シリーズ累計25万部!! 運命の番と結ばれなかったα×クズαばかり好きになってしまうβ、 慰めから始まるトゥルーラブ 願いは、たった一人の愛する人と出逢うこと――

ロマンチック・エレジー 1

romantic elegy

ロマンチック・エレジー 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神59
  • 萌×218
  • 萌7
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
13
得点
392
評価数
93
平均
4.3 / 5
神率
63.4%
著者
左藤さなゆき 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416351

あらすじ

「忘れられない人を忘れたい時は、お酒とセックスだと思わない?」
大学時代に運命の番である旭と出会うも失恋した遊真は10年間誰も好きになれず、喪失感を抱えたまま医者としての地位を確立していた。
旭の出産を知りやけ酒をした日、 遊真は旭と声がよく似た誉に出会う。
動揺しつつも酒の勢いで誉を欲望のまま抱いてしまった遊真だが、後日彼が病院のカフェバイトだったことが発覚。
二度と関わりを持つことはないと思っていたが、αの元カレから手酷く振られた誉に「セフレにならない?」と提案され…?

表題作ロマンチック・エレジー 1

橘遊真、大学病院の医師(バース科)、28歳、α
春宮誉、大学3年生、カフェのアルバイト、21歳、β

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数13

切なさが予想を超えてくる❤︎

ぶっちゃけ、スピンオフで
オメガバで、帯とあらすじで
だいたい了解しちゃうんだけど

先生の話は、ほんと!
予想を超えてきて、毎回情緒を奪われてしまう。

今回も、遊真くんの辛さは許容範囲だったんですが、
誉くんの身の上もまた切なくて
徐々に前のめりというか、鷲掴まれるというか笑
私の萌えを好きなように手玉にとる先生…
と、勝手に呟いてますが。

2人が惹かれ合うきっかけも
まだ忘れられない人の声だったり姿だったりと似てるっていう件もキュンとするんですよね。
はぁ先生…

ダイナミクスだとか
運命の番だとか
あの人に似てるからだとか
色んなフィルターがかかっているとこからの2人の関係は
でも、誰かその人だけを愛して愛されたいっていう願いとの間で揺れて
手探りで進んでいきます。
でも既に、新しい恋の予感はしてるんだけど
そのタイミングで過去の柵が足を引っ張るという展開ー!先生ー!!

よく見てなかったけど、これ続くんですね…
嬉しいけど、ここで放置されるのは辛い、正直…



4

傷の舐め合いから始まる切ないBL

運命の番という存在によって振り回されるオメガバースの名作ロマンチック・ラメントのスピンオフです!
ロマンチック・ラメントsequelで旭の運命の番として登場した遊真と番ができたと付き合ってたアルファに捨てられたβである誉の傷の舐め合いから始まるお話。
舞台は大学生だった当時から10年後の世界で、遊真は医者になり、旭とアキオミは結婚し子供ができたところから始まります。

そもそも傷の舐め合いという設定の時点で切ないストーリーであることは想像がついてはいましたが、予想以上に2人ともがそれぞれに抱える気持ちが悲痛で切ないです。やはり左藤先生、切ない感情表現や表情を描くのがうますぎる…

1巻はまだまだ物語は序盤で、慰め合うように付き合い始めたものの熱情はなくても楽しいとか安心を感じ始めた互いの前に、番と恋人は別物と考える誉の元カレや幸せそうなアキオミと旭も登場し、まだまだ複雑な展開が続きそうです。
辛そうな2人が早く幸せになれることを祈りながら次巻を待ちたいと思います!!

3

遊真よ救われてー…!泣

首を長くして楽しみに待っていた、『ロマンチック・ラメント』のスピンオフ作品がついにー!!

ロマンチック・ラメントで受けの旭の”運命の番”だったものの想い叶わずだった、
遊真(α)のお話です。

以下、内容に触れつつの感想です。



前作ではまだ学生だった遊真ですが、10年後の現在、医師として働いています。
でもいまだに旭のことを引きずっていて…

そんなある日、旭が出産したという知らせが届きます。

もうね…!この時点で遊真が不憫すぎて、泣きそうに。。( ; ; )

ショックを受けた遊真は、ヤケ酒を煽った帰りに声をかけてきた相手と一晩過ごしてしまいー

と展開していきます。

この一晩のお相手が、実は遊真の働く病院内にあるカフェで働いている大学生の誉(ほまれ、β)だったと翌日発覚。(7歳差!歳の差ラブ、萌えます。)

