漣太郎くんにあるのでは?と言われてしまっても、新さんに会いたいと一途に想い慕っている漣太郎くんが、口下手だけどほんのりワンコ感があって可愛いです。
新さんが陸上からも漣太郎くんからも離れた理由や葛藤など、しんみり要素がありますが、相手を想い慕い、懸命に走る姿に魅了される、2人の直向きさが素敵なので、是非とも読んでほしいです。
SNSで流れてきた試し読みで、受の新さんに一目惚れして購入。
眼鏡もキュートだしBA姿も麗しい…
好みの絵柄で、ずっと目が嬉しいので、紙で購入して良かったです。
(電子派ですが、これぞという作品は紙購入)
ただ、個人的にはストーリーについては、いまいち感情移入が捗りませんでした。
絵に見惚れすぎているからなのか、漣太郎くんがクールだからなのか、
少し急ぎ足にも思えましたが、時系列的には十分長い恋なので....読者が見えてる部分が少ないだけなのか…
もう一周してこようと思います。
絵柄がドンピシャ好みでしたので、先生の別作品もチェックしようと思います。
大好きな作家様✨
『初恋が牙をむく』など先生の初期作品の雰囲気が特に好きで、最近の作品は作風が変わったような気がして勝手に寂しく感じていたのですが......先生の描く再会モノの独特な空気感、切なさが凝縮された至高の作品でした!
陸上競技をやっている年下攻めというだけで既に最高すぎるのですが、受けの属性もストーリーにがっつり絡んできていて読み応えがあり、素晴らしかったです。
スポーツをやっている年下攻め。
再会モノ。
好きな設定オンパレードでご褒美すぎました......
ありがとうございます。
療養中の後輩スプリンター×全てを捨てて変わりたかったBA
すごく不器用でずっと囚われていてでも互いを大切に思って行動できる2人が切なくて愛しい。
高校生の時に自分が陸上に引き入れた中学生の後輩に対して欲を抱いて誰にも言えないでネットで知り合った他人に縋るしかなかったの一体どれだけの葛藤と苦しみがあったのかを思うとなんかもうたまらなかった…
メイクと出会うことで変われてよかったとすら思う。
それでもやっぱり漣太郎への恋愛以上に大切に思う気持ちがあって、漣太郎のケガとかを誰よりも心配して行動できるのとても愛だよ。ちゃんと応援してる気持ちがあるのが伝わってきました。
気持ちをちゃんと伝え合えて過去の自分を受け入れてきっとこれからは幸せになれるだろう2人。とても良い作品でした。切ない空気の中にクスッと笑える要素がたくさんあったのもとても読みやすくて面白かったです。
現役陸上選手と元陸上選手、後輩と先輩、性的対象も曖昧な子供とゲイの美容部員、と様々な要素が詰まっている2人でした。BAとして働く新は中性的なところはまったくなく、BAになった動機はメイクで変われることに感動したから。メイクが人に与える影響ってすごいなぁと改めて思うと同時に、彼が元陸上選手であることを知ると、どうしてこんな所に?と私も思わず問いたくなりました。大会の成績云々の前に、自分の恋愛対象の悩みの渦に飲み込まれて前にも後ろにも動けなくなっていた学生時代の彼があまりにも気の毒で。でも、こうして1人で思い詰めて、思い切った手段をとったり自棄になったりする子が現実にもたくさんいるんでしょうね。
そんな新に置いていかれたと思い悩んでいた漣太郎の気持ちもよく分かります。最初に陸上の世界に引き込んだのは他の誰でもない新であり、ずっと隣で見守ってくれていたのに、急にいなくなったらそう思っても仕方ありませんよね。でも、連太郎より年上でも、新もまだ子供だった。自分が悩んでいる時に周りのことまで考えられないのもまた、仕方のないこと。子供同士だった2人が抱えるにはお互い重い悩みでしたね。最後は新が漣太郎を追いかける積極性を見せてくれて嬉しかったです。長い間離れていた分、もう大切なものを見失わないよう悩みができたら相談できるカップルになっていってほしいです。カバー裏にあった今よりクールなキャラデザの2人もちょっと見てみたかったかも。
あらすじを読んで好きそう!と思い読みました
結果、確かにあらすじ通りの展開ではあったのですが、自分が思い描いていた作風よりもずっとシビアで痛々しさを感じるような所もありました
その描写や展開がダメという訳ではないのですが、勝手に思っていた先輩後輩の「再会ストーリー」よりももっと「思春期」の心情を抉る所に切り込んでいたな、という印象です
あらすじからだと「再会後」がメインに感じたのですが、この再会に向き合えばこそ描かなくてはならなかったのが「過去の思春期時代」だったのだろうな、と思えばとても納得のいく丁寧なストーリーではありました
でもやっぱり、丁寧だからこそ新の気持ちを考えると胸が締め付けられる痛さが伴います
2人が再会出来て良かったな、としみじみ静かに思う読後となりました