誉は誉で、3年付き合っていた彼氏(α)に番を作られ、別れたばかりという状況。

なにこの二人…不憫すぎるやろ…

一晩だけの関係だったはずが、お互いの傷を舐め合おうよ、と誉に持ちかけられ二人は付き合うことに。

もうね、、最初に二人が一晩過ごした時、旭のことを思い出して「…さひさんっ…」って口に出しちゃってる遊真が不憫で不憫で…切なさマックスでした。

本当に今度こそ救われてほしいよ、、その一言に尽きます。

互いを慰め合うためとは言え、「付き合う」となったらどこまでも遊真は真摯であり紳士なんですね。高級車でお迎えに行っちゃう遊真…医者ってすごい(違
そんな遊真に驚きつつも、惹かれていってる誉の姿にきゅんとしました。

最後は、前作のカップルである煌臣×旭がちらっと登場 & 別れたはずの誉の元彼が誉の元に押しかけたりしていて、これから一波乱も二波乱もありそうな予感。

すごく面白かったし、惹きこまれたんですが、まだ二人の話は始まったばかりで先が読めず判断が難しいのと、スピン元作品と肩を並べるほどの萌えではなかったかな?

…と思ったんですが、次巻の展開に期待を込めて、「萌2」寄りの「神」評価で。

遊真と誉、二人まとめて幸せ掴んでくれー!!


★シーモアさん 白短冊

2

"運命"に恋した男の運命とは

「ロマンチックラメント」のスピンオフ・遊馬編。
運命の番に強い憧れを抱いていた遊馬の恋愛が始動しました!正直、スピンオフなら誠臣が先かなとも思ってたので意外でしたが、遊馬のことが気がかりだったので嬉しいです。

ちょ…ちょっと待ってよ…って……まさかのお相手はβときましたか。これはすごい組み合わせだ。
前作既読の方はお分かりかと思いますが、遊馬は運命の番である旭に執着して、"運命"に囚われていました。それがΩでもないβに照準を当てたのはなかなかの冒険。作者の左藤先生、だいぶ攻めたと思います!


時間軸としては、旭にフラれてから10年後の話。
遊馬はまだ旭に未練があり、しかも旭には子どもが産まれ遊馬はショックを受けているところから物語と出会いが始まっていきます。
しかし…遊馬がこれほどまでに旭のことを引きずっているとは思いませんでした。旭とのことは、運命から恋を自覚したということもあり、フラれた心の傷は大きかったということなんでしょう。

あぁ…なんて切ない。遊馬よ…なんて一途なんだ。
この物語の"運命の番"至上主義の思想のせいなのか、αとしての本能のせいなのか分からないけど、いずれにせよ遊馬の苦しみは相当なものです。
そんな遊馬の相手が運命でもなければΩでも女性でもないβの男性ときたら、どんなストーリーになっていくのか気になって堪りません!
"じゃない方"の視点、"選ばれなかった方"の視点がどのように形作られていくのか、これからのストーリーが楽しみです。


旭に声がよく似たβの誉を身代わり的に抱く遊馬の気持ちがどう変化していくのかその過程にも注目だし、逆もまた然り。αの彼氏にフラれた誉の気持ちの推移にも同じだけ注目していきたいと思います。
運命の番と結ばれなかったαの遊馬の立場でストーリーが語られていく一方、αと結ばれることのないβの誉の立場でも話が進みます。
それを考えると誉もまた選ばれなかった側。…いや、選ばれる可能性すら無い側とでもいうべきかな。
βの立場から"運命の番"を捉える作品自体少ないので、誉の意見は胸に刺さりました。αとΩが番になって唯一無二の存在なら、βの立場、βの気持ちが蔑ろにされているのは確かに理不尽…。第二次性に翻弄されず、好きな人と好きなだけ時間を共有していきたいというささやかな気持ちが、この世界ではイレギュラーなのが悲しいですね。


まだ1巻で、まだ始まったばかりの様相。
誉のオラオラ元カレや旭も登場し、今後の展開は波乱の予感です。誉の元カレに対峙する遊馬が毅然とした態度でカッコいい!既に誉といい感じの雰囲気で、打算から始まった関係がホンモノになる時間はそうかからなさそう。…はー…ドキドキ。
遊馬と誉には第二次性ありきじゃない運命を勝ち取って欲しいと願って止みません。これから迎えるであろう"運命"に立ち向かう2人にエールと期待を込めて、神評価にしました。

2

「ロマンチック・ラメント」から10年後の世界線。

今回のお話の主役は、遊真。
お相手は、旭と声がよく似た誉。


冒頭から旭の子どもが生まれたメッセージを受け取る切なさに、絶対に遊真には幸せになってほしいと切に願ったのはまりあげはだけではないはずです。


なので、誉との関係の始まりがたとえヤケ酒の勢いで抱いてしまったとしても、このあと絶対に「ロマンチック」な展開が待っているはず!!
と期待したら案の定、さなゆき先生は切なキュンとするお話で1巻を盛り上げてくれました。


愛されなかったもの同士が傷を舐め合うことで始まった関係。
誉が付き合っていたαもかなりクセ強だし、これから先もなにかしら2人にちょっかいを出してきそうな危険フラグが立ってますが、確実にこの2人(とくに遊真)は少しずつ惹かれ合ってきているような表情が垣間見られて、切なさばかりが2人を襲いましたが終盤でLの目覚めらしきものにキュンとしました。



そして描き下ろしも含めて、遊真は好きになった相手にはデロデロに甘やかすタイプなのかあ...♡と、いつか2人に訪れるであろう未来の幸せを妄想してニヤニヤしてしまいました。

次巻が待ちきれません!!

2

早く続きを〜

オメガバのなかでも大好きでずっと忘れられない作品がスピン元の「ロマンチック・ラメント」と「ロマンチック・ラメント sequel」でした。その中でも特に気になっていたのが旭の運命の番だった遊真でした。

あの出来事から10年後のお話ですがまだ遊真は苦しんでたんですね。そして今回のお相手がβだということが、わたし的にはそれこそ運命に感じました。

だってもう他のαの番にされることなく、お相手の誉だって運命の番に遊真を奪われることがないんですよ。上手いこと考えたなぁと思いました。
何より2人が一緒にいる姿がとても自然体なのが良いです。

更に誉にとって遊真が誠実でちゃんと誉に向き合っているのがとても素敵だと思いました。

対して誉の元カレは恋人と番は別だと思っているような糞で、ドヤ顔して遊真の前に現れた時は「ハゲ散らかしてやりたい」と思いました。

もう続きが気になって気になってしょうがありません。誉と出会ったことで遊真が運命に翻弄されることなく、本当に大切なものとは何なのかを知って解放されて欲しいと思いました。

左藤さなゆき先生のオメガバはオメガバ作品の中でも類を見ない良作だと思います。沢山の人に読んで欲しいです。

2

スピンオフとは知らずでしたが

う、お、おぉ〜〜…
スピンオフ作とは知らずに読んでしまったのですが、こちらだけでも問題なく読めました。
いやしかしちょっとこれは…たまらなく良かったな…
あまりにも攻めが切ない上に素敵な一途さを持っているものですから、過去に一体何があったのかと詳しく知りたくて仕方がありません。旧作も追いかけたくなりました。
以下、スピンオフ元未読の者のレビューとなります。


読み始めから遊真の過去の失恋がいかに大きなものだったのかがひしひしと伝わって来て切ないのですが、その失恋相手が運命の番だったとあって切なさMAX。そんなあ…
そして遊真の相手となるベータの誉も付き合っていたはずのアルファに番が出来て失恋をしている…と、選ばれなかった側のお話というだけでもうね、センチメンタルになる要素がたっぷりなんです。

オメガバース設定って、アルファとオメガには良くも悪くも「運命」も「番」もあるけれど、ベータにはそれがない。
世の中には誉の元恋人のように、突然オメガと番ってしまうアルファだっているわけじゃないですか。
その設定をどう料理するのかがミソというか、作家さんによって異なる自由な描き方が出来る面白さがある良いところだなあと思います。
2人ともただ愛し愛されたかっただけなのになあ。なんで唯一無二ってひとつなんだろう。なんで特別になれないんだろうと、繊細な心理描写が上手く惹き込まれました。

もっと切なさMAXのままいくのかと思いきや、成り行きと傷の舐め合いから始まった遊真と誉の雰囲気がすごく良くて。
一緒にいると楽しくて笑顔になれたり、相手の笑顔を見て感情が動くって、それはもう恋でしかないですよね。
切なさと甘さのバランスが絶妙で、切なさに寄りすぎず、新しい恋の予感を感じさせる展開が良かった。
恋人への遊真の圧倒的王子様系な寄り添い方がたまらなく好きでした。2人とももっと愛し愛されてほしい。
2人の幸せを願ってやみませんが、一筋縄ではいかなさそうな空気も漂っていて…
彼らがどんな運命を辿るのか、この先も追いかけたいです。

1

運命って…

ロマンチック・ラメントのスピンオフ。
sequelに登場した旭の運命の番・遊真がメインとなったお話でした。

大学時代から10年経ち現在はバース科の医師をしている遊真。
番になれなかったという事実は受け止められていても、ふいに旭への想いがあふれ出してしまう様子が本当に切なくて。
遊真自身もどうしたらいいかわからなくなっていたとき、旭の面影を重ねてしまうような誉と出会ったわけです。
酔った勢いではあったけれどヤケになって手を出したわけではなくて、身体だけの関係にすることなく誉ときちんと向き合っていく部分に彼の誠実さを感じることができました。

苦しい失恋をしたばかりの誉は自身がβであることをいつも嘆いているけれど、遊真と一緒にいることでその考えが変わっていってくれたらいいなと思います。

誉の元カレの怜王がどう動いてくるのか、煌臣と旭が今後どんな風に関わってくるか?など、わからないことが多かった1巻。
今のところあまり明るさが見えないので結末がどうなるかドキドキではありますが、まだ始まったばかりのお話の続きを読むのが楽しみです。

スピンオフがあるとしたら誠臣たちかなと思っていたらまさかの遊真!という感じで驚きましたが、彼もとてもツラい思いをしていたのでどんなカタチでも先を知ることができて嬉しかったです。

1

αとβの運命交錯 失恋と再生

遊真(α)×誉(β)

『ロマンチック・ラメント』の10年後のスピンオフ。

10年前の失恋から、
ずっと心に残る想い相手の旭が出産の知らせを受けた
主人公の医者の遊真が、
旭と似ている大学生の誉と出会う。
誉もまた、αの元彼が番ができて振られて傷ついていた。
深い傷を抱える2人がやけ酒の勢いで一晩の関係を持つ。
後日、誉が病院でカフェバイトをしていることが明らかになって、
お互いが身代わりに、セフレみたいな関係から正式の恋人になる。というお話。


2人の失恋の痛みと喪失感が入り混じって、
欲望に堕ちるエッチする様子、
恋に憧れる表情、その心の葛藤、
α、Ωだけじゃなく、
βの苦悩までがリアルに描かれて、
お互いの傷を癒し合う過程が、
どの瞬間もグッと萌えが息づいて、
胸キュンような切なさもいっぱいで、
2人を応援したくなる気持ちが抑えられない!


オメガバースの世界では、
ドラマチックな「運命の番」、
αとΩの運命的な引き合いがあるのが一般的で、
βの存在はしばしば影が薄くなる。
その現実の壁にぶつかるβの辛さが、
愛を期待しつつも、愛が得られていない
誉を通じてしっかりと表現されて、
番が一生ものとされる一方で、
「好きになった人が運命」という考え方にすごく共感し、
恋愛の難しさや運命の不確実性を感じ取る。
なんだか胸の中がじわじわと痛む。

2人がエッチが進むにつれて、
体から感じる感度から心の気持ちも徐々に変化する。

特にぎゅっと残る印象のは、
10年間もの間、誰にも心を開かなかった遊真が、
誉と初めてのエッチのときに見せる、
旭への叶わない想いに痛切な表情!

その愛のない身代わりの関係から
必要な存在になっていく姿が、
切なくても同時に甘酸っぱくてほんわか温かくなる。

旭と誉の元彼の存在・・・
失恋した2人の心に新しい光をもたらしてくれるのかーー?
2巻の展開に期待が膨らむ。

全編にわたって、
2人の心理描写が細やかで、
全て感情や運命のもどかしさがギュッと詰まって、
恋愛について新しい気づきや考え方が湧いてきて、
まさに究極のオメガバースです。

1

【唯一無二になれないなら・・・運命なんて創らなければ良かったのに(誉)】

エロス度★★★★★

遊真と誉の恋物語第1巻!

スピンオフ作品で、運命を手に入れられなかったαと運命にすらなれないβの切ない恋模様がめちゃくちゃ刺さりました。゚(゚´ω`゚)゚。

旭に対する遊真の想いがしんどかったり、自分がいながら番を得たαに対する想いが消えない誉が切なかったり・・・お互いの傷を舐め合いかのように体を繋げ、恋人同士の関係になりますが、誉の元カレαが別れたことを納得していなかったり、誉の前に遊真を選ばなかった運命が現れたりと、幸せになって欲しい2人なのに神様が試練を与え過ぎる・・・。

1

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